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都市伝説の女 第9話 最終話 後編 ネタバレ ストーリー 長澤まさみ 徳川埋蔵金 オダギリジョー [都市伝説の女]

都市伝説の女 第9話 最終話 後編 さよなら月子…徳川埋蔵金殺人!!

このドラマは前後編に分け書きしています。


第9話 最終話 後編 さよなら月子…徳川埋蔵金殺人!!


死の予告 最後の日。

朝一番に丹内に報告をする月子(長澤まさみ)。
「埋蔵金が、地下のどこかにあるはずです。」

よりによって警視庁を調べるなんて、丹内は沸騰しそうなほどに怒り出した。
そんなことよりも、逃げた目白悦子を探すことが先決。

外に行かせようとする丹内を、洋人8溝端淳平)が止める。

「ダメです!今日月子さんは一歩も出ないでください。
最後の一日です。今日はまだ危ない目にも遭っていないし、
この先に何が起こるか・・・」


1週間に渡って付きまとっていた洋人を、ずっとうっとうしく感じていた。

「言霊って知ってる?
ネガティブなことばかり言ってると、その通りになっちゃうの。
勝浦くんが危ない危ないと言うから、それが現実になっちゃってるんだよ!
せっかく埋蔵金の謎まで、あと一歩まで近づいてきているのに
じゃましないで!!」

「わかりました。心配するのやめます。
知りませんよ、どうなっても・・・」


月子にそう告げられて洋人はショックだった。
逃げるように仕事場に向かう。



埋蔵金の隠し場所の確認するために、月子は単独で成田に会っていた。

「だから言っているでしょ!埋蔵金なんて無いって!!
見つけていたら彼女だって横領なんてしなかった!」

たしかにおかしいと感じていた。
埋蔵金を見つけてお金をもっているのに、横領をする必要はない。


「でも彼女は、何かを知っていたはずです。
逃げる前に行った“かごめと鶴と亀なんて言い始めたときは楽しかった”
これは隠し場所のヒントを与えてくれていたものだと思うんです。
ダイイング・メッセージとも一致するし・・・」


新堀が地面に書いていた“つるか”のことを成田に話した。
泡を食っている成田の姿を見て、埋蔵金のありかを示す暗号だと確信した。

「用時を一件済ませてきます。話しはその後に・・・」

手早く月子にそう告げると、成田は部屋を出て行った。



月子にどういわれても、事件と月子のことが気になっていた。
洋人は証拠品保管庫で新堀の残した古地図(原本)を再確認する。
地図の右下に書かれた“亀1977”
新堀のハンドルネームは“亀1977”だと結びついた。

PCを取出し、データを洗い出す。
とても重要なものを見つけ出した。



話しをしてくれると約束していたのに、成田は退社していた。
月子は成田を家まで追いかける。
インターホンをいくら鳴らしても反応はなかった。


洋人から電話が入り、能面のように無表情で電話に出る。

「月子さんわかりました!新堀さんが残したメッセージの意味!
人の名前を表していたんです。“鶴”と呼ばれた人がいたんです。」


この話を聞いて、ようやく謎が解けた。
月子は成田の家の庭をズンズンと歩き出した。

「今、どこにいるんですか!!」
「今、成田さん家・・・・」

月子が話している途中で電話が切れた。
どうやら月子のケータイがバッテリー切れのよう・・
先に行くかどうかを悩んでいると、
成田がトランクを持ち出して奥に行く姿が見えた。



「目白悦子を確保したんで、一応報告を!」
郷原が丹内に連絡を入れた。

「月子さん、本当に殺されるかもしれません!!」
洋人は丹内に連絡を入れた。



月子は成田を尾行して、港の使われていない倉庫に入る成田を確認した。
建物内部に入るまでに報告が必要だったが、ケータイはバッテリー切れ・・
迷わず扉を開けて中に入り込んだ。


倉庫の中はだだっ広く、使われていない感じがする。
さっき入ったはずなのに、成田の姿がなかった。
月子はおそるおそる中央の方に足を進める。

バタン!!!

開けて入ったはずの扉が音を立てて閉じた。
慌てて扉の方に向き直ると、成田がそこに立っていた。


「新堀さんが最後に書きたかったのは、
“鶴が犯人”という言葉だったんですね。
鶴はあなただった。

削除された古い掲示板も復元できるんですよ。
“鶴1977”は新堀さんのハンドルネームでした。」


ネットで出会ったころ、
童謡にちなんで、鶴と亀とかごめというハンドルネームを使っていた。
新堀は亀、目白はかごめ、成田が鶴。
何もかもがばれたとわかり、成田は二つ折りナイフをポケットから取り出す。


丹内班は、成田確保のために家に来ていた。
家の中はもぬけの殻で、誰もいなかった。
月子がどこに行ったのか?手がかりも残されていない。
とりあえず周辺を手分けして捜査することにする。

洋人は成田の家の庭の辺りを探していた。
置かれているベンチが斜めになっていて、気になってしょうがない。
こんな非常時にまで、どうしてきっちりしたいのか?
自問自答しながら・・やっぱり元の位置に戻してしまった。


自分の行動にあきれながら目線を上げると、
月子がいつもカバンに付けている人形が置かれていた。
その奥には色違いの人形が・・・
進む方向を示すように、持ち物が置かれている。



月子は手首を縛られて吊るされていた。

「どうするつもりですか?」
「逃げるんだよ、今のうちに海外に・・」
「会社は?」
「この週末までに1千万用意できないと、不渡りが出てつぶれてしまうんだ。
だからどうしても、金が必要だった。

悦子さんが横領しているなんて知らなかった。
当然、新堀が口止め料をもらっていたことも・・」

だから・・・新堀が埋蔵金を見つけたと考えた。
埋蔵金探しをしている新堀の所に、お金を借りに行った。
埋蔵金のありかを話さずに、別の場所に行こうとする新堀の後姿を見て
カッとなった成田は、後ろから石を使って新堀を殴った。

新堀のカバンから出てきたのは、埋蔵金のありかや現金ではなく
いつもの見慣れた地図や文献のみだった。
それで怖くなり、その場から逃げだした。


「まだ一つも立証出来ていないのに!!!!
私は、都市伝説を立証させるために刑事になったんです。
埋蔵金を見つけて、ようやく夢がかなうと思ったのに!!」

「残念だが、さんざん探してわかったよ。
都市伝説なんて、結局全部デマだ!」

「違う・・あなたがたどり着けなかっただけです。
この世の不可思議な真実に・・・」

言われたくない事を言われて激高した成田は
月子をナイフで刺そうとした。


「月子さん!!!!」

危険を顧みず、洋人は猛ダッシュで成田の所に近づき
体当たりをかけた。
成田は標的を洋人に変え、ナイフを振り回す。
片腕を三角巾で吊るしていることで、バランスを崩してしまう。

「勝浦くん!!!」

月子の声を聞き、成田は標的を月子に変えた。
殺すつもりで、ナイフを刺すような構えで持った。
月子のピンチを目にした洋人は、月子の前に立ちふさがり
月子の代わりにナイフを受けた。

「月子・・・さん・・」

ナイフを受けたのは、固定していた腕で、
添え木のおかげで怪我をせずに済んだ。

成田は落ちていた棒を掴み、洋人の背後から殴りかかってくる。
その様子が見えた月子。
洋人ごと足蹴りにして、2人同時に弾き飛ばした。
そこにようやく丹内たちが到着・・


「凶器に指紋、残ってました。あなたのものと一致するはずです。」
洋人に言われて観念した。

「成田涼一、監禁の現行犯で逮捕する。」
柴山に手錠をかけられた。


洋人は吊るされていた月子を助ける。

「何で一人でムチャをするんですか!!!
本当に殺されていたかもしれないんですよ!」

洋人が月子に声を荒げて怒ったのは初めてのことだった。
少し面食らった月子。


「わかってたから・・勝浦くんが気づいてくれるって・・
私の落とした道しるべに、きっと気づいてくれるって・・
ありがとう、勝浦くん。」

月子は洋人を抱きしめた。ギュッと、ギュッと抱きしめた。


「あした、ご飯食べに行こっか?2人で。」


月子の動きが止まった。「・・・・あ、メール!」
丹内にメールが入った。
それは別居していた奥さんからで、家に帰ってくる連絡だった。


少し離れた所で、副総監と小栗はこの一連の様子を見守っていた。
万が一の時には出て行くつもりにしていたが、
それまでに事件が解決して喜んでいた。



今までに埋蔵金のありかに辿り着いた人間は、ただ一人。
それは加賀春樹(オダギリジョー)。
春樹から話しを聞いて、小栗は月子に興味を持ったのだった。
ウワサどおりの面白い人物だったことに感嘆する。




月子は自分の予想通り、埋蔵金を見つけ出した。

「都市伝説、キター!!!!」
金塊を見ながら小さく声を出した。

「見つけてしまったね。ここを知られてしまったからには・・・」

副総監に、見つけたことがバレてしまった。



約束のデート。
楽しみで仕方がない洋人は、かなり早く来て月子を待っていた。
来るまでの間、どうやって呼ぶのがベストなのかを考えてニヤニヤしていた。


「お待たせ。」

来たのは都子・・・? 状況が呑み込めない・・

「姉はアメリカに行きました。FBIとの人事交流研修に推薦されたみたいで・・」

おおきなウソをついたものだと洋人は関心した。
いつものことだと思い、都子と食事することにした。



次の日、月子に一言文句を言おうとやってきた洋人。
メンバー全員の中に、金髪のスレンダー美女が混ざっていた。
FBIからきた人・・・・

「本物のFBIだ。あいつに語学力があったと思えないがな。」
丹内から本物の内示を見せられて、洋人はようやく納得する。



ニューヨーク
FBIのジャンパーを着たミニスカートの女性が現場に到着する。
颯爽と歩く月子だった。

電話の気配を感じてケータイを取り出す。

「このウワサを知ってるよね。あまりにも有名な都市伝説だけど、
ニューヨークの下水道には、巨大化したワニが住んでいるらしい。」

電話はすぐに切れた。
春樹からもらった久しぶりの電話だった。

この事件はもしかしたら・・・
「Urban Legend(都市伝説)キター!!!!!」






長い文章になってしまいました。
今まで「都市伝説の女」を読んで下さり、ありがとうございました。

いつも楽しく書いていますが、今回だけはキツかったぁ・・
なぜこの作品にしたのか?と自問自答したりして・・

意地になって書いていましたので、
文章にも出てしまったかもしれません。


春樹くんの謎は解けないままに、オダギリジョーだった事がびっくりしましたね。
埋蔵金を見つけたら、なにか別のご褒美が待っていた!って感じでしょうか。

洋人の報われない恋は報われないまま・・・
良いキャラでした。



劇中で溝端くんはいつもこのバッグを持っていました。
男性に似合うタイプの肩かけバッグはあまりありませんね。
これならビジネスユースできます。



自力で徳川埋蔵金探し、します??





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都市伝説の女 第9話 最終話 前編 ネタバレ ストーリー 溝端淳平 徳川埋蔵金 オダギリジョー [都市伝説の女]

都市伝説の女 第9話 最終話 さよなら月子・・・徳川埋蔵金殺人!!

このドラマは前後に分け書きしています。

第9話 最終話 さよなら月子・・・徳川埋蔵金殺人!! 前編

地面に日本の古地図が散乱していて、その上をアリが這いずりまわる。
リュックを背負い、水筒を斜め掛けに持ち、首から双眼鏡を下げる・・
探検家が持つであろう品を装備した男が、公園で頭から血を流して倒れている。
人目のつかない時間に起こったことなのだろうか?
多量の血が流れ、体にまでアリが登ってきていた。

男は突然目を見開いた。
意識ははっきりしているのか、目が開いたと同時に地面に何かを書き始めた。
土は固く、力の入らない指先ではなかなか文字が書けない・・
伝えたいことを残すために、残された力を振り絞り文字を書き上げた。
満足した男は、ここで力尽きてしまった。




朝食をとる音無都子(秋月成美)。
ワンプレートに綺麗に盛られた目玉焼きやサラダ。
まずタコさんウインナーから食べ始める。
朝から姉:月子(長澤まさみ)が作ったのだろうか?
珍しい日もあるものだ。


「おはよー」部屋からリビングに出てきた月子。
キッチンに勝浦洋人(溝端淳平)が立っていて驚いた。
当たり前のように朝食を作っている。

「今日から3日間、月子さんのボディガードをします。」

前回の事件で告げられた
「気を付けて、あなた1週間以内に死にます。」
この言葉はかなり効力を持っていて、
告げられて以来、月子は危ない目ばかり合っていた。

1日目、お堀にはまる。
2日目、イヌに噛まれそうになる。
3日目、原因不明の高熱を出し、
昨日、あやうく鉄骨の下敷きになるところだった。


危険察知能力が落ちてきていることを月子も自覚していた。
言われていた一週間が過ぎるまで、あと3日。
洋人は月子を全力で守ると決めていた。

都子は姉の心配よりも洋人の方を心配していた。
月子の安全を守るために体を張っていて、体中に切り傷や打ち身が増えていた。


「僕の傷なんて、月子さんの命に比べたら・・・」

気にし過ぎて何もできないのはおかしいと月子は思っていたが、
洋人はキッチンにも近寄らせない。
包丁やナイフなど危険物があふれていて心配だかららしい。
ちょっと行き過ぎていて、月子はうっとうしく感じていた。


死の予告 あと3日


一緒に出勤するが、洋人は危険なことが起こらないかと
周りをキョロキョロしながら歩く。
何かがあったときの証拠にと、動画撮影もしていた。
曲がり角で ふと目を上げると、ベランダの鉢植えが落下しかけていた。
気付いた洋人は月子をかばい、頭で落下を受けた。


なんとか署に到着したが、洋人は月子と部署が全く違う。
ここは丹内市生係長(竹中直人)他みんなに任せるしかなかった。

「僕の仕事中は、みなさんに月子さんの警護をよろしくお願いします。
月子さんに何事も起こらないように、十分に注意をお願いしますね。」


岩田洋子(安藤玉恵)は警護をさせられると思っていなかった。
安藤満(良知真次)は、警護をしてもいいと思っていた。


「刑事たる者、自分で自分の身を守らないでどうする!!」
洋人に過保護にされている月子に丹内は腹を立てていた。


丹内のデスクに置かれた電話機に着信。
いつもなら着信前に電話が来ることを予知する月子だが、
今日に限って予知できなかった。

「魔の1週間のせいです。だから、危険も察知できない。」
洋人の言うことは、あながち間違いとは言えない。
柴山俊也(平山浩行)が電話を受けた。

「上野で殺人事件!?」



丹内班は現場に急行した。
鑑識にも仕事があるので洋人も現場に着いた。
洋人は現場の状況をカメラに押さえ、
月子は傍らに落ちていた古地図を広げだした。

郷原祐一(宅間孝行)と渡辺正康(菅原卓磨)も現場に到着する。

鑑識の秋山信二(辻修)が状況説明を始めた。
被害者は新堀三郎(ノゾエ征爾)。死亡時刻は今朝の6時前後。
頭の近くに残されていた大きな石で後頭部を殴打されたことが致命傷のようです。
地面には「つるか」と文字が刻まれていて
新堀からのダイイング・メッセージだと思われた。


「かごめ、かごめ。カゴの中の鳥は・・・」
この文字を読んで、月子はかごめの歌を歌い始めた。

「夜明けの晩に、鶴と亀がすべった・・」

「そう!そこ!!
かごめの歌には実は、深い意味が隠されているという都市伝説が・・・」

鶴と亀という単語には、
とあるものの隠し場所が示されているらしいというウワサがあった。
それは幕府が隠したとされる”徳川埋蔵金“で、

1868年 江戸城が無血開城された際、
明治新政府が城の金庫に入ったときに、既にそこはカラだった。
幕府の御用金は、前もって持ち去られ ひそかに埋められていた。


徳川埋蔵金とは、
江戸時代末期に幕府がひそかに隠したとされる御用金のこと。
未だ発見されていないが、どこかにある・・・らしい。



その隠し場所を示した歌が、かごめの歌。
鶴と亀が対になって飾られている日光東照宮を暗示したものだと、
一般的には言われている。

「被害者:新堀さんは、つるか“め”と書こうとしたんだよ!」

傍らに落ちていた地図を広げると、日光東照宮にしるしが付けられていて
群馬の赤城山にも付けられている。
どちらの場所も、埋蔵金が隠されているかも?と言われている疑惑の場所。

