SSブログ
コドモ警察 ブログトップ
前の10件 | -

映画 コドモ警察 北乃きい エナメルの元彼女 山本裕典 [コドモ警察]

映画 コドモ警察 北乃きい エナメルの元彼女 山本裕典

2013年3月20日より全国公開の映画「コドモ警察」
エナメル刑事の大人時代の彼女が出演することが発表されました。


ドラマ版のコドモ警察は・・・
特殊捜査課に属するエリート警官たちが、悪の組織レッドビーナスの罠にはまり
子供の姿に戻る特殊ガスを吸わされてしまった。

レッドビーナスと対等に戦えるのは、特殊捜査課のメンバーの能力が必要だったので、
子供の姿になり、昼間は小学生や幼稚園生として義務教育を受け直し
開いた時間に捜査を続行するという二重生活を強いられる。

レッドビーナスのボスを倒したはずだが、
その奥には更なる大物が潜んでいるようで、大人に戻ることが叶わなかった・・・





ドラマ「コドモ警察」で明らかにされたのは、
鈴木福演じる本当は50歳のデカ長・大沼茂と、
(コドモの姿で大人びたセリフを言います)
吉瀬美智子演じる松田凛子の恋模様だけでしたが

映画版「コドモ警察」では
相澤侑我演じる刑事エナメル・野上浩二郎と、
北乃きい演じる元恋人・神崎絵理子の話しも加わります。
エナメルの過去を知り、ストーリーの中でキーパーソンとなっていく重要な役どころです。

チャラ男担当のエナメルは、
本来の姿では29歳の働き盛り、遊び盛り、おしゃれで女好きな一面もありました。
確か、同じ特殊捜査課のマイコ(本田望結)も気になっていたはず!

聞き込みでは、必ず女子高生かOLさんに声をかけてました。
当然彼女はいたはず!
子供になって別れさせされたか、子供に戻る前に別れていたのか?
出てくると言うことは、ケンカ別れではないですね。



来日する要人の暗殺予告に警察があわただしく動くなか、
特殊捜査課のエナメルが大人だったころに付き合っていた絵理子と再会する。
エナメルは絵理子に再び心をときめかせるが、子どもの姿をした自分に葛藤する・・


監督は福田雄一
鈴木福・本田望結・鏑木海智・青木勁都・相澤侑我・龍跳・マリウス葉 ほか
山本裕典も友情出演しています。

映画「コドモ警察」は2013年3月20日より全国公開


旅行や帰省で家を留守にするときにコレはいかがですか?
ランダムに点灯する所がポイントです。

身の危険を感じたときは、すぐさま吹いて下さい。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第10話 ♯10 最終回 平野綾 入野自由 [コドモ警察]

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第10話 ♯10 最終回

横浜を拠点にさまざまな犯罪を操る組織「レッド・ビーナス」
そんな悪の組織を逮捕すべく、横浜大黒署に特殊捜査班が組織された。

エリート揃いの刑事たちは、たちまちレッド・ビーナスのしっぽを掴み
今まさに、一網打尽というところで罠にかかってしまう。

レッド・ビーナスが開発した特殊ガスを吸わされ、
あろうことか、全員子供になってしまったのだ。


♯10

全員で倉庫に突入!
「お前ら、そこまでだ!!取引は中止!」
野上浩二郎(相澤侑我)ニックネーム:スマートは、倉庫に入るなり叫んだ。
だが、取引をするどころか誰もいない・・

「さっき、たくさんの人が入っていくのを見ましたよ。」
国光信(勝地涼)はデカ長に、事実と分かってもらうためにもう一度話す。

「まさか・・また・・・」
林舞子(本田望結)ニックネーム:マイコは、
コドモになったときのことを思い出していた。


バン!バン!!バン!!!
特殊捜査課のメンバーを取り囲むように発砲。
警告のつもりだったのだろうか・・誰もケガをしていなかった。


「ご苦労。特殊捜査課の諸君。」
「お前が、スカーフェイス・フランキー(宅麻伸)か?」

大沼茂(鈴木福)は、姿を現さない声の主に話しかける。



「裏の世界じゃぁ、そう呼ばれているらしいな。」
「出てこい!正々堂々と勝負しろ!!」
今村剛(竜跳)ニックネーム:ブルが挑発した。


「正々堂々勝負しないのは、この世界じゃ常識でね。」
「この中で、二重のワナとはな・・・」
渡辺稔(鏑木海智)ニックネーム:ナベさんは、感嘆した。


「レッド・ビーナスを見くびってもらっては困るがな。」

「俺たちをどうする気だ!」
今回ばかりは下山武雄(青木頸都)ニックネーム:イノさんも今日は超本気!


「サツの人間を殺すなんて、バカなマネなんてしませんよ。
どうやら大人に戻りたいようだから、戻してやろうと思います。

君たちに最初に吸ってもらったガスとは、ちょいと逆効果の
オトナになるガスだ。」

どういう風の吹き回しなのだろうか・・・
この言葉の真意を測りきれずにいた。


「あんた、そう簡単に私たちを大人に戻してもいいの?
追いつめられるのはそっちよ。」
「まぁ、どうなるか?お楽しみだね。」


倉庫中に特殊ガスが充満してきた。


「本当か?これで本当に大人に戻れるのか?」ブルは半信半疑。
「俺、おじいちゃんになっちゃうんですか?!」国光はちょっとビビる。
「おいスマート!ちゃんと多めに吸っておけよな!」イノさんは声をかける。

川島寛太(秋元黎)ニックネーム:スマートは、
イノさんに言われた通りガスを懸命に吸い込む。


「ははははははは・・・よかったな、大人に戻れて。」

フランキーの声が遠くの方で響き渡る。
ガスを多量に吸い込んだので、意識がもうろうとしてきた。
そのまま全員その場に倒れ込んでしまった。


国光は一生懸命に吸い込んでいたが、その必要がないことを思い出した。
ガスの効果は全くなく、すたすたと歩ける。
ガスの充満する倉庫から出た。

外では白いスーツを着た男が車に乗り込もうとしている。

「止まれ!!!!」 バン!!

国光が発砲。弾が当たったのは男の後ろにいた子分の方で、
フランキーは子分を見捨てて車を走らせた。
取り残された子分は、全速力で逃走を図る。
追いかけることよりもデカ長たちが心配で、倉庫の中に戻った。


みんな苦しそうに咳き込んでいる。
「耐えてください。これでオトナに戻れるんですから・・・」




署に戻り、新しく作戦を建て直す必要があった。
デカ長(大人の声:ゆうたろう)は、ブラインドを指で広げ、外の景色を見ている。

「まさか・・声だけ大人になるとはな・・・」
コドモのままの姿なのに、大人の時の声に変わっていた。

「あいつら!とことん俺たちをなめてやがる!!」
ブル(大人の声:浪川大輔)は机を叩いてくやしがった。

「声だけ大人に変えるガスなんて、やつらどこまでの技術を持ってやがんだ!」
ナベさん(大人の声:平泉成)は冷静に見えて、かなり怒っていた。

「あ~ なんかすげぇ違和感なんだけど・・
声だけ戻っても、何のメリットもないし・・・」
エナメル(大人の声:入野自由)は相変わらずマイペースだ。


国光が見つけたレッド・ビーナスのカードには
「一日で効果なくなります。ご安心を。」と書かれていた。
これが本当ならば、すぐにでも声が元に戻るはず。


「そんなのわからないじゃない!
声だけ戻すなんて、明らかに私たちをよりイラつかせる作戦よ。」

マイコ(大人の声:平野綾)が話す声を聞いた国光は、
声に違和感がなく、大人の雰囲気を味わえてニヤニヤしている。


「てめえ!こんな状況でニヤニヤ笑ってんじゃねえぞ!!
絞めるぞ!ゴラァ!!!」
鬼のイノさん(大人の声:平田広明)は迫力満点で国光を叱り飛ばす。

「しかし・・我々はレッド・ビーナスのシッポを掴みかけている。
早く、次の一手を打たないと・・」
幼稚園生のスマート(大人の声:野島裕史)が大人声を出すことだけは
抜群に違和感があった。


スマートの言う通りだった。声がどうこう言っている場合ではない。
フランキーの声を今回は聞くことができたし、
やつらは取引をことごとく潰されてイライラしているはず。
ここは一気に追い込みをかけたいところ。


「現場100遍です。
もう一度取引現場を調べてみましょう。徹底的に。」
「そうだな!」

イノさんの言葉を受けたデカ長。
その時には声がコドモに戻っていた。


「朝から例の倉庫に戻って、遺留品を探そう。」
デカ長の言葉に

「デカ長、明日は交通安全教室がありまして・・
ルールを守らない悪い子の役を任されているんだ・・・・
信号無視したり、急に飛び出したりする役なんだ!
どうして刑事の俺が信号無視など、納得がいかん!!!!」

見かけのキャラのみで選ばれた役のようで、
イノさんは選ばれたことを怒りながら報告した。


「すみません・・明日は仲が悪い番長グループと決闘なんっすよ!!」
ブルの小学校は、クローズZERO状態のようだ。

「小栗旬のポジションなんっすよ!
俺、強いから小栗ん所なんっすよ!!!」

デカ長は刑事がケンカに行くことを許さなかった。
山田孝之のポジションのやつに任せるように言い聞かせる。
こいつはこいつで強いはずだ。
ブルは強すぎるので、小学生を相手にするのはマズすぎる。
諭されたブルは、しぶしぶ承知した。


イノさんを除くみんなの割り振りを話す段階で、
間聖四郎(マリウス葉)が部屋に入ってきた。

「みなさん、落ち着いて聞いて下さい。
あなた方は全員、レッド・ビーナスの捜査から外されることになりました。」

先日はスマートが虚偽の報告をし、
本庁の捜査にに多大な迷惑を生じた事が原因・・・

「私としては、あくまであなたがたに任せたかったが・・・
上の判断だ。諦めてくれ。」

特殊捜査課は、処分が決まるまで自宅謹慎。
国光は本庁に戻ることになった。


「俺は一人でもやるぜ!上が何と言おうともな!」ブルがキレた。
「ならば君は刑事の職を解かれるだけだ。」

デカ長はこの処分を素直に受けた。
「ブル、明日小栗旬やってきていいぞ。」
ブルの肩を叩きながらデカ長はブルをなだめた。



次の日、本庁に戻った国光。レッド・ビーナスの捜査からは外されていた。
その場にある仕事をこなすしかない。与えられた事件現場に向かった。

そこには、イノさんの馴染みの鑑識(野添義弘)さんが現場を調べていた。
国光から特殊捜査課がレッド・ビーナスの事件が外されたことを聞かされた。
やつらを追いつめられるのは、デカ長以外考えられないと思っていたので
ずいぶん残念がった。


羽川管理官(永岡卓也)は国光の監視役として同じ現場に来ていた。
鑑識から事件の報告を受ける。
話しを聞いているようで、上の空の国光。
鑑識さんが血痕の話をしているのが耳に入り・・・・
レッド・ビーナスの事件のときに発砲したことを思い出した。
いてもたってもいられずに、現場放棄して倉庫に戻った。



その時の状況を思いだし、調べてみると血痕が残されていた。
目印のように点々と落ちていて、逃走ルートを教えてくれているよう。
血痕の後をたどって歩いてみると
“Dance Hall オフサイド”というダンスフロアにたどり着いた。

中を覗いてみると、怪しい男たちがひしめいていて
その中に、このあいだの子分の姿があった。
ここがレッド・ビーナスのアジトなのだろうか・・・



自宅待機中の特殊捜査課のメンバーは公園で集まっていた。
私服姿を見ていると、本当のコドモに見える。
国光はそこに行き、デカ長にアジトらしき場所を見つけたことを報告した。
本庁に報告を入れるべきか、自分たちで踏み込むかを悩んでいた。

自分たちで踏み込むのはいいが、
少人数なことと、令状がないことがネックだった。
このままでは確実に死ににいくようなもの・・


「僕が本庁に掛け合います!僕が責任を取って辞表を出します。
そして特殊捜査課に捜査権が戻るように直談判します。」
スマートは、自分のしたことでみんなに迷惑が掛かっている事が気がかりだった。

「その必要はねぇぜ。俺たちは仲間じゃねぇか。
レッド・ビーナスは俺たち全員の手で逮捕する。」


「よしみんな!この命に代えてでもレッド・ビーナスを逮捕するんだ!!」
「はい!!!!」




家でご飯を食べていたスマート。
武藤弘康(本多力)と千種(上地春奈)には本当のことを告げる。
明日、レッド・ビーナスを逮捕しに行くことと、
死ぬ覚悟は出来ていることと、
逮捕したら、この家には戻らないこと。

事件のこともあり、家族の絆のようなものが生まれていた。
せっかくの家族がここで終わってしまうことに千種はショックを受けた。
こんな日が来ることは承知していた・・
でも・・・でも・・・・



フランキーは、捜査権が特殊捜査課から本庁に移ったことの報告を受けた。
それはフランキーにとっても都合がよかった。
本庁の刑事は立場を守ることに必死になっているから、
危険を冒してまで手を出してくることはない。と読んでいた。

安心して次の取引の話しを進めることにした。



屋上で松田凛子(吉瀬美智子)と会っていたデカ長。
踏み込むことを告げた途端、火吹いたように怒りだした。

“令状のない刑事は、殺されても文句が言えない”

「まだ死ぬと決まったわけじゃねぇ。
オトナになって戻ってきたら、お前の好きなマティーニで乾杯だ。

女っていうのは、男を信じて待っているものだ。」

凜子は帰りを待つことを決意した。それが刑事の女・・・
立ち去る後姿を見ながら

「待って・・死んだら、殺すよ。
明日、シャネルのスーツ買に行こっか?」

凜子がおねだりをした。
おねだりをするときは、必ずいい結果が付いてきていたから・・
デカ長はただのおねだりとしかとらえていなかった。が、
凜子は、絶対に大人になって生きて帰ってきて欲しいと願っていた。



間は上層部に直談判。
レッド・ビーナスを叩くなら、今しかない。
なのに、動き出そうともしない。

レッド・ビーナスは犯罪の仲介屋。
今叩いたら、芋づる式に面倒なヤマが出てくる。
今はそのタイミングではないと考えているようだ。

いつまでも煮え切らない態度の上は放っておいて、
単独で動くことに決めた。



“Dance Hall オフサイド”の入り口近くで待機していた。
スマートはコドモ過ぎて拳銃がうまく扱えるかも未知数・・
イノさんがまだ来ていない。

慌てて走ってきたイノさん。
教室で飼っているアロワナにコオロギのえさやり。
もしかしたらこれで最後になるかもしれないので、
クラスのみんなにもお別れを言ってきていた。


「よし、行くか!
俺たち天国に行ったら、大人になるのかなぁ・・」
デカ長の言葉でみんなが和んだ。

「忘れていた。新人、お前は残れ!お前は若い。未来がある。」

国光は納得がいかなかった。
実年齢を考えても、エナメルとブルとマイコと そう変わらない。

「お前はダメだ!!
お前が死んだら、俺たちを覚えている人間がいなくなっちまう。」
「いやですよ!!!
俺だって、みなさんと一緒にレッド・ビーナスを逮捕したい!」


聞き分けのない国光に、ブルが一発コブシをお見舞いする。
国光は気を失った。


全員で総がかり。正面から真っ向勝負を仕掛ける。
コドモの姿でも戦い方は忘れていない。
ザコ共は次々と倒されていった。


「ようこそいらっしゃいました。コドモ刑事のみなさん。」
フランキーが姿を現した。

「お前か、スカーフェイス・フランキー?」
「はい。私は、逃げも隠れもしませんよ。」
「礼儀正しくて結構だ。そのまま両手を差し出せ!
痛くないように手錠をかけてやる。」

「その前に一つだけ問題がある。君たちは令状を持っているか?」
「お前ぐらいのワルになると、令状なんていらねぇんだよ!」


銃を構えてフランキーに近づくデカ長。
そのデカ長を2階から子分たちが銃を構えて狙いを定めていた。

「ボスに死なれたくなかったら、おとなしくすることだな!」

デカ長の銃は、フランキーのお腹あたりに突きつけられていた。
フランキーはデカ長の銃を弾き飛ばし、
二人は殴り合いを始めた。
小さい体ですばしっこく動くので、決定打が出せない。
これではらちがあかないと思ったフランキーは、
デカ長を後ろから羽交い絞めにする。

コドモの体では逃げ出せなかった。



「さあ、デカ長が客席に座った。いよいよショータイムだ!」

フランキーの掛け声で、2階でかまえていた子分たちが
一人ずつコドモ刑事を撃っていく。急所を外して、足や腕を狙われた。

「かわいい部下が目の前で撃たれていく。最高のショーだ!」
デカ長の耳元でささやくようにフランキーは話す。

「お・・お前・・それでも人間か!!!」
「俺が人間でないことは、お前が一番知ってんだろ。」


「やめろ!!もうやめてくれ!!!!」
「さすがに見ていられないようだな。
じゃぁ次は あなたが死にましょう。」

フランキーは拳銃を取り出して、デカ長のこめかみにあてた。



「全員、銃を捨てろ!!!」
入口には、間と国光。それに間が連れてきた刑事たちが拳銃を構えていた。
観念したフランキーは銃を間の方に投げてよこした。

「レッド・ビーナス スカーフェイス・フランキー 逮捕する。」
間は令状を取出し、フランキーに宣言した。

国光は、みんなが撃たれたことで逆上していた。
フランキーに向かって走り出し、一発パンチをお見舞いする。
抵抗を見せずないフランキーは、デカ長から手錠をかけられた。


「一つ言っておく。
俺たちレッド・ビーナスは、単なる下請けだ。
上にはもっとデカい組織がある。
お前らは、そこのボスをとっ捕まえねぇと大人に戻れない。

俺が死んでも 痛くもかゆくもない組織だ。」

フランキーが話しをしている途中で、背後から撃たれた。
口封じか?

