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戦国男士 第16話 第16閃 気骨 稜稜 あらすじ ネタバレ [戦国男士]

戦国男士 第16話 第16閃 気骨★稜稜

罠にはめられた。
伊達正宗(滝口幸広)は片倉小十郎(内田譲)より聞かされる。
大内定綱(片岡信和)は小十郎と一緒に
豊臣秀頼(橋爪遼)誘拐の実行犯を追いかけ、
蒲生氏郷(夛留見啓助)の顔を見た。
今どこにいるのかを探っていた。

唯一の証拠となるはずの蒲生は病院に入院していた。しかも、面会謝絶。
問いただして、話を聞くことすらできない。

遊びではない。姿の見えない敵は、本気で正宗を陥れようとしていた。

蒲生の入院する病院で、上杉景勝(鈴之助)、直江兼續(山本匠馬)と
石田三成(大口 兼悟)は合流した。

「首尾は?」「抜かりありません。」
上杉と直江を動かしたのは石田だった。
ということは、誘拐事件の首謀者は石田で確定だ。


父、豊臣秀吉(波岡 一喜)が病室代わりに使っている部屋で、
父のためにお茶を入れていた秀頼。

親友と思っていた正宗に裏切られた思いが頭の中を支配し、
体がただ動いているだけの状態。
息子の異変に気付く秀吉。「秀頼!悩み事なら話してみろ。」

自分が死の淵をさまようほどの病魔に襲われていても、
秀頼のために何でもしてやりたいと思っていた。

秀頼は心の中に抱え込んでいたことを、父に一気に吐き出した。



寺の掃除をしていた正宗。徳川家康(田中康寛)からまたメールが入る。

いつものブログ更新メールではなく、
“近くまで来たんで寄ってもいいかな?”だった。

“いつでもどうぞ“と正宗が返信をしてすぐに資福寺に姿を見せた秀吉。
近くまで来た。というのはウソで、正宗のことが心配で様子を見にきてくれていた。

立ち話をしているところに浅野長政(長谷川朝晴)が現れる。
正宗と秀吉。これは以外な組み合わせ。だが、今回もメッセンジャー。

「親方様が説明を求めてらっしゃいます。明朝、お屋敷の方に来て下さい。」
「わかった。」とっくに覚悟は出来ていた。

「行ってはいけない。」秀吉が正宗を止める。
行けば無事には戻れない。最悪、命だって落とす可能性がある。

二人の話を盗み聞きしていた田村愛(伊藤梨沙子)
正宗が危機的状況にいたことを知り、声を出してしまった。
これ以上話を聞かせられない正宗は、愛を部屋に戻らせる。


「今の君には、君自身の疑いも、伊達成実(平野良)の疑いも晴らせない。
そんな人間を、豊臣秀吉が無事に帰すと思うかい?」

家康が話していることが、たぶん正解。それはわかっている。
「会いに行けば信じてもらえる。なんて思わない。
でも、会わずに逃げ隠れしていたら、絶対に信じてはもらえない。」


この言葉を聞いて、秀吉は苦笑い。
「やっぱ、そういう人間だよね。きみは。」
真っすぐで一本気。融通は利かない。それが伊達正宗。


朝、目を覚ますと一番に、鬼庭先輩からもらった白の特攻服に一礼。
「鬼庭先輩。また借ります。」

シャツに袖を通しながら、首元がさみしく感じられた。
お守りのネックレスが・・・・・ない。

こんなことをするのは(出来るのは)愛だけ。愛は奥の部屋に隠れていた。

「愛!」「成実くんに頼まれたんだもん・・・・」


愛は成実との約束を思い出していた。
「後はお前に任せたからな。」寺を去るさみしげな背中と託された思い。

去り行くときでさえ正宗のことを気にかけてくれていた成実。
そんな成実の思いを初めて聞かされた。

「それ、返してくれ。」愛は首を横に振り、ネックレスを固く握り直した。

「頼む。」
「だって・・・これ、正宗君のお守りみたいなものでしょ?
また独りで行っちゃうじゃん。無事に戻ってこれないかもしれないのに・・・」

「無事に戻るために、この特攻服を着たんだ。」
「でも、今度のはケンカじゃないでしょ?」
「いや、ケンカだ。俺は、俺という人間のすべてを秀吉にぶつけるつもりだ。
だからそれもいる。ガキの頃から一緒だったんだ。
もう、俺の一部みたいなもんなんだよ。」

愛は握りしめた手を、もう片方の手で包み、少し考える。
でも考えても無駄なこと。正宗はもう自分の中で決めてるから。

正宗にネックレスを返した。
返してもらったネックレスのチャームを愛の唇につける。

「これでスーパーお守りだ。行ってくる。」

幸運の女神のキスをもらった正宗。そのまま行ってしまった。

放心状態で残された愛。「言ってたよね?俺の一部って・・・・・」


秀吉の家に着いた。出迎えは石田。
部屋に通された。体はベッドから動かせそうにないが、眼光は鋭い。
こんなに具合が悪くなっていたか・・・

目線を外すことなくにらみ合いが続く。
秀吉は秀頼のケータイをちらつかせる。

秀頼は父と正宗のことが気がかりで、扉の外で盗み聞きしていた。

「あんたは、俺がこんな姑息なマネすると思ってんのか?」
「思ってるわけないだろ。だが、お前がいなければ秀頼は誘拐されなかった。」
「確かに、秀頼を誘拐したのは、俺を陥れようとする誰かだ。」
「秀頼が怖い思いをしたのは、お前のせいだな。違うか?違うか??」
「違わない。」

「秀頼に怖い思いをさせたものを、わしは許さない。
正宗。お前は罰を受けなければならない。」
「待ってくれ!そんなの無茶苦茶だ!!」
「あぁ、無茶苦茶だとも。わしはこれまで、その無茶苦茶を通してきた。
それが、豊臣秀吉という人間だ。」

「俺が罰を受ければ、成実の無実が証明されるなら。」

秀吉は眉をひそめる。
「罰を受けるか?」
「ああ。」間髪入れず、ためらうこともなく、正宗は答えた。

「逆だろ。成実がお前を陥れようとしていると考えないのか?」
「成実じゃない。あいつはこんなこと絶対にしない!」
「なぜ言い切れる?」

正宗は成実が顕現にかけた思いを聞かされた時のことを思い出した。
「お前らと一緒にケンカできるなら、力になれんだったら・・・
やり方はどうでもよかったんだよ。」
あの悲痛な思いで語る成実が、自分のことを陥れるはずなどありえなかった。

「仲間だからな。俺はあいつを信じている。」
そう言いながら正宗は静かに顕現する。

闘争心ではなく、仲間を信じる心で顕現しかけている・・・・


「貴様!暴れる気はないと言っていたはずだ。」
石田は顕現仕掛けた正宗に声をかける。

「え?」我に返った正宗。顕現せずに元に戻った。
残念そうに舌打ちをする秀吉。

扉越しに聞いた・・・正宗が仲間を信じる気持ち。
たまらずに部屋に入ってきた秀頼。

「ダディ、ぼくもマー君を信じる。だからダディもマー君を信じてあげて。
ぼくは・・・ぼくだって、マー君の仲間だから。」

正宗を信じきれなかった秀頼。その弱い心を謝る。
「ぼく、もう二度と、マー君を疑ったりしない。」
二人の揺るぎない絆が出来たことを、秀吉は目を細めてほほ笑んで見ていた。


石田はコトが丸く収まりそうなのを警戒して、正宗の罰を主張する。
「親方様も言われたはず。伊達正宗は罰を受けなければならない。と」
「言った。・・・・かな?」
何か証拠でも出てこない限り、罰は必要だと重ねて進言する石田。

「証拠ならありますよ。」徳川家康が部屋に入ってきた。その後ろには愛。
証拠があるのは愛のおかげだ。
家康と愛は、秀頼のケータイを借り、成実が送信したメールの内容を確認。
二人とも笑い出した。

「こんなメール。成実くんが打てるはずありません。」
愛がきっぱりと断言し、成実から送信されたメールを秀吉に見せた。

“最近、資福寺でゴロゴロしてばっかだからさ、
正宗と片倉君を誘ってババーンとどっか遊びに行こうぜ!!・・・・”
擬音と絵文字満載のメール内容を見て、秀吉も笑ってしまう。

どう考えても同一人物とは思えない。
「誰のたくらみかは知りませんが、ずさん過ぎる。そうは思いませんか?石田さん。」
家康はわざと石田に話をふった。

「このケンカ、お前の勝ちだ。命拾いしたな正宗。」

「スーパーお守りのおかげかな?ダーリン。」甘えたように寄り添ってくる愛。

「スーパーお守り?」秀吉が興味を持つ。
正宗はお守りにしているネックレスを秀吉に見せた。

「お・・・お前、どこでそれを・・・・正宗と二人きりで話をさせてくれ」
人払いをし、二人で話す。
政宗はネックレスをもらった人の話を秀吉に聞かせた。


「あんた、あの人のこと知ってんのか?」
政宗は助けてもらって、ネックレスをくれた以外、この人のことは何も知らなかった。

「わしに生きる目的を与えてくれたお方だ。」そう言いながら一幅の掛け軸を指さす。
『天下布武』(武力をもって、天下を支配すること。)

武力で天下・・・それはだめだと正宗は思うが、
「敵に勝ち、己の活路を開いていく。ケンカとどこが違うのか?」
「違うって!でも・・・違わないのか・・・・?」
「天下とは、お前のようなものが・・・・・・」
秀吉は激しい咳に襲われる。



寺に帰り、さっきの秀吉の言葉を考えていた。
天下布武と自分のやっているケンカ。本当に同じなのだろうか・・・・


予断の許さない状況。秀吉の医療チームは懸命に治療にあたる。
目が覚めた。不安そうに見ている秀頼を枕元に呼び寄せ
「お前を、正宗に合わせてよかった。会社を・・・・頼む・・・・」

「21時37分。ご臨終です。」

豊臣秀吉、44歳の若さで死去。泣き崩れる秀頼。
秀吉から託された書類を見る石田。中身は秀頼の後見人委任状。



天下布武とケンカ。やっぱり違う。悟りを開いた。
「ケンカで勝ったからって、負けたもんを好きにしていいはずはない。
武力で天下を支配するのは、同じマネをすることだろ?
それは間違っている!」


愛は大きな声で慌てて正宗を呼びつける。
テレビには、秀吉の死去のニュースが流れていた。

北条氏直(三浦力)は街頭のビジョンで秀吉の事を知った。
かたきと思っていた秀吉が死んだ・・・悔し涙が止まらない。


黒鎧は服部半蔵(佃井皆美)を伴い、ビルの屋上から満月を眺めていた。


バーでブランデーを嗜んでいた家康と旭日(佃井皆美)
「すべて順調です。親方様。天下布武ね。」家康を親方様と呼ぶ旭日。
「忙しくなるね。正宗君の力を借りて・・・・」

二人の話を聞いていた真田幸村(橋本敦)
「あんたらも、伊達正宗に興味あるの?」「君ほどじゃないさ。」

真田はバナナティを注文する。が、バーにはおいていない品だった。
(真田を取り込むためにも)「僕が今度入れてあげるよ。」
家康が言い終わる前に「いいよ。おじさんほどおいしくないだろ?」

「あのおじさん。僕に退屈はさせない。そう言ったんだ。」
少しさみしく、思いでを語るように真田は話した。

「だったら、ぼくたちと来ないか?絶対に退屈しないと思うよ。」
「そうしようかなぁ・・・どっちみちヒマだし・・・」



石田は後見人委任状の受任者を確認。『伊達正宗』と書かれている。
秀頼は正宗を後見人にすると決めた。なぜ自分ではないのか?