さらに 倒れていた場所の側の道を真っ直ぐに行くと
上野東照宮があり、そこも埋蔵金の隠し場所と言うウワサのある場所。


「新堀さんは徳川埋蔵金を探していた!!
そのせいで事件に巻き込まれてしまった・・

この事件、徳川埋蔵金が絡んでいるかもしれません!!!」


月子が言い切ったとき、すでにみんなは別の作業に取り掛かっていた。
こんな愚にも付かぬ話しは聞いていられなかった。



丹内が署に戻ると、岩田と安藤が被害者について報告をする。

被害者:新堀三郎は、週末になると埋蔵金さがしをするのが趣味で
同僚の間でも有名だった。
埋蔵金を探している仲間も見つけた。
仲間は2人で、
成田涼一(葛山信吾)と、目白悦子(山田まりや)

月子は仲間の2人に会いに行こうとするが、
丹内が考えている捜査とは、
まず家族、次に同僚、友人と被害者に近しい人から当たっていくことを指していた。


「じゃあ、丹内さんはそちらを。私は埋蔵金チームに狙いを絞ります。」

洋人を連れて仲間の一人、成田の家を尋ねた。



成田の家で通された応接室には、埋蔵金関連の品が飾られていた。
成田が来るまでの間、じっくりと見て回る。

「あ!!!!!!」

月子は、扉の上に飾られた縦長の額縁の中身を見て大声を上げた。

「3枚の銅板画・・
これはまさか、宋英寺の床下から発見されたという
埋蔵金の場所を示す暗号が書かれた3枚の銅板画が存在するというウワサが・・」

「その銅版画自体が、今は行方不明ですけどね。」


月子が大声を上げたのと同時に成田が部屋に入ってきた。
洋人に説明するように話しをしていたら、成田が補足してきた。

本物だと思い、興奮している月子。
成田はすかさずニセモノだと説明する。


「えっと・・刑事さんですよね?」

月子の行動は刑事らしくなかった。
会いに来たのは刑事のはずなので、成田はこの2人のことをいぶかしがった。
慌てて警察手帳を見せて刑事だと証明して見せた。

最初は成田の身上から話してもらう。


成田はIT関連で働いていて、一昨年独立をしていた。
その時に豪邸を購入していた。

「豪邸購入資金はどこから?
私も“まさか”と思いましたが、ご自宅を拝見して
今私の中で、疑惑から確信へと変わりました。

とぼけてもだめです!
成田さん、見つけましたね?埋蔵金を。」

突拍子もないことを言われて、成田は固まってしまった。


「この銅板画は本物だった。ですね?」
見つけたことを前提で、月子は一人で話しを続ける。

「どこにあったんですか?埋蔵金!!!」
「だから、見つけてないって!」
「どんなのでした?中身は大判小判??それとも金塊?」

成田が否定を続けても信じることなく話しをどんどん進めていく。
新堀のことで捜査協力のために時間を作ったのに、
まくし立てるように話しをする月子に辟易した。
この場を出て行こうとする成田を洋人が懸命に止めた。


新堀と成田は10年ぐらい前にネットで知り合って、
週末に時々埋蔵金さがしを一緒にしていた。
それ以外の付き合いはなかった。


「ヒントだけでも頂けません?
本当の埋蔵場所は、やはり鶴と亀に関係が??」

まだグイグイと押してくる月子の言葉に面倒くささを覚えた成田は
2人を家から追い出した。
月子はこの成田の行動を、“やましい所がある証拠”だと捉え、
埋蔵金を見つけたが、否定をする人だと判断した。

もう1人の仲間、目白悦子(山田まりや)にも話しを聞きに行く。



目白悦子は会社の昼休みに宝石店で買い物をしていた。
お店から出てきた所を月子は呼び止める。

「何を買われたんですか?誰かへのプレゼントですか?
それとも自分への??なにか臨時収入でもありました?」

羽振りが良く見えた目白に冗談めかして聞いてみた。


「あなた方が埋蔵金を見つけたことを、知っているんですよ。
成田さんに会って、3枚の銅板画も拝見しました。」
「あれ、赤城山の近くでだまされて買ったみたい。」
「やはり、埋蔵金は赤城山の近くですか・・・」

話しの裏を取り、赤城山に埋蔵金があったのだと月子は考えた。

「いいえ。」目白は否定を続ける。
そもそも目白は銅板画の存在自体を否定していた。

「暗号を残す必要はない。
なぜなら埋蔵金は、各地の東照宮に分散して埋められているから。」
これが目白の見解だった。


店先で話しをしている間に、洋人が目白の購入品を調べていた。
購入したのは男性物で、値段は300万円。


「やっぱり!!埋蔵金に手を出しちゃってるんですね!!!」
「勘違いしないで!これは貯金で・・」

少し話をそらして、目白との関係を聞いてみた。


目白が新堀と知り合ったのはネットで、最初は掲示板でのやり取り。
そのうち、3人一緒に集まって探すようになった。
でも、最近集まりに参加をしていなかった。

「目的の物を見つけてしまったから?」
「そうじゃなくて、あるわけないでしょ?埋蔵金なんて・・・」

いくら否定をしても、肯定し続ける月子。
目白は昼休みの休憩時間が終わる事を告げ、職場に戻ってしまった。

目白の後姿を見ながら、
洋人は月子に 先週も高い買い物をしていた目白の話をする。

自由の利くお金をたくさん手に入れた=埋蔵金を手に入れた

だと思い、埋蔵金が存在していたことを確信した。



2人の横を、一台の黒塗りの車が横切る。
たまたま見つけた月子は、この車を見たと同時に 車に向かって走り出した。
動く車の後ろを走って追いかける・・
月子がこんな無謀なことをし出したので、洋人も慌てて月子を追いかけた。

姿が見えたからか、観念したからか、車は数キロ走って止まった。
後部座席の扉が開いて、副総監の武重治(伊武雅刀)が下りてきた。
その後ろにいたのは、重要参考人物とされているおじいさん。

2人は知り合い!?

たけちゃん、つきこちゃんの呼び名で親しくしていた副総監が
口ごもって二人の関係性を答えない。

「せめて名前ぐらい教えて下さい!!」

月子の発言を副総監が止める。おじいさんの名前はタブーの領域なのだろうか?
そんな副総監のことを制止して、

「私の名前は小栗龍太郎(宇津井健)と言います。」
何度も何度も顔を合わせたが、初めて名前を教えてもらえた。
小栗???? なぜだか頭に引っかかる名前・・
月子は頭をフル回転させて考えた。

「あ!わかった!!
小栗って、小栗上野介のご子孫では?」

初めて聞いて好奇心が勝った洋人。月子に小栗上野介のことを教えてもらう。
その隙をついて副総監と小栗は、車に乗り込んだ。

「まだ話が!!」
「音無くん、この話はここまでだ。」

2人を乗せた車は発進。
答えをもらえなかった。月子は呆然と走り去る車を見ているしかなかった。

「これですべてが繋がったよ。勝浦くん・・・・」

慌ててこの場を後にしたということは、月子が話したことは正解だったのだろう。



署内では、月子を除いて全員で報告会を開いていた。

同僚の話しによると、新堀は最近羽振りが良かった。
飲みに行っても、細かくワリカンにする人だったのに、
急に高いお酒をおごったり、スーツを立て続けに新調したりしていた。

そのお金の出所は掴めていない。
銀行口座には給与の入金しか記録しかなかった。


そこに月子と洋人が戻ってくる。
「大変な事実がわかりました。」

ホワイトボードに重要参考人の似顔絵を貼り付ける。

「この方は、小栗さんとおっしゃるんです。
幕末に勘定奉行を務めた小栗忠順が、“埋蔵金を隠した人物”と言われています。」

丹内は月子の話を聞いて、小栗上野介忠順のことを思い出した。
中学生の時に歴史研究部に所属していたことで、記憶していた。


小栗上野介忠順は幕末の勘定奉行で、
埋蔵金を隠し、時を見て埋蔵金を掘りだし、幕府を再興する役を担っていた。
というウワサがあり、
幕臣の中でも斬首刑という厳しい刑を下されたという説もあった。

「この方は、その子孫なんです。」


今にして思えば、占い師の合田千尋が話していた
「お金なら、大量にある場所を知っているから。」
この言葉の意味を考えもせずに流してしまっていたが、
埋蔵金のありかを知っていた。

小栗龍太郎が、小栗家の子孫として埋蔵金を守るために
千尋の周辺を調べていたと考えれば話しが繋がる。

小栗は今でも埋蔵金を守る役目を担っているのだろうか?


初めて出会ったのは“将門塚”
徳川家康は神田明神を特に大切にしていて、
今の場所に将門塚を建てさせた。

高尾山も徳川幕府に手厚く保護されていた。
小栗は徳川ゆかりの場所を巡っていた。


このように考えていくと、
3人は、本当に埋蔵金を見つけたのかもしれない。
最近の3人は羽振りがよすぎる。
ただ、この分配で仲間割れが起きたか、
埋蔵金に手を付けたのが原因で、徳川300年の呪いを受けた。
それが、新堀が死んだ原因かもしれない・・・

これは、埋蔵金を見つけてしまったが故の不幸・・・
月子はこのように結論付けた。


月子は、埋蔵金が本当に存在したことを立証に、
他のメンバーは、新堀の金の出所を探すことになった。



死の予告まで、あと2日。

毎日毎日、何かがあるごとに“危ない”と言う洋人の事をうっとおしく思い、
朝から洋人に文句を言っていた。
相変わらず勘のさえない月子。
文句を言うのに気を取られたのか、ただの不注意か、
階段付近で足を滑らせた。

転がり落ちる危険を察知し、洋人は月子の腕を掴んだ。
バランスがおかしくなり、洋人が代わりに階段から転がり落ちる。
左ひじを押さえて苦しむ洋人に

「勝浦くん、私と一緒に居ない方がいいかも。私は捜査に向かいます。」

痛がる洋人を残し、単独捜査に向かった。



月子が向かったのは目白の働く信用金庫。
埋蔵金のことをしつこいぐらいに聞くが、目白は見つけていないの一点張り。
徳川埋蔵金は、都市伝説仲間にとって ロマンや夢。
存在したことをどうしても立証したいので、月子は目白に食い下がる。

目を輝かせながら、目白に問いかけ続ける月子の様子を見続けていると
何だか憎らしく思えてきた。


やりたいと思うことを夢中で追いかける。それも、仕事を通して・・・
そんなことが実現できている人は何人いるだろう・・
本当に自分は何をしたかったのだろうか・・・?
月子の言葉で、目白は自分の行いに頭を巡らせていた。


扉をノックする音がして、
「目白さんに会いたいという警察の人が・・・」

月子以外にまだ自分に会いたいと思う警官???
誰だかわからないが、月子を置いて会いに行くことにした。

「かごめと鶴と亀。なんて言い出した頃は本当に楽しかったぁ・・・」

当時の頃を思い返して言い残していった。


信用金庫を出て、かごめと鶴と亀は何を指して言ったのかを考えていた。
郷原と渡辺が血相を変えて建物から出てきた。

「月ちゃん!逃げたんだ、あの女が!!」

そこに丹内と柴山もやってきた。
2組共に、この信用金庫にやってきたことが不思議で仕方がなかった。

別々に捜査をしていて辿り着いたのが目白。
目白悦子は、会社の金を横領していてホストに貢いでいた。
その事実を知った新堀が、目白に口止め料を請求。
目白は言われるがままに、口止め料を渡していた。

金の要求が日ごとに増えて行き、殺害をしたと丹内は考えていた。
郷原が、近くを緊急配備したので、身柄を押さえるのは時間の問題・・

月子はそこには参加せず、独自調査に戻った。

洋人は、署に戻って来た丹内に自分の状況を見せ、
月子を署に呼び戻すように懇願する。
そこに、小栗が入ってきた。

「確かに、今週の月子さんは変ですからねぇ・・
勝浦くんが心配するのも無理はない。」

突然入ってきた小栗の姿をみて、丹内は驚いた。
小栗がわざわざ出向いてきたのは、洋人に渡したいものがあったから。
それは、埋蔵金関連の掲示板にアクセスした人のリスト。
閉鎖されたものから 現在稼働しているものまで、
残さずリストアップされているようだ。


「こんな記録を取っていると言うことは、
やっぱりあなたが埋蔵金を守っている。とか・・・」

洋人の問いかけに小栗が口を開く前に、丹内がキレた。
こういうオカルトのたぐいを我慢して聞いていられない。
そんな丹内の顔を見ながら、小栗は出て行ってしまった。



月子のマンションでは洋人と月子が資料とにらめっこ。
洋人は少しごきげん!
いろんなことがあったけど、今日一日が無事に過ぎたからだ。
かごめの歌を口ずさみながらお茶の支度をしていた。

「・・・・後ろの正面だぁれ・・」

何気なく歌を聞いていた月子は、この言葉が妙に引っかかった。
うしろのしょうめん・・・??
新堀の残した古地図を見てひらめいた!

「鶴、つまり飛ぶ鳥は南の方向を、
亀は北の方向を意味すると言われているんだよ。
つまり
皇居と日光東照宮は、南北のラインで結ばれている。
皇居は南で、日光東照宮は北。
皇居から東照宮を見たとき、後ろの正面にいるのは・・・桜田門!
それは、警視庁。
隠し場所としてこれ以上安全な場所は考えられないね。

だから、小栗さんは副総監と親しいんだよ!」


「だからかぁ・・捜査一課に資料を渡しに来られたのかぁ・・」


洋人は月子に、小栗からもらった資料を渡した。
パラパラとめくる月子。

「あ!!!!!春樹くんの名前!!
はるき0603 これは春樹くんのハンドルネーム!
6月3日が誕生日だったもんなぁ・・・」

元カレのことを、まだ気に留めていた・・・
嫉妬心も手伝って、月子に渡した資料を返してもらう。
なにげなく見ていると、“亀1977”というハンドルネームが目に付いた。

後編に続きます。



最後は壮大なロマン「徳川埋蔵金」でした。
今見つかれば、消費税が上がるなんて事はないのにぃ!!!

