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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 十一 第11話 最終回 ネタバレストーリー デスターク [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 十一 第11話 最終回 ネタバレストーリー

変化の杖を手に入れたヨシヒコ一行。
デスタークの城の城壁を見つめながら気持ちを高めていた・

「さあ、いよいよ殴り込みだ!」
ダンジョー(宅麻伸)が気合満々に号令をかける。
そのつもり満々のヨシヒコ(山田孝之)とムラサキ(木南晴夏)

この言葉を聞いてメレブ(ムロツヨシ)はびっくり!!
とりあえず城内の偵察に行き、見てきた様子を元に万全の作戦を立てから
攻撃すると思っていたからだ。


戦うか戦わないかはその時の状況次第。
3人の気合はよくわかったが、メレブの心には不安だけしかなかった。

「俺は果たして、デスタークに対抗しうる呪文を手に入れただろうか・・?
・・・・・・・・・・・・行ける!!」

自問自答をして「行ける!」と判断したが、
ムラサキは、へっぽこ呪文ばかりのメレブがこんなに強く言い切る
メンタルの強さに驚いた。



「さあ行きましょう!そして再び世界に平和を取り戻すのです!」


メレブは変化の杖を振り、次々と魔物に変える。
どんな魔物になるかは、変化してみないとわからない。
一人ずつ変化していくが、なぜか全員そろってドラクエでいうスライムに変わった。
一番最弱の魔物だと、他の魔物に目を付けられる心配はない。
列に並んだヨシヒコたちは、意気揚々と魔物の間をすり抜けていく。


城の広場は魔物で埋め尽くされていた。
暗黒の神:デスタークは、魔族の全部を掌握しているのか・・・
無数の魔物を見たことで、この戦いがかなりキツイのだと思い知らされた。
だが、ここで留まっていてもしかたがない。
デスタークが居そうな場所を探すべく、先を急いだ。



「皇帝!皇帝!!皇帝!!!」魔物たちの声が聞こえる部屋を見つけた。
この部屋にいれば、デスタークが居るのかもしれない・・・
目立たぬように、大柄の魔物の足元をすり抜けて部屋に入り込んだ。


魔物たちの呼ぶ声と共に、デスタークが姿を現した。
その姿は・・・・ペンギン!?
これが暗黒の神:デスタークなのだろうか・・・


「なんと喜ばしいことだ。今日も歓喜の声がそこかしこから上がっている。
我々魔族の力は、日に日に増しているようだ。

我々魔族は、人間たちが支配する表の世界を制圧し得る力を得た。
いよいよ、この裏世界という不名誉な大地を飛び出し
おもて世界の覇者となろうぞ!!」

皇帝の言葉を聞き、魔物たちは喜びの声を上げる。


「そうはさせん!!」ヨシヒコが部屋中に聞こえる声で言い切った。

まだ様子見の場面のはずなのに、先走ってしまったヨシヒコ・・・
まだ戦うつもりじゃなかったので、メレブとムラサキは焦った。


「君たちは、新入りか?」皇帝に声をかけられてしまった!!!
「違う!私はお前を倒すためにやってきた勇者だ!!」
「人間の勇者が、ここまで来たことは褒めてやる。
しかし、消えてもらおうか!!」


皇帝は目からビームを放ち、ヨシヒコたちに直撃!!




ヨシヒコは見知らぬ場所で目覚めた。

「OH!死んでしまうとは情けない」ヨシヒコに語りかける神父(鎌倉太郎)。

神父の話を聞くよりも、
仏に言われて用意した最強の装備が通用しなかったことにショックを受けていた。

「何してんの??セーブ?呪いを解く?生き返らせる?」
神父に言われて見てみると、ヨシヒコの後ろに柩・・・・・・
仲間は全員死んでいた。

「生き返らせるとすると、
ダンジョーさんは5万ゴールド、ムラサキさんは1万ゴールド、
メレブは・・・・・・・・・6ゴールドかかっちゃうけど。」

今持っているお金ではメレブしか生き返らせない・・・
値段の高さは裏世界価格か・・・

メレブを生き返らせて、魔物と戦ったとしても
6万ゴールドを貯めるのはいつになるかわからない。
この先どうすればいいのか?決断を迫られていた。


「まけて欲しいの?じゃあ、タダでいいよ。
デスタークに消されるから、この教会は今日で閉店。一斉処分中。
だから、死んだら二度と生き返れない。簡単に死んじゃいけないよ。」

