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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 六 第6話 ネタバレストーリー 高橋努 大東駿介 [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 六 第6話

いつものように森を歩き続けるヨシヒコ一行。
足取りは重くないが、それほど懸命に歩く訳でもない。ただ前に進むだけ・・
行先が定まっていないので、先を急いでいるわけではなかった。

一行の頭の中に、
“本当に悪霊のカギがあるのか??”という疑惑が渦巻いてきていた。
存在するだけで、手にしたことがないのでしかたがない・・
探す意気込みも薄れてきていたが、

「本当に存在し、悪の手に渡ってしまったら・・・・
次々に魔物たちが生み出され、世界が魔物の物になってしまう。
それを阻止しなければいけない!」

このことだけが足を動かしている理由だった。



「ヨシヒコ!ヨシヒコ!!!」

仏(佐藤二朗)がヨシヒコ(山田孝之)の名を呼びながら姿を見せた。
メレブ(ムロツヨシ)から金環日食グラスを借りて、仏を仰ぎ見た。

仏の方でも悪霊のカギのありかを調べていたが、見つからないので困っていたが、
一応なんとなくカギがある場所を突き止めていた。
仏はかじられているリンゴのマークが付いた、画面をシュッシュする品を取りだす。
現在で言うところのiPad。
仏世界でいう巻物のようなもの??

「アイシスの城!!今まさに城門が築かれようとしている。
仏Tunes(ほとけチューンズ)からダウンロードしたところによると、
その城の王様があやしいカギを持っているということだ。」

ヨシヒコ一行をアイシスの城に向かわせ、
仏はこのまま画面をシュッシュしながらなめこを育てるらしい。






アイシスの城に到着した。
カタカナ名前の城は西洋の古城と考えがちだが、純和風仕立てで木造の門扉。
大門の物見台から城下を眺めていた城主・サマルタリア(鎌倉太郎)
なぜか西洋風の衣装に、王冠を被っている。
城主の従者がヨシヒコたちの謁見を願い出る。
勇者と聞いて会いたくなった。すぐに謁見を許した。


ヨシヒコはさっそくカギについて話をし、譲ってもらえるように交渉を始めた。

「見ろ!この山々を。
私は今からこの山々を切り開いて、ここに大きな国を作る!
どこにも負けぬ強い国だ!そのためにも強い男が必要だ!!
それで、武道会を開くのだ。
武道会に優勝した者に与える褒美は、このカギだ。

旅の者が魔物を倒したとき、その魔物から奪ったもの。
西の山にある宝箱のカギのようだ。
その宝は、恐ろしい魔物が守っていて誰も近づけない。
故に、最も強い男に授けるのだ。」

城主がカギを手にしているが、並々ならぬ邪気を放っている。
これはもしかして・・・・

「勇者よ、勇者の強さが見てみたい!」

今日開かれる武道会に飛び入り参加することになった。


トーナメント表を確認してみると、もうすでにヨシヒコの名札が下がっている。
ヨシヒコはBブロックの最初、相手はネルソン(大東駿介)

表を見ながら話をしているところに、ネルソンが声をかけてきた。
からし色の王子風の衣装を身につけている。

「私の相手はお前か?
見た感じ、あっという間に勝負がつきそうだな。」
「あっという間に負けるのは、お前だ。」ダンジョー(宅麻伸)が話に乗った。
「なめるなよ。山東林寺で子供の頃からカンフーをやっていて、
その東林寺で一番強いのは、俺だ。」

東林寺を知らないヨシヒコはメレブ(ムロツヨシ)から
カンフーの総本山だと聞かされる。

「ビビったか?棄権するなら今のうちだぞ!!
柔道8段、空手は9弾。ツキノワグマを10頭倒したことがあるぞ!
俺は組み合うと、体から変な臭いがするぞ!
ものすごく汗がベタベタするぞ!
棄権しないと、毎年八朔を送り続けるぞ!!」

