SSブログ
白戸修の事件簿 ブログトップ
前の10件 | -

白戸修の事件簿 第10話 最終回 セイフティゾーン 後編 あらすじ ネタバレ 中村静香 千葉雄大 [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第10話 最終回 最終話 セイフティゾーン 後編

犯罪を解決へと導く白戸修は、元就職浪人である。
彼の、何事も断れないお人よしの性格は、
阿佐ヶ谷界隈で起きた様々な事件を呼び込むのである。
白戸修は多分、正義のために犯罪者たちと戦わされるのだ。
行け!白戸修。負けるな!白戸修。
「お願いですから、俺のことは放っておいてくださぁ~~い!!」

ま、まさかの最終回!?白戸修の事件簿。

前回のあらすじ。
東都銀行阿佐ヶ谷支店に行った際、
強盗事件に巻き込まれてしまった白戸修(千葉雄大)
犯人に襲われそうになると、やたら強い清掃員に助けてもらった。
だが その清掃員は、強姦された娘の復讐のため、
犯人の1人を殺害し、現在殺人容疑で指名手配中であることが判明。
また 銀行強盗の1人が、なんと黒崎仁志(本郷奏多)であることが明らかに・・・
さらに 白戸を助けるために赤川莉央(中村静香)までもが巻き添えになってしまった。

果たして白戸修は、この最大のピンチを乗り越えることができるのだろうか?


第10話 最終回 最終話 セイフティゾーン 後編

「杉田孝三(石黒賢)さん。どうしますか?」

杉田と修は銀行強盗犯の2人を捕らえたまま、上の階の事務所に立て籠もった。
修は自分をかばって代わりに撃たれた莉央のことが心配でたまらない。

杉田は作戦の仕切り直しを考えていた。
修は莉央を助けることで頭の中がいっぱい。完全にテンパってしまっていた。

「時間が無いんです!早く赤川さんを助けてあげないと・・・
こうしている間にも、赤川さんが死んじゃったらどうするんですか!!!!」
「相手は本物の銃を持っているんだぞ!!!」
「でも、赤川さんがぁ!!!!」

「パシッ!」修の横面を杉田が叩く。叩かれたことで、少し冷静になることができた。

「なんで・・・こんなことに・・・」


修のケータイが鳴った。画面を見ると・・仁志くん!
でも、犯人からの電話。
こっちの状況が知りたいだけだろうから、電話に出ないように修に指示するが
莉央のことで冷静さに欠けた修は電話に出た。


「もしもし。」
「仲間を返せ。人質がどうなってもいいのか?」
「赤川さんは大丈夫なの?」
「それは、白戸しだいだ。助けたかったら、早く仲間を返すんだ。」
「ねぇ仁志くん、先に赤川さんの手当だ・・」

修が手当の提案をしようと、話し出した瞬間に電話は切られてしまった。


「相手は何て?」仁志の仲間は、電話内容を聞いてくる。
人質解放は、杉田と修にとっての切札。そう簡単に帰してくれるとは考えにくい。
話しは決裂したも同然だった。


力づくで取り返しに行こうとする仲間を、仁志は止めた。
状況を考えると、先に目的を実行した方がよさそうだ。
人質を見ながら復讐の炎をたぎらせる仁志。

杉田はTVを見ていた。
「強盗犯が立てこもってから6時間。
今だ、犯人からの要求らしきものが一切ありません。
しかし警察は、何らかの強硬手段に出るのではないかという見方をされています。」


TVをつけたまま、ブラインド越しから下の様子を眺めていた。
修は犯人の本当の目的を考え始めていた。

銀行強盗=現金の強奪???修の頭の中では、今回何故か違うように思える・・
仁志くんはそんなにお金に困っていたかなぁ・・?

「友達にだって言えないことはある。保証人とか、親の借金とか・・・」

TVのレポートは続く・・
「また これは警察からの情報ですが、
人質になっているのは、男性1人、女性7人と子供1人です。
これは未確認情報ですが、犯人たちの会話からその中の1人が
“びしゃもん”と呼ばれていることがわかりました。
現在、残念ながらこれ以上の情報は・・・・・」

「まさか!?もしそれが、仁志くんの狙いだったとしたら・・・」
嫌なことが頭を支配する。
それを払拭するかのように、PCを立ち上げて検索し始めた。
(仁志くんを絶対にとめないと!)

検索窓にワードを入力、“びしゃもん”


一階では仁志が計画を実行しようとしていた。
人質の中の唯一の男性
東都銀行阿佐ヶ谷支店長の緑川雄介(伊藤正之)に銃を構える。

「なんで?なんで俺なんだよ!!俺が何したって言うんだよ!」
意味がわからない緑川は必死の抗議をする。

「貴様は地獄だバカ野郎!!」
仁志が銃を本気で撃とうとしたときに、仲間の一人に止められた。

「また銃声が鳴ったら、警察が突破してくるかもしれん。
だから、こいつで俺が殺る。」

仲間は首にかけていたタオルを外し、緑川の首に巻きつけた。
緑川は必死の抵抗をしてみたが、危険な事態・・・


「謎は7割がた解けました!!!!」

「白戸・・・!!」

「強盗犯の本当の目的は、たぶん、復讐です。」

何も言わずに実行しようとしたのに、
図星を突かれて仁志は動きが固まってしまう・・・
修は、まず先に莉央の具合を確認しに近づく。
莉央は自分のけがよりも、“復讐”の言葉が気になって、先を話すように修をうながす。


強盗犯が人質の数を減らしたときにおかしいと思った。
TVでレポーターが話していた人質の数。なぜか男性が一人残っていた。

杉田が話していた犯人が厄介払いを考えるとき、
コントロールしやすい女子供を残すのが定石。
なのに、緑川だけは解放されなかった。

強盗犯の目的は、お金ではなくて、支店長の緑川だったと考えられる。
緑川の実家は千葉県の佐倉市。むかし地元の支店に勤務をしていた。
(これは、おさむちゃん妄想後に、
声をかけてきた緑川が実家からの電話に呼び出されたときに聞いた。)

犯人の呼び名、1人は“びしゃもん”仁志は“ささっぱ”と呼ばれていた。
“びしゃもん”は、自動車の整備時に使用するリフトの名称。
“ささっぱ”は、バリを取るときに使う工具の名称。
(PCで検索をしたときに出てきた。)

仁志のお父さんはむかし、自動車整備工場を経営していた。
そんな隠語をニックネームにつけたということは、
今回の強盗犯は、そのときの従業員と考えられた。


同じ市内にある銀行と工場。この二つを関連付けると・・・たぶん“融資”
緑川には融資が原因でトラブルになったことがあるはず。

緑川が千葉で働いていた時期に、仁志のお父さんは亡くなっている。


「おい!お前、出版社でなくて刑事にでもなった方がいいんじゃないか?」
仁志は重い口を開き、話し始めた。


仁志の父親は、融資が断られたのが原因で自殺をしていた。
母さんは早くに亡くしていて仁志の家は、父と二人暮らし。
仁志を育てるため、父は朝から晩までずっと働き通しだった。
でも、従業員のみんなは、そんな父を慕っていて一緒に必死で働いてくれていた。
仁志にとって、本当の家族みたいな存在だった。

父は、みんなのために融資を受けて、新しい機材を買って仕事を回そうとしていた。
そのとき緑川が、融資が通ったことを父に知らせた。
融資が受けられるとわかり、さっそく機材を買っていよいよっていう時に
“融資が出来なくなった”と知らされた。

融資が頼みの綱だったので、工場は閉鎖に追い込まれ、父は自殺・・・
残ったのは多額の借金だけだった。

「融資を断られるのは不思議な話ではない。だからずっと自分に言い聞かせてきた。
けど 父の3回忌のときに、それが意図的に仕組まれていたことがわかった。」


3回忌の日、従業員のみんなと工場の近くを歩いていたら、
緑川と不動産屋が一緒に歩いていた。

「いやぁ、あの時はあんなに安く手に入るとは思わなかったですよ・・・」
「あの鉄工所にずいぶん高く売ったみたいだね?」
(自動車整備工場は、鉄工所に変わっていた。)

「それも、緑川さんがダマし取ってくれたおかげですよ。
黒崎さんに“融資をする”なんて嘘までついてもらって・・・」
「じつはまた、カモになりそうな物件を見つけてね。」


凄い事を聞かされ、仁志は殴りに行こうとしたが、止められ
事実確認をしに、不動産屋を問い詰めたら、全部話をしてくれた。

「話は全部、緑川から持ちかけてきた。」


仁志が東都銀行に就職したのも、緑川の情報を集めるためで、
阿佐ヶ谷支店にいることがわかった。
それから復讐の計画を立てた――――


「そんなことしてどうするの?
復讐なんてしたら、黒崎くんの人生めちゃくちゃになるよ!」
莉央が仁志に問いかける。

「先のことなんか、もう どーでもいいことなんだよ。
緑川を殺った時点で、俺の人生も終わりだからな。」

仁志は復讐が終わったときに死のうと考えていた。


「でも、仲間のみんなは
最初から仁志くんに復讐なんかさせないつもりだったと思うけど。」

みんなは殺害後、緑川のスーツを仁志に着替えさせて、
人質に見せかけて逃がすつもりでいた。
その根拠は、仁志が緑川を撃とうとしたとき、
スーツに血痕がつかないようにするために止めていた。

「だまれ!」修の話を制止する。
ということは、修が思っていた筋書で合っていたようだ。

「これはみんなで決めたことだ。」仲間の一人が静かに語る。
「ちょっと待ってくださいよ!!!」仁志は自分だけ助かるつもりは毛頭なかった。

「仁志を傷つけたら、親父さんに合わす顔がないからな。
緑川は俺が殺る。仁志はこのまま逃げてくれ。」
「そんなこと出来るわけないでしょ!」
「いいから言う通りにしろ!」
「緑川は俺が殺します。それでもう終わりです。」


仁志が緑川に向けて銃を発砲仕掛けたとき、エレベータの扉が開いた。
中から解放された仲間が出てくる。
仲間に気を取られた隙に、杉田が仁志を突き飛ばす。

「勘違いするな、もうすぐ警察が強行突入する。
俺は、人質に紛れて逃げるために助けただけだ。」


杉田はこっそりと事情を聞いていて、察してくれていた。
「おい白戸!人質!!」
修と杉田は、人質が縛られている手をほどこうとした


「バン!!」仁志が天井に向かって発砲した。

「どいつもこいつも俺の邪魔をするな!!!!
これは俺の復讐なんだよ。誰にも邪魔をさせない。」

緑川に向かって拳銃を構える。修は緑川の前に立ちふさがった。

「どけ、どけ!!!!!いくら白戸でも、そのまま撃つぞ!」
「ううん。仁志くんは撃たない。だって、お父さんが言ってたから。
“仁志くんは、優しい人”だって」



6年前、仁志の父がまだ生きていたころ・・
仁志は留守で、修は仁志の父と縁側で将棋を指していた。

「おい、仁志のやつ生意気だろ?」「いや・・・」
「正直に言えよ。ただ、根は優しいやつなんだ。
母ちゃんを早くに亡くして、本当はさびしいはずなのに、
泣きごとなんて一切言わなくてさ・・・
まあ、俺がこうして仕事できるのも、仁志のおかげなんだ。
本当、自慢の息子だよ。」


むかしの話をしながら修は少しずつ仁志のほうに近づく。
「来るな!って言ってんだろ!」

仁志は父の思いを聞かされて、涙があふれてきて仕方がない。

「これ以上、大切な人を悲しませるのはやめにしよ?」
修は自分に向けられた拳銃を握り、仁志から取り上げた。


「ほら、やっぱり仁志くんは撃たない。
大丈夫。今からでも遅くない。絶対!絶対!自慢の息子になれるよ!」
修は仁志の肩を強く握りしめて、諭すように言う。


縛り付けられていた人質のロープをほどき、少しリラックスしてもらう。
莉央の傷はかすり傷で、それほどの心配はいらないようだ。


修は仁志を呼び止め、2人だけで話す。
「あのさ、ひとつわからないことがあるんだけど。
なんで6年ぶりに俺の所に来てくれたの?」

仁志はウサギのぬいぐるみ型キーホルダーを差し出す。
これは、修が仁志にあげたもの。
“これ持ってると、願い事が一つ叶うんだって”そう言って渡した。 

「こんなもんでも、意外と一人じゃねえんだって思えるときがあったからさ。
また言いそびれるところだったよ。“ありがとな”」

「俺さ、白戸をバカにしてたよ。
いっつもいろんなことに巻き込まれて、何やってんだよ!って。
でもさ、自分のことよりも、他人のことに一生懸命になれるなんて
なんかすげぇなって。お人よしって、カッケェんだな。」

修は仁志に乳首殺しをする。初めて成功した!
やり返されないように乳首を押さえながら
「負ける気がしないねぇ。」
「なんだよ!白戸のくせに!」

いつもの二人の会話に戻った。
そんな二人の様子を杉田はほほえましく見つめていた。


仁志を含む4人共逮捕された。
両脇にいる警官にうながされてパトカーに乗り込む仁志。
修は仁志を見送っていた。
仁志は気づいたようにパトカーの中で振り返る。
修は仁志が振り返ったのを見て、笑顔でウサギのキーホルダーを振る。
その姿を見て、仁志は笑顔を返した。


杉田は捕えられることなくどこかに消えていた。



一週間後。仕切り直しで莉央に呼び出された修。
また阿佐ヶ谷駅で待ち合わせ。

「赤川さん、まだかなぁ?」
(ついにデートのお誘い!いや?告白か!!!!)
修のテンションはMAX!!浮かれたところでケータイが鳴った。

ディスプレーを見ると、杉田さん!?
「よお!久しぶりだな。」
「どうしてたんですか?まさか、もう・・・・」
「いや、やっぱり復讐はやめることにした。俺も、自慢の父親になりたいしな。」

修と仁志の会話を聞いて、改心してくれたようだ。

「悪かったな!仕事中に。」
「いえ、ていうか俺、就職浪人なんで。
実は、内定取り消して警察官になることにしたんです。
ていっても、まだ試験も受けてないし、
俺みたいな弱虫がなれるかわかんないんですけど・・」

「なに言ってんだ。立派にやってるじゃないか。
少なくとも俺と あの友達は、白戸に救ってもらったんだから。
お人よしの警察官って、白戸にぴったりだな!」
「杉田さんも頑張ってください。」

杉田は電話を終えると警察署に出頭した。


ビルの電光掲示板から流れる音楽を聞いて見上げると、そこに莉央が写っていた。
モノマネアイドル赤川莉央としてデビューしたようだ。
今まで見せられてきた数々の芸能人のマネをまとめて曲に乗せて披露している。
平泉成、黒柳徹子、出川哲郎、郷ひろみ。
微妙なモノマネが続く・・・

「莉央ちゃん!凄い!!」
(ついに莉央ちゃんが俺だけのものになるのかぁ~~)



妄想探偵おさむちゃん 第10話 最終話 俺のハート

どんなに困難な欲望も妄想で解決する、彼の名は妄想探偵おさむちゃん。

これまで数々の死闘を繰り広げてきた、妄想探偵おさむちゃんと怪盗バニー。
だが、その戦いも今回で最後。ついに、怪盗バニーを追いつめたのだ!

「観念しろ怪盗バニー!これでお前との戦いも終わりだ!!」
「それはどうかしら?」

ウサ耳にファーのついたビキニを着ている怪盗バニー。

「さあ、俺のハートを返すんだ!!!」
「いいわよ♪」

怪盗バニーはブラのホックに手を掛け、胸を手で覆い隠しながら外した。
そのビキニをおさむちゃんの方に投げる。
ビキニを握りしめ、においをかぎながら昇天・・・慌てて我に返る。

「俺が欲しいのはこれじゃない!俺のハートだ!!」
「触れるものなら、触ってみなさい。」
両手を合わせて・・・「いただきます。」

おさむちゃんは両手を差出し、触る気満々。
手ブラの怪盗バニーは、ピョンピョンと飛び跳ねながらおさむちゃんに近づく。
「ほら、召し上がれ♪」
ウインクが目くらましとなり、ついに触れることができた!!!

「やっ・・たぁ!!!!!!」



「何やってんの?」聞き覚えのある声・・?
「こんなにも柔らかかったんだなぁと思って・・・」

目を閉じて、柔らかさを確かめる修。そ~っと目を開けると・・・
ピンクのセーターを着た、男の人の胸をまさぐっていた。

「白戸くんって、そんな趣味があったの?」
「うおおおおおおおお・・・・・」
修は向山剛(松尾諭)を触りまくっていた。

「なんで向山くんと赤川さんが?しかも、ペアルックで!!!」
お揃いのピンクのセーターを着ている二人。

「話っていうのは、実は彼と付き合うことにしたんです。」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・」

衝撃が大きすぎて倒れ込む修。向山はのんきに就職よりも恋だと言うし・・・

「なんで、わからない・・・さっぱりわからない!!!!」
(うぅぅぅ・・謎は1割がたも解けません!)


こうして事件を解決した白戸修。
思えば、今まで阿佐ヶ谷で起こった いくつもの難事件に巻き込まれてきた。
黒崎や相棒たちに振り回され、それでも“まさかのたぶん”で事件を解決し
気付けば、まあまあ立派なお人よしになってきた。
だが、たぶん“白戸修の事件簿”は、まだまだ終わらない!
この世に、白戸修がいる限り。
「お願いですから、俺のことは放っとかないでくださぁい!!!」

おしまい。




長文にお付き合いくださりありがとうございました。
終わりそうで、まだ続きそうな「白戸修の事件簿」
自分としては、千葉雄大の魅力が満載だと思ってますが、
もしかしたら、一番頑張っていたのは”中村静香”だったかもしれません。
当たり前のように、胸の谷間を見せ、
当たり前のように、コスプレをし、
当たり前のように、微妙なモノマネをする。
体当たりという点では中村静香が一番!でした。

これで「白戸修の事件簿」を終わりにします。
つたない文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



千葉雄大最強ショット!
エムグラ 千葉雄大直筆サインカード01

エムグラ 千葉雄大直筆サインカード01
価格:10,500円(税込、送料別)



中村静香の価値は凄かった!!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

白戸修の事件簿 第9話 セイフティゾーン 前編 あらすじ ネタバレ オカモトショウ [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第9話 セイフティゾーン 前編

犯罪を解決へと導く白戸修は、元就職浪人である。
彼の、何事も断れないお人よしの性格は
阿佐ヶ谷界隈で起きた様々な事件を呼び込むのである。

白戸修は多分、正義のために犯罪者たちと戦わされるのだ。
行け!白戸修。負けるな!白戸修。

究極の一期一会。白戸修の事件簿。


第9話 セイフティゾーン 前編

小学校3年生のときの話・・
3年2組の白戸修(石田竜輝)は“僕の夢”という課題の作文をみんなに発表していた。
「僕の夢。 3年2組 白戸修。
僕の夢は、大きくなったら警察官になることです。
困っている人を助けてあげたいし、ヒーローみたいで恰好いいし、
あと、この前10円くれたし・・・」

「何だよそれ!」「ていうか、弱虫の白戸は警察官になれないんじゃないの!」
同級生に夢を批判され、クラスのみんなは自分の夢を笑う・・・

この夢はこんなに笑われ、否定されるものだったのだろうか・・・・・


カフェ「みっくすじゅーす」で、居眠りをしていた白戸修(千葉雄大)は
この3年のときのことを夢で思い出していた。

目が覚めて、現実に返る。紙ナプキンに描いていたのは警官姿の自分・・

「このまま、世界堂出版に就職してもいいのかなぁ・・・・」

どこかに就職を決めることが目的になってしまっていて、
本当にやりたかったことだったのかを自問自答する毎日が続いていた。


「お待たせしました。」いつものかわいい声ではなく、野太い男の声が聞こえる。
顔をあげると、そこには向山剛史(松尾諭)が立っていた。
向山は、就職できず、間接的に事件を起こした。
一からやり直したいと思い、このカフェでバイトを始めたのだった。

「ああ、あの時はごめんね。」
(おいおい、さらっと謝って済む問題か?)