神父が全員生き返らせてくれた。
ヨシヒコが神父に礼を述べていると、神父の姿がどんどん透明に変わっていく・・
これも全てデスタークの仕業か・・・



木陰で作戦会議・・
ヨシヒコが身につけている装備、本当に無敵の品物なのだろうか・・?
いつもいい加減なことばかり言う仏、どうも疑わしく思っていた。

「おい!仏!!どうなってんだよ!!!」
ムラサキはたまらずに、空に向かって仏を呼んだ。
裏世界に来ているので、仏が降臨してくれるはずはない・・・・


メレブはムラサキの持つ呪文“パルプンテ”を使ってみることを提案する。
何が起こるかわからないが、ラッキーなことが起こるかもしれない。
今はこんなことにすがるしか方法がなかった。

「えい!!!!」ムラサキはメレブに“パルプンテ”を唱えた。
メレブのレベルがどんどんと上がっていく。
レベルが上がっていけば、使える呪文を習得できるかもしれない!


「どうやら一気に20レベルほど上がったようだ。」
攻撃に使える最強の呪文を手に入れたとか、呪文が使い放題とか、
メレブの言葉にみんなの期待が高まる。

覚えた呪文を一つずつ唱えていくことにした。
最初にムラサキに唱えた呪文“タケシズン”
敵が肩をくいっとして「ばかやろ、このやろ」と言っている隙に攻撃できる。


次はヨシヒコに呪文を唱える。ヨシヒコのお腹に痛みが走った。
この呪文は“ダイベイン”
お腹が痛くなりトイレに一目散するので、その隙に攻撃ができる。


全然使えない呪文が続いたが、20レベル上がったうちのお遊び部分。
次はダンジョーに呪文を唱えた。

「ワン!ワン!!!」ダンジョーは小型犬のように吠える。
この呪文は“イヌゴラム”
味方の一人の声を小型犬の鳴き声に変えて敵を威嚇する呪文。
だが、いつものダンジョーの声の方が迫力があった。
この呪文はダンジョーにとって逆効果・・


覚えた呪文を一つずつ唱えていると、夜もすっかり更けてしまった。
未だ使える呪文がない・・

「自覚している最強の呪文・・・えい!!」ヨシヒコに呪文をかけた。
「ヨシヒコ、大きく息を吐いてみろ!」

まさか、ここにきて火を吹く系の呪文!!??
みんなの期待が一気に高まる。

「はぁ~~~~~~~っ」
ヨシヒコが大きく息を吐き出すと、ミントの香りが充満した。
この呪文は“ケアブレス”といい、息をミントの香りに変える呪文だった。

20レベル上げて、最強の呪文がコレ!!!

メレブの呪文に肯定的なヨシヒコは、この呪文で敵を倒すことができると思っているが
ムラサキの怒りは頂点にまで達していた。






魔物はヨシヒコの妹ヒサ(岡本あずさ)を、皇帝の前に連れて来た。
ヒサを人質に取って、勇者をおびき寄せる作戦を開始する。

ヨシヒコたちをビームで退治した皇帝だったが、
仏の使いであるヨシヒコたちは死んでいないと思っていた。
万が一攻め込まれても対処ができるように、
すぐさま次の作戦を実行する必要があった。
それにはヒサが恰好のエサで、情に訴えるのが効果的だ。

ヒサは磔にされ、魔物たちの攻撃を浴びせられる。死なない程度に・・・・・



ヨシヒコはヒサのピンチを感じて目が覚めた。
・・・ん??ここはどこ????

砂浜で眠っていたヨシヒコは、
リゾートに来ている浮かれたカップルのようなムラサキとメレブに声をかけられる。

「ヨシヒコ!早く遊ぼうぜ!あそこに置いてあるスイカを割って食べよう!!」
遊ぶ余裕などないはずなのに、なぜ楽しんでいるのだろうか??