「外だ!!」

逃げたと思われる外へ走った。
黒塗りの車は男を乗せて走り去っていった。




武藤家のチャイムが鳴る。
スマートがいなくなった悲しみから立ち直れていないようで、
ゾンビのようにふらふらと玄関に出てくる。

弘康が扉を開けると、そこにはスマートが立っていた。


「すみません・・もうしばらくお世話になることになりました。」

淡々と語るスマート。喜びを隠しきれない千種。

「お前、もうちょっと愛想よくしなければ、すぐに追い出すからな!」
悪態をつくことでしか表現できない。
でも、うれしすぎてつい踊り出してしまった。



屋上では凜子がデカ長に怒っていた。
オトナのデカ長に会えると楽しみにしていたのに、全部ぶち壊し・・・

「しかたがねぇだろ。生きているだけで喜ぶべきだぜ!」

それはわかっていても、やっぱり大人のデカ長に会いたかった。
せめてものお祝いに、キスをせがむ。
目を閉じて待つ凜子の顔を見て、にやりと笑い、下の階に降りた。



撃たれたもののみんな軽傷だったので、署に集まっていた。
これからまだ、先は長い。
先が長くなるのなら、ニックネームが欲しいと国光がせがむ。

「じゃぁ、今日からお前は“レッド・ビーナス”だ!」

これはありえない・・・

「がんばれよ!レッド・ビーナス!!」
ナベさんが普通に声をかける。
だが、このニックネームは本当にありえない!!!

「じゃあ・・・“デカ長”!!!」
デカ長がデカ長のニックネームを差し出す。


「おい!デカ長!!」エナメルの問いかけに、
「ハイ!!」国光とデカ長が同時に手を上げる。


国光に良いニックネームは付かなかったが、
特殊捜査課は、今日も笑顔にあふれている。
このチームワークがあれば、レッド・ビーナスも恐るるに足らず。


完。





コドモ警察を読んでいただき、ありがとうございました。
最初はコドモの顔と名前を一致させるのに苦労しましたが、
これからはどの作品を見ても、
「ブル!!」とか言ってしまいそうなほど馴染みました(笑)



巨大な悪の組織と戦っていましたが、決着が付きませんでした。
本庁の間は嫌われていると思いましたが、
自分を表現することが苦手な良いやつだったことがわかりました。
恰好いいです!!間さん!

本当に大人がコドモになったのかと思うぐらい
大人顔負けの演技力でした。

この作品も映画化ですかね??
映画でなくても続編が見て見たくなりました。

コドモ化するみんなは大人に戻ることは出来るのでしょうかね??



この先、何があるのかはわかりません。
自衛も必要ですね。



超本気なら、指紋認証はいかがでしょうか。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第9話 ♯09 佐々木蔵之介 ストーリー ネタバレ [コドモ警察]

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第9話 ♯09

横浜を拠点にさまざまな犯罪を操る組織「レッド・ビーナス」
そんな悪の組織を逮捕すべく、横浜大黒署に特殊捜査班が組織された。

エリート揃いの刑事たちは、たちまちレッド・ビーナスのしっぽを掴み
今まさに、一網打尽というところで罠にかかってしまう。

レッド・ビーナスが開発した特殊ガスを吸わされ、
あろうことか、全員子供になってしまったのだ。


♯09

大きな動きがあるまで、待機状態の特殊捜査課。
林舞子(本田望結)ニックネーム:マイコは、
大沼茂(鈴木福)ニックネーム:デカ長に書類の確認を頼んでいた。

渡辺稔(鏑木海智)ニックネーム:ナベさんが、
川島寛太(秋元黎)ニックネーム:スマートと共に報告を入れる。

「神山から押収したケータイと、PCのデータ、
エナメルが潜入で入手してきたデータを元に、調べていくと
レッド・ビーナスの動きがある程度読めてきました。」

「どうやら、3日後が怪しいですね。
6月15日と言う日付が頻繁にやりとりされています。
場所は暗号でやり取りをされていて、解読ができていません・・」


神山が口を割ることはなく、どこか余裕さえ感じさせる。
場所が解れば対処ができるのだが・・


「3日後だったら、そろそろ下見とか準備をする頃じゃね?
だとしたら、めぼしい所を張っておけばいいんじゃね?」
野上浩二郎(相澤侑我)ニックネーム:エナメルの言うことはもっともだった。
明日から横浜の倉庫という倉庫を徹底的に洗い直すことに決める。

明日のみんなの予定は?

「明日は・・・給食が大好物の揚げパンと焼きそばなんです!!
1週間前から楽しみにしていたんです・・・」
食いしん坊の下山武雄(青木頸都)ニックネーム:イノさん。

「すまん。揚げパンはあきらめてくれ・・焼きそばはマイコが作る。」
デカ長が給食をあきらめさせようと、代案を用意したが、

「マイコの作る、くそマズイ焼きそばじゃ だめなんだ!!!」
イノさんの魂の叫びが言葉になってしまった。

「てめえ!デブ!!張ったおすぞ!!」
マイコに凄まれて、イノさんはしゅんとしてしまった。


「すみません!明日は学校にももクロが営業に来るんです!
ももかの大ファンなんですよ!!」
今村剛(竜跳)ニックネーム:ブルが話しを切り出した。
デカ長はモモクロの存在を初めて聞かされた。

「ブル、やつらは週末に会えるアイドルだ。
学校で会えなくても、すぐに会えるさ。」
ナベさんがブルを諭した。


「よし!明日から全員で張り込むぞ!」「ハイ!!!」



スマートが帰宅すると、珍しいことに誰もいなかった。
かくれんぼかもしれないと思い、部屋中を探して回るが
両親共にいなかった。

何かがあったのかもしれない・・・
妙な胸騒ぎを感じていると、

「スマートデカさんですね?」
背後で人の声が聞こえた。




「神山は陥落寸前だ。そしてエナメルが入手してきたデータもかなり有効。
これでレッド・ビーナスを追いつめられる。
と言うことで、ここで捜査の指揮を本庁に譲っていただきたい。」

「これまではよくやってくれました。
私とあなたたちがコドモにされたのも、この局面だ。同じ轍は踏みたくない。」

間が来たのには理由があった。
デカ長は、本庁に良いように兵隊として使われていたことが気にらなかった。
間は指揮をどちらが取っても構わないと思っていたが、
コドモから大人に戻るためには慎重に行かざるを得なかった。


間は総指揮を取り、木島(飯田基祐)が指揮官として特殊捜査課にやってくる。
組織に属するものは、上からの命令に絶対。
デカ長は間の言葉を丸ごと飲み込み、全権を本庁に委ね、
新しい指揮官を迎え入れることにした。



みんなで手分けして倉庫を探して回った。
エナメルが行った倉庫は、最近まで空っぽだったのに、急に物が詰まり始めていた。
ブルが行った倉庫は、出口の工事が強制的に休止されていた。
ナベさんが行った倉庫は、最近運搬車両以外の車の出入りが激しくなっていた。

木島は報告を元に、倉庫の徹底的マークを指示した。

「しかし、一度我々に追いつめられたときも港の倉庫だ。
全く別の場所とは考えられないのかなぁ?」
イノさんは木島に提案をしたが、
かなりの大人数での取引で、街中とは考えられにくいことだった。

いつも想像以上のことを仕掛けてくるのがレッド・ビーナス。
見くびると、あとでこっぴどい仕打ちが待っていることは目に見えていた。
だが、それでも命令どおりやるしかなかった。


今日一日いなかったスマートが、退勤間際にやってきた。
捜査をしたが、これという成果はなかった事を報告する。
その事を木島に責められるが、言い返せなかった。


「よくいうね。データ捜査のスマートといえば、
あんたよりもはるかにエリート路線だったはずだぜ!」
エナメルはスマートの代わりに反論した。

「それはスマートがコドモになる前の話・・」挑発する話し方をする木島。

マイコはカチンときた。
指揮権を取られ、ケンカを売りに来たような木島に食って掛かる。

「俺がケンカを売るだなんて・・学校の先生をやらされてるだけだよ。」
この木島の言葉にブルがキレたが、国光がなだめる。
ここで本庁に噛みついても仕方のないことだった。



「実は・・取引の場所を掴みましてね・・確かな筋の情報です。」

スマートが奥歯に物の挟まったような言い方で話し出した。
奴らの取引に関するやりとりをハッキングして掴んだ情報だとか・・


「場所は豊浦第6倉庫。
ためしに神山に話してみてください。顔色が変わるはずですよ。」

ナベさんが急いで神山の所に走った。
本庁で緊急会議を開き、話しがまとまってから動くことになった。


「でかしたな、スマート!」
「ありがとうございます。」
デカ長に褒められても、浮かない顔をするスマートだった。




「取引場所は豊浦第6倉庫。取引相手は中国の武器商人。
当日の各班の配置を説明する・・・・」
スマートの情報を元に本庁が動き始めた。
木島は自分の手柄のように、意気揚々と語り続ける。

横で聞いていた間。まだ半信半疑だったが、止める理由もなかった。



スマートの家には、今日も誰もいなかった。
2人のいない家はさみしすぎた。


本庁はやはり、特殊捜査課を突入部隊に出した。
あぶないところは特殊捜査課任せの体質。
エナメルは気に入らないが、ブルはやる気満々。
今回はスマートも来ていた。


「なあ、大人に戻ったら一番に何したい?」
エナメルはブルに問いかける。

「そりゃ、真っ先に生ビールですよ!!!」
「あぁぁぁそっちかぁ・・・俺はどうしよっかなぁ・・
スマートさんどうします??」
「俺はさほど変わらないし・・・」

「確かにスマートさん、変わらなそう!!!」
国光はスマートをちゃかす。

「どうしたんすか?今日ちょっと暗くないですか?」
顔色一つ変えないスマートに聞いてみたが、何も答えなかった。


裏では楽しい会話が続いていた。
表では、本庁がレッド・ビーナスの見張りをいち早く捕まえていた。
ナベさんは、こっちの動きを読まれるのを恐れて逮捕したことを怒るが、
木島はこの男から新たな情報を得たいと考えていた。

「あんた、本当にレッド・ビーナスなの?」
「ああ、取引場所の見張りが任務だった。」

マイコの問いかけに、堂々とし過ぎていた。
レッド・ビーナスの罠とも考えられたが、
そこまで考えない木島は意気揚々と連行していった。



いつものバーのカウンターにデカ長と、スーツを着た男。
「お互いにヤマ場だな。」「はい、頑張りましょう。」
「しっかりやれよ、班長!(安積剛志(佐々木蔵之介))」

安積はデカ長に声をかけてもらえたことが嬉しかった。

「大人に戻ったら、また飲もうぜ!」


デカ長がスマートを呼び出していた。
班長と入れ替わるようにバーにやってきた。
腹を割って話をするには、こんなリラックスした状態が一番だと思っていた。


デカ長は、スマートから聞きたいと思っていた話しをすることなく、
どちらかといえば一方的に、レッド・ビーナスのことを話し続ける。

いつもより暗い表情をしたスマート。あたりさわりのない受け答えに終始する。


「お前と前にここに来たの、いつぶりだか覚えているか?
お前はホシをかばって、俺たちに黙ってホンボシを追っかけていた事があったな。
あれ以来だ。」

「一つ言わせてくれ。
俺たち特殊捜査課は、仲間だぞ。絶対に裏切ってくれるなよ。」

「僕は刑事だ。裏切るなんてありませんよ。」
心と言葉は裏腹で、デカ長の目を見て言うことができなかった。
デカ長はスマートの話しを信じて、余計な詮索をするのはやめた。



木島は自慢げに、間に報告を入れる。
捕まえたのはただの見張り役。
それもこんなに簡単に捕まること自体おかしいと、間はにらんでいた。
レッド・ビーナスの対処の方法を知らない本庁の刑事たちは
これで逮捕を確信していた。
間は、裏に隠れた何かを考えるが、勘だけで裏付けるものが何もなかった。



決戦の日、木島は個人の持ち場を説明する。
マイコとスマートは、非常時の連絡係として署内に残り、
その他のメンバーは、過去の経験を生かして最前線で戦う。



デカ長は持ち場に行かず、屋上で松田凛子(吉瀬美智子)と会っていた。
頼んでいたケータイ記録を受け取りに来ただけ。
この記録は誰のものなのかは、凜子にも知らせていない。

「他人の記録を盗み見るのは悪趣味よ。」
「あぁ、俺は悪趣味さ。女もな。俺は君の怒った顔が好きでね。」

「期待してて、いいのかなぁ?」
急いで行こうとするデカ長を呼び止める。
事件が解決したら、大人に戻ったデカ長に会えると喜んでいた。

「お酒も用意して、とっておきのごちそうを作って待ってる♪」
「ごちそうなんかいらねぇよ。
君が目の前に座っているだけで、“ごちそう”だ。
今夜は、うまい酒が飲めそうだぜ。」



所定の位置に着いた。ナベさんとバディを組む国光。
ナベさんのケータイが鳴った。

「はい、渡辺。はい、はい・・・何ですって!?わかりました。」

ナベさんは国光と共に移動を始めた。


署内で待機中のスマートとマイコ。
もうすぐ突入が始まる。現場に居なくても気を引き締めてかからないといけない。

「少し外の空気を吸ってくる。」

もうすぐだとわかっているはずなのに、スマートは部屋を出て行った。
マイコはいつもと違うスマートだと思ったが、止める言葉が見つからなかった。


スマートはその足でタクシーに乗り込み、とある雑居ビル前で降りた。
ずんずんとビル内部に入り込む。その中の一室の扉を開け、

「おい!約束どおり両親を返してもらおうか!
おい!早く出てこい!! 両親の姿を見せろ!!!」

スマートの声を聞き、チンピラと舎弟たちが姿を現す。
猿ぐつわをして、後ろ手に縛られた状態の両親が姿を見せた。

「スマートさん、おかげで滞りなく取引が出来そうですよ。
しかし、刑事の風上にも置けない とんでもないダメ刑事だ!
血のつながらないこんなダメ親のために、仲間を売るとは・・・」


すぐにでも署に戻りたいスマートは、両親の解放を求める。

「スマート刑事知ってますよねぇ?
レッド・ビーナスは機密に触れたやつは、一人残らず殺す!」


銃口が向けられた。スマートだけでなく、両親にも・・・

「約束が違うぞ!!!」
「何年デカやってんですか?ピュア過ぎ!!
この世界で約束なんて守られたことありますぅ???」

「すみません・・・すみません・・
弘康(本多力)さん、千種(上地春奈)さん・・
僕のような刑事をコドモに引き受けてしまったばかりに・・」


スマートの言葉を聞いて、弘康は横に、千種は縦に首を振った。

「じゃ、御両親からも別れのお言葉を・・・」
猿ぐつわだけ外して、スマートの所に付き飛ばばした。

「パ・・・パパは覚悟はしていたよ。
コドモが刑事なんだもん、仕方がないよ・・・」
「死にたくないよ・・あたし死にたくないよ。
お前、無愛想なくせにこんな目に遭わせて、マジ泣くわ・・
てめえが死ねよ!!」

千種が“まーまー”と鳴き出した。
弘康はスマートを心配させないために
すかさず、「まーまー 泣かない!!」と千種に突っ込みを入れる。
次は“メーメー”と、ヤギのモノマネをしながら鳴き出した。
弘康は泣いているのではないと思い、突っ込みをやめた。

「メーメー泣かない!って、突っ込めよ!!!」弘康に注意する。
千種はわざとそうすることで時間を稼いでいるようだ。
だが、この作戦はチンピラたちをイラつかせてしまった。

「超うるさいんで、死んでもらっていいですか?」

銃を構え直されてしまった。

「すみません・・僕のせいで・・すみません・・・・・」


バキュン!!

一発の銃声で、両親に銃を当てていたチンピラが弾き飛ばされた。
大型ライフルをぶっ放し、姿を現したのはデカ長!!!

「早く!こっちに!!」
両親は慌ててデカ長の方に走った。


「デカ長、どうしてここが・・・」
誰にも告げずに来たのに、スマートの居所を探り当てたデカ長。
「お前の考えている事なんて、百も承知よ!」

「両親人質に取って、デカにウソ情報を流させるとはな!!!
レッド・ビーナスも、とんだ卑劣なマネするようになったもんだぜ!」


「大沼さん、忠告するよ。
あんたこれ以上、俺たちの邪魔はしないほうがいい。」
「俺はな!てめえの手を汚さずに、犯罪の手ほどきをする
お前らの手口が大っ嫌いなんだ!卑劣すぎるぜ。

悔しかったら、堂々と向かってこい!」

チンピラたちは裏口から逃げ出した。
だが、デカ長は後を追うことはしなかった。ザコを追っている暇はない。

「デカ長、僕は仲間を裏切ってしまった・・何と言っていいのか・・・」
「心配するな、スカされたのは本庁だ。
ウチのみんなは、本当の取引現場に向かっている。」




木島は倉庫の中の方で聞こえた銃声に反応し、突入を指示した。
突入すると、中はがらんどうで、中央に爆竹のあとが残されていた。
ワナにハマったと気付く前に、ピンク色の特殊ガスが倉庫に充満する。

「なんなんだ!これは何だっていうのか!!!!」
木島の声がどんどん高くなっていく。
このガスはもしや・・・・



丸全昭和運輸大黒埠頭倉庫
この倉庫が見渡せる少し外れの所でパトカーから降りたデカ長とスマート。
みんなが到着を待っていてくれていた。

「待ってましたよ!スマートさん!!」ブルが声をかける。
「すまん・・・みんな・・・」スマートはみんなに謝る。
「気にしない、気にしない。俺たち優秀ですから!!」エナメルが言う。
「さっき、やつらが入っていくのが見えました。」ナベさんが報告。

「俺の勘は本当に当たるな!」

マイコはデカ長に言われた“ダミーの倉庫から一番遠い倉庫”を探した。
「今度また、同じガス吸わされたら 赤ん坊になっちまうぞ」イノさんは心配する。


こんな時なのに、ニックネームを国光は欲しがった。
「お前さ、大人になるのを前提で話しているけど
死ぬかもしれないって知ってた?」
マイコに言われて国光はシュンとした。


「よし、生きて帰ってこれたら 最高のニックネームつけてやるよ!!」
デカ長に言ってもらい、国光は満面の笑顔を見せた。


「よし!!!」

気合をいれて倉庫へと向かう。




スマートの両親がカッコよく見えました。
血は繋がっていなくても、もう家族の一員だったんですね。

年齢を超えた仲間の絆がさらに固くなりました。
って、こんなことよりも
もしかして最終回にはコドモからオトナになるのかな???
誰かが大人を演じるのかしら???


