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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 十一 第11話 最終回 ネタバレストーリー デスターク [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 十一 第11話 最終回 ネタバレストーリー

変化の杖を手に入れたヨシヒコ一行。
デスタークの城の城壁を見つめながら気持ちを高めていた・

「さあ、いよいよ殴り込みだ!」
ダンジョー(宅麻伸)が気合満々に号令をかける。
そのつもり満々のヨシヒコ(山田孝之)とムラサキ(木南晴夏)

この言葉を聞いてメレブ(ムロツヨシ)はびっくり!!
とりあえず城内の偵察に行き、見てきた様子を元に万全の作戦を立てから
攻撃すると思っていたからだ。


戦うか戦わないかはその時の状況次第。
3人の気合はよくわかったが、メレブの心には不安だけしかなかった。

「俺は果たして、デスタークに対抗しうる呪文を手に入れただろうか・・?
・・・・・・・・・・・・行ける!!」

自問自答をして「行ける!」と判断したが、
ムラサキは、へっぽこ呪文ばかりのメレブがこんなに強く言い切る
メンタルの強さに驚いた。



「さあ行きましょう!そして再び世界に平和を取り戻すのです!」


メレブは変化の杖を振り、次々と魔物に変える。
どんな魔物になるかは、変化してみないとわからない。
一人ずつ変化していくが、なぜか全員そろってドラクエでいうスライムに変わった。
一番最弱の魔物だと、他の魔物に目を付けられる心配はない。
列に並んだヨシヒコたちは、意気揚々と魔物の間をすり抜けていく。


城の広場は魔物で埋め尽くされていた。
暗黒の神:デスタークは、魔族の全部を掌握しているのか・・・
無数の魔物を見たことで、この戦いがかなりキツイのだと思い知らされた。
だが、ここで留まっていてもしかたがない。
デスタークが居そうな場所を探すべく、先を急いだ。



「皇帝!皇帝!!皇帝!!!」魔物たちの声が聞こえる部屋を見つけた。
この部屋にいれば、デスタークが居るのかもしれない・・・
目立たぬように、大柄の魔物の足元をすり抜けて部屋に入り込んだ。


魔物たちの呼ぶ声と共に、デスタークが姿を現した。
その姿は・・・・ペンギン!?
これが暗黒の神:デスタークなのだろうか・・・


「なんと喜ばしいことだ。今日も歓喜の声がそこかしこから上がっている。
我々魔族の力は、日に日に増しているようだ。

我々魔族は、人間たちが支配する表の世界を制圧し得る力を得た。
いよいよ、この裏世界という不名誉な大地を飛び出し
おもて世界の覇者となろうぞ!!」

皇帝の言葉を聞き、魔物たちは喜びの声を上げる。


「そうはさせん!!」ヨシヒコが部屋中に聞こえる声で言い切った。

まだ様子見の場面のはずなのに、先走ってしまったヨシヒコ・・・
まだ戦うつもりじゃなかったので、メレブとムラサキは焦った。


「君たちは、新入りか?」皇帝に声をかけられてしまった!!!
「違う!私はお前を倒すためにやってきた勇者だ!!」
「人間の勇者が、ここまで来たことは褒めてやる。
しかし、消えてもらおうか!!」


皇帝は目からビームを放ち、ヨシヒコたちに直撃!!




ヨシヒコは見知らぬ場所で目覚めた。

「OH!死んでしまうとは情けない」ヨシヒコに語りかける神父(鎌倉太郎)。

神父の話を聞くよりも、
仏に言われて用意した最強の装備が通用しなかったことにショックを受けていた。

「何してんの??セーブ?呪いを解く?生き返らせる?」
神父に言われて見てみると、ヨシヒコの後ろに柩・・・・・・
仲間は全員死んでいた。

「生き返らせるとすると、
ダンジョーさんは5万ゴールド、ムラサキさんは1万ゴールド、
メレブは・・・・・・・・・6ゴールドかかっちゃうけど。」

今持っているお金ではメレブしか生き返らせない・・・
値段の高さは裏世界価格か・・・

メレブを生き返らせて、魔物と戦ったとしても
6万ゴールドを貯めるのはいつになるかわからない。
この先どうすればいいのか?決断を迫られていた。


「まけて欲しいの?じゃあ、タダでいいよ。
デスタークに消されるから、この教会は今日で閉店。一斉処分中。
だから、死んだら二度と生き返れない。簡単に死んじゃいけないよ。」

神父が全員生き返らせてくれた。
ヨシヒコが神父に礼を述べていると、神父の姿がどんどん透明に変わっていく・・
これも全てデスタークの仕業か・・・



木陰で作戦会議・・
ヨシヒコが身につけている装備、本当に無敵の品物なのだろうか・・?
いつもいい加減なことばかり言う仏、どうも疑わしく思っていた。

「おい!仏!!どうなってんだよ!!!」
ムラサキはたまらずに、空に向かって仏を呼んだ。
裏世界に来ているので、仏が降臨してくれるはずはない・・・・


メレブはムラサキの持つ呪文“パルプンテ”を使ってみることを提案する。
何が起こるかわからないが、ラッキーなことが起こるかもしれない。
今はこんなことにすがるしか方法がなかった。

「えい!!!!」ムラサキはメレブに“パルプンテ”を唱えた。
メレブのレベルがどんどんと上がっていく。
レベルが上がっていけば、使える呪文を習得できるかもしれない!


「どうやら一気に20レベルほど上がったようだ。」
攻撃に使える最強の呪文を手に入れたとか、呪文が使い放題とか、
メレブの言葉にみんなの期待が高まる。

覚えた呪文を一つずつ唱えていくことにした。
最初にムラサキに唱えた呪文“タケシズン”
敵が肩をくいっとして「ばかやろ、このやろ」と言っている隙に攻撃できる。


次はヨシヒコに呪文を唱える。ヨシヒコのお腹に痛みが走った。
この呪文は“ダイベイン”
お腹が痛くなりトイレに一目散するので、その隙に攻撃ができる。


全然使えない呪文が続いたが、20レベル上がったうちのお遊び部分。
次はダンジョーに呪文を唱えた。

「ワン!ワン!!!」ダンジョーは小型犬のように吠える。
この呪文は“イヌゴラム”
味方の一人の声を小型犬の鳴き声に変えて敵を威嚇する呪文。
だが、いつものダンジョーの声の方が迫力があった。
この呪文はダンジョーにとって逆効果・・


覚えた呪文を一つずつ唱えていると、夜もすっかり更けてしまった。
未だ使える呪文がない・・

「自覚している最強の呪文・・・えい!!」ヨシヒコに呪文をかけた。
「ヨシヒコ、大きく息を吐いてみろ!」

まさか、ここにきて火を吹く系の呪文!!??
みんなの期待が一気に高まる。

「はぁ~~~~~~~っ」
ヨシヒコが大きく息を吐き出すと、ミントの香りが充満した。
この呪文は“ケアブレス”といい、息をミントの香りに変える呪文だった。

20レベル上げて、最強の呪文がコレ!!!

メレブの呪文に肯定的なヨシヒコは、この呪文で敵を倒すことができると思っているが
ムラサキの怒りは頂点にまで達していた。






魔物はヨシヒコの妹ヒサ(岡本あずさ)を、皇帝の前に連れて来た。
ヒサを人質に取って、勇者をおびき寄せる作戦を開始する。

ヨシヒコたちをビームで退治した皇帝だったが、
仏の使いであるヨシヒコたちは死んでいないと思っていた。
万が一攻め込まれても対処ができるように、
すぐさま次の作戦を実行する必要があった。
それにはヒサが恰好のエサで、情に訴えるのが効果的だ。

ヒサは磔にされ、魔物たちの攻撃を浴びせられる。死なない程度に・・・・・



ヨシヒコはヒサのピンチを感じて目が覚めた。
・・・ん??ここはどこ????

砂浜で眠っていたヨシヒコは、
リゾートに来ている浮かれたカップルのようなムラサキとメレブに声をかけられる。

「ヨシヒコ!早く遊ぼうぜ!あそこに置いてあるスイカを割って食べよう!!」
遊ぶ余裕などないはずなのに、なぜ楽しんでいるのだろうか??

「ヨシヒコ!!ここはいい波が来るぜ!!」
ダンジョーはサーフボードを片手に、海に駆けていく。

デスタークを倒すのをやめてしまったのか?
みんなの行動が理解できずにいた。

メレブは目隠しをして、スイカわりを始めていた。
よく見てみると、砂浜に置かれているのはスイカではなく、砂に埋められた仏の頭!!
力いっぱいに殴りつけようとしているメレブを慌てて止める。


「仏!!!!!」
「私は今、お前の頭の中にいる。
デスタークはお前の頭の中を占拠し、夢の楽園を見せつけることによって
戦う本能を失わせようとしている。」

デスタークは人間の脳にまで侵入できる・・・
手ごわすぎる相手だ・・



「仏さまのお告げによって揃えた最強の装備でも、一撃で死にました。」
裏世界ではきちんと話しができなかったヨシヒコは、装備について仏に疑問をぶつけた。

「ごめんね。その装備を機能させるには、もう一つアイテムがいる。
それは、光のオーブだ。」

光のオーブとは、太陽よりも明るく光り輝くと言われた玉で
デスタークの双子の兄弟が持っている。
兄弟は陰と陽に分かれていて、今までは均衡を保っていた。
2人は争い、陽の光を持つ兄が敗れた。
その兄が、暗黒の裏世界の王となった弟を倒すために姿を隠した。


「兄を一刻も早く探しだし、光のオーブを手に入れるのだ。
弟のどんな暗黒の呪文も、光の力ではね返すことができるであろう。
兄の名は、光の王:シンポジオンだ。



光の王を、洞窟や、洞窟や、洞窟を探して回った。
仏が話していた「闇は常に、光を闇に葬ろうとする。」に基づいて
暗く狭い洞窟ばかりを探していたのだった。

暗闇と思われる場所はあらかた探し終えた。でも光の王は見つからない・・
民宿に泊まり、明日に備えようと思っていたが
寝ている間に襲われるとも限らない。
宿泊を決めたが、部屋の中にいても不安が付きまとった。


不安を振り払うように、次探す暗闇をどこにするかの話をする。
押入れのふすまがひとりでに開くと、仙人のような男が居た。

押入れ≠暗闇≠光の神!?

押入れに潜んでいるのは光りの神????


デスタークは光りの神を押入れに閉じ込めていた。
こんなに探し回ったのに、よりによって押入れ!?
探し損というか、残念すぎるというか・・・・


ともかくシンポジオン(大竹まこと)に押入れから出てもらい
光のオーブを譲り受けようと説得する。

だがシンポジオンは、光のオーブを譲るつもりはなかった。
悪の化身となってしまったデスタークだが、弟は弟。
殺す手引きなど兄として考えられない。

「殺しはしません!デスタークを操る悪を消し去るだけです!!!
私を信じてください!お願いします!!!」


ヨシヒコの言うことを信じられないシンポジオン。
デスタークと自分は表裏一体で、デスタークの苦しみは自分の苦しみ・・
この世界が魔族の物になるなら、それでもいいと思っている。

押入れの中と外での会話。話しが一行に進まないので強引に押入れから引きずり出した。


シンポジオンは光の玉は2つ持っていた。
これはとても大事な物なので渡すつもりは毛頭ない。

「そなたが真の勇者なら、
私がどこに光の玉を隠し持っているのかは、すぐに分かるはずだ!」


探し出すことは不可能だろうと、自信満々にヨシヒコに問う。
この言葉を聞いたヨシヒコは、シンポジオンの股間をまさぐり始めた。
玉らしき感触がしたので強引に引っ張った。
取りだしてみると光の玉!!!!
すかさず2個目にも手を伸ばし、引っ張り取った。

「行け!勇者!!私の弟:デスタークを悪の手から救ってください。」




ヨシヒコたちは変化の杖を使い、デスタークの城に再び潜り込んだ。
皇帝の目は欺けないが、魔物たちは味方だと思っているようで攻撃してこない。

さっきの部屋までの手順は覚えていたので、
ためらうことなく真っ直ぐにデスタークのいる部屋を目指した。


難なく部屋に入り込むが、皇帝には何者かはとっくにバレていた。
目からビームが放たれ、ヨシヒコたちの変化が解けた。


「デスターク、悪霊のカギを渡せ!!」
「何か勘違いをしているようだな。私は悪霊のカギなど持っていない。」

皇帝はヨシヒコにビームを放つ。
ビームはヨシヒコのお腹に当たったが、はね返した。
懐に光のオーブを忍ばせたおかげで力が偶然発揮された。


「貴様!なぜ光のオーブを!!」
「光の神が私に託したのだ。お前を真っ当な神に戻すためにな。」
「これでも私を斬れるかな?」

ヒサが皇帝の前に引きずり出された。

「すみません・・兄さま・・・・」

「妹を大事に思うなら、光のオーブをこちらに差し出せ。」
さすがのヨシヒコもためらった。
自分一人の気持ちで差し出せるものではない・・・

「ヨシヒコ、仕方がなかろう。妹のためだ、差し出せ!」
ダンジョーはあきらめの気持ちで差し出すことを許してくれた。
仲間の誰一人、反対する者はいない。


みんなの気持ちがありがたかった。
言葉に甘えるままに、懐に手を入れ“光のオーブ”を取りだした。
手に握っているのは2個!!!

みんなは2個あるから、1個だけ差し出せばいいと考えていた。
バカ正直のヨシヒコは2個とも差し出した!!
計画がぜんぶパーだ・・・・あきれてものが言えない・・・・・


みんなの様子を見て、1個渡せばいいとようやく気付いたヨシヒコは
1個を慌てて懐に戻す。
そのしぐさも丸ごと見ていた皇帝は、2個とも取り上げた。
光のオーブは目から出る光線に乗って空に浮き
皇帝は体の中に取り込んだ。

「では、救った妹の前で死ぬのも一興。死ね!!!!」

目から攻撃用の光線を出そうと光を貯めていたところで
光は消えてしまった。


皇帝は一歩ずつヨシヒコの方に歩き出す。

「・・・・・あなたは・・ヨシヒコさま???私です!
アイシスの格闘場で、あなたに助けていただいたペンギンです!!」

ヨシヒコは記憶を辿る。
確かに、戦いの途中で格闘場に紛れ込んでしまったペンギンを助けた記憶がある。
その後、一緒に遊んだ覚えもあった。

「あぁ、だから皇帝って呼ばれてたんだ。」ムラサキは妙に納得する。

ペンギンはデスタークではなく、体を魔物に操られていただけで、
本物は別の場所にいた。
皇帝の力でも強力なのに、デスタークの力がさらに強いと聞かされて
恐れおののいた。


「私の言う通りにしていただいてよろしいですか?」
ペンギンはヨシヒコの側に来て耳打ちをする。

「その女を城の外に放り出せ!もう用はない!!
私はこの者たちをいけにえとしてデスターク様に差し出す。」
魔物はヒサを引っ張って連れ出した。

「さあ、こちらです。一緒に戦いましょう。」
ペンギンは小さな声でヨシヒコに話した。



聖堂の中に置かれた柩から邪悪なる者が次々と現れていた。
それを先導しているのは、どうやらデスターク本人のようだ。

「デスターク様の悪霊のカギを狙う不届きものを連れて参りました。」
デスタークが皇帝の声で振り返ると、
ツタンカーメンのマスクをかぶった骸骨が姿を見せた。
ヨシヒコたちは柩の中から生まれ出てくる邪悪なる者のエサで、
さっさと始末するつもりにしていた。


この邪悪なる者が生まれる柩こそ、封印しなければいけない柩だった。

「私たちは貴様たちを永久に封印するためにやってきたのだ。
悪霊のカギを渡せ!!」
「どうした?皇帝??なぜこんなやつらを連れてきた!!」
怒りの矛先が皇帝に向いた。皇帝は目からビームをだしてデスタークを攻撃する。


デスタークは指からビームを出し、皇帝の眉間を打ちぬいた。
仲間をためらいもなく撃ったデスタークに驚きを隠せない・・・・
今のヨシヒコは手も足も出なかった。

「勇者の魂とはごちそうだな!ゆっくりと料理してやろう。」
ダンジョー・ムラサキ・メレブの順に手からビームを出して眠らせた。
このビームは人の心から敵対心を奪い取るもの。
目が覚める頃には抵抗しなくなり、忠実な家来に変わるはず。

楽しい夢を見ていた。
ムラサキはアイドル歌手になって、コンサートをしていて
ダンジョーは競走馬の調教師になり、TVの取材を受けていて
メレブは二度寝を楽しんでいた。


「勇者よ、私は魔王:ガリアスほど甘くはないぞ!」
ヨシヒコにもビームを飛ばすが、光のオーブで弾き返した。

「お前の兄上は、お前が元の神に戻ることを望んだ。
魔物の悪の力は、弟を思う兄と正義の力には勝てん!!!」

「はははははははは・・その考えが甘いと言っているのだ!!
人間の歴史を見てもそうだろう。
いつの時代も悪の力だけが進化を遂げるのだ!!」

ヨシヒコの光のオーブめがけて攻撃をする。
光のオーブは光りを放って消えてしまった・・・・

「私には、兄への思いなどひとかけらのもない。
私にあるのは、“この世界を魔族の物にする”という欲望だけだ!!」
デスタークは両腕を掲げると、大きな光の玉ができてきた。
うっすら現実に戻って来たムラサキは、呪文を唱える。

「うおぉぉぉぉぉ・・うぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」

デスタークは苦しみもだえながら消えてしまった。


ムラサキのパルプンテが良い方に作用した。ホッと安堵のため息を漏らす。
だが倒したわけではなかった。
デスタークは第2形態へと変化をする。クワガタムシのバケモノのような姿・・

「私の邪魔をするものは、一人たりとも生かしてはおけん!!」
攻撃を受けたので、ダンジョーが斬り返す。


「やつの弱点は、あの中心の赤い点です。
あれが、デスタークに憑りついた魔物なんです。」

生きていた皇帝はヨシヒコを背中に乗せて
デスタークの中心目がけて飛びこむことにした。

これは捨て身の作戦。命の保証はない・・・
酷な願いを皇帝は言ったが、ヨシヒコは同意した。
「私はこの命など惜しくはない。連れて行ってくれ。」

ヨシヒコは皇帝の背中にまたがると、ムラサキに願いを託す。

「ムラサキ、あの柩をしっかりと封印するのだぞ。
二度と魔物たちが蘇ることのないように・・・

生き返ることができて、再び皆さんと旅ができたこと とても幸せでした。
二度と私たちが蘇ることのない、平和な世界にしてください。」


「ぬぉぉぉぉぉ!!!!」デスタークの赤い点に剣を突き立てた。
デスタークは苦しみもだえながら元の姿に戻り、実態は消えてしまった。
残されたのはカギ一つ・・・・

ヨシヒコはデスタークを倒した。だが、ヨシヒコの姿はどこにもない・・・
ムラサキはヨシヒコに託された通り、柩の扉を閉めて鍵を厳重にかけた。

「ヨシヒコ・・・悪霊のカギ、今かけたぞ・・・・・」
そこにいないヨシヒコに、ムラサキはつぶやくように報告をした。




魔物の姿はなくなり、ヒサは無事に助かった。
裏世界は消滅し、世界に平和が戻った。



ヨシヒコがいなくなり、旅の目的もなくなった。
存在理由がなくなったダンジョー・ムラサキ・メレブは
ヨシヒコと一緒に天国に連れて行ってもらうように決めた。


「仏!!! 戦いが終わったから、天国に行きたいんだけど。」
「いいよ。」仏はあっさりと天国行きを了承した。

「のののの~ん!!!!」

「これでみんな天国に行けるから。じゃぁね♪」

仏が姿を隠したあと、みんなで別れを告げていた。
目の前に光の筋が現れる。

そのには・・・・ヨシヒコ!!!