「伊達正宗こそ、親方様を殺した張本人かもしれないのに。」
石田の言葉を否定する秀頼。「僕はマー君を信じる!」


怒りに燃えた石田が秀頼を壁に追いつめ、秀頼のそば近くに拳を繰り出す。
恐る恐る石田の顔を見ると、石田の顕現のマーク、クワガタムシが浮かんでいた

「それは結構。ですが、秀頼坊ちゃんは賢いお方。
後見人として指名するのはだれか?きっとわかっておられる。」



相変わらず寺の庭掃きをする正宗。それを見ている愛。

「あのボンボンが新社長かあぁ・・・」愛は信じられないでいた。

「明日様子を見に行くか。サザエでも買って。」






秀吉という男がとても正当なのではなかと思う回でした。
死んでしまうには早すぎる・・・
会社を継ぐには何も知らなすぎる。秀頼に防御がありません。
石田という男を見込み違いしていたところも残念すぎる・・
成実の出演はないのに、正宗と成実の友情の固さにちょっと感動したりして、
この回はとてもよかったです。







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戦国男士 第15話 第15閃 羅織 虚構 あらすじ [戦国男士]

戦国男士 第15話 第15閃 羅織★虚構

伊達正宗(滝口幸広)、片倉小十郎(内田譲)、大内定綱(片岡信和)、
田村愛(伊藤梨沙子)たちは学校に登校中。全員に一斉にメールが入った。
それぞれが開いて見てみると、件名がブログ更新なう・・・
徳川家康(田中康寛)からの<徳川家康ブログ>の更新メールだった。

正宗には、読んでね、正宗くん
小十郎には、楽しんでね、片倉君
愛には、興味あるかな?愛ちゃん
大内には、読めるかな?大内君

と、一括送信ではなく、一人ひとり文面を変えているので、かなりの筆まめな人。
このメールは、虎哉和尚(鶴田忍)のところにも届いていた。


自宅のテラスで朝食をとる豊臣秀吉(波岡 一喜)
家康からもらったハーブティを飲んで、少しでも養生したいと思っていた。
石田三成(大口 兼悟)がお茶を入れ、秀吉に差し出す。

飲もうと手を伸ばしたときに現れたのは、真田幸村(橋本敦)。いつも神出鬼没。
このハーブティを勧めるが、秀吉の持ってきた茶葉。あんまり好きじゃない。

「好きじゃないのはどっちだ? このハーブ それとも家康か?」
こう聞かれると答えにくい。真田は顔を秀吉からそむけながら
「決まってるじゃん・・・」とため息交じりに返事をした。

ガシャーーーン

大きな音がして、真田は顔を秀吉の方に向き直ると、
机に突っ伏している秀吉の姿が目に入った。


徳川秀頼(橋爪遼)は知らせを聞き、学校から慌てて帰る。
SLPM社の役員に全員召集がかかった。
慌てて一番に駆けつけたのは浅野長政(長谷川朝晴)

全員が集まった。モニタースクリーンに映ったのは病床の秀吉の姿。
横には医療チームと秀頼が控えていた。意外と元気そうに話すが、末期がん。

役員たちの働きもあってSLPM社は安泰。次の準備も着々と進んでいる。
「わしは引退しようと思う。我がSLPM社は秀頼に継がせる。
学生で未熟な秀頼には後見人を付ける。それは秀頼自身に選ばせようと思う。」

会議室に衝撃が走った。秀頼を手に入れた者はSLPM社を手に入れたことと同じ。


策を巡らせる石田。その顔を家康はジッと見ていた。


石田は秀頼の好物であるさざえを渡す。とても分かりやすい懐柔作戦。
無邪気に喜ぶ秀頼。
石田はさっそく調理をさせようとするが、秀頼は正宗に連絡を入れた。


正宗は小十郎、大内、愛を誘い、秀頼の家に来た。
料理上手な正宗は秀頼のためにサザエのつぼ焼きを作る。
正宗は父親のことで落ち込んでいるであろう秀頼を慰めるために、
わざとみんなを誘っていたのだった。

マー君の仲間は僕の仲間。秀頼はみんなが来てくれてとてもうれしかった。

秀頼の感じを見ていると、秀吉の病状はさほど悪くないのかもしれない。
愛と正宗は少し安堵した。

「親父さん、回復に向かってんじゃねぇの?」
大内がいつもの空気読めない感じ全開で秀頼に聞いた。

答えに窮する秀頼。正宗と愛がその場を取り繕った。


庭で楽しそうな声を聴き、正宗たちが来ていることを知った秀吉。
「秀頼は思いのほか正宗になついている。あいつになら・・託せるのかもしれん・・・」

この言葉を聞いて石田は激しく動揺した。次の策を練り始める。


部屋でフルーツを食べていた。思いのほか楽しかったので、
秀頼は石田に「今度はサザエを木ごと取り寄せて欲しい。」とおねだりをする。

全員大爆笑!サザエが木!!
笑われることを言った覚えのない秀頼は、なんで笑われるかわからない。

「お前なぁ、成実だってそこまでボケてねぇよ!」
「成実・・・・って??」
「成実は大将のマブだったんですけど・・・・・」
大内がまたいらないワードを言ってしまった。
秀頼は成実の存在を知らない。
話し続ける大内を愛が止める。

「成実くんって人に会ってみたいなぁ」
正宗にくっついておねだりするが、そこを愛がブロック!
この場をなんとなく納めた。

この一連の話を聞いていた石田。次の策は決まった。

夜、原色日本貝類図鑑を見て サザエが木にならないことを知った秀頼。
そこにメールが届いた。文面を見てにっこり。
見張りの目をかいくぐって家から待ち合わせの場所へ向かった。


人気の少ない高架下。いつまで経っても誰も来ない。
靴音が聞こえ、「マー君???」
振り返るとスーツ姿でロングコート、覆面をつけた男が立っていた。
「マー君・・マー君どこ???」弱々しい声で正宗に助けを求めるが誰もいない。

身の危険を感じ逃げ出そうとするが、後ろにも同じ格好の男が2人・・・
逃げ出すこともできずにつかまってしまう。


正宗は仏像の前で座禅。
いつもは邪魔をしない愛だが、正宗のケータイが鳴りやまない。
何か緊急のことでも起こったのかと思い、正宗にケータイを渡した。

「えっ・・・秀頼が誘拐された・・・?」

石田は寺に来て事情を説明する。
犯人からの要求。正宗一人が、身代金を持ってアイヅ公園の噴水前に来ること。

石田は秀頼のことを思って言っているが、
虎哉和尚は正宗のことを心配に思っていた。
こんな重大なことを、高校生一人に任せていいものかどうか・・・

秀頼のボディガードを請け負ったので、これは自分の落ち度・・・
秀頼を助けるためならどんなことでも協力したいのと、
大内が、この一件は北条氏直(三浦力)の仕業だと推測したことで、
単身乗り込むことに決めた。

石田は正宗に身代金が入ったケースを渡す。
「金など どうなってもかまわない。犯人確保も問題ではない。
秀頼ぼっちゃんの無事を最優先して下さい。」

決意を固めた正宗を止めることはできない。
別のアプローチをするべく、小十郎はこの場を離れた。大内も後に続く。

「片倉!抜け駆けはなしだぜ。」



手足を縛られ、口にはガムテープを付けられた秀頼は、犯人から無理やり起こされた。
「どうしてこんな目に合うか、教えてほしいだろ?」
そんなことは聞きたくない。首を横に振る秀頼。

「これは、マー君の指示さ。マー君な、お前を利用して一儲け企んでいるってわけ。」

正宗は一番の理解者で、大親友だと思っていた秀頼。
裏切られたと思うと涙が止まらない。

「ひょっとして自分も、マー君の仲間だと思っていた?」
犯人からのとどめの言葉。疑惑が確信に変わった。


正宗は一人、指定されたアイヅ公園の噴水前に着いた。
犯人たちは正宗を待ち構えている。
「待ってたよ!まーくん。」
こんなことを言うのは氏直ではない。なら誰だ?

秀頼が正宗の前に突き出される。
「秀頼・・・・」正宗が声を掛けると、秀頼は顔をそむけ小刻みに震えた。
そんな行動を取る秀頼が不思議で仕方がない。

犯人は、指を大きく下に振る。これは身代金が入ったケースを置けということ。
正宗は何の抵抗もせずケースを下に置いた。

あっちへ行けとばかりに手をシッシッと振る。正宗はケースから離れた。

犯人はケースの中身を確認し、「お仕事、終了。」そう言うと
秀頼を投げつけて逃走する。



犯人たちは走って逃げる。小十郎と大内は犯人たちを待ち伏せしていた。
どこに逃げるかで、黒幕がわかるかもしれない。後をつけて走る。
犯人たちの体力が尽きる。ここまで来ればもう安心と、たかをくくっていた。


「ちょろかったですね。蒲生さん。」蒲生?大内に覚えがあった。
もう少し近くで確認しようとしたが、後をつけていることがバレた。
逃げる蒲生たち、追いかける小十郎と大内。

「乗れ!」車が蒲生たちに近づいた。天の助けとばかりに乗り込む。
小十郎たちは追いつけなかった。


車から降ろされ、お金ごと投げ飛ばされる蒲生たち。
「助けてくれたんじゃねえのか?」蒲生が声をかける男たちそれは・・・
上杉景勝(鈴之助)、直江兼續(山本匠馬)だった。

「まさか・・・金を取り戻しに・・・?」

「子供のうちから大金を持つと、ろくな大人になれませんよ。」
「兼續の言う通りだ。」

正宗をはめたつもりが、自分たちもはめられていた。
「俺を誰だと思っている。黒川工業の蒲生氏郷(夛留見啓助)に手を出して、
無事に済むと思うなよ!おっさん!!!」
蒲生は顕現した。ひたいにナマズのマークが光る。

「おっさん?どうやら大人に対しての口のきき方から、
教えてあげなければならないようですね。」
「兼續の言う通りだ。」

兼續は左手の甲を頬の近くにあてる。頬には獅子のマークが白く光る。
上杉は左手で右ほほをなでる。鳳凰のマークが緑色に浮かぶ。
二人とも顕現。



正宗は慌てて犯人を追いかけようとするが、
石田に言われていた「秀頼の無事を最優先に。」を思い出し、
追いかけるのをやめた。

縛られていた手足のテープを剥ぎ取り、「秀頼、もう大丈夫だ。」と声を掛ける。
だが、秀頼は正宗から顔をそむけた。涙一つ出ない。

「秀頼ぼっちゃん!!!!」石田の声がする。
「みっちゃん!怖かった・・・・」秀頼は石田のところに駆け寄り泣き出した。

「無事でよかった。でも、どうして夜中にひとりで外出したんですか?」
「呼び出されたの。マー君に・・・」

さっきからの秀頼の行動・・・不思議な違和感が止まらない正宗。
とどめに言われた言葉に茫然としてしまう。

「今なんて言った・・・・」

「とぼけないでよ、マー君。」秀頼は届いたメールを正宗に見せた。
「このメールで僕のこと呼び出したくせに。
あの人たちだってマー君の指示でやっているって言ってたもん。」

「秀頼・・・何言ってんだ・・・」秀頼のほうに近づく正宗。
秀頼は石田の後ろに逃げる。

「なるほど。呼び出した秀頼ぼっちゃんを誘拐し、自身で身代金受け渡しに運び、
実行犯へ渡す。そのあと金を山分け・・という算段だったのですか?」
石田は正宗に話す。

「本来実行犯がこのメールを消去するもの。それがこうして残されているということは、
君は裏切られたということですね。伊達正宗くん。
ケータイの履歴は消去できても、基地局のサーバーには残されてますけどね。
なんともずさんな計画だ。」

正宗はメールを見せてもらう。

豊臣秀頼様 正宗氏があなたをお待ちです。
至急、大坂町のガード下まで来て下さい。
宜しくお願いします。
伊達成実

「聞くところによると、君は成実くんと決別したとか。」
「決別・・・ってそんなわけ・・・」
「仮に君がこの誘拐と無関係なら、
君は伊達成実に陥れられたということになりますね。」
成実がこんなことするはずはない。それだけは確信できる。



石田光成がどんどん悪い人のように思えてきました。
秀吉の忠臣だと思ってたんですけどね・・
正宗、不の連鎖が止まりません。沈んだ正宗はあんまり見たくないかな。

今回、利休七哲でおなじみの蒲生氏郷が出てきました。
名前を見るだけで 戦国鍋TVのたぶん利休七哲が浮かんで仕方がありません。
歌ほどポップな人として登場してませんが・・・

上杉景勝と、直江兼續が初めて顕現しました。
二人で一つな感じがなんかいいんですよね。
顕現した瞬間、つい拍手してしまいました。





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ドラマ 戦国男士 第14話 第14閃 雲竜風虎 あらすじ ネタバレ [戦国男士]

戦国男士  第14話 第14閃 雲竜★風虎 あらすじ ネタバレ

放課後のお楽しみ。それは友達と買い食いをして帰る事。
田村愛(伊藤梨沙子)は友達と有名クレープ店でクレープを買い、歩きながら食べる。
この店の近くのベンチに目が留まった。「・・・ん??正宗くん???」
そんな訳はない。そのまま通り過ぎる。


ベンチに腰を掛けてクレープを食べていた
伊達政宗(滝口 幸広)大内定綱(片岡信和)豊臣秀頼(橋爪 遼)
秀頼のわがままに付き合ってクレープを食べているが、周りはは女子ばかり。
正宗も大内も居心地が悪かった。

ということは・・・愛が見た正宗は本物!!正宗ラブがハンパない!

