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戦国男士 第15話 第15閃 羅織 虚構 あらすじ [戦国男士]

戦国男士 第15話 第15閃 羅織★虚構

伊達正宗(滝口幸広)、片倉小十郎(内田譲)、大内定綱(片岡信和)、
田村愛(伊藤梨沙子)たちは学校に登校中。全員に一斉にメールが入った。
それぞれが開いて見てみると、件名がブログ更新なう・・・
徳川家康(田中康寛)からの<徳川家康ブログ>の更新メールだった。

正宗には、読んでね、正宗くん
小十郎には、楽しんでね、片倉君
愛には、興味あるかな?愛ちゃん
大内には、読めるかな?大内君

と、一括送信ではなく、一人ひとり文面を変えているので、かなりの筆まめな人。
このメールは、虎哉和尚(鶴田忍)のところにも届いていた。


自宅のテラスで朝食をとる豊臣秀吉(波岡 一喜)
家康からもらったハーブティを飲んで、少しでも養生したいと思っていた。
石田三成(大口 兼悟)がお茶を入れ、秀吉に差し出す。

飲もうと手を伸ばしたときに現れたのは、真田幸村(橋本敦)。いつも神出鬼没。
このハーブティを勧めるが、秀吉の持ってきた茶葉。あんまり好きじゃない。

「好きじゃないのはどっちだ? このハーブ それとも家康か?」
こう聞かれると答えにくい。真田は顔を秀吉からそむけながら
「決まってるじゃん・・・」とため息交じりに返事をした。

ガシャーーーン

大きな音がして、真田は顔を秀吉の方に向き直ると、
机に突っ伏している秀吉の姿が目に入った。


徳川秀頼(橋爪遼)は知らせを聞き、学校から慌てて帰る。
SLPM社の役員に全員召集がかかった。
慌てて一番に駆けつけたのは浅野長政(長谷川朝晴)

全員が集まった。モニタースクリーンに映ったのは病床の秀吉の姿。
横には医療チームと秀頼が控えていた。意外と元気そうに話すが、末期がん。

役員たちの働きもあってSLPM社は安泰。次の準備も着々と進んでいる。
「わしは引退しようと思う。我がSLPM社は秀頼に継がせる。
学生で未熟な秀頼には後見人を付ける。それは秀頼自身に選ばせようと思う。」

会議室に衝撃が走った。秀頼を手に入れた者はSLPM社を手に入れたことと同じ。


策を巡らせる石田。その顔を家康はジッと見ていた。


石田は秀頼の好物であるさざえを渡す。とても分かりやすい懐柔作戦。
無邪気に喜ぶ秀頼。
石田はさっそく調理をさせようとするが、秀頼は正宗に連絡を入れた。


正宗は小十郎、大内、愛を誘い、秀頼の家に来た。
料理上手な正宗は秀頼のためにサザエのつぼ焼きを作る。
正宗は父親のことで落ち込んでいるであろう秀頼を慰めるために、
わざとみんなを誘っていたのだった。

マー君の仲間は僕の仲間。秀頼はみんなが来てくれてとてもうれしかった。

秀頼の感じを見ていると、秀吉の病状はさほど悪くないのかもしれない。
愛と正宗は少し安堵した。

「親父さん、回復に向かってんじゃねぇの?」
大内がいつもの空気読めない感じ全開で秀頼に聞いた。

答えに窮する秀頼。正宗と愛がその場を取り繕った。


庭で楽しそうな声を聴き、正宗たちが来ていることを知った秀吉。
「秀頼は思いのほか正宗になついている。あいつになら・・託せるのかもしれん・・・」

この言葉を聞いて石田は激しく動揺した。次の策を練り始める。


部屋でフルーツを食べていた。思いのほか楽しかったので、
秀頼は石田に「今度はサザエを木ごと取り寄せて欲しい。」とおねだりをする。

全員大爆笑!サザエが木!!
笑われることを言った覚えのない秀頼は、なんで笑われるかわからない。

「お前なぁ、成実だってそこまでボケてねぇよ!」
「成実・・・・って??」
「成実は大将のマブだったんですけど・・・・・」
大内がまたいらないワードを言ってしまった。
秀頼は成実の存在を知らない。
話し続ける大内を愛が止める。