仏がうっかり?したのか、元の世界に戻してくれた。
みんなで新たな旅を始めることに決めた。



こうして世界中に放たれた魔物は再び封印された。
しかし、この一か月後に宇宙からの生物が地球を侵略し始めようとは
誰も知る由もなかった。

・・・・と言っておくと、今度こそ映画になるかもしれないので
とりあえず行ってみた私だ。




長い期間ご覧いただき、ありがとうございました。
また気に入った作品があれば読んでください。
「映画化」するんでしょうかね??

DVDやブルーレイを買って、少し貢献しますか。

伝説の書が自宅に届きます。












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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 十 第10話 ネタバレストーリー 佐藤祐基 木下美咲 [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 十 第10話のネタバレストーリー

裏世界に着いたと同時に炎攻撃を受けるヨシヒコ一行。
仏が直接デスタークの城に送ってくれたのはいいが、
着いたと同時に急展開では太刀打ちができない。

メレブ(ムロツヨシ)はいったん引いて、少し考える時間が欲しかった。
だがヨシヒコ(山田孝之)は、これから戦うことになる敵を少しでも探りたかった。
炎の連続攻撃を懸命にかわすが、早くここから逃げないと全滅してしまう・・


攻撃がやんだ・・・
城壁の上から門番のモンスター(大水洋介)が
こちらの様子を見るために姿を見せた。
頭に角を乗せた人間サイズのモンスター、姿を見ていると強そうには見えない。


「お前、誰だよ!!」モンスターが問いかけてくる。
「あ・・あのぉ~わたくしたち旅の途中でちょっと迷いまして・・」
本当のことを明かすのは得策でないと考えたメレブが
何とかはぐらかそうと言葉を選んで話していた。

「私は勇者ヨシヒコだ!暗黒の世界を支配するデスタークを倒すためにやってきた!」
せっかくメレブがごまかそうとしていたのに、
バカ正直なヨシヒコが全部ぶっちゃけてしまった。


「お前らみたいなやつに、デスターク様がやられるわけないだろ!!」
「必ず倒す!そして世界にはびこる魔物のと共に封印させてもらう!!!」

「倒せるわけないだろ!!人間の母ちゃんでべそ!!」
モンスターはヨシヒコたちをおちょくる。

「人間の母ちゃん全部がでべそではない!」
ヨシヒコがまたバカ正直に答える。

「お前の母ちゃんハムスター、
父ちゃんは川で取ってきたザリガニを取ってはみたものの
飼育法が分からずに死んじゃった時に匂いがする!!」

何が言いたいのかわからないし、論点が完全にずれきっておちょくってくる。
相手にするのも面倒くさい・・・

「私の母はハムスターではないし、父だってザリガニの匂いはしない!!」
このグダグダした状況でも、ヨシヒコはきちんと答えた。


付き合いきれないと判断したヨシヒコ一行は、話しを聞き流していたが
巨大な炎を飛ばしてきたので慌てて逃げた。





最強の装備を手に入れた。戦う準備は出来ている。
なのにデスタークの所に辿り着くこと自体が至難の技だったと悟った。
ここは仏(佐藤二朗)に話を聞くよりほかはない。

「仏!!!!責任取れ!!!」メレブが天に向かって大声を上げる。
「お告げを与える。」シリアスモードの仏が降臨してくれた。

デスタークの城は魔物の城。
当然 中にいるのは魔物たちばかりで、人間が足を踏み入れることは出来ない所だった。
魔物に姿を変えることができれば、城の中を自由に動き回ることができる。

仏の言うことは理解できたが、ヨシヒコ一行の中に
ドラクエで言うところの「モシャス」の呪文を使えるものはいない・・


「暗黒の世界の中に“変化の杖”と呼ばれる杖がある。
この杖が使えれば、魔物たちに姿を変えてデスタークに近づける。
探すのだ“変化の杖”を!!」

手がかりは全くないので、街に出て話しを聞いてみるしか手はない。
暗黒世界の街に行ってみることにした。



自分たちの世界よりも近代的な街にびっくり!!
しかも、住んでいるのは人間ばかり・・・・・
もしかして、間違って来てしまった人間たちの集まりなのだろうか???

そんな少数の人間たちが、こんな街を作り上げられるはずがない。
だとすれば、この人間たちは何者なのだろう?
ヨシヒコはルーの鏡を取り出し、街にいる人間を映してみた。


鏡越しに見えるのは、全員魔物!!!
この街の人全員が人間に変化した魔物たちだとわかった。
ここにいる人全員が魔物なら、情報を教えてくれるものなど誰もいない・・・

「私に良い考えがあります!
これまでの戦いでたくさんの魔物を仲間にしてきたではないですか。」
ヨシヒコの言葉を聞いて思い出した。魔物が仲間にいた!!!!

急いで馬車に戻った。
ヨシヒコたちの馬車は、大型トラックをポニーが引っ張って動かしていた。
このポニー、必要??


急いでトラックの荷台部分の扉を開けると、魔物たちがぐったりとしている。
スラリンに至っては、溶けてしまい原型すらない・・・

魔物だと思い管理を怠っていた・・・・

仲間の中でも一番元気で動ける魔物“キメラ”を連れて
海までやってきたヨシヒコは、変化の杖をあてどなく探していた。






「バカバカ!お兄ちゃんのバカ!!!」
海の家から女の子が飛び出してきた。

困りごとが起こったと思ったヨシヒコは、女の子に声をかける。
見ず知らずの人に呼び止められたので警戒をした女の子は
何も言わずにどこかに行ってしまった。


女の子のお兄ちゃんと思われる男の人が、海の家から飛び出してきた。
ケンカをしているところをヨシヒコに聞かれたのでバツが悪かった。

「すみません。この土地に変化の杖という魔法の杖の言い伝えはありませんか?」
怒りに任せて飛び出した妹を追いかけようとしている男の人を呼び止めた。

「あ、聞いたことがあるよ。」
声をかけた一人目で手がかりが見つかった!!
喜びを隠せないヨシヒコは、その先をすぐに聞きたくてせっついた。

「俺は何も知らないから。
知っているのは海の家のマスター、つまり俺の親父だ。
内地に仕入れに行っているから、あと3日は戻らないな。」

コウスケ(佐藤祐基)という名の男の人は、
悪さをすると“変化の杖でお前を魚に変えて海に放りこんでやる”と
子供の頃から杖のことをよく父親から聞かされていた。

ヨシヒコと呑気に話していられない。妹を早く探さないと!!
もしかすると帰ってくるかもしれない父を待つために
海の家に居てもいいとヨシヒコは許しを受けた。

すぐに妹:ライム(木下美咲)を捕まえたコウスケは
海の家に連れ帰ってきた。
父親が出かけている間は父親の代わりを務めているコウスケは
ライムが勝手に飛び出していくのを禁止する。

海の家を飛び出したのは
海の家にミニFM局を作りたいのに反対をされたから。

ミニFM局を開局するにはクリアしなければいけない権利関係が煩雑だった。
全部をライム一人の手ですると決心していたが、
それもこれも兄が許可してくれないと始まらない。


ずっと口げんかをしている兄妹に、ヨシヒコが割って入る。
「あの・・・ライムさんはどうしてFM局をやりたいんですか?」

ライムがFM局をやりたい本当の理由は
夜 深夜にラジオを聞いていてふと気づいた
“私 今一人じゃない・・”と。
ラジオを聞いている人は自分と一緒の時間を共有していると思えたから・・

独りでさみしい人はたくさんいる。
例えば、受験勉強をしていると、ふと感じる孤独感・・・
そんな時に一緒に起きている人が近くにいてくれたら、
それだけで嬉しく、心強く思うことができる。
「さみしい夜を過ごしている人に自分の声で元気づけてあげたい・・・」


ヨシヒコはライムの言葉を聞いてFM局を応援する。



ヨシヒコは桟橋で夜の空を眺めていた・・そこにコウスケがやってくる。
コウスケはヨシヒコに、妹を味方してくれたことに感謝する。
本当は許してあげたいと思っていた。妹の幸せのために・・・

「実は・・本当の妹じゃないの。あいつ・・・・・捨て子なの・・
とても星のキレイな日に、海の家の前に捨てられていたの。

本人は知らないし、家族だと思っているんだけど・・

だから、何でもやらせてあげたいんだけどね・・・」

海の家はリゾートホテルになるために潰されることが決まっていた。
中途半端にFM局を作っても、余計にライムを悲しませてしまう・・・
妹のことを思って反対をしたのと、自分が今無職という現実からだった・・


取り壊されるまでに少し時間が残されている。
その貴重なひと時をみんなで賭けてみたいとヨシヒコは思った。
出来る限りライムの力になることを約束した。



次の日の朝から大忙しの日々が始まった。
ラジオ局として音を電波に乗せるため、アンテナを立てた。
ヨシヒコは装備を解いて、ただの人間として兄妹をサポートする。

いつの間にかサーフィンを始め、バナナボートに3人で乗るようになっていた。
落とし穴に埋められたり、バーベキューをしたり・・
ただの人間でいうところの「休暇」をヨシヒコは満喫していた。

そんなとき、ラジオ局の権利関係がクリアになり、
さっそく電波を飛ばしてみることになった。


「こちら9001 マンゴー ビーチFM、聞こえてますか?」
ライムが第一声を発する。
コウスケとヨシヒコはビーチにラジオを置いて
アンテナを伸ばしながら音を拾った。

ラジオからライムの声がクリアに聞こえる!!
2人は心地のいい達成感を味わい、抱き合いながら喜んだ。

探していた成果を話すための集合場所にしていた居酒屋に
ヨシヒコ以外のメンツは集まっていた。
仲間の魔物たちと一緒にお酒を飲みながらヨシヒコを待っていたが
一向に来る気配はない。

魔物の住む場所に人間が入り込んでいるのに、魔物たちは親切に接してくれる。
メレブは居心地の良さを感じていた。
ダンジョーは親切の裏に何かがあるように気がして、警戒は忘れていない。


「裏世界においても、新たな呪文を手に入れた。」
メレブが得意げに呪文を披露しようとしていた。

この状況の中で、また”家のかまどに火を着ける”のような使えない呪文だったら
ムラサキはメレブをシメるつもりでいた。

「私は初めて風系の呪文を手に入れたのさ。
私が手に入れた“バギ”系の呪文の名は“ナギ”
(ナギ→ナギマ→ナギクロス と風力を高め、ナギクロスは扇風機の強ぐらいの風力)

うちわで扇がれているのか?扇がれていないのか?
涼しくないのか?涼しいのか?
そんな超微風を巻き起こすよ。」

この攻撃は敵に直接的にはダメージを与えない。
「あ、きもちいい」と敵が思っている瞬間に敵を攻撃する。

さっそくムラサキに“ナギ”の呪文を唱えてみた。
ムラサキは超微風を感じ、だからどうした?の雰囲気でメレブを睨み付けた。


「コウスケです!ヨシヒコです!!」
店のBGM代わりで流れていたマンゴーFMから、ヨシヒコの名前を聞いた。

ライムが始めたFMラジオの、今日の話題はヨシヒコのことだった。
「え~っと、ヨシヒコさんは何でこっちの世界に来たんですか?」
「私は勇者で、この土地に魔物を倒しに来ました。」
「え~~~!!ウソだぁ!!!」
「ウソで~~~~~~す!!!」

ヨシヒコは公共の電波を使って、自分の旅の目的を話し、
楽しい毎日を過ごしたことで、使命はどうでもよくなっていた。



海の家にようやくコウスケの父親:ラゴス(及川いぞう)が帰ってきた。
ヨシヒコはさっそく変化の杖のありかを聞こうとするが、
ありかが分かればヨシヒコがいなくなると思い、ライムは嫌がる。

話しの途中で、海の家の立ち退きを進めている地上げ屋がやってきた。
ラゴスは立ち退くつもりはないが、立ち退かなくても潰されそうな雰囲気だった。
拳に物を言わせて立ち退かせようとする地上げ屋とヨシヒコは
子競り合いを始める。



居酒屋ではムラサキも最近覚えた特技の自慢を始めていた。
「必殺!アヒル口!!」
これはどんな男でもイチコロで仕留めるもので、魔物もイチコロ?
見せられたメレブは、嫌悪感はあってもイチコロには程遠いと感じていた。
優しく見積もって、23コロぐらいで
アヒルというよりはハシビロコウな感じだと言って聞かせる。


「今来ている3人の人間、そろそろ食おうぜ!!」
トイレから出てきたダンジョーは、厨房で話をしているのを偶然聞いてしまった。
親切にされる訳を知ったダンジョーは、慌ててみんなに外に出るように指示する。




コウスケは親父から杖のありかを聞いたが、
妹が悲しむからヨシヒコに話をするつもりはなかった。
海の家とFM局がなくなるのに、ヨシヒコがいなくなるともっと悲しむ・・・
出来れば杖を探すのはあきらめて、いつまでも妹の側に居て欲しいと思っていた。

実の妹ではないことを知っているコウスケは、ライムのことが好きだった。
でもライムはコウスケが兄ではないことを知らない・・・
打ち明ける勇気はないが、いつも笑顔でいて欲しかった。
そのためにもヨシヒコがいてくれないと困る・・・


見ず知らずのヨシヒコを温かく迎え入れてくれた兄妹・・・
楽しい思いでが頭の中をよぎり、ヨシヒコは自分の進むべき方向を見失っていた。

「どうしたらいいんだよ!!!!!」海に向かって叫ぶ!

ジェットスキーに乗った仏がヨシヒコの側まで降りてきてくれた。
来るなりヨシヒコをグーパンチ!!!

「もう一回、さっき言っていたことを言ってごらん?」
「・・・・?? どうしたらいいんだよ!!!!!」
仏に言われた通り、もう一度叫んでみた。

「変化の杖を探して、デスタークを倒したらいいんだよ!!!!」
ヨシヒコの目的をもう一度思い出させるように叫んだ。

ヨシヒコは海の家の立退きのことや、
さっきコウスケから“側に居て欲しい”と言われたことなど
全部仏に話しをする。


仏なので、この世に起こっていること全て知っていた。
聞かなくてもわかっている。

「ヨシヒコの頭の中に“変化の杖を探す”という選択肢はないの?」
「まずはライムの幸せを考えるべきだ!!!」

今しているのは冒険で、爽やかな海の家の出来事なんていらない。
仏は杖を探すようにヨシヒコを説得してみるが、
ヨシヒコの頭の中は海の家を守ることで一杯だった。

「よし、そんなお前に“仏ビーム”」
仏にビームをかけられたヨシヒコの脳はリセットされた。

「お前の使命は何?」「デスタークを倒すことです。」
「今すぐ変化の杖の場所を聞きに行きなさい!!」



正気を取り戻したヨシヒコは一目散で海の家に戻った。

「ヨシヒコ、一緒にマンゴーFMやってくれるんでしょ?」ライムの問いに
「そんなものやるか!!くだらん!」
「さっき妹を支えてやるって・・・」コウスケが約束を思い出させようとした。
「実の妹でないなら、お前が支えろ!!」
「え・・・・・ お兄ちゃん、実の妹でないって?」

ライムは腹立ちまぎれに行ったヨシヒコの言葉に動揺した。
その真偽を兄に聞こうとするが、

「うるさい!!!!」
性格まで変わってしまったヨシヒコは、
変化の杖のありかを聞くと、すぐさま小島に船を走らせた。



ずっと山を歩くばかりだったので、海に出たのは新鮮な気持ちになれる。
ムラサキは海風を浴びながら、海を堪能していた。
目の前に海の魔物!!海にも魔物がいたことを驚いた。

島に到着し、岩場の間から さっさと変化の杖を見つけた。


「兄さま、もうこの中で戦っているのかしら?お助けしとうございます・・・・」
後をつけてきていたヒサ(岡本あずさ)は、
デスタークの城の城壁をみつめてつぶやいた。
青鬼サイップがヒサの背後から棍棒を振り降ろす。
そのままどこかに連れさらわれた。



話しが佳境に入りそうで、スタッフやキャストの慰安旅行が垣間見れました。
何と言っても馬車に驚きですね。
トラックなのに引っ張るのはポニー???
魔物なのにおとなしく熱中症になるのもウケますね。

来週は最終回となってしまいました。
最後のヨシヒコを堪能しましょう♪

せっかくなので、ブルーレイで見返しませんか?

女子力をアップさせるには、ローズの香りをまとうのが良いそうです。
加湿とアロマの合わせ技です。






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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 第9話 ネタバレストーリー 勝地涼 指原莉乃 [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 九 第9話

いつものようにけもの道を進んでいたヨシヒコ一行。
山の頂上近くにきたとき、遠くの山から禍々しい黒煙が発せられている場所を見つけた。
これまで見たことのない黒煙に、ただならぬ事態が起こったと思い
仏(佐藤二朗)を強引に呼び出した。


仏は下界と繋がっているとも知らず、仲間たちと麻雀に興じていた。
必死になって呼んでも、全く気付いていない。
・・・っていうか、自分の思い通りに下界と繋がっているわけではない事実??