片倉小十郎(内田 讓)がバイトでバックレたのが大内にとって気に入らなかった。

「おいしかった! 次ね、ゲーセン行こ♪プリクラやろ♪」
「プ・・・プリクラ!!!!」硬派を生きる正宗と大内の顔が硬直した。


カシャ、カシャ・・・秀頼は嫌がる正宗と腕を組み、笑顔でポーズ。
何枚撮ってもぎこちない顔をしている正宗。

正宗はただプリクラを撮っただけなのに、なんだかどっと疲れが襲う。
大内は自分がトイレに行っている間にプリクラが終わっていたので一安心。
出来上がったプリクラに写る正宗が、
今まで見たことのないぎこちなさで笑えて仕方がない。

「今日は遅くなるって言ってるから、マー君の家でご飯が食べたい!」

正宗の作る料理が美味しいと聞いていた秀頼はどうしても食べてみたかった。
美味しい・・なんて言われるとまんざらでもない。

「よし!今日は特別にお金持ちのお坊ちゃまの口にも合うスペシャルなやつ作っちゃうか!」

秀頼は大喜び。大内はまだ続くガードマンごっこに少々疲れていた。
「帰る前にちょっとトイレ。」正宗はゲーセンのトイレを借りに行った。
はしゃぐ秀頼に、大内はマジやばい程うまい大将の飯について熱く語っていた。


曲がり角あたりまで進んできたとき4人の男がこちらに向かって歩いてきた。

警戒する大内「おい!おめえらいったいなんなんだ。」
「君たちいっぱいお金持っていそうだからさ。仲良くしてくんないかなぁって・・」
「おめえら、俺を誰だと思ってんだ。南奥の大内だぞ。」

4人に四方を囲まれ、大内は先に凄んでみたが、軽く鼻で笑われた。
「おめえらふざけてると承知しねえぞ!」

「おめえら、行くぞ!」この言葉を合図に4人が顕現した。
大内の力で顕現者4人を相手に戦いきれなかった。


「おい、外で顕現してるやつが喧嘩をしてるってよ。」
まるで楽しい見世物を見に行くかのような口調で話すカップル。
この言葉を聞いて、もしや・・・と思い、正宗は慌ててかけつける。

道端でうずくまっている大内。「すまん大将・・秀頼がさらわれた・・・」
正宗は慌てて秀頼の行方を探す。


古い倉庫裏でしゃがみこむ秀頼。さらってきた4人の男を何者かが威嚇している。
この男、めっぽう強い。顕現している男たちを軽々とやっつけてしまった。

戦いの決着がついたころ、正宗はようやく秀頼を探しあてた。
姿を見つけ駆け寄る。「マー君!お兄ちゃんが助けてくれたんだ。」

お兄ちゃん???
秀頼の幼馴染のお兄ちゃんは正宗を見ただけで「君・・正宗くん??」
「初めまして、徳川です。」
笑顔で右手を差し出す男、大江戸大学4年生 徳川家康(田中 康寛)
正宗のことは、この間の小田原攻めの時の話を聞いていたから知っていた。

秀頼は家康を正宗の作る夕飯に誘った。誘いに応じた家康。


「はい、どうぞ。」正宗特製の料理がテーブルに並ぶ。
そこに帰ってきた愛。今日はいつになくごちそうが並んでいて上機嫌。

虎哉和尚(鶴田忍)は最近帰りの遅い愛をたしなめる。
「だって最近ダーリンが全然相手にしてくれないから・・」
大内を押しのけ正宗の腕にしがみつく愛。

「ねぇ、まずこのうるさい女なに?」
秀頼は正宗にひっつく女の存在が気に入らない。

「はぁ・・あんたこそなんなのよ!」「僕はマーと仲良しの秀頼だよ。」
「ていうか、君こそマー君とどんな関係?」「彼女に決まってんでしょ。」
「ええっ・・ばかじゃないの・・・マー君、彼女いないってはっきり言ってたんだよ。」
「はっきりだと!!!!」愛は秀頼の横に座る人の方に顔を向ける

「なんで・・・えええええええっ・・・なんで徳川家康がここにいるの??」

世間の事に疎い正宗と大内だけが知らなかった。
家康は世界中で使われているSNS「BukeShowHat」を開発したIT業界の寵児で、
TVや雑誌やCMにも出る有名人だった。

愛は家康が表紙の週刊誌をかばんから取り出す。ここでようやく本当だと納得した。
食事を始めようとした時に、虎哉和尚は色紙を家康に渡す。
和尚でも知っている・・・家康は誰もが知る存在だった。


秀頼の家までの道のりの護衛は家康に任せた。
寺の入口にいる女性。この人は旭日(佃井皆美)家康の秘書。

家康に連絡先の交換を言われ、ケータイを取り出す正宗。
「あぁ!!!」ケータイを見て驚く。そこには今日撮ったプリクラが貼り付けてあった。
秀頼、こんなところは仕事が早い。
仲よさそうなプリクラを見て愛は嫉妬を隠しきれない。


帰り道、秀頼はご機嫌。だって、マー君と家康が仲良くなったから。
少し下がったところで聞いていた旭日。立ち止まり、不敵な笑みを浮かべた。


夜遅くになってもSLPM社の会議は終わらない。
発言しているのは浅野長政(長谷川 朝晴)
豊臣秀吉(波岡 一喜)は発言を本気で聞いていない。

この会議室に集まった人物は、
前田利家、石田光成(大口兼悟)、毛利輝元、増田長盛、
浮田秀家、長束正家、小早川隆景、前田玄以、黒田官兵衛、福島正則、
加藤清正、上杉景勝(鈴之助)、直江兼續(山本匠馬)

長い前置きに秀吉の疲れが見える。飛ばして本題に。
浅野の持ってきた話で得る、社の利益は250億円。
ハーブティを飲みながら少し考える・・・

カップを置くと突然立ち上がり、秀吉は出て行こうとする。
「今日は終わり。浅野君。せっかくだけど、君の持ってきてくれた面白い話 なしね。
今のこの時期に、はした金にこだわってもしょうがない。そんな感じで、よろしく。」

250億がはした金・・・浅野は意味がわからない。
「目の付け所はよかった。」石田は浅野を褒めるが、浅野は資料をぶちまけて帰った。


社長室に戻ってきた秀吉。すこぶる体調が悪い。
お茶を飲もうとした時に激しい咳が襲う。
立っていられないほどの苦しさ。その場にしゃがみこんだ。

誰かが部屋をノックする。「誰だ。」「徳川です。」
少し気持ちを整えて部屋に招き入れた。

家康は秀頼を送ってきたついでに旭日と社のほうに顔を出しにきていた。
また激しい咳が出る。今度は崩れ落ちるようにしゃがみこんでしまった。
家康が慌てて駆け寄る。かばんからハーブティを取り出して

「ガンの新薬として注目されているハーブです。」

この葉ですぐにお茶を入れ、秀吉に飲んでもらう。
「いつも悪いな。もうそろそろわしの悪運も尽きる頃だ。」

「みんな気づき始めているんです。
無責任に騒いでいる時代は終焉を向え、やがて革命へと繋がっていく。
その時必要なのは、みんなが求めているのはおじさんのよう人ですよ。
みんなが必要としているのは、本物のリーダー。」


家康と話せる余裕が出来た。理想に向けて休んでいられない。

「顕現者たちはうまく指揮出来ているか?」
「もちろん。みんな言うこと聞くようになったし・・・
これも、SLPM社のCMキャラクターにしてもらったおかげかな。」

秀吉はデスクに戻り、まだ仕事をしようとしていた。
たくさん資料などが置かれたデスクの上に遺書が置かれてあるのを旭日が見つける。
旭日が驚いている姿を見て、家康も遺書の存在に気づいた。

「おじさん・・・・それ・・」
「出来るだけの事はやっておかなくては。生きているうちにな。」


正宗はいつものように神との(自分との)対話をしていた。
後ろの方で気配を感じる。寝そべって正宗の様子を見ていた真田幸村(橋本敦)

「成実くん、行っちゃったんだって?」「成実の居場所を知っているのか?」
「僕はただ、こないだのドロップパンチのお返しがまだなのにと思って。」

「何しに来た?」「喧嘩」
「喧嘩ならいつでも受けてやる。」「いいよ。なんかそんな気分じゃないでしょ?」
「こう見えて僕は空気の読める男だよ。外で話しない?良い所案内してあげるよ。」


連れて来られたのはビルの屋上。
「どう?僕のお気に入りの場所。静かで何もかもが空虚。頭がすっきるする。」

「顕現狩りはお前じゃなかった・・・悪かった。」
「思わせぶりなことをしたり、君たちを引っ掻き回した僕に謝るの?」
「それとこれとはまた別の話だ。俺はてっきりお前が顕現狩りだとばっかり思っていた。
次お前に会ったなら、どんな手を使ってでもお前を倒そうと思っていた。
だから・・ごめん。」

正宗は真田に深々と頭を下げた。
その姿を見た真田。正宗に対する考えが少し変わった。

「やっぱりわかんないなぁ・・あの神童と言われた片倉くんが、君について行く理由が・・」
「全然解らない・・・」

こう言っても本当は気づいたのかもしれない。なんたって空気の読める男だから・・


分からないという真田の言葉を受けて、正宗は疑問をぶつけてみる。
「お前、SLPM社と関係があるんだよな。
秀吉っていう人、顕現者を増やしていったい何をしようってんだ?」

「おじさんがSLPM社を動かしてるって思ってる?」
「違うのか?」「どうかなぁ・・・・」
「じゃぁ黒鎧か?」「・・ん?どっからそんなワードが出てきた?」

SLPM社に顕現狩りと顕現者集め。そして小田原攻め。
豊臣秀吉に、その息子の秀頼。徳川家康。
ここの所、正宗の周りで起こったことを並べて考えてみた。
得体のしれないのが、黒鎧と忍者みたいなやつ。

「黒鎧っていったいなんなんだ?」

「黒鎧かぁ・・・そうだなぁ・・新しい時代の象徴。」

「新しい世界・・・・」聞いたことで余計に謎が深まる。
悩んでいる正宗。眼下に望むビル群を見ながら考えを巡らせていた。
その様子を見て、真田はにっこりとほほ笑む。

「僕ちょっとしゃべりすぎちゃったみたいだね。
またおじさんに怒られてしまうからもうおしまい。じゃぁまた。」

声のする方に向き直ると、すでに真田の姿がなかった。


寺に住むことになった日に虎哉和尚が寺の神について話してくれたことを思い出す・・・
「悪魔をも降伏させるため、自らが鬼の形相ですべてを打ち砕き、正しい道へ導く。
それがこの五大明王。そして、不動明王だ。」



鬼庭先輩が顕現を奪われ、成実が自分の元から離れることとなった場所。
この埠頭で自分の頭の中を整理しに来ていた。
激しい嵐の中、濡れることすらかまわない。
ペンダントを握りしめ、自分のこれから進む道を考えていた。

家族を守るための、鬼庭先輩の顕現が奪われた。氏直たちは死んだ。
そして、成実も失った・・

「秀吉。お前が何をしようとしているか、俺には分からない・・・
でももし、もし間違ってるとするならそん時は何もかも・・・・
俺がぶっ壊す!!!!」

進むべき方向を決めた。迷いは消えたのだろうか?


この様子を真田は後ろの方で見ていた。




何気に謎の多い回でした。
旭日≠服部半蔵なのか?ただの二役か?
秀吉の寿命?
黒鎧の狙い?
家康の腹の中?

DVD特典で入る事がほぼ確定したであろう品が登場しました。
何って? プ・リ・ク・ラ !!!!

ぎこちない笑顔を全面に、メガネ王子っぷりは最高!
あのプリクラを見ると、しんどい時でも笑顔になれそう!



