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白戸修の事件簿 第9話 セイフティゾーン 前編 あらすじ ネタバレ オカモトショウ [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第9話 セイフティゾーン 前編

犯罪を解決へと導く白戸修は、元就職浪人である。
彼の、何事も断れないお人よしの性格は
阿佐ヶ谷界隈で起きた様々な事件を呼び込むのである。

白戸修は多分、正義のために犯罪者たちと戦わされるのだ。
行け!白戸修。負けるな!白戸修。

究極の一期一会。白戸修の事件簿。


第9話 セイフティゾーン 前編

小学校3年生のときの話・・
3年2組の白戸修(石田竜輝)は“僕の夢”という課題の作文をみんなに発表していた。
「僕の夢。 3年2組 白戸修。
僕の夢は、大きくなったら警察官になることです。
困っている人を助けてあげたいし、ヒーローみたいで恰好いいし、
あと、この前10円くれたし・・・」

「何だよそれ!」「ていうか、弱虫の白戸は警察官になれないんじゃないの!」
同級生に夢を批判され、クラスのみんなは自分の夢を笑う・・・

この夢はこんなに笑われ、否定されるものだったのだろうか・・・・・


カフェ「みっくすじゅーす」で、居眠りをしていた白戸修(千葉雄大)は
この3年のときのことを夢で思い出していた。

目が覚めて、現実に返る。紙ナプキンに描いていたのは警官姿の自分・・

「このまま、世界堂出版に就職してもいいのかなぁ・・・・」

どこかに就職を決めることが目的になってしまっていて、
本当にやりたかったことだったのかを自問自答する毎日が続いていた。


「お待たせしました。」いつものかわいい声ではなく、野太い男の声が聞こえる。
顔をあげると、そこには向山剛史(松尾諭)が立っていた。
向山は、就職できず、間接的に事件を起こした。
一からやり直したいと思い、このカフェでバイトを始めたのだった。

「ああ、あの時はごめんね。」
(おいおい、さらっと謝って済む問題か?)

結構な目に遭わされた修は怒りが収まっていなかった。
向山はバイト仲間の赤川莉央(中村静香)からの預かりものを修に渡す。

“白戸君へ”と表に描かれた手紙!!!
(ていうか、お前が莉央ちゃんって呼ぶな!!)
白戸君へ
いつもお店に来てくれてありがとう♪
白戸君にどうしても伝えたいことがあるの。
3時に阿佐ヶ谷駅に来て下さい♡
莉央

「どうしても伝えたいことがあるんだって。」
向山はニヤニヤしながら修に念を押した。
修は、鬼門の阿佐ヶ谷にはあんまり行きたくなかった。
でも、ちょっと考えて・・・!!

(まさか・・告白か!!!!)

待ち合わせの3時まで時間があまりない。
慌てて荷物をカバンに詰め込み、お店を出ようしたとき電話が鳴った。
黒崎仁志(本郷奏多)からの電話で、

「おう、白戸。話があるんだけどさ・・・」
少し深刻そうに話をする仁志。修は話しをのんきに聞いている時間が無い!
話しを聞かずに電話を切った。

仁志は、自分がどうしたらいいのかわからないでいた。
修にアドバイスをもらうはずが、話も聞かずに切られたので、
斜めに下げたバッグを手にし、本当はどうしたいのかを考えていた。
バッグの中に、そんなに重要な物が隠されていたのか?

車のクラクションが聞こえる。待っていた仲間が仁志を迎えに来ていた。
諦めたように車に乗り込んだ。


修は意気揚々とJR阿佐ヶ谷駅に到着!
「また阿佐ヶ谷か・・・・」
(でも、今回は莉央ちゃんとの約束があるんだ!
事件なんかに巻き込まれてたまるか!!)

「♪まさかのヤレちゃう感じ・・・♪」
修の横を歌いながら通り過ぎる人(オカモトショウ)が、
今の修にとって心に響くワードを歌った。
「ヤレちゃう感じ・・・?」

ひらめいた!!とってもうれしくなって、
修はさっきの通りすぎた人を呼び止め、感謝の握手を交わす。


修は東都銀行に直行。
(このままデートになったら、どんな展開になるかわからないし、お金いるもんな!)

