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戦国男士 第13話 第13閃 有為 天変 あらすじ ネタバレ [戦国男士]

戦国男士 第13話 第13閃 有為★天変

伊達政宗(滝口 幸広)は一人海を眺めていた。
眺めていたと言うよりは、一人で考え事がしたくて波止場に来ていたのかもしれない。

考えてしまうのは「小田原攻め」
大人たちの思惑で死者まで出してしまった喧嘩。
本当に参加するべきだったのか?
自分の正義を貫こうとして、正義とは何かを考えさせられる・・・気が重い幕切れ。

伊達成実(平野 良)は、まだ正宗ときちんと話をしていなかった。
正宗の居場所を探し、ここまでたどり着いた。

つとめて明るく、いつもの成実で正宗に接する。が、正宗はなにも答えない。
小田原攻めは正宗が最終的にこのあたりのシマを占めたことで決着がついたこと。
成実はそう考えていた。

だが、そういう問題ではなかった。死人が出てしまった戦い・・・
大きな出来事だったのに、新聞やTVに取り上げられない。
豊臣秀吉(波岡 一喜)がニュースを押さえ込めるほどの力を持っているのだろうか。


ふさぎ込む正宗を慰めるように
「俺も顕現したんだし、もし何かあっても正宗軍は最強だ!!」

成実は自分で地雷を踏んでしまった。
成実の顕現・・・これこそが正宗の知りたかったこと。

「お前、どうやって顕現したんだ。」
「それは・・まあ、あれだけど、これからは戦力になれるよ。」

言葉を濁す成実。正宗の追及は終わらない。
「所詮、顕現したやつと戦うには、こっちも顕現してなきゃ無理ってもんだ。」
やはり語らない。

「成実!お前、いつどこでどうやって顕現したんだ!!!!」

正宗の顔はマジ。はぐらかして逃げられる問題でもない。成実は重い口を開く。

「この間の小田原攻めの時、一週間ぐらい前。
どこかの山の中で、謎の忍びに与えてもらった。」

「俺があれだけ・・・・」この後の言葉が続かない。

「俺だって必死なんだよ!もがいてんだよ。
お前らは次々に顕現してしまうし、いざっていう時に俺だけ役立たずだし!
お前らと一緒に喧嘩が出来たら、力になれるならやり方は・・どうでもよかったんだ!!」

「片倉小十郎(内田 讓)が言っていただろ。
他人の力を借りて顕現したやつは、いずれ体にひずみが生じるって!」

「そんな心配いらねえよ。俺はこの通りピンピンしている。
大内定綱(片岡信和)だって正宗に顕現を奪われて、
また謎の忍びに顕現してもらったのと一緒だろ!!」

「違うよ。一緒じゃねぇよ!全然ちがうよ!!!」

「そんなに俺が気に入らないなら、俺から顕現奪ってみろよ。奪ってみろよ!!おらぁ!」

正宗は成実を一発殴る。正宗の気持ちは成実に届かない。

「おい!顕現奪いたきゃ、顕現してなきゃ奪えねぇぜ。」成実は顕現する。
「お前も顕現してみろよ!」

憐みとも同情ともつかない表情で成実を見つめる。
殴りあうことで気持ちを理解してもらおうと思っていた成実。
だが、正宗はそれを拒否していた。顔を見たときに悟った。

「わかった・・・そんなに俺が許せないと言うのなら、お前の前から消えてやるよ。」
ここまで言っても何のアクションも起こさない正宗。
成実は静かに黙ってその場を後にする。

少し離れたところで様子を見ていた小十郎。成実にかける言葉はない。
成実は小十郎の肩を叩き、その場を後にした。
去りゆく後姿がとても悲しげに見えた。


ビルとビルの間をドブネズミのように這いずる北条氏直(三浦力)
氏直には、もうだれも味方になってくれる人はいなかった。
父、北条氏政(志賀廣太郎)の敵討ちをする!それが生きている意味だった。
ビルの間を抜けると、そこはSLPM社前・・
ビルの中に潜入するために様子をうかがう。警備は万全で、はい入る隙がない。


