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都市伝説の女 第6話 前編 あらすじ ネタバレ 遠藤久美子 ソラカラちゃん [都市伝説の女]

都市伝説の女 第6話 前編
東京タワー&スカイツリーの伝説!テレビ局殺人

ドラマの一話分を、前後編に分け書きしています。
ご了承ください。

第6話 前編

東京タワーが見渡せる中庭がある建物。
その中で、男はよろよろとしながら廊下を歩いていた。
やっとの思いで目的の部屋に辿り着き、イスに腰を下ろす。
ここはTV局内の調整室。この男はディレクターのようだ。

男は“試験電波発射中”の画面を確認し、
目の前に映し出された「東京タワー」と「スカイツリー」を見ていた。
0時、東京タワーの電飾が消された。

男はそれを確認した後、後頭部に違和感を覚えて手を当ててみる。
手のひらにべっとりと付いた血は、まぎれもなく自分のものだった。
意識が遠のき・・・静かに目を閉じた。




音無月子(長澤まさみ)は出勤途中、お堀の近くを歩いていた。
ふと目が留まる。ん???
近づいて見てみると、キュウリが落ちていた。かじられている!!
これは・・もしかして・・・



慌てて出勤し、上司の丹内市生(竹中直人)に見解を求める。

「一口かじられてます。
これを鑑定したら、人間の歯ではないと判明するはずです!」
力を入れて話す月子。だが、丹内は呆れ顔・・

「だから、何だ?」話しの意図が見えていない丹内。
「野良猫だろ。」柴山俊也(平山浩行)は適当に答えた。
「猫がキュウリ食べます??」キュウリに乗っかって話す安藤満(良知真次)

「まさか、カッパが食べた何て言わないよね?」
岩田洋子(安藤玉恵)の言葉は、月子の欲しかったワードが入っていた。

「凄い!!心が通じましたね、岩田さん!!」
気が合う仲間だと思っていた月子は、岩田と通じ合えたことを喜ぶ。

「どうやらお堀には、カッパがいるようです!!」

いつも伝説の話をして、楽しそうにしている月子。
丹内はこの無邪気さをうらやましく思った。(皮肉交じりに)
こんな話しを本気で出来るのは月子しかいない。

「どうやら、丹内さんもカッパ説には同意してくれるのですね!」
そんなもの、するわけがない。
大声で月子を怒鳴りつけているが、まったく聞いていなかった。
電話がかかってくる気配を感じる・・・

月子の様子を見て、みんなは “誰が一番に受話器を取るか”を競い
電話の音が鳴るのを待っていた。

「プルルル・・」

全員の手が一斉に伸びた!一番に掴んだのは柴山。得意げに電話に出る。
「・・・え!テレビ局で殺人!?」



連絡のあった Japan TV に急行した。

渡辺正康(菅原卓磨)が、郷原祐一(宅間孝行)に報告を入れる。

「被害者は、Japan TV局員:須貝修一(神保悟志)
死亡推定時刻は、昨夜の11時から2時。試験電波の発信作業をしていたそうです。」

郷原は須貝という苗字に聞き覚えがあった。
誰だったのかを考えながら遺体を見ていると、左の首にひっかき傷を見つけた。
犯人と争ったときに出来た傷。この頭の傷が致命傷となったようだ。
凶器はまだ見つかっていない。

物が乱れたまま放置されているのが気になって、
鑑識の勝浦洋人(溝端淳平)は、現場をまた触ってしまった。
ビデオテープを揃え、段ボールの上に乗っていた埃をはらった。
好奇心も手伝って、箱の中を開けてしまう。

中にあったのは写真の束・・・全部心霊現象を押さえた写真。



丹内たちも現場に到着した。渡辺に被害者の仕事を詳しく聞く。

「被害者は最近までバラエティ番組を作っていたらしいです。
U.F.Oとか心霊現象とか。
それが最近、送信センターに移動になったらしくて・・・」

この話を聞いていた洋人は、さっき見つけた写真を見せた。
たたりとか呪いとか、気味が悪かった。


「これ、合成ですね。」
月子は冷静に写真を眺めて断言した。
本物の心霊写真はそうあるものではない。
それも、殺人を引き起こす力がある本物の写真なんて、
めったなことでは見つからない

月子は死亡時の様子を再現するために、
電気を消してモニター画面を映し出した。
両サイドはカラーバーしか映ってなくて、

真ん中にメインモニター2面の左側は東京タワー、
右側には東京スカイツリーが映っていた。

これが、被害者が最後に見ていた映像。


「ご存知でしょうか?東京タワーは元々、墓地のあった場所に建てられたらしく
都内でも有数のミステリースポットと言われています。
その墓地に眠る死者たちの思いに足を引かれるため、
東京タワーは少しずつ傾いている。という都市伝説があります。」