結構な目に遭わされた修は怒りが収まっていなかった。
向山はバイト仲間の赤川莉央(中村静香)からの預かりものを修に渡す。

“白戸君へ”と表に描かれた手紙!!!
(ていうか、お前が莉央ちゃんって呼ぶな!!)
白戸君へ
いつもお店に来てくれてありがとう♪
白戸君にどうしても伝えたいことがあるの。
3時に阿佐ヶ谷駅に来て下さい♡
莉央

「どうしても伝えたいことがあるんだって。」
向山はニヤニヤしながら修に念を押した。
修は、鬼門の阿佐ヶ谷にはあんまり行きたくなかった。
でも、ちょっと考えて・・・!!

(まさか・・告白か!!!!)

待ち合わせの3時まで時間があまりない。
慌てて荷物をカバンに詰め込み、お店を出ようしたとき電話が鳴った。
黒崎仁志(本郷奏多)からの電話で、

「おう、白戸。話があるんだけどさ・・・」
少し深刻そうに話をする仁志。修は話しをのんきに聞いている時間が無い!
話しを聞かずに電話を切った。

仁志は、自分がどうしたらいいのかわからないでいた。
修にアドバイスをもらうはずが、話も聞かずに切られたので、
斜めに下げたバッグを手にし、本当はどうしたいのかを考えていた。
バッグの中に、そんなに重要な物が隠されていたのか?

車のクラクションが聞こえる。待っていた仲間が仁志を迎えに来ていた。
諦めたように車に乗り込んだ。


修は意気揚々とJR阿佐ヶ谷駅に到着!
「また阿佐ヶ谷か・・・・」
(でも、今回は莉央ちゃんとの約束があるんだ!
事件なんかに巻き込まれてたまるか!!)

「♪まさかのヤレちゃう感じ・・・♪」
修の横を歌いながら通り過ぎる人(オカモトショウ)が、
今の修にとって心に響くワードを歌った。
「ヤレちゃう感じ・・・?」

ひらめいた!!とってもうれしくなって、
修はさっきの通りすぎた人を呼び止め、感謝の握手を交わす。


修は東都銀行に直行。
(このままデートになったら、どんな展開になるかわからないし、お金いるもんな!)

お金の準備よし!新たに意気込んだ修。でも、お腹が痛くなってきた。
トイレを探すが 一階にはなく、案内員に二階の従業員用を使うように言われる。
もうすぐ営業時間が終了する。おしりを押さえて懸命にトイレに向かう。


こんな時に限ってエレベータはなかなか降りてこない・・・
我慢の限界が来ていた修は、階段を使うことにした。

二階フロアに着いたとき、顔に何か飛ばされた!掃除に使う泡!?
「ごめんなさい!!!」聞き覚えのある声。もしかして・・・
「赤川さん!!!!」

莉央ちゃんは、銀行の清掃員のバイトをしていた。

「あの、俺に話しがあるって・・・」
「はい。でも、ここじゃちょっと恥ずかしいんで・・・・」
(っていうことは・・・?やっぱり!!!!)
「もうすぐ終わるので、駅前で待っていて下さい。」

莉央は修の顔に洗剤をかけてしまったことを詫び、、
ポケットからタオルを取出し拭ってくれる。
セクシー感のない清掃員の制服を着ている莉央だが、
胸元が大きく開いていて、思わず目がいってしまう。

(ああ・・なんかすげえ気持ちいいんですけど・・)



妄想探偵おさむちゃん。 第9話 沈む預金通帳

どんな困難な欲望も、妄想で解決する。彼の名は妄想探偵おさむちゃん。
小白戸は自分の預金通帳がなくなったと泣いていた。
「困ったわね。どこかに落としたのかしら?」
莉央は小白戸の頭を優しく撫でながら慰めていた。

「謎はいい感じに解けました。預金通帳を盗んだ犯人は、あなたです!」

「ちょっと、何を言い出すんですか。」
「じゃあ、そのお召し物を脱いでください。」

莉央はピンクの布をひるがえし、怪盗バニーに変身する。

「出たな!怪盗バニー!!」
「ばれちゃった♪よくわかったわね。妄想探偵おさむちゃん。」

泡のお風呂に入った怪盗バニーが、
おさむちゃんにむかってシャボン玉の出る拳銃を撃つ。
この泡に翻弄され 一瞬我を忘れてしまった・・・
思い出したように正気に戻る。

「さあ!預金通帳を返すんだ!!!」
「取れるものなら、取ってみなさい。」

怪盗バニーは手にした通帳をバスタブに落とす。
おさむちゃんは通帳を取り返すために、バスタブに腕を突っ込む。
おさむちゃんの手が足のあたりの泡をかき分ける。

「くすぐったい!」怪盗バニーの言葉に手が止まる。

怪盗バニーは通帳を湯船から取出し、おさむちゃんを挑発する。
なかなか取り返せないので、必殺の手段!
「おさむ、行きまーーーーす!!!」

おさむちゃんは湯船に決死のダイブ!
「な・・なんじゃこりゃ!!!!もう一回!!!」
泡だらけで前が見えない。くり返しダイブを続ける。



「何をしてるんですか?」銀行員に声をかけられる修。
修は目を閉じ、モップを洗うバケツの泡の感触を、手で味わっていた。
「泡の中に何が隠れているのか、見て見たくて・・・・」
「清掃なら、私どもがやりますので・・・・」

我に返る修。と同時にお腹の痛みが増した。慌ててトイレを借りる。
間に合って、ほっと一安心。手を拭きながら、
掲示板に貼られていた警視庁の指名手配犯の顔写真をなんとなく見てみた。
(こういうの、よく見るけどいちいち覚えてないよな。)


「バン!!!!!」大きい音が聞こえ、
「ジリリリリ!!!!」防犯ベルが鳴り響く。
立て続けに大きな音がしたので、修は慌ててしまい 床に座り込んでしまった。


一階の銀行窓口では、動物の被り物をした男が、客に拳銃を構えて威嚇する。
イヌとトラのお面の男が客を掌握した。


警報機が止まり、修はほっと一息ついた。
奥の部屋から、大声でがなり立てる男の声が聞こえる。
「おい!お前らこっちに集まれ!!早くしろよ!こら!!」

二階で事務仕事をしている行員たちを急き立てて一か所に集める。
近くで声が聞こえたので、修は状況をこっそり見に行った。
ウマの被り物男に引っ張られる莉央の姿が目に入る。
(マジかよ・・・どうしよう・・・・)


ウマの被り物男が、こっそりと覗いていた修の方に偶然顔を向けた。
バ・・・バレた・・・
修はその場から慌てて逃げ出すが、馬の被り物男は追いかけてくる。

階段を駆け上がり、逃げ込んだのは社員食堂。
営業時間は終了していて、人は誰もいなかった。
とりあえず、どこか隠れ場所を探さないと・・・

身をひそめられる場所を探すが、いい場所が見つからなかった。
取り合えず、厨房の奥の物陰に身を潜めた。

ウマの被り物男が厨房にまで追いかけてきた。
探して回るが、誰もいないと思ったようで、足音が遠ざかる・・・
修は安心して後ろを振り返ると、そこに!ウマの被り物男が待ち構えていた。

「あ゛ーーーーー」修は恐怖で悲鳴をあげる。
「ガン!!」

誰かが ウマの被り物男の後頭部を、モップの柄で殴り気絶させた。
「大丈夫か?」

「もしかして。この銀行って・・・」
「ああ、強盗に入られたようだな。」
(やっぱり・・・)
最悪の事態に遭遇してしまった・・・

「しかも、警察に囲まれちまったから、人質とって立てこもったみたいだな。」

清掃員の服を着た、修を助けてくれた男は、手際よく処理を始める。
ウマの被り物男が持っていた拳銃を取り上げ、自分のポケットに入れ、被り物を外す。


目があって、すぐに発砲されると怖いので、
ウマの被り物をモップの柄に掛けて、前に突き出しながら、厨房から出た。
男は掃除道具を積んだカートを押しながら、
修は気絶した男を引きずりながら、この場を離れる。

この様子を、コック服を着た男が、隠れた戸棚の中から盗み見ていた。


莉央たちも客と同じところに集められ、トラとイヌとカバの被り物男が管理していた。
イヌの被り物の男が、いつまでたっても上から戻ってこない事をいぶかしがっていた。
トラの被り物をした男が、エレベータの表示画面を見てみる。
3階から動く様子はない。


男子更衣室まで引きずって、運んだ男を縛り上げた。これで一応安心。

「おれは芹沢。お前は?」「白戸です。」
「じゃあ、あの宇宙に行ったイヌと同じか?」「そうですね・・・」
(はは・・とうとうそれを言われちゃった・・・)

「それより、警察に連絡して中の状況を伝えませんか?」
「いや、その前に準備した方が良いだろう。」
「準備・・・?」

仲間が一人いつまでも戻ってこないから、もうすぐ様子を見に来るに違いない。
武器を持って、応戦する準備がいる。

「あ、そうだ。ケータイの番号 教えてくれ。」
芹沢に言われ、修は番号を教えた。


修に渡された武器・・・窓ガラスを拭くときにかけるスプレー
こんなものが武器になるのか?修の不安が止まらない。
芹沢は丸腰。スプレーが目つぶしになると言われても、半信半疑だ。
(拳銃相手に洗剤で勝てる気がしないんですけど!!)

エレベータ口付近で左右に別れ、被り物男が来るのを待ち構えていた。
エレベータが静かに一階に降り、上昇を始めた。
1、2、もうすぐ自分たちのいる3階!!!恐怖で力いっぱい目を閉じる修。

(お願い!!こっちに来ないで!!!!)

芹沢はのんきにケータイをいじっている。扉が開いた・・・
修のケータイが鳴り響く。
(あ、きたねえ!!!)

芹沢が、自分の方から注意をそらすために、わざと修のケータイを鳴らした。
番号を聞いたのは、これが目的!!!


カバの被り物男は、修に拳銃を向け、仲間の居場所を問う。
やけくそになった修は、カバの被り物男にスプレーを噴霧!

「どこだ!!!!!!」仲間の居場所を怒鳴りながら聞いてくる。

被り物をかぶっているので、スプレーは全く効いていなかった。
ただおちょくられた感じが残るカバの被り物男は、修に声を荒げる。

芹沢は、カバの被り物男の後頭部を拳銃で殴り、気絶させた。


「よし!!」
「よし!じゃないでしょ!ひどいじゃないですか!!!」
「そう怒るな。怪我がなかったからいいだろ?」
芹沢は、またテキパキと処理を始める。

カバの被り物男の拳銃をさっきと別ポケットにいれ、被り物をはずす。
(それにしても、この掃除のおじさん、超強えなぁ。いったい何者なんだ??)


修は思い出してしまった。
なんたって、ついさっき見たばっかりだから記憶に新しい。
(この顔・・・どこかで・・・)



外はパトカーと取材陣とやじうまであふれかえっている。
現場レポーターの森本 浩二(木本武宏)がYV番組にレポートを入れている最中。

「東都銀行阿佐ヶ谷支店で、強盗犯による立てこもり事件が発生した模様です。
犯人たちは動物のマスクを被った4人組ということで、
拳銃らしきものを所持し、現在銀行員と利用者を合わせた
およそ30名ほどの人質を取って立てこもっているということです。・・・・」


修は捕まえた男を男子更衣室に縛り付け、
芹沢は廊下で、外の様子を確認するためにケータイのテレビを見ていた。


縛り終え、芹沢の所に戻る修。
「どうやら長期戦になりそうだな。
仲間が2人も戻ってこないから、犯人も慎重になっているはずだ。」
「早く警察に連絡しましょうよ。」
「どうせ無駄だ。この状況じゃ、手も足も出せない。」
警察の連絡をしたがらない芹沢。

(今頃、莉央ちゃんとデートしているはずだったのに・・・・)
残念に思いながら廊下をうろちょろしていて、ふと掲示板を見直すと
そこに“杉田孝三 殺人”と書かれた顔写真のポスターが貼られていた。

(杉田孝三って、掃除のおじさんが殺人犯!?)

殺人の文字を見て怖くなった修は思わずスプレーを胸元に引き寄せる。
(ていうか、なんで殺人犯がこんなところにいるの?
気付いたのがバレたら俺も殺される~~~~)


芹沢の顔を見るのが怖くて、背を向けていたのに声をかけてくる。
修はドキ!っとして身を縮めてしまう。

「いや・・あの、ちょっと・・・・外を見てきますね。」
芹沢にそう告げると、修は階段を駆け上がり食堂に向かった。


「だから、警察に連絡しようとしなかったんだ・・・」
ポケットからケータイを取出し、ボタンを押そうとした。

「どこに連絡するんだ?」背後から芹沢の声がする。


「いや、知り合いが人質になっていて、大丈夫かなぁって。」
「この状況で電話に出られるわけがない。」
「あ、じゃぁトイレに行ってきますね。」
「なら、ケータイは置いていけ。」

修は芹沢から離れようと言い訳をしたが、見透かされていた。

「隠れて警察に電話されたら困るんだ。“殺人犯と一緒に居ます”って。」

修の驚いた顔を見て、
芹沢は修が自分のことを指名手配犯だと気付いていることを確信した。
(ど、どうしよう・・・バレてる・・・)

後ずさりする修の方を一直線で歩く芹沢。
「心配すんな。お前に危害を加えるつもりはない。
用が済んだら警察でもなんでも電話していいから。」

「せりざ・・杉田さん!どういうことですか?」


杉田が指名手配犯になったきっかけの出来事・・・
杉田の一人娘・杉田なつみ(仲原舞)が5年前強姦にあっていた。
部活で遅くなった帰り、ひと気のない所を歩いていたら2人の男が現れて襲われた。
それからなつみは男性が怖くて外出もできなくなり、
一日中ベッドの脇で座り込む毎日を過ごしていた。

そしてある日苦しみに耐えきれず、家人のいない間に手首を切った。

捕まった犯人は2人共未成年で、刑期は5年ほど。
刑期を終えて出所してくるのを、杉田は待った。
娘の将来を奪った男たちに復讐することだけを考えて、ひたすら待った。

出所後2人を呼び出し、一人は殺したが、
もう一人の山崎孝之(延山信弘)には逃げられた。

地元にも戻らず、逃走を続ける山崎を毎日、毎日探した。
そして、東都銀行の食堂でバイトをしている山崎を、ようやく見つけた。
今日杉田は清掃員のバイトに成りすましてビル内に潜入していた。


「俺は今日、山崎を殺って、復習を終えるつもりだった。」
「けど、杉田さん・・・」


「すみませんでした!!!!
おれ、まさかあんなことになるって思わなくて・・一生かけて償います。
だから、殺すのだけは勘弁して下さい!!お願いします!」

戸棚に隠れていたコック服を着た男が飛び出して土下座をしながら詫びを言う。
杉田は詫びを聞きたいわけではなかった。

「償いなら、あの世でしてくれ。」

ポケットに仕込んでいた強盗犯の使っていた拳銃を山崎に向け、
修の制止も効かずに発砲した。建物中に発砲音が鳴り響く。

一階にいたトラとイヌの被り物をした男たちは驚いた。


せっかく発砲したのに、玉は出なかった。威嚇用のモデルガン・・・
悔しがる杉田。山崎の胸ぐらを掴んで殴りかかろうとしたときに
修が杉田にスプレーをかけて、動きを止めた。

その隙に山崎は逃げ出す。

「杉田さん!復讐なんてやめてください!!」
「お前に娘を奪われた父親の苦しみがわかるか!」

杉田は山崎を追いかけようとするが、外がずいぶん騒がしい。
修がブラインド越しで確認すると、人質が解放されているようだ。

「なんでいきなり解放なんか・・・?」
修は外を見ながらつぶやく。杉田は状況を確認するためにテレビを見た。

「ただ今入った情報によりますと、銀行内にはまだ数名の人質が残っているようです。・・」


犯人が厄介払いをした。杉田はそう判断した。
下にいる犯人は2人。だからコントロールしやすい女 子供を残したと思われる。


杉田にとって、こんなことはどうでもいいこと。山崎を追いかけようとする。
「けど、もう追いかけても無駄ですよ。」

修の言葉に、杉田は慌てて建物下の状況を確認する。
護送車に乗り込もうとする山崎の姿が!!!!!

「お前、どうしてくれんだよ!」
杉田は修の胸ぐらを掴んで怒りをあらわにする。

「もうこれ以上、罪を重ねるのはやめてください!
娘さんだって、復讐なんて望んでないです。杉田さん。」


杉田の気持ちは変わらない。ここを出て、山崎を追いかけるつもりのようだ。
銀行強盗がいるので、そう簡単に抜け出さない。

杉田は奥の手として、捕まえておいた銀行強盗の仲間を引き渡すことにした。
修にエレベータのボタンを押させる。



一階では数名の銀行員を威嚇し続けていた。
突然のエレベータ作動。驚いて近寄り、拳銃を構える。
扉が開いたと同時に発砲するつもりだ。

3、2、1階に着いた。扉が開くと、仲間が捕まっている。発砲を止め、出かたを見る。

両腕で2人をホールドしたまま歩く杉田。その後ろを修が続く。
修は人質として残された人の中に莉央の姿を見つけた。

「心配すんな。お前らとやりあう気はない。
この2人と引き換えに、俺を人質として解放してくれ。難しい話じゃねえだろ。」

まだ銃を構える銀行強盗犯たちに
「よせよ、玉が出ねぇことはわかっている。早く俺を・・・」


「嘘でしょ・・・・」

修は銀行強盗犯の中に仁志がいることに気づいた。
拳銃を両手に持ち、威嚇を続ける銀行強盗犯の袖もとから見えた腕時計・・・
それは、仁志がいつも着けている父の形見の腕時計だった。


修は丸腰なのに、仁志と思われるトラの被り物をした男に近づく。
「何で・・・何でなの?」
トラの被り物を無理やり引っぺがす修。やっぱり仁志!