一生懸命に棄権するように話しをしてくるネルソン。
ヨシヒコはどんな妨害があっても棄権をするつもりはなかった。

メレブはこの話のやり取りを分析して気づいた!
「あいつ、もしかしたら弱いぞ。」


Bブロックの第1回戦が始まった。時間は無制限で
戦いは素手のみとし、武器の使用は認められない。
場外に出た時点、気絶や死亡した時点でも「負け」とみなされる。

ボクシングのリンクのように囲まれた空間にはいると。ボディチェック。
「始め!」レフェリーの掛け声で試合が開始した。

「勇者ヨシヒコよ!さあ、楽しませてくれ!!」
サマルタリアがヨシヒコに話しかけてくる。
その隙にネルソンは先制パンチをボディにねじ込む。

弱いと思っていた相手と思えないほど、重いパンチを受けたヨシヒコ・・
油断をしたと思い、今度は全力で相手になろうとする。
拳をネルソン目がけて繰り出すが、ネルソンは目にもとまらぬ早業でかわした。
それどころかよけいにパンチを食らってしまう・・

速くて攻撃がうまくいかない・・ヨシヒコは殴られ続けていた。
カギを手に入れるためにはギブアップは出来ない・・・

「これでトドメだ!」

ネルソンはヨシヒコに最後の攻撃をしようとしたとき、股間が痛くて動きが止まる。
どうやらチャックに下の毛を挟んでしまったようだ。
攻撃しようにも、痛くて動けないでいた。
この隙に攻撃をするのは卑怯だと思い、ヨシヒコは攻撃をためらうが
身だしなみを整えるのも強さの一つだと思い、パンチを一発入れる。

ネルソンは大ダメージを受け、その場から動けない・・

「勝者、ヨシヒコ!!」ヨシヒコは一回戦を突破した。


ヨシヒコの次の試合はBブロック2回戦、ヨシヒコ対ボルカノ
ボルカノは左の頬に大きな十字の切り傷があり、
鈴蘭男子高校に通う生徒・牧瀬にそっくりだった。

「やっと会えたな。芹沢!」ボルカノ(高橋努)はヨシヒコに語りかけてくる。
身に覚えがまったくないヨシヒコは戸惑った。

「なあ芹沢、俺はおまえを倒してテッペン取るために修行してきたんだ。
お前を倒したら鈴蘭のテッペンは俺だ!」

ヨシヒコは芹沢という人と間違えられているようだった。
ボルカノは頭突き攻撃をしてきた。ヨシヒコはこれをかわしつづけた。

「おう!百獣の王と呼ばれた男が、逃げの一手か?」ボルカノはガンを飛ばしてくる。
「なんだそれは?百獣の王といえばライオンだ!」ヨシヒコは常識の範囲で答える。
「自分のあだ名も忘れたか!!!!!」

「避けて!!ヨシヒコ!!!」
ムラサキ(木南晴夏)がヨシヒコに声をかけると、ボルカノの動きが止まった。

血気盛んなボルカノを弱らせるために、頭突きを受け止めようとしたヨシヒコ。
「やめて!!!!」
ムラサキが叫ぶと、ボルカノの動きが止まった。

渾身の頭突きを入れようと、ヨシヒコ目がけて走ってきたボルカノ。
リンクにペンギンが入り込んできた。
ここから出すにしても、走り出したボルカノを止められない。
ヨシヒコは背中でボルカノの頭突きを受けた。

「ヨシヒコ!!!!」
ヨシヒコは今までにないダメージにしゃがみこみ、
ムラサキの声を聞いた、ボルカノの股間は反応してしまう。
それでもヨシヒコに頭突きを続けた。

もしかすると、もしかして・・・勝てる!!
確信したメレブはムラサキに耳打ちをする。

「行くぜ芹沢!!!これでお前も終わりだ!!」
はしりだしたボルカノに
「ボルちゃ~~~ん。こっちだぞ♪」
ムラサキがセクシーポーズを取りながらボルカノを誘った。
ボルカノの目はハートマークに変わり、鼻血が大量に吹き出す。
試合はそっちのけでムラサキに向かって走って行った。

「勝者、ヨシヒコ!!」
場外に出たボルカノは負け、ヨシヒコが勝者となった。



準決勝、ヨシヒコ対タシスン
準決勝だからすごく強い相手が出てくると思ったら、
やせ細って貧弱な体つきに、相撲のまわしを着けて出てきた。

リンクにお浄めの塩を撒いている姿を見たら
もしかしたらの強さを感じずにはいられない。

2人は組み合うが、タシスン(裵ジョンミョン)の力は全く入っていない。
ポンポンと押されているだけで、逆にヨシヒコは戸惑った。
弱すぎて気が引けるが倒さないと決勝には出られない。
タシスンのまわしを取り、場外に出そうとしたら
6人の子供たちが遺影を手に持ち現れた。

