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勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 弐 第2話 ネタバレストーリー 平野綾 細田よしひこ [勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 弐 第2話

結局のところ、ふりだしに戻ってしまった。レベルゼロ・・・・
重い足を引きずりながらあてどなく歩く。
また少しずつ経験を積んで強くなるしかないのか・・・


「待った!!お前たちが持っている食料、全部頂こうか。」
目の前に姿を見せたのはビドー(細田よしひこ)

魔物が出てくるようになると、人間の性根も腐ってしまうのか追剥まで始まった・・
憐みの目でビドーを見つめるダンジョー(宅麻伸)
戦えば経験を積むことが出来るので、
この際誰でもいいから戦うべきだと発言するメレブ(ムロツヨシ)
無益な戦いは避けたいと考えているヨシヒコ(山田孝之)
ここはひとつ、イザナイの剣で眠らせてしまうのが一番と決めた。


ヨシヒコが剣を抜くと、ビドーも剣を抜き 構えを取った。
緊迫した空気が流れる・・

「ビドーくん♪終わった??早く遊びにいこ♪」

ビドーの彼女・アリー(平野綾)が出てきたので、戦いの前に拍子抜けしてしまう。

「こいつら倒して、上手いもんゲットしてから行こうって言ってたじゃん!」
計画を簡単に話して聞かせたが、アリーはこの冷たい言葉に傷ついた。

「なんで?何でそんなに冷たい言い方するの??
ビドーくん、私のこと嫌いになっちゃったんだ!!」

ビドーはアリーを慰めながらいちゃつき始めた。
ヨシヒコは剣を鞘に納める。戦う気がないなら相手にする必要がない。
先に行こうとしたら、ビドーがいちゃつきを止めて戦おうとする。


「待て待て、このまま逃がすようなビドー様だと思うか?」
「ビドーくん止めようよ。ビドーくんに万が一のことがあったら私・・・
もし、ビドーくんが死んじゃったら・・私・・・・・・」

アリーはウソ泣きほど大げさに涙を流してビドーを止める。
激しく泣くアリーを見て、ビドーは動揺してしまった。
アリーを一生懸命なだめているうちに、またいちゃいちゃし始めた。


この展開を2度も見せられてムラサキは激怒して
ヨシヒコにこの状態で背後から狙えと命令する。
戦うつもりでいたが、戦う気のない相手と戦うつもりはない。
ヨシヒコはそのまま通り過ぎようとした。

そんな気配に気づいたビドーはヨシヒコを止める。
面倒くさいことにイラついたダンジョーは抜刀しながらビドーに剣を向けた。
剣が指先をかすめて ちょっとだけ切れた。


なぜかビドーは息も絶え絶えに苦しみもがき、
アリーはビドーが死にそうなのを嘆く。
重ねて書くが、指先を少し切っただけで死ぬほどのケガではない。

「お・・俺が死んだら、もっといい男見つけろよ・・・」
「ばか!ビドーくんのばか!!
私がビドーくん以外の人を好きになるわけないじゃん!!」

「アリー!!!!永遠に君を愛す!!!!!」 ビドーは気絶・・・
「助けてください!!助けてください!!!!」
アリーは“世界の中心で愛を叫ぶ”のワンシーンのように絶叫!

この三文芝居を見ていられないメレブはあきれていたが、
みんなは涙を流して感動・・・






「ヨシヒコ!ヨシヒコ~~~~」
仏(佐藤二朗)がヨシヒコ一行を呼びつけた。
仏が出てこないと次の行く場所が皆目見当がつかない。
いつまでも放ったらかしにされたことに文句をつける。
仏は家族旅行で忙しく、姿を現す余裕がなかったと弁明。
そもそもなぜ仏に家族がいるのか?嫁はどんな感じの人か?
矢継ぎ早に質問をするが、屁理屈をこねて肝心な答えを話すつもりはない。

ちなみに奥さんは、ヒロスエを少しぽっちゃりさせた感じなんだとか・・・


ヨシヒコは仏が降臨しているのに、そちらを向いている感じではなかった。
なぜかヨシヒコにだけ仏の姿が見えない・・・
前回の旅は、メレブ持っていた赤青3Dメガネをかけると仏の姿が見えたが
今回持っていたのは金環日食観察用の日食グラス。
とりあえず無いよりはマシだと思い使ってみると、いい感じで仏の姿が見えた。


「ヨシヒコよ、今回のお前たちの冒険の目的は
魔王たちを封印するカギを探し出し、再びこの世にはびこる魔物たちを封印することだ。
カギは何者かによって封印が解かれた後、
どこかに飛び散り、今どこにあるのかは皆目見当がつかない。
カギを幾つか集め、鍵穴に入れてみるしかない。

