SSブログ

都市伝説の女 第6話 後編 あらすじ ネタバレ 木村カエラ出演 東京タワー 溝端淳平 [都市伝説の女]

都市伝説の女 第6話 後編
東京タワー&スカイツリーの伝説!テレビ局殺人

ドラマの一話分を、前後編に分け書きしています。
ご了承ください。

第6話 後編

「佐代子(遠藤久美子)さん!!!」
月子(長澤まさみ)と洋人(溝端淳平)は佐代子の所まで走って追いかけた。
会うなり月子は、昨日話しが途中になってしまったことを詫びる。

「話って?もしかして、夫が東京タワーの呪いで殺されたってこと??」
「正確に言うと、東京タワーの下に寝眠る魂が絡んでいるんですけど・・
さらに、スカイツリーの電波まで絡んでいました。」

大真面目で話す月子のことを不思議な存在だと思っているようだ。



月子と洋人は、博幸(長谷川朝晴)にスカイツリーに行ってきたことを報告。
だが、博幸はこの報告の意味が全く理解できないでいた。

間髪入れず、月子は試験電波放送を行う時間に局に入れるように手配を願う。
どうして立ち合いたいのかはわからないが、その願いは受け入れられた。

スタッフルームの棚の上に飾られている報道スクープ大賞のトロフィーを見つけた。
2008年から毎年受賞していて、いくつも並べられている。

弟は毎年賞をもらえる番組を作り、兄はやりたい仕事をやらせてもらえなかった・・
そんなこともなにかに影響を与えたのだろうか・・?


洋人は博幸に変な違和感を覚えていた。
月子の生足に目もくれず、普通に作業をしていた・・・
男性ならきっとチラ見してしまうはずなのに・・
そこまで仕事で頭がいっぱいなのか?

「それは仕事に夢中なんじゃなくて、他の誰かに夢中なんだよ。」
月子の言葉に少し納得。


仕事の合間の息抜きに、つい眺めてしまうものがある。
博幸は、デスクの引き出しに隠すようにおいてあるビデオテープを見つめた。
写した画面を見る訳でもなく、ただテープを思いつめたように見つめる。

通りすがった津村アナ、
この表情を見て何か重要なことが録画されているのだと確信した。


休憩所の喫煙場所エアクリーナー前で考え事をしながらタバコを吸っていた津村。
太宰みゆきは津村を見かける。一言文句が言いたくて止められなかった。

「まだ続いてたんですか?修一さんと。」津村への問いかけに
「相変わらず地味ね。」
着る服は、動きやすさを基準にしている太宰に指摘した。

女性同士のケンカでは、聞きたくないことをズバズバと言いあうことが常。
好きになった人と添い遂げたいと思う太宰と、
仕事が減ってきたアラフォー女子アナ。
言われたくない、聞きたくないことを止めるかのように小突き合いが始まる。
それが大きくなり、取っ組み合いのケンカが始まった。


よくわからない何かに導かれるように、洋人は休憩所に足を運ぶ。
そこで取っ組み合いをしている2人の姿が見えた。
慌てて止めに入ったが、洋人の力では止められなかった。

太宰を探していた丹内と柴山が、たまたま休憩所に来てくれたおかげで
2人のケンカは収まった。

探していたのは、“太宰の事件当日の行動”が知りたかったから。
でも太宰は泣き続けて話そうとしない。

「夜は、ずっと家に・・・」
こみ上げる涙をこらえて話し始める。
独り暮らしの自分には、家にいたことを証明してくれる人はいなかった。


「恰好悪いところを見せちゃったわね。
あんなに若い子と張り合ってケンカしてみっともない。」
津村は月子と洋人に話しかける。

「歳なんて、関係ないんじゃないですか?
私は、自分が着たかったら30でも、40でもこういう恰好をするかも。
いくつになっても格好悪い恋愛が出来るのって、それはそれで恰好いいかも。」
とてもうれしい励ましの言葉だった。