「成実くんって人に会ってみたいなぁ」
正宗にくっついておねだりするが、そこを愛がブロック!
この場をなんとなく納めた。

この一連の話を聞いていた石田。次の策は決まった。

夜、原色日本貝類図鑑を見て サザエが木にならないことを知った秀頼。
そこにメールが届いた。文面を見てにっこり。
見張りの目をかいくぐって家から待ち合わせの場所へ向かった。


人気の少ない高架下。いつまで経っても誰も来ない。
靴音が聞こえ、「マー君???」
振り返るとスーツ姿でロングコート、覆面をつけた男が立っていた。
「マー君・・マー君どこ???」弱々しい声で正宗に助けを求めるが誰もいない。

身の危険を感じ逃げ出そうとするが、後ろにも同じ格好の男が2人・・・
逃げ出すこともできずにつかまってしまう。


正宗は仏像の前で座禅。
いつもは邪魔をしない愛だが、正宗のケータイが鳴りやまない。
何か緊急のことでも起こったのかと思い、正宗にケータイを渡した。

「えっ・・・秀頼が誘拐された・・・?」

石田は寺に来て事情を説明する。
犯人からの要求。正宗一人が、身代金を持ってアイヅ公園の噴水前に来ること。

石田は秀頼のことを思って言っているが、
虎哉和尚は正宗のことを心配に思っていた。
こんな重大なことを、高校生一人に任せていいものかどうか・・・

秀頼のボディガードを請け負ったので、これは自分の落ち度・・・
秀頼を助けるためならどんなことでも協力したいのと、
大内が、この一件は北条氏直(三浦力)の仕業だと推測したことで、
単身乗り込むことに決めた。

石田は正宗に身代金が入ったケースを渡す。
「金など どうなってもかまわない。犯人確保も問題ではない。
秀頼ぼっちゃんの無事を最優先して下さい。」

決意を固めた正宗を止めることはできない。
別のアプローチをするべく、小十郎はこの場を離れた。大内も後に続く。

「片倉!抜け駆けはなしだぜ。」



手足を縛られ、口にはガムテープを付けられた秀頼は、犯人から無理やり起こされた。
「どうしてこんな目に合うか、教えてほしいだろ?」
そんなことは聞きたくない。首を横に振る秀頼。

「これは、マー君の指示さ。マー君な、お前を利用して一儲け企んでいるってわけ。」

正宗は一番の理解者で、大親友だと思っていた秀頼。
裏切られたと思うと涙が止まらない。

「ひょっとして自分も、マー君の仲間だと思っていた?」
犯人からのとどめの言葉。疑惑が確信に変わった。


正宗は一人、指定されたアイヅ公園の噴水前に着いた。
犯人たちは正宗を待ち構えている。
「待ってたよ!まーくん。」
こんなことを言うのは氏直ではない。なら誰だ?

秀頼が正宗の前に突き出される。
「秀頼・・・・」正宗が声を掛けると、秀頼は顔をそむけ小刻みに震えた。
そんな行動を取る秀頼が不思議で仕方がない。

犯人は、指を大きく下に振る。これは身代金が入ったケースを置けということ。
正宗は何の抵抗もせずケースを下に置いた。

あっちへ行けとばかりに手をシッシッと振る。正宗はケースから離れた。

犯人はケースの中身を確認し、「お仕事、終了。」そう言うと
秀頼を投げつけて逃走する。



犯人たちは走って逃げる。小十郎と大内は犯人たちを待ち伏せしていた。
どこに逃げるかで、黒幕がわかるかもしれない。後をつけて走る。
犯人たちの体力が尽きる。ここまで来ればもう安心と、たかをくくっていた。


