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都市伝説の女 第7話 前編 座敷わらし ネタバレ 長澤まさみ 平山浩行 ルー大柴 [都市伝説の女]

都市伝説の女 第7話 座敷わらしは見た!?離婚夫婦の密室殺人 

ドラマの一話を前後で分け書きしています。
ご了承ください。


第7話 前編

大きな三日月を眺めながら
リビングのソファで寝てしまっていた音無月子(長澤まさみ)
耳元に童謡唱歌「シャボン玉」を歌う少女の声が聞こえる。
その声はオウムの“おてもやん”にも聞こえているらしく
ゲージの中で鳴き出した。
吊り下げ型のライトは激しく点灯を繰り返し、
本棚の本は、半分飛び出したり引っこんだり・・・

起きている状態で見たら興奮するような、不思議なことが次々と起こる。


不意に目をさますと、部屋の隅に半透明の少女がいることに気づく。
「だれ??」
この少女に声をかけてみると、少女は窓の方を指さした。


月子は指を指された方の窓を開けてみる。
「キャー!!!!!」
開けたと同時に女性の悲鳴が聞こえた。
この月子の行動を確認すると、半透明の少女は消えてしまった。

悲鳴は自分の部屋にいた妹の都子(秋月成美)にも聞こえていて
リビングの方に出てきた。

「助けて!!誰か!!!!」
この悲鳴をあげた人物は助けを求めている。
月子は慌てて部屋を飛び出し、声のした方に走り出した。
どの家からか?
特定できずにウロウロしていたら

「救急車を!早く!!」

別の叫び声が聞こえて、家を特定する。「石橋」家のようだ。
月子は門扉を勝手に開き、玄関の呼び鈴を激しく鳴らした。

「警察です!どうしました?開けてください!!!!」

扉を開けたのはおばあさんで、
「男が押し入って・・・」
その男はもう家の中にいないようだが、家の中に入れてもらう。


姉の後を追ってきた都子は、
暗がりを足早に歩くスーツ姿の男の後姿を目撃した。



石橋家のリビングでは、
女性が頭から血を流して倒れていた。そのそばにいるのは女の子が2名。
一人は膝を抱えてしゃがみこみ、もう一人は警察に連絡を入れていた。

月子が犯人の逃走経路を聞くと、勝手口の方を指さしたので、
勝手口から外に出て犯人を追いかけようとした。
だが、誰かがいた形跡が残されていなかったので、追跡をするのをやめた。


月子はケータイを取出し、改めて警察に連絡を入れる。
「傷害事件が発生しました。けが人1名、
犯人は逃走中。まだ近くにいるかもしれません。緊急配備を。」



朝一番に警察の捜査が行われた。
鑑識の秋山信二(辻修)は柴山俊也(平山浩行)に報告を入れる。

「ご家族3名以外の指紋が見つかりました。犯人のものかもしれません。
勝手口の外側のドアノブにも同じ指紋が・・
外側に残された足跡のサイズは30センチ。」

上司の秋山と共に鑑識作業にあたっていた勝浦洋人(溝端淳平)は、
また悪い癖が出て、ディスプレイのように並んでおかれていた酒瓶を
生産地別に並び替えていた。

その姿を月子は見てとがめる。慌てて元の状態に戻した。


お婆ちゃん:石橋文江(佐々木すみ江)は
丹内市生(竹中直人)に状況を話し出した。

「家は女所帯で、嫁の祥子と娘の凛(未来穂香)。
遊びに来ていたクラスメイトの藤田美夏(相楽樹)が家に居ました。」

事件が発生していたとき、子供たちは2階の部屋にいた。
文江は自分の部屋にいた。
子供たちと文江は、ほぼ同時に祥子の所に駆けつけた。

倒れている文江に気を取られて、犯人のことなどわからなかったが
勝手口の方に気配を感じて見てみると、
男が扉を開けて出て行くところだった。
美夏が悲鳴をあげて、その声を聞いて月子が来た。