資福寺で祀られている不動明王は金色ではありませんが、、
不動明王はのご誓願は広大無辺であって、
しかも「無相法身、虚空同体」と言われており、
念ずる人の(祈願者の)願いによって、どんなご利益でも受けることができる、
厳しくも慈悲深い神、いや、お不動さまです。
ちらっとお姿が見たくなりました。








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ドラマ 戦国男士 大総集宴 前半のまとめ hazama [戦国男士]

戦国男士 大総集宴 これまでのまとめ。

今まで見ていなくても、わかりやすくポイントのみをまとめました。
登場人物名のみで、ザクっと書いています。


戦国★男士
それは戦国武将の名を持つ男士たちの 天下をかけた友情と誇りの物語である。


南奥州高校 通称南奥に一人の転校生がやってくるところから始まる。
その転校生は、この物語の主人公 「伊達正宗」。
一見ガリ勉風の伊達正宗は、幼いころ神がかり的に強い男に出会う。
以来その男に憧れを抱いていた。
そして成長した現在、「喧嘩は好きだが暴力は嫌い」という
自己完結的だが筋の通った男となった。

ちなみに料理の腕前はプロ級で、人一倍仲間に対する思いは熱い。


正宗の転校を心待ちにしていた男士「伊達成実(しげざね)」。
正宗とはいとこで、幼馴染。同じように喧嘩はめっぽう強いが
熱くなって時々・・擬音で表現し、何を言っているのか?わからない。


正宗の父親の友人でもあり、
正宗が居候する資福寺の住職:虎哉宗乙(こさいそういつ)

正宗の成長を見守り、迷いや悩みが生じたときは禅宗の教えで彼を導く。
正宗の心の師でもある。

「正宗、憎しみは必ず己の身に刃を返す。忘れるな。」


正宗と時を同じくして偶然を一切装わず転校してきた「田村愛」
正宗一筋の愛は空手の有段者。油断禁物の危険人物。
なぜか成実とは正宗を巡り対立したり、徒党を組んだり・・忙しい。
超快活的、暴走系女子高生。


転校生:伊達正宗の喧嘩の強さを聞きつけた地元の不良一派たちが、
次々と挑戦状を叩きつけてくる。まず最初はこの3人。

相馬義胤(そうま よしたね)、大内定綱(おおうち さだつな)、
畠山義継(はたけやま よしつぐ)三人はすでに顕現していた。


顕現とは・・・
人間の臨界点を超えたものだけが取得することのできる力。
顕現を得た者は、その証に体の一部にアザのようなものが浮き出る。

正宗にとっての顕現は「そんなもん、知るか!」な代物だった。
顕現を持つ者を次々と倒していく正宗。


そんな正宗に興味を持ったのが「片倉小十郎」南奥の3年生。
プロのサックス奏者として活躍できるほどの音楽の才能を持ち、
スポーツや勉強でも、天才的な才能を発揮。
誰に対しても敬語で接し、とても律儀なスーパー男子高校生。

今まで決して誰ともつるまなかった小十郎だったが、
正宗の比類なき器の大きさを感じ、彼について行くことを決意した。


正宗に敗北を喫した、大内、相馬、畠山は
正宗をおびき寄せるために愛と成実を人質に取った。
二人の救出にやってきた正宗と小十郎。

しかし、顕現した3人を相手にするのに、正宗は苦戦を強いられてしまう。
さらに愛すべき仲間:成実、小十郎までが3人の餌食となってしまう。
体が動かない正宗は助けることすらできない。

その時、正宗の心の中で何かがはじけて、体に異変がおこった。
「俺に用のある奴は、直接来いって言ってんだろ!!」
伊達正宗、顕現。


顕現した姿を見た成実は、「二人で幼い時に出会い、憧れを抱き続けている」
あの男の姿に正宗が似ていると思った。
正宗は出会ったときにもらったペンダントを肌身離さずつけている。
それほど二人にとってインパクトのあった人。


顕現をしてからの記憶を失い、逡巡する正宗・・・
虎哉和尚は「本当の敵はどこにおるか知っているか?」
「真の敵というものは、己の中にいるものだ。そのことを忘れるな。」


その頃、大内たちの敗戦を知った 佐竹義重率いる五家同盟が動き出していた。

蘆名義広(あしなよしひろ)、白河義親(しらかわよしちか)、岩城常隆(いわきつねたか)
石川昭光(いしかわあきみつ)、佐竹義重(さたけよししげ)
この五人を「五家同盟」と呼ぶ。


暗躍する謎の忍びの手によって、大内たちは再び顕現の力を手にしていた。

大内、相馬、畠山は街で狂ったように暴れる。
そんな彼らの動きを察知した小十郎は、
五家同盟のアジトである二本松倉庫に単身乗り込み、休戦協定を結ぼうとしていた。

正宗は小十郎が敵にさらわれた思い、二本松倉庫に向かった。
だがこれは正宗の勘違いだった。乱入した正宗。再び大内、相馬、畠山たちと戦う。

そんな中、再び顕現する正宗。
またしても自分をコントロール出来なくなり、己の衝動をさえることができなくなった。

「お前が今やっているのは喧嘩じゃない。
これ以上暴力をふるう気なら、たった今からお前は俺の敵だ!!」
成実の言葉で我に返る。
再び自分の衝動を抑えることが出来なくなってしまった・・・
喪失感を覚え、悲嘆に暮れていた。


この頃街では、顕現狩りと称して顕現者を無差別に襲うという
黒鎧(くろよろい)の噂が流れ始めていた。
同時に、この黒鎧の正体が正宗ではないかと噂が流れ、
誰からも恐れられる存在になる。

誰からも恐れられるというのには何か理由があるはず・・・


そんな時、成実と小十郎がかつて世話になっていた
南奥の卒業生 鬼庭左月斎(おににわさげつさい)に出会う。

鬼庭はかつて南奥の頭を張っていた程のパワフルファイターで、
今では5人の子供を育てるシングルファーザー。
正宗たちの事も気にかけてくれていた。


上杉景勝(うえすぎかねかつ)と直江兼続(なおえかねつぐ)
この二人はSLPN社という大企業からの使者。裏で五家同盟を操っていた。
直江兼続に全幅の信頼を置いている上杉景勝の決まり文句は
「兼続の言うとおりだ。」


顕現した時に己をなくしてしまう正宗は、
自分が無意識に黒鎧となり人間狩りをしているのではないかと考え始めていた。

「顕現なんてしなけりゃよかった・・」次第に顕現という存在に嫌悪感を抱く。

そんな時、鬼庭と再会。
「顕現ってのは、自分がやんなきゃなんないことのために必要な力が
自分の中から湧き出ること。だと思っている。」
この鬼庭の言葉で正宗は、自分の力と前向きに付き合っていこうと決意した。


だが鬼庭は顕現狩りにあってしまい、顕現を失くしてしまう。

怒り狂う正宗。鬼庭の敵を討つために事件があった場所に向かった。
そこで運命的は出会い。その男・・真田幸村(さなだゆきむら)

時勢をよく読み、一番力のある者にだけつき従い世を生き抜く。
卓越した格闘センスを持っている彼は、
誰ともつるまず天才と呼ばれた小十郎が正宗に従っていることで、
正宗に興味を持ち始めていた。


そしてもう一人、正宗に興味を持つ者が現れる。大崎義隆(おおさきよしたか)
幼馴染の景子に振り向いてもらうために、景子の憧れる政宗の打倒を誓う男。
成実に弟子入りし、喧嘩の特訓を受ける。

正宗は大崎の果し合いに応じて、戦う。大崎は正宗にラッキーパンチで勝てた。


終わらない顕現狩り・・
小十郎は自分の大将である正宗を守るために、
一日も早く顕現しようと特訓に励んでいた。

小十郎の前に現れた謎の忍び。服部半蔵(はっとりはんぞう)
素養のあるものに対し、顕現という聖なる力を自在に与えることができるという
不思議な力を使う。この者の真の目的とは・・・・?

五家同盟の協定を破棄し、正宗の仲間になりたいと言う大内。
その大内からの情報で、大内を含めた伊達一派は五家同盟のアジトへ行く。
一番目に待っていたのは白河。白河を倒さないと黒鎧のもとにたどり着けない

最初は成実。だが、白河にとって成実は敵ではなかった。
次に小十郎。顕現している白河に苦戦を強いられる。
二人とも倒され、怒り狂う正宗が白河と拳を交えようとしたその時・・
ついに片倉小十郎、顕現。
秘められていた忠誠心が覚醒し、白河をあっという間に倒した。

二番目は岩城。開花した小十郎の手にかかり、惨敗。
三番目は石川。小十郎と石川が戦っていた時、大内が成実を人質に取る。
全ては佐竹たちの仕組んだ罠だった。
やられ続ける正宗と小十郎をただ見ていた成実。
自分に向けられていたナイフを素手でつかむ。
自分だけ顕現していない。自らが足かせになっている無力感。体を張って決意した。
「お前ら!おれにかまうな。」

成実と小十郎の、正宗に対する忠誠心が迷える大内の魂を打ち、佐竹たちを攻撃する。
「こんなのが罪滅ぼしになると思っていない。だが俺は決めたんだ!
これが俺のやらなきゃならないことなんだ!!」

大切な仲間たちが体を張り、見せてくれた生き様。
己のなすべきこと、それらをを全て認めた正宗。
ついに、顕現をコントロール出来るようになった。
「俺の仲間にそれ以上暴力をふるうな。」

己の顕現の意味を見出した正宗。そして、五家同盟との戦いは終焉を迎えた。


この戦いは上杉と直江たちによって監視されていた。
全ては大人たちの実験。正宗の力を見極めるために仕組まれていた。
激高する正宗。その一部始終をモニターで見て不敵な笑みを浮かべる男・・・
この男こそ、日本を代表する大企業:SLPM社のカリスマ社長である
親方様こと豊臣秀吉。


次の日、大内は南奥に転校してきた。

寺で正宗の帰りを待っていた男。浅野長政(あさのながまさ)
SLPM社の使者として現れた。正宗に伝えられた伝言「小田原攻めに参加しろ。」

世界のより良き未来のために、顕現者を増やそうとしている秀吉に対し、
それを阻み、顕現狩りを続ける小田原学園を一緒に潰してほしい。


自分だけ顕現者でないことに引け目を感じていた成実。
半蔵を探し求めて夜の街をさまよい歩く。
成実の出した答え「半蔵から顕現の力をもらうこと」

半蔵を探し、顕現の力を授けてもらおうとしたときに小十郎が止めに入る。
「顕現しているあんたに・・俺の気持ち、わかんねぇよ!」
迷走している成実。半蔵と共に小十郎の前から消えた。


成実を探そうとする正宗と小十郎。そこに浅野が小田原攻めの返事をもらいに来る。
「小田原攻めに参加するかどうかは、まだ決められない。けど、小田原には行く。」

正宗は鬼庭の敵と成実の行方を探すために、小田原へ行くことを決意した。


出発前夜、己の決断に自問自答する正宗。
虎哉和尚は正宗に「道理」を問う。正宗の道理は「正義」

己の正義を貫くために、小田原学園の前に陣取る秀吉の前に姿を現した。
「あっちの代表と俺とで、決着をつけたい。」


相手方の代表は北条氏直(ほうじょううじなお)
正宗から付けられたあだ名:味噌汁くん。
ねこまんまを食べるときに、ご飯の真ん中に指を立て、第二関節まで味噌汁を注ぐ。
前に鬼庭の娘がジャングルジムから落ちかけたときに助けてくれ、
愛が鞄をひったくられたときは取り返してくれたりもした。
ここで会うまでに面識があった。

そんな味噌汁くんもとい、氏直が代表として出てきて正宗は驚いた。
だがその正体こそ、顕現狩りをしていて、鬼庭の顕現を奪った男。

顕現狩りの正体を知った正宗。
「君たちがしている顕現狩りだけはどうしても許せないんだ。」


成実の手がかりを探して校舎裏に来た小十郎。現れたのは真田。
成実の行先を尋ねる小十郎。

「教えてほしい? なら、顕現奪ってみてよ。」真田が挑発してきた。
この申し出に応じた小十郎

従う相手をころころと変える真田幸村。
正宗一筋の固い忠誠心を持ち続ける片倉小十郎。
まったく正反対の生き方をする二人の技と技がぶつかり合う。

真田と小十郎の喧嘩に割って入ってきたのは、成実。
半蔵により手に入れた顕現の力。

力と力の戦い。正宗と氏直のバトルに決着がつけられようとしていた。

「これは憎しみなんかじゃない。正義を貫く喧嘩なんだ!!!」
氏直との喧嘩に勝利をおさめたのは正宗。


そんな正宗の戦いを一部始終見ていた秀吉。その傍らに石田光成(いしだみつなり)
SLPM社の幹部で、秀吉の右腕。着々と小田原学園の乗っ取りの準備を進めていた。


SLPM社という企業は、顕現者を増やしこの国の根幹をも揺るがそうとしている。
奴らがここに攻め込んだのは、顕現狩りを止めさせることだけが狙いじゃない。
奴らの陰謀に気づいた氏直の父であり学園長の北条氏政が何者かに狙われていた。

氏直に言われて氏政のいる部屋までたどり着いた正宗。
だが、氏政はすでに殺されていた。

SLPM社が小田原学園を掌握。

代表のみの戦いのはずが、
怒り狂った小田原学園の生徒たちの口火で激しい喧嘩が始まった。

石田に身柄を拘束されそうになった氏直。慌てて姿を隠す。


決して受け入れることの出来ない現実が正宗の前にあった。


戦いも終わり、きちんと決着をつけなければならなかったこと・・・
行方をくらましていた成実が顕現して戻ってきたこと。

「お前、いつどこで顕現してきた!」

「あの忍者に・・・俺だって必死なんだよ!
お前らと一緒に喧嘩が出来るなら、力になれるんだったら、やり方はどうでも!!!
どうでもよかったんだよ。」

成実の本音を聞いたが納得がいかない正宗。

「そんなに俺が気に入らないなら・・・消えてやるよ。お前の前から・・・」

正宗の前から去っていく成実。


そんな正宗の所にまたしても現れた浅野。
氏直の攻撃から、秀吉の一人息子を守るために警護しろと言う。

豊臣秀頼(とよとみひでより)は正宗の居る南奥に転校してきた。
いろんなことがお坊ちゃん丸出しの、箱入り高校生。

父親の事を話す秀頼はキラキラしていた。正宗はそれでいいと思った。


秀吉が頭を下げて出迎える人。親方様こと織田信長。

「この国は日に日に腐っていくようで、予定より早く我々の・・
いや、親方様のプロジェクトを完成させねばなりません。
そのためにはあの男の力は利用できるかと。すべては信長様のイデアのために。」


今までの総集編でエピソードがわかりやすく説明されていました。
これを見て驚いたのは、謎の忍びが服部半蔵だったこと。
そんなこといつ言ってた???
そんなの聞いてないし、見てない!!!