すごいの見つけちゃいました。
夏場にカンタンアイラインです!!!
あせで落ちる心配なし!!
ラインも引かずに楽ちん♪
ふたえ用アイラインシール

ふたえ用アイラインシール
価格:714円(税込、送料別)



話題の品で、薄つきなのに毛穴が隠れます。
手も汚れずに楽ちんですよ!








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第8話 ♯08 ストーリー デカ長 本田望結 [コドモ警察]

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第8話 ♯08

横浜を拠点にさまざまな犯罪を操る組織「レッド・ビーナス」
そんな悪の組織を逮捕すべく、横浜大黒署に特殊捜査班が組織された。

エリート揃いの刑事たちは、たちまちレッド・ビーナスのしっぽを掴み
今まさに、一網打尽というところで罠にかかってしまう。

レッド・ビーナスが開発した特殊ガスを吸わされ、
あろうことか、全員子供になってしまったのだ。


♯08

「デカ長!覚えてます??」
林舞子(本田望結)ニックネーム:マイコは、男をデカ長に会わせる。

「ご無沙汰してます。」
「おぉ!五味、元気にしてたか?」

大沼茂(鈴木福)ニックネーム:デカ長は、
久しぶりに見た五味徹(落合モトキ)の元気そうな姿を見てとても喜んだ。
五味は先週出所してきて、デカ長に出所の挨拶をしに来たが
中に入るのをためらい、ロビーをウロウロしていた。
そんな姿を見つけたマイコが連れてきたのだった。

コドモの姿になった特殊捜査課のウワサを聞いていて、少し興味があった。
五味が今の姿を見に来ただけだとわかり、マイコは少し腹を立てた。

「マイコさん。子供になられても綺麗ですね。」
「やっぱあんた、女見る目があるわね。」

マイコは五味の言葉が嬉しくて、まんざらでもない顔をしていた。
そんなマイコの顔を見て、
野上浩二郎(相澤侑我)ニックネーム:エナメルが
「前科者がデカに色目使ってんじゃねぇぞ!!」
五味に向かって本気で切れていた。

「こらこら、やきもちはやめんか。」
下山武雄(青木頸都)ニックネーム:イノさんは、資料に目を通しながらたしなめた。

「ほんっとガキだな。」
今村剛(竜跳)ニックネーム:ブルは、相変わらずエナメルを挑発する。


「よし!今日は旨いもんでも食わせてやるか。」
デカ長は五味に食べたい物を聞いた。遠慮がちに焼き肉と答えたので、
川島寛太(秋元黎)ニックネーム:スマートに調べさせ、
国光信(勝地涼)を伴って焼き肉を食べに出かけた。


スマートが調べたついでに予約をしてくれていたのか、
予約を入れた覚えがないのにテーブルが準備されていた。
デカ長はスマートの仕事の細やかさを喜ぶ。
真っ先に席に着いた五味の姿を見て、国光はちょっと引っかかった。
デカ長は気づいていないようなので、何も言わずに席に着いた。

「子供なんで酒には付き合えねぇが、家の若いもんが付き合うからよ。」


楽しい宴は続くが、デカ長は眠ってしまっていた。
国光はそんなデカ長の寝顔を見て、
これまでずーっとやってみたかった“デカ長のほっぺをぷにぷにする”を
この場に乗じてやってみた。

「やわらかぁ~~~~~~い!!!!」

調子に乗っている国光が、デカ長を起こしてしまいそうに感じた五味は
起こさないようにお願いをした。

「五味くんも、人生やり直すつもりになってくれてよかったですよ。
俺たちデカの最高の喜びっす。」
国光が五味に話しをしていたとき、

バン!!!!
「うっ・・・」
銃声が響き渡り、デカ長が撃たれた右肩を押さえて苦痛に顔をゆがめている。

国光はコドモのデカ長が心配で動けずにいた。
五味は慌てて表に出て、犯人と思われる人物を探して回る。


「早くホシを追え!!いいからホシを追えって言ってんだろ!!」
「しかし・・・・」

五味は何も探し出せずに戻って来た。
ホシを探すよりも、やはりデカ長の体が優先だと思う国光は
デカ長を病院に搬送した。


特殊捜査課のメンバー全員は、デカ長の入院する病院へと駆けつけた。

今回の事件は、レッド・ビーナスからのメッセージで、
神山を返すように言っているように感じているブル。
中枢メンバーである神山を、警察に取られて焦っているのかもしれない。


「ずいぶんと油断しましたね。大沼さん。」
入ってきたのは本庁の間聖四郎(マリウス葉)

今は神山を捕らえた所。守りを強化すべき局面だったのに、
焼肉屋で眠ってしまうのはかなりの失態だった。
デカ長も自覚はしているものの、
コドモ化が進んでいて自分をコントロールできずにいた。

デカ長が不在の今、レッド・ビーナスが狙っていることは確かなこと。

「渡辺さんを中心に、厳戒態勢のシフトを組んでください。」

間の言葉を受けて、デカ長もレッド・ビーナスを追い込む算段を組むように命じた。
署に帰る前に、みんなからお見舞い品を渡す。

エナメルは3DS。中にマリオカートが入っている。
ブルはドラえもんの6巻。
イノさんはタッパに詰められたご飯。
スマートは道端で取ってきたタンポポ。
マイコは、マイコスマイル☆
差し出してくれたものが全部コドモの持ってきそうなもの。
みんなの脳みそもコドモ化されようとしているのか・・


少しずつコドモになっている事を懸念して、
一刻も早く逮捕するように全力を傾けないといけない!

だが、会議を開こうにも 眠気が襲っているみんなと
貰ったドラえもんを今すぐに読みたいと思ってしまうデカ長・・


国光を護衛に残り、全員解散。明日会議を開くことに決めた。


「くっそー!!50歳だというのにタケコプターが欲しくて仕方がない!」
デカ長をコドモらしい発想が襲う。

「プリンが食べたい!!!」
突然何の前触れもなくプリンが食べたくなってきた。
このプリンを我慢することは、レッド・ビーナスと自分との戦い。
懸命にプリンの誘惑を我慢する。



家に帰ったスマート。デカ長のことが心配で、しょんぼりとしていた。
事情を知った親代わりの、武藤弘康(本多力)と千種(上地春奈)は
そんなスマートの姿を見て、黙っていられなかった。


弘康は、スマートはコドモだから危険はないと思っていた。
だが刑事というの仕事は、何があるかわからないのだと今回の件でつくづく思う。

「やめな!もうそんな仕事やらなくていいから。」
千種はスマートが心配で仕事を辞めるように言いだした。

「やらないと、コドモのままなんです。」
スマートは早く39歳の自分に戻りたかった。
「コドモのままでいいじゃない?」
2人は、スマートといつまでも一緒に暮らしたいと思い始めていた。


「じゃあ、私があなたを護衛します。」
スマートとの距離を縮めるために、
武藤夫婦はミニコントをして、いつも楽しませようとしていた。
このセリフも、コントの一部分かもしれない・・
でも、こんなに思ってくれる2人の気持ちが嬉しかった。
スマートは少しずつ武藤夫婦に心を開いていたようで、
今日はなぜかミニコントが楽しくて仕方がない。
つい笑ってしまった。



次の日、渡辺稔(鏑木海智)ニックネーム:ナベさんの指揮の元、
全員が捜査に向かった。

病室では、デカ長がドラえもんを大人買いして読んでいた。
国光は横でリンゴの皮を剥いている。

あまりにも無邪気に笑いながら、
漫画を読んでいるデカ長のことが心配になっていた。


マイコは五味を呼び出していた。
「ありがとう。来てくれたのね。」
「そりゃ、マイコさんに呼ばれて来ない男なんていないでしょ。」
「あんた若いのに、本当にうまいのね。」
「うまいとかじゃないです。本当の・・気持ちです。」


五味は、マイコが自分を無実だと信じて
最後まで頑張ってくれたことを本当に嬉しく思っていた。
「ごめんね。力不足で・・・」

この五味の一件は、マイコも心にずっと引っかかっていた。
「で、今日はデートのお誘いですか?」


呼び出したのは、あの夜のことを詳しく聞きたいと思っていたから・・
「すぐに現場を見に行ってくれたのは、あんただって聞いたから。」

せっかくだったが、何の手がかりもなかった。
相手はレッド・ビーナス。抜かりがなかった。

「何かあったら、連絡ちょうだい。」立ち去ろうとするマイコ。
「マイコさん!!大人に戻ったら、マジで俺と付き合って下さい!
俺、ちゃんと就職するし、牢屋の中でもずっとマイコさんのことを考えていました。」
「無理だよ・・私、金掛かる女だし・・」
「だから俺・・・」

桑田の言葉をさえぎって、マイコは店を出てしまった。



ホシまでたどり着く、足取りひとつ残っていなかった。
さすがレッド・ビーナス。
ナベさんが捜査に手詰まりを感じていたときに、デカ長が退院してきた。

「こんな勝負時に、いつまでも寝ていられるか。」
というか、本当の所は
もらったDSに夢中になるわ、ドラえもんを読み漁ってしまうわで、
コドモを制御出来なくなってしまっていた。

「確かに、入院している子供たちと無邪気に遊ぶデカ長に、危機感を感じました。
急がないと、みんな普通のコドモになってしまう・・・」
国光の言葉がコドモ化を裏付けていた。


デカ長からの提案。
レッド・ビーナスのターゲットは自分。だからおとりになる。
また襲われたときが、レッドビーナス逮捕に乗り出すとき。

危険は承知でやるしかない。
「この俺が、撃たれたままで黙っていると思われてもしゃくだからな。
命張って、デカのプライドを見せてやるぜ!」



意味もなく街を徘徊するデカ長。
みんなは遠巻きで監視を強化する。ビルの屋上などで狙ってくるかもしれない。

歩く途中、タバコ屋の自動販売機で足が止まった。
タバコの自動販売機の横に置かれたガシャポン機が気になって仕方がない。
狙われていて危険なのは承知だが、やりたくてしょうがない。
ナベさんが無線で懸命にデカ長を止めるが、止められなかった。

仮面ライダーのガシャポン。
姿はコドモだが、中身は大人。現金はたっぷり持っている。
お目当てのV3が出るまで、デカ長を止められない。

「仕方がないんだ・・あの世代はV3が大好きなんだ・・」
みんなはやめられないデカ長のことを、ガン見していた。

「デカ長はガシャポン中。ガシャポン中につき、現場に注意しろ。」
無線でイノさんからの指示が飛ぶ。
デカ長をつい見てしまっていた。本当は、その周囲をチェックしないといけない!


ジャイアン風の悪ガキ(吉澤天純)に、
回しているガシャポンを取られたおかげで自分を取り戻す。
「ナベさん。今の俺は このように、理性を保てなくなることがしばしばだ。」


この先を進むと、公園があった。
さっき遊んでしまったので、危険を感じたイノさんは、
先回りしているエナメルとブルに連絡を入れるが、
ふたりもさっきつい、公園で遊んでしまった・・・
デカ長も遊んでしまうかもしれない・・

どこからでも狙われやすい場所なので、行くのを避けてほしいが
デカ長を信じるしかなかった。

みんなの心配もよそに、デカ長は公園の砂場に興味津々だ。
デカ長は目を輝かせて砂場に駆け寄り、山を作り始めた。

ここで狙われたら、ちびっこを犠牲にしてしまう。
誰かがコドモのフリをして止めに行くしかないか・・
だが相手はレッド・ビーナス。コドモの自分たちの面も割れているはず。
うかつに近寄れない。
コドモに戻ったデカ長の姿を見ているしかなかった。


いい具合に5時の音楽が公園に響き、みんな家に帰った。
砂場に残ったのはデカ長一人。

「デカ長、砂場を離れてください。」
ナベさんの言葉で我に返る。
「あ!俺は、なぜお山を・・・遊ばんぞ!もう遊ばんぞ!!!」


夜も更けてきた。せっかくおとりになったが、誰も狙って来る様子はない。
今日はここで引き揚げとする。
デカ長とみんなが連絡を取り合ったと同時に、銃声が聞こえた。

デカ長は飛んで逃げた。みんなはデカ長が撃たれたと思い、駆け寄る。
ブルとエナメルとイノさんは、ビルの上部に怪しい人影を見つけた。
駆け昇るが、すでに逃げ出していた。
レッド・ビーナスのカードだけが残されていた。



「撃たれた弾だけど、型は380ACP弾だった。」
デカ長は松田凛子(吉瀬美智子)と屋上で会い、報告を受けた。
この型は、いつもやつらが使っているのと同じ。
犯人は決まったと同然だ。

「いつものあなたとは違うわよ。撃たれて頭に血が上ってんじゃないの?
2回狙撃されて、2回とも助かってんのよ。
特に焼肉屋じゃ、至近距離から撃たれている。
それに、寝てたんでしょ?あのときに・・」

「そうか・・みなまで言うな。冷静になれば簡単な答えだな。」


凜子と会うと、いつも良い答えが浮かぶ。犯人逮捕に向おうとしたデカ長。
だが、いつもほったらかしにされることを凜子は怒っていた。

「旅行に行こう!ねぇ、またローマに行きたい!!」
「また原付を二人乗りしたいって言うんだろ?
違反だから駄目だって言っただろ!」
「だって、ヘップバーン気分になりたいじゃない。」
「その必要はない。ヘップバーンの何倍も君は輝いている。
よし!ローマに行こうぜ。エアをリザーブしておけ。
今の俺はエコノミーで十分だ。」

いつもと少し違うデカ長を惚れ直した凜子だった。



「謎は解けた。焼肉屋の現場をもう一度鑑識に調べさせろ。」
特殊捜査課に戻り、ナベさんに指示を出す。
ナベさんは、デカ長の真意が理解できていないまま現場に戻った。

馴染みの鑑識官(野添義弘)は、焼肉屋の周囲をもう一度調べて回った。

「何回調べても、ホシの遺留品らしきものは見つかりませんね。」

デカ長は、何かの仕掛けのあとが残されていると睨んでいた。
それを探し出さないといけない。
ナベさんは、ちょうど窓の外に置かれている物干し竿に
真新しい傷がついているのを見つけた。

窓を開けて部屋の中を見てみると、
ちょうどデカ長が座っている場所に狙いが定まることがわかった。



マイコは五味を呼び出した。
「マイコさん、どうしたんですか?
大人に戻ったら、俺と付き合ってくれる気になりました?」

マイコはちょっとだけ本気で考えていた。
「ただ、世話になった刑事を殺そうとする男とは ちょっと無理かな・・」


デカ長を予約していた焼肉屋に誘って、思った通りの席に座らせた。
国光は年下の五味が上座に座ったのが、少し引っかかったのを覚えていた。
窓の外に作った自動発射装置は、イヌがエサを食べたら発射する仕組み。
デカ長の元から離れなかった国光の変わりに、外に飛び出したように見せかけて
仕掛けを回収し、何食わぬ顔で戻った。
これが真相だった。


「どうしてデカ長を恨んだの?
あなたは罪を犯して牢屋に入って当然のことをした。」

自分のことを信じてくれるマイコだけは違うと思っていた。
だが、マイコも結局刑事だったんだと 五味は改めて思った。


「お前が出てきたと聞いて、嬉しかったんだがな。」
デカ長も五味の逮捕に来ていた。


ホームレスを何発か殴っただけ。
それも、あっちからムカつくことを言ってきたから。
悪いのはホームレスの方。
なのに自分が何年も牢屋に入らなければいけないのか・・
人生で一番大事な時に、ろくに就職もできない・・
「お先真っ暗なんだよ!!!」

出所をしても、恨みは消えていなかった。
デカ長は五味ならば真っ当に生きていけると確信していた。
その根拠は、
取り調べの時に、五味の母親が息子に宛てた手紙を読んでやったとき
五味が流した涙は本物だと直感したからだった。


「今回もレッド・ビーナスにそそのかされたんだろ?
どうやって誘われた?」
「教えたら、俺と付き合ってくれる?マイコさん。
実を言えば、あんたたちが大人に戻れる薬のこと、知ってるけど。」

バン!!

五味の話の途中で始末されてしまった。



五味のおかげで、大人に戻れる薬が存在することがわかった。
レッド・ビーナスの逮捕も大事だが、薬を手に入れることが先決。
デカ長はブラインドの隙間から外を見ながら、そう考えた。


「よしここで、新人のニックネームだが・・・・
“看護師さん”てのはどうだ?」

入院しているときに、世話をしてくれたのがとても上手かったから。
刑事なのに、別の職業で呼ばれるのはおかしい!
国光は撤回を求める。

「じゃぁ・・ナース。」大マジに答えるデカ長。
職業が変わっていないし、ほぼ一緒。
一生懸命に抗議するが、

「頑張れよ!ナース!!!」




マイコがクローズアップされた回でした。
あらためて役者さんってすごいなぁと感じたのは、
五味役の落合モトキさん。本気で口説いているように見えました。
コドモ相手ではなく、一人の女性にです。

やっぱりマイコと釣り合う男になるために
お金をもらえるとそそのかされたんでしょうね。
デカ長さえ殺せば、金も薬も手に入ったのかもしれないです。


デカ長の「プリン食べたい!!」
このセリフは、この作品での初めての子供らしいところでした。
あぁ、かわいい。



プッチンプリンがアイスになるよ!