「何で仁志くんがここにいるんだよ。ここで何やってんだよ。
なんで仁志くんが銀行強盗なんかやってんだよ!!!!」

仁志は修に何も言い返せなかった。
修は仁志の両腕をつかみ、揺さぶるように仁志に問いかける。

抵抗をしない仁志を助けようとして、
イヌの被り物をした男は拳銃を修に向かって構える。

「仁志くん!!!おい!おい!!」
「離れろ。離れろって言ってんだろ!!」今にも発砲しそうだ。

「白戸君!危ない!!!」
イヌの被り物をした男が本気なのが見えた莉央は、
後ろ手に縛られたまま修をかばいに走り出した。

「バン!!!」

莉央の右足太もも辺りに玉が当たった。
拳銃はモデルガンだけでなく本物も混じっていた!
自分の代わりに撃たれた莉央の元に修は駆け寄る。

仁志は後悔をにじませていた。
イヌの被り物をした男は、被り物を取り茫然とその場に立ちすくんでいた。

本物だと知った杉田は、銀行強盗の仲間をホールドしたまま修のフードを掴み
エレベータに向かって修を引きずった。
修は莉央のことが心配で、この場に居たくて仕方がないのに
杉田がそれを許さない。

「仁志くん、何とかいえよ!何でこんなことするんだよ!!!」

無理やりエレベータに乗せられた修。



黒崎が犯人!?そして、赤川さんが撃たれた!
果たして白戸修は、この大事件を解決することができるのか?
それは、次回の最終話で7割がた いや多分、10割がた明らかになる。
つづく。



仁志の就職先は、確か東都銀行だったはず・・・
どうしてこんなことになったのか?
謎は次回までのお楽しみ♪


ようやくDVD発売が確定しました!!

【20%OFF!】白戸修の事件簿(DVD)(発売日お届け)

【20%OFF!】白戸修の事件簿(DVD)(発売日お届け)
価格:9,576円(税込、送料別)




カッコいい千葉雄大さんです。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

白戸修の事件簿 第8話 ショップリフター 後編 桜蘭高校ホスト部 ネタバレ [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第8話 ショップリフター 後編

犯罪を解決へと導く白戸修は、元就職浪人である。
彼の何事も断れないお人よしの性格は、
阿佐ヶ谷界隈で起きた様々な事件を呼び込むのである。
白戸修は多分、正義のために犯罪者たちと戦わされるのだ。
行け、白戸修。負けるな白戸修。

たぶん、目撃者はあなたです。白戸修の事件簿。

スーツを買いに訪れたデパートで、
万引き犯に間違えられてしまった白戸修(千葉雄大)
容疑は晴れたものの、何かとおしりを叩く保安員:深田重子(岸本加世子)の元で
万引きGメンの手伝いをするハメになった。

そのとき、謎の脅迫状がポケットの中に入っていたり、
階段から突き落とされたりするなど、何者かが修を狙っていることが判明。
そしてその挙句、警備員:岩崎大輔(遠藤要)に監禁までされてしまった。
果たして白戸修はこのピンチを乗り越えることができるのか?


第8話 「ショップリフター」後編

後ろ手に縛られ、目隠しに猿ぐつわで、警備員の岩崎に置き去りにされた修。
自分のケータイに着信があり、音が鳴ったことで気が付いた。

たぶんこの電話は重子から。(助けて!重子さん!!)
心の声で叫んでも、重子には届かない。
持ち場に居るかの確認がしたい重子は、
修が電話に出ないことをいぶかしがっていた。

黒崎仁志(本郷奏多)は赤川莉央(中村静香)からもらった
バレンタインのお返しを買っていた。
メールが入る。
びしゃもんからで、“来週の試合は問題なし”
ケータイを持ったまま動きが止まってしまう。


重子は修が監禁されている場所を見つけた。
「よくココがわかりましたね。」
とてもテンション低く重子に話しかける修。

「何言ってんのよ。さんざん探したわよ!」
重子は修が縛られていた縄をほどき、立ち上がったときにカバンを落とした。
中身がぶちまかれ、ちょっとイラっとしながら、中身を拾い集める。

修は一緒に拾いながら、重子とお母さんのツーショットの写真を見つけた。
渡そうとしたら、何も言わずサッと奪い取った。

保安員控え室に戻った二人。
修はポケットに入れられていた2枚目の脅迫メモを重子に見せる。

「組織に、保安員の手伝いをしているってことがバレたのかもしれない。
集団で万引きしている“凶悪窃盗団”」
(だめだ。そんなの俺絶対に殺される!!)

「警察に連絡して保護してもらいましょう。さすがにこれ以上は危険だわ。」
「でも、これって逆にチャンスですよね。
俺がおとりになれば、組織をおびき出せるんですから。」

重子は素人の修にそんなことをさせられなかった。
「だって、重子さん“くやしい”って言ってたじゃないですか。」

「ちゃんと買ってくれるお客さんが居るのに、万引きはなくならない」
重子がつぶやいたことを修は覚えていた。

「そんな組織ごと捕まえてやりましょうよ!」

修の言葉に甘えておとり捜査をすることにした。


仁志は修が勝手に帰ったと思い、文句を言いながらショップをふらついていた。
ウサギのぬいぐるみ型キーホルダーが落ちている。
そのウサギには見覚えがあった。



6年前の父の葬儀の日、修は仁志のことが気がかりで葬儀に出ていた。
修は裏手でしゃがんでいる仁志の側にいた。
何かを話したいわけではなく、なんかただ側に居てあげたい気持ちだった。

「何?」誰も近づけたくない仁志はぶっきら棒に修に話しかける。
「いや・・なんていうか、その・・・・」
こんな風に問われても、話すことは見つかってない・・・

修は思い出したように、カバンにつけていたウサギのぬいぐるみ型のキーホルダーを
一つ仁志に渡す。
「これ持っていると、願い事が一つ叶うんだって。」
仁志が叶えたい願いはぬいぐるみ一つで叶うはずもない。
話しを聞いた仁志は苦い顔をしただけで、手を出さなかった。
修は仁志の横にそっとウサギのぬいぐるみ型キーホルダーを置き、その場を去った。



印象に残る出来事にくっついているこのウサギ。
修が落としたものだとすぐに気付いた。


修のおとり作戦開始。今度は一階で万引き犯探し。
やっていることは変わらないが、食料品売り場で気を付けるのは“カゴ抜け”

カゴ抜けとは、食料品売り場でよく使われる手法で
まず、少ない商品で清算を済ませて店のレジ袋に入れる。
また売り場に戻って、今度はお目当ての商品をカゴに入れていく。
そのまま何食わぬ顔をして、清算せずにレジの横をすり抜けて
清算していない商品を、最初にもらったレジ袋の中に入れる手法。

修はおとりとして動くが、それ以上は重子に任せることを約束させた。

修はカゴを手に持ち、万引き犯を探すためにキョロキョロする。
試食販売の人が修の口にウインナーを入れてきた。
何も不思議に思わずに、修はそれを食べる。

「おひとつ、いかがですか?」
声をかけられて見てみると、莉央がチーズの試食販売員をしていた。
北欧系の衣装を着ているが、胸元は強調されて目を引いた。
修は揺れる胸元を見ながら

「揺れる・・牛の乳・・・・・とろけそう。ていうか、とろけた~~~~い!!!」


妄想探偵おさむちゃん。 第8話 
どんな困難な欲望も、妄想で解決する。彼の名は妄想探偵おさむちゃん。
小白戸はチーズがなくなったと泣いていた。

「困ったわね。これじゃ、パンが美味しくいただけないわ。」
莉央は小白戸の頭を優しく撫でながら慰めていた。

「謎はいい感じに解けました。チーズを盗んだ犯人は、あなたです!」

「ちょっと、何を言い出すんですか。」

「じゃぁ、これに乗ってみてください。」
おさむちゃんが用意したのは乗馬フィットネス機器。

莉央がピンクの布をひるがえし、怪盗バニーに変身する。

「出たな!怪盗バニー!!」
「ばれちゃった♪よくわかったわね。妄想探偵おさむちゃん。」

怪盗バニーの投げキッスは、後ずさりするおさむちゃんに命中。
おさむちゃんは投げキッスをはらい、正気に戻る。

「さあ、チーズを返すんだ!!」
「いいわよ。取れるものなら取ってごらんなさい!!」

莉央は乗馬フィットネス機器にまたがり、投げ輪を振り回す。
うさ耳に、牛柄のビキニ。お尻のあたりにしっぽもついている。
チーズは左胸のブラに直接刺さっていた。
乗馬のように上下に動きながらおさむちゃんをけん制している。

おさむちゃんは両手のひらを胸元の方に向け、少しずつ近づく。



「お客さん。何やってるの?」
「こんなに揺れても落ちないもんだなぁって・・・」
おさむちゃんは胸元のチーズが取りたくて、胸を触りたくて仕方がない感じ。

声をかけられ我に返ると、
チーズの試食販売員が莉央ではなくおばさんに変わっていた。
修は、おばさんから試食のチーズをもらってその場を離れる。


やたらに丁寧に買い物カゴの中に商品をいれる女性を見かけた。
重子から聞いていた、少ない商品購入したレジ袋を持っていた。
(もしかして、あの人・・・)

修はこの女性のあとをつけることにした。
女性は気づく風でもなく未清算商品を持ったままレジを抜け、
当たり前のようにレジ袋に入れる。
(やっぱりカゴ抜けだ!!!)

修は慌ててレジを抜け、女性の動向を見ながら重子に連絡を入れた。
「今、カゴ抜け発見しました!」
「わかった。あとはこっちでやる!」

重子がここに来る前に女性は店を出てしまう・・・
じっと見ていたら、女性の方が修に気づき、レジ袋を置いて走って逃げだした。
修はそのレジ袋を掴んで女性を追いかける。
店の外に出て探したが、見失ってしまった。

「お客さん、何かお忘れじゃないですか?」修は重子に肩を叩かれる。
「この商品。お会計は終わりましたか?
あなた今日、CDショップでも万引きしたわよね。
一日に二回。これはもう、警察に通報するしかないわね。」

重子は修に余計な口出しをさせないように、一連のセリフをとめどなく言う。

「ちょっと、万引きの現行犯よ。」
警備員の岩崎を呼び、警察を呼ぶように言った。

「待ってください!これ、なんなんですか???」
修は岩崎に後ろから羽交い絞めされて、連行される。
重子は修が連れて行かれる様子を見てほくそ笑んだ。

「だから違うんです。俺は重子さんの手伝いで・・・」
修は岩崎に一生懸命弁解をする。

「君は、噂通りのお人よしだな。」
岩崎に噂通りと言われても、何のことだか理解できない。


「少し手こずったけどうまくいったわね。」
さっきの女性に親しげに話す重子。

「もう・・・辞めさせてもらえませんか。
こんな、人を陥れるようなこと、もう辞めたいんです。」
「じゃあ、あなたが万引きしたこと、警察に言って良いの?」

重子は女性を脅すように言い、関係を絶つつもりはなかった。

ひと気のないバックヤードの荷物用エレベータの扉が開いた。
中にいたのは修。

「謎は七割がた解けました!
今回の事件を仕組んだ犯人は、たぶん重子さん、あなたです!!」

修は重子を指さし犯人だと告げた。

重子の目的は、万引き犯をただ捕まえるだけではなかった。
保安員という立場を利用して、捕まえた万引き犯をゆすり
罪をもみ消す代わりに、お金をもらっていた。
それだけでは収まらず、修を万引き犯に仕立て上げようとしたのだった。

最初のCDショップでは、
修が試聴機でCDを聞いていた隙をついて、カバンの中にCDを入れた。
つぎは、カゴ抜けの話をして、わざと商品を持つように仕掛けた。

修を万引き犯にして、警察に引き渡すのが目的だった。

「何言ってんのよ!あんたなんかを引き渡して、私に何のメリットがあるのよ!」
重子はメリットがないことで、計画性がない事ことを主張する。
「依頼者がいれば別です。」

修の言葉を受けて、岩崎は向山を重子に突き出した。

大事なのは“警察に引き渡す”ことで、
修が警察沙汰になれば、就職の内定が取り消される。
そうすれば繰り上げで、向山が修の代わりに就職できる。
向山はそう考えて、重子に仕事を依頼した。

「万引きは、2回捕まえないと警察に引き渡せないのがこの店のルール。
だから、こんな計画を立てたんですよね?」

「どうも。杉並署の岩崎です。」
警備員の岩崎は、潜入警官だった。重子に警察手帳を見せる。

「潜入捜査であなたを張ってました。向山が全部吐きましたよ。」


この事件の発端は、重子が向山に声をかけたことに始まる。
向山は内定が取れずに修の悪口を言いながら
酩酊状態で商店街をふらふらと歩いていた。

そこに声をかけた重子。向山からお金をもらい、
修を警察沙汰にすることに決めた。

向山は激安のスーツのチラシを修の家のポストに入れ、修をデパートにおびき出す。

「でも、何で俺が依頼したってわかったんだよ。」
誰にも話していないのに、向山が絡んでいると修はなぜ気づいたのか?
それは、修が階段から突き飛ばされたときに、岩崎が見ていたから。


この計画は、修が万引きGメンを手伝わなければ成立しない。
向山は、階段を下りる修を見て、逃げ出すのだと思いとっさに背中を押す。
重子の狙いを探るため、岩崎はターゲットにされた修を監視していた。

そしたら、向山が女性の短髪でシルバーのカツラを落とした。
このカツラは重子がCDショップで、修のカバンにCDを入れたときに
変装用として着けていたもので、修を万引き犯に仕立ててから
カツラを取って、修を万引き犯として声をかける。
重子が脱いだカツラは向山が回収。

その後、向山は修を階段から突き落とし、慌てて逃げたとき、
カバンからカツラを落としていった。

岩崎は、重子と向山の関係がはっきりさせるために、わざと修を監禁。
その現場を向山に見せた。
すると、すぐに重子が修を助けに来てくれた。

「2人が繋がっていなければ、あんなに早く助けには来られない。
唯一の目撃者である、向山が連絡でもしない限り・・・」
岩崎はこうして二人のつながりを確認した。

「でも、就職したいからって、何もここまでしなくっても・・・」
修は向山に理由を聞いてみた。

「俺は・・・世界堂出版で働くのが夢で、学生の時からずっとバイトしていて、
勉強会にも出て、いっぱい努力してきたんだ!
それなのに・・お前に俺の気持ちがわかってたまるか!」

内定をもらった修よりも、明確なビジョンを持っていた向山。
修はちょっと痛いとこを突かれた気分だった。


「ねぇ、そこまで言うんだったら証拠はあるの?
この向山って男だって、どこまで本当のことを言ってるかわからないし
カツラだって、偶然拾ったかもわからないでしょ。」

「証拠はありませんよ。だから“たぶん”って言ったじゃないですか。」

この修の言葉に重子は憤慨する。

「証拠なら、あるで。」
声をかけてきたのは、1話で会った山霧純子(田野アサミ)

「あなたは確か・・・山霧さん!?」
こんなところで出会うと思ってなかった山霧が、証拠を持っていた。

というか、女性のポケットからボイスレコーダを取り出した。
山霧はこの女性がカゴ抜けをした後、
逃げだしたときにわざと接触してポケットに入れた。

「なあ、重子さん。これだけの状況証拠と、ボイスレコーダがあれば十分でしょ。」

山霧は重子に親しげに話しかける。
山霧と重子は元スリ仲間。だからカバンの中にCDを入れることぐらいは朝飯前。

「あんた、いつから警察の飼い犬になったのよ!」

重子は山霧が自分を売ったことを怒った。
山霧は一緒に足を洗った仲間が、以前と変わりないことをしている動機を知りたかった。

「署までご同行願います。」
「見逃して!!!!!お願い、お願い!」

岩崎に言われたと同時に、重子は土下座をしながら許しを乞う。
「ここで私、捕まるわけにいかないんです。だから、見逃して・・・・」

「たぶん、おかあさんのため。ですよね?」
老人ホームの前で、二人共が良い笑顔で写っていた写真を修は思い出した。

認知症で施設にいる母親の手術費用が必要だった。
女手一つで育ててくれた母の具合が悪くなり、スリから足を洗った。
その矢先に認知症だとわかった。
施設の費用と治療費。働いてもお金が足りなかった。
そこに手術の費用が必要になり、こうするしかなかった。

「でも、ずっと苦しみながらやってきたんですよね。
重子さんが一番よく知ってるんじゃないですか!
そんなお金で助けてもらっても、お母さんは喜ばないって。
こんなことして、お母さんの側から離れるようなまねしちゃだめですよ。
だって、おかあさんは重子さんと一緒に居る時が一番幸せなんですから・・・
じゃなきゃ、あんなに優しい笑顔できないですよ。
だから、お母さんのことを悲しませるのは止めましょ。
俺に出来ることがあったら、何でもやりますから。」

「あんた、本当にお人よしだねぇ。」


お母さんは、重子が出てくるまで山霧たち仲間が面倒を見てくれることになった。
修は一安心したが、まだ解決されていない疑問が残っていた。
岩崎と山霧に、ポケットに入れられていた脅迫状のことを聞いてみた。

これは、山霧からの愛のメッセージ。
重子がどんな風に仕掛けてくるかわからなかったので、忠告として入れていたのだった。



事件は落着し、スーツも手に入れた。
家への帰り道、修の目の前を横切る高校生たち。

「うあぁぁぁ・・ハニー先輩だ!!!!」
桜蘭高校ホスト部の須王環(山本裕典)が修に走り寄り、声をかける。

「俺は、ハニー先輩ではなくて白戸ですけど!」
修は懸命に否定するが、環はハニー先輩だと確信していた。

制服のブレザーの下から、ハニー先輩のうさちゃんを取出し修に渡す。
うさちゃんを抱えて・・・・ポーズ!