「さっき山の向こうに、禍々しき黒煙が見えた。
麻雀なんてやっている場合じゃないぞ!!」
ダンジョー(宅麻伸)は冷静に仏に深刻な事態を伝えた。

「仏さま、この世界では何が起こっているのですか?」
何をやっていても仏を敬う気持ちを忘れていないヨシヒコ(山田孝之)は
ふざけて話す仏に、真顔で尋ねた。

「大変のことが起きてました。
悪霊のカギが、先に魔物に盗られてしまった・・・」
「魔物の封印を阻止しようとする悪魔族の親玉、暗黒の王:デスタークが
昨日悪霊のカギを見つけちゃったんだって。」

デスタークはこの世界の地上に、巨大な穴を開け
その奥深くに暗黒の裏世界を作り上げていた。
このデスタークを倒すためには今のままでは歯が立たず、
最強の装備を身につけないと太刀打ちできない。

「エスタス村」に、デスタークと戦えるほどの装備を作れる男がいて
発明を生業としている。
まずはこの男の所に行き、装備を整えるように仏に指示された。

「急げ!勇者ヨシヒコよ!!カギはすでに悪の手にある。」





エスタス村に急行し、その足で発明を生業とする男の家を訪ねた。
この発明家の名はモルガン(田中直樹)
バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクのような
爆発した白髪頭にメガネを乗っけて、発明に失敗したときに出た煙と共に出てくる。
発明家といっても、発明した道具はなぜか間が抜けていて、
自動ちゃぶ台ひっくり返し機、じゃんけん勝敗判定機など・・
機械と言っておきながら、ほぼ人力で動かしている。


「暗黒の神デスタークを倒すために、あなたに装備を作って欲しいのです。」
ストレートにヨシヒコがモルガンにお願いするが、
モルガンには全く話が通じない。

「めちゃくちゃ強い鎧とか、盾や兜を作って欲しいと言うことなのだが・・・」
メレブ(ムロツヨシ)が分かりやすく言い換えた。


この適当な仕事具合を見て、装備を作ることができるのかが不安になったが
モルガンは、モルガン家に伝わる“秘伝の防具が書かれた巻物”を持っていた。

防具を作るには、幻の何ものにも砕かれることのない金属:オリハルコンが必要で、
それはこの村の西にある険しい山を登らなければならなかった。
山は魑魅魍魎であふれ、何人の侵入をも拒む“悪魔の山”と呼ばれて恐れられていた。


それでも装備の能力を高めるために行かねばならない。
ヨシヒコの決意は固かった。モルガンは山の地図を手渡す。


さっそく、西の山目指して歩き始めた。
目の前に出てきた魔物!
ドラクエの最新シリーズで出てきた おむつっこりとホイップゴーストっぽい。
可愛くて、とても魔物と思えないのと
戦った経験がないヨシヒコにとって戦いにくい相手だった。


次に出てきたのは女盗賊。名をエリザ(指原莉乃)と言い
盗賊なのにやたらに派手な衣装を身につけていた。
ヨシヒコ一行が近くに来ていることに、まだ気づいていない。
そのままやり過ごそうとするが、気づかれてしまった。

「ちょっと!あんた、金と食糧をよこせ!
・・・・・ヤバッ!!私、今スッピンだった!!!
戦う前に、メイクして来てもいいですか??」

戦うことを止めて立ち去ってくれると楽なのだが、そこは譲れないところのようで
メイクすることにこだわり続ける。

「お願いします。スッピンだとアキモト先生に怒られるんです♪」

よく知らないアキモトとやらのために、ヨシヒコはメイクを終えるまで待つことにした。
しっかり30分かけてメイクを完了して出てきたエリザ。

「いざ、勝負!!!」
「そんなに変わらん!!!!!」

いつもはやさしいヨシヒコだが、こと女性の顔のことについては厳しい。
戦う前にいざないの剣で眠らせた。





ムラサキ(木南晴夏)は、「八」でパルプンテという呪文を覚えていた。
ヨシヒコは人妻に入れあげて、仏に記憶をリセットされたので
この呪文を使ったことすら記憶になかった。
ものの弾みで思い出すと面倒なので、
ムラサキは何が起こるかわからないパルプンテをとりあえず唱えてみた。
以前立ち寄った村に瞬間移動したのと同じ効果が表れた(ルーラ?)

呪文でヨシヒコ一行は「五」で訪れたサクーラの村に来ていた。
村を入ってすぐ、こんぱちが生徒を指導している。

「こら!なんばしよっとか!!
お前たちは受験だっていうのに、人んちに石を投げてどうするんですか!!」

以前と変わらないセリフのままで登場したこんぱち・・・・???
よく見てみるとこのこんぱち(ホリ)同じようで事務所が違っている??


「戻せ!戻せ!!ムラサキ!!!この間の全身が無駄になる!!!」
このいびつな空間で何かが起これば、また一からやり直しになるかもしれない・・
恐ろしく感じたメレブは、慌てて戻すようにムラサキを説得する。
嫌々ながらムラサキはもう一度呪文を唱えると、さっきと同じ場所に戻れた。

ムラサキの呪文は、戦いの時に使うにはリスクが大きすぎた。
戦いの時に使える呪文はメレブの呪文のみか・・・??



夜になっても休むことなく先を急ぐ。ヨシヒコの気持ちは急いていた。
だが、夜行性の魔物は かなりの力の持ち主ばかり・・
出来れば今すぐに火を焚いて、敵をやり過ごしたいとダンジョーは思っていた。


「殺されたくなかったら、食い物全部出しな!!」
会いたくなかった敵と遭遇してしまった・・・
魔物ではなく盗賊が夜討ちとは珍しいことだった。

「俺はな、人間じゃない! 見ろ!今夜は満月だ!!
満月というヒントでピンときたら、今のうちに食い物を置いて逃げな!!」

鈍感なヨシヒコにはこの意味は全く通用しなかった。


「そっか・・残念だな、お前たちの命はもう無い!」
満月の光を浴びて、男は苦しみの声を上げた。
胸毛や腕毛、あごひげなどがフサフサしてきて・・・??

これはもしかするとオオカミ男(勝地涼)なのかもしれない。
これはヤバい、マジで怖い方の敵に遭ってしまった!!!

「うおおおおおおおお!!!!!!・・・・・おお??」

満月が雲に隠れ、月の光が中途半端に切れた!
変身の途中で、オオカミ男はその場に茫然と立ちすくむ。
月に光がなくなると変身が止まってしまうようだ・・・

「これって、ただの毛深い人って感じなんですけど・・・
耳とか、鼻とかだけ付けて、宴会ではしゃいじゃった人みたい!!」
これを機に乗じて、ムラサキがオオカミ男を茶化し始める。


ヨシヒコは律儀に月待ちをしていたが、その必要をダンジョーに問われた。
月が出る雰囲気はまったくない・・・

「こういうのはどうでしょう?
我々は先を急ぎますので、もしまた月が出て変身できたら
その時に襲いに来ていただくと言うことで・・・」

ヨシヒコの不思議な提案をオオカミ男はあっさりと受けた。

とりあえず戦わずに先に進むことに成功した。


オリハルコンへの道は遠かった。
魔物の数も多く、すんなりと先に進むことができない・・・
ヨシヒコ一行に疲れの色が見え始めた。

「どぅりゃあ!! まさかお前たちも最強の金属、オリハルコンを取りに行くのか?」
またしても盗賊(森崎博之)が現れた。

この盗賊はオリハルコンを手にし、それで最強の武器を作り
そこら中の人間を斬りまくり、楽に暮らすつもりにしていた。
だが戦うつもりがないのか、自分の修行や師匠の話をしてくる。

誰にも知られていない師匠に、
聞いたことのない世界最強の男と手合せして勝った話し・・・
いろんな人の自慢しても、全く聞き覚えがなかった。


盗賊は全く聞いたことのない、現在最強の二刀流?で戦いを仕掛けてきた。
二本の剣を構えた状態でにらみ合いが続くのかと思ったが
ヨシヒコはいとも簡単に間合いに入り込み、あっという間に斬りつけた。

すぐさま眠りにつく・・・



オリハルコン間近の所で、メレブが炎系の呪文を一つ手に入れた。
その名は「メラチャッカ」
呪文を唱えると、どこかの家のかまどに火が灯る。
どの家と特定はできないし、戦いに使えそうにない・・・



オリハルコンを守る魔物は、ヨシヒコ一行にとって苦手な魔物だった。
一見ハムスターのぬいぐるみのように見えるが、
どのように戦うのかが全く読めない・・

ハムスターだと知ったダンジョーは、
ハム太郎のヘンテコソングを口ずさみながら、少しずつ近づいて行く。

ハムスターの魔物が口を開けると、ドラキュラの牙よりも鋭い牙が出現し
ダンジョーの首筋目がけて飛んでくる。
体が小さくてすばしっこいので上手く戦えない・・・

魔物はヨシヒコ→メレブ→ムラサキへと順番に襲いかかり
決定打が出せぬまま噛まれるばかり・・・

ヨシヒコが剣を振り回したおかげで、なんとか撃退することができた。



ようやく祠が見えた!! ここにオリハルコンがあるはず!
モルガンからもらった地図の横に、祠を開ける呪文が書き込まれていたので
とりあえずヨシヒコが読みだした。

待っている間に眠くなるほど長ったらしい呪文を唱えると、祠の扉が開いた。
オリハルコンゲット!!

急いで村に戻り、鎧を作ってもらった。
この鎧は、なんとなくドラクエのロトの鎧っぽい仕上がり・・


「よくぞ装備を揃えたぞ、勇者ヨシヒコよ!
暗黒の神:デスタークのいる裏世界へいざなおう!」
仏が出てきて裏世界へと運んでくれた。

「兄さま、ヒサはとうとう一子相伝の拳法を・・・・」
ヒサ(岡本あずさ)が木の影からヨシヒコに語りかけようとしたとき
姿が消えてしまった。慌ててヒサも後を追いかける。


裏世界に着いたと同時に炎攻撃にみまわれ・・・・





内容てんこ盛りでお腹いっぱいな感じですね。
裏世界でヒサの力は役に立つのでしょうか?
剣と盾もてにいれるのかな??

魔物発見!!!

部屋に置くと、空気が変わったとすぐにわかりますよ。

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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 第8話 あらすじストーリー 戸次重幸 中村ゆり フローナ [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 八 第8話

「はははははは!さあ、おとなしくして頂きたい。
今からみなさんのお手元の“お金と食糧”を全て渡していただきたい。」
ヨシヒコたち一行の前に、赤・緑・青・黄色のボールを持った、
キザでうざったい メンタリスト盗賊(戸次重幸)が現れた。

この盗賊は、“人の心の全てをメンタリズムで読み解くことが出来る”ことを強調する。
メンタリズム・・・???
ヨシヒコたちは、理解しようにも全く意味がわからなかった。

メンタリスト盗賊が、ヨシヒコたちの「攻撃」を読むことができれば
全ての攻撃を受ける前に、かわすことが可能で、
そこから攻撃に転じて、先に倒すことができる。それは「敗北」を意味する・・


メンタリスト盗賊は、ボール3つをヨシヒコたちの前に投げた。

「私は後ろを向いていますから、そのうち一つを手に取ってください。
それが何色か?当てて見せましょう。」


赤・青・緑のボールのうち、ムラサキ(木南晴夏)が「赤」を手に取った。
メンタリスト盗賊は、後ろを向いたまま「赤」と答える。

当てられたことに驚いたメレブ(ムロツヨシ)は、
どれを取るかわからないように手を動かし、「緑」を選んだ。
メンタリスト盗賊は、後ろを向いたまま「緑」と答える。

2回も当てられたので、危機感を募らせながら
ダンジョー(宅麻伸)が「赤」を選ぶ。
メンタリスト盗賊は、後ろを向いたまま「青」と答える。


間違えた!!!
あてずっぽうの嘘っぱちだとわかり、調子に乗って囃し立てていると

「はははははははは!すみません。
これはひとつ私の負けですね。しかし、次は必ず当てて見せます。」
宣言をしたメンタリスト盗賊は、また後ろを向いた。

ヨシヒコ(山田孝之)が、落としてあるボールを全部手に取った。
メンタリスト盗賊は、後ろを向いたまま「全部!!」と答える。

「ははははははは!すみません。
みなさんに楽しんでいただくため、必ず一回は間違えるようにしているんです。
ちなみにそちらのオジサンが選んだのは“赤”でした。」

見抜いていてワザと間違えたというのは本当!?
この盗賊は、本当のメンタリストなのかもしれない・・・
ということは・・・「こちらの攻撃が全て読まれる」ことを意味していた。
道端で適当に出会ったにしては、強すぎる敵だ・・・


ダンジョーがメンタリスト盗賊に斬りかかる。
右へ左へ剣を振るが、太刀筋は全て読まれていた。
ヨシヒコもメンタリスト盗賊に斬りかかる。
右・左はかわされるが、真ん中に剣を振った時だけ攻撃が当たった。

「はははははは!これで一つ私の負けですね。
そして次は必ず当ててみせま・・・・・」
攻撃がヒットして、メンタリスト盗賊は倒れ込んで眠ってしまった。
ヨシヒコの持つ、誘いの剣の威力は絶大だった。

ワザと間違えることを続けていたために、
戦いのときにも一度はワザと間違える癖がついてしまっている。
戦いのときは気をつけないと、本当の剣では死んでしまう・・
忠告しようにも、眠っていて起きる気配はない・・








ようやく「ダーマ神社」まで到着した。ここでは転職が可能だった。

「イェイ!私、魔法使いになった!!!
これでどっかの誰かさんと違って、ちゃんとした呪文を手に入れるぅ!!」
ムラサキは魔法使いに転職した。
ダンジョーは武闘家、メレブは遊び人を選んで転職した。

「私は・・・僧侶を・・・・
僧侶を極めて、人々を優しさと慈しみを持って救い
いずれは賢者になりたいです。」

ヨシヒコは確か「歩く」という漢字も読めなかったはず・・
そのヨシヒコが僧侶・・??

「勇者の強さと、賢者の優しさ、
これが揃ってこそ世界の平和に導くことができるのです。」
穏やかな顔で仲間に決意を告げた。


仏(佐藤二朗)がそーっと出てきた。
なかなか鍵が見つからないことで、仏の方があきらめムードを醸し出す。

「悪霊のカギは、ムーンポタの村にあるらしい。
ムーンポタの村には“旅の扉”と呼ばれるワープゾーンが存在する。
そのワープゾーンから邪悪な気が放出されている。」


旅の扉は、
扉に入ると一瞬にして全く違った場所に行くことができるもの。
どこに繋がっているかはわからない。

「悪霊のカギを求めて、巨大な悪が動き出している予感がある。
急いで!巻で!!!」



仏の様子を見て、急いでムーンポタの村に向かった。
村に着いたと同時にバラバラになり、急いで情報を集めることにする。

「ちょちょちょちょ・・・お姉さん!!俺だよ!俺!!!」
ムラサキは民家を覗きながら歩いていて、何者かに呼び止められた。
声の方を見ると「イヌ」???

「あのさ、ここ!掘ってくんない??
あ~あ、掘ってくれたらいいことを教えてやろうと思ってたのになぁ・・
この村にある、旅の扉の話なのに・・」

掘るだけで場所を教えてくれるなんて、ラッキー過ぎ!!!
ムラサキは慌てて指定された場所をほじくりかえした。
出てきたのは「骨」


「旅の扉は“エルフ”ってやつが知ってる。」


ヨシヒコは人んちの物置に入り込んでいた。
置かれている箱や衣装ダンスを動かしながら、さらに奥に進んでいく。
ついたてを動かすと、人ひとりが入れるぐらいの水色の渦を見つけた。
これが旅の扉?側に居るだけで邪悪な気を感じる。

仲間に話をしてから扉の先に行くことにして、戻ろうとした。
旅の扉の渦はヨシヒコを捕えていて、勝手に入り込んでしまった・・・・



ヨシヒコの着いた先は、どこかの家の廊下・・
みんなを呼びに戻るべきだと感じたヨシヒコは、もう一度旅の扉に戻ろうとしていた。

「てめぇ、洗濯もできないなんて、何年主婦やってんだよ!!」
「は・・はい、すみません!!」
男性が女性を怒鳴りつける声が聞こえた。
放っておけないヨシヒコは、怒鳴り声のする方に足を潜めて近づいた。
障子を少し開けると、男性は女性の頬をビンタしていた。

男性は殴ったことで満足し、女性を置いて家を出た。
ヨシヒコはすかさず女性の所に向かう。

「わたくしが、至らない妻であることがいけないのです。」
フローナ(中村ゆり)は自分が悪いのだと強調し、
ヨシヒコに心配させないように話した。

村長などに話をして、状況を白日の下に晒すのが解決への近道だと提案するが
フローナは誰にも知られたくないと思っていた。



ムラサキはさっそくエルフ(野村啓介)のところに話を聞きに行った。
事情を説明すると、条件付きで話してくれることになった。
その条件とは・・・・「エルフの嫁になること」

ムラサキはエルフから求婚された。
「教えてくれて、鍵があったら1回デートしてやる。
結婚はそれから決める。」
エルフにそう話すと、鍵のありかを簡単に教えてくれた。

旅の扉は二つあり
一つ目は、なんてことない「パパラタ」という村の長屋に繋がっていて
二つ目が邪悪な気が出ている方で、
くぐった途端に魔物が出てくるってウワサがあって、
誰も近づいたことがない。


さっそく行こうとするが、ヨシヒコがまだ戻ってきていなかった。
ムラサキは求婚されたことをヨシヒコには黙っていたいので
3人で行くことを強く押す。



ヨシヒコはフローナと川で洗濯をしていた。
今まであったいろいろなことや、余計なことまでつい話してしまう・・
女性にこんなに心を開くことがなかったヨシヒコには、珍しい感情が芽生え始めていた。

「あなたを放っておくことなどできない・・・・・」
この気持ちは、もしかすると僧侶に転職したからかもしれないと
ヨシヒコは解釈した。

ヨシヒコは洗濯をしながら指を岩にこすり付けてしまい、血を流してしまった。
フローナはとっさにヨシヒコの手を取り、傷口をなめて消毒する。



3人で旅の扉を見つけ、中に入ってみることにした。
最初に着いたのはダンジョー、続いてムラサキ・メレブが着いた。
着いた先はカジノで、いろんな賭け事で楽しむ者たちの声がうるさく響いていた。
ここではなく別の場所だと感じたムラサキは、先を急ごうとするが
メレブはココで楽しみたくて仕方がない。ギャンブルがしたい!!