夢のプリン!!




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第7話 ♯07 あらすじ ネタバレ エナメル [コドモ警察]

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第7話 ♯07

横浜を拠点にさまざまな犯罪を操る組織「レッド・ビーナス」
そんな悪の組織を逮捕すべく、横浜大黒署に特殊捜査班が組織された。

エリート揃いの刑事たちは、たちまちレッド・ビーナスのしっぽを掴み
今まさに、一網打尽というところで罠にかかってしまう。

レッド・ビーナスが開発した特殊ガスを吸わされ、
あろうことか、全員子供になってしまったのだ。


♯07

土岐田商会に次々と段ボールが運び込まれている。

張り込みをしているのは渡辺稔(鏑木海智)ニックネーム:ナベさんと
野上浩二郎(相澤侑我)ニックネーム:エナメルと、国光信(勝地涼)

あの箱の中身は拳銃だということはすでに情報を掴んでいる。
あとは、レッド・ビーナスと土岐田商会の関連さえ見つけたいところ・・
運び込む幹部をねぎらいに神山(三浦誠己)が出てきた。
神山はレッド・ビーナスの幹部。
これでこの会社とレッド・ビーナスが繋がっていることがはっきりした
次に仕掛けるための足掛かりができた。

さっそくデカ長に相談するために署に戻ることにする。
ナベさんと国光はその場を離れるが、
エナメルは神山を憎むような目で見つめていた。


「大口のチャカの取引の後は、本牧の土岐田商会に到着しまして
荷卸しを張ったところ、神山が出てきました。」
「ちなみに、取引されたチャカの種類なんですが・・・」

「デカ長!何を書いているんですか?」
林舞子(本田望結)ニックネーム:マイコはデカ長のメモ帳を見て問いかけた。

「そりゃあ、ナベさんの報告だよ。」
大沼茂(鈴木福)ニックネーム:デカ長は、自分の書いた内容を見てみると、
子供のらくがきが書かれていて、メモが取れていなかった。

「いかん!メモを取っているつもりが、らくがきをしてしまった。
俺たちの脳は少しずつコドモになってしまうのか・・・
のんびりしていると、俺たちは完全にコドモになってしまうということか・・」

「デカであることもすべて忘れる・・・・ただのコドモに・・」
幼稚園生になってしまった川島寛太(秋元黎)ニックネーム:スマート。
デカでいることが唯一の存在証明だったので、ショックが大きい。


いずれにせよ神山の居場所を掴んだのはでかい。
芋づる式に、やつらのボスまで引っ張り出したい。

「そういえば、レッド・ビーナスのボスって なんていうやつなんですか?」
新人の国光はレッド・ビーナスを追っていても、詳しいことは知らなかった。

「ボスの正体は、いまだ謎に包まれている。
ただ、名前だけはわかっている。“シュガー・フェイス・フランキー”」


神山の追い込みはデカ長が作戦を考えてからとする。
それまでの間はへたに手出しをすることは禁じられた。

デカ長の言うことはもっともだが、納得がいかないエナメル。
「エナメル、例のことは忘れろ。冷静に神山を追い込め。」
こう言われると納得するしかなかった。



家に帰ったスマートは、今の両親と共に夕食を食べていた。
両親の武藤弘康(本多力)と、千種(上地春奈)が騒々しいのは
エナメルとの距離を縮めたいからだろう。

夫婦息の合った掛け合いで、エナメルに話しかける。
「39歳のスマートさん。あなたに地獄のような試練を味わっていただきます。
明後日ご近所のお友達と一緒にディズニーランドに遊びに行ってもらいます!!」
千種が強引に決めてきた約束だった。

「ディズニーランドは、39歳でも楽しめるから大丈夫ですよね?」
弘康はスマートに確認を取った。

「できれば遠慮したいですが・・・」
即答で行きたくないと意思表示した。

(いかん・・・遊園地など興味のなかった僕が、
少しディズニーランドに心が動いてしまった。確実に子供に戻っている・・)
デカ長の落書きの一件もあり、コドモが定着してしまうのを恐れた。



今日の張り込みは、今村剛(竜跳)ニックネーム:ブルとエナメル。
硬派と軟派。ふたりは水と油。
張り込みまでチャラいエナメルのことが、気に入らない。
合コンに行くならさっさと行ってほしいと思っていた。

「言おう言おうと思っていたけど、お前の一つ年上だからね!」
「尊敬に値しない先輩は、先輩扱いする必要はありません。」
ブルはエナメルにスパッと言い切った。

「大好き、その遠慮のないところ。」
ペットボトルについていたおまけフィギュアをブルに差し出す。

「コドモじゃねえんだよ!!!!」



署では次の動きを練っていた。
神山が足しげく土岐田商会に通っているのが引っかかるところ。
レッド・ビーナスが土岐田商会と組んで何か企んでいるのは確実。
チャカの取引だけでなく、もう一つデカいヤマが隠れていると予想する。


「いよいよおもしろい局面ですね。」
本庁の間聖四郎(マリウス葉)が、話しに割って入った。

間は、張り込みに出ているのが ブルとエナメルだと知り怒り出した。
神山に対抗できるのはこの二人しかいない。
デカ長は自信を持って送り出したが、間には理解できなかった。

「ケンカするほど仲がいいっていうだろ。」
にやりと笑いながらデカ長がつぶやいた。



土岐田商会に居た最後の一人が帰った。扉に鍵をかけていたので確実。
ブルはデカ長に報告を入れ、指示を仰いだ。
今日の張り込みはここまで。エナメルは合コンに行くと言い残し先に帰った。

だが、本当は帰っていなかった。ブルが帰るのを待っていただけ。
土岐田商会の裏口に回り込み、本当に誰もいないかを確認。
ピッキング道具をポケットから取出して、いとも簡単に扉を開けた。
そのまま中に入り込む。

そのときにブルにあげようとして拒否られた、
おまけフィギュアをポケットから落としてしまう。


中に入り、PCを立ち上げる。機密情報を見つけ出した。
USBメモリーにデータを吸出し、急いで帰ろうとした。
部屋の明かりが突然点き、神山が扉の前で立っていた。

エナメルは世間話をしながら普通に帰ろうと扉に近づくが、
神山に取り押さえられる。

「やめて、児童虐待で訴えるよ!!」
神山がひるみそうなセリフを言って、腹にパンチを入れるが
コドモのパンチは痛くもかゆくもなかった。

「さすがのエナメルも、コドモはコドモだねぇ」
片腕で簡単に取り押さえられてしまった。


デカ長は、いつものバーでウーロン茶を飲んでいた。
そこにナベさんと国光が現れた。
ナベさんはコドモになってから初めて店に来た。久しぶりだった。
いつもの位置に腰をおろし、いつもの飲み物を頼んだ。

国光が“気になることがある”と言うので、ナベさんが連れてきた。

「デカ長が言っていた“例のことは忘れろ”のセリフが気になって・・・」


エナメルと神山に何があったのか・・
昔、殺しの自首をしてきた女性がいて、エナメルが取り調べを担当した。
ダテに女遊びをしていない。
エナメルはその女性がやっていないとすぐに見抜いた。
なので、すぐに釈放した。

その女性は、レッド・ビーナスの下請のやつがした殺しを被せられたニセモノで、
秘密を知っている以上、出戻りは始末された。
その遺体の側に置いてあったカードに神山の指紋があった。

ただ、それだけでは逮捕できなかった・・・

エナメルはそれを自分のせいだと、今も思い続けている。


「不可抗力だ。」
ブルは言い続けて、捜査課で二人は殴り合いになった。

「お前のせいじゃねぇ、お前のせいじゃねぇ。」
と言いながら殴っていた。

あいつらはそういう関係だ。



ブルはエナメルに電話を入れるが、電源が切られていた。
そのときエナメルは神山たちに手荒い尋問をされていた。

「警察は自分たちの何を探っていたのか?」
これがわかるまでコブシで話しをするつもりのようだ。

「だから言ったじゃん。かわいがっていたハムスターがこの中に逃げ込んだから・・」
本当のことを言うつもりは毛頭ない。

「それ以上くだらねぇこと言ってると、マジ東京湾に沈めますよ。」



昨日から連絡がとれないエナメルを心配して、ブルがデカ長に報告した。
ケータイの電源は切られているようだ。

「あいつ、絶対ケータイ切らないの。
いつどんな女から電話が来てもいいようにって。」

マイコの言葉でエナメルに何かがあったと推察できた。
遊びに行っている感じではない。
タイミングからいくと、神山がらみの可能性が高い。

一応エナメルを探してみることにした。


下山武雄(青木頸都)ニックネーム:イノさんは、魚肉ソーセージをかじりながら
ナベさんはなじみの店に、マイコはギャル衣装の女性に、
国光はやくざの下っ端に聞いて回った。


本庁が動き出そうとしていた。
レッド・ビーナスのしっぽを掴めそうな今、
コドモに捜査を任せるのは危険だと判断された。
この捜査から本庁が引き取るように指示が出せれていたが、
自分も多少はコドモになっている間は、
特殊捜査課に主権を置いておきたいと思っていた。

「いいじゃありませんか。面倒なことはやらせておきましょう。
もっとまとまってからでも引き取るのは遅くない。」

引き続き特殊捜査課が捜査を続けることになった。



デカ長から言われているのはよくわかっていたが、
土岐田商会で見張っていたブルは、直感でエナメルが中にいると思っていた。
単身、土岐田商会へ乗り込む。
だが、コドモの自分に大人5人では歯が立たなかった。
ボコられて、裏口から叩き出された。

張り込みのときに、エナメルから差し出されたおまけフィギュアが落ちていた。
これを見つけたと言うことは、紛れもなくエナメルが囚われている証拠・・



署に帰ったブルはデカ長からこっぴどく怒られる。
エナメルは取引のデータを拾いに行ったと思われる。
警察の人間だから、簡単に殺されはしないと思われるが、猶予はあまりない。

エナメルが中にいることがわかれば踏み込めるので、
張り込みを続行することにした。


明日の張り込み・・・
スマートはお遊戯会で、女子とペアを組んでダンスをすることになっていた。

ナベさんは、生き物係で飼っているアロワナのエサとなる
コオロギを取りに行くことになっていた。
10匹以上捕まえないと先生にこっぴどく怒られるので、行かなければいけなかった。

2人は張り込みから外れた。



「それは辛いところね。」
デカ長は松田凛子(吉瀬美智子)と屋上で会っていた。
凜子は事情を聞いてデカ長の気持ちを察した。

今すぐに飛び込んで助けたい。
でも、特殊捜査課長は勢いでルールを破るわけにいかない。

「部下のためなら俺一人、どんなことになってもかまわないんだがな・・」

「ねぇ、エナメルが助かったら買ってほしい物があるの。」
凜子がおねだりをするときは、必ずいい結果が付いてきていた。
それも悪くはない。だが、バッグばっかりねだられてもキリがない。
自分で買うようにと言うが、

「あなたに買ってもらうことに意味があるの!
買うって約束しないと、助かんないわよ エナメル。」
「そんな理由。誰も納得しねぇぞ。」

「・・・ん???誰も納得しねえ理由も、いいかもな。」



土岐田商会の張り込み。今日はブルとマイコ。誰も動く気配はない。
交代にナベさんとイノさんが来た。ブルは引き続き張り込みに残りたかった。

「これ以上、感情で動くな!ブル!」
「神山は、エナメルが誰に情報を渡したか知りたいはず。大丈夫。」
ナベさんがブルを励ました。

「もし死んだら、例のマズイ定食屋一緒に行ってくれるやついなくなるわね。」


イスに縛り付けられて、寝転がっているエナメル。
見張りの者はうたたねをしているようだ。
近くに落ちている自分のケータイまで、音を立てずに体を懸命に動かした。
殴られ過ぎて体中が痛い。後ろ手に縛られているので、手が伸ばせない・・
それでも一生懸命にケータイの方ににじり寄った。


いつもの定食屋。今日は一人で食べに来た。
ブルは自分を責めていた。
合コンに行くと思い、その場で張り込みを解散したこと。
自分の気持ちに任せて、単身で乗り込んでしまったこと。
捜査令状のない刑事は殺されても文句が言えないこと。
エナメルは無事でいるだろうか・・・

ブルのケータイにメールが入る。エナメルからの助けてメールだった。
まだ生きていた!そうわかったブルは、勢いに任せて乗り込んだ。

今度は一人ずつ。これならブルの力でも倒すことができる。
入口にいた一人を殴りつけ、侵入。怒りに任せて一人ずつ殴っていく。
3階の一室。扉を開けるとそこにエナメルがいた。

「よぉ!遅かったじゃんよ。」
「てめえ、捕まってんじゃないよ!」

縛られていた紐をほどいている間に、殴りつけた全員が部屋に入ってきた。
「礼状ねぇなら、ただの人だかんな!!!」

2人で戦って逃げ出すしかない。
コドモ一人で大人は倒しきれない。団結プレーが必要だった。
あうんの呼吸で協力プレーで殴り合う。全員をとりあえず倒した。


「ここらへんで勘弁してもらいましょうか。」神山が顔を出した。
「神山!俺はお前を絶対に許せねぇぜ!!!人の命、何だと思ってんだ!!」
エナメルは息巻いた。

神山はこの雑魚キャラたちと、力が数倍違っていた。
「覚悟しろよ。」
そう言うと、神山は片手で胸ぐらを掴み締め上げた。

「覚悟するのはお前の方だぜ。」
デカ長がみんなを引き連れて乗り込んできた。

「てめえら!礼状持ってんのかよ!!!!」
イノさんは神山の舎弟を縛って連れてきた。


「こいつが、車のシートベルトをしていなかったので 話しを聞こうと思ってな。」
神山は、デカ長が言っている意味がわからない。


「いかんなぁ~ シートベルトは締めないと。」ナベさんは言い、
「神山、刑事を監禁した容疑で逮捕しちゃぞ!!」国光はちょけて言う。

「偶然だったが、見つかってよかったぜ。」



「結局ブルに助けてメールしたんだ。お前!」マイコがからかう。
「いや、こいつ今村だからさ。メモリー呼び出しで一番最初に出てくるからさ・・・」
照れたように言うが、多分ブルが今村でなくても一番に呼んだだろう。


「神山が自白するには時間がかかりそうです。」
その待ち時間の間に、ニックネームを付けて欲しい国光。

「お前のニックネームは、“中途半端イケメン”で行こう。」
国光はこのニックネームに悪意を感じる。
マイコはぴったりのネーミングで、いつになくその気。

コドモのみんなは噛むはず。言ってもらうがみんな噛まない・・・
中途半端イケメンで確定か??



ブルとエナメルの友情の回でした。
コドモが演じていても、大人の男同士の友情が感じられて
とても熱くなった回でした。
コドモ化が激しくなり、大人を保てなくなってきました。
本当に大人に戻れるのかな?




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第6話 ♯06 あらすじ ネタバレ 指原莉乃 [コドモ警察]

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第6話 ♯06

横浜を拠点にさまざまな犯罪を操る組織「レッド・ビーナス」
そんな悪の組織を逮捕すべく、横浜大黒署に特殊捜査班が組織された。

エリート揃いの刑事たちは、たちまちレッド・ビーナスのしっぽを掴み
今まさに、一網打尽というところで罠にかかってしまう。

レッド・ビーナスが開発した特殊ガスを吸わされ、
あろうことか、全員子供になってしまったのだ。


♯06
今日はやたらに扉の向こうを気にしている国光信(勝地涼)。
事件で忙しいわけではないので文句は言われていないが、
ウロウロと落ち着きがない。

今村剛(竜跳)ニックネーム:ブルは筋トレ、
野上浩二郎(相澤侑我)ニックネーム:エナメルはファッション雑誌を読み、
渡辺稔(鏑木海智)ニックネーム:ナベさんと
下山武雄(青木頸都)ニックネーム:イノは将棋を指している。
林舞子(本田望結)ニックネーム:マイコは、
アイドルが来るのがイライラするのでお休み。


国光の落ち着きがない理由は、
一日署長としてアイドルの槇原莉乃(指原莉乃)が署に来ていたからだ。

「同じ建物の中に莉乃ちゃんがいると思ったら、いてもたってもいられなくて・・」
本気度Maxで、目の色が違っている。

「みなさん!!
莉乃ちゃんのかわいさをわかっていないから、そんなことを言うんですよ!
彼女こそ、この世に舞い降りた天使なんですよ。
毎日仕事が終わったら“天空のお城”に帰るんですよ!!