「ヨシヒコ!!ここはいい波が来るぜ!!」
ダンジョーはサーフボードを片手に、海に駆けていく。

デスタークを倒すのをやめてしまったのか?
みんなの行動が理解できずにいた。

メレブは目隠しをして、スイカわりを始めていた。
よく見てみると、砂浜に置かれているのはスイカではなく、砂に埋められた仏の頭!!
力いっぱいに殴りつけようとしているメレブを慌てて止める。


「仏!!!!!」
「私は今、お前の頭の中にいる。
デスタークはお前の頭の中を占拠し、夢の楽園を見せつけることによって
戦う本能を失わせようとしている。」

デスタークは人間の脳にまで侵入できる・・・
手ごわすぎる相手だ・・



「仏さまのお告げによって揃えた最強の装備でも、一撃で死にました。」
裏世界ではきちんと話しができなかったヨシヒコは、装備について仏に疑問をぶつけた。

「ごめんね。その装備を機能させるには、もう一つアイテムがいる。
それは、光のオーブだ。」

光のオーブとは、太陽よりも明るく光り輝くと言われた玉で
デスタークの双子の兄弟が持っている。
兄弟は陰と陽に分かれていて、今までは均衡を保っていた。
2人は争い、陽の光を持つ兄が敗れた。
その兄が、暗黒の裏世界の王となった弟を倒すために姿を隠した。


「兄を一刻も早く探しだし、光のオーブを手に入れるのだ。
弟のどんな暗黒の呪文も、光の力ではね返すことができるであろう。
兄の名は、光の王:シンポジオンだ。



光の王を、洞窟や、洞窟や、洞窟を探して回った。
仏が話していた「闇は常に、光を闇に葬ろうとする。」に基づいて
暗く狭い洞窟ばかりを探していたのだった。

暗闇と思われる場所はあらかた探し終えた。でも光の王は見つからない・・
民宿に泊まり、明日に備えようと思っていたが
寝ている間に襲われるとも限らない。
宿泊を決めたが、部屋の中にいても不安が付きまとった。


不安を振り払うように、次探す暗闇をどこにするかの話をする。
押入れのふすまがひとりでに開くと、仙人のような男が居た。

押入れ≠暗闇≠光の神!?

押入れに潜んでいるのは光りの神????


デスタークは光りの神を押入れに閉じ込めていた。
こんなに探し回ったのに、よりによって押入れ!?
探し損というか、残念すぎるというか・・・・


ともかくシンポジオン(大竹まこと)に押入れから出てもらい
光のオーブを譲り受けようと説得する。

だがシンポジオンは、光のオーブを譲るつもりはなかった。
悪の化身となってしまったデスタークだが、弟は弟。
殺す手引きなど兄として考えられない。

「殺しはしません!デスタークを操る悪を消し去るだけです!!!
私を信じてください!お願いします!!!」


ヨシヒコの言うことを信じられないシンポジオン。
デスタークと自分は表裏一体で、デスタークの苦しみは自分の苦しみ・・
この世界が魔族の物になるなら、それでもいいと思っている。

押入れの中と外での会話。話しが一行に進まないので強引に押入れから引きずり出した。


シンポジオンは光の玉は2つ持っていた。
これはとても大事な物なので渡すつもりは毛頭ない。

「そなたが真の勇者なら、
私がどこに光の玉を隠し持っているのかは、すぐに分かるはずだ!」


探し出すことは不可能だろうと、自信満々にヨシヒコに問う。
この言葉を聞いたヨシヒコは、シンポジオンの股間をまさぐり始めた。
玉らしき感触がしたので強引に引っ張った。
取りだしてみると光の玉!!!!
すかさず2個目にも手を伸ばし、引っ張り取った。