「スカイツリーがもうすぐオープンします。
それによって東京の結界が崩れるというウワサも。」

「この事件、二つのタワーが絡んでいるかもしれません!!!」


事件関係者に話しを聞くために、会議室を借りて集まってもらった。

最初は第一発見者の太宰みゆき(松岡璃奈子)
情報番組のADをしている太宰は
今朝、番組のテープの納品に須貝の所に行った。
イスに座って動かない須貝の近くまで行くと、首から血を流して死んでいた。


遅れてきたのは、死亡した須藤修一の妻:佐代子(遠藤久美子)と、
修一の弟:博幸(長谷川朝晴)修一と同じ局で働いていて、報道部。

佐代子は夫が殺されたことで動揺していたが、
冷静に対処できるぐらいの落ち着きは持っていた。


夫との最後の会話は、昨日の夜9時頃 廊下で会って話した。
修一は忙しいのと、家に帰りたくないのとが合わさった状態で、
家に帰ってくることはまずなかった。
なので 職場まで来て、廊下で話をしたのだった。それも30分程度。


博幸が最後に会話をしたのは、いつだか覚えていないぐらい前のことだった。
自分は仕事が忙しく、昨日も一睡もしていない。

同じ局で働いていても、作りたい番組が全然違っていて、
博幸は日曜ドキュメンタリー番組「真実は1つだ!」を制作し、
2008年から4年連続で報道スクープ大賞を受賞していた。


博幸が佐代子に話しかける優しさが、
義理の姉に対するものと少し違うように感じる。
感じただけで、決定打になるものはない。
取材が入っていた博幸は、葬儀を佐代子に任せて仕事に戻った。


「兄弟が亡くなってもしごとかぁ・・・」
柴山は、部屋を出る博幸の背中を見ながらつぶやいた。
「そんなことを言ったら、刑事だって同じだろ。」
丹内は捜査のためには
プライベートを犠牲にしなければならないときがあることを話して聞かせた。


電話がかかってきた月子は少し離れたところで電話に出ていた。
「ほんと!?じゃぁ、今夜は集まろうよ、家に。
都市伝説オフ会。いいねぇ!!」

こいつは何にも犠牲にしていない・・・柴山は呆れ顔で月子の背中を見つめた。


電話ではニコニコと話をしていたのに、切った途端に仕事モード。
「ご主人は、東京タワーやスカイツリーに興味は?」
「えっ?!そうね・・・東京タワーは好きだったと思う。
知ってる?あのウワサ。」

真夜中の東京タワーの明かり。
灯りが消えるのを一緒に見つめたカップルは、永遠の幸せを得ることができる。

「これが、夫の口説き文句らしいの。」

何もかも訳知りの顔をして、
そばで座っている太宰の横顔を見つめながら佐代子は言った。

「何人もの人と、永遠の愛を誓ったんだか・・・ねぇ」
この場の空気に耐えられなくなった太宰は、仕事に戻った。


「“ナイトダウンの瞬間を見たら幸せになれる”
そんな素敵な都市伝説を悪用するなんて、
それは怒りますよ・・東京タワーも・・
いえ、正確に言えば “東京タワーの下に眠る魂が”ってことなんですけど。」
月子は”東京タワーの怒り説”を一番に連想した。

「ご主人はそのせいで・・・」

言い終える前に丹内に止められた。捜査に伝説は必要がない。
月子は、最後まで言うことをゆるされずに仕事に戻った。


地下駐車場から局に入ろうと歩いていた郷原と渡辺。博幸にばったり出会った。

「どうも、ごぶさたしています。」

郷原と須貝博幸は知り合いだった。
さっきから引っかかっていた須貝の名前は、博幸のことだった。
と言うことは、身内が殺された?
案の定、博幸の兄だった。郷原は犯人検挙の約束をする。

郷原に合流した月子。親しげに話をしていた二人の接点を聞いてみた。
博幸が報道スクープ大賞を初めて獲ったとき、
郷原が取材協力をしたのが縁だったようだ。


佐代子が修一とのなれ初めから話し始めた。
2人が知り合ったのは20代初めの頃で、結婚を機に佐代子は仕事を辞めた。
女ぐせが悪い人で、いろいろな人と付き合っていたらしいことは知っていた。



博幸はスタッフルームで津村香(遊井亮子)に、一方的に文句を言われていた。
津村アナは、今まで頑張ってきた「真実は一つだ!」を
降板させられることが許せないでいた。
それも、若い女子アナとの交代が余計にプライドを傷つけた。


「失礼します!」
二人の会話の中に、月子と洋人は割り込む。

「あの都市伝説は本当でしょうか?
坂東英二さんに褒められると“売れる”と言うウワサ。
ザテレビジョンの表紙でレモンを手にしているのは、魔よけのため。というウワサ。」