トイレとか行かないですから。ウンコとかしないっすから!!」

「わかったから!」
大沼茂(鈴木福)ニックネーム:デカ長は、
熱弁をふるう国光がうるさくて、うっとおしくて仕方がない。
止まらない国光の話しを、横蹴りで制止する。

「新人!アイドルだってウンコはするぞ!」


間聖四郎(マリウス葉)が前触れもなく部屋に入ってきた。
「今日、一日所署長として来ている槇原莉乃は知っていますね。
彼女には知らせていないのですが、本庁に彼女の殺人予告が来ていまして
それが、レッド・ビーナスからなんです。」

特殊捜査課は、槇原莉乃の警護をするように本庁からの指示が出た。
ちょうど署内をあいさつ回りしている莉乃が、特殊捜査課に来ていた。


「一日警察署長の、槇原莉乃ですぞ!」
「キター!!!!!!!!!!」
国光は興奮のあまり鼻血を出して失神してしまった。

「悪いことしたら、みんなまとめて逮捕だ!ほいほいほい☆」
莉乃お決まりのポーズを取って挨拶を済ませた。
これが挨拶???イノさんはあきれていた。

「本日は槇原莉乃が一日署長をさせていただきます。よろしくお願いします。」
莉乃のマネージャーの木村菜穂(岡本あずさ)が補則をする。

「よろしくお願い、四万十川☆」ポーズを決める莉乃。

「あれが地上に舞い降りた天使なんだろ・・・」ナベさんは呆れ顔。
「マネージャーの方がかわいかったなぁ・・・」イノさんは別目線。
いつまでも気絶をしている国光を拳で起こすブル。



莉乃の警護をどうするか・・
この手の予告は大概ファンのいたずらと相場が決まっていた。
それをわざわざ警護する必要があるのか?
しかし、万が一のことも考えなければいけない・・
こういうのは新人の国光の仕事だが、犯人よりも危険な感じがする。

外で行われるイベントは、新人以外の全員であたることにした。


オタク系のファンが取り囲む中、ポーズを決める莉乃。
みんなは辺りを見回して、不審人物をチェックしていた。

「俺の推理では、今日ここに来れなかったファンが
くやしくて、このイベントを中止にするために殺人予告を出した。どうっすか?」
「まあ、そんなところだろ。」
スマートは自分の見解をイノさんに話した。イノさんも同意見。


「みいんなまとめて・・・逮捕だ!ほいほいほい☆」
決めポーズをした莉乃。
見ていてたまんなくなったファン(裴ジョンミョン)が
警備を超えて莉乃に抱きつきに行く。

ブルがいとも簡単に締め上げた。だがこいつはただのファン。
本物のレッド・ビーナスなら、どこから狙っているかはわからない。
外でのイベントを中止し、莉乃を署内に誘導する。

「バン!!!!」

莉乃の近くで発砲。幸いにも壁に当たった。


「とりあえず、今夜は署で身柄をかくまうことにした。
だが問題は、だれが護衛につくかだ。」
レッド・ビーナスのことは全権が委ねられているので、これは特殊捜査課の任務。

「今夜眠くならない自信のあるやつはいないか?」
肝心なところはココだった。

昨日漢字テストの勉強を遅くまでしてしまったナベさん。
この中では一番長い間起きていられる体。
ナベさんが無理なら全員無理と言っているようなもの・・

「明日の護衛は、ブルに頼みたいんだが。」
「すみません・・明日はお楽しみ会なんです。」
「楽しむな!」
「トリでエグザイルやるんっすよ。」

「エグザイルなら、一人ぐらい休んでもいいじゃんよ!」
スマートは怒ったようにブルに話す。

「ボーカルなんっすよ!アツシのところなんすよ!」
「後ろでグルグル回る係りじゃないのか!」
「だから休めないっす。すみません。」
「今度からは、ウサとかにしておけ!」



明日の配置は朝に考えるとして、今夜は国光に任せるしかなかった。
やる気満々の国光。
「決して男としてではなく、一刑事として彼女を守ります。」
言葉は立派だが、鼻血が止まっていないので説得力は全くなかった。



ソファで眠る莉乃の側で、マネージャーに殺人予告があったことを伝えた。
一番大事な情報を警察に隠されたことで、かなり腹立たしく思っていた。

「これで精神的ショックを受けて、アイドルを辞めるなんて言いかねない・・・」
「それはダメです!莉乃ちゃんが辞めたら悲しむ男どもが何人いるか!!!」

声を荒げて話す国光の声で、莉乃が目を覚ました。
マネージャーに目薬を頼むが、車の中に置きっぱなしだった。
ダッシュで取ってくるように命令した。
マネージャーといえども、危険なのに変わりはなかった。

「マネージャーは、タレントのためなら死んでもいいんだから。」
莉乃にここまで言われると行くしかなかった。


「あの、トイレどこですか?」莉乃は国光に場所を聞く。
「トイレ、行くんですか?」
「行くんですか?ってどう言うことですか?」
国光は言い返せず、トイレの場所を説明した。

用を足している音が、静かな署内に響き渡る。それは国光にも届いた。
「ウソだ!ウソだろ!!やめてくれ!!!!」
理想がガラガラと音を立てて崩れ落ちた。



莉乃の今日の仕事はTV収録。
「ドキドキリアクションBOX!」というゲームコーナーに出演していた。

箱の中には何が入っているでしょうか?をリアクションたっぷりに当てるゲーム。
お笑いコンビ(野村浩二、磯山良司(江戸むらさき))が進行していて、
箱の中身は視聴者にも内緒だった。

莉乃は怖がって手を入れようとしない。
「大丈夫です。少し噛みつくだけですから。
平気、平気。骨まではいかないですから。」
ちょっとヒントを言いながら、余計に莉乃の恐怖心をあおる。

国光は莉乃の仕事をガン見している。
そこに学校を終えたナベさんとエナメルが合流する。
国光は目の下にクマを作り、一晩なのにやつれていた。


「夕べ、眠れなかったもので・・・」
「興奮しちゃった?」
「いいえ、逆の意味で・・・おかげで、凄く冷静に護衛できたので・・」
衝撃の一夜の出来事は、多く語られなかった。


「まさかあの箱の中に爆弾とか入ってたりしてな。」
エナメルのいつもの軽口。だが、ナベさんはもしもの時を想定した。

収録を止め、箱の中身を確認しようとする。
だが、箱の中身がわかってしまったら収録にならないからと見せてもらえない。


「じゃあ私、目をつぶってますから。」莉乃のタレント根性を垣間見た。
「なんっすか、でかいカエルが入っているだけですよ!」
ディレクターが中身を話してしまった。

「何で言っちゃうんですか?
聞かされたらそれなりのリアクションしか出来ないじゃないですか!!!」
莉乃はディレクターに文句をつける。

らちがあかないので、国光が箱の中身を確認する。
中身はヘビ!それもハブだった。
ヘビだと知った莉乃は気絶してしまった。マネージャーが慌てて駆け寄る。
莉乃を揺り起こしながら、箱の中を見て

「ハブが入っているなんて、ありえませんよ!!」


署にいると気が休まらないのと、明日開催される大きなコンサートのために、
自宅にかえった莉乃。
国光とイノさんがマンション周りの警護に当たっていた。



「しかしわからんなぁ・・レッド・ビーナスが彼女を狙う理由が・・・」
デカ長はいくら考えてもわからない。
「何か知っちゃいけないことを知ってしまったんじゃないですか?」
マイコの言うことは正解だが、それはなんだろうか・・


マンションを眺めていた国光が、覆面姿の男に後ろから襲われる。
訓練は済んでいる国光にとって、赤子の手をひねるように簡単で、即逮捕した。
覆面をはがすと、一日警察署長のときに莉乃に抱きつこうとした男!!


ナベさんとイノさんが取り調べ。
「莉乃ちゃんの家を覗こうとしてるやつらを、僕が成敗してやってるんだ。
莉乃ちゃんは命よりも大切な存在なんだよ。」


「あれはシロですな。」ナベさんはデカ長に報告を入れる。
「だろうな。」デカ長もそう思っていた。

「だとしたら、今回はレッド・ビーナス本体が彼女を狙っているという可能性が?」
「そんなわけねぇよ。やつらが小娘相手に躍起になるわけがねぇ。」
やはり彼女のファンの仕業なのだろうか?
そうすると、明日のコンサートがヤマ場。

莉乃は筋金入りのアイドル。タレント根性も尋常じゃない。
コンサートを中止することを考えてはいないし、
殺されたとしても、そんな命令を聞く訳がない。

とりあえず全員でコンサート会場周辺の警備にあたることにした。



「例の銃弾の弾痕、調べはついたか?」
デカ長は松田凛子(吉瀬美智子)と屋上で会っていた。

「あなたのにらんだ通り、銃弾は横から狙ってた。
前から撃ったものじゃないとすると、そもそも彼女を狙ったものじゃないわね。」
これだけ聞ければ満足。デカ長は足早に戻ろうとする。

「アイドルは必死で救うのね。
さみしさのどん底で、泣いている女は救わなくていいの?」
デカとしてのデカ長でなく、一人の男:大沼茂に救いに来て欲しいだけ・・

「どうして俺から警察手帳とピストルを取り上げようとするんだ。」
「私は、犯人でも被害者でもないからよ。」
「君は犯人だよ。俺の心を惑わす大悪党さ。
このヤマが終わったら、ゆっくりと取調べしてやるからな。
覚悟しとけ!」



槇原莉乃のコンサートは無事成功した。残りはアンコールだけ。
莉乃はアンコール用の衣装に着替えに楽屋に来た。
いくら探しても、用意した衣装がない。

「莉乃さん。アンコールは、もうアンコールはないのよ。」
マネージャーの木村は莉乃に向かって銃を構えた。

「やめとけ、マネージャーさんよ!」
莉乃に銃を構える木村の後ろに、デカ長が控えていた。
「銃を捨てな!女を傷つけるのは趣味じゃないんだ。」
部屋に飛び込んだ国光が木村から銃を奪い取る。

2人は、一緒にオーディションを受けた仲だった。
一人はアイドルの道に、一人はそのアイドルのマネージャーに・・・
自分がアイドルになれなかった腹いせに、殺そうとしていた。


「あとから入ってきたあなたが、
すぐにあのヘビがハブだとわかったのはおかしいと思ってね。」
ナベさんは犯人の目星をこの時点で確定させていた。


莉乃は同じ道を選んだはずの仲間がマネージャーになったことが気まずくて、
逆に辛くあたってしまっていた。莉乃は菜穂に謝罪した。


アンコールはまだ続いていた。莉乃が出て行かないと終わりが来ない。
みんなにうながされて、アンコールの舞台に出て行った。



事件は一件落着し、みんなで事件の振り返りをしていた。
「だけどよかったです。最後に莉乃ちゃんが天使だったってことがわかって。」
国光は、菜穂に謝罪の言葉を話していた莉乃を見て、
天使だと改めて思ったのだった。


「ということで、お前のニックネームは“アイドルオタク”でいくか。」
なんか、仕事をしていないみたいでとっても嫌だった。

「頑張れよ!アイドルオタク!!」




ゲスト出演の回でした。
一番びっくりしたのは、オタク役出演していた裴ジョンミョン。
「都市伝説の女」の2話では引きこもりの役をされてました。
そのときも本物と思うぐらいの演技で、見ていてキモさ満点でした。

今回のハマり度もハンパないです。
本物のオタクさんだと思ってしまいました。


それと、デカ長が艶っぽいせりふを言うところですね。
こんな舌足らずで聞かされたら、母性本能くすぐられまくり!!!
恐るべし鈴木福・・・


これでだれでもオタク!ってなりたくない!!



せっかくなら、ここまでやりきりたいものです。



nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第5話 ♯05 ネタバレ ストーリー マリウス葉 [コドモ警察]

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第5話 ♯05

横浜を拠点にさまざまな犯罪を操る組織「レッド・ビーナス」
そんな悪の組織を逮捕すべく、横浜大黒署に特殊捜査課が組織された。

エリート揃いの刑事たちは、たちまちレッド・ビーナスのしっぽを掴み
今まさに、一網打尽というところで罠にかかってしまう。

レッド・ビーナスが開発した特殊ガスを吸わされ、
あろうことか、全員子供になってしまったのだ。


♯05

渡辺稔(鏑木海智)ニックネーム:ナベさんと新人の国光信(勝地涼)は
街を歩きながら調べものをしていた。

「おい!お前!」
ナベさんが声をかけたのは、いつもかわいがっている情報屋の島崎(加治将樹)
コドモになっている事実も知っていた。

「お前、昨日蓬町で殺されたチンピラ知ってるだろ?

俺たちは横浜が平和になるようにがんばってんだぜ。
ここまで物騒だと、お前だっていつ殺されるかわかりゃしねえぞ!」
「俺は悪いことしてねぇからさ。あんなことしたら、殺されても・・」

さすが、落としのナベさん。うまくリードして糸口を掴んだ。

「チャカを密売してたってウワサ!それしか知らねぇよ。」

これだけ聞ければ十分。さっさと引き上げようとするナベさんに向かって
「今度、焼き肉でもおごってくださいよ!!」
「お前みたいな役立たずに食わせる肉はねぇよ。」
情報を教えてもらっても、冷たくあしらうナベさんだった。


ナベさんは大沼茂(鈴木福)ニックネーム:デカ長に報告。

殺された男の側にはレッド・ビーナスのカードが落ちていた。
それに、ナベさんからの報告。
レッド・ビーナスは、犯罪を犯そうとする人間に武器を供給している。

総合して考えると、
チャカの配達屋の男がレッド・ビーナスに殺されたのは、
レッド・ビーナスのチャカの在庫が切れ時だから。と考えられた。


「困るねぇ、そんなに気安くチャカを売られちゃぁ・・」
野上浩二郎(相澤侑我)ニックネーム:エナメルは相変わらずの軽口。

「なんでまた。配達屋が殺されたのかなぁ・・」
下山武雄(青木頸都)ニックネーム:イノさんはつぶやく。


理由はひとつ。「秘密を知られた。」


本庁の間聖四郎(マリウス葉)が現れた。
「今回のヤマはでかいぞ!
どうやらレッド・ビーナスが、大規模は拳銃の取引をやるようだ。」


「これはチャンスなんじゃないですか。
その取引現場に乗り込んで、一網打尽にしちゃいましょうよ!」
新人は初の大捕り物に燃えていた。

ここは早まるところではない。
特殊捜査課の全員がコドモにされたのも、チャカの取引現場だったからだ。

この取引が成功すると、大量のチャカが横浜に出回ることになる。
なんとしても取り押さえなければいけない。
まずレッド・ビーナスが、誰にチャカを売ろうとしたのか?
これを徹底的に洗い出すしかない。

「このヤマ、絶対に取るぞ!」

みんな、心を一つに捜査に向かった。


今村剛(竜跳)ニックネーム:ブルは街を駆け、
イノさんは、団子屋で情報収集。
エナメルは、カフェの女性を口説きながら、
国光は、前にナベさんと歩いた街をもう一度洗っていた。
この間、情報をくれた島崎に会った。

「この前言ってた焼き肉。これからどうよ。」
もう少し詳しい情報も聞きたいと思っていた。
国光が知る、横浜で一番おいしい焼肉屋へ行くことにした。


国光が連れて行った焼肉屋は本当においしかった。
島崎はろくな情報も持っていなかったが、ガンガン肉を食べる。

「いつもナベさんが世話になっているから、
今日は特別に俺がごちそうしたわけよ。」


しこたま飲み食いをした国光は、
家に帰らず特殊捜査課のソファで酔いつぶれていた。
早めに出勤した、エナメルと林舞子(本田望結)ニックネーム:マイコ

職場をホテル代わりに使った国光が気に入らないマイコは
寝ている国光の耳のあたりにペットボトルの水をかける。
“寝耳に水”攻撃!! 慌てて飛び起きる国光。
マイコに言われ、顔を洗いに部屋を出た。

デカ長が出勤。
今日はラジオ体操の当番なので、朝に時間が空いたから様子見に来ていた。

デカ長のデスクにある電話が鳴った。
「はい、こちら特殊捜査課。何?わかった。」

若葉町でチンピラが殺された。そこにはレッド・ビーナスのカードが・・

マイコはみんなに連絡と、洗い出し。
エナメルと新人は現場に急行の指示が出た。


全員現場に到着。人通りの多い繁華街での殺し
ナベさんの指示で、ブルとエナメルは目撃者を洗う。
新人、イノさんと共に遺体の検分。

「やつら、本当にやりたい放題ですね。ナベさん。」
鑑識官(野添義弘)がレッド・ビーナスのカードを渡す。
この殺しも、レッド・ビーナスの仕業。

遺体の前で拝んでから、遺体に被せてあったビニールシートをめくり上げる。

「島崎!!」

ナベさんが情報屋として使ってきた、先日もあったばかりの男だった。
それよりも驚いたのは国光。

「昨日、遅くまで一緒だったんですよ。一緒に焼き肉食って、酒飲んで・・
ナベさんが、いつもつれなくするから代わりに・・」



全員署に戻り、デカ長に報告。
被害者に最後に会ったのは国光。でも殺してはいない。
それは仲間全員がわかっていた。

「とんだことをしてくれたな、国光。」間が部屋に入ってきた。

本庁が国光の取り調べを行うことになった。それも、この事件の容疑者として・・
被害者の衣服は、国光の指紋がびっしりついていた。
懸命に止める仲間たち。

「しかたねぇだろうな。どうぞ、連れて行ってください。」
デカ長は間に国光の身柄をすんなりと預けた。

「デカ長!どうしてやつを見捨てたんですか!!」
ブルはデカ長の行動が理解できずに、デカ長を怒鳴りつけた。

「やつを助けたきゃ、真犯人を探し出すしかねぇな。」
デカ長の言葉を聞いて、
川島寛太(秋元黎)ニックネーム:スマートはいち早く島崎の身辺の洗い出しにかかる。

みんなは外で情報収集。残ったナベさんは少ししんみりしていた。

「ナベさん、ドンマイで行こうぜ。」デカ長がナベさんに声をかけた。



殺されたのが朝方だったので、なかなか足取りがつかめずに苦戦していた。
とりわけナベさんの本気度は高く、学校をそっちのけで捜査に当たっていた。


「あの日の明け方、山城会のチンピラと争っているのを見たやつがいます。」
ナベさんがデカ長に報告。執念で足取りを掴んできた。

しまざきは昔、山城会の配達屋をしていたことがあった。
おそらく、警察とのつながりを感じた山城会が動いたかもしれない。
明日から山城会を張ることに決めた。


学校は、おたふくかぜということで休むことにしたナベさん。
でも、この間もおたふくかぜを使って休んだ。
おたふくかぜは人生で一度しかならないもの・・一か八か。
ナベさんの顔つきは意外と信じてもらいやすいはず。


「イノさんもおたふくかぜで行ってみるか?」
デカ長はイノさんに提案したが、体育の居残りがあった。

「どうしても、二重跳びが出来ないんです・・・
体育の先生が怖いんです。出来ないと、指かんちょうされるんだ・・
今だって、私のおしりはとんでもないことに・・」

イノさんは、いろんな意味で学校を満喫!?