「やっぱりそうだ!!!!」ホスト部の誰が見てもハニー先輩!
常陸院光(高木心平)も、常陸院馨(高木万平)も、藤岡ハルヒ(川口春奈)も
いつも一緒にいる銛之塚崇(中村昌也)でさえもそう思った。

「いや、だから違いますって!」
修は環にうさちゃんを返す。
ハルヒは環を迷惑にならないように修から引きはがした。

「黒髪にしたんだ。」
完全に勘違いをしたモリ先輩を常陸院兄弟が修から引きはがした。



いつものカフェ「みっくすじゅーす」
修は“出版界のすべて”という本を読んで、仕事内容を研究していた。
読んでいるだけでも難しそうで、向いている仕事ではないのかも?と考えてしまう。

後ろから乳首殺しをしてくる仁志。
不意に仕掛けられる乳首殺しは堪える・・・

仁志はデパートに落ちていたウサギのキーホルダーを修に返してくれた。
無くなったと思い、ずっと探してたからとってもうれしかった。

当然のように仁志は莉央にバレンタインのお返しを渡す。
(やべっ・・買うの忘れてた~~)


「仁志く~ん センキュー!」
モノマネをしながら仁志にお礼を言った。
(どうしよう・・・ていうか、それは誰?)

仁志も修も莉央のモノマネしている人がわからなかった。


またしても、阿佐ヶ谷で起きた事件を解決した白戸修。
名探偵。とまではいかないが、それっぽいといえば、それっぽいぞ!!
たぶん、次回は最後の事件。果たして白戸修の運命は・・・・
つづく。

莉央がモノマネをしていたのは・・ 郷ひろみ。




莉央の胸を見てにやけている姿も
キメ台詞を言っている姿も、
お人よしな性格も、
全部いいいですが、

ハニー先輩は最強ですね。
アニメでしか成立しないと思っていたので初めて見たときは
本当にびっくりしました。


試食なのにサービス満点で渡してました。
食べたくなったーー


これであなたもホスト部員!?

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

白戸修の事件簿 第7話 ショップリフター 前編 あらすじ ネタバレ 阿佐ヶ谷 [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第7話 ショップリフター 前編

犯罪を解決へと導く白戸修は、元就職浪人である。
彼の何事も断れないお人よしの性格は、
阿佐ヶ谷界隈で起きた様々な事件を呼び込むのである。
白戸修は多分、正義のために犯罪者たちと戦わされるのだ。
行け、白戸修。負けるな白戸修。

分け合って就職浪人。今探偵。白戸修の事件簿。


第7話 「ショップリフター」前編

いつものように、カフェ「みっくすじゅーす」でお茶をする白戸修(千葉雄大)
紙ナプキンに就職の内定が決まったことを絵に描いて、幸せを噛みしめていた。

「俺さ、これから自分へのご褒美に買ったスーツ取りに行くんだ♪」

一緒にお茶をしていた黒崎仁志(本郷奏多)に得意げに話す。
激安のチラシを仁志に見せてはしゃいでいるが、
仁志には修ははしゃぐ理由がわからなかった。
修のテンションが高いのは、世界堂出版からの内定が出たから。

(確かに仁志くんの大手銀行には全くかなわないけど・・・)

「白戸くん!おめでとうございます!!」
赤川莉央(中村静香)も修が出版社の内定をもらったことを喜んでくれた。

(なんて出来た子なんだ、莉央ちゃんは。それに比べて、この乳首殺しやろうは!!)


仁志のことに少し腹を立てていた時に
「どんな雑誌を作ろうと思ってるんですか?」

莉央の不意を突いた質問に、修は我に返る。何も言わない修に、
「だって、夢だったお仕事なんだから何かあるでしょ?」
「白戸にそんなあるわけないじゃん。就職出来ればどこでもよかったんだろ。」

この仁志の言葉は正解過ぎたようだ。
「いやぁ、何ていうかその・・・・」
修の話は続かなかった。

「あっ!スーツ取りに行かなくちゃ!スーツ。」
慌ててカバンと上着を手に持ち、この場を離れようとする。

「このお話の続きは、また今度ね!!!」

修は逃げるように店を飛び出した。


「仁志くん。今日時間あります?」
莉央は仁志に声をかけた。


(確かに、俺は出版社に入って 何がしたいんだろう・・・)
考え事をしなが着いたのは 阿佐ヶ谷駅前・・・

「また阿佐ヶ谷かぁ…今日も絶対に何かがあるに違いない!」
気合を入れ直してデパートに向かった。


(50%OFFってこういうこと!?!?)
心の叫びをよそに、修の試着を確認するために、店員が試着室のカーテンを開ける。

「あの・・・このスーツって、半ズボンじゃないですよね?」
出来上がりのスーツが半ズボンだった。
取り換えを修は願うが、店員はお直しに2時間かかると言う。
本気でお直しにするつもりなのか?

とりあえず2時間、時間を潰すことにし、店内をうろうろしていた。
「もしかして白戸君?やっぱりそうだ!」
世界堂出版の面接のときに修に向かって
入社するのは自分だと言い切っていた向山 剛(松尾諭)

「向山くん。」「僕のこと覚えててくれたなんて、光栄だなぁ。」
(ていうか、わすれねぇし。)

内定通知をもらった日の夜。「やっと帰ってきたか!白戸修!!!」
呼び止められて振り向くと、向山が待ち伏せしていた。
自分が入社せずに、修が選ばれたことを愚痴り続ける。
酔っぱらった向山は、修に抱きつきそのまま道路に倒れ込んだ。
修は向山の下敷きになり、そのまま動けずに大変だった。

「そっか。白戸君は世界堂出版に就職するから、激安スーツを買いに来たんだ。」
(相変わらず嫌味な老け顔野郎め!)

「向山君もスーツ着ているってことは、就職決まったんだ。」
「もちろん。ブランドスーツを買いに来たんだ。
僕ね、忙しいから君とこんな場所で無駄な時間を使っている場合じゃないんだ。」
(ムカつく!バツイチ子持ちみたいな顔しやがって。)

向山は嫌味を言って行ってしまった。
修は向山のうしろ姿に向かって悪態を心の中でついていると、変な気配を感じた。
あたりを見渡しても何も起こりそうにない。気のせいだと思うことにした。


ちょうど今はホワイトデーフェア中。
チョコレートを莉央からもらったから(100%義理の)お返しをしようと決める。
CDショップで試聴しながら、お返しにCDを買うことを考える。
ジャンルごとの棚を見ながら、どれがいいか悩んでいたところに電話が入る。

仁志からで、話をしようとするが仁志の声がよく聞こえなかった。
ショップを出ようと動きながら、ギターを持つ女の子と接触してしまった。
仁志は通じないので電話を切り、修は切れたと思わずに仁志の名を呼びながら店を出た。

CDショップに けたたましい音が鳴り響く。
(これ、何の音??)

「お客様。何かお忘れではないですか?
お会計が済んでいない商品が店を出ればセンサーが反応するんですよ。」

音の正体がわからずに立っていた修を呼び止めた深田 重子(岸本加世子)
「俺、何も取ってないですよ。」
修は否定をするが、重子が修のカバンの中から未清算のCDを取り出した。
(ウソ!なんでCDが入ってんの??)
重子は修を保安員控え室に連れて行った。


CDを取っていないと言い続ける修。
重子は修のCDショップ滞在時間が長いことで、何かを企んでいたとにらんでいた。
ゆっくりCDショップにいたのはスーツの裾直しに2時間かかるからだと説明をした。

(このままだと、マジで万引き犯になっちゃうよ・・・)


館内放送が入る。
「お客様のお呼び出しをいたします。
地階食品売り場で、詰め合わせギフトBをお買い求めいただきましたお客様。
お近くのレジカウンターまでお越しください」

「防犯カメラとかで確認できないんですか?俺本当に何も・・・・」
修が話すことをスルーして、重子はどこかに電話をかけた。

「写真集5冊!?なにやってんのよ!さっさと探しなさい!!」
重子は電話の相手を叱り飛ばす。

「あんたはおとりだったんだ・・・
今の放送は暗号になっていて、ギフトBは万引き。地下食品売り場は本屋。
レジカウンターまでお越しくださいは犯人を取り逃がしました。という意味なの。」

重子が修を捕まえている間に、別の所で万引きをされたということになる。

「俺の疑いは晴れたということですね。」「うるさい!」
(なんで俺が怒られるの?これだからおばちぁんは苦手なんだよ。)
「何か言った?」

心の中で重子に突っ込みを入れたら、返事が返ってきた。
心が読まれたのかと思い、ギクリとしてしまう。


重子は初歩的なトリックに引っかかってしまったことを嘆き、
ちょうど保安員控え室に入ってきた岩崎 大輔(遠藤要)を叱り飛ばす。

店長を通さず、単独で指導をしていることを岩崎はたしなめるが、
岩崎が本当に来た目的は、店長からの伝言を伝えることで
“タイムサービス”の時間を早めたい。

人員の配置がきちんとできていない状況では危なくて始められないが、
店長が、客足がいいから「30分タイムセールスを早押すと決めた。」
重子は、人手が足りない・・と感じていた。

「白戸君。裾直しまで時間があるって言ってたわよね?」
「はい。・・・・・?あっ!!いいえ。」
「じゃぁ、手伝ってください。」
(ほらキターーーーー)


修は重子に言われ雑貨売り場に向かう。
重子と電話を繋いだままで館内を歩くが、修の口からは愚痴しか出ない。

「多分、俺には万引き犯なんて見つけられないと思うんですけど・・・」
弱気なことを言う修に重子は叱咤激励をする。
まだいるかもしれない万引き犯は重子をマークしているかもしれない。
素人でも修はメンが割れていないから、しかたがなかった。

「不自然に大きなカバンを持っているとか、なんとなく怪しい人を探しなさい。」

ざっくりとした見つけ方を聞くが、そんなのではわからなかった。
修はさっきと同じような変な感じに襲われた。
(さっきから誰かに見られてる感じがするんだけど・・・・)
あたりを見渡しても何もおかしなことは起こっていない。

気を取り直して歩き出そうとポケットに手を突っ込んだら、メモがポケットに入っていた。
“お前は監視されている”気味の悪い内容書かれたメモだった。
「何?どういうこと??」(俺誰かに監視されてるの?)

ドキドキしているところにケータイが鳴った。
怖くて慌てて電話に出ると、仁志からだった。

「これからデパートで莉央ちゃんと合うけど、
莉央ちゃんが、“白戸も時間があったら。”って言ってたから。」
「本当!?」「でも・・・俺今・・・・」
(一人だと怖いしなぁ・・・)
「わかった。一分で行くから待ってて。」

仁志と待ち合わせた場所に走っていく修。
その後ろ姿を岩崎は見ていて、どこかに電話をかけた。
「予想どおり。このまま続行する。」

修は急いで行くために、階段を使おうと小走りしていた。
「莉央ちゃんが俺のことを呼ぶなんて!!」
(もしかして、莉央ちゃんもおれのことを!!!!)
「いやいやいや・・・そんなことは・・ないことも、ない?」

修は階段の側で激しく妄想していたら、突然突き飛ばされた。
階段を転がり落ちで頭を打った。

「大丈夫ですか?」駆けつけてきたのは岩崎。
保安員控え室で、修は重子に湿布を貼ってもらった。
岩崎が側に不審な人物はいなかったというので、
重子は修が一人で足を滑らせたと思っていた。

重子は雑貨売り場にいたはずの修が階段にいたことを怒るが、
修はさっきのメモを見せた。
これ以上関わると怖いことが起こりそうなので、修はこの手伝いを辞退した。

重子の電話が鳴る。シルバーシティ吉野から。
渋い顔つきに変わるが、出ない訳にもいかない人のようで、着信を受けた。

「もしもし、やっぱり今日中にお支払するのは無理かもしれません。
すいません。もう少しお待ちください。
どうしても母を助けたいんです。お願いします。」


重子を振り切って売り場に戻った修。
ポケットに入れられていたメモを見ながら誰の仕業なのかを考えていた。
そこは本屋の前で、3人の高校生が店の中に入っていった。

重子に万引きをする人の特徴として、
不自然に大きなカバンを持っている人だと聞いていた。

この高校生も不自然に大きなカバンを持っている。
修は思わず高校生の後をつける。
3人は役割分担が出来ていて、ガードが2人、実行者が1人。
実行者は次々とカバンに写真集を入れていく。
修は重子に連絡を入れた。


仁志は売り場をウロウロしていた。
柱の周りに置かれたベンチで、父と息子が休憩をしている姿が目に入る。
子供を気遣う父親は、子供にやさしく微笑みかけていた。



仁志は6年前のことを思い出す。
父:黒崎 武志(甲本雅裕)は経営悪化で首つり自殺を図った。
見つけたのは仁志。母は先に亡くなっていて、次は父がいなくなった。
仁志は天涯孤独になってしまった。残されたのは、遺書と腕時計・・

「借金返すためだからって、何も死ぬことはないだろ・・・・」

死ぬことで整理を付けた父だが、死を選んだことに憤りを感じていた。

仲のいい親子を見るたびに、
出来るだけ思い出さないように生きてきた仁志の心に刺さったトゲがうずく。
形見の腕時計を見て気持ちを落ち着ける。



高校生の万引き犯は捕まった。
「今の子たちは、警察に連れて行かれるのですか?」
「初犯は厳重注意。2回目から警察ね。この店ではこういうルールなの。」
「そんなルールがあるということは、本当に万引きが多いんですね。」
「このデパートが、外国人の万引き常習犯から何て呼ばれているか知ってる?
ショップリフターズヘブン。万引き犯の天国よ。
保安員は少ないし、防犯カメラの設置も遅れてる。
セキュリティが甘いから、正にショップリフターズヘブンてわけ。」


辞めると言った修が連絡をくれた理由を重子は知りたかった。
「あ、いや、なんかほっとけなくて・・・」
「それだけの理由で?あんたって、本当にお人よしね。」

今回は修のおかげ。保安員がいくら頑張っても万引き犯は減らない・・
ちゃんと買ってくれるお客様がいる。だからそれが悔しい。

タイムセールのお知らせが館内放送で入る。
重子は修をタイムセールの場所ではなくて、カジュアルコーナーに行かせた。
タイムセール中は他が手薄になるから、別の場所での万引きが増えるからだ。

修は重子に言われた通りにカジュアルコーナーに向かう。
(いつの間にか手伝うことになってるんですけど・・・)


歩いていると音程を微妙に外してモノマネをしている女の子の歌声が聞こえてきた。
この微妙にはずした感じは莉央!?

デパート内で開催されている“輝く!阿佐ヶ谷アイドル大賞”に莉央が出ていた。
赤いパンツにピンクの総スパンのジャケット。
髪を後ろにしばりつけリーゼントをつくり、ふと眉を貼り付けていた。

「白戸、お前何してたんだ。」仁志が修に声をかける。
「つうか、莉央ちゃんは誰のモノマネをしてるの?」
どうやら仁志には思い浮かぶ人がいないようだ。


莉央の出番が終わり、2人の所に駆けつけた。
「莉央ちゃん。さっきのすっげぇ似てたよ。」
(ウソつけ!誰のモノマネかもわかんなかったくせに!!)

莉央はジャケットの内ポケットから福引券を取り出し、
もらったから一緒に引きに行こうと誘ってくれた。

莉央は無防備に開襟シャツから覗く胸元の汗を福引券であおいだ。
(どうにかして透けてくれないかなぁ・・・)



妄想探偵おさむちゃん。 第7話 胸に向かって撃て!
どんな困難な欲望も、妄想で解決する。彼の名は妄想探偵おさむちゃん。

小白戸は福引き券がなくなったと言って泣いていた。
「困ったわね。これじゃ一等が当たらないわ。」
莉央は小白戸の頭を優しく撫でながら慰めていた。

「謎はいい感じに解けました。福引き券を盗んだ犯人は、あなたです!」

「ちょっと、何を言い出すんですか。」

「では、これで撃ってもいいですか?」
おさむちゃんは“白戸専用”と書かれた水鉄砲を取り出した。

莉央はピンクの布をひるがえす。
「出たな!怪盗バニー!!!」
「ばれちゃった♪よくわかったわね。妄想探偵おさむちゃん。」

うさ耳に体操服姿。下はもちろんブルマだ!
今日はとてもシンプルなコスチューム??

怪盗バニーはおさむちゃんに投げキッス。
大きなハートおさむちゃんに直撃!慌てて正気に戻る。

「さあ、福引き券を返すんだ!!」
「いいわよ。取れるものなら取ってごらんなさい。」

おさむちゃんは水鉄砲を怪盗バニーの方にかまえる。
発射された水は胸元を直撃し、冷たがる怪盗バニーは小さく飛びながら逃げる。
それを追いかけて水をかけ続けると、
透けた体操着の下から下着が浮かび上がり、胸元に刺さっている福引き券が見えた。



「お前、それ何のつもり?」
「いや、これ以上透けるとなにがみえるのかなぁって。」
指で鉄砲の形を作り、どこかに向かって発射させていた。
仁志の声で我に返る。

莉央が福引きにトライするが、はずれのポケットティッシュをもらう。
つぎは修の番。福引きをしようとしたときに電話が鳴り
重子に所定の場所に着いていないことを怒られた。
くじを引かずに慌てて向かった。

言われたショップには誰も人がいなくて、来た意味ないなぁなんて思っていた。
なんとなくポケットに手を入れたらメモが入っていた。
“店を出たら、お前は死ぬ”

新しいメモ!それも前よりも過激な内容!!読みながら手が震えてしまう。
バックにつけていたうさちゃんのキーホルダーが、なぜかカバンから落下・・
頭から黒い袋をかぶせられ、

「さわぐな!」

何者かに後ろ手に縛られ、目隠し。口にはガムテープを貼られ
従業員も来ないような場所に寝転がされる。
(ウソでしょ!俺、ほんとに殺されるんじゃ!!!!)
この男は・・・警備員の岩崎!まだ誰も岩崎の仕業と気づいていない。


突然監禁された白戸修。果たして白戸の運命は!
そしてこの万引き事件には、多分アッと驚くような事実が隠されているのであった。
つづく。



エムグラ 千葉雄大直筆サインカード01

エムグラ 千葉雄大直筆サインカード01
価格:10,500円(税込、送料別)






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

白戸修の事件簿 第6話 タップ 後編 あらすじ ネタバレ 阿佐ヶ谷 妄想探偵おさむちゃん [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第6話 タップ 後編

犯罪を解決へと導く白戸修は、就職浪人である。
修の何事も断れないお人よしな性格は、
阿佐ヶ谷界隈でおきた様々な事件を呼び込むのである。
白戸修はたぶん、正義のために犯罪者と戦わされるのである。

行け白戸修。負けるな白戸修。
全米が泣いた・・白戸修の事件簿 第6話 タップ 後編


前回のあらすじ
阿佐ヶ谷駅の近くで白戸修(千葉雄大)はポーチを拾う。
盗聴バスターをしている諸刃冴子(小島聖)から、
ポーチに盗聴器が仕掛けられていると教えられる。
そのまま冴子と共に、盗聴犯探しを始めることになってしまった。


ポーチの持ち主である柳沢由美(高部あい)がストーカー被害に遭っていると判明。
また由美は、婚約者の水原 哲郎(渋江譲二)をひき逃げによって失った過去が、
しかも、いまだ犯人は捕まっていない。

水野と友人だった黒崎仁志(本郷奏多)が初めて修に見せた切ない表情・・・
なんとしてでも柳沢を救ってやりたいと思っていた矢先に、
拳銃を持った駐禁の監視員の格好をした男が現れた。

果たして、白戸修はピンチを乗り越え事件を解決することができるのか!