メレブは遊び人に転職したからで、体が勝手に反応してしまう・・
ダンジョーはセクシー美女に呼び止められて動けない・・


何とか宿まで戻ってきた。男たちはみんな旅の扉の向こうに気を取られている。
ムラサキしか頑張れるものはいない・・


次の朝、カジノから村にでて散策。村の雰囲気はどこもあまり変わらない。
村の男が、いそいそとカジノに向かうところをすれ違った。

「今日こそは、一万ゴールドの宝のカギをげっとするぜぃ!!」

なに!?カジノに宝のカギ!!!
ムラサキはカジノの景品交換所に走って行き、鍵があることを確かめた。

メレブの所持金は30ゴールド・・・・
一万ゴールドまでは道のりが遠かった。



ヨシヒコはフローナの様子を見に来ていた。
今日は足蹴りされてののしられている。
頭を踏みつけにされても「幸せ」だと言うフローナを見ていられなかった。

「今すぐにでも、あの男と別れるべきです!!」
「それは出来ません・・
ヤツは恐ろしい男です。どこまでも捕まえに来ます。」
「ならば、私が連れて行きましょう。どこまでも・・・・」


ヨシヒコとフローナは、手に手を取って村から逃げ出した。
村の外れの花畑まで来たところで休憩をする。

「どうしてあなたは、わたくしのことを・・・・」
「お救いしたいのです。あなたはあんな男に傷つけられてはいけない女性だ。」
「あなたは世界に平和をもたらすお方。私のことなど気にせずに、旅立って下さい。
あなたなら必ずそれができます。」

「美しい花は、決して汚してはいけないんだ・・・」



ヨシヒコの中で何かが変わった。それは奇跡のように・・
この思いは僧侶としての使命だからなのだろうか・・・
心は違うと叫んでいる。

フローナはヨシヒコが救ってくれた時に一筋の明るい未来が見えた。
ただ逃げ出したかっただけなのか・・
それだけではない何かを心に感じていた。

2人の出会いは運命。
戦いの中で幸せな日々を2人で過ごす。
愛し合っていれば、つらく悲しいことも乗り越えられる。

この愛は永遠に消えない・・・


メレブは有り金全部を突っ込み、最後の勝負に出た。

「カギみつかった!ありがとう。
でもお前、髪型とか超キモイしタイプじゃないから・・さよなら!!!」

遊び人としての力を発揮して、メレブはカギを手に入れた。
ムラサキはさっそくエルフの所に戻り、さっさと求婚を断る。


村を出ようとしたところで、ようやくヨシヒコと合流した。
カギがあったことをヨシヒコに話すが、さほど喜んではいない・・

「みなさんにお任せできないでしょうか?
実は、私には救わなければならない方がいるのです。」

世界のみんなを救う。それが使命。ヨシヒコは間違ったことを言っていない。

「いえ違うんです。世界のみんなではなく、とある女性を救わねばならないのです。
その方はフローラという女性です。
とんでもなく狂暴な男と結婚してしまい、家庭内暴力に苦しんでいます。
彼女は傷だらけなんです。彼女は私が救わなければ死んでしまう!!」

家庭内暴力から女性を救うのも大事だが、
魔物を封印して、世界の平和の方が最優先事項だと説得するが

「もう魔物など、封印する必要はない!!!!」

ヨシヒコは転職して僧侶になったことで、人々を救う使命感に駆られてしまう。
そんな時にフローナに出会った。
人妻としての広さと優しさに、フローナを救うと同時に自らも癒されていた。
この世界に求める優しさ、それが人妻・・
何もかも噛みしめたからこその人妻の優しさは、
人妻のフローナと関わって初めて分かったこと・・

「私は人妻に自らをゆだねてみようとおもいます。
人妻と過ごす明るい未来。そこへ向かって走って行こうと思います」

勇者が不倫?
「勇者だからこその不倫だ!!!
不倫は文化であるが、あきらかに危険な道だ。
危険な道≠冒険 冒険だからこそ、勇者である私が挑むべきなのだ!!」

「私が人妻になったら、私の所に帰って来るのかよ!!」
「レトルトカレーしか作れないお前が人妻になったとしても、
それは人妻ではない!!!!」
ムラサキはショックを受けて立ち直れない。

ヨシヒコは悪霊のカギ探しより、人妻を選ぶと決めた・・・・



フローナのいる村へと走って行く。
2人で一緒になろうと決めていたはずなのに、フローナは夫と別れられずにいた。
ヨシヒコに頭を下げて謝るが、ヨシヒコは信じられずにいた。

2人の所にフローナの夫・ゾーザー(柿澤勇人)が現れる。
男2人でフローナの取り合い。決闘が始まろうとしていた・・・

ムラサキはヨシヒコの背後にまわり、頭を叩いて気絶させた。
始めて覚えた呪文が何に効くのかわからないが、
ゾーサーとフローナに向かって唱えた。
突然ラブラブ夫婦に変わった・・

何が起こるかわからない呪文だったが、とりあえず成功?


恋に狂ったヨシヒコを、仏に頼んでリセットしてもらった。
でも、手に入れたカギはニセモノだった・・


「兄さま、ヒサは酔拳を手に入れましたよ。お酒を飲むだけで、最強になれる・・」
ヒサ(岡本あずさ)はお酒を一口飲んで技を出そうとするが、
後ろから何者かに殴られて連れて行かれた。


一回はミュージカル調になるんですかね?
山田孝之さんはミュージカルの経験がないようなのですが、
見てみたくなりました。
とっても「ええ声~」で歌うんですよ!!

寒い時は「のど」をいたわってくださいね。

ベビーカーに乗っても寒くないです!

おしゃれサウナスーツで温かくなりましょう。

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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 七 第7話 ネタバレストーリー 濱田岳 有村架純 [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 七 第7話

河原の近くを歩いていたヨシヒコ一行。目の前にモンスターたちが立ちふさがる。
ドラクエでいうところの
しりょうのきし・バブルスライム・ばくだんいわ・ギガンテス

ヨシヒコたちのレベルでは太刀打ちできないほど強いメンバーが揃っていた。
これは、悪霊のカギに近づいている証拠かもしれない。

「戦士は、強い相手と戦ってこそ強くなる。」
ダンジョー(宅麻伸)は戦う気満々で、剣を構える。

そのダンジョーに合わせるように、全員で立ち向かうことにした。
激しい戦いが続き、ヨシヒコ(山田孝之)とダンジョーの力は尽きようとしていた。
逃げることを提案するムラサキ(木南晴夏)
でも、逃げると囲まれることは確実だった。
死力を尽くして戦ったのに、一体も倒せないことをヨシヒコは嘆いている。

次、何かを仕掛けてくる気配を感じ、メレブ(ムロツヨシ)は注意を促した。

ポン!!

魔物たちは“モシャス”の呪文を使ってヨシヒコたちに化けた。
岩の魔物は偽ヨシヒコ(濱田岳)に、
棍棒を持った一つ目の魔物は偽ダンジョー(宍戸開)に、
ゼリー状の緑色の魔物は偽ムラサキ(有村架純)に、
剣を持った骸骨の魔物は偽メレブ(山中崇)に変身した。
いい感じに似ているが、ニセムラサキだけはとびっきりかわいくなっていた。

ヨシヒコたちを放ったらかしにして、どこかに行ってしまった。
近くの村に行き、ヨシヒコたちの悪評を流しに行ったと考えられた。
この事態はヤバい。ボロボロの体を引きずり、すぐに後を追いかけた。




キラナの村に着いた。
先に到着した偽ヨシヒコ一行は、村長の家でもてなしを受けていた。
100年前、救った勇者ヨシヒコたちは伝説の英雄として崇められていた。

「ようこそお越しくださいました、勇者ヨシヒコ御一行さま。
仏の手によって蘇られたというのは本当だったのですね。」

「此度は、悪霊のカギを探す旅をしている。
しばらくの間、こちらで休息させていただきたいと・・・」


復活を風の噂にきいていた村人は「偽ヨシヒコ一行」を本物と思い込んで歓待した。
そこにヨシヒコたちが到着する。

「みなさん待って!!そいつらは魔物だ!
そいつらが私たちに化けて、悪事を働こうとしているんです!」
ヨシヒコが村人に話すと、村人は偽ヨシヒコ一行の後ろに付いた。

「覚悟しろ、魔物!観念して正体を表せ!」
「ニセモノはお前たちだべ。ヨシヒコさんたちは、この村の英雄なんだぞ!!
お前らこそ、勇者ヨシヒコを名乗るニセモノだ!
お前らこそが魔物なんだべ!!!」

ダンジョーが魔物に宣戦布告をするが、
村人は、ニセヨシヒコ一行の方を本物だと信じて疑わなかった。
本物のヨシヒコ一行の方に向かって石を投げつけ始めた。

「出てけ!出てけ!出てけ!!」
石をぶつけながら“出てけ”コールが起こる。


「みなさん!!!この方々も何かしらの事情があって私たちに化けているのでしょう。」
偽ヨシヒコは堂々たる風格で村人に語りかける。

「石なんか投げたらかわいそう。正直にお言いなさい!
私たちがカッコいいからマネしたかっただけでしょう!!」
偽ムラサキがかわいいポーズを付けながら、怒っていた。

いつものムラサキには考えられないかわいさで、ダンジョーとメレブはメロメロ。


「違う!勇者ヨシヒコは私だ!!!」ヨシヒコは果敢に言い放った。

「ヨシヒコよ。あの方は少し疲れているようだ。少し眠ってもらいなさい。」
「少し眠れば、あの方々も正気に戻るかもしれない。少し休んでいただきましょう。」
偽メレブは偽ヨシヒコに“眠らせる”提案をした。
村人たちは慈悲深いヨシヒコに、勇者を感じた。


「ラリホー」
偽メレブは、敵1グループを眠りへいざなう呪文を唱えた。
ヨシヒコたちは全員もれなく呪文にかかってしまい、眠ってしまう。



目が覚めると身ぐるみはがれた状態で、牢獄に囚われていた。
普通の村人の格好では、もはや勇者とは言えない状態・・・
剣や杖や鎧も取られ、
ダンジョーは、定年後の盆栽マニアのようになり
ギラギラした感じがすっかりなくなってしまった。



寛大な偽ヨシヒコのおかげで、牢から出てもいいことになった。
ただの人として村の中を歩き、ニセモノたちの様子を探ることにした。


偽メレブは、緑の魔物の毒にやられた村人に「キアリー」の呪文をかけ
毒を取り除いてあげていた。
速攻使える呪文をたくさん持っているとわかる。

偽ダンジョーは子供たちと一緒に遊んでいた。
女性だけでなく、子供にも優しいジェントルマンだとわかる。

偽ムラサキは、働いている村の男性に差し入れを持ってきていた。
それも“手作りクッキー”
渡された村の男性たちは、手作りなことに感激していた。
かいがいしく働くお料理上手だとわかる。

偽ヨシヒコは女性たちを集めて、小粋なジョークを言いながら楽しませていた。
女性に絡んでくる酔っ払いを軽く諌める。
ジョークも言えるスマートなヒーローだとわかった。


トータルして考えると、ニセモノの方が自分たちよりはるかに出来がよかった。
自分たちがポンコツだったのが情けない・・・






手詰まりを感じていた時に、仏(佐藤二朗)が姿を現した。

「仏さま、我々はこの状況をどう打開すればいいのでしょうか?」
いつも以上にふざけている仏に向かってヨシヒコは問うた。

「やつらの狙いも“悪霊のカギ”だ。
魔物たちもカギを手に入れ、この世界を手に入れようと躍起になっているようだ。
どうやら、早い者勝ちの様相を呈してきた。

悪霊のカギがこの村にあるかどうかはわからない。
ただ、村人たちは何等かのカギのありかを知っている。
それを口にすることは、村のおきてで固く禁じられている。」

仏の話を聞いて、偽ヨシヒコ一行が人気を取っている理由がわかった。
自分たちに心を開いて話しをするように持っていくためだ。

この状況は圧倒的に不利・・・自分たちは嫌われ者に成り下がっている・・
打開の道はあると仏は言うが、
器の小さい仏は、そこまでの優しさを持ち合わせてはいない。



夜になり牢の中に戻ると、偽ヨシヒコたちがやってきた。
口汚くののしり合いが始まった。
口数が減らないヨシヒコたちに業を煮やした偽メレブは
牢の中に「ギラ」の呪文を唱える。
全員に帯状に炎を放出する呪文は、中にいるヨシヒコたちに効いた。


「ここはかつて君たちが救った村らしいね?
その村に裏切られる気分はどうだい??」
「村の人たちは、決して我々を裏切ってなどいない!
お前たちに騙されているだけだ。」

魔物たちはお人よし発言をするヨシヒコが、魔王を倒せたこと自体が不思議だった。
今回は倒されることなく、この世界を魔族の物にすると決めている。

「この村のカギが手に入ったら、村人と共に皆殺しにする。」


ムラサキは、ぶりっこをするブスな偽ムラサキを挑発した。
「ヒャダルコ」
氷系の呪文で、敵グループ全員にダメージを与えた。


「カギは我々が手に入れる。我々魔族は決して封印などされぬ。」
ヨシヒコたちを挑発して出て行った。



「炊き込みご飯におこげは絶対に必要だ。
もちろん、全てがおこげでは困る。
おこげでない部分を食し、そしておこげを食す・・・・」
ヨシヒコは、話しているかのような寝言を言っていた。

牢に誰かが侵入した気がして目が覚めた。
「ヨシヒコ様、私はあなた方に助けられた村人の子孫です。」

家に代々伝わる肖像画をヨシヒコに見せた。
村長の家に飾られた肖像画は、適当に描かれていたが
この巻物は写真で撮影したかのように鮮明に描かれていた。
村の人たちがヨシヒコだと思っている人とは全くの別人で、
今牢の中にいるヨシヒコとそっくりだった。

牢屋のカギは村長の家の金庫にしかないので、開けることはできないが
伝説のカギのありかが書かれた巻物を渡してくれた。



「カギのありかが分かった。
この村にも一人だけ、私のことを本物の勇者だと信じてくれる者がいた。」
ヨシヒコは、魔物たちを呼び出して交渉を始めた。

「いいだろう。案内してもらおうか。ウソだったら、仲間を皆殺しだ。」
村人から話しを聞くよりも、手っ取り早いのでとりあえず案内させることにした。



村を出たWヨシヒコと仲間たちは、カギの場所まで歩き出した。
山中を歩いていると、魔物が出現する。
ドラクエでいうと、お化けキノコ・腐った死体・おおめだま・あくましんかん。

人間の姿をしているが、元は同じ魔物のはず。
ヨシヒコだけでなく、全員に襲いかかろうとするのはどうしてなのだろう?

「呪文を解いて姿を見せれば、戦わずに済むのではないのか?」
ヨシヒコは偽一行に問いかけた。

「貴様が一緒にいる限り、人間の仲間にしか思われないのだ。
だが、この姿の方がお前も過ごしやすいだろ。」
「貴様らに気を使われる筋合いはない!“めいれいさせろ”」

「攻撃!」
ヨシヒコの命令で、偽ヨシヒコが一体にダメージを与える攻撃をした。
「呪文!」
ヨシヒコの命令で、偽メレブが一体にダメージを与える炎系の呪文を唱えた。
「呪文!」
ヨシヒコの命令で、偽ムラサキが一体にダメージを与える氷系の呪文を唱えた。
「攻撃!」
ヨシヒコの命令で、偽ダンジョーが一体にダメージを与える攻撃をした。


ヨシヒコが戦わずとも魔物を倒すことが出来た。
夜になり、森で一夜を明かす。
魔物たちは炎には弱いので、たき火をすることは出来ないが、
偽ムラサキがそうめんを湯がいてきてくれた。

魔物たちの分だけでなく、ヨシヒコの分も用意してくれていた。
せっかく仕度をしたのに食べてくれないヨシヒコ・・
偽ムラサキは涙を流して悲しんだ。
勇者が女の子を泣かした・・・勇者はこれではいけない。
魔物が作った物、おそるおそる口に運んだ。

「あ~いいなぁ・・人間は毎日こんなに旨い物を食べているなんて・・」
「毎日ではない。たまに・・だ。」

「たまにでも、うらやましい限りだ。“早く人間になりたい”」
偽メレブは、ニュアンス的に言ってみたくなるセリフを口にした。

こうしてゆっくり魔物と話しをしていくうちに、
人間も魔物も、たいして違いはないと思い始めていた・・・・



牢の中でヨシヒコの心配をしていた。
ヨシヒコの狙いはわかっている。
魔物たちの力を利用するだけ利用して、カギを手に入れ
そこで、魔物たちを始末する。
やり遂げるのを牢の中で、信じて待つしかなかった。

「あたらしい呪文を覚えた。発表します!!
一瞬にして敵を窮地に陥れる呪文だ。」
メレブは疑ってばかりいるムラサキにソッコーで呪文をかけた。

「別に何もねぇじゃん・・・」
「今お前、一瞬嫌な思い出がよぎっただろ?
これぞ、敵に過去の嫌な思い出をよぎらせる呪文“トラウム”」

ムラサキの過去の嫌な思い出は、
トウモロコシのことを、トウモコロシと言っていたこと。

「魔物たちは、どんなトラウマを思い出すやら・・・」
呪文の凄さにメレブは思いをはせる。
でも、そもそも魔物にはトラウマなんてない・・・



カギのありかまでたどり着いた。カギの番人をしている魔物と戦う。
魔物がヨシヒコに大きな炎を吐き出した。
ヨシヒコのピンチ!!

「危ない!!ヒャダルコ!」
偽ムラサキは、ヨシヒコに炎が当たる直前で、炎を氷に変えた。
「あとひと踏ん張りだ!がんばろうぜ!!」
偽ヨシヒコの言葉に励まされ、総攻撃をかける。
魔物を退治し、宝箱の中を見るとカギが入っていた。



牢にいる仲間たちに報告に戻る。
「カギは見つけたか?」「はい、ここに。」
「魔物はやっつけたか?」「いえ、外で待ってます。」

「ともにカギを手に入れてくれました。時には命を助けられたこともあった。
実は、とても気持ちの良い魔物たちだったのです。」
ヨシヒコは魔物たちをべた褒めする。

「我々も人間を誤解していた。ヨシヒコは素晴らしい勇者です。」
魔物の方も、人を見る目を変えた様子。

「私はこの先、この方たちと旅をしようと思うのです。」
「ふざけるな!ここまで戦ってきた仲間を裏切るのかよ!!」

「楽なんだ!!!何より戦いが楽なんです。
呪文はたくさん持っているし、私は後ろに立っているだけでいい。
“さくせん”“めいれいさせろ”“こうげき”“じゅもん”こんな感じでいいのです。
さらに“いのちだいじに”という作戦にすれば、絶対に私の命を守ってくれる!
なによりこのムラサキは、料理ができる。」

「料理が女の全てじゃねぇだろ!!」
「全てと言っても、過言ではない!!!
戦いに疲れた体を何が癒してくれる?それは料理だ!
肉じゃが、きんぴら、味噌汁、おこげのある炊き込みご飯。
ムラサキ、お前は何が作れる?」
「レトルトカレー!!」
「そんなものは、料理とは言わぬ!!!お湯で温める程度なら、私でも可能だ!!」



仲間たちはヨシヒコに連れられて「ルイーダの酒場」に来た。
中ではセクシーダイナマイトのルイーダ(佐藤江梨子)がグラスを拭いていた。

ここに預けて、気が向いたときに迎えに来るシステム。
3人をさっさと預けて、新しい仲間になった魔物たちの所に戻っていった。


新しい旅が始まる・・・??


