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戦国男士 第12話 第十二閃 竜虎 相搏 ドラマ [戦国男士]

戦国男士 第12話 第十二閃 竜虎★相搏

片倉小十郎(内田 讓)と真田幸村(橋本敦)は戦い続ける。
2人とも顕現を出していない状態での殴り合い。

「こういう戦い方が得意なんでしょ?」

普通に戦っていると思っていたが、真田が小十郎の戦い方に合わせていた。

「挨拶はこれぐらいで。もう少し遊ぼうよ。」
真田は両腕を頭上近くに上げてから斜に構えて型を作った。
これは真田が顕現するときの型。赤い炎を身にまとい、真田幸村顕現。

その姿をみた小十郎は、両手を大きく広げ型を作った。片倉小十郎顕現。

赤い鹿と黒いコウモリの戦い。
「思った通りだ。あんたなら僕を楽しませてくれる。」
「いつまでもあなたの相手はしてられない。本気出させていただきます。」

いくらパンチを浴びせようとも伊達成実(平野 良)の居場所を言わない真田。
真田にとっての、楽しいおもちゃをそうやすやすと手放すわけがない。

小十郎は腹をくくった。「どちらかの顕現がなくなるまで戦いましょう。」

真田から受けたパンチで思わず倒れこんだ小十郎。
そこをすかさず真田が攻め込もうとしたとき、成美が背後から襲撃。

「忍法、ドロップパンチ!」
成美はそのまま顕現。赤いむかでの気をまとう。

「もう大丈夫。この新生伊達成美が、政宗も小十郎も守って見せるから!!」

成美の背後で謎の忍びが様子を覗う。それを見つけた真田。
「忍者の弟子はやっぱり忍者なんだ!!」高らかに笑う。
面白すぎて戦いにもならない。そのまま逃げ出した。

「今までどこに行っていたのですか?」成美に詰問。
「師匠と修行してきたんだ。おかげで顕現もばっちりしてきたんだよ。」

顕現・・・自力で顕現したのではなく、謎の忍びの力で顕現させてもらったこと・・
それだけは止めたいと小十郎は思っていたのに、
「大内定綱(片岡信和)だって、政宗と小十郎以外全員そうでしょ!」



伊達政宗(滝口 幸広)は味噌汁くん=北条氏直(三浦力)と対峙し、
顕現狩りの犯人の正体を知った。

「僕たちにも使命ってもんがあるんだ。君にとっての使命は何?
あの豊臣秀吉(波岡 一喜)ってやつにシッポを振ること?」

「あいつらが何をしようとしても、興味はない。
だが、君たちがしようとしている顕現狩り!それはどうしても許せない!!」

「もしかして・・あのおじさんのこと?」

「あの人は顕現を家族のために使っていた。それをお前らが奪ったんだ。」

「で、怒ってるんだね。本当は君にも僕らの仲間に入って欲しかったんだけど・・」
「わかってもらえないなら・・しょうがないね。」
氏直はそう言うと被っていた帽子を脱ぎ、大きく背伸びをした。