「ちょろかったですね。蒲生さん。」蒲生?大内に覚えがあった。
もう少し近くで確認しようとしたが、後をつけていることがバレた。
逃げる蒲生たち、追いかける小十郎と大内。

「乗れ!」車が蒲生たちに近づいた。天の助けとばかりに乗り込む。
小十郎たちは追いつけなかった。


車から降ろされ、お金ごと投げ飛ばされる蒲生たち。
「助けてくれたんじゃねえのか?」蒲生が声をかける男たちそれは・・・
上杉景勝(鈴之助)、直江兼續(山本匠馬)だった。

「まさか・・・金を取り戻しに・・・?」

「子供のうちから大金を持つと、ろくな大人になれませんよ。」
「兼續の言う通りだ。」

正宗をはめたつもりが、自分たちもはめられていた。
「俺を誰だと思っている。黒川工業の蒲生氏郷(夛留見啓助)に手を出して、
無事に済むと思うなよ!おっさん!!!」
蒲生は顕現した。ひたいにナマズのマークが光る。

「おっさん?どうやら大人に対しての口のきき方から、
教えてあげなければならないようですね。」
「兼續の言う通りだ。」

兼續は左手の甲を頬の近くにあてる。頬には獅子のマークが白く光る。
上杉は左手で右ほほをなでる。鳳凰のマークが緑色に浮かぶ。
二人とも顕現。



正宗は慌てて犯人を追いかけようとするが、
石田に言われていた「秀頼の無事を最優先に。」を思い出し、
追いかけるのをやめた。

縛られていた手足のテープを剥ぎ取り、「秀頼、もう大丈夫だ。」と声を掛ける。
だが、秀頼は正宗から顔をそむけた。涙一つ出ない。

「秀頼ぼっちゃん!!!!」石田の声がする。
「みっちゃん!怖かった・・・・」秀頼は石田のところに駆け寄り泣き出した。

「無事でよかった。でも、どうして夜中にひとりで外出したんですか?」
「呼び出されたの。マー君に・・・」

さっきからの秀頼の行動・・・不思議な違和感が止まらない正宗。
とどめに言われた言葉に茫然としてしまう。

「今なんて言った・・・・」

「とぼけないでよ、マー君。」秀頼は届いたメールを正宗に見せた。
「このメールで僕のこと呼び出したくせに。
あの人たちだってマー君の指示でやっているって言ってたもん。」

「秀頼・・・何言ってんだ・・・」秀頼のほうに近づく正宗。
秀頼は石田の後ろに逃げる。

「なるほど。呼び出した秀頼ぼっちゃんを誘拐し、自身で身代金受け渡しに運び、
実行犯へ渡す。そのあと金を山分け・・という算段だったのですか?」
石田は正宗に話す。

「本来実行犯がこのメールを消去するもの。それがこうして残されているということは、
君は裏切られたということですね。伊達正宗くん。
ケータイの履歴は消去できても、基地局のサーバーには残されてますけどね。
なんともずさんな計画だ。」

正宗はメールを見せてもらう。

豊臣秀頼様 正宗氏があなたをお待ちです。
至急、大坂町のガード下まで来て下さい。
宜しくお願いします。
伊達成実

「聞くところによると、君は成実くんと決別したとか。」
「決別・・・ってそんなわけ・・・」
「仮に君がこの誘拐と無関係なら、
君は伊達成実に陥れられたということになりますね。」
成実がこんなことするはずはない。それだけは確信できる。



石田光成がどんどん悪い人のように思えてきました。
秀吉の忠臣だと思ってたんですけどね・・
正宗、不の連鎖が止まりません。沈んだ正宗はあんまり見たくないかな。

今回、利休七哲でおなじみの蒲生氏郷が出てきました。
名前を見るだけで 戦国鍋TVのたぶん利休七哲が浮かんで仕方がありません。
歌ほどポップな人として登場してませんが・・・

上杉景勝と、直江兼續が初めて顕現しました。
二人で一つな感じがなんかいいんですよね。
顕現した瞬間、つい拍手してしまいました。





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