それっぽいカギがどこにあるのかということは嗅ぎ付けた。
それは・・・ガンザの村。」



仏から聞いたガンザの村に到着した。
庄屋の若旦那にお嫁さんが嫁いでくるからと、村中が準備に追われていた。
誰に話しを聞くよりも、庄屋に鍵のことを聞くのが早いと思い
まず庄屋の家に向かうことにした。

庄屋の若旦那(宮崎吐夢)は勇者を名乗るヨシヒコ一行を
胡散臭いと思いながらも出迎えてくれた。

「勇者ヨシヒコです。こちらに代々伝わるカギのようなものはありませんか?」

ヨシヒコはストレートに若旦那に聞いてみた。
若旦那はカギがあることを旅の者が知っていることに驚きながらも
輿入れしてくる姫君への贈り物としてプレゼントするつもりの品なので、
全く譲るつもりはなかった。

体よく追い払おうとしたところに、村の者が急を告げに来る。

「若旦那!山の盗賊にさらわれてしまった!!
盗賊の使いが来て、カシラの5番目の妻にすると・・・・」

姫はカバナの村の豪商の娘。婚姻が成立しないと若旦那の家はおしまい・・・
「どこかに、姫を救ってくれる勇敢な者はおらんのか・・・
この村は、商人ばかりで誰も戦えん・・・」

若旦那のつぶやきに、ヨシヒコは真っ先に手を挙げた。
姫を救う代わりにカギを貰い受ける約束を交わした。



盗賊たちのアジトにむかうヨシヒコ一行。
そこにドラクエでいうところの大盗賊「カンダタ」をしょぼくしたような敵が現れた。
コイツは盗賊風の魔物。倒して経験値を稼ぐにはうってつけだった。
ヨシヒコはさっそく魔物に攻撃!空振りをしてしまった・・・

「つ、強い・・・」
「そうなんだよ、まだ出てくる段階じゃないんだけど・・・」
メレブは冷静に魔物の能力を見極めた。


盗賊風の魔物は倒しても倒しても現れる。
レベルの低いヨシヒコたちには骨の折れる戦いばかり・・・ダメージが大きすぎる。
寺で一休みしながら作戦を練っていた。

ムラサキはヨシヒコからもらった刀身が引っ込むおもちゃの短剣を使っていた。
これでは戦い参加できないので、本物と変えて欲しいとヨシヒコに頼む。
いつ襲われるかわからないので、ヨシヒコは本身を渡すつもりはなかった。

「こんな語らいの最中、呪文を覚えた私だが、ムラサキにかけてやろう。」

珍しく新たな呪文をメレブが覚えた。
今回は「シャクレナ」敵を瞬時にしゃくれさせる。
戦闘に役立つというよりは、“違和感”を与えることが出来るものらしい。
違和感を感じさせて、その隙に倒す!違和感だけでうまくいくものなのか??
メレブは大真面目に効果を話した。


「我慢できない!メレブさん、私にもシャクレナをかけてください!!」
メレブの呪文をかけられたがるヨシヒコ。
シャクレナをかけてもらい、そのまま盗賊の村に挑んでいった。

猪木張りの力を手に入れた気分になっているようで、
バッサバッサと敵を斬りつけていく。
ヨシヒコの誘いの剣で斬られて眠る敵に向かって
ムラサキは引っこむ剣で敵を刺す。不思議な連係プレーが続いた。

この無敵の力は気のせいだし、勇者がしゃくれているのがみっともない。
メレブはノリノリのヨシヒコを元に戻した。
悲しそうな顔をしながら蔵を探し出す。


蔵を開けると二人の姫が牢に入れられていた。
片っ方は不美人、もう片っ方は誰が見ても美人。
ヨシヒコは迷わず美人の姫を牢から出し逃げ出した。

村に戻り、若旦那に姫を引き合わせる。

「おお姫君、これは単なる商売上の結婚ではない。
私はまだ見ぬ君に恋焦がれているのだ。話を聞いただけでその麗しい姿が想像できた。」

姫君は想像していた以上に麗しい姿だった。若旦那は浮かれて喜んでいた。
ヨシヒコたちもうれしい。これでカギが手に入る。

「あのう、旦那様。わたくし、姫君ではないのです・・・
私は、輿入れにお供した侍女のメジロ(田中美晴)と申す者。
姫はまだ盗賊の館に・・・・・
私の隣の牢獄に入れられていたのが姫様です。」