タップ 後編

修は悲鳴を聞き、ベランダから部屋の中をみると、
由美が拳銃を持った駐禁の監視員の格好をした男に囚われていた。
修に向かって拳銃を向けていた。
(冴子さん・・・早く戻ってきてよ・・・)

「ったく、苦労して仕掛けたのによぉ。」
由美を捕まえている男は盗聴犯だった。

「じゃぁ、あ・・あんたが盗聴犯??」
「おぉ。相棒によろしくな。」

玄関まで後ずさりし、由美を連れて出て行こうとする盗聴犯。
修は由美を助けようと玄関まで走っていくが、突き飛ばされた。
由美を乗せた車はどこかに消えてしまった。

冴子は車を回して、由美のマンションに戻ってきた。
車を止めて、由美の部屋のベランダに向かって修を呼ぶ。

「シロ!シロ!!」
冴子が由美の部屋に行くと、修は手錠をかけられ動けない状態にされていた。

「全く、そんなおもちゃ、一人で外せよな!」
「そんなことより、由美さんが!!!」

由美が連れて行かれたことを懸命に話そうとするが、
冴子は大体のことは聞いていた。

冴子は修一人では危険だと思い、盗聴タップを付けていた。
「まさか、ストーカーが二人組とはな・・」
冴子は床に散らばった紙の中から封筒を見つけ、中身を確認し始める。

「警察に連絡しましょうよ・・・」
修は怖い目をしたし、これ以上深入りは危険だと思っていた。

「これは、身代金目的の誘拐じゃないんだ。
説明しているうちに、万が一のことがあったらどうするんだ!」
仁志は由美の安否を気遣っていた。


「けど、犯人の情報が何にもなければ何にもできない!」
「うっせぇ!!それを今考えてんだろ。」

仁志の真剣な顔を見て、修はこれ以上何も言えなかった。


冴子は一連の行動を考えて、手際が良すぎることに気づく。
犯人は、監視員に変装→→冴子をここから遠ざけて、その隙をついた。

こっちの情報が筒抜け・・・

盗聴器は外したし、部屋での会話は筆談だった。聞こえるはずがない。

「つまりやつらは、この部屋に仕掛けられた盗聴器よりも
確実に情報を収集できる方法を持っている。」

仁志がまとめのように話たことがヒントになり、冴子はひらめいた。
部屋の壁に物をぶつけ、冴子と仁志は部屋を出た。
修も慌てて部屋を出ると、2人は由美の部屋のお隣さんを捕まえていた。


「お前が仲間の1人だったんだな!」
隣の住人、山村 靖男(八神蓮)の部屋に上がり込む。
部屋の中にコンクリートマイクが落ちていた。
これは、壁の振動を使って音を拾う。これは無線式よりも確実に聞こえる。

山村は由美の居場所を知らなかった。
隣の部屋を盗聴して報告するように雇われていただけ・・
仁志は口を割らない山村の首元を締め付ける。

雇い主は久保 正之(平沼紀)だと白状した。
「俺、どうしたらいいっすか。おれあいつが誘拐なんてするとは思わなかったんで。」

「久保ってやつが行きそうなところとか、思いつくことを全部話せ!」

冴子にこう言われ、山村は少し考え
「そういえば、箱根に別荘があるって言ってた。
あとは本当に知らないんです。勘弁して下さい。」

冴子と仁志は部屋を飛び出して箱根に行こうとしていた。
送れて外に行こうとした修。管理人室のところで402号室を探す女の子。

「赤川莉央(中村静香)さん?」

莉央の今回のバイトはピザの配達員。
超ミニスカートでポニーテールのチアガールの格好をしていた。

(慣れてきたのかなぁ?莉央ちゃんが何のバイトをしていても驚かなくなった・・)

マンションの場所自体を間違っていた莉央。慌てて走っていった。
走る後姿を見ていた修。
(はぁ・・もう少しで・・・)
超ミニスカートが見えそうで見えないぐらい揺らめいていた。



妄想探偵おさむちゃん。 第4話 リボンの手ほどき
どんな困難な欲望も、妄想で解決する。彼の名は妄想探偵おさむちゃん。

家にあったタバスコが無くなって泣いている小白戸。
「困ったわね。それじゃ、ウチのピザが美味しく食べられないわ。」
頭を撫でながら優しくなぐさめる莉央。


「謎はいい感じに解けました。
お家のタバスコを盗んだ犯人は・・・あなたです!!」
莉央を指さし宣言するおさむ。否定をする莉央。

「じゃぁ、このパイポを拾ってみてください。」
おさむちゃんはパイポを床に落とす。

莉央は不敵な笑みを浮かべながら、ポンポンを顔の前に合わせる。
ウサ耳に、胸の下は全開のチアガールの衣装を着けた怪盗バニーが現れた。

「出たな!怪盗バニー!!」
「ばれちゃった♪よくわかったわね、妄想探偵おさむちゃん。」

怪盗バニーはおさむちゃんに向かって投げキッス。
おさむちゃんはこれを初めて避ける。
避けられたのは初めてで、怪盗バニーは“ちぇっ”と舌打ち。

「さあ、お家のタバスコを返すんだ!!」
手を差し出すおさむちゃん。

「いいわよ。」
怪盗バニーはおさむちゃんに背を向けて数歩歩き、
振り向きながら床に落ちたパイポを拾おうとする。
峰不二子がよく拳銃を隠していた太ももあたりに、莉央はタバスコを隠していた。
おしりを突出し、おさむちゃんを挑発する。
「取れるものなら、取ってみなさい。」

おさむちゃんは床に這いつくばり、スカートの中を覗く。



「何やってんですか?」
修が管理人室の前で床に這いつくばっている姿を見つけ、
管理人の川田吾一(志賀廣太郎)に声をかけられた。

「いえ、どうやったら見えるのかなぁと思って・・」
「そんなに天井が気になりますか?」
川田は修が天井を見ていると思い、修は声をかけられて我に返る。

川田に由美が誘拐されたことを話していると、冴子の車が停止し、仁志が中から修を呼ぶ。
川田にしていた話もそこそこに車に乗り込んだ。

「とりあえず、箱根だな。」仁志は箱根を提案するが、冴子は車を停車させた。
車の中に積んである機械をオンにする。

“いま車が出てった。バカだよな、ダマされて箱根に向かってやんの・・”

この声は山村。こんなこともあると考えて、冴子は盗聴器を仕掛けていた。

“あの女をやるしかねぇだろ。一人轢き殺してるから、今さら変わんねぇって。
もし、何かのはずみで記憶が戻ったら困んだろ!”

この様子だと、由美の婚約者の哲郎を轢き殺した人物だと断定できる。

“じゃぁ、パパの工場で。”

話声はここで切れた。パパの工場ってどこ?
仁志は冴子にバッグを渡す。


「良い判断だ。お前を助手にしとけば由美さんは誘拐されなかったかもな。」
(俺だって、好きで助手をしているわけではないんだけどな。)

これバッグは山村の部屋にあったのを仁志が拝借してきたもので、
中に免許証が入っていた。載っていた住所に向かう。

修は山村のバッグについているクマのぬいぐるみ型キーホルダーを見つけた。
これは・・・?
工場に集合した山村と久保。
「もっと泣き叫んでるかと思ったのに。」「もうあきらめたんじゃね。」
会話は他人事のように淡々とされる。

「あなたたちなんでしょ?哲郎をはねたの。全部思い出したの。
ブレーキの音、彼が地面に叩きつけられる瞬間、逃げていく車のナンバー。」

「山ちゃんが悪いんだよ。車上荒らししようなんて言うから。」
久保は事件のきっかけになったことを話した。

「せっかくだから死ぬ前に教えてやるよ。
あの日、駐禁取り締まっているフリして二人で車上荒らしやっててさ、
でも、久保っちがドアロックの解除をミスっちゃってさ・・・」

警告音が路上に鳴り響き、2人は慌てて車に乗って逃げた。
歩道橋をあるく女性がいたが、スピードが出た車は止められなくて
慌てていると、男性が女性を押しのけた。その男性に激突してしまった。


山村はケータイの写真を見せる。哲朗のギターが撮影されていた。
「あんたの大事な物、下にあるから探して来な。」

由美は急いで下に降り、哲郎のギターを探す。
工場なので、いろんなものが置かれていて、なかなか出てこない。

山村と久保はエアガンを持ち出し、由美に照準を合わせる。
由美がギターを見つけたとき、ギターのボディの弾が当たる。

「そんな怖い顔するなって。すぐに彼氏に合わせてやるからよ。」
久保は由美を羽交い絞めにし、山村は二折れナイフの刃を出した。
由美の顔にナイフの刃が当たる直前


「謎は七割がた解けました!!!」
修たちが工場の中に入ってきた。

「そんなおもちゃで人は殺せねぇぞ。」
エアガンを構える久保に向かって冴子は言う。

「こいつがどうなってもいいのか。」
由美にナイフの刃を向けた山村は脅し文句を言った。

「私のことはいいから、みんな逃げて!!!」
「山村さん。そんなことをしたら由美さんの思うつぼですよ。」

山村は、修の言ったことの意味が理解できないでいた。
「今回の犯行を仕組んだ人物は、たぶん・・由美さん。あなたです!!」

由美から慌てて離れる山村。

「俺たちは大きな勘違いをしていました。それも、一番初めから。
阿佐ヶ谷で拾ったポーチ中にあった
クマのぬいぐるみ型のキーホルダーに盗聴器がありました。
盗聴器が仕掛けられていたので、俺たちは由美さんが狙われていると思いました。」


修は熊のぬいぐるみ型キーホルダーを山村に見せる。
「やまちゃん、あんなの仕掛けたのか?」「あれは盗聴器じゃねえ、俺のキーホルダーだ。」

「そうです。このキーホルダーと同じものが山村さんのカバンにも付いていて、
このクマの中にも盗聴器が仕込まれていた。」

このクマ型は部屋で電気を受給できるタイプと違って、
電池式だから切れたら交換が必要・・・
このポーチにあったクマは交換用で、本当は山村の方が盗聴をされていた。
これを使って由美は隣の様子を聞いていた。

「由美さんの目的は、復讐と自殺を同時に実現させること。」

「由美、本当は哲郎さんの後を追って死ぬつもりだったんだろ?
けど、犯人の正体を知って見過ごせなかった。」

だから由美は二人の罪を更に重くするために、
わざと犯人に殺害されようとした。そうすれば、
自殺することも復習することもできるってかんがえて練られた犯行だった。

「ただ、証拠はありません。だから多分って言ったじゃないですか。」


「でも、お前らがひき逃げ犯なのは間違いがないようだな。」
冴子にこう言われて怖くなった山村は、持っていたナイフを床に落とし

「運転してたのは俺じゃない。」「やまちゃん、何言ってんだ!!!」
仲間割れが始まる。

「話は警察でゆっくり話な。今までの会話はちゃんと録音させてもらったから。」
2人は観念した。二人で顔を見合わせて苦笑いをする。

笑っている二人が気に入らず、仁志は山村に殴りかかる。
修と冴子が懸命に引き止める。



最初はマンションで山村にあっても気づかなかった。
部屋で哲郎と一緒に写った写真を見ていると、隣の部屋の音楽が聞こえてきた。
その音楽がひき逃げに会ったときと同じ音楽だったことで全てを思い出した。

「でも、どうして復讐なんか・・・」
「だって、笑ってるのよ。時々ね、隣の部屋から笑い声が聞こえるの。
人を殺してるのに笑ってんのよ!あともうちょっとだったのに…何で…」

「それは、由美さんが俺の名前を呼んだからです。」


部屋の窓ガラスが割られ、警告と書かれた石が飛んで来た時のこと・・・
由美さんが “白戸さん お願いします” と修の名字を白戸と言った。
でも修は由美に自己紹介をしていないし、冴子からはシロと呼ばれていた。

あの時、白戸と知っていたのは、冴子と免許証を見せたお隣さんだけ。

「たぶん、クマ型のキーホルダーに仕掛けた盗聴器を介してお隣の声を聞いたんです。

ホテルに泊まらず自宅に帰ったのも、お隣の声を盗聴するためですよね。
それと、由美さんがここまで一人でできるとは思いません。
電池が切れるたびに電池を交換したのは…」


「もう、これぐらいにして下さい。」
入って来たのは管理人の川田。

「なあ、本当はストーカーなんて本当はいないんだろ?
石を投げたのも、私たちを遠ざけるためにわざと仕組んだ・・」
冴子が由美に問いかける。

「申し訳ありませんでした。由美ちゃん、やっぱりこれはダメだよ。
気持ちはよくわかるけど・・でも、由美ちゃんが死んだらダメだ。」
管理人の川田が後ろ手にしたまま由美の方に近づく。

「だから、あんたが殺すって言うのか?」

川田は冴子の言葉で計画していたことが潰されそうになり、
後ろ手に持っていた包丁を握り直して、山村と久保の方に走り出す。

冴子が横蹴りし、川田は転んでしまった。由美の方に向き直り、
「ごめんね、由美ちゃん・・・・」

計画は失敗に終わった。

「何でよ、何で寄ってたかってみんなで邪魔をするのよ・・・
あたしに復讐させてよ!あたしを死なせてよ!
彼がいなかったらね、生きてる意味なんて何もないんだから!!!」

“パシッ”冴子は由美に近づき、頬を叩く。

「いいかげんにしろよ!彼はあんたをかばって死んだんだろ。
自分の命を賭けてでも、あんたを守ったんだ。
だったらどんなに辛くても、生きなきゃなんねぇだろ。強くなれよ。」

「由美、お前が死んで一番悲しむのは・・・哲郎さんなんだよ。」

外ではパトカーのサイレンが響く。
山村と久保は警官に連行された。

「冴子さん。一つだけわからないことがあるんです。
由美さんは、何で犯人に殺されなきゃいけなかったんですか?
記憶が戻った時点で警察に連絡して、それから命を絶つことが出来たのに・・・・」

「お墓を建てたかったんじゃねぇのか」

この事件のきっかけになったポーチの中に、
由美の住所の記載された封筒が入っていた。
その封筒の差出人は石材屋からのものだった。
2人は肉親がいないから、一緒のお墓に入りたかったけど、
まとまったお金がなかったのだと考えられた。

由美がさらわれたときに冴子が見つけた封筒は、生命保険会社からの物で、
中に入っていた契約内容を見たが、自殺ではお金が支払われないものだった。

だから殺される必要があった。と考えられた。

あとのことは川田に頼んでいたと考えられる。保険金の受取人が川田だった。


「ごめんね。結局迷惑かけちゃって・・・・」由美は仁志に謝る。
「仁志くんだって、お父さんのことで大変だったのに、ちゃんと前に進んでる。
私も見習わなくちゃね。」
由美も警官に連れて行かれる。


仁志が時折見せる暗い影・・それは、6年前の事。
仁志の父が工場で首つり自殺を図っていた。第一発見者は仁志だった。

仁志は腕時計をちらりと見て、もう片方の手のひらで握りしめる。


事件が解決し、冴子と修は冴子との出会いになった路地を歩いていた。

「冴子さんは、どうして盗聴バスターになったんですか?かなり危険な仕事だから。」

「私にも、由美さんと同じようなことがあった。ストーカーに大事な人を・・・」
「ママ!!」

由美と冴子の違い。それは、守るものが居るかいないか。

「シロ!誰かを守りたいって気持ちがあれば、何だってできる。
お人よしのシロなら、就職なんか楽勝だよ!」

子供を抱えて満面の笑みを浮かべて、冴子は修を励ましてくれた。



カフェ「みっくすじゅーす」では相変わらずウエイトレスさんがダンスをし、
客も踊りだしていた。店内はかなり騒がしい。
修はいつも場所に座り、世界堂出版から来た封筒を見つめていた。
騒がしさも気にならないほどの緊張感が襲う。

「いくら冴子さんが楽勝って言っても・・・これは絶対不採用だよな・・・」

騒がしさに紛れて、修の乳首に乳首殺しを仕掛けてきた仁志。
ほんのご挨拶がわりってところ。
封を開けずに置かれている封筒を、さっさと開けてしまった。

「勝手に見ないでよ!」(超無神経だ!!!)
(よし!今日という今日は、ガツンと!!!)

仁志を怒ろうと机を叩き立ち上がる修。
「あのさ!仁志くん、話があるんだけど!!!」

「採用だって。」

平成24年3月3日付での採用通知。ちゃんと修の名前が記載さてていた。
(マジで、ついに俺も就職!!)

