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コドモ警察 KP KIDS POLICE 第8話 ♯08 ストーリー デカ長 本田望結 [コドモ警察]

コドモ警察 KP KIDS POLICE 第8話 ♯08

横浜を拠点にさまざまな犯罪を操る組織「レッド・ビーナス」
そんな悪の組織を逮捕すべく、横浜大黒署に特殊捜査班が組織された。

エリート揃いの刑事たちは、たちまちレッド・ビーナスのしっぽを掴み
今まさに、一網打尽というところで罠にかかってしまう。

レッド・ビーナスが開発した特殊ガスを吸わされ、
あろうことか、全員子供になってしまったのだ。


♯08

「デカ長!覚えてます??」
林舞子(本田望結)ニックネーム:マイコは、男をデカ長に会わせる。

「ご無沙汰してます。」
「おぉ!五味、元気にしてたか?」

大沼茂(鈴木福)ニックネーム:デカ長は、
久しぶりに見た五味徹(落合モトキ)の元気そうな姿を見てとても喜んだ。
五味は先週出所してきて、デカ長に出所の挨拶をしに来たが
中に入るのをためらい、ロビーをウロウロしていた。
そんな姿を見つけたマイコが連れてきたのだった。

コドモの姿になった特殊捜査課のウワサを聞いていて、少し興味があった。
五味が今の姿を見に来ただけだとわかり、マイコは少し腹を立てた。

「マイコさん。子供になられても綺麗ですね。」
「やっぱあんた、女見る目があるわね。」

マイコは五味の言葉が嬉しくて、まんざらでもない顔をしていた。
そんなマイコの顔を見て、
野上浩二郎(相澤侑我)ニックネーム:エナメルが
「前科者がデカに色目使ってんじゃねぇぞ!!」
五味に向かって本気で切れていた。

「こらこら、やきもちはやめんか。」
下山武雄(青木頸都)ニックネーム:イノさんは、資料に目を通しながらたしなめた。

「ほんっとガキだな。」
今村剛(竜跳)ニックネーム:ブルは、相変わらずエナメルを挑発する。


「よし!今日は旨いもんでも食わせてやるか。」
デカ長は五味に食べたい物を聞いた。遠慮がちに焼き肉と答えたので、
川島寛太(秋元黎)ニックネーム:スマートに調べさせ、
国光信(勝地涼)を伴って焼き肉を食べに出かけた。


スマートが調べたついでに予約をしてくれていたのか、
予約を入れた覚えがないのにテーブルが準備されていた。
デカ長はスマートの仕事の細やかさを喜ぶ。
真っ先に席に着いた五味の姿を見て、国光はちょっと引っかかった。
デカ長は気づいていないようなので、何も言わずに席に着いた。

「子供なんで酒には付き合えねぇが、家の若いもんが付き合うからよ。」


楽しい宴は続くが、デカ長は眠ってしまっていた。
国光はそんなデカ長の寝顔を見て、
これまでずーっとやってみたかった“デカ長のほっぺをぷにぷにする”を
この場に乗じてやってみた。

「やわらかぁ~~~~~~い!!!!」

調子に乗っている国光が、デカ長を起こしてしまいそうに感じた五味は
起こさないようにお願いをした。

「五味くんも、人生やり直すつもりになってくれてよかったですよ。
俺たちデカの最高の喜びっす。」
国光が五味に話しをしていたとき、

バン!!!!
「うっ・・・」
銃声が響き渡り、デカ長が撃たれた右肩を押さえて苦痛に顔をゆがめている。

国光はコドモのデカ長が心配で動けずにいた。
五味は慌てて表に出て、犯人と思われる人物を探して回る。


「早くホシを追え!!いいからホシを追えって言ってんだろ!!」
「しかし・・・・」

五味は何も探し出せずに戻って来た。
ホシを探すよりも、やはりデカ長の体が優先だと思う国光は
デカ長を病院に搬送した。


特殊捜査課のメンバー全員は、デカ長の入院する病院へと駆けつけた。

今回の事件は、レッド・ビーナスからのメッセージで、
神山を返すように言っているように感じているブル。
中枢メンバーである神山を、警察に取られて焦っているのかもしれない。


「ずいぶんと油断しましたね。大沼さん。」
入ってきたのは本庁の間聖四郎(マリウス葉)

今は神山を捕らえた所。守りを強化すべき局面だったのに、
焼肉屋で眠ってしまうのはかなりの失態だった。
デカ長も自覚はしているものの、
コドモ化が進んでいて自分をコントロールできずにいた。

デカ長が不在の今、レッド・ビーナスが狙っていることは確かなこと。

「渡辺さんを中心に、厳戒態勢のシフトを組んでください。」

間の言葉を受けて、デカ長もレッド・ビーナスを追い込む算段を組むように命じた。
署に帰る前に、みんなからお見舞い品を渡す。

エナメルは3DS。中にマリオカートが入っている。
ブルはドラえもんの6巻。
イノさんはタッパに詰められたご飯。
スマートは道端で取ってきたタンポポ。
マイコは、マイコスマイル☆
差し出してくれたものが全部コドモの持ってきそうなもの。
みんなの脳みそもコドモ化されようとしているのか・・


少しずつコドモになっている事を懸念して、
一刻も早く逮捕するように全力を傾けないといけない!