署に戻った丹内と柴山。
「被害者の奥さんの佐代子さんですが、
事件の夜9時過ぎに廊下の隅で亡くなった修一と口論していたようです。
通りかかった同僚が見ていたそうです。」
岩田の安藤から報告を受けた。

佐代子は前から離婚を申し出ていた。だが、修一の方が応じなかった。
離婚に応じない夫を恨む妻・・動機としては十分かもしれない。


赤のマニキュアで、左小指にハートを描きながら、
署内の女子更衣室で、月子は岩田から丹内に報告した佐代子の話を聞いた。

修一はなぜ離婚に応じなかったのか?ここがどうも腑に落ちない。

交通課で、勝浦ファンの署員が更衣室に入ってきた。
勝浦ファンにとって月子は天敵。あからさまに嫌な顔をして月子を見つめた。

「何してんの?」岩田の関心は月子の行動。
「これはですね、左手の小指の爪を斜めに伸ばして赤いハートを描いた後
爪を切ると恋が叶うというおまじない♪」
「恋ってまさか!勝浦くん?」
「まさか。私が付き合う人は、都市伝説に詳しい人でないと・・
そこは譲れませんね。」

月子は天敵だと思っていたが、洋人と付き合うつもりは全くないとわかり
勝浦ファンは胸をなでおろした。



電波実験に立ち会うためにテレビ局に戻ってきた月子と洋人。
修一がいた場所に同じ時間にいたら、何かわかるかもしれないと、
部屋を探して歩くが、記憶力が抜群な洋人でも
良く似た廊下ばかりが続くので迷子になってしまった。

「テレビ局の廊下が複雑なのは、
“テロリストが押し入っても、スタジオを簡単に占拠されないため”
と言うウワサもあるね。」

「このテレビ局が建っている辺りは、赤穂浪士が切腹した場所らしいね。
自殺した女優の霊がでるといううわさも・・
スタジオから、鳴き声が聞こえるとか・・」

伝説の話しを披露しながら廊下を歩いていた。
怖い話は聞きたくない洋人は、耳をふさぎながら怖がっていた。
目の前を赤い髪の女性が横切る。

「あ!出た!!!」「違うよ~」
「木村カエラちゃんですよね!!!」
月子は偶然に会えた木村カエラに大喜びした。


外が目に入ると同時に、消えていた東京タワーが突然点灯した。
洋人は何かが起こる前触れだと思い、恐怖を感じるが、

東京タワーを点検作業する時は、夜中まで明るく灯されている。
でも、ナイトダウン伝説が有名になりすぎて
点検作業がある日でも、真夜中0時になるといったん消えるようになっていた。

「なんだぁ・・東京タワーが怒ったんじゃないんだ・・・」

0時を過ぎても光る東京タワーをじっと見つめていると、傾いている気がする。
「傾いてる?都市伝説キター!!!!」

いくらなんでも無理やりすぎる。傾くはずはない。
小首を傾けて東京タワーを見つめているうちに、洋人はあることに気づいた。
博幸が番組を制作しているスタッフルームまで走り出した。
部屋の中に入り、報道スクープ大賞のトロフィーを見て回る。

そのとき、閉めたはずの扉が少しずつ開いた。
「出た!!!!」
白い人影が見えて、2人は思わす声をあげて叫んだ。

お化けでも幽霊でもなく、白い服をきた津村アナが立っていた。
2人がこの部屋にいたことをいぶかしがるが、
博幸が思いつめたように眺めていたビデオテープの映像をこっそりと見に来ていた。
2人がいることを承知で、ビデオを再生する。

