SSブログ

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 五 第5話 ネタバレストーリー こんぱち 佐久間一行 [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 五 第5話


山の中をダラダラと歩くヨシヒコ一行。道の途中に不自然な井戸を見つけた。
この井戸の中を調べたい衝動に駆られたヨシヒコ(山田孝之)は
みんなの制止も効かず、井戸の方に歩き始めた。

最近のヨシヒコは、どこに行ってもやたらに井戸の中を調べたがる。
どうやら、井戸の中に鍵職人が潜んでいると思っているようだ。
井戸の中には水が入っているのが当然で、人がいるわけがない。
メレブ(ムロツヨシ)は、調べたがるヨシヒコを説得しようとするが
ムラサキ(木南晴夏)は、気が済むようにやらせた方がいいと思っていた。

井戸を覗き込もうとしたら、井戸から人型の魔物(佐久間一行)が出てきた。
ピンクの全身タイツに身を包んだ魔物は
ロマンシング サ・ガ3「最果ての島」の曲に合わせて歌いだした。


井戸の中から出てきたわけではなく、井戸自体が魔物。
井戸からはちょっと出ることのできるシステムだが、
ふとした拍子で、人間体の部分が外に出られることがある。
そんなときは羽を伸ばして、ちょっとだけ井戸と離れる。

ヨシヒコは歌い踊る井戸の魔物を目の前で見ても、
鍵職人かどうかの確認がしたくて仕方がない。
歌の邪魔にならない所で職人かどうかを尋ねるが、歌い踊るのに夢中で答えてくれない。

井戸の魔物だから一応倒そうとするが、
もしかするとちょっとかわいそうな人なのかもしれない・・
判断がつかず、退治するのをためらった。
ヨシヒコは「魔物」と聞いて刀を鞘から抜き、隙が出るのを待った。
なかなか隙ができない・・・
面倒くさくなったので、歌の途中で井戸の魔物を斬った。
あっさりと倒せたと思い油断をしていたら、
ムクリと起き上がり、歌の途中から何事もなかったように続きを歌う。
魔物が歌っていた歌を歌いきったところで、
ヨシヒコの「いざないの剣」の効果が出て、魔物は眠ってしまった。





五、

「ヨシヒコ!ヨシヒコ!!!」
仏(佐藤二朗)がヨシヒコ一行を呼び止めた。
ヨシヒコは例のごとく仏の姿を肉眼で見られず、メレブから金環日食グラスを借りる。
いつまでたっても自分の姿を見てもらえないことを残念に思う仏は
日食メガネをはずすようにいうが、頑として断ってくる。

ヨシヒコのことをごちゃごちゃいうのは止めて、鍵のありかを話し始めた。


「いいか、次は”サクーラの村“へ行け。その村には、邪悪な気が蔓延している。
村のどこかに悪霊のカギ鍵があるかもしれない。
では頼んだぞ!さらばだ!!」

いつもはしょうもないボケを挟んで話してくるのに、
今日は用件を告げるとさっさと帰ろうとする。
メレブはこの普通な感じを茶化す。
仏は今までボケを挟んでいる意識はなかったので、さっさと消えてしまった。



サクーラの村に着いた。
村の入り口で村人たちの様子を眺めていると、3人の男が家に石をぶつける。
このような男たちがいるということは、治安はあまりよくないらしい。
でも仏が話していた邪悪な気がこの程度なら、逆にがっかり・・

「お前ら!なんばしょっとか このばかちんが!!
これから受験だっていうのに、人ん家にいしなげてどうすんだよ!」

金八風のロン毛の人が若者たちをしかりつけに来た。
この人の名はこんぱち(三又又三)

石を投げていたのは、“この家の親父が気に入らなかったから”という
適当な理由だけだった。

「はいみんな注目!いいか?
人という字は人間と人間が支えあって初めて、“人”という字になります。
いいか?お前らにとって気に入らないおじさんかもしれない。
でも、何かしらの支えになっている。
わかったらさっさと家に帰んなさい!!!」