エンディングのhazama ちょっと長めバージョンでした?
見たことないところもあったような・・・
フルで見るのはブルーレイを購入してからですね。



ついにDVDとブルーレイが発売されます。
期間限定?限定なんて書かれるとつい購入したくなります。








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戦国男士 第13話 第13閃 有為 天変 あらすじ ネタバレ [戦国男士]

戦国男士 第13話 第13閃 有為★天変

伊達政宗(滝口 幸広)は一人海を眺めていた。
眺めていたと言うよりは、一人で考え事がしたくて波止場に来ていたのかもしれない。

考えてしまうのは「小田原攻め」
大人たちの思惑で死者まで出してしまった喧嘩。
本当に参加するべきだったのか?
自分の正義を貫こうとして、正義とは何かを考えさせられる・・・気が重い幕切れ。

伊達成実(平野 良)は、まだ正宗ときちんと話をしていなかった。
正宗の居場所を探し、ここまでたどり着いた。

つとめて明るく、いつもの成実で正宗に接する。が、正宗はなにも答えない。
小田原攻めは正宗が最終的にこのあたりのシマを占めたことで決着がついたこと。
成実はそう考えていた。

だが、そういう問題ではなかった。死人が出てしまった戦い・・・
大きな出来事だったのに、新聞やTVに取り上げられない。
豊臣秀吉(波岡 一喜)がニュースを押さえ込めるほどの力を持っているのだろうか。


ふさぎ込む正宗を慰めるように
「俺も顕現したんだし、もし何かあっても正宗軍は最強だ!!」

成実は自分で地雷を踏んでしまった。
成実の顕現・・・これこそが正宗の知りたかったこと。

「お前、どうやって顕現したんだ。」
「それは・・まあ、あれだけど、これからは戦力になれるよ。」

言葉を濁す成実。正宗の追及は終わらない。
「所詮、顕現したやつと戦うには、こっちも顕現してなきゃ無理ってもんだ。」
やはり語らない。

「成実!お前、いつどこでどうやって顕現したんだ!!!!」

正宗の顔はマジ。はぐらかして逃げられる問題でもない。成実は重い口を開く。

「この間の小田原攻めの時、一週間ぐらい前。
どこかの山の中で、謎の忍びに与えてもらった。」

「俺があれだけ・・・・」この後の言葉が続かない。

「俺だって必死なんだよ!もがいてんだよ。
お前らは次々に顕現してしまうし、いざっていう時に俺だけ役立たずだし!
お前らと一緒に喧嘩が出来たら、力になれるならやり方は・・どうでもよかったんだ!!」

「片倉小十郎(内田 讓)が言っていただろ。
他人の力を借りて顕現したやつは、いずれ体にひずみが生じるって!」

「そんな心配いらねえよ。俺はこの通りピンピンしている。
大内定綱(片岡信和)だって正宗に顕現を奪われて、
また謎の忍びに顕現してもらったのと一緒だろ!!」

「違うよ。一緒じゃねぇよ!全然ちがうよ!!!」

「そんなに俺が気に入らないなら、俺から顕現奪ってみろよ。奪ってみろよ!!おらぁ!」

正宗は成実を一発殴る。正宗の気持ちは成実に届かない。

「おい!顕現奪いたきゃ、顕現してなきゃ奪えねぇぜ。」成実は顕現する。
「お前も顕現してみろよ!」

憐みとも同情ともつかない表情で成実を見つめる。
殴りあうことで気持ちを理解してもらおうと思っていた成実。
だが、正宗はそれを拒否していた。顔を見たときに悟った。

「わかった・・・そんなに俺が許せないと言うのなら、お前の前から消えてやるよ。」
ここまで言っても何のアクションも起こさない正宗。
成実は静かに黙ってその場を後にする。

少し離れたところで様子を見ていた小十郎。成実にかける言葉はない。
成実は小十郎の肩を叩き、その場を後にした。
去りゆく後姿がとても悲しげに見えた。


ビルとビルの間をドブネズミのように這いずる北条氏直(三浦力)
氏直には、もうだれも味方になってくれる人はいなかった。
父、北条氏政(志賀廣太郎)の敵討ちをする!それが生きている意味だった。
ビルの間を抜けると、そこはSLPM社前・・
ビルの中に潜入するために様子をうかがう。警備は万全で、はい入る隙がない。


豊臣秀吉(波岡 一喜)はSLPM社で仕事をしていた。
石田光成(大口兼悟)からの報告と提案。

北条氏直を取り逃がしてしまったことで、警護の強化を図りたい。
光成は、父の敵を討ちに必ず秀吉の所に氏直が現れるはずだと考えていた。

警護の強化は秀吉の息子、豊臣秀頼(橋爪 遼)にも適用。
学校外はよくても、学校内の警備は学生でないとできないこと。
光成は真田幸村(橋本敦)をつかせる予定にしていた。

秀吉は、秀頼の警護を正宗にさせるように指示した。
息子を転向させてまで正宗に近づこうとする意図はどこにあるのか?



学校に登校する正宗。横に成実の姿はない。
正宗はまだ陰鬱な感情から抜けきっていなかった。
気配を消して、横で静かに正宗の様子を見守る小十郎。

いつものように、いつもの感じで正宗の所に駆け込んでくる大内。
空気を読めない男:大内は、成実がいないことを小十郎に聞く。

「少しの間、旅に出ている。」とだけ告げる。
何も知らない大内には成実の行動の意味がわからなかった。


荷物をまとめて出ていく仕度を整えた成実。
虎哉宗乙(鶴田忍)に別れの挨拶をする。
気がかりなのは正宗のこと。それだけは頼んでおきたかった。

寝坊して慌てて出かけようとする田村愛(伊藤梨沙子)
慌てて走ったので成実にぶつかってしまった。

「一緒に守ろうって言ってたのに・・ごめんな。俺には無理だった・・」
「愛、あとはお前に任せたからな。」
いつにない神妙な顔で愛に話すと、荷物を手に取り寺を後にした。
愛は声をかけようとしたが、シリアスすぎる成実に、何も言えなかった。



校門近くで正宗を待つ男。浅野長政(長谷川 朝晴)彼はいつもメッセンジャー。
「あなたには親方様のご子息、秀頼さまの警護に付いてもらいます。」


大人たちの問題に踏み込んでしまったがために、苦悩している。
また何かに巻き込まれたいとは思っていなかった。
小田原の事も全く説明がないことも気に入らない。
正宗は思いのたけを浅野にぶつけるが、浅野はただの使いの者。

「この命は小田原の一件で、北条氏直の襲撃を警戒しての事。
決定事項なので断る事は許されていません。」
「わが社にとって、この学校を潰すのは簡単なこと。小田原のように・・」

湧き上がる怒りをぶつけようとする正宗に
「これはチャンスかもしれません。氏直に直接会うチャンス。」
小十郎はその先の展開を予測して正宗に提案をする。

小田原の一件以来、氏直の姿を誰も見たものはいないし、
父の敵を豊臣親子だと思い、襲撃する可能性は大いにあった。
氏直を止めるにも、自分たちの力では、探すすべがないので、
警護をしていたら本当に氏直と会えるかもしれない・・

ただ、小十郎が不可解に思っているのは秀吉の事。
自分たちが警戒していることを知りながら、正宗にこんな依頼をしたのか?
SLPM社の真の狙いを探るためにも警護は受けた方が近道のよう。

今抱える怒りを飲み込んで、正宗は秀頼の警護をすることに決めた。


ブラックスーツを着た5人の男たちが校門の近くに歩いてきた。
威圧感がハンパない。
男たちは正宗の前で止まる。真ん中からピョコっと顔を出してきたのは豊臣秀頼。
人懐っこい笑顔で正宗に挨拶をする。

秀頼は正宗のクラスに入った。
挨拶もそこそこに、正宗の隣の席の人に「お願いがあるんだけど、どいてくれない?」
笑顔でそう言われると、断れない。席を空けてもらえた。
別教室でも隣の席。トイレに行っても横に来る。
人の懐にスルリと入り込む。これが秀頼の最大の武器・・・?


一人で校庭を散歩する秀頼。相馬義胤(六本木 康弘)がラップで威嚇する。
秀頼は小さなスピーカーを取出し、音楽を流す。
ポーズを決めて・・・ラップで応戦。完全に相馬よりイケてた。

腹を立てた相馬は秀頼をさらおうとするが、小十郎と大内が黙っていない。
相馬は正宗の事を認めたわけではなかった。

「じゃぁ、久々にやるか?」

正宗はメガネをはずして相馬の方に歩み寄る。
この迫力に飲まれた相馬は戦わずに逃げ出した。

「凄い!凄い!凄い!凄い!!!! やっぱマー君は凄いんだね!」
傍らで見ていた秀頼が感激しながら正宗の所に走ってきた。

「ダディの言う通り、マー君は凄いんだ!」



夜の埠頭。正宗と秀頼の二人。空を見ながら
「ダディの仕事は凄いんだ。世界中を飛び回っていて、家でも仕事をしていて。」
その姿は、世の中のためにしていることだと思っていた。

「なんでそんな立派な親父さんが、
怪しい奴らを使って不良たちに顕現なんてさせてんだ?」
「顕現者は選ばれしエリート。新しい日本を創るための幹部になれる。
言わば、幹部候補生なんだって。」
「新しい日本・・・・・?」
「そ!だから今は顕現した人たちを集めて、英才教育をしている時期なんだって。」

正宗はますます意味がわからない。
満天の星空。手を伸ばせば届きそうなほど大きく瞬く星々。
秀頼はこの景色に感動して見惚れる。

「お前、親父さん好きか?」不意に秀頼に聞いてみた。
「うん。大好きだよ。尊敬している。」「そっか・・・・」



家でも仕事をこなしている秀吉。
不意に開いた扉。そこには謎の忍びの姿があった。
何の言葉を発することなく、謎の忍びの後について部屋を出る。

ある部屋に入り、膝をついて誰かが来るのを待つ。
だれかが階段で降りてくる。鉄の音だけが部屋に響き渡った。

秀吉が深々と頭を下げる。黒鎧に。
「親方様・・・」
「先日は親方様 御自らのお手を汚させてしまい、恐縮です。
して、正宗という青年に会いましたか?」
黒鎧は両の手から金色の気を発する。

「やはりこの国は日に日に腐っていくようで、
予定よりも早く我々の・・・いや、親方様のプロジェクトを完成させねばいけません。
そのためにもあの男の力は利用できるのではないかと・・・」


秀吉が大きくせき込んだ。
「一刻も早くあの男を取り込むのだ。」謎の忍びに秀吉は命を出す。

全ては信長様のイデアのために。

そう、黒兜は織田信長だった。



私の見ている地域では、1月1日なのに普通にいつもの時間に番組がありました。
横のチャンネルではジャニーズさんたちが新年の挨拶や歌を歌っていて、
また別のチャンネルでは空港で笑ってはいけなかったり・・
昼間に戦国鍋の去年の年越し特別編が流れ、
夜には今年の年越し特別編が流される。
何かわからないけど、TV的にとても濃い一日でした。

今回登場の秀頼くん。なんかヘタレキャラな感じが憎めません。
己の力で這い上がった父親を持つ息子な感じがしませんね。
成実はこのまま帰ってこないのでしょうか?

なによりの驚きは黒兜!!!!織田信長?!織田信長!!
正月気分でぼんやり見ていたので、かなりのインパクトでした。

エンディング曲「hazama」が流れ、キャストの名前が流れ出したら要注意!
ここからが話のポイント!さらりと重要事項を盛り込む。
終わりまで気が抜けません。



黒鎧の兜、よく見るとこんな感じの角がついてました。
これの感じは信長だったかなぁ??