「バカよねぇ・・男も女も・・・」津村は映像を見ながらつぶやいた。



博幸は、佐代子を東京タワーが見える局の中庭に夜中呼び出していた。
わざと仕事で遅れた風に、佐代子の所に走ってきた。

「ここで、何人の女性とナイトダウンを見たんだろうね・・」
「さあ、俺はまだ誰とも見てないけど。」「私も。まだ一度も。」

博幸はこっそりと腕時計を見ると、0時まであと少し・・
何を話すでもなく東京タワーを見つめていた。
「あれ???」
0時を過ぎても東京タワーの電飾は切れなかった。


「今夜は消えませんよ。
今夜だけは特別な作業があるので0時になっても消せないそうです。」
月子の言葉に博幸は驚いた。

「丹内さん、柴山さん!もう奥さんの尾行は必要ありませんよ!!」
洋人の呼びかけに、隠れていた丹内と柴山が出てきた。



「昨夜、真夜中のテレビ局で迷ったおかげで
私は、東京タワーが一瞬だけ傾いた瞬間を目撃できました!」
これは厳密に言えばウソだが、
「他に傾いていたものが・・・」

その傾いていたものは、スタッフルームに飾ってあった2009年のトロフィー。
4年分綺麗に並んでいたのに、一つだけ傾いていた。
横にではなく、前に少しだけ傾いていた。
洋人が見たときに気持ち悪さを覚えたのは、このことが原因だった。


事件の夜、津村アナとこもっていたのはウソだった。
本当は、津村アナと修一はこの場所で会っていた。
よりを戻すように言い寄られている姿を、博幸が見ていた。
マズイ所を見られたと思い、津村は30分ほどスタッフルームに戻れなかった。


博幸が大切に眺めていたビデオの中身は、
兄と佐代子の結婚式に撮影されたものだった。

新郎新婦が写されているというよりは、佐代子だけが映っていた。
ビデオ係の博幸は、佐代子の姿ばかりを撮影していた。
ずっと以前から、博幸は佐代子のことだけを見つめ続けていた。
なのに・・・


兄はまた女性を口説いていたとわかり、怒ってスタッフルームに連れ込んだ。
「もう気持ちがないなら、何で離婚に応じてやらないんだよ!」
「離婚はしない。お前に渡したくない。
知ってたよ。お前が昔っから佐代子に惚れていたことを。
なんならここで聞いてやろうか?佐代子の気持ちを・・」

修一は佐代子に電話をかけようとするのを止めた。

「浮気しまくっている俺も、兄嫁を狙っているお前も、どっちも最低じゃねえか。
聞いてやるよ。どっちの最低男がいいかってな。」

本気で電話をしそうな兄を、側に置いていたトロフィーで殴った。
その衝撃はトロフィーを歪めるほどだった。それは兄への怒り。

相手は弟、修一にはまだ仕事が残されていた。
たいした傷だと思っていなかったので、仕事についた。
でも、脳挫傷を起こして亡くなった・・

2009年のトロフィーから、修一の血液反応が出てきた。


「結局・・・佐代子さんとライトダウンは見られないままかぁ・・・」
「ばかばかしい。何度女とライトダウンを見ても、
あんたの兄さんは、永遠の愛を得られなかっただろ。」
丹内の言うことはもっともだった。

「よこしまな心に、おまじないは通用しません。
だから、罪を償う前に2人で見なくてよかったんですよ。きっと・・」

須貝博幸はおとなしく連行された。
月子は郷原に事件の顛末を話した。
「悪い人ばかりが、人を殺すとは限りませんしね・・・」



複雑な思いで東京タワーを眺める月子と洋人。
「明日は東京タワーに登ってみようっか?」
月子は洋人を慰めるように話しかけた。

「う~ん・・・スカイツリーに登ってみたいなぁ・・」

まあ、月子の行きたい場所は 洋人にとって行きたい場所。
一緒に出掛けられたらどこでもよかった。

帰ろうと東京タワーを背にした。月子は第六感を感じて振り返る。
東京タワーが消灯。


「えっ!?いつ消えたの?今!!! 見逃した!!!」
とことんついていないのは洋人のよう。



東京タワーはスカイツリーにライバル心を持っている。
そんな風に考えると面白く感じますね。

東京タワーは力持ちのおじいちゃんという印象で、
スカイツリーはおてんばな孫娘。
ライバルと言うよりも家族かなぁ・・

じいちゃんは孫の成長を目を細めて眺めている。なぁんて。。



昭和の象徴ですね。自分で組み立てる楽しみがあります。



時計なので、毎日目に留めます。








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。