豊臣秀吉(波岡 一喜)はSLPM社で仕事をしていた。
石田光成(大口兼悟)からの報告と提案。

北条氏直を取り逃がしてしまったことで、警護の強化を図りたい。
光成は、父の敵を討ちに必ず秀吉の所に氏直が現れるはずだと考えていた。

警護の強化は秀吉の息子、豊臣秀頼(橋爪 遼)にも適用。
学校外はよくても、学校内の警備は学生でないとできないこと。
光成は真田幸村(橋本敦)をつかせる予定にしていた。

秀吉は、秀頼の警護を正宗にさせるように指示した。
息子を転向させてまで正宗に近づこうとする意図はどこにあるのか?



学校に登校する正宗。横に成実の姿はない。
正宗はまだ陰鬱な感情から抜けきっていなかった。
気配を消して、横で静かに正宗の様子を見守る小十郎。

いつものように、いつもの感じで正宗の所に駆け込んでくる大内。
空気を読めない男:大内は、成実がいないことを小十郎に聞く。

「少しの間、旅に出ている。」とだけ告げる。
何も知らない大内には成実の行動の意味がわからなかった。


荷物をまとめて出ていく仕度を整えた成実。
虎哉宗乙(鶴田忍)に別れの挨拶をする。
気がかりなのは正宗のこと。それだけは頼んでおきたかった。

寝坊して慌てて出かけようとする田村愛(伊藤梨沙子)
慌てて走ったので成実にぶつかってしまった。

「一緒に守ろうって言ってたのに・・ごめんな。俺には無理だった・・」
「愛、あとはお前に任せたからな。」
いつにない神妙な顔で愛に話すと、荷物を手に取り寺を後にした。
愛は声をかけようとしたが、シリアスすぎる成実に、何も言えなかった。



校門近くで正宗を待つ男。浅野長政(長谷川 朝晴)彼はいつもメッセンジャー。
「あなたには親方様のご子息、秀頼さまの警護に付いてもらいます。」


大人たちの問題に踏み込んでしまったがために、苦悩している。
また何かに巻き込まれたいとは思っていなかった。
小田原の事も全く説明がないことも気に入らない。
正宗は思いのたけを浅野にぶつけるが、浅野はただの使いの者。

「この命は小田原の一件で、北条氏直の襲撃を警戒しての事。
決定事項なので断る事は許されていません。」
「わが社にとって、この学校を潰すのは簡単なこと。小田原のように・・」

湧き上がる怒りをぶつけようとする正宗に
「これはチャンスかもしれません。氏直に直接会うチャンス。」
小十郎はその先の展開を予測して正宗に提案をする。

小田原の一件以来、氏直の姿を誰も見たものはいないし、
父の敵を豊臣親子だと思い、襲撃する可能性は大いにあった。
氏直を止めるにも、自分たちの力では、探すすべがないので、
警護をしていたら本当に氏直と会えるかもしれない・・

ただ、小十郎が不可解に思っているのは秀吉の事。
自分たちが警戒していることを知りながら、正宗にこんな依頼をしたのか?
SLPM社の真の狙いを探るためにも警護は受けた方が近道のよう。

今抱える怒りを飲み込んで、正宗は秀頼の警護をすることに決めた。


ブラックスーツを着た5人の男たちが校門の近くに歩いてきた。
威圧感がハンパない。
男たちは正宗の前で止まる。真ん中からピョコっと顔を出してきたのは豊臣秀頼。
人懐っこい笑顔で正宗に挨拶をする。

秀頼は正宗のクラスに入った。
挨拶もそこそこに、正宗の隣の席の人に「お願いがあるんだけど、どいてくれない?」
笑顔でそう言われると、断れない。席を空けてもらえた。
別教室でも隣の席。トイレに行っても横に来る。
人の懐にスルリと入り込む。これが秀頼の最大の武器・・・?