「レモンは、ある有名女優の緊張をほぐすために持たせたのが始まりって聞いたわよ。」
香は怒ったままの声で、月子に顔を合わせることなく早口で答えてくれた。

本当はこんなことを聞きに来たわけではなかった。
ここに来た理由「修一と東京タワーの関係について。」
博幸に聞こうとしたところに、丹内と柴山が入ってきた。

こちらのターゲットは津村香。
「あなたも以前、東京タワーのナイトダウンを一緒に見た仲だったとか。
昨日の11時から2時の間、どこで何をされていましたか?」

確かに以前は付き合っていた。けどもう別れた。それは周知の事実。
昨夜のこの時間は、博幸と一緒に打ち合わせをしていた。

香が証言しているのを太宰は扉の向こう側で聞いていた。
月子と目が合い、逃げるようにこの場から離れる。
月子は慌てて追いかけた。

「津村アナが修一さんと付き合っていることを知っていたんですか?」
月子は太宰に追いかけながら問いかけた。

「もう別れたって聞いた。でも修一さんは別れた女でもすぐによりを戻すから・・
やりたい仕事から外されて、落ち込んでいるとこ見るとつい・・・」

派遣ADとアナウンサー。どう考えても勝ち目がないと太宰はわかっていた。
修一は技術の部署に回されて、試験放送の担当をしていた。
さみしい後姿を見るとほおっておけなかった。


試験放送とは、
今現在、地上デジタル放送は東京タワーから発信されている。
だが、来年からスカイツリー発信に変わることになっている。
その本放送に向けて、夜中にスカイツリーから試験放送を流していた。

「昨日は、その作業中だったみたい・・・」



月子と洋人は局の中庭から東京タワーを見ていた。

修一は“東京タワーのライトダウンを一緒に見れたカップルは、永遠の幸せを得る”
という都市伝説を悪用して女性を口説いていた。
そのせいで、東京タワーの怒りを買っていた。
さらにライバルであるスカイツリーの電波発信まで担当してしまったせいで、
東京タワーの下に住む、魂の怒りを呼んでしまった。

凶器と犯行現場はまだ特定されていない・・・
ということは、凶器も犯行現場も無いのかもしれない。

月子は超本気でそう考えていた。
洋人は恋のおまじないも含めて、再現の必要があると思い
一緒にナイトダウンを見ると決めた。
恋のおまじないを一緒に見る相手と思っていない月子は、
都市伝説仲間のオフ会があるから付き合っていられないと、洋人を置いて先に帰る。


丹内は、みんなを集めて事件のあらましを確認した。
修一の周りで分かっている女性、佐代子・太宰・津村を調べ、
周辺の聞き込み捜査を行うことにした。
仕事はまだ終わらない・・だが月子の姿がなかった。


オフ会は月子の部屋で始まった。
東京タワーは朝鮮戦争の時に使った戦車を溶かして、鉄骨の一部に使った。とか

スカイツリーによって東京の結界が崩れるって説。とか、

池袋サンシャインと、東京タワーと、東京スカイツリーが
皇居を囲む形でトライアングルを描く。
これが新たな結界になって、東京と日本を守る説。とか

都市伝説の話をしたら止まらない。
楽しい時間は過ぎて、散会。月子は酔ってソファで横になっていた。
二人の仲を進展させたい洋人は、月子の心を聞こうとするが
都子(秋月成美)が帰ってきた。ここで邪魔はいるのは2度目・・

都子は洋人の心に気づいていて、2人きりにしてもいいと提案するが、
それに乗っかるわけにもいかない。洋人は慌てて部屋を出た。


「襲われた!!!」
朝一番に安藤が電話で聞かされたのは、口裂け女に襲われた月子の話。
また、ありえないほど古典的な手を使って休みを取ろうとしていた。
ていうか、強引に取った。


洋人と2人で歩道橋からスカイツリーを眺める。
楽しそうに階段を上がってくるのはソラカラちゃん(声:渡部優衣)

ソラカラちゃんはスカイツリーの公式キャラクターで、
口癖は、「そらから これから いってみるから!」

月子はソラカラちゃんに会えてはしゃいだ。
ソラカラはやっぱり口癖を言ってしまう。これがまたかわいかった。
握手をして喜んでいたときに、佐代子が歩く姿が目に入った。
月子たちは追いかけることにする。

「東京スカイツリーで、早くみんなに会いたいな。」
ソラカラちゃんは、みんなに会えることを楽しみにしているようだ。


後編に続きます。




今回の事件や、伝説の話も気になるところですが
いち早くスカイツリーを取り入れた作品を作っていたのには驚きました。
いっそのこと、登ったときの景色とかも取り入れて欲しかったですね。

マスコットは東京タワーとは比べ物にならないぐらいにかわいい!!
のっぽんの地位危うしでしょうか。

スタバまでスカイツリーに乗っかってました。



すらりと長いスカイツリーでは、ちょっと残念な見栄えですね。






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