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白戸修の事件簿 第10話 最終回 セイフティゾーン 後編 あらすじ ネタバレ 中村静香 千葉雄大 [白戸修の事件簿]

白戸修の事件簿 第10話 最終回 最終話 セイフティゾーン 後編

犯罪を解決へと導く白戸修は、元就職浪人である。
彼の、何事も断れないお人よしの性格は、
阿佐ヶ谷界隈で起きた様々な事件を呼び込むのである。
白戸修は多分、正義のために犯罪者たちと戦わされるのだ。
行け!白戸修。負けるな!白戸修。
「お願いですから、俺のことは放っておいてくださぁ~~い!!」

ま、まさかの最終回!?白戸修の事件簿。

前回のあらすじ。
東都銀行阿佐ヶ谷支店に行った際、
強盗事件に巻き込まれてしまった白戸修(千葉雄大)
犯人に襲われそうになると、やたら強い清掃員に助けてもらった。
だが その清掃員は、強姦された娘の復讐のため、
犯人の1人を殺害し、現在殺人容疑で指名手配中であることが判明。
また 銀行強盗の1人が、なんと黒崎仁志(本郷奏多)であることが明らかに・・・
さらに 白戸を助けるために赤川莉央(中村静香)までもが巻き添えになってしまった。

果たして白戸修は、この最大のピンチを乗り越えることができるのだろうか?


第10話 最終回 最終話 セイフティゾーン 後編

「杉田孝三(石黒賢)さん。どうしますか?」

杉田と修は銀行強盗犯の2人を捕らえたまま、上の階の事務所に立て籠もった。
修は自分をかばって代わりに撃たれた莉央のことが心配でたまらない。

杉田は作戦の仕切り直しを考えていた。
修は莉央を助けることで頭の中がいっぱい。完全にテンパってしまっていた。

「時間が無いんです!早く赤川さんを助けてあげないと・・・
こうしている間にも、赤川さんが死んじゃったらどうするんですか!!!!」
「相手は本物の銃を持っているんだぞ!!!」
「でも、赤川さんがぁ!!!!」

「パシッ!」修の横面を杉田が叩く。叩かれたことで、少し冷静になることができた。

「なんで・・・こんなことに・・・」


修のケータイが鳴った。画面を見ると・・仁志くん!
でも、犯人からの電話。
こっちの状況が知りたいだけだろうから、電話に出ないように修に指示するが
莉央のことで冷静さに欠けた修は電話に出た。


「もしもし。」
「仲間を返せ。人質がどうなってもいいのか?」
「赤川さんは大丈夫なの?」
「それは、白戸しだいだ。助けたかったら、早く仲間を返すんだ。」
「ねぇ仁志くん、先に赤川さんの手当だ・・」

修が手当の提案をしようと、話し出した瞬間に電話は切られてしまった。


「相手は何て?」仁志の仲間は、電話内容を聞いてくる。
人質解放は、杉田と修にとっての切札。そう簡単に帰してくれるとは考えにくい。
話しは決裂したも同然だった。


力づくで取り返しに行こうとする仲間を、仁志は止めた。
状況を考えると、先に目的を実行した方がよさそうだ。
人質を見ながら復讐の炎をたぎらせる仁志。

杉田はTVを見ていた。
「強盗犯が立てこもってから6時間。
今だ、犯人からの要求らしきものが一切ありません。
しかし警察は、何らかの強硬手段に出るのではないかという見方をされています。」


TVをつけたまま、ブラインド越しから下の様子を眺めていた。
修は犯人の本当の目的を考え始めていた。

銀行強盗=現金の強奪???修の頭の中では、今回何故か違うように思える・・
仁志くんはそんなにお金に困っていたかなぁ・・?

「友達にだって言えないことはある。保証人とか、親の借金とか・・・」

TVのレポートは続く・・
「また これは警察からの情報ですが、
人質になっているのは、男性1人、女性7人と子供1人です。
これは未確認情報ですが、犯人たちの会話からその中の1人が
“びしゃもん”と呼ばれていることがわかりました。
現在、残念ながらこれ以上の情報は・・・・・」

「まさか!?もしそれが、仁志くんの狙いだったとしたら・・・」
嫌なことが頭を支配する。
それを払拭するかのように、PCを立ち上げて検索し始めた。
(仁志くんを絶対にとめないと!)