お金の準備よし!新たに意気込んだ修。でも、お腹が痛くなってきた。
トイレを探すが 一階にはなく、案内員に二階の従業員用を使うように言われる。
もうすぐ営業時間が終了する。おしりを押さえて懸命にトイレに向かう。


こんな時に限ってエレベータはなかなか降りてこない・・・
我慢の限界が来ていた修は、階段を使うことにした。

二階フロアに着いたとき、顔に何か飛ばされた!掃除に使う泡!?
「ごめんなさい!!!」聞き覚えのある声。もしかして・・・
「赤川さん!!!!」

莉央ちゃんは、銀行の清掃員のバイトをしていた。

「あの、俺に話しがあるって・・・」
「はい。でも、ここじゃちょっと恥ずかしいんで・・・・」
(っていうことは・・・?やっぱり!!!!)
「もうすぐ終わるので、駅前で待っていて下さい。」

莉央は修の顔に洗剤をかけてしまったことを詫び、、
ポケットからタオルを取出し拭ってくれる。
セクシー感のない清掃員の制服を着ている莉央だが、
胸元が大きく開いていて、思わず目がいってしまう。

(ああ・・なんかすげえ気持ちいいんですけど・・)



妄想探偵おさむちゃん。 第9話 沈む預金通帳

どんな困難な欲望も、妄想で解決する。彼の名は妄想探偵おさむちゃん。
小白戸は自分の預金通帳がなくなったと泣いていた。
「困ったわね。どこかに落としたのかしら?」
莉央は小白戸の頭を優しく撫でながら慰めていた。

「謎はいい感じに解けました。預金通帳を盗んだ犯人は、あなたです!」

「ちょっと、何を言い出すんですか。」
「じゃあ、そのお召し物を脱いでください。」

莉央はピンクの布をひるがえし、怪盗バニーに変身する。

「出たな!怪盗バニー!!」
「ばれちゃった♪よくわかったわね。妄想探偵おさむちゃん。」

泡のお風呂に入った怪盗バニーが、
おさむちゃんにむかってシャボン玉の出る拳銃を撃つ。
この泡に翻弄され 一瞬我を忘れてしまった・・・
思い出したように正気に戻る。

「さあ!預金通帳を返すんだ!!!」
「取れるものなら、取ってみなさい。」

怪盗バニーは手にした通帳をバスタブに落とす。
おさむちゃんは通帳を取り返すために、バスタブに腕を突っ込む。
おさむちゃんの手が足のあたりの泡をかき分ける。

「くすぐったい!」怪盗バニーの言葉に手が止まる。

怪盗バニーは通帳を湯船から取出し、おさむちゃんを挑発する。
なかなか取り返せないので、必殺の手段!
「おさむ、行きまーーーーす!!!」

おさむちゃんは湯船に決死のダイブ!
「な・・なんじゃこりゃ!!!!もう一回!!!」
泡だらけで前が見えない。くり返しダイブを続ける。



「何をしてるんですか?」銀行員に声をかけられる修。
修は目を閉じ、モップを洗うバケツの泡の感触を、手で味わっていた。
「泡の中に何が隠れているのか、見て見たくて・・・・」
「清掃なら、私どもがやりますので・・・・」

我に返る修。と同時にお腹の痛みが増した。慌ててトイレを借りる。
間に合って、ほっと一安心。手を拭きながら、
掲示板に貼られていた警視庁の指名手配犯の顔写真をなんとなく見てみた。
(こういうの、よく見るけどいちいち覚えてないよな。)


「バン!!!!!」大きい音が聞こえ、
「ジリリリリ!!!!」防犯ベルが鳴り響く。
立て続けに大きな音がしたので、修は慌ててしまい 床に座り込んでしまった。


一階の銀行窓口では、動物の被り物をした男が、客に拳銃を構えて威嚇する。
イヌとトラのお面の男が客を掌握した。


警報機が止まり、修はほっと一息ついた。
奥の部屋から、大声でがなり立てる男の声が聞こえる。
「おい!お前らこっちに集まれ!!早くしろよ!こら!!」

二階で事務仕事をしている行員たちを急き立てて一か所に集める。
近くで声が聞こえたので、修は状況をこっそり見に行った。
ウマの被り物男に引っ張られる莉央の姿が目に入る。
(マジかよ・・・どうしよう・・・・)