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戦国男士 第12話 第十二閃 竜虎 相搏 ドラマ [戦国男士]

戦国男士 第12話 第十二閃 竜虎★相搏

片倉小十郎(内田 讓)と真田幸村(橋本敦)は戦い続ける。
2人とも顕現を出していない状態での殴り合い。

「こういう戦い方が得意なんでしょ?」

普通に戦っていると思っていたが、真田が小十郎の戦い方に合わせていた。

「挨拶はこれぐらいで。もう少し遊ぼうよ。」
真田は両腕を頭上近くに上げてから斜に構えて型を作った。
これは真田が顕現するときの型。赤い炎を身にまとい、真田幸村顕現。

その姿をみた小十郎は、両手を大きく広げ型を作った。片倉小十郎顕現。

赤い鹿と黒いコウモリの戦い。
「思った通りだ。あんたなら僕を楽しませてくれる。」
「いつまでもあなたの相手はしてられない。本気出させていただきます。」

いくらパンチを浴びせようとも伊達成実(平野 良)の居場所を言わない真田。
真田にとっての、楽しいおもちゃをそうやすやすと手放すわけがない。

小十郎は腹をくくった。「どちらかの顕現がなくなるまで戦いましょう。」

真田から受けたパンチで思わず倒れこんだ小十郎。
そこをすかさず真田が攻め込もうとしたとき、成美が背後から襲撃。

「忍法、ドロップパンチ!」
成美はそのまま顕現。赤いむかでの気をまとう。

「もう大丈夫。この新生伊達成美が、政宗も小十郎も守って見せるから!!」

成美の背後で謎の忍びが様子を覗う。それを見つけた真田。
「忍者の弟子はやっぱり忍者なんだ!!」高らかに笑う。
面白すぎて戦いにもならない。そのまま逃げ出した。

「今までどこに行っていたのですか?」成美に詰問。
「師匠と修行してきたんだ。おかげで顕現もばっちりしてきたんだよ。」

顕現・・・自力で顕現したのではなく、謎の忍びの力で顕現させてもらったこと・・
それだけは止めたいと小十郎は思っていたのに、
「大内定綱(片岡信和)だって、政宗と小十郎以外全員そうでしょ!」



伊達政宗(滝口 幸広)は味噌汁くん=北条氏直(三浦力)と対峙し、
顕現狩りの犯人の正体を知った。

「僕たちにも使命ってもんがあるんだ。君にとっての使命は何?
あの豊臣秀吉(波岡 一喜)ってやつにシッポを振ること?」

「あいつらが何をしようとしても、興味はない。
だが、君たちがしようとしている顕現狩り!それはどうしても許せない!!」

「もしかして・・あのおじさんのこと?」

「あの人は顕現を家族のために使っていた。それをお前らが奪ったんだ。」

「で、怒ってるんだね。本当は君にも僕らの仲間に入って欲しかったんだけど・・」
「わかってもらえないなら・・しょうがないね。」
氏直はそう言うと被っていた帽子を脱ぎ、大きく背伸びをした。

「やるしかなさそうだな。」
政宗はそう言うとメガネをはずした。

静かに拳を握り・・伊達政宗顕現 北条氏直も拳を構える・・顕現

軽く打ち合って「やっぱりやるんだな」政宗が確認。
「うん。やるよ。」それが当然のように返事が返ってきた。

久々に喧嘩をやっているような感じで勝負が楽しくなってきた。
組みほぐれながら激しい戦いが続く。

「どうした!君の力ってこんなもん?なら、おじさんの方がマシだったかも。」
政宗を煽る氏直。政宗の目つきが少し変わった。

「知ってる?あいつらは顕現をいい事に使うらしいよ。」
上で高みの見物をしている秀吉たちを見ながら氏直はそういった。

「あいつらが顕現をいい事に?
だったら、なおさらお前は顕現狩りなんてしてんだよ!!」

「いい事って言っても、すごく自分勝手で
ボランティアの押し売りみたいなことだったら・・・だから、狩るんだよ!!!」

「僕たちはたとえ相手が誰であろうと、どんな顕現の力を持っているやつでも
それが使命!」

「罪の無い人から大切なものを奪ってもか!!!!」

「僕は!!!あそこでふんぞり返って見ているやつらの思い通りにだけはさせない!
そのためなら!どんなに憎まれることになろうとかまわない!!」

「なんだと・・・・」

氏直の言葉を聞いて鬼庭先輩(金橋 良樹)が入院している姿や、
心配して側で眠る子供たちの姿。
虎哉宗乙(鶴田忍)が話してくれた言葉を思い出した。

「大将たるもの 敵とて憎んではならぬ。
憎んで出陣したのでは、たいした働きはできぬ。
政宗、憎しみは必ず己の身に刃を返す。忘れるな。」

政宗はようやく踏ん切りがついた。
「これは憎しみなんかじゃない。正義を貫く喧嘩なんだ!」


秀吉は双眼鏡で戦いを見ながら若さゆえの真剣さを褒めていた。
こんな勝負は若いときにしか出来ないもの。


2人の力はほぼ互角。そう感じていたとき政宗は、拳から青い炎の気を発した。
黄色い炎の気を発して氏直の膝蹴りが飛ぶ。

「俺も一応大将だから、負けるわけには行かないんだよ!」
「限界?2人とも。」氏直は問うと

「俺まだやれそうだけど!」政宗は歯を食いしばりながらにこやかに答える。

「なら、俺負けるかも・・・・」そう言いながら、黄色い気をまとう。
政宗も同様に青い気をまとった。

倒れこむほど疲労していた二人だが、最後の力を振り絞り
青い龍と黄色のしゃちほこが激突する。
どちらもの顔面にパンチがヒットするが、氏直の顕現が消失した。


戦いの果てにようやく普通に会話が出来るようになった。
政宗は顕現狩りをしていた理由を氏直に聞いた。

「全ての元凶は、小田原学園に攻め込んできた豊臣秀吉ってやつのせい。
秀吉が経営するSLPM社は顕現者を増やし、この国の根幹をも揺るがそうとしている。
民間のレベルでそんなこと、決して許されることではない。
やつらがここに攻め込んだのは、顕現狩りを止めさせることだけではない!
陰謀に気づいた学園長、北条氏政。僕の親父の口を封じようとしているんだ!!」

これはもうすでに、子供の喧嘩の範疇を超えていること・・
「なぁ、政宗くん。親父を守ってくれないか?お願い・・助けてくれ!!!」

氏直は、父、氏政のいる場所を指差して気絶してしまった。
政宗は秀吉の居たビルの屋上を見上げると、そこに人のいた気配が消えていた。

小田原学園の学園長、北条氏政(志賀廣太郎)は校長室から、
この戦いの様子を見ていた。息子、氏直が劣勢。
部屋の外で音が聞こえる・・


政宗は氏直の父を探す。指を刺したぐらいではどこにいるかわからない。
ふらふらした身体だが、最後の力を振り絞り、たどり着いた校長室。
そこではすでに北条氏政が事切れていた。

政宗は必死に懇願する氏直の姿を思い出していた。
あの切なる思いをかなえることが出来ず、呆然とその場に立ち尽くす。


黒鎧が歩く音が響く。待ち構えていたのは謎の忍び
謎の忍びは血の付いた刀を拭った。


「小田原学園の教師、生徒の皆さまにお伝えします。
今日を持って、我がSLPN社が小田原学園のオーナーになりました。
その権限によって、小田原学園を、本日をもって廃校といたします。
小田原学園の生徒だった皆さんは、とっととこの学園から消えうせてください。」

校内アナウンスで廃校を伝えた石田光成(大口兼悟)


終わっていたはずの戦いが再び始まる。
小田原学園生徒の最後の意地。
冷静かつ確実に動く石田。力尽きて座り込んだ氏直の姿を見つけ、身柄を確保・・


政宗の頭に虎哉和尚の言葉が浮かぶ。

「大将たるもの 敵とて憎んではならぬ。
憎んで出陣したのでは、たいした働きはできぬ。
政宗、憎しみは必ず己の身に刃を返す。忘れるな。」

この行為を憎まずに、なにを憎んだらいいのか?
やり切れぬ思いはどこにぶつけたらいいのか?


不思議な品を見つけました。よ、羊羹??
家紋の型かなぁ?それとも大きく焼印が入っているのかしら??



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ドラマ 戦国男士 第11話 第11閃 攻城野戦  [戦国男士]

戦国男士 第11話 第11閃 攻城★野戦

小田原攻めの参加を決めた伊達政宗(滝口 幸広)
鬼庭先輩(金橋 良樹)のところに報告に赴いた。


鬼庭は安アパートに引越し、リハビリが終了していない。
仕事に復帰するのはまだ先のよう。
顕現をなくした鬼庭には以前ほどの力が発揮できなくなっていた。
鬼庭は勤めて明るく「再出発の地」を政宗に説明するが
自分のために起こったことなので、複雑な思いで子供たちが遊ぶ姿を見ていた。


小田原攻めのことを報告するが、
政宗がこの戦いに参加するのは自分のためだとわかり、
「憎しみは憎しみしか生まない」と忠告をする。

今回は特に大人たちが絡んでいて、どうも解せないし、
伊達成実(平野 良)も謎の忍びと共に消えてしまったことも関係がありそう・・
ここは行ってみないと本当の状況がわからない。
小田原に行けば、手がかりが掴めるかもしれない。

戦いに行く理由というか、決意を聞いた鬼庭は白い特攻服を政宗に手渡す。
これは鬼庭が若いとき、ここ一番の時に着ていた服で、
これを着て喧嘩をしたら負け知らずという縁起の良い品。


寺に帰った政宗。仏を前に自問自答していた。
そこに虎哉宗乙(鶴田忍)が戦いに行くための道理を考えるように促す。
政宗の道理・・・それは「正義」

「大将たるもの 敵とて憎んではならぬ。
憎んで出陣したのでは、たいした働きはできぬ。
政宗、憎しみは必ず己の身に刃を返す。忘れるな。」

和尚の言葉は厳しくも温かい。


朝、寺の周りを掃除していた田村愛(伊藤 梨沙子)
寺に片倉小十郎(内田 讓)と、大内定綱(片岡信和)がやってきた。
2人の顔つきが少しおかしい。
そこに政宗が、鬼庭先輩からもらった特攻服を着て出てきた。
その気迫に満ちた表情を見て、愛はかける言葉が見つからなかった。


成美は山奥で謎の忍びから忍術の稽古をつけてもらっていた。
険しい山道をひたすら走り、滝に打たれる。


小田原学園高校の前で浅野長政(長谷川 朝晴)が政宗たちを待っていた。
姿が見えたとき、一本の電話を入れる。受信者は謎の忍び。
政宗が小田原学園に来たことで、
人質がわりに山に連れてきた成美は必要なくなった。

忍法を学ぶつもりで必死に修練をしている成美に
「これ以上やっても無駄。私の忍術を体得するには最低後43年はかかる。」

成美を置いて帰ろうとする謎の忍びに
「顕現、させてくれんだろ!」

この切なる長いを謎の忍びは叶えてくれ・・・・


小田原学園到着途中、成美を探し出すために小十郎は別行動。
浅野は学園の中に政宗を誘導するが、
先に親方様=豊臣秀吉(波岡 一喜)に会って話がしたいと思っていた。

戦いの様子が良く見える建物の屋上に陣を張り、様子を覗っていた。
親方様はここで優雅なティータイム。

豊臣秀吉と伊達政宗の対面。



小十郎は小田原学園の裏から侵入し、成美を探していた。
小十郎は背後に気配を感じる。これは真田幸村(橋本敦)

真田は顕現を済ませた小十郎が気になっていた。
小十郎はまだ真田が顕現狩りをしていた線を消していない。
だが、あまりにも荒唐無稽な話に真田は思わず笑い出す。

「わからない・・・小十郎、あんたがなんであんなやつの下に付いているの?」
「あなたにはわからない。付く人間を、状況でころころと変える人には」

2人は真逆の生き方のよう。

「ムカデの人、どこ行ってるかって?僕知ってる!
教えて欲しい?なら、僕の顕現奪ってみてよ!」

真田は面白くなるなら何でもいい。小十郎と喧嘩が始まった。
以前とは訳が違う。小十郎の蹴りが真田のボディに入る。


校庭では小田原高と五家同盟の佐竹義重(山岸拓生)と蘆名義広(三上俊)たちが
対峙していた。一触即発。口火は誰が切ってもおかしくない雰囲気。


かなりの数が参加したこの戦い。
政宗は寄って集って小田原高を潰す意味を秀吉に問う。
「しかたがない。次々に顕現を奪ってきたやつらを放ってはおけない。」

「あんたらが顕現者を増やしている理由はなんだ?」これはノーコメント。

「成美をどこにやった!」
「我々に強力するのなら、いつでも返して差し上げます。」浅野が答えた。


遅れてやってきたのに質問ばかりする政宗を快く思っていない秀吉。
政宗は普通のことのように秀吉の横に座り、お茶を催促する。
このような物言いで秀吉に接する人物はいなかった。
少し面食らい、一杯お茶を入れて渡す。
一口飲む。すごく美味しい。ただ このお茶、今の政宗には向いていない。
ジャスミンとラベンダーのブレンドハーブティー
これは精神を穏やかにする効果がある。

お茶のブレンドまで当てた政宗を見て、秀吉は笑い出した。

その様子を見て、政宗は切り出す。
「俺は暴力っていうのが、虫唾が走るぐらい嫌いでさ、でも喧嘩は大好きなんだ。
どうだろ?あっちの代表と俺とで決着つけるってのは?」

「おもしろい!じゃぁそれで行こう!!」秀吉の許しが下りた。


戦いの地へ下りた政宗。小田原学園のヘッドとのタイマンを提案した。

出てきたのは・・・・「あ!味噌汁くん!!!」
彼は北条氏直(三浦力) お互いびっくりした。

彼と本当に戦わなければならないのか?