「兄さま、お仲間が新しくなったのですね?
ボクシングを極めたわたくしもご一緒に・・・」
ヒサ(岡本あずさ)は丹下段平らしい人から指導を受けてボクシングを極めた。
シャドーをしていたら、何者かがヒサの背後に回り込み、後頭部を一撃!
そのまま連れて行かれた。


仏が慌てて出てきた。
「お前の後ろにいる“彼ら”こそが魔物だぜ。
そもそもの目的が違うよね??
悪霊のカギを手に入れる理由は、全ての魔物を封印するため。
偽ヨシヒコたちの目的は、何者にも封印させず、次々と魔物を増やすこと。」

最初から魔物たちはきちんと説明をしていた。
仲間として触れ合ううちに、ヨシヒコが忘れていただけ・・

「だましてたな・・・」
ヨシヒコはルイーダの酒場に仲間を迎えに戻った。

「こんな所で飲んでいる場合ですか!!
魔物たちの目的は 悪霊のカギを手に入れて、魔物を増やすことだったんですよ!!
それなのに、こんなところで何をのんびりしてんですか!!!」

「お前が預けたんだろ!料理の出来る女がいいんだろ。」
「料理だと?くだらないことを言うな!!!」
さっき言ったことと逆のことを言いながらヨシヒコはムラサキを叱り飛ばした。


「さあ、戦うんです!出ないと魔物たちにカギを持っていかれてしまう。
ぼやぼやしないでください!!!」


ヨシヒコに言われて魔物をやっつけた。
魔物の本体は消えて無くなり、カギだけが残される。

ヨシヒコがカギを手に取ると、カギは消滅してしまった。
苦労して手に入れたカギだったが、悪霊のカギではなかった・・・・



「モシャス」の効果を初めて知りました(笑)
自分と姿が同じ風なのに、性格が全然違っていて
自分よりも出来のいい人だったら・・・・

怖いですね。

家のカギは失くさないように、居場所を決めましょう。

一人分なので経済的です。



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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 六 第6話 ネタバレストーリー 高橋努 大東駿介 [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 六 第6話

いつものように森を歩き続けるヨシヒコ一行。
足取りは重くないが、それほど懸命に歩く訳でもない。ただ前に進むだけ・・
行先が定まっていないので、先を急いでいるわけではなかった。

一行の頭の中に、
“本当に悪霊のカギがあるのか??”という疑惑が渦巻いてきていた。
存在するだけで、手にしたことがないのでしかたがない・・
探す意気込みも薄れてきていたが、

「本当に存在し、悪の手に渡ってしまったら・・・・
次々に魔物たちが生み出され、世界が魔物の物になってしまう。
それを阻止しなければいけない!」

このことだけが足を動かしている理由だった。



「ヨシヒコ!ヨシヒコ!!!」

仏(佐藤二朗)がヨシヒコ(山田孝之)の名を呼びながら姿を見せた。
メレブ(ムロツヨシ)から金環日食グラスを借りて、仏を仰ぎ見た。

仏の方でも悪霊のカギのありかを調べていたが、見つからないので困っていたが、
一応なんとなくカギがある場所を突き止めていた。
仏はかじられているリンゴのマークが付いた、画面をシュッシュする品を取りだす。
現在で言うところのiPad。
仏世界でいう巻物のようなもの??

「アイシスの城!!今まさに城門が築かれようとしている。
仏Tunes(ほとけチューンズ)からダウンロードしたところによると、
その城の王様があやしいカギを持っているということだ。」

ヨシヒコ一行をアイシスの城に向かわせ、
仏はこのまま画面をシュッシュしながらなめこを育てるらしい。






アイシスの城に到着した。
カタカナ名前の城は西洋の古城と考えがちだが、純和風仕立てで木造の門扉。
大門の物見台から城下を眺めていた城主・サマルタリア(鎌倉太郎)
なぜか西洋風の衣装に、王冠を被っている。
城主の従者がヨシヒコたちの謁見を願い出る。
勇者と聞いて会いたくなった。すぐに謁見を許した。


ヨシヒコはさっそくカギについて話をし、譲ってもらえるように交渉を始めた。

「見ろ!この山々を。
私は今からこの山々を切り開いて、ここに大きな国を作る!
どこにも負けぬ強い国だ!そのためにも強い男が必要だ!!
それで、武道会を開くのだ。
武道会に優勝した者に与える褒美は、このカギだ。

旅の者が魔物を倒したとき、その魔物から奪ったもの。
西の山にある宝箱のカギのようだ。
その宝は、恐ろしい魔物が守っていて誰も近づけない。
故に、最も強い男に授けるのだ。」

城主がカギを手にしているが、並々ならぬ邪気を放っている。
これはもしかして・・・・

「勇者よ、勇者の強さが見てみたい!」

今日開かれる武道会に飛び入り参加することになった。


トーナメント表を確認してみると、もうすでにヨシヒコの名札が下がっている。
ヨシヒコはBブロックの最初、相手はネルソン(大東駿介)

表を見ながら話をしているところに、ネルソンが声をかけてきた。
からし色の王子風の衣装を身につけている。

「私の相手はお前か?
見た感じ、あっという間に勝負がつきそうだな。」
「あっという間に負けるのは、お前だ。」ダンジョー(宅麻伸)が話に乗った。
「なめるなよ。山東林寺で子供の頃からカンフーをやっていて、
その東林寺で一番強いのは、俺だ。」

東林寺を知らないヨシヒコはメレブ(ムロツヨシ)から
カンフーの総本山だと聞かされる。

「ビビったか?棄権するなら今のうちだぞ!!
柔道8段、空手は9弾。ツキノワグマを10頭倒したことがあるぞ!
俺は組み合うと、体から変な臭いがするぞ!
ものすごく汗がベタベタするぞ!
棄権しないと、毎年八朔を送り続けるぞ!!」

一生懸命に棄権するように話しをしてくるネルソン。
ヨシヒコはどんな妨害があっても棄権をするつもりはなかった。

メレブはこの話のやり取りを分析して気づいた!
「あいつ、もしかしたら弱いぞ。」


Bブロックの第1回戦が始まった。時間は無制限で
戦いは素手のみとし、武器の使用は認められない。
場外に出た時点、気絶や死亡した時点でも「負け」とみなされる。

ボクシングのリンクのように囲まれた空間にはいると。ボディチェック。
「始め!」レフェリーの掛け声で試合が開始した。

「勇者ヨシヒコよ!さあ、楽しませてくれ!!」
サマルタリアがヨシヒコに話しかけてくる。
その隙にネルソンは先制パンチをボディにねじ込む。

弱いと思っていた相手と思えないほど、重いパンチを受けたヨシヒコ・・
油断をしたと思い、今度は全力で相手になろうとする。
拳をネルソン目がけて繰り出すが、ネルソンは目にもとまらぬ早業でかわした。
それどころかよけいにパンチを食らってしまう・・

速くて攻撃がうまくいかない・・ヨシヒコは殴られ続けていた。
カギを手に入れるためにはギブアップは出来ない・・・

「これでトドメだ!」

ネルソンはヨシヒコに最後の攻撃をしようとしたとき、股間が痛くて動きが止まる。
どうやらチャックに下の毛を挟んでしまったようだ。
攻撃しようにも、痛くて動けないでいた。
この隙に攻撃をするのは卑怯だと思い、ヨシヒコは攻撃をためらうが
身だしなみを整えるのも強さの一つだと思い、パンチを一発入れる。

ネルソンは大ダメージを受け、その場から動けない・・

「勝者、ヨシヒコ!!」ヨシヒコは一回戦を突破した。


ヨシヒコの次の試合はBブロック2回戦、ヨシヒコ対ボルカノ
ボルカノは左の頬に大きな十字の切り傷があり、
鈴蘭男子高校に通う生徒・牧瀬にそっくりだった。

「やっと会えたな。芹沢!」ボルカノ(高橋努)はヨシヒコに語りかけてくる。
身に覚えがまったくないヨシヒコは戸惑った。

「なあ芹沢、俺はおまえを倒してテッペン取るために修行してきたんだ。
お前を倒したら鈴蘭のテッペンは俺だ!」

ヨシヒコは芹沢という人と間違えられているようだった。
ボルカノは頭突き攻撃をしてきた。ヨシヒコはこれをかわしつづけた。

「おう!百獣の王と呼ばれた男が、逃げの一手か?」ボルカノはガンを飛ばしてくる。
「なんだそれは?百獣の王といえばライオンだ!」ヨシヒコは常識の範囲で答える。
「自分のあだ名も忘れたか!!!!!」

「避けて!!ヨシヒコ!!!」
ムラサキ(木南晴夏)がヨシヒコに声をかけると、ボルカノの動きが止まった。

血気盛んなボルカノを弱らせるために、頭突きを受け止めようとしたヨシヒコ。
「やめて!!!!」
ムラサキが叫ぶと、ボルカノの動きが止まった。

渾身の頭突きを入れようと、ヨシヒコ目がけて走ってきたボルカノ。
リンクにペンギンが入り込んできた。
ここから出すにしても、走り出したボルカノを止められない。
ヨシヒコは背中でボルカノの頭突きを受けた。

「ヨシヒコ!!!!」
ヨシヒコは今までにないダメージにしゃがみこみ、
ムラサキの声を聞いた、ボルカノの股間は反応してしまう。
それでもヨシヒコに頭突きを続けた。

もしかすると、もしかして・・・勝てる!!
確信したメレブはムラサキに耳打ちをする。

「行くぜ芹沢!!!これでお前も終わりだ!!」
はしりだしたボルカノに
「ボルちゃ~~~ん。こっちだぞ♪」
ムラサキがセクシーポーズを取りながらボルカノを誘った。
ボルカノの目はハートマークに変わり、鼻血が大量に吹き出す。
試合はそっちのけでムラサキに向かって走って行った。

「勝者、ヨシヒコ!!」
場外に出たボルカノは負け、ヨシヒコが勝者となった。



準決勝、ヨシヒコ対タシスン
準決勝だからすごく強い相手が出てくると思ったら、
やせ細って貧弱な体つきに、相撲のまわしを着けて出てきた。

リンクにお浄めの塩を撒いている姿を見たら
もしかしたらの強さを感じずにはいられない。

2人は組み合うが、タシスン(裵ジョンミョン)の力は全く入っていない。
ポンポンと押されているだけで、逆にヨシヒコは戸惑った。
弱すぎて気が引けるが倒さないと決勝には出られない。
タシスンのまわしを取り、場外に出そうとしたら
6人の子供たちが遺影を手に持ち現れた。

「お兄ちゃん、頑張って!!」子供たちが一斉に声援を送る。
「待ってろよ。兄ちゃん優勝して、お前たちにお米をたくさん食べさせてやるぞ!」

ヨシヒコはこの声を聞いて戸惑った。「両親は?」
「死にました。長男の私が兄妹を育てなければならんとです。」

6人の兄妹たちが、両親の遺影を抱えて兄を見つめている。
この光景はまずかった。ヨシヒコの一番弱いところ・・・

「ヨシヒコ!!お前も世界の平和を背負っているんだぞ!!!」
心が折れそうになっているヨシヒコに、ダンジョーは喝を入れる。

使命のためには勝たなければいけない・・・
心を鬼にしてタシスンを場外まで出そうとした。
もう少しで場外・・ここでタシスンの兄妹たちが兄に声援を送る。
ヨシヒコが攻撃するたびに泣きだす兄弟たちを見て、戦意喪失してしまった。

「ダメだ!!私には出来ない!!!」
ヨシヒコは攻撃をやめてしまった・・・
ネコパンチをされながら、後ずさりしてしまう。

(私は、あのかわいそうな兄弟たちを見捨てるわけにはいかない・・・
そうだ、私が負ければあの子たちが幸せになれる・・・・)
兄妹たちの幸せを考えながらヨシヒコは追いつめられていった。

「タシスン兄ちゃん!」「タンスン兄ちゃん!」「タリスお兄ちゃん!」
「タオルン兄ちゃん!」「マジソンお兄ちゃん!」「お姉ちゃん・・」
兄妹たちは兄の声援を送る。

「ん??ヨシヒコ!!あの両親も兄妹たちもニセモノだ!!
確実に金で雇われてるぞ!!」
ムラサキは兄妹が兄の名前を間違えているし、顔も全然似ていないことに気づいた。

「バレました??」
タシスンは悪びれもせずヨシヒコに問う。
ヨシヒコの怒りは瞬く間に頂点に達し、タシスンは二つ向こうの山までブン投げられた。

「場外、勝者ヨシヒコ!!」
レフェリーの宣言により、ヨシヒコが勝利した。



残る試合は一つ。鍵まであと一回勝てばいい。
ヨシヒコは次の試合に備えて休憩していた。

「この絶好のタイミングで、絶好の呪文を覚えた。勝つための呪文だ。
この呪文を唱えられたものは、初恋の人の名前を叫んでしまうよ!
私はこの呪文を“ハツコイン”と名付けたんだよ。」

メレブは得意げに覚えた呪文を自慢した。
ムラサキに呪文をかけようとしたが、照れてしまった。
先にダンジョーに呪文をかけるようにムラサキは促すが
ダンジョーはマジトーンで嫌がった。
思い出したくない苦い記憶なのだろうか・・・
深く話しを聞くのは止めにして、その隙にムラサキに呪文をかけた。

「カルロス!!!!」ムラサキは大絶叫
この様子を見て、ヨシヒコは無敵なのを確信した。
この呪文をかけたら、恥ずかしくて走り去ってしまう。
そうすれば優勝間違いない!



「決勝、ヨシヒコ対ジャッキー・ピョン」
レフェリーに促されて2人はリンクの中に入った。

白髪で長いひげを蓄えた、派手な蛍光色のフレームのサングラスをかけたおじいちゃん。
(ボールを7つ集めると龍が出てくる漫画の背中に甲羅を背負ったキャラにそっくり)


戦いが始まったと同時にメレブが“ハツコイン”をかけた。

「スミレちゃん」
老人は当たり前のことのように初恋の人の名を呼んだ。
恥ずかしそうな素振りひとつないのは、
初恋は遠い日の美しい思い出となっていたからだった・・・
ヨシヒコにとって何の力にもならなかった。


目にもとまらぬ早業で、ヨシヒコはキックを4発ほど食らった。
倒れ込んで起き上がりそうにない・・
動きが早かったので、観客は何も見えなかった。


ジャッキー・ピョン(粟根まこと)はムラサキに近づいた。
「娘さん、パフパフさせて♪」
両手を胸の方に近づけ「な・・ない・・・・」
ムラサキは貧乳のおかげで触られずに済んだ。

「お前・・・誰なんだ??」ダンジョーが強さに驚いて尋ねると
白髪のカツラやヒゲをはぎ取った。本当の姿を見ると、有名な格闘家!!



ヨシヒコが目を覚ますと、ネコ耳を付け、ネコっぽい鼻を付けた人が側にいた。
この人は仙人???

「ここは・・・?」
「お前はいったん死んだんじゃ。仏のおぼしめしでここに来たらしい。
下の時間は止めてあるから大丈夫!」


試合中、ヨシヒコは寝そべったまま。
ジャッキー・ピョンはヨシヒコを見下ろしている。
観客は声援を送って、ムラサキ・メレブ・ダンジョーはキョロキョロしていた。
声援を送った状態で固まる観客や、ヨシヒコの所に駆け寄る途中のレフェリー
自分たち以外の人が全員固まっていることに驚いた。

これは、自分たち以外のみんなの時間が止まっている感じ・・


「今のお前の力では、あのおっさんには勝てん。
ここで強くなって帰らねば、さっきの二の舞じゃ
強くなるのはお前さん次第じゃね。

ついて来い。わしは厳しいぞ~!」
仙人は(梶原善)ヨシヒコを鍛え上げてくれるつもりのようだ。


ヨシヒコと仙人は川で釣りをし、土手を滑って遊ぶ。
UNOをして、そうめん流しをする。


「お前は、強くなった。」
遊んでいた記憶しかないが、仙人から言わせると強くなったらしい・・
最終関門として、仙人が持つペットボトルを奪うように言われた。
全力で、強引にペットボトルをむしり取る。

「強くなった。あのジャッキー・ピョンでさえ、わしから水を奪うのに3年かかった。」


「最強じゃ。その水はパワー水と言って、飲むと力が100倍になる。」

仙人に言われて水を飲んだと同時に力がみなぎってきた。
仙人は普通の水を渡したはずだったが、
暗示にかかりやすいヨシヒコにとって、本物以上のパワーを感じた。



地上に戻ったヨシヒコ。戦うつもりで目を覚ますと、

「場外!優勝、ヨシヒコ!!!」

レフェリーから宣言を受けた。ジャッキー・ピョンは場外に・・?
ムラサキは、ヨシヒコに時間が止まっている間に移動させたことを小声で報告。
ジャッキー・ピョンは狐につままれたような顔をしたが、試合は終わった・・


「あっぱれ!あっぱれじゃ 勇者ヨシヒコ!!!!!」

城主はヨシヒコをたたえ、カギを手渡した。



さっそく西の山へ行き、宝箱を守っている緑色のドラゴンと戦う。
口から炎を吐き出して攻撃をしてくるが、
ヨシヒコの改心の一撃で倒すことが出来た。

強い魔物で手こずったが、ようやく宝箱に近づけた。
カギを取出し、中身を確認する。
宝箱を開いたと同時に魔物の攻撃を受けるかもしれない・・
慎重に対処しながら開いた。
中にベルマークが山のように入っていた。
ん?ん??まだこれを集めている人がいた!?
ドラゴンはコレを必死に守っていた!?

「もしや、これをもう少し集めたら悪霊のカギと交換してくれるとか?」
ヨシヒコは望みを持ってメレブに問うが

「・・・ん・・もう少し集めたとして、跳び箱ぐらいかな・・・」



釈然とせずアイシスの城を離れた。
その様子をこっそり見ていたヒサ(岡本あずさ)

「兄様、ヒサは西洋の剣術を身につけました。これで魔物も一撃です!」
フェンシングの構えを取った時、後ろから何者かに殴られて連れて行かれた。



おもしろ回でした。
大東駿介が股間を押さえて痛がったり
高橋努が牧瀬っぽく扮し、ヨシヒコを芹沢だと勘違いして戦いを挑むし、
裵ジョンミョンが負のいい味をだしていたりでニヤニヤしました。
強い人が城に必要だったはずなのに、
勝ち逃げされていいのでしょうかね??
仏はシュッシュすることを覚えたので、すぐにカギは見つかるのかな?