「行け!勇者!!私の弟:デスタークを悪の手から救ってください。」




ヨシヒコたちは変化の杖を使い、デスタークの城に再び潜り込んだ。
皇帝の目は欺けないが、魔物たちは味方だと思っているようで攻撃してこない。

さっきの部屋までの手順は覚えていたので、
ためらうことなく真っ直ぐにデスタークのいる部屋を目指した。


難なく部屋に入り込むが、皇帝には何者かはとっくにバレていた。
目からビームが放たれ、ヨシヒコたちの変化が解けた。


「デスターク、悪霊のカギを渡せ!!」
「何か勘違いをしているようだな。私は悪霊のカギなど持っていない。」

皇帝はヨシヒコにビームを放つ。
ビームはヨシヒコのお腹に当たったが、はね返した。
懐に光のオーブを忍ばせたおかげで力が偶然発揮された。


「貴様!なぜ光のオーブを!!」
「光の神が私に託したのだ。お前を真っ当な神に戻すためにな。」
「これでも私を斬れるかな?」

ヒサが皇帝の前に引きずり出された。

「すみません・・兄さま・・・・」

「妹を大事に思うなら、光のオーブをこちらに差し出せ。」
さすがのヨシヒコもためらった。
自分一人の気持ちで差し出せるものではない・・・

「ヨシヒコ、仕方がなかろう。妹のためだ、差し出せ!」
ダンジョーはあきらめの気持ちで差し出すことを許してくれた。
仲間の誰一人、反対する者はいない。


みんなの気持ちがありがたかった。
言葉に甘えるままに、懐に手を入れ“光のオーブ”を取りだした。
手に握っているのは2個!!!

みんなは2個あるから、1個だけ差し出せばいいと考えていた。
バカ正直のヨシヒコは2個とも差し出した!!
計画がぜんぶパーだ・・・・あきれてものが言えない・・・・・


みんなの様子を見て、1個渡せばいいとようやく気付いたヨシヒコは
1個を慌てて懐に戻す。
そのしぐさも丸ごと見ていた皇帝は、2個とも取り上げた。
光のオーブは目から出る光線に乗って空に浮き
皇帝は体の中に取り込んだ。

「では、救った妹の前で死ぬのも一興。死ね!!!!」

目から攻撃用の光線を出そうと光を貯めていたところで
光は消えてしまった。


皇帝は一歩ずつヨシヒコの方に歩き出す。

「・・・・・あなたは・・ヨシヒコさま???私です!
アイシスの格闘場で、あなたに助けていただいたペンギンです!!」

ヨシヒコは記憶を辿る。
確かに、戦いの途中で格闘場に紛れ込んでしまったペンギンを助けた記憶がある。
その後、一緒に遊んだ覚えもあった。

「あぁ、だから皇帝って呼ばれてたんだ。」ムラサキは妙に納得する。

ペンギンはデスタークではなく、体を魔物に操られていただけで、
本物は別の場所にいた。
皇帝の力でも強力なのに、デスタークの力がさらに強いと聞かされて
恐れおののいた。


「私の言う通りにしていただいてよろしいですか?」
ペンギンはヨシヒコの側に来て耳打ちをする。

「その女を城の外に放り出せ!もう用はない!!
私はこの者たちをいけにえとしてデスターク様に差し出す。」
魔物はヒサを引っ張って連れ出した。

「さあ、こちらです。一緒に戦いましょう。」
ペンギンは小さな声でヨシヒコに話した。



聖堂の中に置かれた柩から邪悪なる者が次々と現れていた。
それを先導しているのは、どうやらデスターク本人のようだ。

「デスターク様の悪霊のカギを狙う不届きものを連れて参りました。」
デスタークが皇帝の声で振り返ると、
ツタンカーメンのマスクをかぶった骸骨が姿を見せた。
ヨシヒコたちは柩の中から生まれ出てくる邪悪なる者のエサで、
さっさと始末するつもりにしていた。


この邪悪なる者が生まれる柩こそ、封印しなければいけない柩だった。

「私たちは貴様たちを永久に封印するためにやってきたのだ。
悪霊のカギを渡せ!!」
「どうした?皇帝??なぜこんなやつらを連れてきた!!」
怒りの矛先が皇帝に向いた。皇帝は目からビームをだしてデスタークを攻撃する。


デスタークは指からビームを出し、皇帝の眉間を打ちぬいた。
仲間をためらいもなく撃ったデスタークに驚きを隠せない・・・・
今のヨシヒコは手も足も出なかった。

「勇者の魂とはごちそうだな!ゆっくりと料理してやろう。」
ダンジョー・ムラサキ・メレブの順に手からビームを出して眠らせた。
このビームは人の心から敵対心を奪い取るもの。
目が覚める頃には抵抗しなくなり、忠実な家来に変わるはず。