検索窓にワードを入力、“びしゃもん”


一階では仁志が計画を実行しようとしていた。
人質の中の唯一の男性
東都銀行阿佐ヶ谷支店長の緑川雄介(伊藤正之)に銃を構える。

「なんで?なんで俺なんだよ!!俺が何したって言うんだよ!」
意味がわからない緑川は必死の抗議をする。

「貴様は地獄だバカ野郎!!」
仁志が銃を本気で撃とうとしたときに、仲間の一人に止められた。

「また銃声が鳴ったら、警察が突破してくるかもしれん。
だから、こいつで俺が殺る。」

仲間は首にかけていたタオルを外し、緑川の首に巻きつけた。
緑川は必死の抵抗をしてみたが、危険な事態・・・


「謎は7割がた解けました!!!!」

「白戸・・・!!」

「強盗犯の本当の目的は、たぶん、復讐です。」

何も言わずに実行しようとしたのに、
図星を突かれて仁志は動きが固まってしまう・・・
修は、まず先に莉央の具合を確認しに近づく。
莉央は自分のけがよりも、“復讐”の言葉が気になって、先を話すように修をうながす。


強盗犯が人質の数を減らしたときにおかしいと思った。
TVでレポーターが話していた人質の数。なぜか男性が一人残っていた。

杉田が話していた犯人が厄介払いを考えるとき、
コントロールしやすい女子供を残すのが定石。
なのに、緑川だけは解放されなかった。

強盗犯の目的は、お金ではなくて、支店長の緑川だったと考えられる。
緑川の実家は千葉県の佐倉市。むかし地元の支店に勤務をしていた。
(これは、おさむちゃん妄想後に、
声をかけてきた緑川が実家からの電話に呼び出されたときに聞いた。)

犯人の呼び名、1人は“びしゃもん”仁志は“ささっぱ”と呼ばれていた。
“びしゃもん”は、自動車の整備時に使用するリフトの名称。
“ささっぱ”は、バリを取るときに使う工具の名称。
(PCで検索をしたときに出てきた。)

仁志のお父さんはむかし、自動車整備工場を経営していた。
そんな隠語をニックネームにつけたということは、
今回の強盗犯は、そのときの従業員と考えられた。


同じ市内にある銀行と工場。この二つを関連付けると・・・たぶん“融資”
緑川には融資が原因でトラブルになったことがあるはず。

緑川が千葉で働いていた時期に、仁志のお父さんは亡くなっている。


「おい!お前、出版社でなくて刑事にでもなった方がいいんじゃないか?」
仁志は重い口を開き、話し始めた。


仁志の父親は、融資が断られたのが原因で自殺をしていた。
母さんは早くに亡くしていて仁志の家は、父と二人暮らし。
仁志を育てるため、父は朝から晩までずっと働き通しだった。
でも、従業員のみんなは、そんな父を慕っていて一緒に必死で働いてくれていた。
仁志にとって、本当の家族みたいな存在だった。

父は、みんなのために融資を受けて、新しい機材を買って仕事を回そうとしていた。
そのとき緑川が、融資が通ったことを父に知らせた。
融資が受けられるとわかり、さっそく機材を買っていよいよっていう時に
“融資が出来なくなった”と知らされた。

融資が頼みの綱だったので、工場は閉鎖に追い込まれ、父は自殺・・・
残ったのは多額の借金だけだった。

「融資を断られるのは不思議な話ではない。だからずっと自分に言い聞かせてきた。
けど 父の3回忌のときに、それが意図的に仕組まれていたことがわかった。」


3回忌の日、従業員のみんなと工場の近くを歩いていたら、
緑川と不動産屋が一緒に歩いていた。

「いやぁ、あの時はあんなに安く手に入るとは思わなかったですよ・・・」
「あの鉄工所にずいぶん高く売ったみたいだね?」
(自動車整備工場は、鉄工所に変わっていた。)

「それも、緑川さんがダマし取ってくれたおかげですよ。
黒崎さんに“融資をする”なんて嘘までついてもらって・・・」
「じつはまた、カモになりそうな物件を見つけてね。」


凄い事を聞かされ、仁志は殴りに行こうとしたが、止められ
事実確認をしに、不動産屋を問い詰めたら、全部話をしてくれた。

「話は全部、緑川から持ちかけてきた。」


仁志が東都銀行に就職したのも、緑川の情報を集めるためで、
阿佐ヶ谷支店にいることがわかった。
それから復讐の計画を立てた――――


「そんなことしてどうするの?
復讐なんてしたら、黒崎くんの人生めちゃくちゃになるよ!」
莉央が仁志に問いかける。

「先のことなんか、もう どーでもいいことなんだよ。
緑川を殺った時点で、俺の人生も終わりだからな。」

仁志は復讐が終わったときに死のうと考えていた。


「でも、仲間のみんなは
最初から仁志くんに復讐なんかさせないつもりだったと思うけど。」

みんなは殺害後、緑川のスーツを仁志に着替えさせて、
人質に見せかけて逃がすつもりでいた。
その根拠は、仁志が緑川を撃とうとしたとき、
スーツに血痕がつかないようにするために止めていた。