じんわり部屋を暖めるにはこれが一番

空気が乾燥すると、ウイルスが防ぎにくくなります。
適度な加湿が必要ですね。






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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 五 第5話 ネタバレストーリー こんぱち 佐久間一行 [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 五 第5話


山の中をダラダラと歩くヨシヒコ一行。道の途中に不自然な井戸を見つけた。
この井戸の中を調べたい衝動に駆られたヨシヒコ(山田孝之)は
みんなの制止も効かず、井戸の方に歩き始めた。

最近のヨシヒコは、どこに行ってもやたらに井戸の中を調べたがる。
どうやら、井戸の中に鍵職人が潜んでいると思っているようだ。
井戸の中には水が入っているのが当然で、人がいるわけがない。
メレブ(ムロツヨシ)は、調べたがるヨシヒコを説得しようとするが
ムラサキ(木南晴夏)は、気が済むようにやらせた方がいいと思っていた。

井戸を覗き込もうとしたら、井戸から人型の魔物(佐久間一行)が出てきた。
ピンクの全身タイツに身を包んだ魔物は
ロマンシング サ・ガ3「最果ての島」の曲に合わせて歌いだした。


井戸の中から出てきたわけではなく、井戸自体が魔物。
井戸からはちょっと出ることのできるシステムだが、
ふとした拍子で、人間体の部分が外に出られることがある。
そんなときは羽を伸ばして、ちょっとだけ井戸と離れる。

ヨシヒコは歌い踊る井戸の魔物を目の前で見ても、
鍵職人かどうかの確認がしたくて仕方がない。
歌の邪魔にならない所で職人かどうかを尋ねるが、歌い踊るのに夢中で答えてくれない。

井戸の魔物だから一応倒そうとするが、
もしかするとちょっとかわいそうな人なのかもしれない・・
判断がつかず、退治するのをためらった。
ヨシヒコは「魔物」と聞いて刀を鞘から抜き、隙が出るのを待った。
なかなか隙ができない・・・
面倒くさくなったので、歌の途中で井戸の魔物を斬った。
あっさりと倒せたと思い油断をしていたら、
ムクリと起き上がり、歌の途中から何事もなかったように続きを歌う。
魔物が歌っていた歌を歌いきったところで、
ヨシヒコの「いざないの剣」の効果が出て、魔物は眠ってしまった。





五、

「ヨシヒコ!ヨシヒコ!!!」
仏(佐藤二朗)がヨシヒコ一行を呼び止めた。
ヨシヒコは例のごとく仏の姿を肉眼で見られず、メレブから金環日食グラスを借りる。
いつまでたっても自分の姿を見てもらえないことを残念に思う仏は
日食メガネをはずすようにいうが、頑として断ってくる。

ヨシヒコのことをごちゃごちゃいうのは止めて、鍵のありかを話し始めた。


「いいか、次は”サクーラの村“へ行け。その村には、邪悪な気が蔓延している。
村のどこかに悪霊のカギ鍵があるかもしれない。
では頼んだぞ!さらばだ!!」

いつもはしょうもないボケを挟んで話してくるのに、
今日は用件を告げるとさっさと帰ろうとする。
メレブはこの普通な感じを茶化す。
仏は今までボケを挟んでいる意識はなかったので、さっさと消えてしまった。



サクーラの村に着いた。
村の入り口で村人たちの様子を眺めていると、3人の男が家に石をぶつける。
このような男たちがいるということは、治安はあまりよくないらしい。
でも仏が話していた邪悪な気がこの程度なら、逆にがっかり・・

「お前ら!なんばしょっとか このばかちんが!!
これから受験だっていうのに、人ん家にいしなげてどうすんだよ!」

金八風のロン毛の人が若者たちをしかりつけに来た。
この人の名はこんぱち(三又又三)

石を投げていたのは、“この家の親父が気に入らなかったから”という
適当な理由だけだった。

「はいみんな注目!いいか?
人という字は人間と人間が支えあって初めて、“人”という字になります。
いいか?お前らにとって気に入らないおじさんかもしれない。
でも、何かしらの支えになっている。
わかったらさっさと家に帰んなさい!!!」

「旅のお方ですが?少し騒がしいところですが、ゆっくり休んで行ってください。」

村の指導者は良い人なのかもしれない・・・
こんぱちの後姿を見ながら、そう思った。


宿屋から慌てて逃げ出す男がいた。何かに怯えている。
「とっとと逃げ出した方がいいぜ。ここには恐ろしいシャーマンがいるらしい。
洗脳された挙句、魔物のエサにされちまうっていう話なんだ。
ウソだと思ったんだが、本当だったんだよ!!!」
こう告げると、男は村人に声をかけられる前に逃げだした。

シャーマン=呪術師が洗脳する!?
話しを聞いて、村の中を探ってみることに決めた。



一番怪しい館を見つけた。裏では職員室と呼ばれているらしい。
指導者だけに、洗脳するとすればこの館の者たちに違いなかった。
今 口論をしているのはこんぱちといぬーい(松村曜生)
2人は方針の違いでしばしば口論をしている。

この口論を止めたのがひげとり(坪内悟)
館にそーっと入ってきたのはあまぞ(渡辺妙子)
白衣を着て、医者のような仕事をしている。

こんぱちは あまぞには弱いようで、何かを言われるとすぐに謝っている。
最後に館に現れたのはこちょーん(鷹觜喜洋子)と、きょとーん(西澤勉)

きょとーんが こちょーんに向かってぺこぺこと頭を下げている姿を
ムラサキが蕎麦屋で見たので、多分きょとーんの方が偉い人だと思われた。


どれだけ調べても、どれだけ覗いても、
村人を襲いもしないし、魔物のエサにしようともしていなかった。
これ以上調べても仕方がないのと、自分たちの使命はカギを探すこと。
職員室にいる者と関わらなければ、
洗脳されることもないし、エサにされることもない。
カギを探すことだけに専念することにした。


カギを探すのに一番それっぽい「こっとう屋」から調べることにした。
この館から調べることにする。

ヨシヒコは乱暴に扉を開けると、置いてある樽を一つずつ割っていく。
なぜか仲間たちは一列に並んで、ヨシヒコに付いて歩く。

割っては踏みつぶし、割っては踏みつぶし・・
店主が声をかけても知らぬ顔で樽を割りつぶしていく。
樽の後のターゲットはタンスの引き出しを開けて回ること。
大きな引き出しから、小さな引き出しまで
ひとつ残らず引っ張り出した。
その次は壺。これも樽と同様ガンガンに壊して回る。

こっとう屋にはカギが隠されていなかった。
隠しメダルもなければ、種もなかった。収穫はゼロ・・・


「なんばしよっとね、こら!加藤!!」
こんぱちがわからぬことを言いながら店に入ってきた。

「派手にやってくれたでござんすな。いったいこれは誰がやったんですか?」
「はい。」ヨシヒコは自分だとすぐにバラした。
「加藤まさる!!本当にお前は!」
「ヨシヒコです。」
「お前、職員室に来なさい。お話しがあります。」

ヨシヒコはこんぱちに職員室に連れて行かれてしまった。
助けに行こうとしたが、足が動かない・・こんぱちの仕業か?


ヨシヒコはこんぱちから説教を受けていた。
「いいですか、ヨシヒコ。そうやって謝れば済むって問題じゃないですよ。
しかし!人に謝ることをできない人間は、先生一番許しません。」
「しかし、樽と壺は割っていいっていうルールが・・・」
「ルールもくそもないだろうが!
樽とか壺とか割っていいっていうルール、世界中どこ探したってないでござんしょ。」

ヨシヒコはルールに乗っ取ってした行動だったが、こんぱちはおかんむり。
ひげとりが仲裁に入ってくれるが、こんぱちはすかさず排除する。

あまぞはユキーノ(宗田淑)をヨシヒコに引き合わせた。
肩までのロングヘアを、ちょいちょい髪を掻き上げる。
この動作を見ているうちに、ヨシヒコの意識は混乱していった。


「君とゆきーのの間には、新しい命が授かりました。」
ゆきーのは中学生なのに妊娠していた。それは、ヨシヒコの子供・・・
反論しようとするが、言葉が発せられなくなっていた。

「ヨシヒコ、この子に“歩”という名前を付けたいんだ。
歩という字は、少し止まると書くのです。
少しづつ止まりながらゆっくりと進む。そんな子になって欲しいのです。」

こんぱちはバンバン髪を掻き上げながら話し続ける。
「はい。こんぱち先生・・・・・」

ヨシヒコはいつの間にかこんぱちに意識を持っていかれてしまった。



宿屋でヨシヒコの帰りを待っていた仲間たち。
あまりにも帰りが遅いが、それほど心配していなかった。
おもむろに扉が開き、ヨシヒコが帰ってきた。

「何がいけないんですかダンジョーさん。
僕たちが愛し合っていることの結果なんです。
誰が反対しようと、僕はもう父親なんです。」

これだけ告げると、明日の朝に備えて休んでしまう。
ヨシヒコの様子がおかしい。100%なにかにやられてしまった感じだ。



次の日の早朝、ヨシヒコは阿部牛乳の配達を始めた。
「子供を育てるには、お金が必要なんです。親には頼れませんから。」

一軒に一本ずつ牛乳瓶を入れていく。
とある一軒にだけ、なぜか二本牛乳を牛乳配達ボックスに入れた。
「がんばれ、ユッキーノさん。」

この様子を見かねたダンジョーは、職員室に話を付けに行ってしまう。
残されたムラサキとメレブは、こんぱちを調べ直すことにした。



「皆様に報告があります。リーダーのヨシヒコは洗脳できたと思われます。」
こんぱちはこちょーんや きょとーん現状を説明していた。
残された仲間たちも、順番に言うことを聞いてもらうよう、こちょーんが指示する。

「イキがいい4人ですから、魔物さまも喜びますよ。」
こんぱちたちは、魔物の手先だった!!


桶屋に入ろうとしたメレブは、いぬーいに背後から肩を掴まれた。
メレブの髪の色が栗色なことを怒っているようだ。
この髪の色は天然で、何か手を施したわけではない。
なのに、“明日までに髪の色を戻せ”と言われた。
そこに こんぱち登場。メレブをなぜかかばった。

「やるじゃねぇか、メレブ。気が済むまでやってこい!」

メレブの周りに金色に髪を染めた男たちが集まり始めた。
その中にこんぱちも入っている。
村の中では浮いていて、警察官の大森(鈴木正幸)に呼び止められてしまった。


「何か、悩みでもあんのか?」
メレブとこんぱちの二人は、河原で石を投げていた。
こんぱちはメレブの悩みを聞こうとするが、メレブはこれと言って悩んでいなかった。

「しょぼい呪文しか覚えられなくて、辛いんだろ?
我も人なり、彼も人なり。」

思っていたものの、口にも出せない心の声をこんぱちは代弁してしまった。
メレブの心を鷲づかみにし、メレブを掌握してしまった。


ムラサキは女の子だけが聞く講義にこっそりと紛れ込んだ。
男と女が愛し合うことで授かる命についての話。
こんな話を座って聞いている自分で自分が不思議だと思っていた。
そんなムラサキのスキを、あまぞは逃さない。
すかさずムラサキの元へ行き、眼力を使ってムラサキを洗脳してしまった。

「みんな!二人のためにカンパしようぜ!!!」
いつの間にか扇動者になっていた。



ヨシヒコは保健室らしきところで眠るユキーノの寝顔を見ていた。
そこにこんぱちがやってきて
「親という字は、木に立って見ると書いて親と読むんです。
君たちもどうか、生まれてくる子を木の上からじっと見守って下さい。」

こんぱちの言葉を聞いてヨシヒコは外に行こうとする。

「どこへ行くつもりなんだ?みやざわたもつ。」
こんぱちはヨシヒコを一回でヨシヒコとは呼ばない。
この名前間違いをヨシヒコは簡単に訂正し、木に登りに行こうとする。
こんぱちに言われたから木に登ろうとしているのに、登ることを止められる。
なぜ止められたのか?全く理解できずにいた。
こんぱちは、たとえ話を本気に取ろうとするヨシヒコに手を焼いた。


ダンジョーは仲間が全員取り込まれてしまったことを嘆いていた。
悪霊のカギどころの話ではない。
原っぱを歩いていたら、こんぱちが号令をかける。

「3年B組」「こんぱち先生!!」
どこかで見たようなTVのオープニング映像のような状況が始まった。
こんぱちに駆け寄る生徒たち。その中にはヨシヒコ、メレブ、ムラサキもいた。

このままでは魔物のエサになってしまう。
それでもついて行こうとするヨシヒコたちを止めようとするが
こんぱちの洗脳は解けそうになかった。


こんぱちが餅つきをして、生徒たちはそれを眺めていた。
「先生、俺そろそろ魔物のエサになりに行くよ。」一人の生徒がこう言うと、
生徒の全員とメレブ、ムラサキも魔物の所へ歩き出した。

餅つきに残っているのはヨシヒコだけだったが、
そのヨシヒコもこんぱちに促され、魔物の所に歩き出した。



ダンジョーは職員室にある放送室らしき場所で、
マイクに向かって、こちょーんと、きょとーんとの会話を村に流し始めた。

ダンジョーは懸命に仲間を返してもらえるように頼んでいた。
熱意は言葉に表れていて、メレブとムラサキの心を捕えた。
だが、説得できないもどかしさで、ダンジョーは剣をこちょーんに向けた。

「そんなに仲間を返してほしければ、捧げものの小屋に行けばいい。
今頃3人共そこにいる頃だわ。」
こちょーんが自白した。

職員室の状況は、全部外に聞こえていた。もうすぐ警察が来てしまう。
そんなことは承知の上でダンジョーは外に出た。
警官に手錠をかけられ、連行される。
その様子を見て、メレブとムラサキはダンジョーの元に駆け寄ろうとした。
動きを阻まれてダンジョーの所に行けない・・・


ヨシヒコが走ってきて、ダンジョーを連行する警官を斬りつけた。
あっけにとられている隙にみんなで逃げた。


村の外に出てようやく落ち着いて話ができる状態になった。
“敵をだますにはまず味方から”で、洗脳されたふりをしていたことをみんなに話した。
ヨシヒコは“ふり”だったが、メレブとムラサキは本当に洗脳されていた。
村人を洗脳していく先生たちは、全員魔物たちに操られているだけだとわかった。
魔物退治のために部屋に入るには、こんぱちが持っているカギが必要だった。

魔物の部屋のカギは、悪霊のカギなのかもしれない・・
がぜんやる気が出てきた。


さっきどこかで見たようなTVのオープニング映像の冒頭だけだったが、
今度は少し荒めの再現映像が始まった。
こんぱちは機嫌よく歩いている。その前に立ちふさがった。
こんぱちにカギを差し出すように言うが、出すつもりはないようだ。

「一つお聞きしたいことがあります。
ヨシヒコ、あなたはなぜ私の洗脳を解くことが出来たのですか?」
「洗脳など、最初からされていない。」

ヨシヒコはこんぱちが毎回話す漢字の例えの話、
他の者には効果があるのかもしれないが、

「私はその漢字を知らない!!!」

いかにもヨシヒコらしい答えだった。
いままでバカだと思っていたが、ここまでバカだと思わなかった。
ヨシヒコの頭の中には、悪霊のカギを探すことしか入っていなかった。

「歩どころか、親という漢字はなおさら知らん!!」
「J・O・D・・・」冗談と言おうとしているところ、ヨシヒコに斬られた。
高いびきのこんぱちからカギを奪い取った。

その足で魔物の所に行き、瞬殺。


サクーラの村には戻らず、そのまま旅をすることにした。
魔物を倒したので、先生たちの呪いは解けたはずなので一安心。

よく考えてみると、メレブは魔法使いなのに呪術にかかっていたことを
ムラサキはなじった。
「結局・・・・人柄・・」だとメレブ本人が自分から言い放った。



仏は、自分のミスで魔物のカギでないことを簡単に詫びた。
今回苦労したのに簡単に処理されたことで怒るが、どうしようもないことだった。

仏と対話している姿を遠くから見ていたヒサ(岡本あずさ)
「兄様、ヒサはとうとう世界最強の戦闘術グレイシー柔術を身につけました。
これで敵を倒しまくりますよ!」

遠くから兄に語りかけるヒサ。
背後から何者かに後頭部を殴られ、連れさらわれた。


ヒサがショートヘアに変わっていました。
繋がりは関係なく切ったのか?カツラを被っていたのか?
荒い金八の再現にニヤニヤしました。

「腐ったみかん」もう一回見ます??

寝心地満点です。
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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 第4話 四 ネタバレストーリー あらすじ 小柳友 八嶋智人 [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 第4話

分かれ道ごとにメレブ(ムロツヨシ)の持つ杖が指し示す方を歩いていた
ヨシヒコ(山田孝之)一行。

「止まれぇい!!!」
学生服に学生帽を被った男に立ちふさがれた。

「さっさとこっちに飯をよこさないと、お前ら死んでしまうよ・・
よよよような目に遭ってしまうような感じだ。」
何を言いたいのかがはっきりしない男だった。

「はい、この人“出会いがしら”が全くできていないので5点減点!」
メモを走らせながら男に指導している教官(八嶋智人)

「死にたくなきゃ、かかってこいよ!!!」
新人盗賊(小柳友)だった男は、教官に言われるがままに相手の武器を指さした。
そして目視を左右、上下にする。
どこをどのように見るのかがまだ理解していないので、
言われるがままにキョロキョロと確認をした。

「来いや!!」
後ろからの敵を確認していなかったんで、5点減点。
今は仮免許試験の路上教習中。
メレブは盗賊が免許システムだったのを今知った。
というか、ヨシヒコを含めたみんなは今の職業の免許など持っていなかった。

新人盗賊は刀を抜いて構える。
ヨシヒコはそれにこたえるように刀を抜いた。
新人盗賊がかかって来るが、仮免の盗賊を斬ることが出来なかった・・・
ヨシヒコはどこまでもお人よしだ。

ヨシヒコが刀と刀を合わせたまま身動きをせずにいると、
教官が刀の持ち方とさばき方を新人盗賊に指示する。
順手で持ったり逆手に持ったりして、スムーズに動かすコツを教官は話す。
斬りかかることなく、ヨシヒコは指導を受ける新人を根気強く待った。

ヨシヒコたちをほったらかしにしての指導。
相手を前にして新人が泣きだし始めた。

「僕だって・・一生懸命・・一生懸命にやってるんだ・・」

優しい指導を受けると、何とか上手く刀をさばけた。
実践ではこんなに呑気なことはありえない。
ダンジョー(宅麻伸)とムラサキ(木南晴夏)はイライラしていた。

「ヨシヒコ!斬っちゃえ斬っちゃえ!!どうせ眠ってしまうだけなんだから!!」
ムラサキはさっさと先に進みたかった。

「ダメだ。斬れば少なくとも彼の心のキズになる。」
ヨシヒコはこの新人を偉く気遣っている。

ムラサキはおちょくって、先の引っこむ剣を新人の背中にカシャカシャと刺し込んだ。

「今たまたま後ろからブスブスと刺されているけれど、
実践ではこういうことないから。」
教官は完全否定する。だが、実践はこれ以上のことがいくらでもあった。
教官からして実戦経験を持っていないようだった。

「こんなんじゃ、今日はハンコあげられないな!!」
ふがいない新人は涙を流すばかり・・・・







ヨシヒコ一行はようやく出てきた仏(佐藤二朗)と対面する。
今日の仏は吉村真理のマネをしての登場だ。
って、吉村真理って誰なんだ!?今さら解るヤツいねぇだろ!!
(夜のヒットスタジオとかを参照するとわかるかも)