待ち望んでいた就職が決まり、有頂天。

「ホワイ?やばいよ、やばいよ白戸っち。採用なのに・・・・」
莉央がモノマネをしながら修と仁志に話しかけてくる。

(まさか、今回はあの人なんじゃ・・・・)

こうして事件を解決した白戸修。気づけば、そこそこ探偵っぽくなってきた。
果たして、次に阿佐ヶ谷で彼を待ち受ける事件とは!
つづく。


莉央がモノマネをしていた人は、出川哲郎。




修に就職が決まりました。
内定段階ってちょっと怖いですね。
何事もなく、無事に就職できればいいんですけど・・・


盗聴器を探すのも大事なことですが、
盗聴されないように妨害電波が出せれば
少し気持ちが軽くなると思います。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

白戸修の事件簿 第5話 タップ 前編 あらすじ ネタバレ 千葉雄大 [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第5話 タップ 前編

世界堂出版の最終面接までようやくこぎつけた白戸修(千葉雄大)
最終アピールに失敗してしまった。

カフェ「みっくすじゅーす」では、ただいまアメリカンフェア中。
ウェイトレスはローラースケートを履いて接客し、ミニショーも行われていた。

アメリカンポップスで踊るウェイトレスさんに声援を贈るお客。
店内とても盛り上がっているのに、修は一人鬱々としていた。

自分の前でオムライスを食べていた黒崎仁志(本郷奏多)に
面接のコツを教えてもらおうと自分の状況を話して聞かせるが、

「白戸が就職出来るぐらいなら、トイプードルが総理大臣やってるよ。」

真剣に相談しているのにコツどころかバカにされた修。
(逆に、トイプーの総理を見てみたいよ。さぞかしワンダフルでしょうなぁ!)
心の中で話したものの、口に出せない。

「そんなに落ち込むなって。これでも見て元気だしな。」
仁志は鞄からDVDを取り出した。

「あ~~っっ!!!」
赤川莉央(中村静香)が修に激突。慣れないローラースケートで止まれなかった。
修の顔に莉央の胸が直撃!!
偶然だが、最高に幸せな気持ちを味わっていた。

莉央は机に出されていたDVDの題名を読み上げる。
「おっぱい戦隊ビーチクレンジャー」

仁志が出しただけで、自分のではないと否定をするが
莉央は完全に修の趣味だと理解し、その場をさっさと離れた。

仁志がニヤつきながら、
次の会社の面接の時間だぞと修に言いながらジュースを飲む。
莉央におっぱい好きがバラされて、仁志に腹を立てていた。
(殺したい。月水金殺したい!!)

机の上に置きっぱなしにしていた手帳とDVD。
バッグだけ持って店を出ようとしたが、DVDを取りに戻った。
よっぱり中身が気になるよね?
手帳にまで気が回っていないようだ。


今度の会社面接はは阿佐ヶ谷。
JR阿佐ヶ谷駅に着いたところで嫌な予感がしていた。
最近この辺ではろくなことがない。

メモを頼りに歩き出す。道端にポーチが落ちていた。
修は何気なく拾い上げ、交番に持っていこうとした。

「よいしょ!」女性の声が聞こえたなぁと思っていたら、
修は背後からおしりに蹴りを入れられて倒れ込む。

「ちょっといきなりなんですかぁ・・」
顔をあげると女性が立っていた。
「そのポーチ、寄こせ。」
「寄こせって、このポーチあなたのですか?」
「いいから早く寄こせって!」

女性はサングラスを外し、修にガンを飛ばした。
(でも、持ち主でもないのに渡せないよ。ここは警察に・・)
「警察になんか届けたら、もっと面倒くさいことになるぞ。」

警察に届けるのは、頭の中で考えただけで口には出していない。
思ったことを見透かされて修は慌てる。


「このポーチから出てんだよ、盗聴電波がな。」
盗聴電波?どういうことだかわからない。
女性は修の胸ぐらを掴み、強引に自分の車の中に押し込んだ。

ポーチの中には、封筒と小さクマのぬいぐるみ形のキーホルダーと封筒。
封筒の宛先が“柳沢 由美”
たぶんこのポーチは柳沢さんのものだろうと推測。
女性クマの背中をカッターで切り裂き、中から盗聴器を取り出した。


電池式で、受信範囲は100メートルほど。
「ということは、今までの会話は全部盗聴されてる!?」修は慌てるが、

「いや、それはない。このポーチは盗聴されている人が落としたものだから、
盗聴犯が近くにいたら、警察に届けられる前に拾いに来るはず。」

(この人、何者なんだ?)
「私、諸刃 冴子(小島聖)わかりやすく言うと“盗聴バスター”ってやつだ。」


声に出して言ってもいないことに、また返事が返ってきた。
普段、事務所とかで依頼を待っているが、それだけでは被害がなくならないので
探査機を持って街に出て、直接営業をしていたようだ。

「じゃぁ、行くか!」
諸刃は車のエンジンをかけて、柳沢由美の家に行こうとする。
修は面接の時間が迫っていたので付き合えない。

「お前、名前は?」「白戸ですけど・・・」
「じゃぁ聞くけどな、か弱い女が変態野郎に盗聴されてるかもしれないんだ。
それでもシロは面接に行くって言うのか?」
「いや・・それは・・・」
(ていうか、俺の名前は白戸だからシロではなくシラになる・・・)

「シロ!!!!ちょうど助手が欲しいと思ってたんだ。」
犬の名前を呼ぶように白戸を呼び、強引に修を助手として連れて行くことにした。
車が走り出す。
(俺はもう・・フリーターしかないのかな・・・・)


柳沢由美(高部あい)のマンションに着いた。
プライバシーの問題もあるから、近隣住民にこちらの素性がバレない方がいい。
作業着のジャンパーを着てから柳沢の部屋に行くことに。

「家に盗聴器なんて・・・」
突然言われてもすぐに信用は出来ない。
疑いが晴れるように修は落ちていたポーチを返す。
ポーチの中に盗聴器が入っていたから、室内にもある可能性が高かった。
2人は部屋に上がらせてもらい、盗聴器を探す。


(やっぱいいなぁ・・一人暮らしの女の子の部屋って・・)
女の子の部屋を満喫していた修。
部屋の隅にエレキギターとフルフェイスのヘルメット2個を見つけた。
女の子の部屋にしては雰囲気が違う品に興味を持ち、ヘルメットを手に取る。

修の背後で誰かが肩を叩く。違う!諸刃が修の肩を軽蹴り!
盗聴されているかもしれないから、声に出して怒らないが、
走り書きしたメモには“余計なものは見るな!”の文字が。


諸刃は由美に音楽をかけるように指示し、

「この受信機がさっきの音楽を受信したら、
部屋に盗聴器が仕掛けられていることになります。」
3人は玄関の外に出て受信機の電源を入れる。
雑音のないクリアな音で音楽が流れてきた。

盗聴器があることが確認された。
除去を希望するかどうかを由美に質問していたところに隣人が出てきた。
諸刃は水回りの修繕に来たと隣人に話をしに行く。
信用したかはわからないが、部屋の中に戻っていった。

「由美さん。見ず知らずの人間に、あなたの生活が聞かれてしまってるんです。
除去してもいいですね?」
由美は小さくうなずいた。


本格的に道具を持ち込んで盗聴器を探し出す。
電源タップ、モジュラージャック、エアコンの裏・・続々と見つかった。
諸刃は修に“不審車両と人物のチェック”をメモで指示を出す。

修はマンションの表に出たところで
管理人の川田 吾一(志賀廣太郎)に話しかけられた。
廊下での話を聞かれてしまったかもしてない!と驚くが、

「ここだけの話、彼女にかかわらない方がいいですよ。」
管理人の話だと、由美はストーカー被害に悩まされていた。

「一か月ぐらい前から誰かにつけられていることが何度もあって、
それから、閉めたはずの部屋の鍵が開いていたり、郵便物がなくなり始めたんです。」
由美は諸刃に説明をする。

盗聴器を仕掛けた犯人が、ストーカーをしている男だとしたら
安易に外した盗聴器のせいで相手を刺激させてしまったかもしれない。


警察は被害が出ていないからと、まともに取り合ってくれない。
諸刃は管理人を疑う。盗聴犯の9割は被害者の知人か顔見知り。
管理人ならマスターキーを持っている。


窓から石を投げ込まれた。石に赤いペンで“警告”と書かれている。
「シロ!オモテ見てこい!!」
こんな状態で外に行くのは怖かったが、確認しに行った。

由美にはしばらくホテルに避難した方が良いと諸刃が提案する。
そのときに由美のケータイが鳴った。表示画面は番号非通知。
部屋の固定電話も鳴り出して、部屋の中は緊迫した雰囲気に変わった。

諸刃が固定電話の受話器を取ろうとしたときに切れた。
部屋のチャイムが鳴る。諸刃が伸縮式の特殊警棒を伸ばしながら、扉を開ける。

諸刃の攻撃をかわしたのは・・・仁志くん!?


修、仁志、諸刃の三人で近くのバーガー屋で事情を話し合う。
仁志の家がむかし工場をしていて、
そこの従業員だった水原 哲郎(渋江譲二)の婚約者が由美だった。
2人とも早くに両親を亡くして一人で生きてきていたから、とても幸せそうだった。
今から半年ほど前に車の事故に遭って、水原は由美をかばって死んだ。
事故を見ていた由美は、事故がショックでそのときのことを思い出せなくて
犯人の手がかりもなく、捕まってもいない。

苦しそうに声を絞り出して話す仁志・・・
(こんな仁志くんを見るのは初めてだ・・・・)

仁志は、時々由美の様子を見に来ていただけだった。

「だったら尚更だな。そんな由美さんの隙をついてストーカーするなんて許せない!」
話しを聞いて諸刃に火が付いた。


次の日、水原の事故現場に花を手向ける仁志。水原とのことを思い出していた。
“由美にはずっと笑っていてほしい”水原がそう言っていたことを思い出し、
仁志は由美に連絡を入れた。

「仁志くんに迷惑をかけたくなかったの・・・」
由美はストーカー被害があったことを仁志に話していなかった。

「由美に何かあったら、俺・・・哲郎さんに合わせる顔がないから・・・」
仁志が話をしていたときに、由美がソファに手をつくと、
置いてあったリモコンの電源が入り、音楽が流れ出す。

由美はホテルに避難していたはずなのに、部屋に戻ってきていた。


修は諸刃に呼び出され、フィットネスクラブに慌てて駆けつける。
“急用でタオルを持ってこい!”
修はタオルがストーカーを捕まえる重要な手がかりだと思い持って来てみると
諸刃が、ただ汗を拭いたいだけだった。


「はい!腕をあげて!!!」声につられて腕を上げる修。
この声は赤川さん・・・?

「白戸くんも運動しに来たんですか?」
やっぱり本物の莉央ちゃん。インストラクターの仕事もしていた!

「引き締まった体は素敵ですよ。」
莉央はボディビルダーのようにポーズをいろいろ変えながら筋肉アピールをして見せる。
(あなたの方こそ、ピチピチして素敵ですよ。)



妄想探偵おさむちゃん。 第三話 リボンの手ほどき
どんな困難な欲望も、妄想で解決する。彼の名は妄想探偵おさむちゃん。

小白戸は、水着姿でロッカーの鍵を探していた。
泣きじゃくる小白戸を慰める莉央。
どこかに落としちゃったのかなぁ・・・莉央は優しく頭を撫でる。

「謎はいい感じに解けました。」
ランニングマシンで走りながらおさむちゃんは二人に告げる。

「ロッカーの鍵を盗んだ犯人は・・・あなたです!!!」
莉央を指さし宣言するおさむ。否定をする莉央。

「じゃぁ、そのフラフープを回してみてください。」
赤ちゃんがハイハイする格好でおさむちゃんの所に近づく莉央。
ピンク色の布がひるがえると、

「出たな!怪盗バニー!!」
「ばれちゃった♪よくわかったわね。妄想探偵おさむちゃん。」
おさむちゃんに向かって投げキッス。

「さあ、ロッカーの鍵を返すんだ!」
「いいわよ。取れるものなら取ってみなさい。」

うさ耳、胸元にピンクのファーがついたビキニ。
一分丈のパンツの上にパンツの丈より少し短いフレアスカート。
おしりのあたりにロッカーの鍵を付けていた。

フラフープを回しながらおさむちゃんに向かって前進してくる。
おさむちゃんは両手を前に出して触ろうとしていた。



「何やってんだ?」
「どれだけピチピチしているのか、触ってみたくて・・・」
諸刃の声で妄想の世界から現実に戻った。

修の携帯が鳴る。
「えっ!?由美さんが家に!」
仁志からの電話は避難していた由美が家に戻っていたという報告だった。

連絡をもらって諸刃と修は由美の家に行く。
危険を承知で帰ってきた由美のことを、諸刃は大声で怒鳴りつける。

「この部屋を離れたくなかったんです!!
ここには、哲郎との思い出がいっぱいあるから・・」

涙を流す由美をこれ以上責めることは出来なかった。
修は顔見知りの犯行ということで、管理人さんがやっぱり怪しいと思っていたが

「それはないです。管理人の川田さんはむかし事故で娘さんを亡くしているんです。
ちょうど、その子が私と同じ年齢だったから、何かと気にかけてくれて・・・」

由美は以前、哲郎と結婚が決まったときに、川田さんに報告をした。
そのときに涙を流して喜んでくれたのだった。

「そんな人がストーカーなんて、するわけありません!」

諸刃は由美と管理人との関係性は理解したが、
犯人でないと決めるのは危険すぎるので、様子を見ようと由美に提案した。


他にも犯人がいる!という可能性がある・・・
ていうことは、今もどこかから見ているのか!?

修は怖くなって、そーっとベランダに出て不審人物を確かめてみた。
諸刃の車が駐禁の取り締まりに引っかかりかけている!

諸刃は慌てて車を移動させた。
発進させるところを修は見ながら、自分の手柄を確信していた。

見ていると、何だか違和感を感じる。
駐禁の取り締まり監視員はさっき2人で行動していたのに、今は1人・・・?
その人も、人に顔を見られたくないのか、
帽子を目深にかぶり直しながら足早に歩いている。


「キャーーー」
部屋で声がして、慌てて修はベランダから部屋に入ろうとしたら
駐禁の監視員の格好をした男が由美を捕まえ、
修に向かって銃を構えていた。


(これはたぶん・・・すっげーピンチってやつかもしれない!)

たぶんではなく、間違いなくピンチだ!
果たして白戸修はこの危機を乗り越え、盗聴犯を捕まえることができるのか?
だが、そこには思った以上にびっくりする事実が隠されているのだ!
つづく。




ドラマだから大丈夫!だと思うのは危険かもしrません。
どこに何を仕込まれているのかがわからないぐらい精密になってきてますし、
自分で調べてみるのは大事なことだと思います。

引っ越し先に入る前はチェックが基本かもしれませんね。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

桜蘭高校ホスト部 白戸修の事件簿 コラボ ハニー先輩  [白戸修の事件簿]

桜蘭高校ホスト部 白戸修の事件簿 コラボ ハニー先輩 
山本裕典 千葉雄大 中村昌也

3月公開予定の映画「桜蘭高校ホスト部」と、
TBSで放送中のドラマ「白戸修の事件簿」のコラボレーションが実現し、

青山にあるいちょう並木通りにて制服姿の山本裕典・川口春奈といった
桜蘭高校ホスト部のメンバーと
“白戸修”を演じる千葉雄大とのコラボシーンの収録が行われました。


今回、このコラボレーションが実現した背景には
「白戸修の事件簿」の主人公・白戸演じる千葉雄大が、
同じ枠で昨年の夏に放送され、絶大な人気から映画化されるまでに至ったドラマ
「桜蘭高校ホスト部」で、ハニー先輩として出演、
そして映画版でも同様にホスト部の主要メンバーで出演していることから実現しました。



撮影されたのは、
白戸が、ひとり道を歩いていると、向かいから桜蘭高校ホスト部のメンバーが歩いてくる。
白戸に気づいたメンバーは
「あれ?ハニー先輩?」「いえ違います。僕は白戸です」
などのやりとりが繰り広げられます。



映画撮影以来の再会だったとのことで、
ロケ場所での川口春奈、山本裕典、中村昌也、高木心平、高木万平、
そして千葉雄大らのテンションはのっけから高かった。


再会を喜ぶ一方、メンバーからは、千葉と共演する本郷奏多に会いたかったとの声も。
ショックを受ける千葉を前に、
中村昌也は「オレは莉央(中村静香)ちゃんに会いたい」とさらに一言・・



フライデードラマNEO「白戸修の事件簿」は毎週金曜 00:20からTBSで放送中 
ホスト部メンバーが登場する第8話は3月16日放送予定

映画『桜蘭高校ホスト部』は3月17日より全国ロードショー



アニメのハニー先輩のイメージのままの千葉雄大。
はまり役ですよね。






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

白戸修の事件簿 第4話 ウォールアート 後編  妄想探偵おさむちゃん あらすじ [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第4話 ウォールアート 後編

前半のあらすじ

阿佐ヶ谷で多発している落書きの犯人を捜すために、
憧れの赤川莉央(中村静香)に頼まれ、パトロールに出かけた白戸修(千葉雄大)。
何者かに襲われ、大けがをしたホームレス:須藤 清吾(並樹史朗)を発見してしまう。

駐車場を管理する七倉豊(永井大)に落書き犯に間違えられ、
挙句の果てに、連夜犯人捜しに借り出されてしまう羽目に。

未解決のホームレス襲撃事件に、野放しの落書き犯・・・
危険な状態の阿佐ヶ谷を、白戸・七倉ペアと、黒崎仁志(本郷奏多)・莉央ペア
莉央の幼馴染の清水洋(佐野和真)も加わった。
やっとのことで捕まえた落書き犯は、イラストレーター・轟郁美(木下隆行)。
壁には「シラトコロス」の落書きが!

果たして白戸修は、この事件を無事に解決できるのか??


ウォールアート 後編

カフェ「みっくすじゅーす」で修と仁志はコーヒーを飲んでいた。
修は自分を殺そうとする人物がいるとわかり、動揺しきっている。
コーヒーカップを持つ手が異常なほど震えていた。
カフェに来店した男の子たち。黒の分量の多い服装だっただけで修はビビってしまう。
姿が男の子たちに見えないように隠れ、涙目で仁志に助けを求める。

「どうしよう仁志くん・・・俺、殺されちゃうよ~~~」
半べそかきながら仁志に訴える。

「あの“シラトコロス”はフェイクで、本当の所は七倉が怪しい。」

仁志は、七倉が轟を捕まえたときのことを思い出すように修に言う。
あのときは確か、轟を捕まえてからむきになって月曜日の落書きのことを聞いていた。

月曜日・・・ホームレス襲撃事件があった日!!
追い出されるまでは、七倉の管理するコインパーキングを寝ぐらにしていた須藤。
邪魔だったから七倉が襲ったかもしれない。

もしくは、七倉が須藤を襲った現場を落書き犯に見られたからかもしれない。

だから七倉は月曜日の落書き犯を探している・・そう仁志は考えていた。

修は七倉を信用していて(肉まんで買収されて?)そんなことをする人だとは思えない。
それに、轟を警察に突き出すと、修が困ることになるだろうと見逃してくれた。
見た目は怖いけど、優しい人に違いないと感じていた。

はっきりさせるには、修が直接七倉に事情を聞く方が早い。
修は七倉の落書き犯探しの手伝いを続行した。


昼どき、中華料理屋に入る七倉と修。
七倉は今まで撮ってきた壁の落書きを地図にまとめるように修に指示を出す。
これは会社に報告する資料として使う。
変わりにここでのお昼は七倉のおごり。ありがたく、謹んでちょうだいする。

真っ赤な半袖でミニスカートのチャイナドレスを着たウェイトレスが水を運んでくる。
どこかでこの声・・・?聞き覚えがあるなぁ・・・
顔を見てびっくり!莉央はこの中華料理屋でもバイトをしていた。

「あんな落書きをされたけど大丈夫だった?白戸くん。
私、白戸君が心配で・・・・」

憧れの莉央ちゃんに初めて名前で呼ばれた!!!しかも2度!!
(これは莉央ちゃんとの距離が縮まっている証拠だ!)