気が動転していて、誰も犯人の顔を見ていない。
月子の妹が見かけたのも、多分同一人物だと思われる。


「私・・・見たかも。付きまとわれている男がいるんです。ストーカーです。」

美夏に付きまとう男・・名前は知らないが、とにかくしつこかった。
それで昨日は怖くて、凛の家に泊まらせてもらっていた。

「ごめんね、凛。私のせいでお母さんが襲われたのかも・・・」

柴山はその男の特徴を教えてもらった。



鑑識の作業中、洋人はお皿に盛られた赤飯を見つける。
「あの、このお皿は何ですか?」
不思議が止まらなくて、つい聞いてしまった。

「お供えです。石橋家の守り神の・・」文江が答えてくれた。
月子はこの赤飯が盛られたお皿を見て、出身を尋ねる。

「岩手ですけど・・・」
「キター!!これは、座敷わらしへのお供えですね?」
「そう。小豆飯をお供えしてたの。」
赤飯だと思っていたが小豆飯。

お菓子やおもちゃ、小豆飯などを並べて座敷童にお供えしていたのに
誰かにひっくり返されていた。

「このせいで、座敷わらしはこの家から去った。」月子の言葉に、
「そう。だからこんな恐ろしい事件が・・・」文江は答える。

2人は座敷わらしがいなくなったせいで起きた事件だと確信した。


座敷わらしは主に岩手県で語り継がれる小さな神のような存在。
夜中に足音を響かせたり、布団の上に乗ったりといたずら好きで
やたらに相撲が強いというウワサもある、由緒ある都市伝説。
家を守る福の神のような存在で、
座敷わらしの去った家には不幸が訪れるというウワサも。


「事件の夜、私の家にも座敷わらし(岡部珠奈)が現れました。」

またしても大真面目に都市伝説を語る月子。
丹内はこのオカルト話を聞くのが嫌いだった。
柴山に被害者:祥子の状態を聞いた。

「被害者は現在ICUで治療中。まだ意識は戻っていません。」

この話を聞いて、凛は目を見開いて驚いた。
実夏は凛に自分のせいだと謝り続ける。

「いえ、あなたのせいではありません。
これは、座敷わらしがこの家を去って行ったために起きた不幸です。」
「そう!その通り!!!」
月子の推理に文江も同調した。



署に戻った柴山は、安藤満(良知真次)と岩田洋子(安藤玉恵)に
月子が押している座敷わらしの話を聞かせた。
なんとか完全否定をしたいところだが、
被害者の義理の母親:文江が同調しているので、むげにもできない。

被害があった石橋家。
家長の学(ルー大柴)は愛人と駆け落ちをして、家に住んでいない。
ということは、旦那に逃げられた嫁と姑が同居している状態・・・



祥子の入院している病院の屋上で、月子は文江に話を聞いていた。

文江は祥子のことを“できた嫁”だと思っていて、
息子が女と逃げた後でも一緒に暮らしてくれる、ありがたい人・・
フラワーショップ「FLORIST」を一人で切り盛りしていた。


「それがこんなことにねぇ・・・・」嘆き悲しむ文江・・
「犯人は、上司が必ず捕まえます。
そして、座敷わらしは私たちが呼び戻します。」
月子は文江に断言して、洋人の顔を見た。

「今はどこにいるかわかりませんが、
必ず見つけ出し石橋家に戻っていただきます!」



さっそく家に帰り、座敷わらしのための祭壇を作った。
好むものもお供えしたが、現れる様子がない。
もしかしたら近所でウロウロしているかもしれないと思った月子は、
乗る気でない洋人を無理やり引き連れて、近所を探して回る。


一番有力な手がかり
“藤田美夏のストーカー男”をまず探し出すことに決めた丹内。
月子を除く全員に号令をかけ、出かけようとしていた。
すると突然、部屋にある電話機が一斉に鳴り出す。
ケータイまでも鳴り出した。


安藤は自分のデスクの電話を取ろうとデスクに戻ったら、
自分用のPCが勝手に起動していて、画面が遊ばれていた。

丹内がデスクに戻ると、さっきまでなかったはずのバナナが大量に置かれていた。
バナナに気を取られていると、頭におもちゃのアヒルが置かれていた。

岩田がデスクに戻ると、そこだけ突然強い風が吹き出し
提出用の領収書が風に舞った。

柴山は、月子のデスクに足をプラプラさせながら座っている少女を見つけた。
少女は半透明で、後ろの景色が透けて見える。

「あ!!!!!」驚いて声をあげると姿が消えた。
少女が座っていたことを説明しても、みんなは信じてくれなかった。



月子は石橋家の祭壇で、座敷わらしが戻ってくるようにお祈りを捧げた。

「凛ちゃんは、座敷わらしを見たことがありますか?」
祈りをささげる様子を見ていた凛に聞いてみた。

「刑事さんはそんなこと信じているんですか?
あんなのは、おばあちゃんの田舎の迷信ですよ。
座敷わらしなんて、いるわけないじゃない。」

月子は昨日の夜に見たことを話して聞かせた。


一緒に来ていた洋人は、並べられた一升瓶のことが まだ気になっていた。
「このお酒、誰が集めたの?」
「あいつです・・・女と逃げる前に・・・・
あんな人、もう父親だなんて思っていません。」

凛の父親に対する憎悪はかなり激しいものだと気付かされた。


署に戻ると、部屋のイスがオブジェのように積まれていた。
月子と洋人はこの出来栄えを楽しく見ていた。
そこに丹内と柴山が戻ってくる。

イスを並べ変えたのは2人の仕業だと思い、激怒!!!
月子たちの仕業でもなく、丹内たちの仕業でもない・・・


「もしかして、この部屋で変なこと起こりませんでした?」
そういう風に聞かれると、さっきの一件は偶然でないように思えてきた。
柴山は、さっき起きたおかしな出来事を月子に話す。


