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世紀のワイドショー! ザ・今夜はヒストリー 独眼竜 伊達政宗 まとめ [戦国男士]

世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー
東北の英雄 独眼竜 伊達政宗

仙台藩62万石の礎を築いた伊達政宗は、隣の米沢城主でした。
ある事件が起こって仙台藩主になります。その事件とは・・・・

安土桃山時代 天正18年(1590年)6月9日
天下統一目前の豊臣秀吉は諸大名たちに
「北条氏政を討つ!小田原攻めに参陣せよ。」と命を出し、
全国の名だたる武将たちが小田原に集結する中、伊達政宗は命令を無視。
二ヶ月遅れで駆けつける。
怒り心頭の天下人 豊臣秀吉と、大遅刻をした独眼竜 伊達政宗
二人の対面する日。

事件の経緯。
政宗は奥州の66群ある中の30群以上を支配下に置いて、
南奥州の覇者と呼ばれていた。
秀吉は九州を平定し、西日本を制覇し、残すは関東のみ。

関東では小田原城の北条氏政が強大な勢力を誇っていた。
秀吉は小田原征伐=天下統一と考えていた。

伊達輝宗から18歳で家督を相続していた政宗は、南奥州を治めていた。
政宗は領地拡大のために戦を繰り返し、
それを怒った秀吉は勝手な戦を禁じる「惣無辞令」を出す。
だが、政宗はそれを無視し、戦を繰り返して奥州での勢力を広げる。

命令を無視する政宗に、秀吉から更なる命令「北条氏政を討つ」
小田原征伐の参陣命令を出した。が、命令から二ヵ月後に小田原に到着。


政宗が遅れた理由

① 政宗は朝廷から奥州探題を受けていて、奥州を監視する役割を果たしていた。
② 北条氏とは父の代からの同盟関係。
③ 一ヶ月前に奥州を出発していたが、
   伊達領内に近隣敵将が侵攻してきたとの噂でとんぼ返りするしかなかった。

秀吉から見るとたかだか関東と思うが、
政宗から見ると、秀吉の勢力の前に北条の勢力が目に付く。


●さらに出発を遅らせる驚くべき理由。
政宗が小田原参陣を決心した日、
母:義姫が夕食に誘うが、その食事に毒物が混入されていた。
すぐさま解毒剤を飲んだので命に別状は無いが、すぐに動けなかった。

母:義姫が毒を盛った理由とは・・・
① 実家:最上家を守る。この時代は嫁いだ先よりも実家が大切で、
  最上家の本家である大崎家に政宗が攻め込んだので、
実家を討ちかねないと思った。
② 政宗でなく、自分の言うことを良く聞く弟:小次郎に家督を譲りたかった。
→→→このことで、政宗自らの手で小次郎を切る(殺す)


こんなことがあっても、母にはお咎めがなかった。
母は自分を産んでくれ、五歳のときにかかった天然痘に感染し、
右目の視力を失くしていたので、政宗は母に負い目を感じていた。
(天然痘=世界中で不治の病と恐れられていた感染症)

母親の方も政宗に負い目を感じていた。
天然痘にかかった政宗を必死に看病したが、右目を失ってしまった。
自分の至らなさが政宗を避けることになった。

自分の事を避けている母の姿を見て不憫だと思っていたことが、
肖像画に両目をいれさせることや、お咎めなしに繋がった。


政宗と秀吉が顔を合わせる前に、前田利家(52)から政宗の伝言を秀吉に言う。
「秀吉が贔屓する利休よりお茶の指南を受けたい。」

秀吉が大事にしている利休にお茶を習うということを聞いて
秀吉がどう考えるかということまで考えての伝言。


政宗は武芸の腕前はもちろん、茶、和歌など文芸にも長けていた。

政宗の意外なところ。
① グルメ(食通)な男。ヒバリ・鶴・カワウソ・オットセイなど珍味も食した。
   仙台名物のずんだ餅や仙台味噌も考案
② 大酒飲み。二代将軍秀忠の約束を二日酔いですっぽかし、
三代将軍家光の前でいびきをかいて熟睡。
③ オシャレ。舶来物の羅紗の生地に金モールの縦じま、緋色で出来た山形模様。
  朝鮮出兵の時の伊達軍行進のときは、足軽の具足,表裏に金星がついている。
笠は高さ三尺もある金の飾り笠。馬鎧には豹・虎・熊の皮を使っていた。
伊達者。後の伊達男と呼ばれる所以。



伊達政宗(24)が小田原の石垣山城に到着した。
虎哉宗乙(61)和尚の“へそ曲がりの教え”を実践する。
秀吉との対面のときに政宗は白装束に髷を落とし、ザンバラ髪。
これは切腹のときの出で立ち。

「関白殿下のご尊顔を拝し奉り、恐悦至極。今までの数々のご無礼
伊達政宗、この命 関白殿下に捧げるために奥州よりはせ参じました。」

秀吉は持っていた杖で政宗を叩き、それで許した。

それは、丸腰の、白装束の者を切ったら、秀吉の小物さが見えてしまうのと、
政宗の振る舞いを面白いやつだと感心した。
自分の生死もわからぬときに利休の茶を習いたいという政宗の
度胸と粋狂を買ったと思われる。