自分の身を犠牲にしても守りたい人がいる。
洋人は幸せ者です。
でも、相変わらず報われない・・・

月子は良いところで認めてあげて欲しいなぁ・・



読むと謎が解けるかなぁ・・



今回貴重シーンは、溝端淳平の調理シーンですね♪




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都市伝説の女 第8話 ストーリー あらすじ ネタバレ 宇津井健 月子 狼男 長澤まさみ [都市伝説の女]

都市伝説の女 第8話 後編 満月の夜は事件が!!占い師連続殺人
この番組は、前後に分け書きしています。
ご了承ください。


第8話 後編


的場の取り調べても、物的証拠がないから逮捕は難しかった。
月子(長澤まさみ)は作戦会議を開くために、郷原(宅間孝行)を家に誘った。

家に誘われたことで、期待に胸を膨らませ
緊張した面持ちで、郷原は月子のマンションのインターホンを鳴らす。
中に入ると、妹の都子(秋月成美)と洋人(溝端淳平)がいた。
ハンパないほどがっかりしたが、すぐに空気を読んであきらめた。


「いよいよ満月の夜も近づいてきたので、作戦会議をします。」

洋人が持ってきた新しい情報は、殺害現場に落ちていた毛の分析結果。
これはミンクの毛。ダウンジャケットのフード部分についているのと同じ毛で、
狼ではなく、ミンクの毛だった。
これは4件の現場から採取された毛と同じものだった。

気になったことは、
4件の事件現場全て、無理やり鍵を開けられた形跡がなかったこと。

狼男的な感じだと、窓ガラスを割って侵入しそうに考えるが
そういう訳ではないようだ。

狼男説は否定の方向で男たちの意見が定まろうとしたが、
月子はこの次の満月の夜に賭けるつもりにしていて、
狼男をおびき寄せる作戦を考えていた。



そして、次の満月の日がやってきた。
恐ろしい惨劇の幕開けの日が・・・・

月子はさっそく千尋(西原亜希)の占いの館に出向いた。
また現れると思われる狼男と対峙するために、千尋の協力が必要だった。
でも、千尋は犯人が襲ってくることをあきらめたはずだと、
被害者の会の会長が逮捕されたことで終息したと考えていた。

会長の的場は調べを受けただけで、すぐに解放されていた。
アリバイがないだけで、物的証拠もない。
それに、暗示や占いに影響されにくい人。

月の不思議な力に操られ、自分の力以上のものを発揮してしまう人は、
もっと暗い、何かを内に秘めているはずだと考えられた。


満月の度に人を殺してきた犯人が、一度の失敗であきらめるはずがないと
月子は力説する。

「狼男は必ず現れます。そうじゃなきゃ、おかしいんです。
彼が本気で千尋さんの命を狙っていたとしたら、
必ず、今夜の満月にも現れます。
だから、今夜は私がおとりになります!」

月子の言葉は、千尋の心をとらえた。
本当に狼男が現れるかもしれないと思い始めていた。


署に戻った月子は、今夜に備えて拳銃の準備をしていた。
郷原と渡辺は、ここまでの準備は必要ないと考えていた。

洋人は月子に頼まれた弾を持ってきた。
弾丸を銀でコーティングしたもの。一発三千円。
狼男を殺せるのは、銀の弾だけという都市伝説に基づいて用意したのだった。

銀の弾の設定は、
昔の映画で作られた設定で、真実ではないという説もあった。
でも、真実の可能性も残っていると春樹くんが言っていたので従った。
元彼と言えども、都市伝説のオーソリティ。無視することはできない。
ていうか、春樹くんの言うことは絶対だと思っていた。


運命の夜が来た。
月子は占い師の衣装をまとい、魔法陣の中に入る。

魔法陣は悪魔を呼び出す為の、異世界への扉にもなると言われている。
この中は、呼び出した悪魔と取引をする場所。
力のない者が軽はずみに悪魔を呼び出したら大変なことになってしまう・・

月子は慎重に足を進め、中心に座りマントラを唱え始めた。
遠巻きに洋人はこの様子を録画していた。


月子が中でマントラを唱えていたとき、
このビルが見える建物の影で侵入者が来るのを郷原たちが待っていた。
その姿を少し遠巻きにおじいさん(宇津井健)が見ていた。


雲に隠れていた月が顔を出した。
開けた覚えのない窓から一陣の風が吹きこんできた。
窓の方に目をやると、奥の部屋に気配を感じる。
そちらを見ると、黒ずくめの人が立っていた。

「狼男!?出た!!!!」

月子に襲いかかる黒づくめの男の前に洋人が立ちはだかり、盾となった。
力が強くて投げ飛ばされてしまう。
月子に襲いかかろうと、一歩ずつにじり寄る黒づくめの男。
洋人は果敢に攻撃を仕掛ける。だが、ハンパない力で首を絞めつけてきた。
月子は思い出したように拳銃を手に取り

「手を放しなさい!離さないと撃つぞ!」
警告をしたが、手を離す気配はない。

バン!!!

発砲音が聞こえた。郷原は急いで部屋の中に入る。
分が悪いと考えた黒づくめの男は、洋人を郷原に投げ飛ばして逃走した。

「顔、見ました・・
狼男の顔、月子さんの予想通りでした。」
洋人は月子に黒づくめの男が誰だったのかを話した。
月子は頭の中を巡らせる。

外で待機していた渡辺は、二階からひらりと飛び降りる黒づくめの男を目撃する。
かなりの高さだったので、人間技とは思えない。
びっくりして捕まえられず、逃走を許してしまった。


現場待機を言われていた岩田と安藤は、婦警たちと共に
満月の夜 三叉路の道で月を見上げて願い事をすると願いがかなうという
おまじないを実行していた。
ついでに財布を振ると、金運アップ!
一度で二度願いを叶えてくれる・・なんて安直な考え・・

その横を黒づくめの男が、ものすごい速さで駆けて行った。
追いかけていた渡辺は、無線で現在位置を報告する。

先回りをした郷原。黒づくめの男を追いつめた。
銃を使わずに格闘するが、力がとても強く弾き飛ばされた。
そこに渡辺が到着し、安藤たちとともに後ろから羽交い絞めにした。
その全員を弾き飛ばして、さらに逃走を図ろうとする。

月がまた雲に隠れた・・

黒づくめの男の力が弱まり、力尽きて倒れた。
抵抗しないとわかった郷原は、隠されていた顔を見てみた。

何があったのかわからない顔をした戸崎だった。


洋人は着ていたパーカーのファスナーを下し、
ネックレスのチャームになっていたミンクの毛皮を見つけた。


「わかりました。彼にケモノの力を与えた人物が。」



千尋の占いの館に、戸崎を連れて戻った。
月子は千尋も交えて事件の全容を話し始める・・

最初は、満月の日に現れるという狼男の犯行だと思っていた。
でも、実行犯は戸崎。
満月の力を利用し、暗示をかけ、戸崎を狼男に仕立てた人物は千尋だった。


洋人からの報告では、
いま戸崎が身に着けているミンクは、現場に落ちていたものの一致した。

別で調べをしてもらっていた丹内も現れた。
合田千尋、本名・田中ひろこ。
小学生の時に、同時に両親を亡くしている。
共に、富士の樹海で自殺をしたとか・・・

父親が3人の占い師に騙されて、
経営していた会社も、土地も家も全て失った。
一緒に暮らしていた、唯一頼りになるお婆ちゃんも亡くなり
一人で生き延びてきた。


「被害者だったんですね・・あなたも・・・
だから私が占いをしたとき、
おばあさんと言ったとき動揺を必死で隠していましたね。」
そんなこともあり、丹内に身辺を調べてもらっていた。

千尋は復讐のために、3人の占い師に近づき弟子となった。
そして、暗示にかかりそうな人と出会った。

戸崎は普段から体調が悪くて、とても大の男をひねり殺せそうもない。
通常 人は、本来の力の1/5しか使っていないと言われている。
何かの力で100%の力を発揮することがある。
いわゆる、“火事場の馬鹿力”と言うこと。

一生に一度、出せるかどうかの力を、
千尋は暗示をかけることで何度も引き出した。
満月の夜は、身体能力が高まると言われている。

前もって被害者の家に行き、侵入しやすいように鍵を開けた。
自分に容疑がかからぬように、最終的には自分を襲わせた。
あらかじめ、弟子たちを側の部屋に呼んで置いて・・・

月子が真相に近づくのを恐れ、今夜は月子を襲わせた。


「だったら何?暗示をかけたなんて証明できる?」
一方的にやられたりしない。千尋も反撃に出た。

「さあ・・どうでしょう・・裁判所がコレをどう判断するかですが・・」
月子はICレコーダーを取り出した。
昼間に占いの館に来たときに、取り付けたもの。


戸崎、今夜の月を見上げたら、
あなたの中でどうしようもない憎しみが湧き上がる。
音無月子という刑事を、殺したくなる・・
音無月子という刑事を、殺したくなる・・・・

催眠をかけるところがばっちり録音されていた。

「あなたに会った時から、嫌な予感がしたのよ。
でも、未来が見通せる力はもっていないわ。
私の占いなんて、全部インチキだもの。

不思議な力があるように、振る舞っていただけ・・

私の暗示は、願望を後押ししただけ。
あなたは本気で憎んでいたのよ、あの3人の占い師を・・
それに私のことも。」

千尋は人の顔色を見て生きていくうちに、
“相手が私に何を言ってほしいのか?”を読み取るのだけは上手くなっていった。
満月の力と、占いを利用して復讐を果たした。


「人の心の弱い部分を、あなたは利用した。」
「結局、あんなに憎んでいた3人の占い師と、
同じようなことをしたのね・・あたし・・」


「残念です。あなたなら本当に、誰かの心を救えたかもしれないのに・・」

郷原に連行されながら、千尋は話す。
「インチキだから、信じなくていいけど
あの時水晶に見えたこと・・教えておく。

気を付けて、あなた1週間以内に死にます。」


千尋の言葉にビビった月子。丹内の後ろに隠れて臨戦態勢。

「インチキだから!私の占いなんて・・・」

叫ぶように言いながら連行されていった。
洋人は、なにもわからなかったおじいさんのことを気にしていたが、
月子は千尋の言葉が引っかかって仕方がなかった。


「1週間以内に死ぬ・・・・か・・・・」




恐ろしい警告を聞いた月子は
どんな対策を立てるのでしょうか?

自分のリミッターを外したら、
びっくりするような力がでてくるものなのでしょうかね?
超人パワーは恐ろしいものでした。


狼男のイメージって、ツンツンヘアなんですね(笑)



こっそり音を拾ってくれます。



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都市伝説の女 第8話 前編 ストーリー ネタバレ あらすじ 西原亜希 春樹くん 月子 [都市伝説の女]

都市伝説の女 第8話 満月の夜は事件が!!占い師連続殺人
この番組は、前後に分け書きしています。
ご了承ください。


第8話 前編

銀座、新宿、渋谷
3つの場所で起きた、3つの殺人事件。
不思議なことに、被害者はみな占い師だった。

そして、ある満月の夜・・・・


魔法陣の中で マントラ を唱えている合田千尋(西原亜希)
占い師という特性上、こういうことは当たり前の行動だった。

締め切った室内に、一陣の風が通り抜ける。
閉じていた目を開き、気配のする方に顔を向けた。
ベランダの柵にイヌのようにしゃがんだ黒ずくめの男が
千尋目がけて飛んできた。

部屋には黒のレースのカーテンがかけられていて、
黒ずくめの男は、そのカーテンにからまって倒れ込んだ。

カーテンを払いのけ、千尋目がけて襲ってくる黒ずくめの男は
パーカーのフードをかぶっていて、
スケキヨ風のマスクをかぶっている顔が、ちらりと見えた。
表情が全く読めない。

黒ずくめの男は、千尋に馬乗りになり 首を絞めてきた。
遠のく意識の中で、もがきながら腕を伸ばしたところにあった布を引っ張った。
布の上に乗っていたキャンドルスタンドが倒れ、大きな音が鳴った。
異変を感じたスタッフが、駆けつけた。
状況が悪いと察した黒ずくめ男は、ベランダから飛び去って行った。



交通課所属の勝浦ファンの2人。
駐禁の業務を終えて歩いていた。
自分たちの目の前を人が飛びぬけ、驚いていると
その人は給水タンクに登り、満月に向かってかがめていた腰を伸ばした。

顔を見合わせて、2人同じものを見たことを了承し
もう一度タンクの方を見ると、おじいちゃんに変わっていた。

あれ!?あのおじいちゃん・・・?
天狗の事件の時に、お堀で話をしたおじいちゃんにとても似ていた。

「あのぉ・・・すみません!」

声をかけてみると、こちらに向き直り 眼光鋭くにらみつけてきた。
おじいさん(小栗龍太郎(宇津井健))は、
この高さから飛び降り 走り去っていった。



「連続殺人の重要参考人かぁ・・・」
音無月子(長澤まさみ)は、いつもよく合うおじいちゃんの
似顔絵を見ながら考え込んでいた。
勝浦洋人(溝端淳平)は、月子のことで目の仇にされているが
そんな悪い人ではないと思っていた。


「あぁ!!!!もういい!今日はみんなで飲みに行くか!」
丹内市生(竹中直人)は、みんなに号令をかけた。

柴山俊也(平山浩行)は、丹内が行くところはどこでもお供するつもり。
岩田洋子(安藤玉恵)は、丹内のおごりと勝手に決めた。
安藤満(良知真次)は、おごりだったら行ってもいい気分。

号令はかけたがおごってやるつもりは毛頭なかった。


「金運アップしたいなら、今夜がチャンスですよ。」

金運アップ!この言葉にみんなが食いついた。

「満月の夜外に出て、月にかざしてお財布を振ると金運アップするらしい
というウワサが。」

みんなでお財布を取出し、月に向かって振り出した。
オカルトとウワサは大嫌いの丹内は、くだらないことだと思っていた・・・が
“家のローンが溜まってるから・・・”この際試してみることにした。

「みなさん、現金以外の物は出してくださいね。
レシートなど、過去のものを入れておいてはダメです。
クーポンやポイントカードもダメ。」

月子に言われた通りにし、月に向かって一生懸命お財布を振る。


「今夜は満月かぁ・・事件が起きなきゃいいけど・・・」
なんだか嫌な予感がした月子は、思わずつぶやいてしまった。



「月子ちゃん、ちょっといいかな。」
郷原祐一(宅間孝行)と渡辺正康(菅原卓磨)が
お財布を振り続ける丹内班に入ってきた。


「まさか・・・また占い師が・・・」
嫌な予感が的中してしまった。4人目が襲われた。
郷原班、丹内班合同で 襲われた現場に急行した。


襲われたのは合田千尋。占い師を始めて7年。
魔法陣の中で祈っていたので、この程度で済んだと千尋は思っている。


魔法陣とは、
円や星、文字なのを組み合わせて作られた空間で、
悪魔を召喚するときや、場を清めるときに使われる。


「千尋さん、これで冷やして・・」
咳き込みながらおしぼりを持ってきた戸崎稔(小松和重)
このビルのオーナーで、上の階で千尋と一緒に住んでいた。



「犯人は2階ベランダから侵入して、出る時もベランダから飛び降りた・・」
ベランダ付近を鑑識作業していた洋人はつぶやいた。
ただの一人ごとのつもりで口に出したが、
みんなはなぜか洋人を注目していた。

そんなことはお構いなしの洋人は、
上司:秋山信二(辻修)の足元あたりに落ちていた毛に注目していた。
イヌもネコも飼っていないのに、獣の毛が落ちている。
そういえば、他の3件の事件でも何かの毛が落ちていた。
関連があるかもしれない・・・


「次は、私かもしれないと思ってた・・・」
殺された3名の占い師は、全員千尋の師匠格にあたる人たちばかりだった。

占い師連続殺人事件の被害者

阿部 有(ゆう) 3月8日に死亡 53歳
大川 頂(いただき) 4月7日に死亡 50歳
井崎 天(てん) 5月6日に死亡 48歳

3人の名前を合わせたら“有頂天”
変なビンゴに洋人はテンションが上がった。


「やはり4人目は今夜でしたか。今夜が危ないと思ってたんです。」
月子の予感が的中した。
今夜また襲撃が起こったことで、はっきりとした共通点が浮かびあがった。

「刑事さんの中にも、そのことに気が付いている人いるんですね。」


そう、事件は全て満月の夜に起きていた。
満月は、月の引力が最も強くなる日で、
神経も活性化し、心拍数も 出血量も増えると言われている。
満月の夜は、出産が多くなったり
満月や新月の時には、株価も大きく動く。
ホルモンバランスが崩れるためか、攻撃的感情も高まり、
殺人や放火、自殺が多くなるというウワサもある。


この連続殺人は満月の力が原因なのか・・・?

「これは、月の力が引き起こした連続殺人事件に違いありません!」
月子は本気で断定する。
この話をかき消すように、丹内は交通課の婦警を連れて部屋に入ってきた。
婦警は、似顔絵の出回っているおじいちゃんを目撃したことを話す。

「前にも一度、話したことがあるから間違えるはずない。
このおじいさんは、凄い速さでサッと消えちゃって・・」


満月、獣の毛、獰猛、俊敏な動き、凄い速さ・・・
これらから導き出される結論は “狼男”???
さすがの月子も、あくまで可能性。

いくら不思議なことが起こっても、これは本気で聞いていられない。
みんなは何も聞かなかったように、各自の持ち場に戻った。



次の朝、丹内班の部屋の入り口前に
“満月の占い師 連続殺人事件捜査本部”の戒名がたてられた。
ということは、捜査をする上で“狼男”の線は消されていないようだ。
月子はやる気満々でデスクワーク中。
郷原は丹内に月子を使うことの了承に来ていた。
二つ返事でOKを出す丹内。


これまで起きた事件のあらましをみんなで確認。

殺害された3人の占い師は、合田千尋の師匠にあたる人物。
今回おそわれた千尋は、戸崎稔と同居している。
どの事件現場でも目撃されている似顔絵のおじいさんは、
被害者の会の副会長をしている戸崎と付き合いがある。


被害者の会
殺された3人の占い師は、かなりあくどい商売をしていた。
タクシー運転手の的場富男(おかやまはじめ)が会長をしていた。


的場がなぜ被害者の会の会長をしているのかと言えば、
的場の妻が占いにハマり、
1人目に宝石を差し出した。おかしいと感じて騒いだら
2人目に“1人目の時に受けた洗脳を解く”と言われて、
そのときに車とマンションを上納した。
3人目は、妻を操り人形のようにして多額の借金を背負わせた。

3人はグルになって仕組んだことだと思い、組織を組んで活動をすることにした。
だが、これらは全て当人が自主的に望んでしたことだと言われて、
被害の証明がなかなかできずにいた。


被害者の会を開いているときに、
占いのインチキを暴く方法や、家族を取り戻す方法を教えてくれたのが
似顔絵のおじいさんだった。


的場の妻は、また新しい占い師にハマっている。
それが、合田千尋。
千尋だけは3人と違い、本物の神の使いだと思っているようだ。

副会長の戸崎は、3人の占い師に先祖代々の不動産をかなりだまし取られたのに
結局、千尋にハマっている。


的場の昨日8時ごろのアリバイは、
被害者の会の会合中で、戸崎を含めて10人ほど来ていたと話してくれた。


占い師にさんざんだまし取られて、副会長までしている戸崎が
なぜ別の占い師に走るのか?