秀吉は戦いの様子を双眼鏡で見ながら、石田光成(大口兼悟)に声をかける。

「なぁ、わしの言った通りおもしろいやつだろ。」
「そのようですね。私のほうは全て手配済みです。
これで親父(北条氏政)の方が納得すれば、
目の上の腫れ物もすっかり良くなるでしょう。」



今回は豊臣秀吉との対面と、味噌汁くんの正体が重要事項でしょうか。
政宗くんの顔つきが少しずつマジになってきているので、
伊達一派の頭としての自覚が芽生えてきたってところかな?


伊達政宗って、家紋も派手ですね。
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戦国男士 第10話 第十閃  黯然失色 あらすじ ネタバレ [戦国男士]

戦国男士 第10話 第十閃 「 黯然★失色 」
あらすじやネタバレです。

親方様=豊臣秀吉(波岡 一喜)と呼ばれる人物は影の忍びの雇い主。
顕現者を増やすのは前回言っていた上杉景勝(鈴之助)と
直江兼次(山本匠馬)の話していた実験と関係あるのだろうか・・・・


謎がさらに深まり、伊達政宗(滝口 幸広)片倉小十郎(内田 讓)
伊達成実(平野 良)田村愛(伊藤 梨沙子)は下校しながら話を総合させていた。

後ろから走ってくるのは大内定綱(片岡信和)

「大将!あんたの作る料理を、俺はまた食いたい!」

お近づきの印にと、風呂敷から取り出したのは立派な食材だった。
愛は貢物程度では政宗の心は動かないと思っているが、
意外とあっさり受け入れた。
まあ、前回の戦いで大内の心は分かっていたからだろう。
大内はやることが早く、南奥高に転校していて伊達一派の一人となっていた。

愛は大内が顕現していると知り、伊達一派に入ることを断る。
ここんとこ喧嘩に巻き込まれるのは、全部政宗が「顕現」したせい。
これ以上顕現者が増えたら物騒で仕方がない。
愛には話していなかったが、小十郎も顕現出来るようになっていた。
成実は「まだ」ということが余計に目立つ感じになってしまった。

気にしていないような素振りをするが、内心ではかなり気にしていた。

資福寺に帰ってきたら、一人の男がお参りをしていた。
本当のところは政宗の帰りを待っていたよう。
政宗に話しかける男は浅野長政(長谷川 朝晴)親方さまの使い。


SLPM=Safe Land Peach Mountain 勢力を伸ばしている企業。
SLPMの企業発表会がもうすぐ執り行われる。その準備で上杉と直江は忙しい。
だが、上杉が気になるのは小田原学園。
顕現狩りを行っているのはここの学生らしい情報を掴んだ。
真田幸村(橋本敦)がこの様子を見ていたらしい。
真田は最近自分たちのところに姿を見せず、親方様のところに入浸り。
真田本人から聞いた情報というよりは、回ってきた情報。


真田は親方様の屋敷でくつろいでいた。
親方様は次の一手として、小田原学園を潰す準備をしていた。
顕現狩りをしている一人のために、学園ごと潰す・・・
興味を持った真田は参加するようだ。


浅野から「小田原攻めに参加しろ」という命をうける政宗。
顕現狩りをしているのが小田原学園の生徒だとしても、
学校ごと潰す考えには賛同できない。

親方様が顕現者を増やそうとしているのは、社会のため。
福祉事業、教育、文化活動などに携わっている秀吉は、
「顕現者のより多い社会の進出こそは、この社会により豊かな未来をもたらす近道。」
そう考えていた。


一方、小田原学園の学園長、北条氏政(志賀廣太郎)も
秀吉の不審な状態をキャッチしていた。
電話で「その街ですることは終わった、急ぎ戻って来い!」
電話の相手は何者だろうか・・・・


愛からの留守電で、小十郎はバイト後、急いで資福寺へ。
成実は誰からの連絡も聞きたくなかった。
一人になれる場所、波止場の堤防近くで考え事をしていた。
むしゃくしゃして、怪我の治っていない手でそこいら中を殴る。
顕現が出来ないことで、劣等意識を感じているのかもしれない・・・

ふと思い出した。顕現の力を与えてくれる謎の忍びがいたことを・・・・


政宗は小十郎に今日の北条の事を話し聞かせる。
親方様って人の考えは間違っていない。
けど、人為的顕現をすれば身体に害があると言われている。
それを知らないはずはないのに顕現者を増やそうとしている・・・
こんなことする人を好きにはなれない。
でも、小田原学園のやり方が正しいわけではない。
政宗が納得できるように、小十郎が探ってくれることになった。


SLPMのビルに張り込みをしている小十郎。黒塗りの車が到着した。
中から出てくる人はどうやら秀吉と真田。
真田は小十郎が探っていることをすぐさま気づく。

成実は学校休む。心配する愛。後ろから不審者が愛のバックをひったくる。

中には体操服が!!!!政宗は愛のかばんを追いかける。
走る途中で味噌汁くんが偶然合流してくれた。
一緒に走り、かばんを取り返す。お礼に寺での食事に誘う。


味噌汁を指の第二関節ちょうどに入れる。
どうして第二間接ちょうどに味噌汁を入れるかを教えてくれた。

味噌汁くんのパパがねこまんまを作るときに味噌汁の量が足りなかった。
おじいちゃんが「毎日の食事なのに、味噌汁の量もわからんのか!」と怒った。
それで第二関節が言いつけになったので、量を測って入れることになった。

梅干を食べ、「今度、地元の美味しい梅干を送る。」と言ってくれた。
味噌汁くんはどこの国の人だろうか?もしかして小田原?


成実は謎の忍者を探し中。
道行く男たちの会話で顕現をさせてくれるやつの話をしている男たちを捕まえた。
ボコ殴りしながら居場所を吐かせようとするが、会話はうそ・・・・
そこに現れた影の忍び。


小十郎も謎の忍びを探していた。よく出没すると言われるトンネルに出向く。
そこには真田が待っていた。
「探しているのが謎の忍びならば、ムカデのスカジャンの男の所にいる」
「質問に答えてくれたら、その場所を教えてあげる。」

真田の質問は「小田原に行くの?」
「君が行くなら自分も小田原に行こうと思っている。
君の本気が見られそうだから・・・」

真田に場所を聞き、駆けつける小十郎。まだ顕現されていなかった。
土下座をし、見なかったことにして欲しがる成美。

「顕現してるあんたに、俺の気持ちわかんねぇよ!!!!」
成美は切実なまでに顕現の力を求めていた。

だが、自分も成美も行くわけにはいかない。
謎の忍びと戦う。
数手戦ったときに煙球を使われ、見えなくなった一瞬に成美を連れて行かれた。


成美の切実な思いを小十郎から聞いた政宗。
ここまで成美は追い詰められていた・・・早く探さないといけない。
寺から慌てて駆け出す二人。そこに浅野の姿があった。

小田原攻めの参加の意思確認。

それどころではないが、この一件はまとわりつくハエのようなもの。
逃げていたのでは、いつまでもハエはまとわりついてくる。
だから、こちらから叩くしかないと政宗に話す小十郎。

そう、逃げていられない。
「小田原攻めに参加をするかはまだ言えない。だが、小田原へは行く!!」


どんどんいろんなことに伊達一派は巻き込まれていきます。
自分たちのことは自分たちでどうにかしたいと思っているはずなのに、
周りが放っておかない。
それほどの実力者に成長したのでしょうか。
小田原攻め・・・・遅刻ですよね?楽しみ!」

以前、世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリーで伊達政宗を取り上げてました。
政宗の知識が曖昧になっていて、でも戦国男士を楽しみたい方、
まとめて書きましたので、よければこちらもどうぞ。

http://pecodiary1.blog.so-net.ne.jp/2011-12-10










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世紀のワイドショー! ザ・今夜はヒストリー 独眼竜 伊達政宗 まとめ [戦国男士]

世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー
東北の英雄 独眼竜 伊達政宗

仙台藩62万石の礎を築いた伊達政宗は、隣の米沢城主でした。
ある事件が起こって仙台藩主になります。その事件とは・・・・

安土桃山時代 天正18年(1590年)6月9日
天下統一目前の豊臣秀吉は諸大名たちに
「北条氏政を討つ!小田原攻めに参陣せよ。」と命を出し、
全国の名だたる武将たちが小田原に集結する中、伊達政宗は命令を無視。
二ヶ月遅れで駆けつける。
怒り心頭の天下人 豊臣秀吉と、大遅刻をした独眼竜 伊達政宗
二人の対面する日。

事件の経緯。
政宗は奥州の66群ある中の30群以上を支配下に置いて、
南奥州の覇者と呼ばれていた。
秀吉は九州を平定し、西日本を制覇し、残すは関東のみ。

関東では小田原城の北条氏政が強大な勢力を誇っていた。
秀吉は小田原征伐=天下統一と考えていた。

伊達輝宗から18歳で家督を相続していた政宗は、南奥州を治めていた。
政宗は領地拡大のために戦を繰り返し、
それを怒った秀吉は勝手な戦を禁じる「惣無辞令」を出す。
だが、政宗はそれを無視し、戦を繰り返して奥州での勢力を広げる。

命令を無視する政宗に、秀吉から更なる命令「北条氏政を討つ」
小田原征伐の参陣命令を出した。が、命令から二ヵ月後に小田原に到着。


政宗が遅れた理由

① 政宗は朝廷から奥州探題を受けていて、奥州を監視する役割を果たしていた。
② 北条氏とは父の代からの同盟関係。
③ 一ヶ月前に奥州を出発していたが、
   伊達領内に近隣敵将が侵攻してきたとの噂でとんぼ返りするしかなかった。

秀吉から見るとたかだか関東と思うが、
政宗から見ると、秀吉の勢力の前に北条の勢力が目に付く。


●さらに出発を遅らせる驚くべき理由。
政宗が小田原参陣を決心した日、
母:義姫が夕食に誘うが、その食事に毒物が混入されていた。
すぐさま解毒剤を飲んだので命に別状は無いが、すぐに動けなかった。

母:義姫が毒を盛った理由とは・・・
① 実家:最上家を守る。この時代は嫁いだ先よりも実家が大切で、
  最上家の本家である大崎家に政宗が攻め込んだので、
実家を討ちかねないと思った。
② 政宗でなく、自分の言うことを良く聞く弟:小次郎に家督を譲りたかった。
→→→このことで、政宗自らの手で小次郎を切る(殺す)


こんなことがあっても、母にはお咎めがなかった。
母は自分を産んでくれ、五歳のときにかかった天然痘に感染し、
右目の視力を失くしていたので、政宗は母に負い目を感じていた。
(天然痘=世界中で不治の病と恐れられていた感染症)

母親の方も政宗に負い目を感じていた。
天然痘にかかった政宗を必死に看病したが、右目を失ってしまった。
自分の至らなさが政宗を避けることになった。

自分の事を避けている母の姿を見て不憫だと思っていたことが、
肖像画に両目をいれさせることや、お咎めなしに繋がった。


政宗と秀吉が顔を合わせる前に、前田利家(52)から政宗の伝言を秀吉に言う。
「秀吉が贔屓する利休よりお茶の指南を受けたい。」

秀吉が大事にしている利休にお茶を習うということを聞いて
秀吉がどう考えるかということまで考えての伝言。


政宗は武芸の腕前はもちろん、茶、和歌など文芸にも長けていた。

政宗の意外なところ。
① グルメ(食通)な男。ヒバリ・鶴・カワウソ・オットセイなど珍味も食した。
   仙台名物のずんだ餅や仙台味噌も考案
② 大酒飲み。二代将軍秀忠の約束を二日酔いですっぽかし、
三代将軍家光の前でいびきをかいて熟睡。
③ オシャレ。舶来物の羅紗の生地に金モールの縦じま、緋色で出来た山形模様。
  朝鮮出兵の時の伊達軍行進のときは、足軽の具足,表裏に金星がついている。
笠は高さ三尺もある金の飾り笠。馬鎧には豹・虎・熊の皮を使っていた。
伊達者。後の伊達男と呼ばれる所以。



伊達政宗(24)が小田原の石垣山城に到着した。
虎哉宗乙(61)和尚の“へそ曲がりの教え”を実践する。
秀吉との対面のときに政宗は白装束に髷を落とし、ザンバラ髪。
これは切腹のときの出で立ち。

「関白殿下のご尊顔を拝し奉り、恐悦至極。今までの数々のご無礼
伊達政宗、この命 関白殿下に捧げるために奥州よりはせ参じました。」

秀吉は持っていた杖で政宗を叩き、それで許した。

それは、丸腰の、白装束の者を切ったら、秀吉の小物さが見えてしまうのと、
政宗の振る舞いを面白いやつだと感心した。
自分の生死もわからぬときに利休の茶を習いたいという政宗の
度胸と粋狂を買ったと思われる。


政宗の師:虎哉和尚は美濃の国、岐阜県の禅宗の名僧。
政宗の父輝宗は教育熱心で、こさい和尚は幼少の政宗の教育係。
仏教や文学。“へそまがりの教え”も説いた。

へそまがりの教えとは・・・
「暑いときには寒い。寒いときには暑い」と言え。

暑いとき、家臣より先に鎧を脱いでしまっては示しがつかない。
暑いときこそ寒いと言って、一番遅く重い鎧を脱ぎなさい。
そうすると家臣に信頼される。という「戦国武将の帝王学」を学んだ。


伊達政宗はいろんなところに情報網を持っていて、
徳川家康・前田利家など、人を利用して秀吉がどういう人かを研究する。
この人なら逆にこういう手がいいだろうと一か八かの格好で現れたと推測できる。


★ 独眼竜 伊達政宗の最大の武器 ピンチをチャンスに変える男

1567年 伊達政宗 誕生 より 1636年 死去(70歳)までに
政宗が乗り越えた5代危機!