「旅のお方ですが?少し騒がしいところですが、ゆっくり休んで行ってください。」

村の指導者は良い人なのかもしれない・・・
こんぱちの後姿を見ながら、そう思った。


宿屋から慌てて逃げ出す男がいた。何かに怯えている。
「とっとと逃げ出した方がいいぜ。ここには恐ろしいシャーマンがいるらしい。
洗脳された挙句、魔物のエサにされちまうっていう話なんだ。
ウソだと思ったんだが、本当だったんだよ!!!」
こう告げると、男は村人に声をかけられる前に逃げだした。

シャーマン=呪術師が洗脳する!?
話しを聞いて、村の中を探ってみることに決めた。



一番怪しい館を見つけた。裏では職員室と呼ばれているらしい。
指導者だけに、洗脳するとすればこの館の者たちに違いなかった。
今 口論をしているのはこんぱちといぬーい(松村曜生)
2人は方針の違いでしばしば口論をしている。

この口論を止めたのがひげとり(坪内悟)
館にそーっと入ってきたのはあまぞ(渡辺妙子)
白衣を着て、医者のような仕事をしている。

こんぱちは あまぞには弱いようで、何かを言われるとすぐに謝っている。
最後に館に現れたのはこちょーん(鷹觜喜洋子)と、きょとーん(西澤勉)

きょとーんが こちょーんに向かってぺこぺこと頭を下げている姿を
ムラサキが蕎麦屋で見たので、多分きょとーんの方が偉い人だと思われた。


どれだけ調べても、どれだけ覗いても、
村人を襲いもしないし、魔物のエサにしようともしていなかった。
これ以上調べても仕方がないのと、自分たちの使命はカギを探すこと。
職員室にいる者と関わらなければ、
洗脳されることもないし、エサにされることもない。
カギを探すことだけに専念することにした。


カギを探すのに一番それっぽい「こっとう屋」から調べることにした。
この館から調べることにする。

ヨシヒコは乱暴に扉を開けると、置いてある樽を一つずつ割っていく。
なぜか仲間たちは一列に並んで、ヨシヒコに付いて歩く。

割っては踏みつぶし、割っては踏みつぶし・・
店主が声をかけても知らぬ顔で樽を割りつぶしていく。
樽の後のターゲットはタンスの引き出しを開けて回ること。
大きな引き出しから、小さな引き出しまで
ひとつ残らず引っ張り出した。
その次は壺。これも樽と同様ガンガンに壊して回る。

こっとう屋にはカギが隠されていなかった。
隠しメダルもなければ、種もなかった。収穫はゼロ・・・


「なんばしよっとね、こら!加藤!!」
こんぱちがわからぬことを言いながら店に入ってきた。

「派手にやってくれたでござんすな。いったいこれは誰がやったんですか?」
「はい。」ヨシヒコは自分だとすぐにバラした。
「加藤まさる!!本当にお前は!」
「ヨシヒコです。」
「お前、職員室に来なさい。お話しがあります。」

ヨシヒコはこんぱちに職員室に連れて行かれてしまった。
助けに行こうとしたが、足が動かない・・こんぱちの仕業か?


ヨシヒコはこんぱちから説教を受けていた。
「いいですか、ヨシヒコ。そうやって謝れば済むって問題じゃないですよ。
しかし!人に謝ることをできない人間は、先生一番許しません。」
「しかし、樽と壺は割っていいっていうルールが・・・」
「ルールもくそもないだろうが!
樽とか壺とか割っていいっていうルール、世界中どこ探したってないでござんしょ。」

ヨシヒコはルールに乗っ取ってした行動だったが、こんぱちはおかんむり。
ひげとりが仲裁に入ってくれるが、こんぱちはすかさず排除する。

あまぞはユキーノ(宗田淑)をヨシヒコに引き合わせた。
肩までのロングヘアを、ちょいちょい髪を掻き上げる。
この動作を見ているうちに、ヨシヒコの意識は混乱していった。


「君とゆきーのの間には、新しい命が授かりました。」
ゆきーのは中学生なのに妊娠していた。それは、ヨシヒコの子供・・・
反論しようとするが、言葉が発せられなくなっていた。

「ヨシヒコ、この子に“歩”という名前を付けたいんだ。
歩という字は、少し止まると書くのです。
少しづつ止まりながらゆっくりと進む。そんな子になって欲しいのです。」