エナメルとブルが、イノさんの分をフォローすることにし・・
「デカ長! 明日は、家庭訪問なんです・・」

「どうだ、少しは反省したか?」
窓から光の差す応接室で、一人反省をしていた国光。
そのおかげで冷静さと落ち着きを取り戻した。

「そろそろ捜査に戻りたいか?」
「えっ? 俺の容疑、晴れたのですか?」

「最初からお前に容疑なんてかけちゃいない。
お前、今回のことを自分のせいだと思っているよな。
あの時のお前は、ここに連れて来なければ 無茶な捜査をしたに違いないからな。

デカ長が、すんなり連れて行かせた気持ちわかるな、
冷静に、しっかりと考えてホンボシを逮捕しろ。」



デカ長と松田凛子(吉瀬美智子)は屋上で会っていた。
凜子が国光の無実の証拠を集めてくれた。
そのおかげもあって、お咎めがなかった。
デカ長は、先回りをして陰で支えてくれる凜子に素直に感謝する。

ナベさんがかわいがっていた情報屋。
新人も顔見知りだったので、2人はかなりダメージを受けている。
こんなことを話せるのは、凜子だから。

でも、凜子は二人で決めた“一日一回は電話をする”ルールが
守られていないことをすねていた。

電話をいつも心待ちにしている凜子。
子供の声は聞きたくないだろうと思って、勝手に遠慮していたデカ長。

「何か声を聞いてると、目の前に大人のあなたが現れて・・・」
話す感じで大人のデカ長を思い出す。複雑な乙女心・・・

デカ長は、何も言わずにその場を立ち去った。


国光は殺害現場に戻った。そこに特殊捜査課の誰もいなかった。
隠れ家的なバーに入り、濃い目の酒を一気に飲み干した。
そこにデカ長が現れた。

「どうした、しけたツラして。」

何も言っていないデカ長の前にグラスが差し出される。
ブランデー?これはウーロン茶。

「ナベさんが情報屋に冷たいのはな、
サツとの関係を悟られちゃいかんからだ。
たまには、しょっぴくふりして取調室でステーキとか食わしてやってたんだ。
冷たくするのは、やつらを守る愛情なんだ。」

「ナベさんは責任を感じている。
どうして冷たくすることが、情報屋を守る術だってお前に教えなかったのか・・
自分を責めている。」

デカ長も若い頃、国光と同じようなことをして
情報屋が殺されてしまったことがあった。
血眼になって犯人を捜した・・・

「俺はそのホシを捕まえるために、デカ続けてんだよ。」

国光も一生背負い続ける傷を負ってしまった。
これはホシを捕まえたとしても癒えることはない。

「デカっていうのはな、
そういう痛みをたくさん抱えて生きていく運命(さだめ)なんだ。」



ホシ(鈴之助)と思われる男を追いかける。
波止場まで追いつめた。国光は合流し、拳銃を構えてホシの動きを止める。

「撃つな!レッド・ビーナスの情報を握っているかもしれん。」
ナベさんに拳銃を取り上げられた。
「チンピラ一人殺したぐらいで、何ムキになってんだよ!
兄貴がヤレって言ったからヤッたんだよ。そいつがどんな奴かも知らねえし。
金をめちゃくちゃもらえたんだよ!」

犯人は拳銃を構えた。

金のために人を殺した・・・
国光の体に怒りが湧き出してきて、犯人に向かって走り出す。
それを待っていたかのように、犯人は発砲。
国光の左腕に弾がかすった。
こんなことではひるまない。国光は犯人に体当たりをして、一方的に殴りつける。
怒りで拳が収まらない。
後ろから聞こえたナベさんの声で、ようやく殴るのを止めた。

少し隙が出来たところ「バン!!!」犯人が撃ち殺された。

殺されてしまった。また、手がかりがつかめなかった。



残務処理で波止場に来ていた、ナベさんと国光。
ナベさんは海を見つめながらたそがれていた。

「ナベさん、俺・・・」
「もういい。デカっていうのは因果な商売だよ。
人を好きになっちゃいけないんだぜ。
好きになると、なられた方が不幸になる・・・」

「しまざきも、お前にかわいがられてさぞかし幸せだったろうよ。
やつは親兄弟もなくて、天涯孤独なんだ。
人生の終わりに友達が出来てよかったっていう訳だ。」

「ナベさん、俺 刑事頑張ります。」
国光は誓いを新たに、仕事に励むことを誓った。


今回の一件で、活発に動いていた密売のルートが収まってしまった。
手がかり一つ掴むことができなかった。

ブルは、こんな空気の時こそ新人のニックネームの話で盛り上がろうと思った。
なのに当の本人が、全然乗ってこない。

デカ長が良いのを考えていた。“ベッカム”

ちょっと古い感じがして格好が悪いし、そんな髪型をしていない。

「じゃあ、“デジカム”」



今回はどの人もかっこよかったですが、
特によかったのは「マリウス葉」くんですね。
本庁の人間で、少し言い回しにトゲがある人を演じてますが、
ホントは個人のことをきちんと見ていて、気持ちを読み取る人でした。

特殊捜査課のメンバーではないので、出番が少なかったですが
今回は際立って見えました。


取調室で食べて欲しかったです。




今流行りの水!
(ちなみに、マイコが国光にかけたのは”エビアン”でした。)





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第3話 ♯03 あらすじ ネタバレ ナベさん レッド・ビーナス [コドモ警察]

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第3話 ♯03
あらすじとネタバレです。

横浜を拠点にさまざまな犯罪を操る組織「レッド・ビーナス」
そんな悪の組織を逮捕すべく、横浜大黒署に特殊捜査班が組織された。

エリート揃いの刑事たちは、たちまちレッド・ビーナスのしっぽを掴み
今まさに、一網打尽というところで罠にかかってしまう。

レッド・ビーナスが開発した特殊ガスを吸わされ、
あろうことか、全員子供になってしまったのだ。


♯03
今日は事件も起こらずに、全員部屋で待機をしていた。

「ナベさん。レッド・ビーナスってどんな組織なんですか?」

渡辺稔(鏑木海智)ニックネーム:ナベさんに質問をする国光信(勝地涼)
この特殊捜査課に新人刑事として配属されて日が浅い。
事件に奔走していたが、詳しい話を聞いたことがなかった。

「犯罪の斡旋業者のようなものだ。
犯罪を犯したい人間に、武器や方法を手ほどきしている。」

いまだにボスの正体は謎に包まれていて、わからない。
手がかりのある人間を連行して吐かせるしか方法がなかった。
ここ2件とも、捕まえたと同時に始末されてしまう・・
全容を解明するためにも、自分たちが粘り強く向き合わないと仕方がない。
でないと、いつまでも子供のまま・・・


「ナベさん、最年長ですけど小学校には馴染めましたか?」
「この前トイレで大便をしてからいじめられているよ。
どうやら小学校では大便をしてはいけないらしい。」

新人はナベさんの言葉に同意した。
自分の友達はそのせいで“うんこマン”と呼ばれていた。と楽しそうに語る。
「俺は、“うんちっち”って呼ばれてるよ。」


林舞子(本田望結)ニックネーム:マイコは、
レディの前でナベさんがこんな話ばかりすることを嗜めた。

本庁の間聖四郎(マリウス葉)がノックもせずに入室。
「デカ長、まだ始末書が届いてませんが・・・」
あいさつもなしにいきなり本題を話した。

大沼茂(鈴木福)ニックネーム:デカ長は、
ここ2件の事件でホシを確保後殺されていることの始末書。
本庁はこのことを特殊捜査課の不手際だと考えていた。

「ちゃんとホシは確保してんだろ!」
納得のいかない今村剛(竜跳)ニックネーム:ブルは間に食って掛かる。

「確保しただけでは意味がないんですよ!
レッド・ビーナスのヤマは、ホシを確保して組織のことを聞き出す。
それが出来なければ、意味がない。

次のヤマで、またホシが殺られることがあれば
レッド・ビーナスのヤマから外すことも考えなければいけません。」

「別にいいけどね。子供でいるのも楽しくなってきたし。」
適応能力抜群の野上浩二郎(相澤侑我)ニックネーム:エナメルは皮肉を口にした。


デカ長のデスクの電話が鳴る。
「特殊捜査課。うん、うん。何!!!わかった。」

港南のビルで立てこもり事件。従業員を人質に取っている。
ホシはライフルを所持していた。
“俺はレッド・ビーナスの幹部だ”と叫んでいるよう。
本当の幹部が自ら名乗りを上げるとは考えにくいので、罠かもしれない。
とにかく全員現場に向かうことにする。

幼稚園生になってしまった川島寛太(秋元黎)ニックネーム:スマートは
ホシの顔写真から前科を調べる作業を任せる。


「まだ来ねぇのか!!日本の警察はどうなってるんだ!!!」
ビルのポーチに姿を見せた立て籠もり実行犯は、
誰もいない道路に向かって叫んでいた。

「来たな!お前らが噂の子供刑事か!」

子供になっていることを知っていると言うことは、
“レッド・ビーナスの幹部”というのもあながちウソではないかもしれない。
でも、噂と言うのは下の者にも意外と早く伝わるもの。
まだ本当かどうかは見極めが必要だった。

マイコは新人にホシの写真を撮り、スマートに送るように指示を出した。


「犯人に告ぐ。いったいお前の目的は何だ!!」
ナベさんは大きな拡声器を肩から下げ、犯人に問いかけた。

「まず、ヘリを用意しろ!そして空港に飛行機だ!優秀なパイロットもな!
どこまでも行けるように、燃料もたんまり入れておけよ!
金だ!しばらく遊んで暮らせるように3億円ほどもらおうか!!」

「ガキの小遣い見たいに言うなよ!!!」熱血漢のブルはスイッチが入りやすい。
「わかった。3億円ぽっちでいいのか?」ナベさんはわざと言う。
「派手に暮らしたら、わりとすぐになくなるわよ。」マイコがかぶせる。
「じゃぁ・・・5、555・・5億!!!」
犯人は誘いに乗って値段を釣り上げた。

これだけのものを用意するのは時間がかなりかかる。
犯人に隙が出来ることが容易に想像できた。

「人質には危害を加えないと約束してくれ。」人質は女性2名。

交渉人としてナベさんが正面に残り、
ブル、エナメル、イノさんは侵入ルートを探りに行く。
マイコは立て籠もりビルの関係者を署に呼ぶ手配。
新人は長期戦に備えての買いだしに出た。



「ホシは まえじまよしお(津村知与支)無職。窃盗の前科が3回あります。
どれもこれもケチな盗みです。」署ではスマートがホシの報告。
ケチな盗みしかできず、すぐに捕まってしまうということは
幹部ではないようだ。

社員の照会を頼んで、確認できなかった女子社員は
わかばやしみか(井上佳子)、加藤ゆり子(外岡えりか)
この2名だけ連絡が取れなかった。
人質になっているのはこの2名でほぼ確定。


イノさんがビルの詳細図とビル周辺を確認したところ、
入口は正面と裏口からのみで、屋上からの侵入は無理。

「少し時間が必要だな。今日は親も心配するだろうし、帰るぞ。」

デカ長は、子供のみんなには帰宅の指示を出した。
「夜は新人に任せるが、明日誰か現場につけないか?」


マイコは、「一時間目が国語のテストだから難しいですね。」
イノさんは、「球技大会のサッカーの練習が昼休みに。キーパーなんです。」
ブルは、「クラスの女の子から話があると言われてて・・
本当は現場に行きたいんですが、騒ぐとうるさい女で・・」

「私に行かせてください!デカ長!」スマートが志願するが却下されてしまった。



「犯人よ!近所迷惑だから近くに行ってしゃべってもいいか?」
「近所迷惑なんて関係ねぇんだよ!」
「いいか、よく聞いてくれ。俺たちは眠いから帰る。
体が子供なもんでな、眠いんだ。
明日みんな学校があるから、学校終わりでまた来る。」
「なにぃ!!ふざけんな! のんびり構えてんじゃねえよ!」

飛行機とパイロットを用意するのには2~3日はかかる。
「もう少し、立て籠もっていてくれ。」


「食事はあるのか?お前がいらなくても人質のレディたちはお腹がぺこぺこだろ。」
エナメルの問いかけが腹立たしく感じられ、犯人は拒否する。

「新人を置いていくから、気が向いたら声をかけてくれ。」
「てめぇ、明日は何時間目まで授業あるんだよ!」
「明日は6時間目までだ。」
「寄り道しねえで帰ってこいよ!てめえら!!!」
ナベさんとエナメルは本当に家に帰っていった。

新人はこれ見よがしにカップ麺をすすりだした。



スマートは武藤家で、千種(上地春奈)と弘康(本多力)と共に
立てこもり事件をTVで見ていた。
自分たちが扱っている事件だが、スマートは基本内勤。
幼稚園生なのでしかたがなかった。

そのことを千種はからかい、お風呂を一緒に入ろうと誘う。
スマートは基本39歳。一緒に風呂には入りたくなかった。



放課後、デカ長以外のメンツが揃う。
「いいかげん人質の声を聞かせてくれ。
人質の無事を確認しないと我々も動けん。」
ナベさんにこう言われても人質を見せるつもりはなかった。

「いつまでたっても、金も飛行機も手に入らねえぜ!」エナメルの言葉に反応する。


「良いことを思いついた。お前らの中から人質をよこせ。
そしたら人質をみせてやる!」

この言葉に血走ったブルが志願した。だが、いざと言う局面で冷静さが欠ける。
エナメルも志願するが、
ここは慎重に考えないといけない局面だった。
ごちゃごちゃともめる警官に愛想を尽かし、人質を見せてくれることになった。

ぽっちゃり体型の親しみやすい顔の女性が顔を出した。
エナメルは、すかさずブルに人質になりに行くように肩を叩く。
ブルは容姿のことは気にしていなかった。正義感で行くと決めた。

もう一人、美人系の女性も顔を出した。
ブルを押しのけて、新人が志願をする。
それを押しのけてスマートが志願をする。
犯人をおいてけぼりにし、下では志願者同士がもめていた。

「おい!なにもめてんだよ!そこにいるジーパン!お前が来い!!」

指名を受けたブルが人質となることになった。



犯人は、いざとなったら警察は犯人を見捨てると思い、ブルを巻き込んだ。
仲間を側に置けば、手を出しにくいと思ったのだろう。
子供を選んだのは、抵抗されても大人の力でなんとかできると判断してのこと。
意外といろいろ考えられていたようだ。

本庁は要求されたものを全て揃え、動き出したところを処理するつもりにしていた。
それではパイロットまで巻き込んでしまう可能性がある。
それは何とか阻止したいとデカ長は考えたが、
それがいやなら突入しか道は残されていなかった。

明日中は待つが、それ以降は本庁のほうで対処をする。
残された時間はわずかだった。



新人と二人でビルに貼りついていたナベさん。
放課後直接こちらに来たので、ランドセルを背負ったままだった。
焦ることを止め、宿題ドリルを取り出した。


ビルの中では、3人椅子に座ったまま縛られていた。
ブルは二人を安心させようと話しかける。が、
その声で眠っていた犯人が目を覚ましてしまった。

「もう待ってられねえからよ、明日から一日ごとに一人殺していくからな。」



デカ長と松田凛子(吉瀬美智子)は屋上で会っていた。

立て籠もり事件は何年刑事をしても難しいと思い、悩んでいた。
人前では弱みを見せないデカ長も、凜子の前では少し素直になっていた。

凜子は田舎の両親から見合いをするように言われていることを
デカ長にワザと話をした。
凜子は仕事に生きがいを感じている女性だとデカ長は見抜いていた。

「仕事が好きな女は、放っておいていいと思ってんでしょ!」
「子供にはわかんないな。」
「都合のいい時だけ子供を利用しないでよ!」

凜子の言葉にデカ長は妙案がひらめいた。
これで立て籠もり事件の突破口が開けるはず。


さっそくスマートにビル内部の設計図を手に入れるように指示を出す。

「子供なのも悪くねえぜ。」


犯人は一人だけカップ麺を食べていた。食事中なので隙がある。
ブルはその間に縛られていたロープをほどき、機会をうかがっていた。
スープを飲み干すときにカップが目線を奪う。
その隙を突いてブルが攻撃を仕掛けた。
油断していた犯人は数発殴られたが、すぐにブルに向かってライフルを構えた。


「殺すなら、俺から殺せ!」
「そうはいかないよ。人質が死ぬのを見るのが刑事として一番つらいもんなぁ。」
ブル越しに女性を狙って、今にも撃ちそう。

犯人の背後からブーメランが飛んできて、撃とうとしたライフルを直撃!
突然の横からの攻撃に、犯人は倒れこんでしまった。
部屋の上部にある排気ダクトの口からスマートが下りてくる。
犯人は慌ててライフルを手に取ろうとするが、ナベさんが威嚇発砲。
すぐに両手を挙げて降参した。

ナベさんは今日の手柄をブルに譲り、手錠を渡す。
ブルが手錠をかけようとしたとき

「バン!!!」「ドサッ・・・」
手錠をかける前に、レッド・ビーナスに口封じされてしまった。


美人の人質をどうしても助けに行きたい新人は、
一生懸命ダクトの中に入ろうと努力していた。
最初から入るつもりのないイノさんは、そんな新人に事件解決を知らせる。


「まさかダクトを通って来るとは思ってねえよな。」
ブラインドを指で少しだけ開き、デカ長はつぶやいた。


今回はお咎めがなく、引き続きレッド・ビーナスの捜査は
特殊捜査課に任せてもらえることになった。

「デカ長。何度もすみませんが、ニックネームをつけてください。」
「そうだったなぁ・・・“ダクトにハマって尻隠さず”だ!」

「頑張れよ!ダクトにハマって尻隠さず!」ナベさんが噛まずに言うと

「長い!それに恰好が悪い!!ダクトにハマってし・・・」
自分のニックネームなのに、本人が噛んでしまった。


スマートも当たり前のように噛まずに言う。
ス、スマートまで・・・




新人(国光)との掛け合いでコドモあるあるを話しますが、
かなりテンポがよくなって”にやり度”が高くなってきました。
本当に大人が子供になってしまったようです。


みんなスーツ姿が恰好良いんです。


スマートが美味しそうにカップ麺を食べてました。
見ている時間が時間だけに、うらやましさUPです。
買い置きは切らさずに置いておかないと・・・


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第2話 ♯02 あらすじ ネタバレ 本田望結 [コドモ警察]