ヨシヒコたちは記憶を手繰り寄せ、姫を思い出そうとした。
いくら思い出しても不美人な人しか思い出せない。
姫のかわいらしさは微妙・・・それ以上言えなかった。

「若旦那から一つ提案してもいい?
姫を死んだことにして、メジロさんと結婚するわ。
悲しみの果てに、侍女を貰うってことだったら あちらも納得すると思わない?」

若旦那の事情に入り込むこともないと思い、反対も賛成も答えられない・・
でも、ヨシヒコだけは反対を唱えた。

「たとえブスでも、いや たとえドブスでも、結婚を契り合った仲なんだ!
姫様はブスです。姫様だってあなたと結婚できると
さぞかし心待ちにしているはずなんです。
ブスだから結婚をやめるなどありえない!」

「私は姫様を救いに行きます。必ずやここにお連れします。」


しなくてもいい戦いに出て、さっさと姫を助け出した。

「すみませんでした。最初に助けに来たときに、
あなたがブスだったために、あなたが姫だとは思わなかった。
私は人を見た目で判断してしまったことを後悔している。
そう、あなたのようにブスな姫だっているんだ!!!」

「実は私、本当は美しいのです。
ここで魔物の呪いにかけられて、このような顔にさせられてしまったのです。
この先の沼に“ヌーの鏡”という魔法の鏡があって、
それで自分を写せば、再び元の美しき姿に戻れると・・・・」

本当は美人。それも元に戻すアイテムがあると聞かせれ
ヨシヒコたちはブスに変身中の姫(バービー)と共に沼に向かう。

沼の入り口には残虐な守り神がいるという言い伝えがあった。
ダンジョーがどんな守り神でも斬り倒すと豪語するので
みんなは大船に乗った気分で先を急いでいた。

「あ!あれです!!あの犬です!!!」

チワワのぬいぐるみが道に立ちふさがっていた。
そこにいる姿はかわいらしく、残虐な感じは微塵もない。
ダンジョーは抱っこするぐらいの気分でチワワに向かって行った。
チワワが吠えるとドラキュラのように鋭い歯が見え、
ダンジョー目がけて飛んでくる。
振りほどくことが出来ないままに首元を噛まれた。

ダンジョーのピンチを見て、ヨシヒコは助けに行った。
チワワはダンジョーから離れ、ヨシヒコに噛みつく。振りほどけない・・・
ヨシヒコの次はメレブ。メレブの次はムラサキへと連続攻撃をされて大ピンチ!!


辛くも勝てた。それもメレブの“シャクレナ”のおかげ。
シャクレナをかけられたチワワは、
アゴがしゃくれてかみ合わせが悪くなった途端、弱くなった。


ドラクエでいうところの、毒地ゾーンに到着する。
一歩足を踏み出すごとにヒットポイントを奪われるのと同じ場所。
ヨシヒコは毒だとわかっていながら足を踏み出した。
一足ごとに体力を奪われる・・・だが、ヌーの鏡をあきらめることはできない・・
姫には元の姿に戻って欲しい。その事だけがヨシヒコを前へと進ませる。
三歩目の場所に足を下すと、ヌーの鏡が出現!
何だか簡単に鏡を手に入れることが出来た。


村に戻り、姫と若旦那を対面させる。
若旦那は姫の顔をみて落胆するが、ヌーの鏡があれば元の美人に戻るとわかり
テンションを上げながら姫にヌーの鏡を手渡した。

鏡に顔を写すと、神々しい光が放たれた。
みんなはワクワクしながら姫が顔から鏡を離すのを待った。
姫が鏡を離すと・・・・・???

「ありがとうございます。おかげで元の姿に戻ることが出来ました。」
姫はにこやかにお礼を述べる。
本来の姫(伊藤麻実子)はさっきと少し違えども、さほど変化しなかった。
全員その場に固まってしまう。
ヤバいと察したダンジョーは、若旦那の気が変わらぬうちにカギを貰い受け
ヨシヒコが姫に向かって暴言を吐かないうちに逃げ出した。



とりあえず一つ目のカギを手に入れた。
このカギが悪霊を封印する物ならば、この旅はココで終わることが出来る。
真偽を確かめるためにヨシヒコはカギを天にかざした。
カギは光りを放ち、消えた・・・・

「ということは、それは悪霊のカギじゃないってことだね。次、次!!!」
仏が軽口を言うためだけに出てきた。
どうやら鍵が見つかるまでまだまだ旅は終わらない。


いつも陰で見守る妹・ヒサ(岡本あずさ)
今回はヨシヒコと共に旅をするために忍術を習得していた。
忍法エビ歩きをしながらヨシヒコに近づこうとしたが、
何者かに後頭部を殴られて連れさらわれた。
ヨシヒコはヒサまで生き返っていると思っていないので
さらわれたことも気づいていない。



日食メガネの思わぬ使い道に「にやり」が止まりませんでした。
仏がみえるなら、たまには使ってもいいかも♪なんて。

疲れ目も楽になります!夢のアイテム!?

TVで美味しいと評判の米です。通販しかないとか。

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