こんぱちはバンバン髪を掻き上げながら話し続ける。
「はい。こんぱち先生・・・・・」

ヨシヒコはいつの間にかこんぱちに意識を持っていかれてしまった。



宿屋でヨシヒコの帰りを待っていた仲間たち。
あまりにも帰りが遅いが、それほど心配していなかった。
おもむろに扉が開き、ヨシヒコが帰ってきた。

「何がいけないんですかダンジョーさん。
僕たちが愛し合っていることの結果なんです。
誰が反対しようと、僕はもう父親なんです。」

これだけ告げると、明日の朝に備えて休んでしまう。
ヨシヒコの様子がおかしい。100%なにかにやられてしまった感じだ。



次の日の早朝、ヨシヒコは阿部牛乳の配達を始めた。
「子供を育てるには、お金が必要なんです。親には頼れませんから。」

一軒に一本ずつ牛乳瓶を入れていく。
とある一軒にだけ、なぜか二本牛乳を牛乳配達ボックスに入れた。
「がんばれ、ユッキーノさん。」

この様子を見かねたダンジョーは、職員室に話を付けに行ってしまう。
残されたムラサキとメレブは、こんぱちを調べ直すことにした。



「皆様に報告があります。リーダーのヨシヒコは洗脳できたと思われます。」
こんぱちはこちょーんや きょとーん現状を説明していた。
残された仲間たちも、順番に言うことを聞いてもらうよう、こちょーんが指示する。

「イキがいい4人ですから、魔物さまも喜びますよ。」
こんぱちたちは、魔物の手先だった!!


桶屋に入ろうとしたメレブは、いぬーいに背後から肩を掴まれた。
メレブの髪の色が栗色なことを怒っているようだ。
この髪の色は天然で、何か手を施したわけではない。
なのに、“明日までに髪の色を戻せ”と言われた。
そこに こんぱち登場。メレブをなぜかかばった。

「やるじゃねぇか、メレブ。気が済むまでやってこい!」

メレブの周りに金色に髪を染めた男たちが集まり始めた。
その中にこんぱちも入っている。
村の中では浮いていて、警察官の大森(鈴木正幸)に呼び止められてしまった。


「何か、悩みでもあんのか?」
メレブとこんぱちの二人は、河原で石を投げていた。
こんぱちはメレブの悩みを聞こうとするが、メレブはこれと言って悩んでいなかった。

「しょぼい呪文しか覚えられなくて、辛いんだろ?
我も人なり、彼も人なり。」

思っていたものの、口にも出せない心の声をこんぱちは代弁してしまった。
メレブの心を鷲づかみにし、メレブを掌握してしまった。


ムラサキは女の子だけが聞く講義にこっそりと紛れ込んだ。
男と女が愛し合うことで授かる命についての話。
こんな話を座って聞いている自分で自分が不思議だと思っていた。
そんなムラサキのスキを、あまぞは逃さない。
すかさずムラサキの元へ行き、眼力を使ってムラサキを洗脳してしまった。

「みんな!二人のためにカンパしようぜ!!!」
いつの間にか扇動者になっていた。



ヨシヒコは保健室らしきところで眠るユキーノの寝顔を見ていた。
そこにこんぱちがやってきて
「親という字は、木に立って見ると書いて親と読むんです。
君たちもどうか、生まれてくる子を木の上からじっと見守って下さい。」

こんぱちの言葉を聞いてヨシヒコは外に行こうとする。

「どこへ行くつもりなんだ?みやざわたもつ。」
こんぱちはヨシヒコを一回でヨシヒコとは呼ばない。
この名前間違いをヨシヒコは簡単に訂正し、木に登りに行こうとする。
こんぱちに言われたから木に登ろうとしているのに、登ることを止められる。
なぜ止められたのか?全く理解できずにいた。
こんぱちは、たとえ話を本気に取ろうとするヨシヒコに手を焼いた。


ダンジョーは仲間が全員取り込まれてしまったことを嘆いていた。
悪霊のカギどころの話ではない。
原っぱを歩いていたら、こんぱちが号令をかける。

「3年B組」「こんぱち先生!!」
どこかで見たようなTVのオープニング映像のような状況が始まった。
こんぱちに駆け寄る生徒たち。その中にはヨシヒコ、メレブ、ムラサキもいた。