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第2話 ♯02

横浜を拠点にさまざまな犯罪を操る組織「レッド・ビーナス」
そんな悪の組織を逮捕すべく、横浜大黒署に特殊捜査班が組織された。

エリート揃いの刑事たちは、たちまちレッド・ビーナスのしっぽを掴み
今まさに、一網打尽というところで罠にかかってしまう。

レッド・ビーナスが開発した特殊ガスを吸わされ、
あろうことか、全員子供になってしまったのだ。



♯2
「どうよマイコ。小学校うまくいってる?」
林舞子(本田望結)ニックネーム:マイコに話しかける
野上浩二郎(相澤侑我)ニックネーム:エナメル。

本当ならば30歳のマイコ。
小学生の友達と会話をするために、アイドルの顔と名前を必死に覚えている。
エナメルは精神年齢が低いから、
小学生になじむことはたやすいことだと揶揄する。

「おいエナメル!
“最近学校でモンハンやってる?”と聞かれるが、あれはなんだ?」

渡辺稔(鏑木海智ニックネーム:ナベさん。本来ならば59歳。
モンハンなんて省略された言葉のことなど理解できなかった。

子供になる前からエナメルはモンハンをやっていたエナメル。
大人でも知っているポピュラーなことだと思っていた。

「それ、モンゴルのチャーハンのことですよ。」
食いしん坊の下山武雄(青木頸都)ニックネーム:イノさん。
どの言葉も、頭の中で食べ物のことに変換される。


「3DSでやるモンスターハンター。略してモンハン。
モンスターをガンガン斬り倒したり、生け捕りにしたりする感じですね。」

ナベさんはそんなことの何が面白いのかも理解できなかった。
頭の中だけでは理解しにくい世界感だから、仕方がないことかもしれない。


「っか、てめえ!捜査課にDSとか持ってきてんじゃねえよ!!」
今村剛(竜跳)ニックネーム:ブルはチャラいエナメルのことが腹立たしい。

ブルとエナメルが口げんかをしているところに
大沼茂(鈴木福)ニックネーム:デカ長が出勤してきた。

「みんな聞いてくれ。もう一度本庁に掛け合ってみたが
やはり学校は通ってほしいということだ。」

「しかし、私は・・・」
川島寛太(秋元黎)ニックネーム:スマートは、幼稚園に通うほどの子供。
元は39歳の自分には耐えられないことだった。
なんとか免除してほしいとデカ長に掛け合う。

「たしかに幼稚園は義務教育ではないが、
子育てのあるべき模範の姿のひとつとして“通え”ということだ。」

新人の国光信(勝地涼)の姿がなかった。今日は非番。
普段は学校に通う。その分を新人が働いていた。
土日ぐらいは自分たちが働いて、新人を休ませなければいけない。


デカ長のデスクにある電話が鳴った。
「特殊捜査課。なに!!!わかった。」

日ノ出町の公園で爆破。
公園の入り口にレッド・ビーナスのカードが置かれていた。
すぐに現場に向かう。

「爆弾犯は、たいてい爆発を近くで見届ける。
ブルとエナメルは周辺をさぐってくれ。」
現場に着いたと同時に、ナベさんはブルとエナメルに指示をする。
イノさんと自分とで爆発が起きたゴミ箱周辺を探る。


「被害者はゼロでした。爆弾までやるようになったんですね。
この感じだと、前回と、前々回の時と同じタイプ。」
鑑識官(野添義弘)より説明を聞いた。

「レッド・ビーナスは、犯罪ならば何だってやるさ。」
「なんでまたゴミ箱なんぞに・・・」


ブルは足で稼ぐタイプ。路地をひたすら走る。
ナベさんはケータイで指示を出しながら、自分の調べを続ける。
イノさんの聞き込みはやっぱり中華街近辺で、今日はクレープを食べる。

エナメルは細い路地のゴミ置き場に逃げ込む怪しい男を追いつめた。
一発パンチをお見舞いすると、飲食店のゴミ箱を倒して倒れ込んだ。

「おれ、こういうのマジ苦手だからこっちに来て!」
ゴミとか匂いに耐えられないエナメルは、
追いつめた男にゴミから離れるように指示を出す。
男は呼びかけに応じてゴミ箱から離れた。そこをすかさずキック&パンチ!!



呼び出しを受けた新人。慌てて入ってきたが
「てめえ!何してたんだ!!!」
熱血漢のブルにとって、新人なのに来るのが遅いと怒った。

「CAさんと、合コンしてました。」得意げにニヤつく新人。
「何!!!!」一番に怒ったのはデカ長。

聞き込みで分かったのは、
誰かがゴミ箱に運んだ事実はなく、爆弾は最初からゴミ箱に入っていた。
最初から人を巻き込むつもりがなかったのか?
デモではないかとも考えられた。

もっと大きな爆発を予告するためのデモンストレーション。


考えがまとまらないところに本庁の間聖四郎(マリウス葉)が捜査課に現れた。
あからさまに嫌な顔をするみんな。だが、こんなことでは動じない。

「爆弾はたくさんの命を一瞬にして奪う。ここは、本庁の指示に従ってもらう。」
一方的に指揮権を本庁に取られた。

デカ長のデスクの電話が鳴った。
「はい。こちら特殊捜査課。」
「見てもらえました?爆発?」

爆弾犯からの接触。デカ長はスマートに手で合図を送り、逆探知を指示する。

「今回は巻き添えを作らなかったけど、次はどうかなぁ・・・
一人二人は死ぬかもね。
これは世のため人のため。みんなの平和のためにやっていることさ。」

「平和のために使う爆弾などありえん!」

「っか、お前も声変えてる?なんか子供みたいだな??
明日から横浜中の公園を爆発しますので、頑張って探してみてください。
明日は日曜だから、たくさん子供が来るよ。」
「待て!待つんだ!!!」

電話は切れた。逆探知は失敗・・・
爆弾犯は警察の回線をハッキングしていた。


レッド・ビーナスなら、全員子供の姿をしていることを知っているはず・・
爆弾犯は、なぜこの事実を知らないのか?
知らないのにレッド・ビーナスのカードが使われたのか?

謎解きは後にして、県警と連携して公園という公園を張ることにする。

「しかし、デカ長。眠いです。」スマートが本音を堂々と語る。
マイコも眠かった。捜査する気は満々なのに、体が言うことを聞かない・・

「悔しいが体は子供なのか・・かくいう俺も眠くて仕方がない。」
デカ長も眠気には勝てずにいた。
「私は大丈夫ですよ。多分イノさんも。」
ナベさんは大人年齢が高いから大丈夫だと話すが、
イノさんはソファですでに眠っていた。

ここは新人に任せるしかない。
自分たちは明日の朝からの合流とする。



スマートは武藤家に帰り、食事を食べていた。
ただひたすらに、もくもくと食べるスマートに千種(上地春奈)がプチ切れた。
食事の時は話しをしたり、おいしいと言ったりするもの・・

「おいしいです。」
スマートはとりあえずの付け足しで言った。
言わされた感が満載で、千種は気に入らない。
「おいしいっていうのは笑顔で言うもの。それじゃあテンションが上がらない。」

千種お得意のムチャブリで、弘康(本多力)が美味しい時の顔を披露する。
ていうか、一口食べて歌舞伎の見得を切った。
スマートは笑わない。弘康も千種に同じことをさせた。

美味しい顔を披露。
IKKOのモノマネで、人差し指を立てて美味しさを表現するが
空気はさらに冷えた。



次の日の朝、公園を隈なく捜査。かなりの数の親子が公園に遊びに来ていた。
ナベさん、イノさん、ブルはこの公園の待機場所から移動すると決めた。
新人は本庁からの指示で出ていた“爆弾を仕掛けるのを待ち伏せてパクれ。”
この指示だと場所の移動はできないと思った。

「バカ野郎!仕掛けるのを待つんじゃない!
“仕掛けさせない。”これが大切だろ!!!」

ナベさんの言うことは熟練の刑事の言葉、そのものだった。
手分けして爆弾を探す。
新人がゴミ箱の中にある段ボール箱を見つけた。

怪しい。怪しすぎる・・・・

3人を呼び寄せて状況を確認してもらう。
新人はナベさんから箱を取り出すように言われるが、
動かしたら爆発するタイプかもしれないと思い、触れなかった。

「大丈夫だ。この形状でそれはない。」
ナベさんはこう言うが、やっぱりできない・・・

このうっとおしい女々しさにカチンときたブル。
率先して段ボール箱を取り出した。

この箱はカラだった。中にはレッド・ビーナスがいつも置くカードが一枚。
これはダミーの方・・
次の公園に向かって走り出した。

イノさんが、途中にあるブランコで もがきだした。
「い・・いかん・・・体が勝手に遊びたがっている!!」
ブランコに吸い寄せられるように座り、前後に動かし始めた。

「何してんですか、イノさん・・・」新人の呼びかけに
「自分の意思じゃないんだ。なぜか遊びたくなってしまうんだ。」
ブランコを止められない・・

「一刻を争うんですよ!すでに本物の爆弾が別の公園に・・・」
話しの途中でブルもブランコに引き寄せられた。

次の公園にはやく行きたい。でも、体が言う事をきかない。

新人は二人を説得するためにナベさんを探す。
ナベさんはターザンロープにぶら下がって遊んでいた・・・


マイコは単独で別の公園を捜索していた。
「なぜかしら?公園を回っていると、気持ちがモヤモヤしてくる・・・」
マイコは子供の本能を、理性でなんとか閉じ込めていた。

ベンチの下に隠すように置かれた段ボール箱を見つけた。
箱を開けると中に爆弾が!!!
と同時に、マイコは口元を押さえつけられた。
クロロホルムを嗅がされて気絶。


デカ長は署で捜査報告を聞く。
今のところ爆弾は見つからず、爆発もなかった。

なかなか戻らないマイコを探すためにケータイのGPS機能を拾おうとしたが
電源を切られていた。
デカ長のデスクにある電話が鳴った。ここに掛けてくるのは犯人しかいない。
スマートに逆探知を頼む。

「あ、犯人ですけど。爆弾なんか仕掛けてないのに、
頑張って探してくれたみたいだね。」

からかったわけではないけれど、仕掛けるのが面倒くさくなってしまった。
なので、今回は何もしかけなかった。

「で、明日は仕掛けてくれるのかな?」デカ長はさりげなく問いかけてみる。
「そうだね。仕掛けるけど、撤去するとかやめてくれます??」
「それはどうかなぁ・・」甘えた風で返す。


「やめてくれなきゃ、おたくの女刑事殺しますよ。」
「なにぃ!!!!!」

助けを求めるようにうながされたマイコ。
「デカ長すみません。私としたことが・・・」本物のマイコの声だった。

「殺されたくなきゃ、爆弾はそのままね。このまま爆弾ショーを楽しんでね。
明日は遊園地に仕掛けるよ。」

一方的に電話が切られた。逆探知は失敗・・・


絶好のタイミングで本庁の間がやってくる。
本庁は刑事一人と遊園地に来るたくさんの人の命を天秤にかけて
マイコを見捨てることに決定した。

仲間の命が見捨てられたことにエナメルは激怒し、
間に食って掛かるが、新人が抱きかかえて止めに入り殴ることもできない。

「俺たちは一人も死なせねぇ。それだけだ。」
皆は運命共同体。デカ長は本庁の意向は無視して独自で動くと決めた。

薄暗い倉庫の中で、パイプ椅子に縛り付けられているマイコ。
目の前では犯人が  明日使用する爆弾の最終調整をしていた。

「せっかく仕掛けたのに、見つけちゃった罰だからね。」
マイコは縛られた状態でも犯人を説得していた。

「あんた、何でこんなことしてんの?」
「子供が嫌いなだけ。」

マイコは左手薬指に指輪があることを確認する。


「嫁に逃げられて、子供を連れて行かれた。ってとこ?」
図星を突かれた犯人 
「みんな死ねばいい。母親と子供セットで。」
奥さんに逃げられたことで、こんな大きなことを計画していた。


「グゥ・・・」マイコのお腹が鳴った。
犯人は一緒にピザを食べるように勧めてくれた。


“よこはま遊園”に全員到着。
「いいか、今日は戦いだ。
たぶん歩いているうちに、つい遊びたくなってしまうはずだ。
いろんな乗り物に乗りたくなってしまう。しかし耐えるんだ!!」
ナベさんがみんなに注意を促す。

「乗り物に乗りたくなったら、マイコの顔を思い出せ。」
本気顔でイノさんも話す。

「遊ぶなよ!みんな。」



署の屋上で、デカ長と松田凜子(吉瀬美智子)が会っていた。
鑑識課で解析した結果、電話の音の中にわずかに踏切の音が入っていた。

「それともう一つ。」二人の仲の駆け引きに使う凜子。
「このヤマが終わったら、私の家に来るって約束して。」
デカ長は、こんなことをしないと約束なんかしてくれない人・・・

「忘れてるでしょ?来週。二人の出会った記念日。」
「もう一月も前に、レストラン予約しておいたよ。」

記念日のことを覚えていてくれたことが嬉しくて、
でも、素直に喜べなくて・・


「汽笛の音も入ってた。」

踏切と汽笛の両方が聞こえる場所はそんなにない。
何かを思いついたようにデカ長は歩き出した。



「観覧車はダメだって言ったじゃないですか!!!」
イノさんとブルは観覧車でまったりしていた。
観覧車は一度入るとかなりの時間拘束される。
でも体が勝手に景色を楽しんでしまう・・

ナベさんとエナメルも、つい乗り物に乗ってしまった。
気持ちと裏腹に、体が遊びたがってしかたがない。



デカ長は単身、マイコが捕えられている倉庫に入り込んだ。
犯人は出かけていて、マイコ一人。トラップが仕掛けられている風でもなかった。

「ご苦労だったな。」
マイコにねぎらいの言葉をかけ、縛られていた縄をほどく。

「スマートか?マイコを確保した。好き放題調べて回ってくれ。」
デカ長は先に連絡を入れた。


新人はジャックスパローの変装をして園内を捜査している。
黒い皮の手袋をした男が、物陰に段ボールを置いているのを見つけた。
この男のあとを尾行するが、すぐにバレた。
男はあわてて走り出した。
新人は、追いかける前に全員の無線に怪しい段ボールの位置を話す。

イノさんとブルはまだ観覧車の中にいた。連絡が入っても急行できない。
すぐに行けないことをイノさんは悔しがるが、
「5周も回る必要、なかったんですよ!!!」
ブルはイノさんを叱責する。でも、自分も一緒に乗ってるぞ!!

一番に駆けつけたのはナベさん。エナメルとスマートも合流した。
箱を取出し、中を開けるとやっぱり爆弾だった。しかも残り1:09:2
残り1分ほどではひと気のない所に運ぶこともできなかった。

爆弾と時計が繋がるコードを断ち切るしかない。
ナベさんは懐からはさみを取出し、コードを切ろうとした。

赤と青。2本のうちどちらが正解なのだろうか・・・・
7、6、5、・・・・どちらの色にするかを決めきれていないのにタイムリミットが迫る。

「大丈夫か?」
ようやく駆けつけたイノさんは、ナベさんの肩を叩く。
その弾みで緊張していた手に力が加わり、コードを切断してしまった。
それも2本とも・・・


タイマー表示は消え、爆弾はリセットされたようだ。

「両方切っていいタイプって、あるんですね。」
スマートは、止まった爆弾を見ながらつぶやいた。

新人は犯人を捕らえることに成功。手錠をかけて連行しようとした。
犯人は口を押えて苦しみだし、そのまま絶命・・
毒が盛られていたようだった。



署に戻り、デカ長に報告を入れる。
「お手柄だったな。新人。」
デカ長は、今回活躍した新人にねぎらいの言葉をかける。


「しかし、マイコがさらわれたって電話の時のエナメルの慌てようはなかったな。」
イノさんはエナメルをからかうように話す。

「ひょっとして、私のこと好きなの?」マイコは直球を投げた。
慌てて否定するエナメル。
何事もなく事件を解決できたから言える、のんきな会話だ。

「お手柄ってことで、俺にもニックネームお願いできませんでしょうか?」
新人はデカ長におねだりしてみた。


「よし、お前のニックネームは・・・“お手柄”だ。」
「嫌です。怒られているときも褒められているような感じの複雑なのは嫌ですよ!!」

「お手柄!!」




特殊捜査課の全員に家庭が用意されていますが、
愉快な家庭はスマートの家だけかしら?
他人の子供を預かるのだけでも気を使いそうなのに、
一緒に楽しんでくれる(かなり寒いですが・・)
他の家も見てみたくなりますね。

こんな爆弾ならば大歓迎です!