だが、会議を開こうにも 眠気が襲っているみんなと
貰ったドラえもんを今すぐに読みたいと思ってしまうデカ長・・


国光を護衛に残り、全員解散。明日会議を開くことに決めた。


「くっそー!!50歳だというのにタケコプターが欲しくて仕方がない!」
デカ長をコドモらしい発想が襲う。

「プリンが食べたい!!!」
突然何の前触れもなくプリンが食べたくなってきた。
このプリンを我慢することは、レッド・ビーナスと自分との戦い。
懸命にプリンの誘惑を我慢する。



家に帰ったスマート。デカ長のことが心配で、しょんぼりとしていた。
事情を知った親代わりの、武藤弘康(本多力)と千種(上地春奈)は
そんなスマートの姿を見て、黙っていられなかった。


弘康は、スマートはコドモだから危険はないと思っていた。
だが刑事というの仕事は、何があるかわからないのだと今回の件でつくづく思う。

「やめな!もうそんな仕事やらなくていいから。」
千種はスマートが心配で仕事を辞めるように言いだした。

「やらないと、コドモのままなんです。」
スマートは早く39歳の自分に戻りたかった。
「コドモのままでいいじゃない?」
2人は、スマートといつまでも一緒に暮らしたいと思い始めていた。


「じゃあ、私があなたを護衛します。」
スマートとの距離を縮めるために、
武藤夫婦はミニコントをして、いつも楽しませようとしていた。
このセリフも、コントの一部分かもしれない・・
でも、こんなに思ってくれる2人の気持ちが嬉しかった。
スマートは少しずつ武藤夫婦に心を開いていたようで、
今日はなぜかミニコントが楽しくて仕方がない。
つい笑ってしまった。



次の日、渡辺稔(鏑木海智)ニックネーム:ナベさんの指揮の元、
全員が捜査に向かった。

病室では、デカ長がドラえもんを大人買いして読んでいた。
国光は横でリンゴの皮を剥いている。

あまりにも無邪気に笑いながら、
漫画を読んでいるデカ長のことが心配になっていた。


マイコは五味を呼び出していた。
「ありがとう。来てくれたのね。」
「そりゃ、マイコさんに呼ばれて来ない男なんていないでしょ。」
「あんた若いのに、本当にうまいのね。」
「うまいとかじゃないです。本当の・・気持ちです。」


五味は、マイコが自分を無実だと信じて
最後まで頑張ってくれたことを本当に嬉しく思っていた。
「ごめんね。力不足で・・・」

この五味の一件は、マイコも心にずっと引っかかっていた。
「で、今日はデートのお誘いですか?」


呼び出したのは、あの夜のことを詳しく聞きたいと思っていたから・・
「すぐに現場を見に行ってくれたのは、あんただって聞いたから。」

せっかくだったが、何の手がかりもなかった。
相手はレッド・ビーナス。抜かりがなかった。

「何かあったら、連絡ちょうだい。」立ち去ろうとするマイコ。
「マイコさん!!大人に戻ったら、マジで俺と付き合って下さい!
俺、ちゃんと就職するし、牢屋の中でもずっとマイコさんのことを考えていました。」
「無理だよ・・私、金掛かる女だし・・」
「だから俺・・・」

桑田の言葉をさえぎって、マイコは店を出てしまった。



ホシまでたどり着く、足取りひとつ残っていなかった。
さすがレッド・ビーナス。
ナベさんが捜査に手詰まりを感じていたときに、デカ長が退院してきた。

「こんな勝負時に、いつまでも寝ていられるか。」
というか、本当の所は
もらったDSに夢中になるわ、ドラえもんを読み漁ってしまうわで、
コドモを制御出来なくなってしまっていた。

「確かに、入院している子供たちと無邪気に遊ぶデカ長に、危機感を感じました。
急がないと、みんな普通のコドモになってしまう・・・」
国光の言葉がコドモ化を裏付けていた。