七倉が注文したチャーハンを莉央が持ってきた。
「白戸くんのにだけ、エビ多く入れておいたよ♪」
修の耳元で莉央は囁くように修に言った。
このエビで修は有頂天!



妄想探偵おさむちゃん 

どんなに困難なも欲望も、妄想で解決する彼の名は・・・「妄想探偵おさむちゃん」

小白戸がチャーハンのエビがなくなってしまったことで泣いていた。
優しくあやしてくれる莉央。

「おかしいわね。ちゃんと入れたはずなのに・・」

「謎はいい感じに解けました。チャーハンのエビを盗んだ犯人は・・・あなたです!!」
莉央を指さし、宣言するおさむ。否定をする莉央。

「じゃあ、そのチャイナ服を脱いでくだチャイナ。」

莉央がピンクの布を翻すと、サテン地のピンクのチャイナ服。胸元はハートのくり抜き。
胸の谷間には、エビが挟まっている 怪盗バニーに変身した。

「出たな!怪盗バニー!!」「ばれちゃった♪」
「よくわかったわね。妄想探偵おさむちゃん♪」

怪盗バニーの投げキッスのハートがおさむちゃんの顔面にヒット!
おさむちゃんはメロメロ。
顔を叩いて我に返り、「さあ、チャーハンのエビを返すんだ!!!」
「いいわよ。釣れるものなら釣ってごらんなさい。」

怪盗バニーはおさむちゃんに釣竿を渡す。
「よし!勝負だ!!」釣り針を海に投げ込むように釣竿を投げた。
釣り針は怪盗バニーの胸にいるエビにヒット!!

リールを巻いて距離を縮める。
怪盗バニーはピョコピョコと飛びながらおさむちゃんに近づく。
胸が大きく弾んだ。
「あっ!!釣られるぅぅぅぅぅ・・・」



「お前、何やってんだ?」七倉の問いかけに、
「エビを釣ってるんですよ!!」
本当はチャーハンを食べずに、山を崩してエビをひたすら探していた。

「変わったやつだなぁ・・それ、エビチャーハンじゃねえぞ!」
七倉にこう言われても、エビを探さずにはいられない。
「入ってるんですよ!!絶対に!」

エビ無しのチャーハンと格闘しているときに洋が来店。
スーツを買った洋。今日はばっちり決まっている。
「俺ももう就職だから・・これで完全に親父の言いなりだよ。」

父の会社に入るということは、次期社長の座も与えられることになる。
莉央は凄いことだと思うが、洋は父が凄いだけで自分が凄いとは思ってなかった。


(さわやかに謙遜しやがった!!)
話しを盗み聞きしていた修。自分は就職浪人をやっているので、ちょっとむかつく。

メニューを広げる洋。その傍らでおすすめの話をする莉央。
2人の顔が近いし、とても仲良く見えて、修は嫉妬しまくる。


七倉は食べ終わり、次の現場に行こうとしていた。
修は全然食べていない。慌ててがっつくように食べ始めるが、
七倉に首根っこを掴まれて店を出た。


仁志が電話をかけてきた。七倉に直接聞いたのかが気になった。

「チャーハンおごってもらってたから・・・・まだ・・」

また買収された修。当てにならない修のために、七倉のことを調べてくれていた。
どうやら七倉は高校の時、かなりのワルで、何度も警察の世話になっている。

「いいか、白戸!七倉から目を話すんじゃないぞ。
っていうかお前、殺されんじゃないぞ!」

電話を切った仁志。自分の目の前を親子連れが通りすぎる。
その親子の後姿を横目に見て、左腕につけていた年期の入った腕時計を見つめた。


夜まで七倉と修は調べたが、収穫はなかった。
七倉は付き合わせたことを詫びた。
「それは、全然大丈夫・・・・ではないです。」
捜査に付き合ったことで殺人予告されたので、正直な気持ちを言った。

「俺は、あのホームレス襲撃事件の犯人を捜してんだ。
須藤の服に、赤い塗料が吹きつけられていた。
落書き犯の中に、須藤をやったやつがいるはずだ・・」

だから月曜にこだわっていた。修はようやく合点がいった。
でも、須藤と七倉の関係は・・・?

「俺の恩師だ。高校の時の担任の先生だった。」

須藤が学校の先生!?今の姿からは想像もできない。
落ちこぼれの生徒の面倒を見てくれる、骨のある先生で、
七倉が卒業できたのも、就職できたのも須藤のおかげだった。

教え子の連帯保証人になったばっかりに、借金作って無一文。
久しぶりに会ったのは、
パーキングに居座るホームレスをどかせるために声をかけたときだった。

あまりにも変わり果てた姿を見て、何かをしてやりたい気持ちはあるが
出来ることといえば、犯人を捜すことぐらいしかなかった。
でも須藤はそのときの男が七倉だと気付いていない。


次の日、カフェに集まった修と仁志と七倉。
修は七倉に頼まれていた、落書きされた場所の地図を手作りして来ていた。
落書きされた場所、落書きを撮った写真をまとめてみると
6丁目の清水家が、6丁目としてはココだけで、
落書きではなくペンキが吹きつけてあるだけだとわかった。

他の落書きはメッセージ性もあり、丁寧に描き込まれているのに
ココだけはずいぶん乱雑すぎる。


パスタを食べながら見ていた仁志がソース地図の上にこぼした。
せっかく書いたのに汚されたので、修はぐちぐちと文句を言った。
イラッときた仁志はソースでシミになったところをペンで上から塗りつぶし、
郵便局のマークを描いてごまかした。

「こんなとこに郵便局、なかったじゃん!!」
「でも、シミ消えただろ?」

シミが消えた・・・・修はハッとする。



「謎は七割がた解けました。」
洋が自分家の壁の赤いペンキを白で塗りつぶそうとしていたところに修が声をかけた。

「ホームレス襲撃事件の真犯人は・・・多分、あなたです。」

洋は修の言葉を否定し、作業を続けようとする。
「洋さん。どうして7丁目はココだけ落書きされているのでしょうか?」

落書きには法則があって、最初は公共物。
次は店舗の壁やシャッター、それから住宅街へと広がる。
なのに、7丁目だけはいきなり住宅街だったのか?

「月曜日に起こったホームレス襲撃事件、ここで起こったのではないですか?」

もし、頭を壁に押し付けたのなら、血痕が残っているはず。
それを隠すためにペンキをぶちまけたのなら、血痕は調べればすぐに分かること。

「お前が、あのホームレスをやったのだろう?」七倉も洋を攻める。
「証拠はあるんですか?」
七倉の言葉も、“証拠”を持ち出されると反論できない。


「証拠はありません。だから、“たぶん”って言ったじゃないですか。
でも時機にホームレスの方は意識を取り戻しますよ。
そうすれば、全ての真実がわかります。」

「警察が調べて逮捕されるか、自首するか、それはてめえで決めればいい。」

「そっか・・・とうとうみつかっちまったかぁ・・・」洋は観念した。


洋は壁に落書きをしているところを須藤というホームレスに見つかった。
そのときは慌てて逃げたが、その後、家の前でバッタリと合ってしまった。
須藤は洋の顔を見るやいなや、大声で落書き犯だと言いまわる。

洋は慌てて須藤の口をふさぐが、騒ぎ続けるのでもみあいになり、
突き飛ばしたところが、たまたま壁のとがったところで、
須藤は後頭部から血を流して意識を失った。

救急車を呼ぼうとしたけど、父親の会社に影響が出ると思い、
ガード下まで車で運んで置き去りにした・・・


「どうして落書きなんか・・・」
「自由に生きている君にはわからないよ。
僕は、親父の敷いたレールに乗っかるしかないんだ。
今の生活が窮屈で、どうしようもない自分の感情を何かで押さえたかった!
それで描いたんだ。」

“シラトコロス”の落書きも洋がしていた。
修が犯人を捕まえると息巻いていたから、
ああやって脅かせば、止めると思ってやった。

「もう終わりだ・・・・僕はレールから脱線しちゃったんだ・・・・・」

「そうかな?俺たちは電車や機械じゃないんだよ。ちゃんと自分の足で歩いていいんだよ。
本当にやりたいことなら、自分の気持ちをお父さんにちゃんと伝えるべきだったんだよ。
自分の人生なんだから・・・」

「まだ遅くはない。ちゃんと償えばすぐやり直せる。
俺みたいなどうしようもないやつでも、ちゃんと仕事して生きてんだぜ!」
洋は警察に自首し、罪を償う覚悟を決めた。


須藤の意識が戻った。さっそくお見舞いにきた七倉と修。
「よかったな。」七倉は須藤の回復を喜び、ポケットから豆大福を一つ出した。
手渡しで受け取らないので、机の上に置き、

「悪いけどよ、あのあたりをうろうろしないでくれよな。
商売あがったりだし、住んでいる人たちの迷惑になるし。」

「もういいよ。帰ってくれ・・・」
言っても動かない七倉に、わざとオーバーに七倉の顔に向かって咳き込んでみせた。
「てめえなんかよ、とっとと死んじまえ!くそじじいが!」
捨て台詞を残して七倉は部屋を出た。

須藤は机に残された大福を手に取り、
「あのやろう、俺の好きなもの・・まだ覚えてやがった・・」
大福の包み紙をほどきながら、堪えていた涙があふれ出す。

「くそがきが!立派になりやがって!!」
泣きながら大福をほおばった。我慢できずに声をあげて須藤は泣いた。
扉の外で須藤の鳴き声を聞き、七倉の胸にも熱い思いがこみ上げる。



カフェで仁志に説明する修。仁志は週刊誌を何気なく見ていたら、
轟が落書きを消すための運動を始めたという記事が目に入った。
轟の“誠意”は、「落書きを消して回る活動」に変わった。
七倉が見逃したおかげで、轟にとっていいことになった。

片方の鼻を手で押さえながら注文を取りに来た莉央。
「あなたお名前は?」「白戸修です。」「白戸、白戸・・」
「あなたお名前は?」「黒崎です。」「黒崎、黒崎・・」
「白と黒で相性いいですねぇ・・・」
このモノマネは誰・・・?


なんとなく事件を解決した白戸修。
これで平和な日が来ると思ったら大間違い。
お人よしな白戸は、またまた事件を呼ぶ。
果たして、次に阿佐ヶ谷でかれに待ち受ける事件とは一体何なのか・・・・?

莉央が懸命に似ていないモノマネをしていたのは・・・黒柳徹子!

つづく。



毎回なんとなく事件に巻き込まれてますが、
なんとなく解決できる。それはすごい能力!
この能力が就職に生かせればいいのに!









nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

白戸修の事件簿 第3話 ウォールアート 前編 妄想探偵おさむちゃん ネタバレ 佐野和真 [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第3話 ウォールアート 前編

犯罪を解決へと導く白戸修(千葉雄大)は、就職浪人。
何事も断れない性格で、阿佐ヶ谷界隈で起きた様々な事件を呼び込んでしまう。


「えぇぇぇっ!!本当ですか?」
胸を揺らしながら笑顔で喜ぶ赤川莉央(中村静香)
莉央ちゃんからの頼まれごとなんて初めて!!!!

「じゃぁ、待ち合わせは阿佐ヶ谷の駅前で。」
大きくガッツポーズ!阿波踊りなんて踊ってみたりして・・・

今日もカフェ「みっくすじゅーす」でまったりしているところに莉央からのお願い。
お願いされる関係になれたと思うとうれしくてしかたがない。
最高潮に喜んでいるときに乳首をつままれた。
黒崎仁志(本郷奏多)が今日も白戸に“乳首殺し”相変わらず隙だらけ。
机に置かれた履歴書を見ながら就職が決まっていないことを茶化す。

仁志がカフェに来た理由・・・莉央ちゃんに頼まれたから。
頼まれたのは夜のパトロール。

(ええぇぇぇっ!?それは俺だけじゃないの??)
さっきまでの有頂天が一気に奈落の底に・・・
(絶対お前なんかに莉央ちゃんを渡さないから!!!)


莉央のバイト終わりに仁志と修は莉央に付き合って、
落書きの犯人を見つけるため夜のパトロール。

懐中電灯を持ち先に歩く修。後ろから莉央と仁志。
細い路地に入ると壁には無数の落書きがされていた。
この落書き犯をどうしても捕まえたいと莉央は思っていた。

(あぁ・・莉央ちゃんと二人っきりになれるとおもってたのになぁ・・)
修はぼんやりと歩いていたら、何かにつまずいてこけてしまった。

足を痛がるものの、、その横には倒れた人がいる!
この状況に驚いた莉央は悲鳴をあげ、動揺してしまった。
莉央を仁志が送っていき、修は倒れた人を病院まで付き添うことになった。

「なんで俺が付き添いだんだよぉ・・・」
明日面接があるのにこんなことをしている場合ではなかった。

次の日、病院のベンチで眠ってしまった修は看護師に起こされる。
手術は無事成功。命は助かったが、意識が戻っていない。

「あっ、今何時ですか?」
ふと我に返り時間を聞いたら8時。「8時!?」
慌てて今日の就職面接先の 世界堂出版ビルへ向かう。
今回はセーフ。無事に面接を受けることができた。

修一人に面接官が3人。会社を選んだ志望動機を聞かれる。
(動機はたまたま日程が開いていたから。なんて言えない・・・・)

何かいい手がないかとあたりを見渡すと、
轟 郁美(木下隆行)のポスターが目に入った。
「はい。私は轟先生の大ファンで、是非一緒にお仕事が出来ればなぁと・・・」

イラストレーター轟の名前を出すと、面接官の1人が話に乗ってくれた。
「君は轟先生のファンなの?いいよね。轟先生のイラストは・・」
「はい!私は轟先生を尊敬して止まないです!!!」
完全に、強引に乗っかってしまった。

面接の後に残るように言われ、部屋の前に待っている修。
さっきの面接官の1人が
「これを轟先生に渡しに行ってくれない?」
小さな紙袋を手渡す。昨日轟先生が飲み屋で忘れて行った品物だった。
朝の3時まで付き合わされて、渡しに行くこともできない。

轟の家の住所と地図を渡される。住所、杉並区阿佐ヶ谷5-14
(えぇ!また阿佐ヶ谷?)なんだか嫌な予感がする。


書かれた地図の通りに行くが、完全に迷ってしまった。
辺りを見渡してキョロキョロしていると
自転車にぶつかりそうになり、よけた拍子に転んだ。

「パシャリ」転んだところをカメラで撮影された。
「おい!落書きは立派な犯罪だぞ!」

修に向かって話しかけてきたのは七倉 豊(永井大)
轟先生に渡す紙袋が転んだ拍子に飛び出していた。中身はスプレーインク・・・
(これはヤバい、ヤバすぎる!)

落書き犯と間違われ、逃げ出そうとするところを七倉に捕まり、投げ飛ばされた。


 
轟先生の家に行き、紙袋を手渡す。作っているプラモデルに色を塗るらしい。
自分の無実を証明するために轟の家まで七倉を付き添わせ、その様子を見せた。
これで疑いが晴れた。

「よくも俺に無駄な時間を使わせたな!」七倉は腹を立てる。

七倉はネクストパーキングの管理部で働いていた。
近くにあるコインパーキングの壁が落書きされて、駐車する車が減っている。
就職浪人の修は時間がたっぷりあるからと、
落書き犯探しを手伝わされることになる。


次の日、カフェで仁志に落書き犯探しの愚痴を言う修。
莉央のパトロールに仁志が付き合っていたことを知った。

(昨日のパトロール、俺誘われてないんだけど!!)
七倉に今日も来るように言われるが断れなかった・・・・

「受け取ってください!」
莉央が差し出した小さな小箱。バレンタインチョコ!!!
(これはもしかして・・・愛の告白!!!)



妄想探偵おさむちゃん。 第三話 リボンの手ほどき
どんな困難な欲望も、妄想で解決する。彼の名は妄想探偵おさむちゃん。

小白戸がもらったチョコが無くなって泣いていた。それを慰める莉央。
チョコをちゃんと渡したはずなのに・・・莉央は優しく頭を撫でる。

謎はいい感じに解けました。チョコレートを盗んだ犯人は・・・あなたです!!

莉央を指さし宣言するおさむ。否定をする莉央。

「じゃあ、その制服を脱いでください。」

莉央がピンクの布を翻すと、うさ耳、胸元にはおおきなリボン。
板チョコがわかりやすいほどがっちりと水着の左胸に挟んである。
怪盗バニーに変身。

「出たな!怪盗バニー!!」「ばれちゃった♪」
「よくわかったわね。妄想探偵おさむちゃん♪」

投げキッスがおさむの顔にヒット!急いで我に返り、

「さぁ、チョコレートを返すんだ!!」
「いいわよ。ほどけるものならほどいてみなさい。」
胸の大きなリボンの端をおさむに差し出す。

リボンはウエストあたりからグルグルとほどけていき、着物の帯を解くように回っている。
残る部分は胸の所だけ。取ってみなさいとばかりに挑発をする莉央。

「おさむ、行きます!!!!」最後のリボンを引っ張るおさむ。
「あ~ん ほどけちゃう。」



「なにやってんだ、お前!」「いや、中身がどんな風になっているのかなぁって・・・」

修は莉央からもらったチョコの箱のリボンの端を引っ張りかけて固まっていた。
「こんな形だけど・・・」
中身を見せる仁志。周りを見渡すと、全員同じ種類の小箱をもらっていた。
(俺だけが特別じゃなかった!!!)


「ひろしちゃん!」
カフェに入ってきたさわやか青年 清水 洋(佐野和真)は莉央の幼馴染。
莉央は奥から持ってきた大きい箱を洋に渡す。
(でかくね?あいつだけサイズ、でかくね??)