「だまれ!」修の話を制止する。
ということは、修が思っていた筋書で合っていたようだ。

「これはみんなで決めたことだ。」仲間の一人が静かに語る。
「ちょっと待ってくださいよ!!!」仁志は自分だけ助かるつもりは毛頭なかった。

「仁志を傷つけたら、親父さんに合わす顔がないからな。
緑川は俺が殺る。仁志はこのまま逃げてくれ。」
「そんなこと出来るわけないでしょ!」
「いいから言う通りにしろ!」
「緑川は俺が殺します。それでもう終わりです。」


仁志が緑川に向けて銃を発砲仕掛けたとき、エレベータの扉が開いた。
中から解放された仲間が出てくる。
仲間に気を取られた隙に、杉田が仁志を突き飛ばす。

「勘違いするな、もうすぐ警察が強行突入する。
俺は、人質に紛れて逃げるために助けただけだ。」


杉田はこっそりと事情を聞いていて、察してくれていた。
「おい白戸!人質!!」
修と杉田は、人質が縛られている手をほどこうとした


「バン!!」仁志が天井に向かって発砲した。

「どいつもこいつも俺の邪魔をするな!!!!
これは俺の復讐なんだよ。誰にも邪魔をさせない。」

緑川に向かって拳銃を構える。修は緑川の前に立ちふさがった。

「どけ、どけ!!!!!いくら白戸でも、そのまま撃つぞ!」
「ううん。仁志くんは撃たない。だって、お父さんが言ってたから。
“仁志くんは、優しい人”だって」



6年前、仁志の父がまだ生きていたころ・・
仁志は留守で、修は仁志の父と縁側で将棋を指していた。

「おい、仁志のやつ生意気だろ?」「いや・・・」
「正直に言えよ。ただ、根は優しいやつなんだ。
母ちゃんを早くに亡くして、本当はさびしいはずなのに、
泣きごとなんて一切言わなくてさ・・・
まあ、俺がこうして仕事できるのも、仁志のおかげなんだ。
本当、自慢の息子だよ。」


むかしの話をしながら修は少しずつ仁志のほうに近づく。
「来るな!って言ってんだろ!」

仁志は父の思いを聞かされて、涙があふれてきて仕方がない。

「これ以上、大切な人を悲しませるのはやめにしよ?」
修は自分に向けられた拳銃を握り、仁志から取り上げた。


「ほら、やっぱり仁志くんは撃たない。
大丈夫。今からでも遅くない。絶対!絶対!自慢の息子になれるよ!」
修は仁志の肩を強く握りしめて、諭すように言う。


縛り付けられていた人質のロープをほどき、少しリラックスしてもらう。
莉央の傷はかすり傷で、それほどの心配はいらないようだ。


修は仁志を呼び止め、2人だけで話す。
「あのさ、ひとつわからないことがあるんだけど。
なんで6年ぶりに俺の所に来てくれたの?」

仁志はウサギのぬいぐるみ型キーホルダーを差し出す。
これは、修が仁志にあげたもの。
“これ持ってると、願い事が一つ叶うんだって”そう言って渡した。 

「こんなもんでも、意外と一人じゃねえんだって思えるときがあったからさ。
また言いそびれるところだったよ。“ありがとな”」

「俺さ、白戸をバカにしてたよ。
いっつもいろんなことに巻き込まれて、何やってんだよ!って。
でもさ、自分のことよりも、他人のことに一生懸命になれるなんて
なんかすげぇなって。お人よしって、カッケェんだな。」

修は仁志に乳首殺しをする。初めて成功した!
やり返されないように乳首を押さえながら
「負ける気がしないねぇ。」
「なんだよ!白戸のくせに!」

いつもの二人の会話に戻った。
そんな二人の様子を杉田はほほえましく見つめていた。


仁志を含む4人共逮捕された。
両脇にいる警官にうながされてパトカーに乗り込む仁志。
修は仁志を見送っていた。
仁志は気づいたようにパトカーの中で振り返る。
修は仁志が振り返ったのを見て、笑顔でウサギのキーホルダーを振る。
その姿を見て、仁志は笑顔を返した。