「間違いありません。誰かにくっついて座敷わらしが警視庁にきたようですね。
座敷わらしはいたずらが好きですから・・」

またオカルトめいたことを話す月子を叱り飛ばす丹内。
それに同調する柴山。だが、柴山の目線の先には少女の姿がまた見えた。
座っていた場所を探すが、姿が消えてなくなった・・・



安藤と岩田が美夏のストーカーの居場所を見つけてきた。
美夏のストーカー男、名前は三浦成一(緒形直哉)
ゲームセンターでバイトをしている22歳。
通学路で美夏を見つけて以来、つきまとっていた。


報告を受けた丹内と柴山は三浦を取調室に連れてきた。
三浦はストーカーをした事実は認めたが、殺しを否定している。
犯行時間にバイトをしていたことのウラも取れた。

怯えて声はうわずり、体を震わせて話す三浦を、丹内はシロだと判断した。
だが、三浦がシロだとすると 本当の犯人は誰なのか・・・
廊下を歩きながら、丹内と柴山はあらゆる可能性の話しをしていた。


「ん???」
柴山は、廊下の真ん中に子供の足跡を見つける。
その足跡はどんどん先へと延びていく。
足跡について行くと、不意に手を握られた。
驚いて見ると、そこにはさっきから見えていた少女がにっこりと笑っていた。

びっくりしすぎて放心状態の柴山を、丹内は正気に戻した。
こんなことを話してもわかってもらえないはず・・・
柴山は丹内を先に部屋に戻るようにうながした。


柴山はあきらめて少女の話しを聞くことにした。
名前や家を聞いてみても答えない・・・
何かを話してくれないと、何の力にもなれない。
少女に向かっていろいろ話し続ける。

そこを郷原祐一(宅間孝行)と、渡辺正康(菅原卓磨)が通りがかった。
壁に向かって、しゃがんで微笑みながら話をする柴山の姿を見て
空恐ろしさを感じた。
声をかけるとヤバい所だと判断した郷原は、
話しかけないように渡辺に言い、足早に通り過ぎた。


郷原たちはそのまま丹内班の部屋に入ってきた。
「月子ちゃん、“手”空いてないか?」
忙しくしているので、無理だと返答する。

郷原が追っている連続殺人事件に、新たな犠牲者が出ていた。
丹内班の者を使うというよりは、月子の力が必要だった。
だが、月子は手一杯。郷原はあっさりと引き下がった。


郷原の様子がおかしいと感じた月子は、話だけでも聞きに行くことにした。
丹内は肩を落として缶コーヒーをすすっている。

「実は今追っている連続殺人、被害者全員占い師なんだ。
周辺を調べても、
風水だとか結界だとかそんな話ばっかりでさっぱり分からない・・」

「しょうがないですね。警察って、そういうことは素人ばっかりだから・・
郷原さんもお手上げかぁ・・
座敷わらしが片付いたら、力を貸してあげましよう。」



月子と洋人は一緒に退勤。座敷わらしの話をしながらの帰り道。
座敷わらしが石橋家に戻る方法が見つからなくて月子は悩んでいた。

石橋家で洋人が気になるのは、やっぱり酒瓶。
最初の鑑識のときと、さっき家にいって見たのを比べると、
3本空瓶が増えていた。
この短期間で3本も空になるほど飲むのか?
また別の何かが、そうしたのか?が不明なところが気になっていた。


いつもいろんな有益な情報を持っているときは洋人を誘う確信犯。
「勝浦くん。たまには2人でご飯でも食べながら相談しよっか♪」
手を握りしめてにっこり微笑みながら洋人を誘う月子。

「えぇぇっ・・いいんですか!!!!」
やっと2人きりで食事ができることになり、洋人は有頂天!!


だが、柴山はそんな2人を待ち伏せしていた。
「ちょっといいか?相談が!」
どうやら月子に相談事。
洋人はせっかくの機会を逃したくないので必死に止めるが、
柴山の顔が真剣すぎた。


月子のマンションで柴山は相談事を聞いてもらう。

「丹内さんにはないしょにしてくれるか?絶対だぞ!!」
「見える・・・みたいなんだ・・
おかっぱ頭の女の子・・着ていたのは茶色い着物。」

「キター!!!間違いありません。
それ、私が見た座敷わらしと同じようです。」

話しをしていたら、月子の部屋に座敷わらしが来ていて にっこり微笑んでいた。
おそらく座敷わらしは柴山を気に入ったようだ。

「とにかく、座敷わらしが石橋家に戻りたくない理由を考えましょう。
今の石橋家に居たくない理由が何かあるはずです。」


後編に続きます。




今回は座敷わらし。由緒正しき都市伝説ですね。
柴山、誰もいない廊下で、
大きな独り言を言うシーンがなんだかかわいらしかったです。







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