「月の満ち欠けは、平均29.53日かかって一巡するの。
満月を境に少しずつ小さくなって、月がすっかり見えなくなって新月となる。
新月は、新しい出来事をスタートさせるのに適している日とも言われているの。

私が生まれたのも、新月の夜だったんだ。
星明り一つない、静かな夜だったらしいよ。」

「月子さんは、かぐや姫の生まれ変わりだったりして・・」

夕方、月子と洋人は捜査で街を歩きながら、月の話をしていた。
月子は不意に気配を感じる。
周りを見回すと、街路樹の影からおじいさんがこちらを見ていた。
慌てて追いかけたが、追いつけなかった・・



「私も信じたくないのですが、
彼は満月の日だけ狼男に変身するのかもしれません。」
月子は大真面目におじいさんが狼男だとみんなに報告をした。
どう考えてもありえない話だが、古くから狼男の記述はのこされていた。

中世のキリスト教圏では、
権威に逆らった者は狼と呼ばれ、森に追放された。
追放された者が夜な夜な人を襲ったことが”狼男の起源”だと言われている。
これはただの強盗事件かもしれない。

満月の夜は、月明かりで明るい。
なので、強盗も仕事がしやすかったという説もあるが、
中には、満月だからこそ狂暴化したという説もある。

狼の姿である必要がなくて、人でも可能なこと。
そう考えると、おじいさんでないとは言い切れなかった。

「勝負は、次の満月の夜です!」
月子は郷原班を離れて独自の線で狼男を追い、
郷原は、今までのセオリーで捜査をすることになった。



雑居ビルの屋上で、月を眺めていたおじいさん。
警視庁副総監の武重治(伊武雅刀)がおじいさんに会いに来ていた。

「ご存知かと思いますが、部下たちがあなたを探しております。
しばらくはお気をつけた方が・・・」
副総監はおじいさんに気を使っているようだ。

「そろそろお別れですかねぇ・・月子さんとも・・・」
おじいさんは考え事をしながら、副総監にむかってつぶやいた。



月子は次の日早々に千尋を尋ねた。
狙いを次の満月の日に定めたことを報告する。
そこに戸崎が咳き込みながらお茶を運んできてくれた。
そこで、戸崎に3人の占い師の話を聞こうとしたが
さっさと立ち去ってしまった。

「人は、弱い物。誰かに導いてもらえないと生きられないものは多い・・
私はそういう人たちの力になっているだけ。」

千尋の言葉は洋人を少し刺激した。

「と言うことは、師匠たちのような詐欺はしないのですか?」
思っていたことを吐き出した。

千尋はお金目的で占っているわけではなかった。

「お金なら、大量にある場所を知っているから。」
千尋の言葉は意味がよくわからなかった。
月子は聞き返してみたが、それ以上の話は
「ないしょ」だった。

「信じる心が弱いから、騙されてしまうだけ・・
私は誰かをだまして何かを手に入れたことは一度もありません。」

千尋の話しぶりでは、戸崎が望んでビルを差し出している事になる。
これはかなりウソくさい。


千尋が占い師としての証明として、洋人を占うことになった。
洋人は水晶に手をかざす。

「水難の相が出てる。水には気を付けて。
あなた、恋をしていますね?とても綺麗で、少し変わった同僚ですね。」

これには洋人も驚いた。
「凄い当たってる・・何でわかったんだろう?」

洋人は驚いてしまったが、
月子はあたりさわりのないことを話しただけだと一蹴した。

恋は珍しいことではない。
“もし、“今、恋なんてしていません”と言えば
“もうじき出会いがありますよ”というつもりにしていたはず・・


信じてもらえそうな相手から、信じてもらえなかった千尋。
次は月子を占うことにした。

「これは何?あなた、小さい頃何か怖い目に遭いませんでした?
他には、あなたの未来が見えます。

えっ・・・これは・・」


思わせぶりに話しは止まった。千尋は占うことをやめた。
今度は月子の番。

「今日は、新月ですね。
月の引力が、満月と同じぐらいに強くなって 精神の力が強まる日。

見えました、泣いているあなたが・・
一緒に泣いているのは誰?おかあさん??
いえ、もっと年のいったおばあさん?」

千尋は差し出していた手をひっこめ、部屋を出て行こうとした。

「逃げるんですか?これ以上過去を見られたくないから?」

月子は追い打ちをかけた。

「あなたのハッタリ、なかなかね。
刑事より占い師のほうが向いているんじゃない?」
「残念ながら、私には刑事として都市伝説を立証する使命が・・」
「おもしろいことをいうわね。
あなた、警察をやめたら、私と組まない?いいコンビになれるわよ。」

千尋は部屋を出て行った。
月子は見えたわけではなく、ハッタリを言っただけだった。

ビルを出て帰ろうとした。
向いのビルの駐車場の所で、
土下座をするようにうつ伏せになっている戸崎を見つけた。
もう大丈夫のようだが、体が弱いので すぐに苦しくなるようだった。

「千尋さんは、強いオーラで未来を照らしてくれます。
私のような、親の財産以外何の力もない弱い人間は
自分じゃ何も決められません。
だから今、幸せなんです。千尋さんのおかげで・・・」

「でも、なんか怪しいような気が・・・」
洋人が話しかけたと同時に、
庭に水撒きをしようとするホースの水が思いっきりかかった。
これは、さっき千尋が言っていた“水難の相”??

「でしょ?当たるんですよ、千尋さんは本物なんですよ。
もっと千尋さんの話しをききませんか?」

こうして被害者はどんどん増えていくのか・・


「私は、被害者の会をやめます。あの晩、的場さんにもそう伝えました。」

千尋が襲われた満月の夜に、戸崎と的場は口論になって
7時ちょっと過ぎに、会はすぐにお開きになった。

的場に話を聞いたときは、8時にはまだ会を開いていたはず・・・
供述にズレが生まれた。



月子から話しを聞いた郷原は、戸崎を任意同行して話しを聞く。

「これだけ占い師が殺されたら、疑われるのは我々でしょ?だから・・・」


捜査の進捗状況の確認に来た副総監は、月子から今までの経緯を聞いていた。
そこに郷原と柴山が戻り、安藤と岩田も戻って来た

安藤と岩田が調べていたのは、的場のこと。
的場は学生時代、格闘技をしていた。
今でも筋トレはかかさないようで、部屋にはたくさんの器具があった。

アリバイ工作をして、締め技も得意。
これは的場が犯人として濃厚だった。

「まだそうとは限りませんよ。狼男が筋トレなんて不自然ですよ。
これは、普通の人間の犯行ではありません。
まだ、このおじいさんが狼男としての可能性もあります。」

後編に続きます。


わりと新しい、”月に向かって財布を振る”がありましたね。
これ、都市伝説でもおまじないでもない気がします。
まあ、このぬるさがいいんでしょうね。

狼男・・吸血鬼じゃないのね・・


千尋が使っていた水晶の透明度が高かったです!
本物だったのかしら??
こちらは本物。
画像を見ただけでも心が現れる透明度です。



ずいぶん先ですが、ボックスが出ます。






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都市伝説の女 第7話 後編 座敷わらし 溝端淳平 宇津井健 ネタバレ ストーリー [都市伝説の女]

都市伝説の女 第7話 座敷わらしは見た!?離婚夫婦の密室殺人

ドラマの一話を前後で分け書きしています。
ご了承ください。

第7話 後編

署内で柴山(平山浩行)のことがウワサになっていた。
この間座敷わらしに向かって話をしていたのが原因のよう。
壁に向かって何かを言いながらほほ笑んでいたと。

そのウワサの主:柴山が出勤してきた。
柴山は出勤して早々に、
月子(長澤まさみ)が遅れてくることを丹内に報告する。

今日の理由(言い訳)は“人面犬に遭遇して追跡中”
そんなことを怒りもせず堂々と話し、人面犬はどんな感じかも語り出す。
こんな柴山を見たことがない丹内は、柴山が壊れかけていると感じた。



病院の屋上のベンチで文江は楽しそうに話しをしていた。
相手は小栗龍太郎(宇津井健)。
(名前なしでは書きにくいので書いていますが、ドラマ上では今の所
顔を知っても名前を知らない人物設定となっています。)


天狗の一件で、洋人が月子を信じていなかったことをなじって以来、
小栗と洋人は、少し敵対心が芽生えていた。
2人の間には微妙な空気が流れる。

今日こそは、このおじいさんの名前を聞き出したいと洋人は思っていたが、
はぐらかせれて、いつの間にかいなくなってしまった。
ややこしい話しのときは、逃げ足が速い人だった。


「座敷わらしの正体に心当たりが?」月子は文江に問いかけると
「多分ね、6歳で亡くなった 私の妹だと思うの。」
文江は家に居てくれる守り神を、妹が務めてくれていると思っていた。



文江と凛の間には冷戦が続いていて、
口もきいてもらえない状態になっていた。
そのきっかけとなったのは、
帰って来たがっている学のために口利きをしたから・・・

凛は父親がいなくなってから、
父親に憎悪をたぎらせて、一生懸命に母と生きてきた。
親の都合で戻ってくるのは耐えられないこと・・

いろんなことを一緒に乗り越えてきたはずのお婆ちゃんは、
自分の息子だからと許してしまうのか?
そんなお婆ちゃんのことを怒っていたのだった。

「あの、息子さん最近 こっそり裏口から出入りして来ていませんか?」
洋人は裏口に残されていた足跡は、学のものだと疑っていた。



昼間から立ち飲みスタンドで日本酒を飲んでいた学。
丹内と柴山が学を見つけ、任意同行を促した。


学は取調室で事情を話し始めた・・

若い娘と逃げた学だったが、すぐにその女性とは別れて一人だった。
何度か家に戻りたくて帰ってきたことがあったが、
妻と娘は会おうとはしてくれなかった。

一昨日の夜も会いに帰っていた。
玄関から堂々と入るのは気が引けて、裏口から入ろうとしたら
騒ぎが起こっていて 入れる雰囲気ではなかった。
なので、扉に手を掛けたが そのまま帰った。


丹内はこの話をウソだと確信していた。
裏口の足跡は学の足跡と一致して、
凶器となった酒瓶には学の指紋があった。
言い逃れの出来ないほどの状況証拠が揃っていた。

学は、酒瓶はコレクションしたものなので、指紋が付いていて当然だと主張する。


学を取調室の残し、都を署に呼び出した。
都が見た後姿の人の再確認。
今取調室にいる人は、事件の日に見た後姿にとてもよく似ていた。
丹内は、犯人だと確信を持った。


この隙に、月子は学の取調室に入った。
最初に気になるのは、やっぱり座敷わらし。
やはり学にも座敷わらしの姿は見えないようだとわかる。
石橋家で存在に気が付く人は、文江だけのようだ。

「それにしても大胆ですよね。
祥子さんにけがをさせた翌日に、石橋家に忍び込むなんて・・・
バレてますよ。日本酒の量が、一日で減っているのを。」



凛は事件後、学校に行かず引きこもっていた。
心配した美夏が、家の門の前で凛のことを呼ぶが 返事がなかった。
月子は凛を呼ぶ美夏の姿を見て、石橋家の前で話をする。

「あの夜、本当に逃げていく男を本当に見たの?」
月子から受けた問いに動揺した美夏。
逃げるように帰ってしまった。


月子も帰ろうとしたら、道向こうに座敷わらしがこっちを見ていた。
目が合ったと思ったと同時に、座敷わらしは走りだす。

月子は懸命に追いかけた。
でも、座敷わらしはすばしっこくて捕まえられない。
丹内と柴山は、一人でちょこちょこと走る月子を見つけた。
でも柴山の目には、月子の先にいる座敷わらしの姿が見えていた。
捕まえられなかった・・・


月子は署に戻り、汗をかいたので着替えをしようと女子更衣室に行った。
服は数点ストックしていて、どのコーディネイトで着るかを悩んで・・
着替える服を決定!

着替えだす前に、ソファに腰を掛けていた交通課の2人が
ツメを切ってしまっている事実を知った。

「あ!切ってしまいましたね。ツメを・・・」
「でも、まだ夜ではないし・・」
「今日は何曜日ですか?」「金曜だけど・・」
「あぁぁぁぁ・・・
実は、金曜日に爪を切ってしまうと失恋してしまうらしいという都市伝説が・・」


こんな話をしていたら、童謡唱歌の「シャボン玉」の歌が聞こえだした。
この歌は交通課の2人にも聞こえていて、気味悪がるがっている。

デスクでは、柴山がこの歌を聞いて放心状態になっていた。
正気に戻ったが、座敷わらしは丹内の肩あたりで微笑んでいた。
丹内にいくら話しても、信じてもらえない。

そこに月子が戻って来た。
「柴山さんには見えているんですよ。座敷わらしが。」

「この辺で、座敷わらしに石橋家に戻ってきていただく儀式をしたいと思います。」



夜、月子のマンションの祭壇前で、事件の夜の再現をしてみる。
“うたたねをしていると、女の子が立っていた。”
それと同じ状況を作るために、月子はソファに横になる。
柴山は祭壇前に座り、小豆飯を手に持った。
洋人はカメラを回す。

ライトを消して・・・月子は眠ってしまった。


この状況で眠ってしまった月子をみて、みんなは驚いた。

姉の行動に、それほど不思議を感じない都子は
「グラス、8個でいいですね?」
部屋にいる人を数えてグラスの用意を始める。

「ん???8個?」
ここにいるのは7人。都は数え間違いをしている?
月子はおもむろに目を覚まし、部屋の隅を凝視し始めた。
座敷わらしが月子のマンションに遊びに来てくれた。

「どうして元に家に戻らないの?
私たちの前に現れて、何を言いたいの?」

座敷わらしは、また窓の方を指さした。
これは・・・もしかして・・・

月子は石橋家に向かって走り出す。みんなもあとを追いかけた。
呼び鈴を激しく鳴らし、扉を開けてもらう。
凛の部屋の場所を教えてもらい、慌てて部屋に向かった。


凛は思いつめていた。暗がりでナイフを手にして刃先を見つめている。

「来ないで!来ないでってば!!!」
凛は持っていたナイフを首元に当てて自殺をしようとしていた。
月子は飛び込んで行き、凛からナイフを取り上げて抱きしめた。



事件の夜の本当の話を月子は話し始めた・・・

「事件の夜、座敷わらしが月子の家に現れたのは
石橋家を見捨てたからではなく、石橋家の危機を知らせるためだったんです。

今夜も全く同じで、
座敷わらしが凛ちゃんが危ないってことを知らせてくれたんだよ。」


あの夜、勝手口からにげた男なんて本当はいなかった。
それは、とっさに口にしたでたらめ。

取調室で学が話しをしてくれたのは、
自分がお酒を飲んだわけではなく、“お酒を捨てた”ことだった。


祥子は、学が女と逃げてから、酒を飲むようになって
その量は日増しに増えて行き、飲むと暴れるようになってしまった。

飲みすぎると別の人になったように暴れ出し、酒瓶を振り回していた。
止めに入った凛はもみあいになり、酒瓶が祥子の頭に当たって倒れた。
美夏が叫び、月子が到着した。

孫の凛を助けるために、文江がとっさにウソをついた。
文江のウソに、美夏がウソを重ねた。でも、凛はウソがつけなかった。
お母さんを傷つけた自分が許せずに、自殺まで思いつめてしまった。


「だって・・男なんていなかった。お母さんにけがをさせたのは私・・・」

丹内のケータイに連絡が入った。祥子の意識が戻ったと報告。
さっそく顔を見に行くことに・・・
文江は涙を流して感謝した。


この一件のおかげで、学は祥子と凛に会うことができるようになった。
凛は少し大人になって、学のことを少し許したのかもしれない。


文江に事情を聞いていた月子と洋人。
洋人は、ふと下を見ると靴ひもがほどけていた。
結び直すと、もう片方がいつの間にかほどけている。
何度も何度も靴ひもを結び直す。

月子と文江には見えていた。
座敷わらしが洋人にいたずらしているところを・・・




翌日の職場はなごやかな雰囲気。
いつものように月子は恋のおまじないをして、安藤はそれを実践しようとしている。
そこに柴山たちがやってきた。

「この似顔絵の人物を覚えてくださいね。」
占い師連続殺人事件の重要参考人の顔。
どの現場でも、事件の後にこの男を見たと証言がある。

どこかで見た顔・・・?