「やるしかなさそうだな。」
政宗はそう言うとメガネをはずした。

静かに拳を握り・・伊達政宗顕現 北条氏直も拳を構える・・顕現

軽く打ち合って「やっぱりやるんだな」政宗が確認。
「うん。やるよ。」それが当然のように返事が返ってきた。

久々に喧嘩をやっているような感じで勝負が楽しくなってきた。
組みほぐれながら激しい戦いが続く。

「どうした!君の力ってこんなもん?なら、おじさんの方がマシだったかも。」
政宗を煽る氏直。政宗の目つきが少し変わった。

「知ってる?あいつらは顕現をいい事に使うらしいよ。」
上で高みの見物をしている秀吉たちを見ながら氏直はそういった。

「あいつらが顕現をいい事に?
だったら、なおさらお前は顕現狩りなんてしてんだよ!!」

「いい事って言っても、すごく自分勝手で
ボランティアの押し売りみたいなことだったら・・・だから、狩るんだよ!!!」

「僕たちはたとえ相手が誰であろうと、どんな顕現の力を持っているやつでも
それが使命!」

「罪の無い人から大切なものを奪ってもか!!!!」

「僕は!!!あそこでふんぞり返って見ているやつらの思い通りにだけはさせない!
そのためなら!どんなに憎まれることになろうとかまわない!!」

「なんだと・・・・」

氏直の言葉を聞いて鬼庭先輩(金橋 良樹)が入院している姿や、
心配して側で眠る子供たちの姿。
虎哉宗乙(鶴田忍)が話してくれた言葉を思い出した。

「大将たるもの 敵とて憎んではならぬ。
憎んで出陣したのでは、たいした働きはできぬ。
政宗、憎しみは必ず己の身に刃を返す。忘れるな。」

政宗はようやく踏ん切りがついた。
「これは憎しみなんかじゃない。正義を貫く喧嘩なんだ!」


秀吉は双眼鏡で戦いを見ながら若さゆえの真剣さを褒めていた。
こんな勝負は若いときにしか出来ないもの。


2人の力はほぼ互角。そう感じていたとき政宗は、拳から青い炎の気を発した。
黄色い炎の気を発して氏直の膝蹴りが飛ぶ。

「俺も一応大将だから、負けるわけには行かないんだよ!」
「限界?2人とも。」氏直は問うと

「俺まだやれそうだけど!」政宗は歯を食いしばりながらにこやかに答える。

「なら、俺負けるかも・・・・」そう言いながら、黄色い気をまとう。
政宗も同様に青い気をまとった。

倒れこむほど疲労していた二人だが、最後の力を振り絞り
青い龍と黄色のしゃちほこが激突する。
どちらもの顔面にパンチがヒットするが、氏直の顕現が消失した。


戦いの果てにようやく普通に会話が出来るようになった。
政宗は顕現狩りをしていた理由を氏直に聞いた。

「全ての元凶は、小田原学園に攻め込んできた豊臣秀吉ってやつのせい。
秀吉が経営するSLPM社は顕現者を増やし、この国の根幹をも揺るがそうとしている。
民間のレベルでそんなこと、決して許されることではない。
やつらがここに攻め込んだのは、顕現狩りを止めさせることだけではない!
陰謀に気づいた学園長、北条氏政。僕の親父の口を封じようとしているんだ!!」

これはもうすでに、子供の喧嘩の範疇を超えていること・・
「なぁ、政宗くん。親父を守ってくれないか?お願い・・助けてくれ!!!」

氏直は、父、氏政のいる場所を指差して気絶してしまった。
政宗は秀吉の居たビルの屋上を見上げると、そこに人のいた気配が消えていた。

小田原学園の学園長、北条氏政(志賀廣太郎)は校長室から、
この戦いの様子を見ていた。息子、氏直が劣勢。
部屋の外で音が聞こえる・・


政宗は氏直の父を探す。指を刺したぐらいではどこにいるかわからない。
ふらふらした身体だが、最後の力を振り絞り、たどり着いた校長室。
そこではすでに北条氏政が事切れていた。

政宗は必死に懇願する氏直の姿を思い出していた。
あの切なる思いをかなえることが出来ず、呆然とその場に立ち尽くす。


黒鎧が歩く音が響く。待ち構えていたのは謎の忍び
謎の忍びは血の付いた刀を拭った。


「小田原学園の教師、生徒の皆さまにお伝えします。
今日を持って、我がSLPN社が小田原学園のオーナーになりました。
その権限によって、小田原学園を、本日をもって廃校といたします。
小田原学園の生徒だった皆さんは、とっととこの学園から消えうせてください。」

校内アナウンスで廃校を伝えた石田光成(大口兼悟)


終わっていたはずの戦いが再び始まる。
小田原学園生徒の最後の意地。
冷静かつ確実に動く石田。力尽きて座り込んだ氏直の姿を見つけ、身柄を確保・・


政宗の頭に虎哉和尚の言葉が浮かぶ。

「大将たるもの 敵とて憎んではならぬ。
憎んで出陣したのでは、たいした働きはできぬ。
政宗、憎しみは必ず己の身に刃を返す。忘れるな。」

この行為を憎まずに、なにを憎んだらいいのか?
やり切れぬ思いはどこにぶつけたらいいのか?


不思議な品を見つけました。よ、羊羹??
家紋の型かなぁ?それとも大きく焼印が入っているのかしら??



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