仏は出てきてくれたが、悪霊のカギのありかを見つけてくれたわけではなかった。
一応この先に“トロダーン”という村があり
その村長の持ち物の中に、それらしきカギがあるという情報を掴んでいた。
これは悪霊のカギかどうかはわからないが、邪悪な気が漂っていた。
もしかすると、悪霊のカギなのかもしれない。
ヨシヒコたちはとりあえず“トロダーンの村”に向かうことに決めた。


トロダーンに着いた。村の中に入ろうとしたとき、米俵を担いだ村人が転んだ。
村長に納める年貢の取り立てが厳しく、昼夜働きずめでかなり憔悴していた。

村長に年貢を納めるなんて考えられないことだが、
前の村長は突然死んでしまって、村長に変わったが、
それから年貢の取り立てが厳しくなっていった。
今の村長は年貢を納める代わりに
村の付近にいる邪悪な幽霊から村人を守ってくれていた。
なので年貢を納めるのも致し方ないことだった。


村人の話を聞いたヨシヒコたちは村長に会いに行った。

「お前たちか?私に会いたいという者は?」
カッパハゲの村長(阿南健治)が客間に姿を見せてくれた。

「こちらに邪悪な気を宿すカギがあると聞いたのですが・・・」
ヨシヒコは本題を一言目に話す。

村長はカギの話したことなどないので、挙動不審な行動をしたものの
「ない」ことをきっぱりと言い切った。
でも、この挙動不審を見ていると「ある」と言っているのも同然のことだった。

「そのカギを下さい。そのカギで世界が平和になるかもしれない。」
ヨシヒコはごり押ししながらカギを手に入れようとした。

「この村に幽霊が出るのも、そのカギのせいかもしれんぞ。」
ダンジョーは幽霊話を持ち出した。この話に乗ってくれると、話しは早い。

「わかった。ただし条件がある。」

村長は少し前からこの村に幽霊が出てくることは知っていた。
その幽霊を送り込んでいる者の正体も掴んでいた。
その正体は、北の山のテッペンに住む、邪悪な霊魂。
ヨシヒコたちが幽霊を倒したあかつきには、カギを喜んで渡すと約束した。

村に幽霊が出るのはにわかに信じがたいことなので、
今夜一晩宿泊して、幽霊がいるかどうかを確かめることにした。


丑三つ時、幽霊が姿を現しても不思議でない時間。
外を見まわっていたヨシヒコたちは、崩れかけた祠の井戸を見つけた。
幽霊はこんなところにいるもの。何て話しをしていたら
井戸から貞子のような長い黒髪の幽霊が出てきた。
少しずつこっちに近づいてくる。来る・・きっと来る・・・・

貞子のような幽霊はヨシヒコたちを全速力で追いかけてきた。
怖くて逃げ出してしまう。だが、ヨシヒコは剣を構えて幽霊に挑もうとしていた。
幽霊を何とかまいて井戸に戻って来た。
ヨシヒコがまだ剣を構えていたので、みんなは勇者であるヨシヒコを褒め称えた。
近づいてよく見ていると、ヨシヒコは剣を構えたまま気絶していた。


幽霊退治をするために、朝から北の山のテッペンを目指して歩いていた。
ドラクエでいうところのゴーストが現れ、ムラサキに“メラ”の呪文攻撃!
たいしたダメージを受けなかった。

てっぺんまではすぐにたどり着けず、ひとまずつぶれた宿屋に泊ることにした。
この部屋に残されていた“旅の思ひ出”と書かれたノートを読んでみることにした。

「幽霊が出ます。気を付けてください。」
「信じていませんでしたが、本当に出たので日の出とともに帰ります。」
読んでいると気が滅入ることしか書き込まれていなかった。

ヨシヒコの肩に、呪怨の俊雄くんみたいな幽霊が突然出てきた。
白塗りの子供が出現したことで、みんな腰を抜かして驚いた。

みんな眠って一人取り残されると怖いから、一晩起きていようとメレブは提案する。
この提案にみんな賛成するが、囲炉裏にくべる薪が部屋に残っていなかった。
誰かが代表して外に取りに行かなければいけない・・・
じゃんけんをして外に行く者を決める必要があった。

じゃんけんで一発アウトだったのはムラサキ・・
か弱い女性だとアピールしたものの、男どもは変わってくれなかった。
仕方がなく外に出て薪を抱える。怖すぎて、歌を歌って紛らわせようとした。

「おばけなんてないさ、お化けなんてウソさ・・・」

よりによってこのチョイスはどうしてだろう・・
ムラサキの背後に、犬神家の一族の佐清(すけきよ)のような幽霊が現れた。
のっぺらぼうで真っ白の幽霊は「あ゛あ゛あ゛あ゛・・・」とうめき出した。
部屋に戻ったが怖くて正気を失ってしまう。


メレブ以外は眠ってしまい、仕方がないので自分も早く寝ようとした。
ダンジョーが起き、トイレについて来いとメレブを誘う。
ついて行きたいが金縛り中・・・さっきの俊雄くんがメレブを近距離でガン見していた。

メレブを見ている俊雄くんを見て怖くて仕方がないが、トイレを我慢できなかった。
ダンジョーは一人で外にあるトイレに向かった。
トイレの扉を開けると、花子さんらしき子供が立っていた。
トイレの花子さん!?
一度怖くて扉を閉め、また開けてみたがやっぱりそこに立っていた。
怖くて中に入れないので、とりあえず外で済ますことになった。



親玉の家をようやく見つけた。
家は邪悪な気をまとっているのでただ者ではないと判断する。
夜にならないと幽霊は出没しないので、とりあえず休憩する。
このタイミングでメレブが新しい氷系の呪文を覚えた。
とりあえずムラサキにかけてみる。

「えい!!」

ムラサキの口の中から氷が出てきた。
この呪文は口の中から一つだけ氷を出現させる呪文。「ヒャダコリ」と名付けた。
この暑い最中、このヒャダコイは大好評!ただそれだけで役に立たなかった。

夜になり、建物内部に潜入する。
日本の幽霊が姿を現すときの擬音“ヒュー ドロドロドロ・・・”と聞こえてきた。

「あれ?おきゃくさん??」

普通にふすまを開けて幽霊が出てきた。
幽霊の親玉(温水洋一)というよりも、オーソドックスなただの幽霊だった。
腰の低い幽霊の親玉は、一応“うらめしや~~~”と決まり文句を言い、
鬼火を出して幽霊の雰囲気を出していく。

トロダーンの現村長に殺された、元村長だった。
元々は部下だったが、寝ているところを狙われて殺されたのだった。

今の村長になってから年貢が重くなったと村人が言っていたが、
私服を肥やしていたのだとわかった。
怒った元村長の幽霊は、村長の枕元に出て脅かした。
村長はそれを逆手にとって、「幽霊から守ってやる!」と言って年貢を重くしたのだった。
夜中に現れるのは村長の仕込みで、普通の人が演じている。
ここまで知ってしまうと成仏なんて出来なかった。

ヨシヒコは村長を懲らしめることを提案する。


村に帰り、幽霊退治の報告をする。村長は喜んでカギを差し出してくれた。
そのカギはMIWAと刻まれた普通の家のカギだった。
このカギでは魔物を封印できるのかが心配だった。

「これを頂く前に、村長には見ていただきたいものがあるんです。」

ヨシヒコたちを怖がらせた、貞子、俊雄、佐清、花子さんが出てきた。
村長の仕込み。だが、当の村長はそんなことをした覚えがなかった。
本物の幽霊代表として元村長も姿を現す。

「村長、本当の自分の姿を見て見ろ!」
ルーの鏡で村長を映すと、邪悪な顔が映し出された。
「悪霊退散!!!」
ヨシヒコの一斬りで口から邪気があふれ出し、カギの中に入っていった。
元からカギに悪が宿っていたのだった。
村長はその場で倒れ、カギは粉々に粉砕された。

この様子を見て、元村長は成仏していった。


カギのありかを探して、次の場所に旅立つ。
仏は頼りにならないし、悪霊のカギはどこにあるのだろか・・・
人の心にまで悪霊は宿り始めている。早く見つけないと・・


「兄様、その戦い私も入れてくださいませ。
なんとヒサは、弓の達人になりました。
どれだけ離れた所でも、的を射ることが出来るのですよ。」
ヒサ(岡本あずさ)はヨシヒコの方に弓を構えた。
背後から何者かに後頭部を殴られ、連れさらわれた。



お化けの総出演はちょっと怖いですね。
一番怖いのはどれですか?
わたしは・・・・としおくんですね。
目が覚めたときに眼前にとしおくんがいたら立ち直れない・・・

お化けで遊ぶにはこれぐらいがちょうどいいですね。

風邪を引きやすいシーズンになりましたが、
予防の意味でも舌をブラシで洗い、雑菌を口から追い出しませんか?
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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 参 第3話 ネタバレストーリー 青木崇高 [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 参 第3話 ネタバレストーリー 青木崇高

山奥を歩き続けるヨシヒコ一行。
行先を決めていないのでだらだらとした感じで歩いていた。
そこにロン毛のもっさい男が一行の前に立ちふさがる。

「さあ、殺されたくなかったらありったけの食料を出しな!」

この男は一目でわかる武器を持っていなかったので
ダンジョー(宅麻伸)は少しナメていた。

「俺には武器なんていらねぇ。
どうやらここら辺では知られた俺のこと全く知らねぇようだな。
俺は、毒霧のザジ(青木崇高)
俺の毒の霧に触れたやつらは一瞬にしてあの世行きだ。」


4人ぐらいは一度の噴射で倒すことが出来るほどの威力を持った毒。

霧と名前が付いているから、
きっと口から噴射してくるタイプだとメレブ(ムロツヨシ)は判断した。
ザジとは戦わず、今すぐにでも逃げ出す方がいいと慌てふためくムラサキ(木南晴夏)
ヨシヒコ(山田孝之)は、こんな敵だからこそ倒さなければいけないと意気込み、
ダンジョー(宅麻伸)はヨシヒコの考えに同意して、剣を構えた。


「おめぇら全員を、皆殺しにしてやる。」

ザジは懐から毒入りの小瓶を取り出し、口に含みいれた。
毒霧は吸い込まなければ大丈夫だと思い、戦いの構えを取って息を止めた。
レスラーの武藤敬司決めポーズを取り、毒を噴射しそうでしない。
思わせぶりなことを続けるザジに腹を立てたムラサキは、
サジを怒鳴りつけた。
息を止めることを止めた隙にサジが毒霧を噴射する。

毒霧は前に飛び出さず、自分の方に向かって飛んできた。
サジは相手の隙だけを待っていたので、風向きのことをすっかり忘れていた。
自分の出した毒霧で、自分が倒される・・・悲しい展開






10日間歩きづめでみんなの疲れがピークに達していた。
盗賊たちは持っている食料を狙って襲いかかって来るが、
その食料は底を尽きようとしていた。
魔物をそこそこの数倒したので、小金は手に入った。

総合して考えると、次に見つけた村でゆっくりと足を伸ばして眠りたい。
山の中腹から下を眺めると、村があるのが見えた。
村を見つけたのはいいが、ヨシヒコは何かよからぬ気を感じていた。
一応魔法使いのメレブも確認してみるが、ヨシヒコが感じた気を感じなかった。
村には食料と足を伸ばして眠れる場所がある。
村を目指す動機としては充分。とりあえず行って見ることに決めた。


村に着き、真っ先に米と塩を手に入れた。
市場で働くのは、たいていの村は女性の仕事だった。
この村では、どこをどう見ても男性の姿しかない・・・・
女性は家の中の仕事だけをすると、村の方針で決まっていることかもしれないと思い
そんなに深く考えることは無かった。

宿屋の仲居も男性だった・・・・
こんなことは気にせず、とりあえずゆっくり休んで体力を全回復させることにした。


「もっと言ってしまえば、酢豚のパイナップル。
肉を柔らかくすることが目的なら、柔らかくした後
パイナップルなんて捨ててしまえばいい!!」

いつもながらヨシヒコは誰かに話しているように、明瞭な言葉で寝言を話す。

ニャァァァ・・・ギャァ・・・・

外の声がうるさくてヨシヒコは目が覚めてしまった。
声のする方を見に行くと、村の男たちは四つん這いになり猫のように歩いている。
その中の一人は、宿屋の仲居だった。


次の日、宿屋の仲居を部屋に呼んだヨシヒコ。
ネコに変わってしまう理由を仲居に聞いてみるが、
仲居にとっては身に覚えのないことだった。

けげんそうな顔つきで仲居を見つめるヨシヒコ。
仲居はヨシヒコが見た夢のことだと取り合わない。
疑問は解消できなかった・・・この件は引き下がることが出来ない・・
いつもならいい頃合いで出てくるはずの仏(佐藤二朗)が
いつまでたっても姿を見せないことをいいことに、捜査を続行することにした。


ガライの薬屋で話しを聞く。
ガライはこの村一番の識者。村のことは一番理解している人物。

「昨夜妙なものを目にしたのです。村の男たちが揃って猫のように・・・
それと、なぜこの村には女性が一人もいないのですか?」
ヨシヒコは、昨日の夜に見たことをガライに話した。

「あ・・・見たか?」
ガライはこのことが至極当然のことのように話をする。
あれはヨシヒコの夢の中での出来事ではなかったのだと証明された。

「どちらも・・魔物の仕業だよ。」

魔物は女性たちばかりを連れて行った。
取り返そうと力の強い男たちが出かけて行ったが、一人も戻らなかった。
そのうちに、女性が村に一人もいなくなり、
残った男たちがネコにされてしまった。
夜中になるとネコに変わってしまうが、自分がネコに変わっていることを知らない。

ネコに変わってしまうのは、やつらが村に撒いた菌のせいだった。
その謎の病を治す薬をガライは研究していた。

「その魔物から解毒剤をもらいましょう。」

ヨシヒコは簡単に言うが、そんなことが出来るならもうとっくに実行している。
村一番の猛者が戦いに行っても歯の立たなかった相手・・
無駄死にすることは、行く前から目に見えていた。

「いや、倒します。村の女性たちもそこにいるはず!
まとめて取り返して見せます。」

正義感一杯のヨシヒコは人助けをせずにはいられない。
でも、今回の旅は悪霊のカギを探すこと。
メレブが思うに、寄り道をしていては仏が怒るし、面倒だった。
ムラサキは何処にいるかもわからない魔物退治は探すだけでも時間がかかるので
ちょっと行きたくなかった。

「そんなものはすぐに分かる。私に良い考えがある。」

かなり思い切って断言したヨシヒコ。
この秘策は何だったのだろうか・・・・??


ダンジョーとヨシヒコが宿屋に戻って来た。
遊女のように着飾って、遠目から見ると一応女性に見える。
ヨシヒコは見ようによっては女性に見えなくもないが、
ダンジョーはどうやって見ても魔物にしか見えない。

「これで私たちが村をうろつけば、あっちから現れます!」

そんなに上手く騙されてくれるかは疑問が残るが、
ムラサキがおとりになっても、万が一の時には一人では戦えない。
戦いに長けた2人が行く方がリスクはすくない。


村の中をしゃなり しゃなりと歩いて、魔物を引き付けに出かけた。
ヨシヒコは内股で2~3歩あるくとお尻を突出し、
また2~3歩あるくとお尻を突き出した。
これがヨシヒコ流の男を引き寄せる歩き方だった。
真顔でやりきるヨシヒコが逆に怖かった。
女らしいという概念を取り違えている。

物陰から見ているメレブとムラサキの目には
ただひたすらにキモいオッサンが歩いているとしか見えなかった。

オッサン、いやダンジョーは一歩ごとに後ろに引いた足を曲げてポーズを作る。
両手を広げたり閉じたり・・やたらに動きの歩き方。
メレブの女性データの中には、こんな歩き方をする人はいない・・・

これではだれも女性と思えずにさらいに来ない。
別の方法が必要なのかもしれない・・・


ムラサキの口元に布を当て、後ろから襲って連れさらった。
ヨシヒコとダンジョーを見ているので精一杯のメレブは、
ムラサキがいなくなったことを知らなかった。
宿屋に戻り、ムラサキの行方を考えるが 手がかりはまるでなかった。

みんなの目の前を小鳥が飛んできた。
これはいつもムラサキが肩に乗せていた小鳥。
肩に止まっていたが、生きている本物が止まっていると誰も思わなかった。

ヨシヒコの手のひらに止まるとヨシヒコを媒介して語りかけてきた。

「ムラサキさんのいるところへ、ご案内いたします。
私についてきてくださいませ。」


ムラサキの元に向かう道中、ドラクエで言うところのスライムが2体現れた。
ダンジョーと、ヨシヒコの一撃で倒す。
先に行こうとすると、さっきのスライムが現れた。

メレブが思うに“仲間になりたい”そんな風にこちらを見ていた。
魔物が仲間になるなんてばかばかしいことだとダンジョーは思うが、

「仲間になりますか?」メレブがヨシヒコに問うと
「はい。」ヨシヒコはあっさりと認めた。

「よし、今日からお前の名前は“スラリン”だ!馬車に乗っているがいい。」

メレブがスラリンに命じると、嬉しそうに馬車に向かっていった。


夜になり、近くにあったさびれた寺で休むことにした。
ここでこれまでの出来事を検証してみる。今回は謎が多すぎる・・・
女をさらうだけではなく、なぜ男をネコにする必要があったのか?