楽しい夢を見ていた。
ムラサキはアイドル歌手になって、コンサートをしていて
ダンジョーは競走馬の調教師になり、TVの取材を受けていて
メレブは二度寝を楽しんでいた。


「勇者よ、私は魔王:ガリアスほど甘くはないぞ!」
ヨシヒコにもビームを飛ばすが、光のオーブで弾き返した。

「お前の兄上は、お前が元の神に戻ることを望んだ。
魔物の悪の力は、弟を思う兄と正義の力には勝てん!!!」

「はははははははは・・その考えが甘いと言っているのだ!!
人間の歴史を見てもそうだろう。
いつの時代も悪の力だけが進化を遂げるのだ!!」

ヨシヒコの光のオーブめがけて攻撃をする。
光のオーブは光りを放って消えてしまった・・・・

「私には、兄への思いなどひとかけらのもない。
私にあるのは、“この世界を魔族の物にする”という欲望だけだ!!」
デスタークは両腕を掲げると、大きな光の玉ができてきた。
うっすら現実に戻って来たムラサキは、呪文を唱える。

「うおぉぉぉぉぉ・・うぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」

デスタークは苦しみもだえながら消えてしまった。


ムラサキのパルプンテが良い方に作用した。ホッと安堵のため息を漏らす。
だが倒したわけではなかった。
デスタークは第2形態へと変化をする。クワガタムシのバケモノのような姿・・

「私の邪魔をするものは、一人たりとも生かしてはおけん!!」
攻撃を受けたので、ダンジョーが斬り返す。


「やつの弱点は、あの中心の赤い点です。
あれが、デスタークに憑りついた魔物なんです。」

生きていた皇帝はヨシヒコを背中に乗せて
デスタークの中心目がけて飛びこむことにした。

これは捨て身の作戦。命の保証はない・・・
酷な願いを皇帝は言ったが、ヨシヒコは同意した。
「私はこの命など惜しくはない。連れて行ってくれ。」

ヨシヒコは皇帝の背中にまたがると、ムラサキに願いを託す。

「ムラサキ、あの柩をしっかりと封印するのだぞ。
二度と魔物たちが蘇ることのないように・・・

生き返ることができて、再び皆さんと旅ができたこと とても幸せでした。
二度と私たちが蘇ることのない、平和な世界にしてください。」


「ぬぉぉぉぉぉ!!!!」デスタークの赤い点に剣を突き立てた。
デスタークは苦しみもだえながら元の姿に戻り、実態は消えてしまった。
残されたのはカギ一つ・・・・

ヨシヒコはデスタークを倒した。だが、ヨシヒコの姿はどこにもない・・・
ムラサキはヨシヒコに託された通り、柩の扉を閉めて鍵を厳重にかけた。

「ヨシヒコ・・・悪霊のカギ、今かけたぞ・・・・・」
そこにいないヨシヒコに、ムラサキはつぶやくように報告をした。




魔物の姿はなくなり、ヒサは無事に助かった。
裏世界は消滅し、世界に平和が戻った。



ヨシヒコがいなくなり、旅の目的もなくなった。
存在理由がなくなったダンジョー・ムラサキ・メレブは
ヨシヒコと一緒に天国に連れて行ってもらうように決めた。


「仏!!! 戦いが終わったから、天国に行きたいんだけど。」
「いいよ。」仏はあっさりと天国行きを了承した。

「のののの~ん!!!!」

「これでみんな天国に行けるから。じゃぁね♪」

仏が姿を隠したあと、みんなで別れを告げていた。
目の前に光の筋が現れる。

そのには・・・・ヨシヒコ!!!


仏がうっかり?したのか、元の世界に戻してくれた。
みんなで新たな旅を始めることに決めた。



こうして世界中に放たれた魔物は再び封印された。
しかし、この一か月後に宇宙からの生物が地球を侵略し始めようとは
誰も知る由もなかった。

・・・・と言っておくと、今度こそ映画になるかもしれないので
とりあえず行ってみた私だ。




長い期間ご覧いただき、ありがとうございました。
また気に入った作品があれば読んでください。
「映画化」するんでしょうかね??

DVDやブルーレイを買って、少し貢献しますか。

伝説の書が自宅に届きます。












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NO NAME

見てみたい。DVD出てないですよね?

by NO NAME (2015-07-03 11:26) 

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