ウマの被り物男が、こっそりと覗いていた修の方に偶然顔を向けた。
バ・・・バレた・・・
修はその場から慌てて逃げ出すが、馬の被り物男は追いかけてくる。

階段を駆け上がり、逃げ込んだのは社員食堂。
営業時間は終了していて、人は誰もいなかった。
とりあえず、どこか隠れ場所を探さないと・・・

身をひそめられる場所を探すが、いい場所が見つからなかった。
取り合えず、厨房の奥の物陰に身を潜めた。

ウマの被り物男が厨房にまで追いかけてきた。
探して回るが、誰もいないと思ったようで、足音が遠ざかる・・・
修は安心して後ろを振り返ると、そこに!ウマの被り物男が待ち構えていた。

「あ゛ーーーーー」修は恐怖で悲鳴をあげる。
「ガン!!」

誰かが ウマの被り物男の後頭部を、モップの柄で殴り気絶させた。
「大丈夫か?」

「もしかして。この銀行って・・・」
「ああ、強盗に入られたようだな。」
(やっぱり・・・)
最悪の事態に遭遇してしまった・・・

「しかも、警察に囲まれちまったから、人質とって立てこもったみたいだな。」

清掃員の服を着た、修を助けてくれた男は、手際よく処理を始める。
ウマの被り物男が持っていた拳銃を取り上げ、自分のポケットに入れ、被り物を外す。


目があって、すぐに発砲されると怖いので、
ウマの被り物をモップの柄に掛けて、前に突き出しながら、厨房から出た。
男は掃除道具を積んだカートを押しながら、
修は気絶した男を引きずりながら、この場を離れる。

この様子を、コック服を着た男が、隠れた戸棚の中から盗み見ていた。


莉央たちも客と同じところに集められ、トラとイヌとカバの被り物男が管理していた。
イヌの被り物の男が、いつまでたっても上から戻ってこない事をいぶかしがっていた。
トラの被り物をした男が、エレベータの表示画面を見てみる。
3階から動く様子はない。


男子更衣室まで引きずって、運んだ男を縛り上げた。これで一応安心。

「おれは芹沢。お前は?」「白戸です。」
「じゃあ、あの宇宙に行ったイヌと同じか?」「そうですね・・・」
(はは・・とうとうそれを言われちゃった・・・)

「それより、警察に連絡して中の状況を伝えませんか?」
「いや、その前に準備した方が良いだろう。」
「準備・・・?」

仲間が一人いつまでも戻ってこないから、もうすぐ様子を見に来るに違いない。
武器を持って、応戦する準備がいる。

「あ、そうだ。ケータイの番号 教えてくれ。」
芹沢に言われ、修は番号を教えた。


修に渡された武器・・・窓ガラスを拭くときにかけるスプレー
こんなものが武器になるのか?修の不安が止まらない。
芹沢は丸腰。スプレーが目つぶしになると言われても、半信半疑だ。
(拳銃相手に洗剤で勝てる気がしないんですけど!!)

エレベータ口付近で左右に別れ、被り物男が来るのを待ち構えていた。
エレベータが静かに一階に降り、上昇を始めた。
1、2、もうすぐ自分たちのいる3階!!!恐怖で力いっぱい目を閉じる修。

(お願い!!こっちに来ないで!!!!)

芹沢はのんきにケータイをいじっている。扉が開いた・・・
修のケータイが鳴り響く。
(あ、きたねえ!!!)

芹沢が、自分の方から注意をそらすために、わざと修のケータイを鳴らした。
番号を聞いたのは、これが目的!!!


カバの被り物男は、修に拳銃を向け、仲間の居場所を問う。
やけくそになった修は、カバの被り物男にスプレーを噴霧!

「どこだ!!!!!!」仲間の居場所を怒鳴りながら聞いてくる。

被り物をかぶっているので、スプレーは全く効いていなかった。
ただおちょくられた感じが残るカバの被り物男は、修に声を荒げる。

芹沢は、カバの被り物男の後頭部を拳銃で殴り、気絶させた。


「よし!!」
「よし!じゃないでしょ!ひどいじゃないですか!!!」
「そう怒るな。怪我がなかったからいいだろ?」
芹沢は、またテキパキと処理を始める。

カバの被り物男の拳銃をさっきと別ポケットにいれ、被り物をはずす。
(それにしても、この掃除のおじさん、超強えなぁ。いったい何者なんだ??)