将門の時、天狗の時、座敷わらしの時に見かけたおじいさん・・・・



ルー大柴がけっこうツボでした。
やさぐれて、昼間から酒をちびちびと飲んでいた所を丹内に見つかり
走って逃げるシーンで、

下っ腹のぷっくり加減と、全然逃げる気のない走り・・・
何だかわからないけど、「グー」を画面に向かってしてしまいました。

宇津井健。1話から小出しに出ていましたが、
ようやく正体が明かされる時が来るのでしょうか?
最後に次を引っ張る設定は初めてなので、期待してしまいますね。



日本酒の中では、富山県の品が好きなんです。
どれもハズレが無く、変なアルコール臭もしません。
水を飲んだような感じののど越しで、スルリと入っていきます。



つまみはやっぱり・・・



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都市伝説の女 第7話 前編 座敷わらし ネタバレ 長澤まさみ 平山浩行 ルー大柴 [都市伝説の女]

都市伝説の女 第7話 座敷わらしは見た!?離婚夫婦の密室殺人 

ドラマの一話を前後で分け書きしています。
ご了承ください。


第7話 前編

大きな三日月を眺めながら
リビングのソファで寝てしまっていた音無月子(長澤まさみ)
耳元に童謡唱歌「シャボン玉」を歌う少女の声が聞こえる。
その声はオウムの“おてもやん”にも聞こえているらしく
ゲージの中で鳴き出した。
吊り下げ型のライトは激しく点灯を繰り返し、
本棚の本は、半分飛び出したり引っこんだり・・・

起きている状態で見たら興奮するような、不思議なことが次々と起こる。


不意に目をさますと、部屋の隅に半透明の少女がいることに気づく。
「だれ??」
この少女に声をかけてみると、少女は窓の方を指さした。


月子は指を指された方の窓を開けてみる。
「キャー!!!!!」
開けたと同時に女性の悲鳴が聞こえた。
この月子の行動を確認すると、半透明の少女は消えてしまった。

悲鳴は自分の部屋にいた妹の都子(秋月成美)にも聞こえていて
リビングの方に出てきた。

「助けて!!誰か!!!!」
この悲鳴をあげた人物は助けを求めている。
月子は慌てて部屋を飛び出し、声のした方に走り出した。
どの家からか?
特定できずにウロウロしていたら

「救急車を!早く!!」

別の叫び声が聞こえて、家を特定する。「石橋」家のようだ。
月子は門扉を勝手に開き、玄関の呼び鈴を激しく鳴らした。

「警察です!どうしました?開けてください!!!!」

扉を開けたのはおばあさんで、
「男が押し入って・・・」
その男はもう家の中にいないようだが、家の中に入れてもらう。


姉の後を追ってきた都子は、
暗がりを足早に歩くスーツ姿の男の後姿を目撃した。



石橋家のリビングでは、
女性が頭から血を流して倒れていた。そのそばにいるのは女の子が2名。
一人は膝を抱えてしゃがみこみ、もう一人は警察に連絡を入れていた。

月子が犯人の逃走経路を聞くと、勝手口の方を指さしたので、
勝手口から外に出て犯人を追いかけようとした。
だが、誰かがいた形跡が残されていなかったので、追跡をするのをやめた。


月子はケータイを取出し、改めて警察に連絡を入れる。
「傷害事件が発生しました。けが人1名、
犯人は逃走中。まだ近くにいるかもしれません。緊急配備を。」



朝一番に警察の捜査が行われた。
鑑識の秋山信二(辻修)は柴山俊也(平山浩行)に報告を入れる。

「ご家族3名以外の指紋が見つかりました。犯人のものかもしれません。
勝手口の外側のドアノブにも同じ指紋が・・
外側に残された足跡のサイズは30センチ。」

上司の秋山と共に鑑識作業にあたっていた勝浦洋人(溝端淳平)は、
また悪い癖が出て、ディスプレイのように並んでおかれていた酒瓶を
生産地別に並び替えていた。

その姿を月子は見てとがめる。慌てて元の状態に戻した。


お婆ちゃん:石橋文江(佐々木すみ江)は
丹内市生(竹中直人)に状況を話し出した。

「家は女所帯で、嫁の祥子と娘の凛(未来穂香)。
遊びに来ていたクラスメイトの藤田美夏(相楽樹)が家に居ました。」

事件が発生していたとき、子供たちは2階の部屋にいた。
文江は自分の部屋にいた。
子供たちと文江は、ほぼ同時に祥子の所に駆けつけた。

倒れている文江に気を取られて、犯人のことなどわからなかったが
勝手口の方に気配を感じて見てみると、
男が扉を開けて出て行くところだった。
美夏が悲鳴をあげて、その声を聞いて月子が来た。

気が動転していて、誰も犯人の顔を見ていない。
月子の妹が見かけたのも、多分同一人物だと思われる。


「私・・・見たかも。付きまとわれている男がいるんです。ストーカーです。」

美夏に付きまとう男・・名前は知らないが、とにかくしつこかった。
それで昨日は怖くて、凛の家に泊まらせてもらっていた。

「ごめんね、凛。私のせいでお母さんが襲われたのかも・・・」

柴山はその男の特徴を教えてもらった。



鑑識の作業中、洋人はお皿に盛られた赤飯を見つける。
「あの、このお皿は何ですか?」
不思議が止まらなくて、つい聞いてしまった。

「お供えです。石橋家の守り神の・・」文江が答えてくれた。
月子はこの赤飯が盛られたお皿を見て、出身を尋ねる。

「岩手ですけど・・・」
「キター!!これは、座敷わらしへのお供えですね?」
「そう。小豆飯をお供えしてたの。」
赤飯だと思っていたが小豆飯。

お菓子やおもちゃ、小豆飯などを並べて座敷童にお供えしていたのに
誰かにひっくり返されていた。

「このせいで、座敷わらしはこの家から去った。」月子の言葉に、
「そう。だからこんな恐ろしい事件が・・・」文江は答える。

2人は座敷わらしがいなくなったせいで起きた事件だと確信した。


座敷わらしは主に岩手県で語り継がれる小さな神のような存在。
夜中に足音を響かせたり、布団の上に乗ったりといたずら好きで
やたらに相撲が強いというウワサもある、由緒ある都市伝説。
家を守る福の神のような存在で、
座敷わらしの去った家には不幸が訪れるというウワサも。


「事件の夜、私の家にも座敷わらし(岡部珠奈)が現れました。」

またしても大真面目に都市伝説を語る月子。
丹内はこのオカルト話を聞くのが嫌いだった。
柴山に被害者:祥子の状態を聞いた。

「被害者は現在ICUで治療中。まだ意識は戻っていません。」

この話を聞いて、凛は目を見開いて驚いた。
実夏は凛に自分のせいだと謝り続ける。

「いえ、あなたのせいではありません。
これは、座敷わらしがこの家を去って行ったために起きた不幸です。」
「そう!その通り!!!」
月子の推理に文江も同調した。



署に戻った柴山は、安藤満(良知真次)と岩田洋子(安藤玉恵)に
月子が押している座敷わらしの話を聞かせた。
なんとか完全否定をしたいところだが、
被害者の義理の母親:文江が同調しているので、むげにもできない。

被害があった石橋家。
家長の学(ルー大柴)は愛人と駆け落ちをして、家に住んでいない。
ということは、旦那に逃げられた嫁と姑が同居している状態・・・



祥子の入院している病院の屋上で、月子は文江に話を聞いていた。

文江は祥子のことを“できた嫁”だと思っていて、
息子が女と逃げた後でも一緒に暮らしてくれる、ありがたい人・・
フラワーショップ「FLORIST」を一人で切り盛りしていた。


「それがこんなことにねぇ・・・・」嘆き悲しむ文江・・
「犯人は、上司が必ず捕まえます。
そして、座敷わらしは私たちが呼び戻します。」
月子は文江に断言して、洋人の顔を見た。

「今はどこにいるかわかりませんが、
必ず見つけ出し石橋家に戻っていただきます!」



さっそく家に帰り、座敷わらしのための祭壇を作った。
好むものもお供えしたが、現れる様子がない。
もしかしたら近所でウロウロしているかもしれないと思った月子は、
乗る気でない洋人を無理やり引き連れて、近所を探して回る。


一番有力な手がかり
“藤田美夏のストーカー男”をまず探し出すことに決めた丹内。
月子を除く全員に号令をかけ、出かけようとしていた。
すると突然、部屋にある電話機が一斉に鳴り出す。
ケータイまでも鳴り出した。


安藤は自分のデスクの電話を取ろうとデスクに戻ったら、
自分用のPCが勝手に起動していて、画面が遊ばれていた。

丹内がデスクに戻ると、さっきまでなかったはずのバナナが大量に置かれていた。
バナナに気を取られていると、頭におもちゃのアヒルが置かれていた。

岩田がデスクに戻ると、そこだけ突然強い風が吹き出し
提出用の領収書が風に舞った。

柴山は、月子のデスクに足をプラプラさせながら座っている少女を見つけた。
少女は半透明で、後ろの景色が透けて見える。

「あ!!!!!」驚いて声をあげると姿が消えた。
少女が座っていたことを説明しても、みんなは信じてくれなかった。



月子は石橋家の祭壇で、座敷わらしが戻ってくるようにお祈りを捧げた。

「凛ちゃんは、座敷わらしを見たことがありますか?」
祈りをささげる様子を見ていた凛に聞いてみた。

「刑事さんはそんなこと信じているんですか?
あんなのは、おばあちゃんの田舎の迷信ですよ。
座敷わらしなんて、いるわけないじゃない。」

月子は昨日の夜に見たことを話して聞かせた。


一緒に来ていた洋人は、並べられた一升瓶のことが まだ気になっていた。
「このお酒、誰が集めたの?」
「あいつです・・・女と逃げる前に・・・・
あんな人、もう父親だなんて思っていません。」

凛の父親に対する憎悪はかなり激しいものだと気付かされた。


署に戻ると、部屋のイスがオブジェのように積まれていた。
月子と洋人はこの出来栄えを楽しく見ていた。
そこに丹内と柴山が戻ってくる。

イスを並べ変えたのは2人の仕業だと思い、激怒!!!
月子たちの仕業でもなく、丹内たちの仕業でもない・・・


「もしかして、この部屋で変なこと起こりませんでした?」
そういう風に聞かれると、さっきの一件は偶然でないように思えてきた。
柴山は、さっき起きたおかしな出来事を月子に話す。


「間違いありません。誰かにくっついて座敷わらしが警視庁にきたようですね。
座敷わらしはいたずらが好きですから・・」

またオカルトめいたことを話す月子を叱り飛ばす丹内。
それに同調する柴山。だが、柴山の目線の先には少女の姿がまた見えた。
座っていた場所を探すが、姿が消えてなくなった・・・



安藤と岩田が美夏のストーカーの居場所を見つけてきた。
美夏のストーカー男、名前は三浦成一(緒形直哉)
ゲームセンターでバイトをしている22歳。
通学路で美夏を見つけて以来、つきまとっていた。


報告を受けた丹内と柴山は三浦を取調室に連れてきた。
三浦はストーカーをした事実は認めたが、殺しを否定している。
犯行時間にバイトをしていたことのウラも取れた。

怯えて声はうわずり、体を震わせて話す三浦を、丹内はシロだと判断した。
だが、三浦がシロだとすると 本当の犯人は誰なのか・・・
廊下を歩きながら、丹内と柴山はあらゆる可能性の話しをしていた。


「ん???」
柴山は、廊下の真ん中に子供の足跡を見つける。
その足跡はどんどん先へと延びていく。
足跡について行くと、不意に手を握られた。
驚いて見ると、そこにはさっきから見えていた少女がにっこりと笑っていた。

びっくりしすぎて放心状態の柴山を、丹内は正気に戻した。
こんなことを話してもわかってもらえないはず・・・
柴山は丹内を先に部屋に戻るようにうながした。


柴山はあきらめて少女の話しを聞くことにした。
名前や家を聞いてみても答えない・・・
何かを話してくれないと、何の力にもなれない。
少女に向かっていろいろ話し続ける。

そこを郷原祐一(宅間孝行)と、渡辺正康(菅原卓磨)が通りがかった。
壁に向かって、しゃがんで微笑みながら話をする柴山の姿を見て
空恐ろしさを感じた。
声をかけるとヤバい所だと判断した郷原は、
話しかけないように渡辺に言い、足早に通り過ぎた。


郷原たちはそのまま丹内班の部屋に入ってきた。
「月子ちゃん、“手”空いてないか?」
忙しくしているので、無理だと返答する。

郷原が追っている連続殺人事件に、新たな犠牲者が出ていた。
丹内班の者を使うというよりは、月子の力が必要だった。
だが、月子は手一杯。郷原はあっさりと引き下がった。


郷原の様子がおかしいと感じた月子は、話だけでも聞きに行くことにした。
丹内は肩を落として缶コーヒーをすすっている。

「実は今追っている連続殺人、被害者全員占い師なんだ。
周辺を調べても、
風水だとか結界だとかそんな話ばっかりでさっぱり分からない・・」

「しょうがないですね。警察って、そういうことは素人ばっかりだから・・
郷原さんもお手上げかぁ・・
座敷わらしが片付いたら、力を貸してあげましよう。」



月子と洋人は一緒に退勤。座敷わらしの話をしながらの帰り道。
座敷わらしが石橋家に戻る方法が見つからなくて月子は悩んでいた。

石橋家で洋人が気になるのは、やっぱり酒瓶。
最初の鑑識のときと、さっき家にいって見たのを比べると、
3本空瓶が増えていた。
この短期間で3本も空になるほど飲むのか?
また別の何かが、そうしたのか?が不明なところが気になっていた。


いつもいろんな有益な情報を持っているときは洋人を誘う確信犯。
「勝浦くん。たまには2人でご飯でも食べながら相談しよっか♪」
手を握りしめてにっこり微笑みながら洋人を誘う月子。

「えぇぇっ・・いいんですか!!!!」
やっと2人きりで食事ができることになり、洋人は有頂天!!


だが、柴山はそんな2人を待ち伏せしていた。
「ちょっといいか?相談が!」
どうやら月子に相談事。
洋人はせっかくの機会を逃したくないので必死に止めるが、
柴山の顔が真剣すぎた。


月子のマンションで柴山は相談事を聞いてもらう。

「丹内さんにはないしょにしてくれるか?絶対だぞ!!」
「見える・・・みたいなんだ・・
おかっぱ頭の女の子・・着ていたのは茶色い着物。」

「キター!!!間違いありません。
それ、私が見た座敷わらしと同じようです。」

話しをしていたら、月子の部屋に座敷わらしが来ていて にっこり微笑んでいた。
おそらく座敷わらしは柴山を気に入ったようだ。

「とにかく、座敷わらしが石橋家に戻りたくない理由を考えましょう。
今の石橋家に居たくない理由が何かあるはずです。」


後編に続きます。




今回は座敷わらし。由緒正しき都市伝説ですね。
柴山、誰もいない廊下で、
大きな独り言を言うシーンがなんだかかわいらしかったです。







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都市伝説の女 第6話 後編 あらすじ ネタバレ 木村カエラ出演 東京タワー 溝端淳平 [都市伝説の女]

都市伝説の女 第6話 後編
東京タワー&スカイツリーの伝説!テレビ局殺人

ドラマの一話分を、前後編に分け書きしています。
ご了承ください。

第6話 後編

「佐代子(遠藤久美子)さん!!!」
月子(長澤まさみ)と洋人(溝端淳平)は佐代子の所まで走って追いかけた。
会うなり月子は、昨日話しが途中になってしまったことを詫びる。

「話って?もしかして、夫が東京タワーの呪いで殺されたってこと??」
「正確に言うと、東京タワーの下に寝眠る魂が絡んでいるんですけど・・
さらに、スカイツリーの電波まで絡んでいました。」

大真面目で話す月子のことを不思議な存在だと思っているようだ。



月子と洋人は、博幸(長谷川朝晴)にスカイツリーに行ってきたことを報告。
だが、博幸はこの報告の意味が全く理解できないでいた。

間髪入れず、月子は試験電波放送を行う時間に局に入れるように手配を願う。
どうして立ち合いたいのかはわからないが、その願いは受け入れられた。

スタッフルームの棚の上に飾られている報道スクープ大賞のトロフィーを見つけた。
2008年から毎年受賞していて、いくつも並べられている。

弟は毎年賞をもらえる番組を作り、兄はやりたい仕事をやらせてもらえなかった・・
そんなこともなにかに影響を与えたのだろうか・・?