一人で校庭を散歩する秀頼。相馬義胤(六本木 康弘)がラップで威嚇する。
秀頼は小さなスピーカーを取出し、音楽を流す。
ポーズを決めて・・・ラップで応戦。完全に相馬よりイケてた。

腹を立てた相馬は秀頼をさらおうとするが、小十郎と大内が黙っていない。
相馬は正宗の事を認めたわけではなかった。

「じゃぁ、久々にやるか?」

正宗はメガネをはずして相馬の方に歩み寄る。
この迫力に飲まれた相馬は戦わずに逃げ出した。

「凄い!凄い!凄い!凄い!!!! やっぱマー君は凄いんだね!」
傍らで見ていた秀頼が感激しながら正宗の所に走ってきた。

「ダディの言う通り、マー君は凄いんだ!」



夜の埠頭。正宗と秀頼の二人。空を見ながら
「ダディの仕事は凄いんだ。世界中を飛び回っていて、家でも仕事をしていて。」
その姿は、世の中のためにしていることだと思っていた。

「なんでそんな立派な親父さんが、
怪しい奴らを使って不良たちに顕現なんてさせてんだ?」
「顕現者は選ばれしエリート。新しい日本を創るための幹部になれる。
言わば、幹部候補生なんだって。」
「新しい日本・・・・・?」
「そ!だから今は顕現した人たちを集めて、英才教育をしている時期なんだって。」

正宗はますます意味がわからない。
満天の星空。手を伸ばせば届きそうなほど大きく瞬く星々。
秀頼はこの景色に感動して見惚れる。

「お前、親父さん好きか?」不意に秀頼に聞いてみた。
「うん。大好きだよ。尊敬している。」「そっか・・・・」



家でも仕事をこなしている秀吉。
不意に開いた扉。そこには謎の忍びの姿があった。
何の言葉を発することなく、謎の忍びの後について部屋を出る。

ある部屋に入り、膝をついて誰かが来るのを待つ。
だれかが階段で降りてくる。鉄の音だけが部屋に響き渡った。

秀吉が深々と頭を下げる。黒鎧に。
「親方様・・・」
「先日は親方様 御自らのお手を汚させてしまい、恐縮です。
して、正宗という青年に会いましたか?」
黒鎧は両の手から金色の気を発する。

「やはりこの国は日に日に腐っていくようで、
予定よりも早く我々の・・・いや、親方様のプロジェクトを完成させねばいけません。
そのためにもあの男の力は利用できるのではないかと・・・」


秀吉が大きくせき込んだ。
「一刻も早くあの男を取り込むのだ。」謎の忍びに秀吉は命を出す。

全ては信長様のイデアのために。

そう、黒兜は織田信長だった。



私の見ている地域では、1月1日なのに普通にいつもの時間に番組がありました。
横のチャンネルではジャニーズさんたちが新年の挨拶や歌を歌っていて、
また別のチャンネルでは空港で笑ってはいけなかったり・・
昼間に戦国鍋の去年の年越し特別編が流れ、
夜には今年の年越し特別編が流される。
何かわからないけど、TV的にとても濃い一日でした。

今回登場の秀頼くん。なんかヘタレキャラな感じが憎めません。
己の力で這い上がった父親を持つ息子な感じがしませんね。
成実はこのまま帰ってこないのでしょうか?

なによりの驚きは黒兜!!!!織田信長?!織田信長!!
正月気分でぼんやり見ていたので、かなりのインパクトでした。

エンディング曲「hazama」が流れ、キャストの名前が流れ出したら要注意!
ここからが話のポイント!さらりと重要事項を盛り込む。
終わりまで気が抜けません。



黒鎧の兜、よく見るとこんな感じの角がついてました。
これの感じは信長だったかなぁ??










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