ダンジョーはおおよその見当をつけていた。
女性が大好きな化け猫が、この辺りを支配しようとしている。

ダンジョーはヨシヒコに意見を求めるが、
ヨシヒコはメレブが持って遊んでいたススキの穂を見ていて
話しを全く聞いていなかった。
ぼんやりとして話しを聞いていないなんて、ヨシヒコらしくないことだった。
疲れているのだと思い、ダンジョーはヨシヒコにみかんを投げてよこした。

ヨシヒコはみかんを見ているうちに、転がして遊び始めた。
・・・ん??いかん!!ヨシヒコがネコになる菌に犯された!!
ヨシヒコの意識はヨシヒコのままだが、体が勝手にネコとして動き出している。

外で吠えるイヌに反応し、メレブの持っていたススキにも反応してしまう。

「いかん!私がネコの菌に犯されてい場合ではニャイ!
私がネコにニャるなど、ありえニャい!」

行動はうらはらで、ダンジョーの膝の上に乗り首元を撫でてもらう。
ヨシヒコはゴロゴロと鳴き、気持ちよさそうにしている。
ヤバい程にネコだった。


小鳥はムラサキの所までちゃんと案内をした。
ムラサキはいつの間にか居なくなった小鳥“キロ”に話しかけている。
少し遅れてムラサキに合流した。
ムラサキは捕えられているというよりは、下働きさせられている感じ。
今日はちょうどいいことに、畑の草むしりをしていた。
とりあえずこの場から逃げ出す。

追っ手を撒くのは簡単で、ただ走って逃げただけ。
追いかけてくる風でもなく、脱出に成功した。
潜入調査をした風になったムラサキ。状況の説明を始めた。

ここまで連れて来られたが、させられるのは肉体労働ばかり。
女好きの魔物がいて、踊らされたりエッチなことをされたりとかは全くなかった。
いい女以外が肉体労働しているのではなく、
とにかく女性であれば全員同じよう扱いを受けている。
一度だけ飯炊きとして屋敷内部に入ったが、屋敷の中には人間の男しかいなかった。

聞けば聞くほど謎が深まっていった。
こんな謎だらけの状況の中で、メレブが新しい呪文を覚えた。
さっそくムラサキにかけてみる。

ムラサキは呪文をかけられても何の変化もなかった。
しゃべり方も変わらなければ、顔に変化があったわけでもない。
何も起こらないつまらない呪文だと思って油断していたら

「プッ」ムラサキがおならをした。
「そう、この呪文は敵全体に“おなら”をさせてしまう呪文だよ。」

でも、この呪文が戦闘の何に役立つのだろうか??
メレブはおならをした瞬間に恥ずかしくなって攻撃どころではなくなると主張するが、
敵はおならをいくらしても、そんなことを気にせずに攻めてくるはず。
どう考えても役に立ちそうにない。

「この呪文を“ヘイミ”と名付けよう。
この呪文はヘイミ→ベヘイミ→ベヘマ→ベヘマラー→ベヘマズンと進化をして、
敵がするおならがどんどん大きくなっていく。」


裏口に回り込み、屋敷内部に潜入することに成功した。
ボスの部屋らしき場所を見つけ、中を覗いてみると
ドラゴンクエストのフレイム、サイクロプス、ゴーレムらしき魔物と
人間の男たちがボスを守っている。
一度退散して作戦を建て直した方がよさそう。
どうしてもボスの顔を見たいヨシヒコは、一瞬の隙を待った。
チラリと顔を見ると、そこに人間が座っていた!!


ヨシヒコがネコに変わってしまった。
作戦どころではないが、みるからに強そうな連中が取り囲んでいて
レベルをきちっとあげてから戦わないと勝ち目がなさそうだった。
ボスは男のくせに化粧をしていた・・・!!

メレブに妙案が浮かんだ。
朝になり、ヨシヒコに角刈りタンクトップ姿のスポーツマン風衣裳を着せた。
この格好で行くと、すぐにでもお気に入りの一人になれることは確定事項だった。


迷うことなく正面から屋敷に入れてもらい、ボスの部屋まで案内された。

「今日からお世話になります。ヨシヒコと申します。」

ボス(ミッツ・マングローブ)はヨシヒコの姿を見るなり、全員を部屋から出した。
2人きりになると、ボスは格別な待遇でヨシヒコをお気に入りの一人にしようとした。
ヨシヒコは近づいてくるいざないの剣を抜き、斬りかかろうとする。
少し出来た隙をついて、ボスはヨシヒコに抱きつく。
引きはがし、ヨシヒコがまた斬りかかろうとすると
隙を突いたボスは、急所を優しく触り始めた。
ヨシヒコはなぜか身をゆだね、力が入らなくなる。
ボスはヨシヒコに抱きつき、離れそうにない。


「ヨシヒコ!そいつはオネェだ!!」

邪魔な女は排除して、弱い男は可愛いネコに。好きな男だけ近くに置いていた。

抱きついたままのボスをダンジョーが背後から斬る。ダメージゼロ・・・

「私の正体を見せてやるわよ。」

マングローブの木の妖怪に変化した。
こんなこともあるかと、ムラサキは必殺の裏技を考えてきていた。

「これを見よ!!」
ムラサキのセクシーランジェリー姿!!!!
魔物にとって全力の女はけがらわしいものだった。戦意喪失をしてしまう。
そこにめがけてヨシヒコが斬りかかる。

「隙あり!!!!」



村の危機は去り、囚われていた者も村に帰った。
ネコの病も消えて一件落着だった。
だが、悪霊のカギと全く関係のないことだったので
仏がかなり怒っている。

「今日の所は許す。仏の顔も3度まで。
もう鍵のありかは教えない♪」

仏は怒りながら出てきて、おどけながら消えた。


「兄様、ヒサ(岡本あずさ)も戦いに加わります。
ヒサはなんと、ヌンチャクをマスターしたのです。」

ヒサは物陰から兄ヨシヒコに語りかけ、チャイナ服姿でヌンチャクで技を披露する。
ヒサの存在に気づいていないヨシヒコたちは、先へと歩みを進めていた。

何者かがヒサの背後に回り込み、後頭部を一撃!
そのまま連れて行かれてしまった。



ミッツだからマングローブの木・・・
気付くのに少し時間がかかってしまった・・・・
まだまだですね。
ムラサキのセクシーランジェリー姿がアニメで残念でした。

勝負するにはピッタリのセクシーですね。

サンタ♪



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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 弐 第2話 ネタバレストーリー 平野綾 細田よしひこ [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 弐 第2話

結局のところ、ふりだしに戻ってしまった。レベルゼロ・・・・
重い足を引きずりながらあてどなく歩く。
また少しずつ経験を積んで強くなるしかないのか・・・


「待った!!お前たちが持っている食料、全部頂こうか。」
目の前に姿を見せたのはビドー(細田よしひこ)

魔物が出てくるようになると、人間の性根も腐ってしまうのか追剥まで始まった・・
憐みの目でビドーを見つめるダンジョー(宅麻伸)
戦えば経験を積むことが出来るので、
この際誰でもいいから戦うべきだと発言するメレブ(ムロツヨシ)
無益な戦いは避けたいと考えているヨシヒコ(山田孝之)
ここはひとつ、イザナイの剣で眠らせてしまうのが一番と決めた。


ヨシヒコが剣を抜くと、ビドーも剣を抜き 構えを取った。
緊迫した空気が流れる・・

「ビドーくん♪終わった??早く遊びにいこ♪」

ビドーの彼女・アリー(平野綾)が出てきたので、戦いの前に拍子抜けしてしまう。

「こいつら倒して、上手いもんゲットしてから行こうって言ってたじゃん!」
計画を簡単に話して聞かせたが、アリーはこの冷たい言葉に傷ついた。

「なんで?何でそんなに冷たい言い方するの??
ビドーくん、私のこと嫌いになっちゃったんだ!!」

ビドーはアリーを慰めながらいちゃつき始めた。
ヨシヒコは剣を鞘に納める。戦う気がないなら相手にする必要がない。
先に行こうとしたら、ビドーがいちゃつきを止めて戦おうとする。


「待て待て、このまま逃がすようなビドー様だと思うか?」
「ビドーくん止めようよ。ビドーくんに万が一のことがあったら私・・・
もし、ビドーくんが死んじゃったら・・私・・・・・・」

アリーはウソ泣きほど大げさに涙を流してビドーを止める。
激しく泣くアリーを見て、ビドーは動揺してしまった。
アリーを一生懸命なだめているうちに、またいちゃいちゃし始めた。


この展開を2度も見せられてムラサキは激怒して
ヨシヒコにこの状態で背後から狙えと命令する。
戦うつもりでいたが、戦う気のない相手と戦うつもりはない。
ヨシヒコはそのまま通り過ぎようとした。

そんな気配に気づいたビドーはヨシヒコを止める。
面倒くさいことにイラついたダンジョーは抜刀しながらビドーに剣を向けた。
剣が指先をかすめて ちょっとだけ切れた。


なぜかビドーは息も絶え絶えに苦しみもがき、
アリーはビドーが死にそうなのを嘆く。
重ねて書くが、指先を少し切っただけで死ぬほどのケガではない。

「お・・俺が死んだら、もっといい男見つけろよ・・・」
「ばか!ビドーくんのばか!!
私がビドーくん以外の人を好きになるわけないじゃん!!」

「アリー!!!!永遠に君を愛す!!!!!」 ビドーは気絶・・・
「助けてください!!助けてください!!!!」
アリーは“世界の中心で愛を叫ぶ”のワンシーンのように絶叫!

この三文芝居を見ていられないメレブはあきれていたが、
みんなは涙を流して感動・・・






「ヨシヒコ!ヨシヒコ~~~~」
仏(佐藤二朗)がヨシヒコ一行を呼びつけた。
仏が出てこないと次の行く場所が皆目見当がつかない。
いつまでも放ったらかしにされたことに文句をつける。
仏は家族旅行で忙しく、姿を現す余裕がなかったと弁明。
そもそもなぜ仏に家族がいるのか?嫁はどんな感じの人か?
矢継ぎ早に質問をするが、屁理屈をこねて肝心な答えを話すつもりはない。

ちなみに奥さんは、ヒロスエを少しぽっちゃりさせた感じなんだとか・・・


ヨシヒコは仏が降臨しているのに、そちらを向いている感じではなかった。
なぜかヨシヒコにだけ仏の姿が見えない・・・
前回の旅は、メレブ持っていた赤青3Dメガネをかけると仏の姿が見えたが
今回持っていたのは金環日食観察用の日食グラス。
とりあえず無いよりはマシだと思い使ってみると、いい感じで仏の姿が見えた。


「ヨシヒコよ、今回のお前たちの冒険の目的は
魔王たちを封印するカギを探し出し、再びこの世にはびこる魔物たちを封印することだ。
カギは何者かによって封印が解かれた後、
どこかに飛び散り、今どこにあるのかは皆目見当がつかない。
カギを幾つか集め、鍵穴に入れてみるしかない。

それっぽいカギがどこにあるのかということは嗅ぎ付けた。
それは・・・ガンザの村。」



仏から聞いたガンザの村に到着した。
庄屋の若旦那にお嫁さんが嫁いでくるからと、村中が準備に追われていた。
誰に話しを聞くよりも、庄屋に鍵のことを聞くのが早いと思い
まず庄屋の家に向かうことにした。

庄屋の若旦那(宮崎吐夢)は勇者を名乗るヨシヒコ一行を
胡散臭いと思いながらも出迎えてくれた。

「勇者ヨシヒコです。こちらに代々伝わるカギのようなものはありませんか?」

ヨシヒコはストレートに若旦那に聞いてみた。
若旦那はカギがあることを旅の者が知っていることに驚きながらも
輿入れしてくる姫君への贈り物としてプレゼントするつもりの品なので、
全く譲るつもりはなかった。

体よく追い払おうとしたところに、村の者が急を告げに来る。

「若旦那!山の盗賊にさらわれてしまった!!
盗賊の使いが来て、カシラの5番目の妻にすると・・・・」

姫はカバナの村の豪商の娘。婚姻が成立しないと若旦那の家はおしまい・・・
「どこかに、姫を救ってくれる勇敢な者はおらんのか・・・
この村は、商人ばかりで誰も戦えん・・・」

若旦那のつぶやきに、ヨシヒコは真っ先に手を挙げた。
姫を救う代わりにカギを貰い受ける約束を交わした。



盗賊たちのアジトにむかうヨシヒコ一行。
そこにドラクエでいうところの大盗賊「カンダタ」をしょぼくしたような敵が現れた。
コイツは盗賊風の魔物。倒して経験値を稼ぐにはうってつけだった。
ヨシヒコはさっそく魔物に攻撃!空振りをしてしまった・・・

「つ、強い・・・」
「そうなんだよ、まだ出てくる段階じゃないんだけど・・・」
メレブは冷静に魔物の能力を見極めた。


盗賊風の魔物は倒しても倒しても現れる。
レベルの低いヨシヒコたちには骨の折れる戦いばかり・・・ダメージが大きすぎる。
寺で一休みしながら作戦を練っていた。

ムラサキはヨシヒコからもらった刀身が引っ込むおもちゃの短剣を使っていた。
これでは戦い参加できないので、本物と変えて欲しいとヨシヒコに頼む。
いつ襲われるかわからないので、ヨシヒコは本身を渡すつもりはなかった。

「こんな語らいの最中、呪文を覚えた私だが、ムラサキにかけてやろう。」

珍しく新たな呪文をメレブが覚えた。
今回は「シャクレナ」敵を瞬時にしゃくれさせる。
戦闘に役立つというよりは、“違和感”を与えることが出来るものらしい。
違和感を感じさせて、その隙に倒す!違和感だけでうまくいくものなのか??
メレブは大真面目に効果を話した。


「我慢できない!メレブさん、私にもシャクレナをかけてください!!」
メレブの呪文をかけられたがるヨシヒコ。
シャクレナをかけてもらい、そのまま盗賊の村に挑んでいった。

猪木張りの力を手に入れた気分になっているようで、
バッサバッサと敵を斬りつけていく。
ヨシヒコの誘いの剣で斬られて眠る敵に向かって
ムラサキは引っこむ剣で敵を刺す。不思議な連係プレーが続いた。

この無敵の力は気のせいだし、勇者がしゃくれているのがみっともない。
メレブはノリノリのヨシヒコを元に戻した。
悲しそうな顔をしながら蔵を探し出す。


蔵を開けると二人の姫が牢に入れられていた。
片っ方は不美人、もう片っ方は誰が見ても美人。
ヨシヒコは迷わず美人の姫を牢から出し逃げ出した。

村に戻り、若旦那に姫を引き合わせる。

「おお姫君、これは単なる商売上の結婚ではない。
私はまだ見ぬ君に恋焦がれているのだ。話を聞いただけでその麗しい姿が想像できた。」

姫君は想像していた以上に麗しい姿だった。若旦那は浮かれて喜んでいた。
ヨシヒコたちもうれしい。これでカギが手に入る。

「あのう、旦那様。わたくし、姫君ではないのです・・・
私は、輿入れにお供した侍女のメジロ(田中美晴)と申す者。
姫はまだ盗賊の館に・・・・・
私の隣の牢獄に入れられていたのが姫様です。」

ヨシヒコたちは記憶を手繰り寄せ、姫を思い出そうとした。
いくら思い出しても不美人な人しか思い出せない。
姫のかわいらしさは微妙・・・それ以上言えなかった。

「若旦那から一つ提案してもいい?
姫を死んだことにして、メジロさんと結婚するわ。
悲しみの果てに、侍女を貰うってことだったら あちらも納得すると思わない?」

若旦那の事情に入り込むこともないと思い、反対も賛成も答えられない・・
でも、ヨシヒコだけは反対を唱えた。

「たとえブスでも、いや たとえドブスでも、結婚を契り合った仲なんだ!
姫様はブスです。姫様だってあなたと結婚できると
さぞかし心待ちにしているはずなんです。
ブスだから結婚をやめるなどありえない!」

「私は姫様を救いに行きます。必ずやここにお連れします。」


しなくてもいい戦いに出て、さっさと姫を助け出した。

「すみませんでした。最初に助けに来たときに、
あなたがブスだったために、あなたが姫だとは思わなかった。
私は人を見た目で判断してしまったことを後悔している。
そう、あなたのようにブスな姫だっているんだ!!!」

「実は私、本当は美しいのです。
ここで魔物の呪いにかけられて、このような顔にさせられてしまったのです。
この先の沼に“ヌーの鏡”という魔法の鏡があって、
それで自分を写せば、再び元の美しき姿に戻れると・・・・」

本当は美人。それも元に戻すアイテムがあると聞かせれ
ヨシヒコたちはブスに変身中の姫(バービー)と共に沼に向かう。

沼の入り口には残虐な守り神がいるという言い伝えがあった。
ダンジョーがどんな守り神でも斬り倒すと豪語するので
みんなは大船に乗った気分で先を急いでいた。

「あ!あれです!!あの犬です!!!」

チワワのぬいぐるみが道に立ちふさがっていた。
そこにいる姿はかわいらしく、残虐な感じは微塵もない。
ダンジョーは抱っこするぐらいの気分でチワワに向かって行った。
チワワが吠えるとドラキュラのように鋭い歯が見え、
ダンジョー目がけて飛んでくる。
振りほどくことが出来ないままに首元を噛まれた。

ダンジョーのピンチを見て、ヨシヒコは助けに行った。
チワワはダンジョーから離れ、ヨシヒコに噛みつく。振りほどけない・・・
ヨシヒコの次はメレブ。メレブの次はムラサキへと連続攻撃をされて大ピンチ!!


辛くも勝てた。それもメレブの“シャクレナ”のおかげ。
シャクレナをかけられたチワワは、
アゴがしゃくれてかみ合わせが悪くなった途端、弱くなった。


ドラクエでいうところの、毒地ゾーンに到着する。
一歩足を踏み出すごとにヒットポイントを奪われるのと同じ場所。
ヨシヒコは毒だとわかっていながら足を踏み出した。
一足ごとに体力を奪われる・・・だが、ヌーの鏡をあきらめることはできない・・
姫には元の姿に戻って欲しい。その事だけがヨシヒコを前へと進ませる。
三歩目の場所に足を下すと、ヌーの鏡が出現!
何だか簡単に鏡を手に入れることが出来た。


村に戻り、姫と若旦那を対面させる。
若旦那は姫の顔をみて落胆するが、ヌーの鏡があれば元の美人に戻るとわかり
テンションを上げながら姫にヌーの鏡を手渡した。

鏡に顔を写すと、神々しい光が放たれた。
みんなはワクワクしながら姫が顔から鏡を離すのを待った。
姫が鏡を離すと・・・・・???

「ありがとうございます。おかげで元の姿に戻ることが出来ました。」
姫はにこやかにお礼を述べる。
本来の姫(伊藤麻実子)はさっきと少し違えども、さほど変化しなかった。
全員その場に固まってしまう。
ヤバいと察したダンジョーは、若旦那の気が変わらぬうちにカギを貰い受け
ヨシヒコが姫に向かって暴言を吐かないうちに逃げ出した。



とりあえず一つ目のカギを手に入れた。
このカギが悪霊を封印する物ならば、この旅はココで終わることが出来る。
真偽を確かめるためにヨシヒコはカギを天にかざした。
カギは光りを放ち、消えた・・・・

「ということは、それは悪霊のカギじゃないってことだね。次、次!!!」
仏が軽口を言うためだけに出てきた。
どうやら鍵が見つかるまでまだまだ旅は終わらない。


いつも陰で見守る妹・ヒサ(岡本あずさ)
今回はヨシヒコと共に旅をするために忍術を習得していた。
忍法エビ歩きをしながらヨシヒコに近づこうとしたが、
何者かに後頭部を殴られて連れさらわれた。
ヨシヒコはヒサまで生き返っていると思っていないので
さらわれたことも気づいていない。



日食メガネの思わぬ使い道に「にやり」が止まりませんでした。
仏がみえるなら、たまには使ってもいいかも♪なんて。

疲れ目も楽になります!夢のアイテム!?

TVで美味しいと評判の米です。通販しかないとか。

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