洋人は博幸に変な違和感を覚えていた。
月子の生足に目もくれず、普通に作業をしていた・・・
男性ならきっとチラ見してしまうはずなのに・・
そこまで仕事で頭がいっぱいなのか?

「それは仕事に夢中なんじゃなくて、他の誰かに夢中なんだよ。」
月子の言葉に少し納得。


仕事の合間の息抜きに、つい眺めてしまうものがある。
博幸は、デスクの引き出しに隠すようにおいてあるビデオテープを見つめた。
写した画面を見る訳でもなく、ただテープを思いつめたように見つめる。

通りすがった津村アナ、
この表情を見て何か重要なことが録画されているのだと確信した。


休憩所の喫煙場所エアクリーナー前で考え事をしながらタバコを吸っていた津村。
太宰みゆきは津村を見かける。一言文句が言いたくて止められなかった。

「まだ続いてたんですか?修一さんと。」津村への問いかけに
「相変わらず地味ね。」
着る服は、動きやすさを基準にしている太宰に指摘した。

女性同士のケンカでは、聞きたくないことをズバズバと言いあうことが常。
好きになった人と添い遂げたいと思う太宰と、
仕事が減ってきたアラフォー女子アナ。
言われたくない、聞きたくないことを止めるかのように小突き合いが始まる。
それが大きくなり、取っ組み合いのケンカが始まった。


よくわからない何かに導かれるように、洋人は休憩所に足を運ぶ。
そこで取っ組み合いをしている2人の姿が見えた。
慌てて止めに入ったが、洋人の力では止められなかった。

太宰を探していた丹内と柴山が、たまたま休憩所に来てくれたおかげで
2人のケンカは収まった。

探していたのは、“太宰の事件当日の行動”が知りたかったから。
でも太宰は泣き続けて話そうとしない。

「夜は、ずっと家に・・・」
こみ上げる涙をこらえて話し始める。
独り暮らしの自分には、家にいたことを証明してくれる人はいなかった。


「恰好悪いところを見せちゃったわね。
あんなに若い子と張り合ってケンカしてみっともない。」
津村は月子と洋人に話しかける。

「歳なんて、関係ないんじゃないですか?
私は、自分が着たかったら30でも、40でもこういう恰好をするかも。
いくつになっても格好悪い恋愛が出来るのって、それはそれで恰好いいかも。」
とてもうれしい励ましの言葉だった。


署に戻った丹内と柴山。
「被害者の奥さんの佐代子さんですが、
事件の夜9時過ぎに廊下の隅で亡くなった修一と口論していたようです。
通りかかった同僚が見ていたそうです。」
岩田の安藤から報告を受けた。

佐代子は前から離婚を申し出ていた。だが、修一の方が応じなかった。
離婚に応じない夫を恨む妻・・動機としては十分かもしれない。


赤のマニキュアで、左小指にハートを描きながら、
署内の女子更衣室で、月子は岩田から丹内に報告した佐代子の話を聞いた。

修一はなぜ離婚に応じなかったのか?ここがどうも腑に落ちない。

交通課で、勝浦ファンの署員が更衣室に入ってきた。
勝浦ファンにとって月子は天敵。あからさまに嫌な顔をして月子を見つめた。

「何してんの?」岩田の関心は月子の行動。
「これはですね、左手の小指の爪を斜めに伸ばして赤いハートを描いた後
爪を切ると恋が叶うというおまじない♪」
「恋ってまさか!勝浦くん?」
「まさか。私が付き合う人は、都市伝説に詳しい人でないと・・
そこは譲れませんね。」

月子は天敵だと思っていたが、洋人と付き合うつもりは全くないとわかり
勝浦ファンは胸をなでおろした。



電波実験に立ち会うためにテレビ局に戻ってきた月子と洋人。
修一がいた場所に同じ時間にいたら、何かわかるかもしれないと、
部屋を探して歩くが、記憶力が抜群な洋人でも
良く似た廊下ばかりが続くので迷子になってしまった。

「テレビ局の廊下が複雑なのは、
“テロリストが押し入っても、スタジオを簡単に占拠されないため”
と言うウワサもあるね。」

「このテレビ局が建っている辺りは、赤穂浪士が切腹した場所らしいね。
自殺した女優の霊がでるといううわさも・・
スタジオから、鳴き声が聞こえるとか・・」

伝説の話しを披露しながら廊下を歩いていた。
怖い話は聞きたくない洋人は、耳をふさぎながら怖がっていた。
目の前を赤い髪の女性が横切る。

「あ!出た!!!」「違うよ~」
「木村カエラちゃんですよね!!!」
月子は偶然に会えた木村カエラに大喜びした。


外が目に入ると同時に、消えていた東京タワーが突然点灯した。
洋人は何かが起こる前触れだと思い、恐怖を感じるが、

東京タワーを点検作業する時は、夜中まで明るく灯されている。
でも、ナイトダウン伝説が有名になりすぎて
点検作業がある日でも、真夜中0時になるといったん消えるようになっていた。

「なんだぁ・・東京タワーが怒ったんじゃないんだ・・・」

0時を過ぎても光る東京タワーをじっと見つめていると、傾いている気がする。
「傾いてる?都市伝説キター!!!!」

いくらなんでも無理やりすぎる。傾くはずはない。
小首を傾けて東京タワーを見つめているうちに、洋人はあることに気づいた。
博幸が番組を制作しているスタッフルームまで走り出した。
部屋の中に入り、報道スクープ大賞のトロフィーを見て回る。

そのとき、閉めたはずの扉が少しずつ開いた。
「出た!!!!」
白い人影が見えて、2人は思わす声をあげて叫んだ。

お化けでも幽霊でもなく、白い服をきた津村アナが立っていた。
2人がこの部屋にいたことをいぶかしがるが、
博幸が思いつめたように眺めていたビデオテープの映像をこっそりと見に来ていた。
2人がいることを承知で、ビデオを再生する。

「バカよねぇ・・男も女も・・・」津村は映像を見ながらつぶやいた。



博幸は、佐代子を東京タワーが見える局の中庭に夜中呼び出していた。
わざと仕事で遅れた風に、佐代子の所に走ってきた。

「ここで、何人の女性とナイトダウンを見たんだろうね・・」
「さあ、俺はまだ誰とも見てないけど。」「私も。まだ一度も。」

博幸はこっそりと腕時計を見ると、0時まであと少し・・
何を話すでもなく東京タワーを見つめていた。
「あれ???」
0時を過ぎても東京タワーの電飾は切れなかった。


「今夜は消えませんよ。
今夜だけは特別な作業があるので0時になっても消せないそうです。」
月子の言葉に博幸は驚いた。

「丹内さん、柴山さん!もう奥さんの尾行は必要ありませんよ!!」
洋人の呼びかけに、隠れていた丹内と柴山が出てきた。



「昨夜、真夜中のテレビ局で迷ったおかげで
私は、東京タワーが一瞬だけ傾いた瞬間を目撃できました!」
これは厳密に言えばウソだが、
「他に傾いていたものが・・・」

その傾いていたものは、スタッフルームに飾ってあった2009年のトロフィー。
4年分綺麗に並んでいたのに、一つだけ傾いていた。
横にではなく、前に少しだけ傾いていた。
洋人が見たときに気持ち悪さを覚えたのは、このことが原因だった。


事件の夜、津村アナとこもっていたのはウソだった。
本当は、津村アナと修一はこの場所で会っていた。
よりを戻すように言い寄られている姿を、博幸が見ていた。
マズイ所を見られたと思い、津村は30分ほどスタッフルームに戻れなかった。


博幸が大切に眺めていたビデオの中身は、
兄と佐代子の結婚式に撮影されたものだった。

新郎新婦が写されているというよりは、佐代子だけが映っていた。
ビデオ係の博幸は、佐代子の姿ばかりを撮影していた。
ずっと以前から、博幸は佐代子のことだけを見つめ続けていた。
なのに・・・


兄はまた女性を口説いていたとわかり、怒ってスタッフルームに連れ込んだ。
「もう気持ちがないなら、何で離婚に応じてやらないんだよ!」
「離婚はしない。お前に渡したくない。
知ってたよ。お前が昔っから佐代子に惚れていたことを。
なんならここで聞いてやろうか?佐代子の気持ちを・・」

修一は佐代子に電話をかけようとするのを止めた。

「浮気しまくっている俺も、兄嫁を狙っているお前も、どっちも最低じゃねえか。
聞いてやるよ。どっちの最低男がいいかってな。」

本気で電話をしそうな兄を、側に置いていたトロフィーで殴った。
その衝撃はトロフィーを歪めるほどだった。それは兄への怒り。

相手は弟、修一にはまだ仕事が残されていた。
たいした傷だと思っていなかったので、仕事についた。
でも、脳挫傷を起こして亡くなった・・

2009年のトロフィーから、修一の血液反応が出てきた。


「結局・・・佐代子さんとライトダウンは見られないままかぁ・・・」
「ばかばかしい。何度女とライトダウンを見ても、
あんたの兄さんは、永遠の愛を得られなかっただろ。」
丹内の言うことはもっともだった。

「よこしまな心に、おまじないは通用しません。
だから、罪を償う前に2人で見なくてよかったんですよ。きっと・・」

須貝博幸はおとなしく連行された。
月子は郷原に事件の顛末を話した。
「悪い人ばかりが、人を殺すとは限りませんしね・・・」



複雑な思いで東京タワーを眺める月子と洋人。
「明日は東京タワーに登ってみようっか?」
月子は洋人を慰めるように話しかけた。

「う~ん・・・スカイツリーに登ってみたいなぁ・・」

まあ、月子の行きたい場所は 洋人にとって行きたい場所。
一緒に出掛けられたらどこでもよかった。

帰ろうと東京タワーを背にした。月子は第六感を感じて振り返る。
東京タワーが消灯。


「えっ!?いつ消えたの?今!!! 見逃した!!!」
とことんついていないのは洋人のよう。



東京タワーはスカイツリーにライバル心を持っている。
そんな風に考えると面白く感じますね。

東京タワーは力持ちのおじいちゃんという印象で、
スカイツリーはおてんばな孫娘。
ライバルと言うよりも家族かなぁ・・

じいちゃんは孫の成長を目を細めて眺めている。なぁんて。。



昭和の象徴ですね。自分で組み立てる楽しみがあります。



時計なので、毎日目に留めます。








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都市伝説の女 第6話 前編 あらすじ ネタバレ 遠藤久美子 ソラカラちゃん [都市伝説の女]

都市伝説の女 第6話 前編
東京タワー&スカイツリーの伝説!テレビ局殺人

ドラマの一話分を、前後編に分け書きしています。
ご了承ください。

第6話 前編

東京タワーが見渡せる中庭がある建物。
その中で、男はよろよろとしながら廊下を歩いていた。
やっとの思いで目的の部屋に辿り着き、イスに腰を下ろす。
ここはTV局内の調整室。この男はディレクターのようだ。

男は“試験電波発射中”の画面を確認し、
目の前に映し出された「東京タワー」と「スカイツリー」を見ていた。
0時、東京タワーの電飾が消された。

男はそれを確認した後、後頭部に違和感を覚えて手を当ててみる。
手のひらにべっとりと付いた血は、まぎれもなく自分のものだった。
意識が遠のき・・・静かに目を閉じた。




音無月子(長澤まさみ)は出勤途中、お堀の近くを歩いていた。
ふと目が留まる。ん???
近づいて見てみると、キュウリが落ちていた。かじられている!!
これは・・もしかして・・・



慌てて出勤し、上司の丹内市生(竹中直人)に見解を求める。

「一口かじられてます。
これを鑑定したら、人間の歯ではないと判明するはずです!」
力を入れて話す月子。だが、丹内は呆れ顔・・

「だから、何だ?」話しの意図が見えていない丹内。
「野良猫だろ。」柴山俊也(平山浩行)は適当に答えた。
「猫がキュウリ食べます??」キュウリに乗っかって話す安藤満(良知真次)

「まさか、カッパが食べた何て言わないよね?」
岩田洋子(安藤玉恵)の言葉は、月子の欲しかったワードが入っていた。

「凄い!!心が通じましたね、岩田さん!!」
気が合う仲間だと思っていた月子は、岩田と通じ合えたことを喜ぶ。

「どうやらお堀には、カッパがいるようです!!」

いつも伝説の話をして、楽しそうにしている月子。
丹内はこの無邪気さをうらやましく思った。(皮肉交じりに)
こんな話しを本気で出来るのは月子しかいない。

「どうやら、丹内さんもカッパ説には同意してくれるのですね!」
そんなもの、するわけがない。
大声で月子を怒鳴りつけているが、まったく聞いていなかった。
電話がかかってくる気配を感じる・・・

月子の様子を見て、みんなは “誰が一番に受話器を取るか”を競い
電話の音が鳴るのを待っていた。

「プルルル・・」

全員の手が一斉に伸びた!一番に掴んだのは柴山。得意げに電話に出る。
「・・・え!テレビ局で殺人!?」



連絡のあった Japan TV に急行した。

渡辺正康(菅原卓磨)が、郷原祐一(宅間孝行)に報告を入れる。

「被害者は、Japan TV局員:須貝修一(神保悟志)
死亡推定時刻は、昨夜の11時から2時。試験電波の発信作業をしていたそうです。」

郷原は須貝という苗字に聞き覚えがあった。
誰だったのかを考えながら遺体を見ていると、左の首にひっかき傷を見つけた。
犯人と争ったときに出来た傷。この頭の傷が致命傷となったようだ。
凶器はまだ見つかっていない。

物が乱れたまま放置されているのが気になって、
鑑識の勝浦洋人(溝端淳平)は、現場をまた触ってしまった。
ビデオテープを揃え、段ボールの上に乗っていた埃をはらった。
好奇心も手伝って、箱の中を開けてしまう。

中にあったのは写真の束・・・全部心霊現象を押さえた写真。



丹内たちも現場に到着した。渡辺に被害者の仕事を詳しく聞く。

「被害者は最近までバラエティ番組を作っていたらしいです。
U.F.Oとか心霊現象とか。
それが最近、送信センターに移動になったらしくて・・・」

この話を聞いていた洋人は、さっき見つけた写真を見せた。
たたりとか呪いとか、気味が悪かった。


「これ、合成ですね。」
月子は冷静に写真を眺めて断言した。
本物の心霊写真はそうあるものではない。
それも、殺人を引き起こす力がある本物の写真なんて、
めったなことでは見つからない

月子は死亡時の様子を再現するために、
電気を消してモニター画面を映し出した。
両サイドはカラーバーしか映ってなくて、

真ん中にメインモニター2面の左側は東京タワー、
右側には東京スカイツリーが映っていた。

これが、被害者が最後に見ていた映像。


「ご存知でしょうか?東京タワーは元々、墓地のあった場所に建てられたらしく
都内でも有数のミステリースポットと言われています。
その墓地に眠る死者たちの思いに足を引かれるため、
東京タワーは少しずつ傾いている。という都市伝説があります。」


「スカイツリーがもうすぐオープンします。
それによって東京の結界が崩れるというウワサも。」

「この事件、二つのタワーが絡んでいるかもしれません!!!」


事件関係者に話しを聞くために、会議室を借りて集まってもらった。

最初は第一発見者の太宰みゆき(松岡璃奈子)
情報番組のADをしている太宰は
今朝、番組のテープの納品に須貝の所に行った。
イスに座って動かない須貝の近くまで行くと、首から血を流して死んでいた。


遅れてきたのは、死亡した須藤修一の妻:佐代子(遠藤久美子)と、
修一の弟:博幸(長谷川朝晴)修一と同じ局で働いていて、報道部。

佐代子は夫が殺されたことで動揺していたが、
冷静に対処できるぐらいの落ち着きは持っていた。


夫との最後の会話は、昨日の夜9時頃 廊下で会って話した。
修一は忙しいのと、家に帰りたくないのとが合わさった状態で、
家に帰ってくることはまずなかった。
なので 職場まで来て、廊下で話をしたのだった。それも30分程度。