「お兄ちゃん、頑張って!!」子供たちが一斉に声援を送る。
「待ってろよ。兄ちゃん優勝して、お前たちにお米をたくさん食べさせてやるぞ!」

ヨシヒコはこの声を聞いて戸惑った。「両親は?」
「死にました。長男の私が兄妹を育てなければならんとです。」

6人の兄妹たちが、両親の遺影を抱えて兄を見つめている。
この光景はまずかった。ヨシヒコの一番弱いところ・・・

「ヨシヒコ!!お前も世界の平和を背負っているんだぞ!!!」
心が折れそうになっているヨシヒコに、ダンジョーは喝を入れる。

使命のためには勝たなければいけない・・・
心を鬼にしてタシスンを場外まで出そうとした。
もう少しで場外・・ここでタシスンの兄妹たちが兄に声援を送る。
ヨシヒコが攻撃するたびに泣きだす兄弟たちを見て、戦意喪失してしまった。

「ダメだ!!私には出来ない!!!」
ヨシヒコは攻撃をやめてしまった・・・
ネコパンチをされながら、後ずさりしてしまう。

(私は、あのかわいそうな兄弟たちを見捨てるわけにはいかない・・・
そうだ、私が負ければあの子たちが幸せになれる・・・・)
兄妹たちの幸せを考えながらヨシヒコは追いつめられていった。

「タシスン兄ちゃん!」「タンスン兄ちゃん!」「タリスお兄ちゃん!」
「タオルン兄ちゃん!」「マジソンお兄ちゃん!」「お姉ちゃん・・」
兄妹たちは兄の声援を送る。

「ん??ヨシヒコ!!あの両親も兄妹たちもニセモノだ!!
確実に金で雇われてるぞ!!」
ムラサキは兄妹が兄の名前を間違えているし、顔も全然似ていないことに気づいた。

「バレました??」
タシスンは悪びれもせずヨシヒコに問う。
ヨシヒコの怒りは瞬く間に頂点に達し、タシスンは二つ向こうの山までブン投げられた。

「場外、勝者ヨシヒコ!!」
レフェリーの宣言により、ヨシヒコが勝利した。



残る試合は一つ。鍵まであと一回勝てばいい。
ヨシヒコは次の試合に備えて休憩していた。

「この絶好のタイミングで、絶好の呪文を覚えた。勝つための呪文だ。
この呪文を唱えられたものは、初恋の人の名前を叫んでしまうよ!
私はこの呪文を“ハツコイン”と名付けたんだよ。」

メレブは得意げに覚えた呪文を自慢した。
ムラサキに呪文をかけようとしたが、照れてしまった。
先にダンジョーに呪文をかけるようにムラサキは促すが
ダンジョーはマジトーンで嫌がった。
思い出したくない苦い記憶なのだろうか・・・
深く話しを聞くのは止めにして、その隙にムラサキに呪文をかけた。

「カルロス!!!!」ムラサキは大絶叫
この様子を見て、ヨシヒコは無敵なのを確信した。
この呪文をかけたら、恥ずかしくて走り去ってしまう。
そうすれば優勝間違いない!



「決勝、ヨシヒコ対ジャッキー・ピョン」
レフェリーに促されて2人はリンクの中に入った。

白髪で長いひげを蓄えた、派手な蛍光色のフレームのサングラスをかけたおじいちゃん。
(ボールを7つ集めると龍が出てくる漫画の背中に甲羅を背負ったキャラにそっくり)


戦いが始まったと同時にメレブが“ハツコイン”をかけた。

「スミレちゃん」
老人は当たり前のことのように初恋の人の名を呼んだ。
恥ずかしそうな素振りひとつないのは、
初恋は遠い日の美しい思い出となっていたからだった・・・
ヨシヒコにとって何の力にもならなかった。


目にもとまらぬ早業で、ヨシヒコはキックを4発ほど食らった。
倒れ込んで起き上がりそうにない・・
動きが早かったので、観客は何も見えなかった。


ジャッキー・ピョン(粟根まこと)はムラサキに近づいた。
「娘さん、パフパフさせて♪」
両手を胸の方に近づけ「な・・ない・・・・」
ムラサキは貧乳のおかげで触られずに済んだ。

「お前・・・誰なんだ??」ダンジョーが強さに驚いて尋ねると
白髪のカツラやヒゲをはぎ取った。本当の姿を見ると、有名な格闘家!!