杉田は捕えられることなくどこかに消えていた。



一週間後。仕切り直しで莉央に呼び出された修。
また阿佐ヶ谷駅で待ち合わせ。

「赤川さん、まだかなぁ?」
(ついにデートのお誘い!いや?告白か!!!!)
修のテンションはMAX!!浮かれたところでケータイが鳴った。

ディスプレーを見ると、杉田さん!?
「よお!久しぶりだな。」
「どうしてたんですか?まさか、もう・・・・」
「いや、やっぱり復讐はやめることにした。俺も、自慢の父親になりたいしな。」

修と仁志の会話を聞いて、改心してくれたようだ。

「悪かったな!仕事中に。」
「いえ、ていうか俺、就職浪人なんで。
実は、内定取り消して警察官になることにしたんです。
ていっても、まだ試験も受けてないし、
俺みたいな弱虫がなれるかわかんないんですけど・・」

「なに言ってんだ。立派にやってるじゃないか。
少なくとも俺と あの友達は、白戸に救ってもらったんだから。
お人よしの警察官って、白戸にぴったりだな!」
「杉田さんも頑張ってください。」

杉田は電話を終えると警察署に出頭した。


ビルの電光掲示板から流れる音楽を聞いて見上げると、そこに莉央が写っていた。
モノマネアイドル赤川莉央としてデビューしたようだ。
今まで見せられてきた数々の芸能人のマネをまとめて曲に乗せて披露している。
平泉成、黒柳徹子、出川哲郎、郷ひろみ。
微妙なモノマネが続く・・・

「莉央ちゃん!凄い!!」
(ついに莉央ちゃんが俺だけのものになるのかぁ~~)



妄想探偵おさむちゃん 第10話 最終話 俺のハート

どんなに困難な欲望も妄想で解決する、彼の名は妄想探偵おさむちゃん。

これまで数々の死闘を繰り広げてきた、妄想探偵おさむちゃんと怪盗バニー。
だが、その戦いも今回で最後。ついに、怪盗バニーを追いつめたのだ!

「観念しろ怪盗バニー!これでお前との戦いも終わりだ!!」
「それはどうかしら?」

ウサ耳にファーのついたビキニを着ている怪盗バニー。

「さあ、俺のハートを返すんだ!!!」
「いいわよ♪」

怪盗バニーはブラのホックに手を掛け、胸を手で覆い隠しながら外した。
そのビキニをおさむちゃんの方に投げる。
ビキニを握りしめ、においをかぎながら昇天・・・慌てて我に返る。

「俺が欲しいのはこれじゃない!俺のハートだ!!」
「触れるものなら、触ってみなさい。」
両手を合わせて・・・「いただきます。」

おさむちゃんは両手を差出し、触る気満々。
手ブラの怪盗バニーは、ピョンピョンと飛び跳ねながらおさむちゃんに近づく。
「ほら、召し上がれ♪」
ウインクが目くらましとなり、ついに触れることができた!!!

「やっ・・たぁ!!!!!!」



「何やってんの?」聞き覚えのある声・・?
「こんなにも柔らかかったんだなぁと思って・・・」

目を閉じて、柔らかさを確かめる修。そ~っと目を開けると・・・
ピンクのセーターを着た、男の人の胸をまさぐっていた。

「白戸くんって、そんな趣味があったの?」
「うおおおおおおおお・・・・・」
修は向山剛(松尾諭)を触りまくっていた。

「なんで向山くんと赤川さんが?しかも、ペアルックで!!!」
お揃いのピンクのセーターを着ている二人。

「話っていうのは、実は彼と付き合うことにしたんです。」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・」

衝撃が大きすぎて倒れ込む修。向山はのんきに就職よりも恋だと言うし・・・

「なんで、わからない・・・さっぱりわからない!!!!」
(うぅぅぅ・・謎は1割がたも解けません!)


こうして事件を解決した白戸修。
思えば、今まで阿佐ヶ谷で起こった いくつもの難事件に巻き込まれてきた。
黒崎や相棒たちに振り回され、それでも“まさかのたぶん”で事件を解決し
気付けば、まあまあ立派なお人よしになってきた。
だが、たぶん“白戸修の事件簿”は、まだまだ終わらない!
この世に、白戸修がいる限り。
「お願いですから、俺のことは放っとかないでくださぁい!!!」

おしまい。




長文にお付き合いくださりありがとうございました。
終わりそうで、まだ続きそうな「白戸修の事件簿」
自分としては、千葉雄大の魅力が満載だと思ってますが、
もしかしたら、一番頑張っていたのは”中村静香”だったかもしれません。
当たり前のように、胸の谷間を見せ、
当たり前のように、コスプレをし、
当たり前のように、微妙なモノマネをする。
体当たりという点では中村静香が一番!でした。

これで「白戸修の事件簿」を終わりにします。
つたない文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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中村静香の価値は凄かった!!

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