突然鳴ると、びっくり倍層!!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第1話 ♯01 ネタバレ あらすじ 鈴木福 マリウス葉 [コドモ警察]

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第1話 ♯01

横浜を拠点にさまざまな犯罪を操る組織「レッド・ビーナス」
そんな悪の組織を逮捕すべく、横浜大黒署に特殊捜査班が組織された。

エリート揃いの刑事たちは、たちまちレッド・ビーナスのしっぽを掴み
今まさに、一網打尽というところで罠にかかってしまう。

レッド・ビーナスが開発した特殊ガスを吸わされ、
あろうことか、全員子供になってしまったのだ。



大沼茂(鈴木福)ニックネーム:デカ長は、
デスク後ろのブラインドを指で少しだけ開け、外を覗く。
「こんな気分で太陽を見るとはな・・・外に出たくて、うずうずするぜ。」

特殊ガスで子供になったために、本庁からのお達しを待つ日が続いていた。


「もう何日こんなことさせられてるんですか!
俺たちはレッド・ビーナスを追いつめた。
早く動かないとトンズラされてしまいますよ。」
今村剛(竜跳)ニックネーム:ブルが、デカ長に文句を言う。

「逸る気持ちはわかるがな、まあ待つしかないんだ。」
渡辺稔(鏑木海智)ニックネーム:ナベさんが、ブルをなだめる。

しかし、待ったところで捜査の権利は自分たちの元に戻ってくるとは思えない。

「なにせ、子供なんですから。」
野上浩二郎(相澤侑我)ニックネーム:エナメルは自分の姿を茶化すように話す。

「エナメル!何だその言い草は!!
俺たちは、あくまでも大人の刑事だ!!体だけが子供になっているだけだ!」
下山武雄(青木頸都)ニックネーム:イノさんがエナメルを叱り飛ばす。

「おもしろいわね。小さくなっても性格は変わらない。」
みんなのやり取りを面白がっている林舞子(本田望結)ニックネーム:マイコ。
マイコはいつもと変わらず落ち着いてコーヒーを飲んでいた。
いや、コーヒーではなくコーヒー牛乳だ。

「見事にコーヒーは苦くて飲めなくなっちゃった。」
さもそれが当たり前のことのように落ち着いて話す。


「もう解散しましょうよ!今日も。
本庁だって、こんなことは前代未聞で動きようがないんですよ。もう帰るよ。」
エナメルはそう言い終えると帰り支度を始めた。


「ちょっと待て、エナメル。」
エナメルの動きを止める川島寛太(秋元黎)ニックネーム:スマート。

スマートは噂話を小耳にはさんだので、急いで戻ってきた。
本庁の決定事項を伝えに人がもうすぐこの部屋に来る。
それを伝えるのは、本庁キャリアの間聖四郎(マリウス葉)
間は、この部屋のみんなからの嫌われ者だった。

間が部屋に入ってくる。


「あんたさぁ、一緒にガスを吸ってあんたも子供になっているのに
なんであんただけ本庁に堂々と行けるの?ねえ?」
ブルが納得いかずに怒りをぶつけた。


それは一目瞭然のことだった。
間はみんなと違ってガスをそれほど吸わなかったので、
小学生まで小さくはなっていない・・・


「結論から言おう。
レッド・ビーナスの捜査は引き続き、君たち特殊捜査課に委ねることになった。」

レッド・ビーナスに関しては、特殊捜査課がスペシャリスト。
他の誰も変わりは務まらない。
それに、レッド・ビーナスを逮捕しない限り大人に戻るすべがない。
なので必死に職務を果たそうとする。と考えてのことだった。


「相変わらずの本庁の物言いだな。
本当は臭いものにはふたをしたかっただけじゃないのか?」
ナベさんが間から本音を探ろうとしていた。

「しかし本庁さんよ、こんな体で戦えるもんかねぇ?」
エナメルは尋ねる。

多少体力が劣る程度で、頭の中は変わっていない。
「ということで、みなさんには明日から小学校に通ってもらいたい。」


間の言っている意味がわからない。自分たちは刑事。それも大人の・・・
「見た目は子供に違いない。義務教育は受けてもらわないといけない。」

警察は国家機関。国の模範とならなければいけない。
義務教育を受けていない小学生がいるのは、すこぶるまずいことだった。
状況に溶け込んで、違和感のないようにしなければいけない。
他の生徒たちは、自分と同じ同学年として見ている。

もうすぐ50歳を迎えるイノさんは難色を示した。


さらに特殊なルートを使って「家庭」も用意されていた。
小学生が一人で住んだり、夜道を歩いては目立つだけだからだ。
「家庭」を提供してくれて、親となる人たちは、
子供の姿をした、大人の刑事であることを了承済み。
国が動いて探した「家庭」なので、秘密がばれることはない。


小学校に通いながら捜査をする。そんなことが果たしてできるのかどうか・・・
不安な面持ちで考えているデカ長。


「おい!国光!!」間は国光信(勝地涼)を呼び寄せた。
国光は新人刑事だがこの課の唯一の大人。こき使うにはちょうどいい。

「国光信です。23歳です。レッド・ビーナス逮捕に全力を尽くしたいと思います。」
気合の入った敬礼をするが、口元が歪んでいた。

「てめえ、何ニヤニヤしてんだ!!」イノさんが切れる。

聞いてはいたが、本当に子どもだらけなのでおかしくて仕方がない。
国光は笑いをこらえるが、口元だけは歪んでしまう。


「バーロー!こっちは3日前までは49のベテランだったんだよ!
なめんなよ!このガキがよ!!!」
イノさんはこの状況に怒りを爆発させる。

「下山武雄、通称イノさんといえば、泣く子も黙る鬼刑事ですからね。」
「ちっ、自分が泣く子になっちまうとはよぉ」
国光は、堪えていた笑いが止められなくなってしまった。

笑い過ぎなのをナベさんにたしなめられる。



デカ長のデスクの電話が鳴った。

「はい、こちら特殊捜査課。何!!!!わかった。」
本牧で殺しがあった。
そこにはまた、レッド・ビーナスのカードが置かれていたらしい。

「ブル、ナベさん、新人は現場へ。エナメル、イノさんは周辺の聞き込み。
スマートとマイコは現場を洗ってくれ。」
デカ長の指示が出た。各々の持ち場へ急いだ。



ブルとナベさんは着いた現場の中に入れてもらうのに、
「何々?なにがあったの??楽しそう、入れて入れて!!」
ワザと子供らしく振舞って、何もわからないふりをして入った。

「何で子供の振りなんてしなきゃいけないんですか!」ブルがナベさんに尋ねる。
「野次馬が納得せんだろう。俺たちが刑事だなんて。」ナベさんは答える。

「レッド・ビーナスは、俺たちが子供になったことを知ってるんですよ!!
だったら・・・・」
「あくまでも、世間の目だ。」

遺体の見聞をしていたら、
顔なじみの鑑識官(野添義弘)がナベさんの子供っぷりに驚く。
「死亡推定時刻はおよそ5時間前ってところです。
後ろから“ドン”ですわ。毎度おなじみのコレ・・」

ナベさんにカードを渡す。
ボッティチェリのヴィーナスの誕生に描かれているヴィーナスの上半身が左側に、
Red Venusと右側に書かれた黒地に赤文字で統一されたカード。

被害者とやつらとは、どんな接点があったのだろうか・・・
「やつらは組織の秘密を知った人間しか殺さん。」
新人にもわかるようにナベさんが説明してくれた。


遺体の足元には泥で足跡が多数ついている。
昨日は土砂降りだったからか?わざと靴跡を付ける必要があったのか?
多数の足跡の中に、楕円形の型がついているのをナベさんは見つけた。


ブルはひた走る。
イノさんは魚屋さんで、エナメルは女子高生に聞き込みをし、
ナベさんはホームレスにお札をちらつかせて話を聞く。


ブルは怪しいチンピラを見つけた。追いかけるが、到底追いつかない。
新人と挟みうちにし、捕獲を試みるが 新人だけに役には立たない。
ブルはチンピラを転がして殴りつける。
子供になっても強さの変わりがなかった。


「出て行った足跡がない!?」デカ長は報告を受けてトリックを面白がった。

被害者のみやもとゆうじは、コスモ金融というサラ金に多額の借金があった。
コスモ金融はレッド・ビーナスとは無関係の場所。
被害者の所に取り立て屋が来ていた形跡はない。

他の報告は、ダンス教室に熱心に通っていたこと。
月謝は月に1万円ぐらいで、サラ金でお金を借りてまで払う金額ではなかった。

「よし、明日から現場付近とコスモ金融を張り込みだ。
イノさんとブルは、コスモの前を張ってくれ。」


「すみません、デカ長。明日は先生に居残りだと言われているのです。
昨日テストで落第点を取ってしまって・・・」
「今の算数は難しいんです!!」
イノさんは申し訳なさそうにデカ長に報告する。


「実は俺も・・・・」ブルもデカ長に学校のことを報告する。
「放課後は劇の会の練習なんです。演目は“ロミオとジュリエット”なんです。
休ませてもらうのは無理です。俺・・・ロミオなんです。」

「何でそんな大きい役を引き受けたんだ!!!!」
「推薦されたんです!」

「嘘をつくな。」イノさんにウソは通じなかった。
「どうせなら、ロミオやりたいじゃないですか!!!!」

「わかる。わかるがな、捜査中のロミオはいかん。」


学校に通いながらの捜査は難問だらけ・・・
「ナベさんとエナメルで手分けして、コスモと現場を手分けして張ってくれ。」
新人はみんなが学校に行っている間、ひたすら張り込みをすることになった。


「ちなみに、なぜスマートさんは内勤なんですか?」
新人がスマートだけ何もしていないので聞いてきた。

「スマートは、一番多くガスを吸っちまって・・・
幼稚園の年少さんになってしまった。」

「毎日、お絵かきとお遊戯さ・・」
少しさみしそうにスマートが答える。
「そりゃ、外で一人歩きはしんどいっすね。」
新人はまた口をゆがめる。


スマートは指定された家に帰る。そこは武藤夫婦の家。
主人の弘康が出迎えてくれる。

「おい、お前!こんな時間まで何やってたんだ!」
ケンカ腰で話すのは、妻の千種(上地春奈)

「刑事か何かは知らないが、
子供として預かったからには子ども扱いするからな!」
「それは困ります。体は子供でも中身は39歳ベテラン刑事なんです。」

「ベテラン刑事でも、夜中に一人で歩いて、突然襲われたらどうするんだい!」
そう言いながら、強引に千種がスマートの腕を引っ張る。
「止めてあげなさい。疲れてるんだから。」
弘康は腕をはらい、羽交い絞めにして千種を止める。

ちょっとカチンときた千種。
「お疲れですか?わかりました。
お食事にします?お風呂にします?それとも・・・・寝る??」
スマートにスカされた千種は、弘康に突っ込みを入れてごまかそうとする。

「大人なのでわかりますよ。」
内容はわかっても、乗りも突っ込みもせずに放置していた。
何の反応もしないスマートのことが気に入らない。
懸命に笑わせようといろんなことを話してくるが、完全スルーで部屋に戻る。


次の日、新人はコスモ金融を張っていた。そこにナベさんが合流。
学校は腹痛だと言って、給食前に早引けをしてきていた。

「今日、給食何でした?」なんか献立が気になる新人。
「カレーシチューとソフト麺だ。」

新人はソフト麺が好きだった。でも、ナベさんの時代は給食はなかった。
変なジェネレーションギャップに、2人の間におかしな空気が漂う。


本当なら、ナベさんは来年定年だったはず・・・
「子供になった気分は、どうですか?」
「どうもこうもなぁ・・急にあと50年やれることになっちまったからなぁ・・・」
合計90年近く刑事をやるのは凄い事。だが、
事件を解決させて、早くジジイに戻りたいと思っていた。


コスモ金融からチンピラ風の男(矢崎広)が出てきた。
こいつは札付きの取り立て屋。後を付けてみることにした。
男はふらふらと歩きながら、犯行現場のマンション方面に向かって歩く。

男は現場マンションに着いた。
新人は、男が持っている拳銃を取り上げて、事件の全容を吐かせようと勇んでいた。
ナベさんは新人を制止するが、新人は走り出してしまった。


男の所に着いたと同時にパンチを一発お見舞いする。
不意を突かれた男は、新人を殴り返す。
この変なケンカを、道向こうの電柱の影から様子を見ているショートヘアの女性・・



収穫もなく、失態をさらした新人にデカ長はキックをお見舞いする。
「おい新人。ホシをあげたい気持ちはわかるがな、
そういう時ほど冷静になれ。それがデカってもんだ。
もう少し、大人になれ。いいな。」
新人を鍛えるための鉄拳制裁。新人もそのことはよくわかっていた。


「偶然にもしょっ引けたが、
レッド・ビーナスにこちらの動きを読まれるところだったぞ!」
新人を怒るナベさん。

「罰として、俺にワインを好きなだけ飲ませろ!」
エナメルは靴を磨きながら新人に命令するが、
「子供だから飲めないし。
何で関係のないエナメルさんに飲ませないといけないの?」

「じゃあ、私にジミーチュウのバッグ買うの刑に処す。」
マイコもエナメルに乗っかってきた。
「今の日常バッグはランドセル!!!」
新人はマイコに突っ込み返す。

「みなさん!子供だっていうことを認識してください!!」
新人が上から大人目線で、ちょっと小バカにしたように言ってきた。
ブルは立ち上がり、新人の方に近寄った。と同時にキックをお見舞いする。
小学生とは思えないほどの力で、吹っ飛ばされた。

「てめえ、一番下っ端だっていうことをわかってんのか!!」
「ついつい子供だから、上から言っちゃうんですよね・・・」


連行してきた男を、ナベさんが尋問していた。
落としのナベさんと呼ばれた腕は健在。

一緒に尋問していたイノさんは、男にカツ丼を食べるかを聞く。
この男のためというよりは、自分が腹ペコだったからだ。
何も食べたがらない男に
「俺は腹が減ったんだ!!!」と絶叫。
イノさんは食に対して貪欲だ。

吐くまでは粘り強く付き合う。それがナベさんのやり方。


イノさんとナベさんはデカ長に報告。
男はどうやらシロ。
知らない女から電話がかかってきて、
被害者の借金をそっくり返すからと呼び出された現場に行ったのだった。

面識のない女・・・この女は何者・・



屋上でデカ長と松田凛子(吉瀬美智子)が会っていた。
鑑識課の凜子は、鑑識で分かったことを報告する。

被害者は後ろから撃たれている。
ずいぶんな数の足跡があったのに、体に争った跡はなかった。

争った形跡無く、まっすぐに打ち抜かれているのは“顔見知り”の証拠。
完全に背を向けたとすれば、かなり親しい間柄。

男の足跡がカムフラージュとすれば、ホシは・・・・女。


報告から一転、
「最近、全然来てくれないのね?」
「こんな体じゃな。」
「子供になる前から、ごぶさたよ。」
デカ長は凜子に背を向けたままギクリとした。

「こう見えて、私モテるのよ。いつまでも一人にしておくとひどい目に遭うわよ。」
「わかったよ。今度ファミレスでオムライスでも食べようか?」
「私、保護者じゃないわよ!!!」



「おい!この中でダンスの上手いやついねえか?」
デスクで待機をしている全員に声をかけるが、子供じゃ話にならない。

新人がダンス教室に通い始めた。
講師のこみや(上野なつひ)はとても美人な先生だった。
それから一ヶ月後、
こみやとノリノリでダンスをするほど新人のダンスは上達していた。


ナベさんは新人の様子をデカ長に報告。
ダンスが上達していることと、こみやに貢いだお金は200万円ほどあること。
それを聞いたデカ長は、そろそろ動き出す頃だと推測した。
ブルとエナメルを新人の方に行かせる。

ナベさんは、現場に行ったときの多量の足跡の中にある丸い点々が気になっていた。
デカ長は事件の全容を掴んだ。

こみやは、バレーシューズで部屋に入り、殺害をした後
泥のついたスニーカーをバレーシューズの上から履き、足跡をワザと残した。
自分はバレーのポワント(つま先立ち)で逃げ去った。
だから逃げたホシの足跡がない。

こみやとレッド・ビーナスの関係は、話を聞かないとわからない。



飲みに行った帰り道。
新人はべろべろで こみやに引っ張られながら歩いていた。

「俺のこと始末しようとしてんじゃないですかぁ?
知ってんすよ。そのバッグの中にチャカ入ってんの。」
酔っぱらっていたのは“フリ”だけで、実際には酔っていなかった。

こみやは掴んでいた新人の腕ごと押しのけ
「なら、話は早いわ。」
バッグの中から拳銃を取出し、新人に向かって構える。

危険と判断したブルとエナメルは、慌てて新人救出へ向かう。
ブルは道に置かれた三角コーンを投げ、エナメルはブーメランを投げる。

三角コーンはこみやの肩に当たり、ブーメランは拳銃を持つ手に当たった。
拳銃が手から離れた瞬間に、新人が拳銃を確保する。


「ダンス講師こみやえつこ。殺人の容疑で逮捕する。」

手錠をかけ、歩き出したときに銃声が鳴り響く。
こみやは崩れるように倒れた。背後からの一撃で殺されてしまった。



「すみませんでした。油断してました。」新人はデカ長に頭を下げた。
レッド・ビーナスとはこういう連中。仕方がない・・・


本庁の間が、また何かを言いに来た。
「このヤマで、君たちが子供でも戦えることがわかった。
早いとこ大人に戻れるように頑張ってください。」

「自分だって中途半端に子供なのに、なんで他人事なんだろう。あいつ。」
マイコは、いけ好かない間のうしろすがたを見ながら思った。


「こんな時に何ですが、僕にもニックネーム下さい!」
「じゃあ、社交ダンスってのはどうだ?」
「嫌です。」
「頑張れよ!社交ダンス!!」エナメルがさっそくニックネームで呼ぶ。

そんなに嫌がるなら・・・「背広!」




子供なのにきわどいと感じさせるセリフを言うし、
子供なのに、テンポのいいセリフ回しが必要だし、
子供なのに大人。

くすくすと笑ってしまう要素が満点です。
これからどう進んでいくのかが楽しみですね。

もし子供に戻れたら、「ロミオ(自分的にはジュリエットですが)」に立候補・・・
する!!でしょうね(笑)



刑事ドラマといえば、コレですね。
【送料無料】 太陽にほえろ! 1982 DVD-BOX 【DVD】

【送料無料】 太陽にほえろ! 1982 DVD-BOX 【DVD】
価格:69,999円(税込、送料込)




ニヤニヤと笑いたいなら!!





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ
前の10件 | - コドモ警察 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。