博幸が最後に会話をしたのは、いつだか覚えていないぐらい前のことだった。
自分は仕事が忙しく、昨日も一睡もしていない。

同じ局で働いていても、作りたい番組が全然違っていて、
博幸は日曜ドキュメンタリー番組「真実は1つだ!」を制作し、
2008年から4年連続で報道スクープ大賞を受賞していた。


博幸が佐代子に話しかける優しさが、
義理の姉に対するものと少し違うように感じる。
感じただけで、決定打になるものはない。
取材が入っていた博幸は、葬儀を佐代子に任せて仕事に戻った。


「兄弟が亡くなってもしごとかぁ・・・」
柴山は、部屋を出る博幸の背中を見ながらつぶやいた。
「そんなことを言ったら、刑事だって同じだろ。」
丹内は捜査のためには
プライベートを犠牲にしなければならないときがあることを話して聞かせた。


電話がかかってきた月子は少し離れたところで電話に出ていた。
「ほんと!?じゃぁ、今夜は集まろうよ、家に。
都市伝説オフ会。いいねぇ!!」

こいつは何にも犠牲にしていない・・・柴山は呆れ顔で月子の背中を見つめた。


電話ではニコニコと話をしていたのに、切った途端に仕事モード。
「ご主人は、東京タワーやスカイツリーに興味は?」
「えっ?!そうね・・・東京タワーは好きだったと思う。
知ってる?あのウワサ。」

真夜中の東京タワーの明かり。
灯りが消えるのを一緒に見つめたカップルは、永遠の幸せを得ることができる。

「これが、夫の口説き文句らしいの。」

何もかも訳知りの顔をして、
そばで座っている太宰の横顔を見つめながら佐代子は言った。

「何人もの人と、永遠の愛を誓ったんだか・・・ねぇ」
この場の空気に耐えられなくなった太宰は、仕事に戻った。


「“ナイトダウンの瞬間を見たら幸せになれる”
そんな素敵な都市伝説を悪用するなんて、
それは怒りますよ・・東京タワーも・・
いえ、正確に言えば “東京タワーの下に眠る魂が”ってことなんですけど。」
月子は”東京タワーの怒り説”を一番に連想した。

「ご主人はそのせいで・・・」

言い終える前に丹内に止められた。捜査に伝説は必要がない。
月子は、最後まで言うことをゆるされずに仕事に戻った。


地下駐車場から局に入ろうと歩いていた郷原と渡辺。博幸にばったり出会った。

「どうも、ごぶさたしています。」

郷原と須貝博幸は知り合いだった。
さっきから引っかかっていた須貝の名前は、博幸のことだった。
と言うことは、身内が殺された?
案の定、博幸の兄だった。郷原は犯人検挙の約束をする。

郷原に合流した月子。親しげに話をしていた二人の接点を聞いてみた。
博幸が報道スクープ大賞を初めて獲ったとき、
郷原が取材協力をしたのが縁だったようだ。


佐代子が修一とのなれ初めから話し始めた。
2人が知り合ったのは20代初めの頃で、結婚を機に佐代子は仕事を辞めた。
女ぐせが悪い人で、いろいろな人と付き合っていたらしいことは知っていた。



博幸はスタッフルームで津村香(遊井亮子)に、一方的に文句を言われていた。
津村アナは、今まで頑張ってきた「真実は一つだ!」を
降板させられることが許せないでいた。
それも、若い女子アナとの交代が余計にプライドを傷つけた。


「失礼します!」
二人の会話の中に、月子と洋人は割り込む。

「あの都市伝説は本当でしょうか?
坂東英二さんに褒められると“売れる”と言うウワサ。
ザテレビジョンの表紙でレモンを手にしているのは、魔よけのため。というウワサ。」

「レモンは、ある有名女優の緊張をほぐすために持たせたのが始まりって聞いたわよ。」
香は怒ったままの声で、月子に顔を合わせることなく早口で答えてくれた。

本当はこんなことを聞きに来たわけではなかった。
ここに来た理由「修一と東京タワーの関係について。」
博幸に聞こうとしたところに、丹内と柴山が入ってきた。

こちらのターゲットは津村香。
「あなたも以前、東京タワーのナイトダウンを一緒に見た仲だったとか。
昨日の11時から2時の間、どこで何をされていましたか?」

確かに以前は付き合っていた。けどもう別れた。それは周知の事実。
昨夜のこの時間は、博幸と一緒に打ち合わせをしていた。

香が証言しているのを太宰は扉の向こう側で聞いていた。
月子と目が合い、逃げるようにこの場から離れる。
月子は慌てて追いかけた。

「津村アナが修一さんと付き合っていることを知っていたんですか?」
月子は太宰に追いかけながら問いかけた。

「もう別れたって聞いた。でも修一さんは別れた女でもすぐによりを戻すから・・
やりたい仕事から外されて、落ち込んでいるとこ見るとつい・・・」

派遣ADとアナウンサー。どう考えても勝ち目がないと太宰はわかっていた。
修一は技術の部署に回されて、試験放送の担当をしていた。
さみしい後姿を見るとほおっておけなかった。


試験放送とは、
今現在、地上デジタル放送は東京タワーから発信されている。
だが、来年からスカイツリー発信に変わることになっている。
その本放送に向けて、夜中にスカイツリーから試験放送を流していた。

「昨日は、その作業中だったみたい・・・」



月子と洋人は局の中庭から東京タワーを見ていた。

修一は“東京タワーのライトダウンを一緒に見れたカップルは、永遠の幸せを得る”
という都市伝説を悪用して女性を口説いていた。
そのせいで、東京タワーの怒りを買っていた。
さらにライバルであるスカイツリーの電波発信まで担当してしまったせいで、
東京タワーの下に住む、魂の怒りを呼んでしまった。

凶器と犯行現場はまだ特定されていない・・・
ということは、凶器も犯行現場も無いのかもしれない。

月子は超本気でそう考えていた。
洋人は恋のおまじないも含めて、再現の必要があると思い
一緒にナイトダウンを見ると決めた。
恋のおまじないを一緒に見る相手と思っていない月子は、
都市伝説仲間のオフ会があるから付き合っていられないと、洋人を置いて先に帰る。


丹内は、みんなを集めて事件のあらましを確認した。
修一の周りで分かっている女性、佐代子・太宰・津村を調べ、
周辺の聞き込み捜査を行うことにした。
仕事はまだ終わらない・・だが月子の姿がなかった。


オフ会は月子の部屋で始まった。
東京タワーは朝鮮戦争の時に使った戦車を溶かして、鉄骨の一部に使った。とか

スカイツリーによって東京の結界が崩れるって説。とか、

池袋サンシャインと、東京タワーと、東京スカイツリーが
皇居を囲む形でトライアングルを描く。
これが新たな結界になって、東京と日本を守る説。とか

都市伝説の話をしたら止まらない。
楽しい時間は過ぎて、散会。月子は酔ってソファで横になっていた。
二人の仲を進展させたい洋人は、月子の心を聞こうとするが
都子(秋月成美)が帰ってきた。ここで邪魔はいるのは2度目・・

都子は洋人の心に気づいていて、2人きりにしてもいいと提案するが、
それに乗っかるわけにもいかない。洋人は慌てて部屋を出た。


「襲われた!!!」
朝一番に安藤が電話で聞かされたのは、口裂け女に襲われた月子の話。
また、ありえないほど古典的な手を使って休みを取ろうとしていた。
ていうか、強引に取った。


洋人と2人で歩道橋からスカイツリーを眺める。
楽しそうに階段を上がってくるのはソラカラちゃん(声:渡部優衣)

ソラカラちゃんはスカイツリーの公式キャラクターで、
口癖は、「そらから これから いってみるから!」

月子はソラカラちゃんに会えてはしゃいだ。
ソラカラはやっぱり口癖を言ってしまう。これがまたかわいかった。
握手をして喜んでいたときに、佐代子が歩く姿が目に入った。
月子たちは追いかけることにする。

「東京スカイツリーで、早くみんなに会いたいな。」
ソラカラちゃんは、みんなに会えることを楽しみにしているようだ。


後編に続きます。




今回の事件や、伝説の話も気になるところですが
いち早くスカイツリーを取り入れた作品を作っていたのには驚きました。
いっそのこと、登ったときの景色とかも取り入れて欲しかったですね。

マスコットは東京タワーとは比べ物にならないぐらいにかわいい!!
のっぽんの地位危うしでしょうか。

スタバまでスカイツリーに乗っかってました。



すらりと長いスカイツリーでは、ちょっと残念な見栄えですね。






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都市伝説の女 第5話 後編 あらすじ ネタバレ ミニスカ 国会議事堂 山口紗弥加 [都市伝説の女]

都市伝説の女 第5話 国会の伝説・・・ミニスカ議員は殺人犯!?

この「都市伝説の女」は前後に分けています。
ドラマ上は一本の作品ですのでご了承ください。


第5話 国会の伝説・・・ミニスカ議員は殺人犯!? 後編。

「これに見覚えは?これ、老舗の呉服店で作られた、珍しいものだそうです。」
月子(長澤まさみ)は花岡議員に遺体が握りしめていたリボンを見せた。

花岡議員は不思議そうにリボンを見つめる。

「ちなみに、本間さんが殺された一昨日の午後2時から4時までの間は、
どこで何をしていましたか?」

花岡は1時に首相官邸に入り、2時から3時30分まで来賓に琴を披露していた。
その後は来賓の方々と食事。夜まで首相官邸にいた。



PM1:00 残り4時間。
議事堂近く、副総監に今までのことを報告。

「首相官邸や議事堂は、秘密のトンネルで繋がっているらしく、
60年安保の岸総理は、デモ隊で囲まれた国会議事堂から脱出するために
このトンネルを使おうとしたという記録が残っているとか。」

月子は岸総理を引き合いに出して、副総監にトンネルの話を聞いてみる。


「議事堂の地下には、まだ残っているトンネルがあるらしい。
どこに繋がっているかは知らない。」
国会議事堂から首相官邸まで400メートル。10分もあれば往復が出来る。
出入りの記録は残らないから、花岡議員のアリバイが成立しない・・
その確認をするためにも、地下通路に入れてもらえるように計らってもらった。


地下通路に入る許可がもらえた。勇んで地下通路に入る。
懐中電灯で照らしても、闇が深くて 手元しか光が届かない。
おぼつかない足取りで奥に、奥にと進んでいく。
脱ぎ捨てられた軍服、鎧兜などが落ちていた。

この辺り元々は、化け猫騒動で有名な 旧鍋島藩の土地だった。
猫の鳴き声が聞こえたように感じて怖くなり、先を急ぐ。


「ここは本当にヤバくて、
近代日本を作り上げた人たちの血がたくさん流れた場所で、
首相官邸にも幽霊が出るらしく、ザクザクと足音を響かせているとか・・」
月子はシャレにならないほどの恐怖を感じていた。
足音がトンネルの中を響き渡る。

「もしかして、都市伝説キター!!」

進軍ラッパの音が聞こえて来る。それでも前に進む。
月子の足に何かが当たり、声を上げた。
その声で丹内は意を決し、駆け足で奥に走って行ってしまった。


足に当たった物を確認するために、月子はかけられている布をめくり上げた。
そこには・・・・新しい遺体!!!野元さん!?
桜の秘書の野元が殺されていた。

丹内は地下を走り抜け、出口らしきものを見つけた。
出口と思われるマンホールのふたのようなものを押し上げると地上に出た。
総理と誰かがが庭の隅で密会をしている。

ここは首相官邸!?
トンネルは本当にあって、繋がっていることが立証された。
丹内は何かを見つけ、警察手帳を天に向かって突き上げた。


PM4:49 残り時間11分。
8階のダンスホールで、月子と丹内は制服を着て祈りをささげた。
ここにいる霊に敬意を表して。

集められたのは、花岡議員、秘書の池添、副総監と桜。

「桜さん。私はあなたの言葉を信じて
“このホールに霊がいるという都市伝説”を証明しようと調べてきました。
被害者が握りしめていたリボンも、霊の存在を示すものだと思いました。

でも、ちがった・・
これは30年前。悲しい恋に泣いた女性が、大事にしていた物だったんですね。」

リボンを花岡議員に見せるようにして話した。

花岡議員は30年前、愛する人を事故で失った。
花岡家と言えば、代々政治家を排出する名門中の名門。
しかしあなたは、一人の貧しい青年と出会い恋に落ちた。
そして、周囲の反対を押し切り、結婚しようとしていた。
そのときにはすでに、青年との子供が宿っていた。

ところが、その青年が突然死んだ。
ショックのあまり病院に運ばれ、予定よりも一月早く子供を出産した。
生死をさまよい意識を取り戻したときには、子供は養子縁組に出されていた。
行方を知らされず、渡されたのは子供に持たせたリボンと同じリボンだけ・・


「桜さん。あなたも同じリボンを持っていますよね?」

本間はギャンブルで借金を抱えていた。
この事実を知ったとき、金になると思いついた。
子育て支援をしている花岡議員が、実の子を捨てた。
これは政治生命を脅かす大きなネタ。


桜さん。あなたの肩を叩いたのは、女性の霊じゃない。本間さんだったはず。

「実の母親に会いたくないですか?同じリボンを持った母親に。
もしかして、実の母親をご存じなのですか?
それなら親子の対面をしましょう。8階のホールで待っています。
お母さんも呼んでありますから。
ここなら誰かに見られる心配はありません。」

そう言われて、桜は本間に凄んで見せた。


でも、どうしても気になって8階ホールに来てしまった。
そして、本間の遺体を発見してしまう。
自分の母親が本間を殺した。そう思い、副総監に電話を入れた。
犯人をかばって自首をしたから、動機を話すことができない。
なので、全てこのホールの霊のせいにした。


でも、違っていた。


丹内が国会議事堂から首相官邸につながる通路を発見。
官邸側の出口には、監視カメラが設置されていた。
事件日を確認したところ、官邸の和室にいるはずの池添がPM2:43に映っていた。

池添は議員に内緒で地下通路を使い交渉に行った。
本間は引き下がる様子もなく、親子の証拠となるリボンも持っていた。
返してもらおうともみあいになり池添は、本間を刺した。
リボンを奪い返そうとしたが、本間は死んでもリボンを離さなかった。

なんとか奪い取ろうとしたが、
PM3:00 花岡議員の所に戻らないと怪しまれる時間。
あきらめて、和室に戻った。


「先ほど、野元さんの遺体を発見しました。これも、あなたの犯行ですね。」

野元に全てを感づかれ、脅しを受けていた。
地下通路の入り口前、階段のあたりで口論となり突き落とした。
打ち所が悪く、野元はそのまま死んでしまった。
なので、地下通路の少し奥の所に遺体を運んだのだった。


「申し訳ありません。全て私の罪です。
私が30年前に二人を引き離してしまったから・・」
池添は土下座をして詫びを入れる。


PM5:00 事件は解決・・・


「どうしてかばったりしたんですか?自分を捨てた母親を・・」
桜がどうしてこんな行動を取ったのか?ここだけはどうしてもわからなかった。


「20歳になったときに、実の母親の名前を聞いて以来 ずっと憎んできた。
あのTV討論が終わるまでは・・」

放送が終わった後に、他の議員から嫌味なことを言われた。
そのときに話しかけてくれたのが花岡議員で、

「私も若い頃、偉い人に噛みついて怒られたわ。
あなた、私の若い頃に似ているわ。頑張りましょうね、敵同士。」
そう言って握手をしてくれた。憎いと思っていた気持ちが消えた。


「池添の罪は私の罪。私、議員を止めます。」花岡の覚悟に、
「いつか帰ってきてください。国会に。
私は、あんたと戦うために議員になったんだから!」

今度は桜の方から手を差し出した。
花岡は、握手をしようと手を差し出しながら桜を抱きしめた。



「許せません。都市伝説を悪用するなんて・・・
二度とこんなウソつかないでください。こっちは100パーセント本気なんですから。」

都市伝説の公式発表は叶わなかった。
「いつかきっと、立証して見せます!!」




おまじないや伝説は、本当でないから面白い。
立証されると、手品の種明かしになって面白みがなくなるように思います。
気持ち100パーセントで挑み、何事にもマイペースな月子は凄いですね。
本当に地下通路があるならば、こっそりわたってみたいなぁ・・


花岡議員は恰好よく着物を着こなしてましたが、
手軽さと言う点では浴衣ですね。
ピシッと決めるなら、中の補正が肝心です。



伝説のサファイア?恐ろしい値段が出てますね。
画面上で見るのは無料です。




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都市伝説の女 第5話 前編 あらすじ ネタバレ 国会議事堂 山口紗弥加 [都市伝説の女]

都市伝説の女 第5話 国会の伝説・・・ミニスカ議員は殺人犯!?