最初の危機は伊達政宗が梵天丸と呼ばれていた頃 1571年5歳のとき
天然痘に感染。当時は不治の病といわれていたが一命を取り留めた。
後遺症が残り、右目の視力を失ってしまった。
眼球は無残なもので、家臣に右目を潰すようにいうが、だれも出来ず、
そのときに手を上げたのが「片倉小十郎影綱」
これをきっかけに二人に絆が出来、政宗は信頼できる家臣を得た。

そのときから小十郎は政宗の右側に立って、常に右目代わりとなる。

1584年18歳のときに伊達家十七代当主になる。
よく85年二度目の危機が訪れ、父・輝宗が畠山義継の人質に取られる。

戦おうとするが、父をたてにされると手が出せない。
輝宗は「私もろとも討て」と政宗に告げる。
父の命と伊達家の威信。どちらを選ぶのが重要なのか?
政宗の出した結論は、鉄砲隊を出して父もろとも撃ち殺した。
この結論で家臣の絶対的信頼が得られた。

三度目の危機は1590年24歳の時の小田原参陣の大遅刻。
前述で記したとおり、白装束にザンバラ髪で秀吉の前に現れた。
秀吉から許しを得て存在感がUPした。

四度目の危機は1591年25歳のとき、奥州地方の起こった一揆を先導した嫌疑。
政宗が裏からあおって一揆を起こさせた疑いをかけられる。
秀吉との謁見のときにお供の者30人全てが白装束で大行進。
先頭には金箔を貼り付けた磔柱。

秀吉に一揆扇動の書状は偽物。証拠は文章の最後に書く花押。
(政宗の花押は鳥のセキレイの花押。)
本物はセキレイの目の部分に針で小さな穴を開けている。
秀吉の元にあった書状には全部穴が開いていて、事なきを得た。

本当は一揆を扇動していて、裏からあおっていたが
何かとがめがあった時のことを計算して、この書状には穴を開けなかった。

花押とは・・文書で本人であることを証明する為のサイン


五度目の危機。1595年29歳のとき、関白・秀次謀反疑惑事件。
晩年の秀吉は甥の秀次に関白の座を譲る。
そのあとに淀殿が秀頼を産む。
世継ぎが出来た秀吉は、関白を譲った秀次が目障りに感じていたときに
石田光成が、秀次が謀反を起こす疑いがあると助言する。
またとない機会なので、秀次に切腹を申し付ける。
政宗と秀次はとても仲がよく、通じていると思われ、謀反の疑いをかけられる。

秀吉の使者として医師:施薬院全宗が政宗のところに来る。
「太閤様の両目をもってしても見誤られるのに、
この隻眼の私が見誤るのは当然にござりましょう」
と「正論中の正論」を言った政宗。
このようなことは恐れ多くて話せないという全宗に、
医者は病人のことは詳しいかもしれぬが、「武士道のことはわかるまい!」
と言い、そっくりそのままの文章を秀吉に伝えさせた。
この言葉を聞いた秀吉は否を認め、政宗を三度許した。

このとき政宗が始めて「武士道」という言葉を使ったとされる。


疑いをかかられたときに政宗は徳川家康にメッセージを送っている。
「もし私のことを断罪するのなら、伊達の家臣たちが黙っていません」
と家康は政宗から脅しを受けていた。
これを聞いて家康は秀吉に政宗を断罪しないほうがいいと助言する。

このときに政宗を味方にしたほうがいいと思い、
政宗と家康のパイプが強まった。
天下を取った家康は、その後政宗を非常に大事にする。


1601年 仙台は居城を移す。米沢城→岩出山城→仙台城
ここから伊達政宗=仙台となる。

徳川時代には百万石とも言われれる仙台藩。
政宗が住んでいたのは仙台城(通称:青葉城)天守閣のない山城。

政宗が眠っているのは瑞鳳殿。
生前ホトトギスの初音を聞くためにこの地に登り、
死後ここに墓所を作るように命じた場所。
絢爛な装飾で、政宗の伊達さを感じられる。

遺骨を発掘し、血液型はB型だと判明する。


ここに載せたのは五月人形ですが、
伊達政宗の鎧兜を全身見るのに最適!ですね。
さすが伊達ものですね。
こんなのを飾ってもらえる男の子がうらやましい!





戦国男士 第九話 第九閃 剣抜弩張 あらすじ [戦国男士]

戦国男士 第九話 第九閃 剣抜★弩張

第九閃 剣抜★弩張

洋館のテラスでお茶を飲む男が一人。PCで仕事のデータを見ている。
謎の忍びが「親方様、守備が整いました。」

その言葉を聞き、口元がニヤリとゆがむ。
PCはデータから顕現している途中の片倉小十郎(内田 讓)の姿が写る。

小十郎は五家同盟先鋒の白河善親(新田健太)に、
顕現した力を存分にお見舞いする。
トドメの一撃!白河は敗れ、顕現消失。

伊達成実(平野 良)は小十郎の所に駆けつけ、顕現できたことを祝う。
伊達政宗(滝口 幸広)も小十郎の努力で顕現できたことを喜ぶ。
小十郎は自分が顕現できたことで、政宗の凄さを改めて知ることが出来た。
政宗の顕現は自分のものに出来ないくらいの力を持っている。

「自分のものに出来ない力などいくらあっても凄くはない・・・」

そう言いながら、政宗は虎哉和尚(鶴田忍)から言われた話を思い出す。
「真の敵というものは、己の中にあるものだ。」


ひとつ上の階に上がる。待ち構えていたのは岩城常隆(大森亮)
成実は次こそは自分が顕現できると意気込んでいた。
顕現していないヤツは場違い。ワンパンチで伸される。
それを見て政宗が相手になろうとするが、小十郎が静止。
顕現したもの同士の戦い。手加減などいらない。

激しい戦いが起こっている。
それを後ろで見ていた大内定綱(片岡信和)に電話が入る。
佐竹義重(山岸拓生)からの着信。
「そろそろいい頃合いだぜ」「わかってます」

小十郎と岩城の戦いは小十郎が劣勢に見えた。
殴られっぱなしのときに勝機が見える。畳み掛けるように攻撃をし、
柱まで追い詰め、一蹴り。岩城は崩れ落ちる。顕現消失。

成実は小十郎に謝る。だが謝る必要などない。
小十郎は自分の意思で戦っているだけ。

その様子を見ていた大内は手に取り出していた二つ折れのナイフの刃を戻した。
ボコられたとき、この廃ビルへ政宗を連れ出すことを約束させられた・・・
次の階に上がりながら大内はそのことを思い出していた。


次の階には石川昭光(草野イ二)が待ち構えていた。
「わかってるな!!」
この言葉の意味をわかるのは大内。ドキっとした目で石川を見る。


今度は政宗が戦おうとするが、政宗の戦う相手は黒鎧。
ここも小十郎が戦いに出る。
石川にはパンチやキックが効かなかった。
絞め技を使われピンチの局面!小十郎に更なる力が覚醒。
動きが早くなり小十郎は石川をしとめる寸前。

「おい!早くしろ!!!!そこまでだ!片倉。」

石川の言葉に静止するし、目をやると大内が成実を人質にしていた。
そこに佐竹と蘆名義広(三上俊)が入ってくる。

「へたに動くと人質の命は保障しない!」この言葉に動きが止まる。
成実は大内に聞く。
「騙していたのか?今日ここで五家同盟が黒鎧と合うってことも」


五家同盟は黒鎧と知り合いでも何でもない。
顕現していない政宗に蘆名が相手をする。
手にはかみそりを持っているようで、政宗の顔に少しづつ、きり傷が入る。
成実を取られているので下手に動けない政宗と小十郎はやられっぱなしだ。
成実は大内の説得にかかる。

「お前を信じている政宗をこんな目に合わせて平気か?
飯も一緒に食った仲間だろ!」

大内の頭に小十郎の言葉がよみがえる。
「伊達政宗が作る料理をまた食べたいと思いましたか?」

「あぁ、また食べたかった。でもその資格が・・・・」震える声で言う大内に、

「資格があるとか、ないとかじゃない!
大切なのは己の意思。あなたが決めるかどうか!」
小十郎はやられながらそう話す。少し奥を見ると政宗もボコられている。


「なにやってんだ!?ばか!!!!」
大内と成実の方を見ると、成実はナイフの刃をつかんでいた。

「政宗!小十郎!俺にかまわないでこいつらを片付けてくれ!」
「俺だけ・・・俺だけ足手まといだなんて、絶対に嫌だ!!!
俺が決めたこと。お前らは俺に構うな!!!」

そう言うと刃を余計に強く握る。
成実の意思はわかった。小十郎は石川に反撃を始める。
動きは早くなり、一蹴り。石川、顕現消失。

「片倉!何のまねだ!!!」怒る佐竹に
「この戦いはあなた方の負け。」と答える小十郎。


大内は成実に刃を持たれていたナイフを震える手で離す。
「佐竹さん。こんなことをして勝ったって何になるんですか?」

何をしても勝ちは勝ち。佐竹はそう考えていた。
「それは!あんたの本当の意思なのか!!!!佐竹さん!」
大内は佐竹に殴られるだけ殴られ、トドメの一撃が飛ぶところを政宗が静止。


政宗は顕現しかけていた。でも、このまま怒りに任せて顕現しては以前と同じ。
顕現を途中で止めた。
佐竹は容赦なくかかってくる。蘆名と息の合った同時攻撃で政宗は圧倒的に不利。
その政宗の姿を見ていた大内は思わず佐竹のほうに走り出す

「やらせてたまるか!俺の大将を!!」

そう言うと大内、顕現。失われた力をまたここに覚醒させる。
だが、大内一人の力では勝ち目がなかった。

「こんなんじゃ、罪滅ぼしになると思ってない。
けど俺は・・あんたの料理をまた食いたい!」

「俺は決めたんだ!これが俺のやらなきゃならない事なんだ!」

政宗はこの必死な大内の姿を見ながら鬼庭先輩(金橋 良樹)の事を思い出す。

「顕現っていうのは、自分がやんなきゃなんない時に必要な力が、
自分の中から沸き出ることだと思う」

鬼庭先輩の言葉を思い出したおかげで、
政宗は怒りに身を任せるだけではなく、仲間を暴力から守ることだと悟りを開いた。
自分の意思で顕現。政宗はようやく顕現をコントロール出来るようになった。


佐竹の前にかばうように立ち、蘆名が政宗の相手。
政宗は以前の勘を取り戻していた。相手の動きが先に読める。
蘆名の攻撃が見え、簡単に打ちのめす。
トドメの一撃!吹き飛ばされる蘆名を佐竹は受け止める。蘆名、顕現消失。

そこに上杉景勝(鈴之助)と直江兼続(山本匠馬)が現れた。
「これは政宗の顕現の力を見る実験」
五家同盟は実験台として扱われていたのだった。

「ふざけんな!俺たちをおもちゃか何かと勘違いしてないか!」怒る政宗に
「そうとも、お前らみたいなガキは親方様のおもちゃみたいのもの」


PCの画面がデータに戻る。
今回の戦いの一部始終を見ていた親方様のところに、真田幸村(橋本敦)

「僕も・・・おもちゃなの?遊ばれてみようかな?暇だからね・・」

「ならば優れたおもちゃになってくれ。
決して退屈はさせない。この、豊臣秀吉(波岡一喜)が。」



ここにきてようやく真打登場!ですか。
豊臣秀吉、格好よすぎです。
この作品は確か2クールでしたっけ?
政宗はどうなるのかしら?史実で行くとまだまだ見所満載です。

政宗ブルーは戦国BASARAからなんですね。




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