修は思い出してしまった。
なんたって、ついさっき見たばっかりだから記憶に新しい。
(この顔・・・どこかで・・・)



外はパトカーと取材陣とやじうまであふれかえっている。
現場レポーターの森本 浩二(木本武宏)がYV番組にレポートを入れている最中。

「東都銀行阿佐ヶ谷支店で、強盗犯による立てこもり事件が発生した模様です。
犯人たちは動物のマスクを被った4人組ということで、
拳銃らしきものを所持し、現在銀行員と利用者を合わせた
およそ30名ほどの人質を取って立てこもっているということです。・・・・」


修は捕まえた男を男子更衣室に縛り付け、
芹沢は廊下で、外の様子を確認するためにケータイのテレビを見ていた。


縛り終え、芹沢の所に戻る修。
「どうやら長期戦になりそうだな。
仲間が2人も戻ってこないから、犯人も慎重になっているはずだ。」
「早く警察に連絡しましょうよ。」
「どうせ無駄だ。この状況じゃ、手も足も出せない。」
警察の連絡をしたがらない芹沢。

(今頃、莉央ちゃんとデートしているはずだったのに・・・・)
残念に思いながら廊下をうろちょろしていて、ふと掲示板を見直すと
そこに“杉田孝三 殺人”と書かれた顔写真のポスターが貼られていた。

(杉田孝三って、掃除のおじさんが殺人犯!?)

殺人の文字を見て怖くなった修は思わずスプレーを胸元に引き寄せる。
(ていうか、なんで殺人犯がこんなところにいるの?
気付いたのがバレたら俺も殺される~~~~)


芹沢の顔を見るのが怖くて、背を向けていたのに声をかけてくる。
修はドキ!っとして身を縮めてしまう。

「いや・・あの、ちょっと・・・・外を見てきますね。」
芹沢にそう告げると、修は階段を駆け上がり食堂に向かった。


「だから、警察に連絡しようとしなかったんだ・・・」
ポケットからケータイを取出し、ボタンを押そうとした。

「どこに連絡するんだ?」背後から芹沢の声がする。


「いや、知り合いが人質になっていて、大丈夫かなぁって。」
「この状況で電話に出られるわけがない。」
「あ、じゃぁトイレに行ってきますね。」
「なら、ケータイは置いていけ。」

修は芹沢から離れようと言い訳をしたが、見透かされていた。

「隠れて警察に電話されたら困るんだ。“殺人犯と一緒に居ます”って。」

修の驚いた顔を見て、
芹沢は修が自分のことを指名手配犯だと気付いていることを確信した。
(ど、どうしよう・・・バレてる・・・)

後ずさりする修の方を一直線で歩く芹沢。
「心配すんな。お前に危害を加えるつもりはない。
用が済んだら警察でもなんでも電話していいから。」

「せりざ・・杉田さん!どういうことですか?」


杉田が指名手配犯になったきっかけの出来事・・・
杉田の一人娘・杉田なつみ(仲原舞)が5年前強姦にあっていた。
部活で遅くなった帰り、ひと気のない所を歩いていたら2人の男が現れて襲われた。
それからなつみは男性が怖くて外出もできなくなり、
一日中ベッドの脇で座り込む毎日を過ごしていた。

そしてある日苦しみに耐えきれず、家人のいない間に手首を切った。

捕まった犯人は2人共未成年で、刑期は5年ほど。
刑期を終えて出所してくるのを、杉田は待った。
娘の将来を奪った男たちに復讐することだけを考えて、ひたすら待った。

出所後2人を呼び出し、一人は殺したが、
もう一人の山崎孝之(延山信弘)には逃げられた。

地元にも戻らず、逃走を続ける山崎を毎日、毎日探した。
そして、東都銀行の食堂でバイトをしている山崎を、ようやく見つけた。
今日杉田は清掃員のバイトに成りすましてビル内に潜入していた。


「俺は今日、山崎を殺って、復習を終えるつもりだった。」
「けど、杉田さん・・・」


「すみませんでした!!!!
おれ、まさかあんなことになるって思わなくて・・一生かけて償います。
だから、殺すのだけは勘弁して下さい!!お願いします!」

戸棚に隠れていたコック服を着た男が飛び出して土下座をしながら詫びを言う。
杉田は詫びを聞きたいわけではなかった。

「償いなら、あの世でしてくれ。」

ポケットに仕込んでいた強盗犯の使っていた拳銃を山崎に向け、
修の制止も効かずに発砲した。建物中に発砲音が鳴り響く。

一階にいたトラとイヌの被り物をした男たちは驚いた。


せっかく発砲したのに、玉は出なかった。威嚇用のモデルガン・・・
悔しがる杉田。山崎の胸ぐらを掴んで殴りかかろうとしたときに
修が杉田にスプレーをかけて、動きを止めた。