この「都市伝説の女」は前後に分けています。
ドラマ上は一本の作品ですのでご了承ください。


第5話 国会の伝説・・・ミニスカ議員は殺人犯!? 前編。


国会議事堂の上空に不穏な気配が漂う。
ダンスホールの真ん中で、腹を刺された男が死んでいた。
その男の固く握りしめられた手のひらの中に、
何か重要な手がかりが隠れているよう・・
金切り声にも似た音を発しながら、女が荒い息をしていた。



警視庁、丹内班:音無月子(長澤まさみ)は伝説(おまじない)を披露していた。
食い入るように見ているのは岩田洋子(安藤玉恵)と安藤満(良知真次)

まっさらな消しゴムの側面に、好きな人の名前を書いて
誰にも触れられないように使い切る。他の人に使われたら効果がなくなる。
これは両想いになれるおまじない。

安藤は、月子が書いた“加賀春樹”の名前の方が気になった。

丹内市生(竹中直人)柴山俊也(平山浩行)が部屋に戻ってきた。
柴山は月子の持っていた消しゴムを借りようと、取り上げようとするが
触られないように、必死に抵抗。
おまじないやら、伝説やら、とにかくオカルトが嫌いな丹内は
月子の消しゴムを無理やり取り上げた。


警視庁副総監:武重治(伊武雅刀)が騒々しい部屋に入ってきた。
「音無くん、丹内くん、2人に大事な話がある。」
内密な話があるようだ。3人はその場から出された。


「先ほど、男性の遺体があがった。場所は国会議事堂。
現場は、中央塔内部の8階ホール。」

月子は8階と聞いて、思わず立ち上がってしまった。
「それって、あの有名な都市伝説の場所ですね。
かつて、8階のホールは国会職員のダンス練習場として使われていたそうです。
ここで出会った男女の恋が破れ、女性が8階から身を投げてしまった。

以来、女の鳴き声が聞こえるようになったので
8階は、開かずの間として閉鎖されている。というウワサが・・」


議事堂で飛び降り・・記録には残せない。
なので、飛び降りの記録は一切残っていない。
真偽は誰にもわからなくなっていた。

「この殺人事件には、都市伝説が絡んでいると言うことですね?」
「うん。容疑者もそう言っている。
直接電話がかかってきて“自分が殺した”と言っている。」

副長官に直接電話を掛けられる容疑者、参議院議員:大楠桜(山口紗弥加)
世間の認識は、バカなミニスカ議員。
桜は昨日のTV“朝まで生討論”に出演していた。

容姿や、元ヤン、キャバクラで働いた経験などがあることが、
同じ女性議員で先輩の華岡秋代(銀粉蝶)は桜を好ましく思っていなかった。
とりわけミニスカート姿なのが、議員らしくなくて気に入らない。
討論を交わす前に、そっちの方を花岡は攻めた。
数少ない女性議員同士なのに、相容れなかった。


いくら元ヤンとはいえ、議員が殺人をするのだろうか・・・


桜が最初にした供述は
「ドレスを着た、女の霊。ドレスを着た、女の霊のせい・・・」
うわごとを話し、普通ではない状態だった。

“霊”の話しが出たので、副総監自らが月子の力を借りに来た。
桜の自首は、副総監と側近しか知らないことで、
事件の報道も押さえている。

「そこで君たちには、私直属の特命として極秘に動いてもらいたい。
報道規制は2日が限界だ。48時間以内に真相を明らかにしてもらいたい。
丹内くんは、音無くんの指揮下に入ってもらいたい。
刑事たるもの、上官の命令に絶対だ!」

こう言われると、丹内は命令に従うしかない。
命を受けたものの、もやもやした感じがぬぐいきれずにいた。

命を受けるに当たり、月子が一つ条件を出す。
「8階ホールの悪霊の存在を証明できたら、そのときは真実を公表して下さい。
警視庁の公式見解として。事件には都市伝説が絡んでいたと。」
「わかった。もしも確かな証拠が出てきたら、事実を公表しよう。」


今の時刻はPM 5:00  48時間以内。


勝浦洋人(溝端淳平)は現場作業に来ていた。
国会議事堂は、
事件が起きても、議長の要請がない限り警察は捜査にも入れない所、
それも、中央塔内部の8階ホールは立ち入り禁止区域で
数年に一度の一般公開の時以外、人が出入りすることができなかった。
そんなな中に入れて、少し感動している。

遺体のきつく握られた左手のひらの中に、何かが隠されている。
気付いた洋人は、上司の秋山信二(辻修)に報告。
秋山が手のひらから取り出してみると、女性の髪に留めるリボンだった。
着物地で作られていて、かなり年代が古そうに見える。


郷原祐一(宅間孝行)と渡辺正康(菅原卓磨)が現場に到着した。
被害者は本間昌弘(島津健太郎)毎報新聞政治担当記者。
死亡推定時刻は、本日2時から4時の間。

場所が場所だけに、国会の内部を知り尽くした者の犯行と考えるのが妥当な線。


写真係をしていた洋人に、秋山が遺体を運ぶ手伝いを指示する。

掛け声をして、持ち上げようとした洋人の耳元にメロディが流れた。
このワルツのメロディを聞いた瞬間、目の焦点が定まらなくなり、動けなくなった。
郷原が洋人を揺さぶって正気に戻そうとするが、
頭の中はどこか遠くの世界に行ってしまっている。



丹内が月子の下に着くことで、
柴山、安藤、岩田は郷原班に組み込まれることになった。
トップシークレットなので、3人には詳しく事情は説明されない。
部屋から追い出されたと思ったら、上司が変わる・・
この状況に戸惑っていた。丹内に心酔していた柴山は納得がいかない。

丹内は月子と共に被疑者に会いに来た。
PM 7:00 あと残り46時間。

簡易取調室には長テーブルに向い合せに置かれたイス。
桜はイスに座らずに、部屋の隅で膝を抱えて床に座り込んでいた。
“霊”のことだと口にしていた桜のために、月子は結界を張ることにした。
お札を張り、部屋に結界を張った。これで何を話しても“霊”は手が出せない。
荒唐無稽の話を信じてくれた月子に、少しだけ心を開く。
事件が起こるまでで覚えていることを話してもらう。


桜が議事堂で委員会を終えたのは2時過ぎ。
肩を叩かれて振り向いたら、
天井にマスカレイドを付けたドレスの女がへばりついていた。

耳元でワルツが聞こえてきて、それを聞くと頭がボーっとしてきて、
どの階段を使って、どうやって中に入ったか?全くわからないが
気がついたら8階のホールにいて、目の前で人が死んでいた。
慌ててケータイを取出し、副総監に連絡をした。


「私、人を殺してしまいました!!」

覚えているのはこれで全部。
鑑識によれば、凶器に指紋は残っていなかった。
手袋を日常的につけていたか、犯行後 指紋を拭きとったか?
凶器はどうやって入手したか?
桜は全く分からなかった。

死んだ本間との面識がない桜。
なぜ、ドレス姿の霊が 本間を被害者に、桜を加害者に選んだのか?



議員会館に来たのはAM9:00 あと残り32時間。
最初は桜の議員事務室を見に来た。
少し開かれた扉の隙間から中の様子を覗き込む。
中では第一秘書:野元公平(小野了)が、突然いなくなった桜の悪態をついていた。
覗き込む人の気配を感じた秘書は事務所に迎え入れてくれた。

桜の自叙伝が置かれていた。月子は一冊もらった。
秘書には、桜が関わっていることを話さずに、話を聞く。

野元に、8階にいる女性の幽霊のことを聞いた。
国会で議員をしている人間で、知らない者はいないほど有名な話し。
野元は、ただの怪談だと思っているようだった。

桜の事務室から出たところで花岡秋代にばったりと出会った。

「ミニスカ議員の次は、ミニスカ刑事?」

花岡は、幽霊話を聞きかじったことがあった。
怖いもの見たさに入って、ダンスフロアの真ん中でステップを踏んだ人のに、
次の日、呪文の形で全身の皮膚がただれた。とか、
8階の幽霊の呪いのせいで、選挙に落ちたという議員が居たとか、
噂話はいろいろあった。

花岡は、悲しい恋をして、何十年も浮かばれない霊になっている女性を、
気の毒に思っていた。

永田町の生き字引と言われる花岡議員の秘書:池添幹夫(品川徹)が
話をしてくれることになった。
議事堂を出て、公園の方で話しを聞かせてもらう。
8階の霊の話はいろいろあり、かなりの被害者が出ていると知った。

「あのウワサはご存じですか?
議事堂からいろんなところに繋がっている秘密のトンネルがあって、
首相官邸ともつながっている。というウワサです。」

「戦時中に防空壕の変わりに掘られた場所で、今は全て埋められています。」
今使われているかは置いて、存在することは事実のようだ。
都市伝説マニアの血が騒いだ。


笛を鳴らす婦警が二人。この警告音は月子に向けられたもののよう。
「待ちなさい!そこの疫病神!!!
あんたに関わったから、勝浦くん大変なことに・・」

洋人をファンのように慕う二人は、洋人が病院に入院することになったのは
月子のせいだと思っていた。
この話を聞いたおかげで、月子は洋人が入院したことを知った。


病室で四つん這いになり、腰の所を吊るされた状態で固定された洋人が
苦しい姿勢の状態で、壁に飾られた額のズレを気にしていた。

そこに月子がお見舞いにやってきた。
自分ではどうにもできないので、額のズレを月子に直してもらうようにお願いをする。

洋人に何があったのか?を聞きながら額を真っ直ぐにしようと手に取った。

「国会議事堂の8階のホールで現場検証をしていて、
遺体を持ち上げようとしたときに“ワルツ”が耳元で流れてきて
そしたら急に腰がビシッとして動かなくなって・・・」
「ワルツ!? 勝浦くん、それ霊の仕業かも。」

憑りつかれたかもしれないと思った月子は、お守りを手渡す。
大楠桜の事務所でもらった桜の自叙伝も、退屈しのぎに渡した。


現場検証で気になったのは、「リボン」
遺体が握りしめていたリボンは、終戦直後の物だとか・・

「そうだよ!ちょうどそのころに踊っていた“悲劇のカップル”が!!
キタ!これ、いよいよ公式発表かも!!!」
都市伝説が正式に立証されるときが本当に来たかもしれない。
月子の喜びはハンパなかった。


「天井には気をつけて!ドレス姿の女が貼りついているらしいから。」
桜から聞いた情報を教えてあげるが、
四つん這いのポーズから動けない洋人にとって、
背中を見せている天井に誰かがいると想像するのは怖かった。



議事堂に出入りした人を特定するように郷原は指示を出していたが、
出来ないことがわかった。
かなりの数の関係者が出入りしていて、特定ができないのと
議事堂内は衛視(えいし)と呼ばれる職員が監視をしているので、
カメラはごく一部でしか使われていなかった。


自分ではなく、音無とバディを組んで捜査をしている丹内に
見捨てられたと勘違いしている柴山。
でも、追っている事件は同じものだと知っていた。

「自分は丹内さんの相棒、失格と言う訳ですか?」
「そんなことはないよ、柴山。」
機密事項となっているので、追っている事件について話すことができない。

「いいんです。自分は今も丹内さんの相棒だと思っているんで、
勝手に報告をします。

聞き込みの結果、事件の少し前
廊下で被害者と言い争いをしている人物が目撃されています。
大楠桜。ヤンキー時代をほうふつとさせる凄み方だったそうです。」



結界が何重にも張られ、霊の防御が完璧になった簡易取調室で、
月子は世間話をするかのように話しを始めた。

「池添さんが探してましたよ。」
「あいつは信用できない。党が勝手に用意した秘書だから・・
私のこと嫌いなんだよね、本当は・・」
桜が元ヤンでミニスカだから。男にはこの心理は理解されない。


話しは自伝に書かれていた生い立ちへと移る。
桜が養子だと知ったのは中学の頃。両親は仲が悪くて、その頃からグレ出した。
自分を捨てた実の親を見返すために、
一念発起してキャバクラでお金を稼いで、夜間学校に通った。
どこにいるかわからない親に姿を見せるために国会議員になろうと決めた。
国会中継なら、全国どこにいてもTV放送されるから。

「ところで、8階の事件。霊の存在を証明する証拠が出てきましたよ。」
「それ・・どこで・・?」

遺体が握りしめていたリボンを食い入るように見つめる。
見覚えのある品かどうかを聞いている途中で丹内が部屋に入ってきた。


「あなたは事件の少し前、本間と揉めていたそうですね。
あなたは本間と話したことがないと言ってましたが、それはウソですね。
幽霊話を盾に、心神耗弱を狙っているんじゃないのか?

本間はギャンブル好きで、相当な借金を抱えていた。
金目当てで、あんたの過去を探り出した。そういうことだな!

俺は、幽霊話なんかを利用してウソをつく人間が大っ嫌いなんだ!!」

丹内は月子の制止も効かず、自分の意見をぶちまけた。
桜の図星をついたのか、桜の開きかけていた心の扉が閉じてしまった。
月子は慌てて丹内と部屋を出た。

PM5:00 残り24時間。
話しを聞くのが難しくなってしまったので、次の作戦が必要だった。



丹内は月子の暮らすマンションに来ていた。
姉妹で暮らすこの部屋は居心地が悪くて、居場所がない。
月子が着替えをしている間、床に正座をして待つ。
妹の都子(秋月成美)が家に帰ってきて、ちょっとホッとする。

「8階の幽霊の被害者に会ってきてくれました?」
月子が丹内に頼んでいた仕事。
でも、こんなことを本気出来る訳がないと拒否していた。

「もし本当に桜が殺人を犯していたとして、
それには必ず“動機”があるはずだ。何かを隠しているはず。
誰かが桜を犯人に仕立てようと罠をかけた可能性も、
桜が犯人をかばっている可能性もある。

借りの、借りの、借りの話だけど、
その幽霊の写真が撮れたとして、“今回の殺人事件の犯人は幽霊でした。”なんて
ばかばかしい公式発表なんて出来ないだろ?」



洋人は変な体制のまま固定されているので眠れなかった。
月子が差し入れてくれた本を読み、国会議員のホームページを一人づつ見ていた。
花岡議員のページを見ていて、ふと気づいた。
と同時に、耳元でワルツが流れる。

カーテンの向こう側でダンスを踊る人影・・
隙間から見えたのは、同室の人が狂ったように回り続ける姿・・・
自分もワルツに意識を持って行かれそうになり、
気をそらそうと桜議員の自叙伝を読んで平静を保とうとページをめくった。

開いたページは、桜の幼少の時から大人になるまでの写真が載っていて、
花岡議員のホームページを見て気づいたことを補完した。
さっきまで鳴り響いていたワルツが鳴りやみ、
同室の人は動いた気配もなく眠っている。
霊が何かを知らせに来たのだろうか?



AM8:30 残り時間8時間30分。
丹内と月子は揃って出動しようとしていた。
そこに車いすに乗った洋人が、月子を待ち構えていた。

「どうしても、月子さんに知らせたいことがあって・・」
昨日見た花岡議員のホームページと、桜議員の本を見せた。

花岡議員のポイントは、文化活動発表会で琴の披露をしている写真。
髪飾りに注目してみると、リボンは被害者の本間が握っていた物と同じ。

桜の本の中でのポイントは、夜間学校の卒業式の時の写真。
ゆるく編まれた髪止めにリボンが留められていた。
これは花岡議員のリボンと同じ物・・・

どうして二人が同じリボンを持っているのか?
リボンが花岡議員のものと分かり、犯行の可能性も浮かんできた。
2人で花岡議員の所に話を聞きに行く。


後編に続きます。


戦前からある建物は、言えない何かが潜んでいる・・
そんな気がして仕方がないのは自分だけではないはず。
ひんやりとした、独特な空気感が余計な想像を掻き立てます。

国会議事堂。自分のチョイスでは行くことがないであろう場所。
縁遠い場所ですが、今回の話しを見て行ってみたくなりました。


月子がつけているのはただのマスコットではなく、
魔除けでした。



着物よりも着る機会が多いのは浴衣ですね。
今からだと選び放題!





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