このままでは魔物のエサになってしまう。
それでもついて行こうとするヨシヒコたちを止めようとするが
こんぱちの洗脳は解けそうになかった。


こんぱちが餅つきをして、生徒たちはそれを眺めていた。
「先生、俺そろそろ魔物のエサになりに行くよ。」一人の生徒がこう言うと、
生徒の全員とメレブ、ムラサキも魔物の所へ歩き出した。

餅つきに残っているのはヨシヒコだけだったが、
そのヨシヒコもこんぱちに促され、魔物の所に歩き出した。



ダンジョーは職員室にある放送室らしき場所で、
マイクに向かって、こちょーんと、きょとーんとの会話を村に流し始めた。

ダンジョーは懸命に仲間を返してもらえるように頼んでいた。
熱意は言葉に表れていて、メレブとムラサキの心を捕えた。
だが、説得できないもどかしさで、ダンジョーは剣をこちょーんに向けた。

「そんなに仲間を返してほしければ、捧げものの小屋に行けばいい。
今頃3人共そこにいる頃だわ。」
こちょーんが自白した。

職員室の状況は、全部外に聞こえていた。もうすぐ警察が来てしまう。
そんなことは承知の上でダンジョーは外に出た。
警官に手錠をかけられ、連行される。
その様子を見て、メレブとムラサキはダンジョーの元に駆け寄ろうとした。
動きを阻まれてダンジョーの所に行けない・・・


ヨシヒコが走ってきて、ダンジョーを連行する警官を斬りつけた。
あっけにとられている隙にみんなで逃げた。


村の外に出てようやく落ち着いて話ができる状態になった。
“敵をだますにはまず味方から”で、洗脳されたふりをしていたことをみんなに話した。
ヨシヒコは“ふり”だったが、メレブとムラサキは本当に洗脳されていた。
村人を洗脳していく先生たちは、全員魔物たちに操られているだけだとわかった。
魔物退治のために部屋に入るには、こんぱちが持っているカギが必要だった。

魔物の部屋のカギは、悪霊のカギなのかもしれない・・
がぜんやる気が出てきた。


さっきどこかで見たようなTVのオープニング映像の冒頭だけだったが、
今度は少し荒めの再現映像が始まった。
こんぱちは機嫌よく歩いている。その前に立ちふさがった。
こんぱちにカギを差し出すように言うが、出すつもりはないようだ。

「一つお聞きしたいことがあります。
ヨシヒコ、あなたはなぜ私の洗脳を解くことが出来たのですか?」
「洗脳など、最初からされていない。」

ヨシヒコはこんぱちが毎回話す漢字の例えの話、
他の者には効果があるのかもしれないが、

「私はその漢字を知らない!!!」

いかにもヨシヒコらしい答えだった。
いままでバカだと思っていたが、ここまでバカだと思わなかった。
ヨシヒコの頭の中には、悪霊のカギを探すことしか入っていなかった。

「歩どころか、親という漢字はなおさら知らん!!」
「J・O・D・・・」冗談と言おうとしているところ、ヨシヒコに斬られた。
高いびきのこんぱちからカギを奪い取った。

その足で魔物の所に行き、瞬殺。


サクーラの村には戻らず、そのまま旅をすることにした。
魔物を倒したので、先生たちの呪いは解けたはずなので一安心。

よく考えてみると、メレブは魔法使いなのに呪術にかかっていたことを
ムラサキはなじった。
「結局・・・・人柄・・」だとメレブ本人が自分から言い放った。



仏は、自分のミスで魔物のカギでないことを簡単に詫びた。
今回苦労したのに簡単に処理されたことで怒るが、どうしようもないことだった。

仏と対話している姿を遠くから見ていたヒサ(岡本あずさ)
「兄様、ヒサはとうとう世界最強の戦闘術グレイシー柔術を身につけました。
これで敵を倒しまくりますよ!」

遠くから兄に語りかけるヒサ。
背後から何者かに後頭部を殴られ、連れさらわれた。


ヒサがショートヘアに変わっていました。
繋がりは関係なく切ったのか?カツラを被っていたのか?
荒い金八の再現にニヤニヤしました。

「腐ったみかん」もう一回見ます??

寝心地満点です。
アーチピローFUN【smtb1029cp】

アーチピローFUN【smtb1029cp】
価格:13,440円(税込、送料込)





nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。