ヨシヒコが目を覚ますと、ネコ耳を付け、ネコっぽい鼻を付けた人が側にいた。
この人は仙人???

「ここは・・・?」
「お前はいったん死んだんじゃ。仏のおぼしめしでここに来たらしい。
下の時間は止めてあるから大丈夫!」


試合中、ヨシヒコは寝そべったまま。
ジャッキー・ピョンはヨシヒコを見下ろしている。
観客は声援を送って、ムラサキ・メレブ・ダンジョーはキョロキョロしていた。
声援を送った状態で固まる観客や、ヨシヒコの所に駆け寄る途中のレフェリー
自分たち以外の人が全員固まっていることに驚いた。

これは、自分たち以外のみんなの時間が止まっている感じ・・


「今のお前の力では、あのおっさんには勝てん。
ここで強くなって帰らねば、さっきの二の舞じゃ
強くなるのはお前さん次第じゃね。

ついて来い。わしは厳しいぞ~!」
仙人は(梶原善)ヨシヒコを鍛え上げてくれるつもりのようだ。


ヨシヒコと仙人は川で釣りをし、土手を滑って遊ぶ。
UNOをして、そうめん流しをする。


「お前は、強くなった。」
遊んでいた記憶しかないが、仙人から言わせると強くなったらしい・・
最終関門として、仙人が持つペットボトルを奪うように言われた。
全力で、強引にペットボトルをむしり取る。

「強くなった。あのジャッキー・ピョンでさえ、わしから水を奪うのに3年かかった。」


「最強じゃ。その水はパワー水と言って、飲むと力が100倍になる。」

仙人に言われて水を飲んだと同時に力がみなぎってきた。
仙人は普通の水を渡したはずだったが、
暗示にかかりやすいヨシヒコにとって、本物以上のパワーを感じた。



地上に戻ったヨシヒコ。戦うつもりで目を覚ますと、

「場外!優勝、ヨシヒコ!!!」

レフェリーから宣言を受けた。ジャッキー・ピョンは場外に・・?
ムラサキは、ヨシヒコに時間が止まっている間に移動させたことを小声で報告。
ジャッキー・ピョンは狐につままれたような顔をしたが、試合は終わった・・


「あっぱれ!あっぱれじゃ 勇者ヨシヒコ!!!!!」

城主はヨシヒコをたたえ、カギを手渡した。



さっそく西の山へ行き、宝箱を守っている緑色のドラゴンと戦う。
口から炎を吐き出して攻撃をしてくるが、
ヨシヒコの改心の一撃で倒すことが出来た。

強い魔物で手こずったが、ようやく宝箱に近づけた。
カギを取出し、中身を確認する。
宝箱を開いたと同時に魔物の攻撃を受けるかもしれない・・
慎重に対処しながら開いた。
中にベルマークが山のように入っていた。
ん?ん??まだこれを集めている人がいた!?
ドラゴンはコレを必死に守っていた!?

「もしや、これをもう少し集めたら悪霊のカギと交換してくれるとか?」
ヨシヒコは望みを持ってメレブに問うが

「・・・ん・・もう少し集めたとして、跳び箱ぐらいかな・・・」



釈然とせずアイシスの城を離れた。
その様子をこっそり見ていたヒサ(岡本あずさ)

「兄様、ヒサは西洋の剣術を身につけました。これで魔物も一撃です!」
フェンシングの構えを取った時、後ろから何者かに殴られて連れて行かれた。



おもしろ回でした。
大東駿介が股間を押さえて痛がったり
高橋努が牧瀬っぽく扮し、ヨシヒコを芹沢だと勘違いして戦いを挑むし、
裵ジョンミョンが負のいい味をだしていたりでニヤニヤしました。
強い人が城に必要だったはずなのに、
勝ち逃げされていいのでしょうかね??
仏はシュッシュすることを覚えたので、すぐにカギは見つかるのかな?


じんわり部屋を暖めるにはこれが一番

空気が乾燥すると、ウイルスが防ぎにくくなります。
適度な加湿が必要ですね。






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