莉央はパトロールに参加する仲間として、仁志と修に洋を紹介する。
「ライバル出現か?」からかうように修に言う仁志。
(絶対まけねぇ!)心の中で固く誓う修だった。



駐車場でカメラを持たされ、張り込みをする修。
莉央たちとパトロールしたいし、七倉と一緒に居たくないと思っていた。
七倉が差し入れを持って帰ってきた。

この駐車場は落書きのおかげで、夜どころか昼も車が止まらなくなった。
清算機の横をねぐらにしていたホームレスがやっといなくなったというのに・・
早く落書き犯を捕まえないと、商売が上がったりだ。

「お前、ガード下のホームレス襲撃事件知ってるか?」
襲われたのは須藤 清吾(並樹史朗)修が病院まで付き添った人だ。

「その須藤っておっさんが、清算機の横をねぐらにしていたんだ。」
第一発見者は自分だと修が七倉に告げると、
七倉は何かを思いついたように突然パトロールに出かける。


落書きという法則性があって、
駅前の公共物から始まって、店舗の壁やシャッター。
最後には住宅の塀へとエスカレートしていく。

このあたりはどうやら住宅の塀に落書きがされているようだ。
その証拠を修は写真に残し、他にもないか周りをキョロキョロしていたら
塀に落書きをされた住人が出てきた。

(出た!笑顔さわやか青年!)
「あれ?あぁ確か・・・就職浪人の!」
家の中から出てきたのは、莉央の幼馴染の洋!
修が就職浪人だといつの間にかバレてる。

「落書きをされたのは、確か月曜です・・・」
話しの途中で洋のケータイが鳴った。電話は莉央ちゃんからよう。

(そうだ!ここにさわやか青年が居るということは、莉央ちゃんと仁志の二人っきりだ!
それは危険!!!)

話をしている途中で電話を奪うように変わってもらった。
「もしもし、赤川さん!
ホームレスの事件の犯人も捕まっていないから、結構危険じゃない?」

「うるっせーよ、白戸!」
莉央ちゃんではなく、仁志が電話に出ていた。

「危ないから帰った方がいいって!落書きの犯人も、ホームレス事件の犯人も、
俺が捕まえておくから。」

二人っきりにさせるわけにはいかない。ここですぐに散会させなければ!
仁志を説得しようと一所懸命に話すが、仁志はウザさを感じて電話を切ってしまう。

「この際だから、洋くんでもいいから二人の所に行ってくれない?
二人っきりではマズイって・・・・」
洋を強引に二人の所に行かせて、自分は捜査に戻る。


道を歩いていたら、なんかニオイがしてくる。
ニオイのする方に行ってみると、壁に落書きをしている黒ずくめの男を確認した。

「建造物損壊罪。落書きは立派な犯罪だ!」
七倉と犯人を追いつめたと思ったら、
犯人は手にしていたスプレーを投げつけて逃走。
修は必死で後を追いかける。そこにはちょうど莉央と仁志がパトロールしていた。
逃げる犯人と莉央が体当たり!莉央は足をくじいてしまう。

すぐに動けない莉央は洋を応援に呼ぶ。仁志と修は犯人を追跡。
なかなか追いつけないが、先回りしていた七倉が犯人を捕まえて、投げ飛ばしていた。


「なに逃げようとしてんだよ!この落書き野郎が!!!」
七倉は犯人の着けていた覆面をはぎ取る。・・・ん?轟先生??

轟は見逃してくれるように土下座をして謝る。
「締切が迫っていて、イライラしていたんだ。
そのとき、阿佐ヶ谷の落書きのことを知り、私もつい・・・」

「てめえ!今週の月曜日にも落書きしていただろ?」
「いえ、今週は今日が初めてです。月曜日は編集長と飲みに行ってました。」

修は思い出した。轟に渡すように編集長に言われ、小袋を渡された時、
轟と朝の3時まで付き合わされたと言っていた!
修は轟のアリバイを成立させてしまった。

「行けよ!ただし、てめえの誠意は見せてくれよな!」

七倉は修のためを思って警察に突き出すのを止めてくれた。

でも、本当の犯人は誰なのだろうか?
七倉のケータイに連絡が入る。みんなで慌てて駆けつけると


壁には「シラトコロス」と壁一面に書かれていた。


まさかの殺人予告をされた白戸修。果たして白戸の運命は!
そして、ホームレス襲撃事件の真犯人は!
だが、そこにはたぶん!衝撃の事実が隠されているのだった。つづく・・・



修がちょいちょい吐く毒がかなりツボです。
たよりなさげで、意外と芯は強いように感じます。
莉央が好きというよりは、巨乳好きなんですかね?(笑)

カッコいい佐野くんはいかがでしょうか。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

白戸修の事件簿 第2話 ツール&ストール 後編 妄想探偵おさむちゃん 千葉雄大  [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第2話 ツール&ストール 後編

前半のあらすじ
阿佐ヶ谷の古書店で起きた店主:猪田甲治(諏訪太郎)強盗殺人事件。
その容疑者として年下にも関らず、
常に上から目線の幼馴染・黒崎仁志(本郷奏多)が
警察に追われていることを知った。
しかし、仁志が言うには犯人は別にいるらしい・・・

元警官には見えない いかつい風貌の山野井大介(寺島進)の協力を得て
犯人と思われるスリの桑田政志(大西武志)を捜し始めた白戸修(千葉雄大)

ただ、仁志が警察から身を隠せるのも3日が限界。

刻一刻とタイムリミットが迫る中、
修と山野井は何とか桑田を目前のところまで追い詰めたのだが、
修は突然背後から何者かに殴られ、記憶を失ってしまった。

果たして白戸修は桑田を捕まえて、黒崎仁志の無実を証明できるのか?!



タイムリミットまで、あと2日・・・・
気を失ってから、だいぶ時間が過ぎていた。あたりは真っ暗。
修はようやく目を覚まし、何があったのかの記憶をたどっていた。
殴られたところをさすりながら辺りを見渡すと、山野井も気絶させられていた。
修はあわてて山野井に声をかける。

「いててて・・・桑田に気づかれちまった。これは厄介なことになっちまったぞ!」
殴られたところをさすりながら修に話す。


部屋に帰った修。仁志が殴られたところを冷やすために氷の支度をしてくれている。
「あと一日しかないんだぞ!」仁志は修のハッパをかけるが
「だって、いきなりだったから・・・」殴られたところがまだ痛い。

「白戸ってほんと、冴えない男だよな。」
(誰のせいで殴られたと思ってんだよ!)
声に出して仁志に言うことはできないが、心の中でちょっと愚痴った。

袋に詰めた氷を修の方に投げてよこす。全然違うところに飛んで行き・・・
修が3か月かけて作っていたレゴブロック!
床に寝そべって駄々っ子のように怒る。

「じゃぁ、俺行くわ。
このまま俺を匿っていたら、白戸まで共犯になっちまうからな。」

「本音を言うとさ、確かに幼馴染とはいえ、俺たち6年も会っていなかったじゃん。
だから、警察に売られるんじゃないかな?って思ってたんだ。
でも、お前は俺を裏切らなかった。そんなお前をもうこれ以上巻き込みたくねぇんだよ。」

「でも、ほかに行くとこないんでしょ?だったらここに・・・」
「まあ、大丈夫。なんとかするよ。」「何とかって・・・・」
「そのうちTVとかに出るんじゃない。殺人犯とかで・・・じゃぁな!」

仁志は修の家を出て行ってしまった。
修は仁志を助けてあげられるとしたら、出来ることは・・・・


相鉄 緑園都市駅で今日も張り込みをする修。
仁志を助けるために出来ることは桑田を捕まえることだと思っていた。
駅の建物入口で桑田を待っていると、
昨日の張り込み場所に山野井が張り込みをしていた。
山野井は素人の修を巻き込まないように単独で行動していたのだった。


「でも、桑田はまたここに現れるのでしょうか?」

山野井の見解では、
すりは縄張りを持っていて、そう簡単に他で仕事ができない。だから必ず現れる。

昨日と同じ、すりに注意をするように貼られたポスターを見た男性が
財布の位置を確認していた。
桑田はケータイをいじる振りをして、この様子を見ていた。


今日は逃さない!桑田と同じ車両に乗り込んだ。だが、全然すりをする気配がない。
おそらく行動を起こすのは、次の駅。乗り降りの多い駅だと、仕事がしやすい。
盗ったらすぐに逃げ出せるように、ホームに到着する間際。

次の駅に着いた。扉が開いて、男が降りようとしたときに桑田が実行。
財布を盗んだ瞬間に鉄道警察の人が現行犯逮捕。
警察に身柄を押さえられたら、山野井ではどうしようもない。

「黒崎は運が悪かったと思って、あきらめるしかないな。」
山野井はこう言うが、修は納得がいかない。


駅前をぼんやりと歩いていた修。オタクの撮影会に遭遇した。
モデルは赤川莉央(中村静香)ちゃん!
駅員の格好をしているが、胸元も開いてセクシー。

修は思わず莉央に手を振る。「赤川さん!!!」
莉央も修の存在に気づいて撮影会を離れ、近くまで来てくれた。
「赤川さん、何個バイトしてんだろう・・・・?」

動くたびに揺れるおっぱいを遠くから見ながら、
「いったい・・・どれだけ揺れるんだろう・・・・」



どんなに困難な欲望も、妄想で解決する。彼の名は!
妄想探偵おさむちゃん ~第2話 揺れるおこずかい~

小白戸。おこずかいがなくなったと泣いている。
駅員のコスプレをした莉央が小白戸を慰めてくれていた。

「謎はいい感じに解けました。」
英国探偵シャーロック・ホームズのような服装で、パイプを手にしたおさむ。
「おこずかいを盗んだ犯人は・・・・あなたです!!!」
片膝をついて指さしポーズを決めたおさむが莉央を指差す。

「ちょっと、何を言い出すんですか?」莉央は怒った風に言うが、
「じゃあ、これで飛んでみてください。」
おさむは莉央にホッピングを渡した。

莉央がピンクの布を翻すと、コスチュームが変わった。
「出たな!怪盗バニー!!」
「ばれちゃった。」えへっと小首をかしげる。

「よくわかったわね、妄想探偵おさむちゃん♪」
おさむに向かって投げキッス!それはおさむの顔にヒット!!!
一生懸命に投げキッスを振り払い、「さぁ!おこずかいを返すんだ!!!」

「いいわよ。取れるものなら取ってみなさい!!」
胸を揺らしながらホッピング。小銭の音がチャラチャラと聞こえる。

「ほらほら!触ってみなさいよ!」
ホッピングしながら胸を突出し、修に近づく。


「お兄さん、何やってんの?」
「どれぐらい揺れているのかを確かめてみたくて・・」

「お兄さん、ちょっと変わってんね。」
莉央の撮影会を仕切っている人が修に声をかけ、我に返った。
昨日も同じ撮影をしたけど、もっと凄いのがあるからとお店に誘われた。

コスプレショップで莉央の生写真!
女医も、体操着も、セーラー服も・・みんな良い!!バニーちゃんなら・・・これ!
莉央のバニー姿の少し後ろに山野井の姿が写っていた。

緑園都市駅の夕方ごろの撮影。
おかしい・・・昨日のこの時間は後頭部を殴られて気絶していたはず・・・
何でこんなとこにいるの??


「一人で桑田を追いかけてたんや。」
振り返ると山霧純子(田野アサミ)。お寿司屋さんですりをして山野井にバレた人だ!
どうしてここに???


古い倉庫をねぐらに使っていた桑田。辺りを警戒しながら中に入る。
電気をつけると山野井が帰りを待っていた。

「こんなに早く出られたのは、誰のおかげだと思ってんだ。」

すりを逮捕するには、現行犯であることと、犯人と被害者も押さえないといけない。
桑田が捕まったとき、持っていた財布を揉み合って落とした。
その財布を山野井が拾い、被害者に返し、そのまま帰した。

すぐに釈放されると知って、警察で張り込み、ここまでたどり着いた。

「古本屋の猪田って男知ってんな?店に行っただろ?
そのとき持って行った封筒を出せ!」
「とぼけるんじゃねぇ!その中に写真が入ってただろ!!!
俺はもう警察じゃねぇから容赦はしねぇからな!」

近くにあった鉄パイプを手に取り、そこいら辺を殴って回る。


「謎は七割方解けました!!!!」
修は山野井を制止させようと、力いっぱい扉を開けて中に入ってきた。

「猪田さんを殺した真犯人は・・・たぶんあなたです!!!!」

修が指を指したのは山野井。
「多分ってなんなんだよ!ふざけんじゃねぇぞ!!」


多分を問われ、モジモジする修のところに
「あんたが探してるのはこれやんな?」山霧が中に入ってきた。

封筒の中には、山野井がカツアゲしているところの写真が何枚も入っていた。

「全部山霧さんから聞きました。古本屋の猪田さんも昔はすりだったんですね。」
あるときから猪田は改心して足を洗い、古本屋を始めた。
その猪田の勧めで、山霧を含む何人もの人が足を洗った。

その話が刑事だった山野井に伝わった。
山野井はお金欲しさに足を洗った人を、脅して回る。
それを知った猪田はこの事実をマスコミにリークした。
このネタが元で山野井は警察をクビに。でも、恐喝は終わらなかった。

だから猪田は恐喝しているところの証拠を残そうと、
隠し撮りをしたり、証言を集めたりした。

そのことに気づいた山野井は、リークを止めようと猪田の古本屋に行く。

「俺の写真はどこだ?」「ここにはないよ。」
「そんなわけないだろ!とっととよこせよ!!」

「たとえお前に写真を奪われても、私は何度でも集め直す。
だからお前に残された道は一つしかない。」
「あきらめてその時を待つんだな。」

カッときた山野井は側に置かれていた置物で猪田の後頭部を殴った。
打ち所が悪く、そのまま猪田は息を引き取る。
山野井はいろんなところを引っ掻き回して写真を探すが出てこない。
写真は、猪田が万が一のことを考えて山霧に渡していたから。

桑田が持っていた封筒の中に恐喝現場の写真が入っていると思いこんだ。


「確かに、ゆすっていたことは認める。
だがそれだけじゃぁ、猪田を殺したことにはならない。
そこまで言うんなら、証拠はあるんだろうな!!!」

「いえ・・・・ありません。だから最初に“たぶん”って言ったじゃないですか。
ですので、ここから先は警察の方にお任せします。」


パトカーのサイレンが少しずつ近づいてくる。

「別に、殺すことなかったじゃないですか・・・・
仮にも警察の人間だったあなたが、どうしてこんなことを!」

「どうしようもねぇことだってあるんだよ。
人生っていうものは何やってもうまくいかないときがあるんだよ。
それで一度手を染めてしまったら、もう戻れねぇんだ。」
「それはおかしいですよ、山野井さん。
たとえどんなことがあったとしても、人の命を奪っていい理由なんて存在しないんです。」

山野井はおとなしくパトカーに乗り込み、連行された。


事件が解決したけど、少し引っかかるところがある修。
「どうしてすぐに写真を公開しなかったんですか?こんなことしなくて済んだのに。」

「それは・・・・」山霧が話そうとしたところに被せるように
「俺たちにも確証がなかったんだ。」仁志が入ってきた。

「仁志くん!?」

猪田のカタキを打つために山野井をおびき出すための芝居だった。

「本物はさっきの警察とパトカーだけ。」

仁志はあっさりと言うが、修の頭はパニック!


猪田が仁志の家の大家なのは本当。
でも、家賃の滞納はしてないし立ち退きにもなっていない。
店にしょっちゅう顔を出すぐらいの仲良しだった。
仁志はすりの仲間ではないが、出版社でバイトをしていた時よくして
もらっていた。

猪田から山野井の情報を集められないか?と相談を受けて協力することに・・・
そんなときに猪田が遺体で発見された。
みんなは山野井が殺ったとすぐに分かったが、確証がなかった。
仁志が計画を立て、桑田が封筒を持ち出したことにして、山野井に揺さぶりをかけた。

「つまり、全部作り話ってこと。」

事件当日、仁志は店にも行っていなければ、桑田も見てはいない。
もちろん警察にも追われていない。

「ただ、山野井が桑田探しに修を同行したときに確信は高まった。」


山野井は修を探ろうとして同行させていた。
修が猪田の仲間で、スパイでなないかと思われていた。

「心当たりはない?」「あっ!!」

緑園都市駅で張り込みをしてた時、
「何で黒崎のためにそこまでするんだ?
今まで連絡をよこさなかった野郎に、ここまでする義理はないだろ?」と言われた!

修がシロだと判断した山野井は修を気絶させた。


「でも、なんで俺だったの?」自分でなくても適任者がいたはず。

「俺たちにはストールが必要だった。」

ストールは、カモの前に新聞とかを広げて目くらましをして、
ツールがすりを実行する。

今回の事件の場合は、修がストールで、仁志たちがツール。山野井はカモ。

山野井は元刑事だったから、全く関係のない人が必要だった。
それには修が適任者だった。

「じゃぁ、ずっと尾行していたの?」

「そうやで、あんたが乳首をギューってつねられとったときからな。」
お寿司屋のときも、電車の中も全部!!全然気づかなかった!

「白戸は最高のストールだったよ。」「褒められている気がしないんですけど!」
「でも、桑田さんが警察に捕まった時は焦ったでしょ?」修は得意げな顔で話すが、

「まだ分かんないのか?偶然なんか一つもなかったんだ。」

この3日間にで修が出会った人全員。
最初の警備員から寿司屋の客、桑田を逮捕した警官、などなど・・・
全員元スリ仲間の協力で、全部山野井をおびき出す芝居だった。

「人間不信になりそう・・・・・」


カフェみっくすじゅーす で履歴書を書いている修。
まだ怒りは収まっていなくて、大事な履歴書に落書きをしてしまっていた。

「悪かったって言ってんだろ!」
仁志は修に軽く謝ってみたものの、そんなことでは許してもらえそうもない。


「莉央ちゃん!コーヒーお代わり!!」「はぁい!ちょっと待ってね♪」
仁志は莉央に馴れ馴れしく声をかける。

「莉央ちゃん・・って?!」
修の部屋にずっと居てもつまんないので、カフェに来て、仲良くなっていた。


(仲良くなった?!?! 殺す!2~3回は殺す!!!!)

「でも莉央ちゃんって変わってんだよな。モノマネアイドルを目指してんだよ。」
莉央は修には全く分からないおじいさんのモノマネをしながらコーヒーを入れてくれた。
(正解は平泉成)

こうして皆に騙されながら事件に巻き込まれ、まさかの多分で事件を解決した白戸修。
果たして次に阿佐ヶ谷で、彼に待ち受ける事件とは?
一体何なのか!!! つづく!!




いつも余計なことをして、捜査が出来ていないように思いますが、
この余計な感じがとてもいいですね。
妄想探偵で気持ちを紛らわせる修は莉央と友達になれるかな?
今ぐらいの距離感が一番いいように思いますが・・・




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ
前の10件 | - 白戸修の事件簿 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。