その隙に山崎は逃げ出す。

「杉田さん!復讐なんてやめてください!!」
「お前に娘を奪われた父親の苦しみがわかるか!」

杉田は山崎を追いかけようとするが、外がずいぶん騒がしい。
修がブラインド越しで確認すると、人質が解放されているようだ。

「なんでいきなり解放なんか・・・?」
修は外を見ながらつぶやく。杉田は状況を確認するためにテレビを見た。

「ただ今入った情報によりますと、銀行内にはまだ数名の人質が残っているようです。・・」


犯人が厄介払いをした。杉田はそう判断した。
下にいる犯人は2人。だからコントロールしやすい女 子供を残したと思われる。


杉田にとって、こんなことはどうでもいいこと。山崎を追いかけようとする。
「けど、もう追いかけても無駄ですよ。」

修の言葉に、杉田は慌てて建物下の状況を確認する。
護送車に乗り込もうとする山崎の姿が!!!!!

「お前、どうしてくれんだよ!」
杉田は修の胸ぐらを掴んで怒りをあらわにする。

「もうこれ以上、罪を重ねるのはやめてください!
娘さんだって、復讐なんて望んでないです。杉田さん。」


杉田の気持ちは変わらない。ここを出て、山崎を追いかけるつもりのようだ。
銀行強盗がいるので、そう簡単に抜け出さない。

杉田は奥の手として、捕まえておいた銀行強盗の仲間を引き渡すことにした。
修にエレベータのボタンを押させる。



一階では数名の銀行員を威嚇し続けていた。
突然のエレベータ作動。驚いて近寄り、拳銃を構える。
扉が開いたと同時に発砲するつもりだ。

3、2、1階に着いた。扉が開くと、仲間が捕まっている。発砲を止め、出かたを見る。

両腕で2人をホールドしたまま歩く杉田。その後ろを修が続く。
修は人質として残された人の中に莉央の姿を見つけた。

「心配すんな。お前らとやりあう気はない。
この2人と引き換えに、俺を人質として解放してくれ。難しい話じゃねえだろ。」

まだ銃を構える銀行強盗犯たちに
「よせよ、玉が出ねぇことはわかっている。早く俺を・・・」


「嘘でしょ・・・・」

修は銀行強盗犯の中に仁志がいることに気づいた。
拳銃を両手に持ち、威嚇を続ける銀行強盗犯の袖もとから見えた腕時計・・・
それは、仁志がいつも着けている父の形見の腕時計だった。


修は丸腰なのに、仁志と思われるトラの被り物をした男に近づく。
「何で・・・何でなの?」
トラの被り物を無理やり引っぺがす修。やっぱり仁志!


「何で仁志くんがここにいるんだよ。ここで何やってんだよ。
なんで仁志くんが銀行強盗なんかやってんだよ!!!!」

仁志は修に何も言い返せなかった。
修は仁志の両腕をつかみ、揺さぶるように仁志に問いかける。

抵抗をしない仁志を助けようとして、
イヌの被り物をした男は拳銃を修に向かって構える。

「仁志くん!!!おい!おい!!」
「離れろ。離れろって言ってんだろ!!」今にも発砲しそうだ。

「白戸君!危ない!!!」
イヌの被り物をした男が本気なのが見えた莉央は、
後ろ手に縛られたまま修をかばいに走り出した。

「バン!!!」

莉央の右足太もも辺りに玉が当たった。
拳銃はモデルガンだけでなく本物も混じっていた!
自分の代わりに撃たれた莉央の元に修は駆け寄る。

仁志は後悔をにじませていた。
イヌの被り物をした男は、被り物を取り茫然とその場に立ちすくんでいた。

本物だと知った杉田は、銀行強盗の仲間をホールドしたまま修のフードを掴み
エレベータに向かって修を引きずった。
修は莉央のことが心配で、この場に居たくて仕方がないのに
杉田がそれを許さない。

「仁志くん、何とかいえよ!何でこんなことするんだよ!!!」

無理やりエレベータに乗せられた修。



黒崎が犯人!?そして、赤川さんが撃たれた!
果たして白戸修は、この大事件を解決することができるのか?
それは、次回の最終話で7割がた いや多分、10割がた明らかになる。
つづく。



仁志の就職先は、確か東都銀行だったはず・・・
どうしてこんなことになったのか?
謎は次回までのお楽しみ♪


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カッコいい千葉雄大さんです。



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