政宗の師:虎哉和尚は美濃の国、岐阜県の禅宗の名僧。
政宗の父輝宗は教育熱心で、こさい和尚は幼少の政宗の教育係。
仏教や文学。“へそまがりの教え”も説いた。

へそまがりの教えとは・・・
「暑いときには寒い。寒いときには暑い」と言え。

暑いとき、家臣より先に鎧を脱いでしまっては示しがつかない。
暑いときこそ寒いと言って、一番遅く重い鎧を脱ぎなさい。
そうすると家臣に信頼される。という「戦国武将の帝王学」を学んだ。


伊達政宗はいろんなところに情報網を持っていて、
徳川家康・前田利家など、人を利用して秀吉がどういう人かを研究する。
この人なら逆にこういう手がいいだろうと一か八かの格好で現れたと推測できる。


★ 独眼竜 伊達政宗の最大の武器 ピンチをチャンスに変える男

1567年 伊達政宗 誕生 より 1636年 死去(70歳)までに
政宗が乗り越えた5代危機!

最初の危機は伊達政宗が梵天丸と呼ばれていた頃 1571年5歳のとき
天然痘に感染。当時は不治の病といわれていたが一命を取り留めた。
後遺症が残り、右目の視力を失ってしまった。
眼球は無残なもので、家臣に右目を潰すようにいうが、だれも出来ず、
そのときに手を上げたのが「片倉小十郎影綱」
これをきっかけに二人に絆が出来、政宗は信頼できる家臣を得た。

そのときから小十郎は政宗の右側に立って、常に右目代わりとなる。

1584年18歳のときに伊達家十七代当主になる。
よく85年二度目の危機が訪れ、父・輝宗が畠山義継の人質に取られる。

戦おうとするが、父をたてにされると手が出せない。
輝宗は「私もろとも討て」と政宗に告げる。
父の命と伊達家の威信。どちらを選ぶのが重要なのか?
政宗の出した結論は、鉄砲隊を出して父もろとも撃ち殺した。
この結論で家臣の絶対的信頼が得られた。

三度目の危機は1590年24歳の時の小田原参陣の大遅刻。
前述で記したとおり、白装束にザンバラ髪で秀吉の前に現れた。
秀吉から許しを得て存在感がUPした。

四度目の危機は1591年25歳のとき、奥州地方の起こった一揆を先導した嫌疑。
政宗が裏からあおって一揆を起こさせた疑いをかけられる。
秀吉との謁見のときにお供の者30人全てが白装束で大行進。
先頭には金箔を貼り付けた磔柱。

秀吉に一揆扇動の書状は偽物。証拠は文章の最後に書く花押。
(政宗の花押は鳥のセキレイの花押。)
本物はセキレイの目の部分に針で小さな穴を開けている。
秀吉の元にあった書状には全部穴が開いていて、事なきを得た。

本当は一揆を扇動していて、裏からあおっていたが
何かとがめがあった時のことを計算して、この書状には穴を開けなかった。

花押とは・・文書で本人であることを証明する為のサイン


五度目の危機。1595年29歳のとき、関白・秀次謀反疑惑事件。
晩年の秀吉は甥の秀次に関白の座を譲る。
そのあとに淀殿が秀頼を産む。
世継ぎが出来た秀吉は、関白を譲った秀次が目障りに感じていたときに
石田光成が、秀次が謀反を起こす疑いがあると助言する。
またとない機会なので、秀次に切腹を申し付ける。
政宗と秀次はとても仲がよく、通じていると思われ、謀反の疑いをかけられる。

秀吉の使者として医師:施薬院全宗が政宗のところに来る。
「太閤様の両目をもってしても見誤られるのに、
この隻眼の私が見誤るのは当然にござりましょう」
と「正論中の正論」を言った政宗。
このようなことは恐れ多くて話せないという全宗に、
医者は病人のことは詳しいかもしれぬが、「武士道のことはわかるまい!」
と言い、そっくりそのままの文章を秀吉に伝えさせた。
この言葉を聞いた秀吉は否を認め、政宗を三度許した。

このとき政宗が始めて「武士道」という言葉を使ったとされる。


疑いをかかられたときに政宗は徳川家康にメッセージを送っている。
「もし私のことを断罪するのなら、伊達の家臣たちが黙っていません」
と家康は政宗から脅しを受けていた。
これを聞いて家康は秀吉に政宗を断罪しないほうがいいと助言する。

このときに政宗を味方にしたほうがいいと思い、
政宗と家康のパイプが強まった。
天下を取った家康は、その後政宗を非常に大事にする。


1601年 仙台は居城を移す。米沢城→岩出山城→仙台城
ここから伊達政宗=仙台となる。

徳川時代には百万石とも言われれる仙台藩。
政宗が住んでいたのは仙台城(通称:青葉城)天守閣のない山城。

政宗が眠っているのは瑞鳳殿。
生前ホトトギスの初音を聞くためにこの地に登り、
死後ここに墓所を作るように命じた場所。
絢爛な装飾で、政宗の伊達さを感じられる。

遺骨を発掘し、血液型はB型だと判明する。


ここに載せたのは五月人形ですが、
伊達政宗の鎧兜を全身見るのに最適!ですね。
さすが伊達ものですね。
こんなのを飾ってもらえる男の子がうらやましい!





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