デカ長からの提案。
レッド・ビーナスのターゲットは自分。だからおとりになる。
また襲われたときが、レッドビーナス逮捕に乗り出すとき。

危険は承知でやるしかない。
「この俺が、撃たれたままで黙っていると思われてもしゃくだからな。
命張って、デカのプライドを見せてやるぜ!」



意味もなく街を徘徊するデカ長。
みんなは遠巻きで監視を強化する。ビルの屋上などで狙ってくるかもしれない。

歩く途中、タバコ屋の自動販売機で足が止まった。
タバコの自動販売機の横に置かれたガシャポン機が気になって仕方がない。
狙われていて危険なのは承知だが、やりたくてしょうがない。
ナベさんが無線で懸命にデカ長を止めるが、止められなかった。

仮面ライダーのガシャポン。
姿はコドモだが、中身は大人。現金はたっぷり持っている。
お目当てのV3が出るまで、デカ長を止められない。

「仕方がないんだ・・あの世代はV3が大好きなんだ・・」
みんなはやめられないデカ長のことを、ガン見していた。

「デカ長はガシャポン中。ガシャポン中につき、現場に注意しろ。」
無線でイノさんからの指示が飛ぶ。
デカ長をつい見てしまっていた。本当は、その周囲をチェックしないといけない!


ジャイアン風の悪ガキ(吉澤天純)に、
回しているガシャポンを取られたおかげで自分を取り戻す。
「ナベさん。今の俺は このように、理性を保てなくなることがしばしばだ。」


この先を進むと、公園があった。
さっき遊んでしまったので、危険を感じたイノさんは、
先回りしているエナメルとブルに連絡を入れるが、
ふたりもさっきつい、公園で遊んでしまった・・・
デカ長も遊んでしまうかもしれない・・

どこからでも狙われやすい場所なので、行くのを避けてほしいが
デカ長を信じるしかなかった。

みんなの心配もよそに、デカ長は公園の砂場に興味津々だ。
デカ長は目を輝かせて砂場に駆け寄り、山を作り始めた。

ここで狙われたら、ちびっこを犠牲にしてしまう。
誰かがコドモのフリをして止めに行くしかないか・・
だが相手はレッド・ビーナス。コドモの自分たちの面も割れているはず。
うかつに近寄れない。
コドモに戻ったデカ長の姿を見ているしかなかった。


いい具合に5時の音楽が公園に響き、みんな家に帰った。
砂場に残ったのはデカ長一人。

「デカ長、砂場を離れてください。」
ナベさんの言葉で我に返る。
「あ!俺は、なぜお山を・・・遊ばんぞ!もう遊ばんぞ!!!」


夜も更けてきた。せっかくおとりになったが、誰も狙って来る様子はない。
今日はここで引き揚げとする。
デカ長とみんなが連絡を取り合ったと同時に、銃声が聞こえた。

デカ長は飛んで逃げた。みんなはデカ長が撃たれたと思い、駆け寄る。
ブルとエナメルとイノさんは、ビルの上部に怪しい人影を見つけた。
駆け昇るが、すでに逃げ出していた。
レッド・ビーナスのカードだけが残されていた。



「撃たれた弾だけど、型は380ACP弾だった。」
デカ長は松田凛子(吉瀬美智子)と屋上で会い、報告を受けた。
この型は、いつもやつらが使っているのと同じ。
犯人は決まったと同然だ。

「いつものあなたとは違うわよ。撃たれて頭に血が上ってんじゃないの?
2回狙撃されて、2回とも助かってんのよ。
特に焼肉屋じゃ、至近距離から撃たれている。
それに、寝てたんでしょ?あのときに・・」

「そうか・・みなまで言うな。冷静になれば簡単な答えだな。」


凜子と会うと、いつも良い答えが浮かぶ。犯人逮捕に向おうとしたデカ長。
だが、いつもほったらかしにされることを凜子は怒っていた。

「旅行に行こう!ねぇ、またローマに行きたい!!」
「また原付を二人乗りしたいって言うんだろ?
違反だから駄目だって言っただろ!」
「だって、ヘップバーン気分になりたいじゃない。」
「その必要はない。ヘップバーンの何倍も君は輝いている。
よし!ローマに行こうぜ。エアをリザーブしておけ。
今の俺はエコノミーで十分だ。」

いつもと少し違うデカ長を惚れ直した凜子だった。



「謎は解けた。焼肉屋の現場をもう一度鑑識に調べさせろ。」
特殊捜査課に戻り、ナベさんに指示を出す。
ナベさんは、デカ長の真意が理解できていないまま現場に戻った。

馴染みの鑑識官(野添義弘)は、焼肉屋の周囲をもう一度調べて回った。

「何回調べても、ホシの遺留品らしきものは見つかりませんね。」

デカ長は、何かの仕掛けのあとが残されていると睨んでいた。
それを探し出さないといけない。
ナベさんは、ちょうど窓の外に置かれている物干し竿に
真新しい傷がついているのを見つけた。

窓を開けて部屋の中を見てみると、
ちょうどデカ長が座っている場所に狙いが定まることがわかった。



マイコは五味を呼び出した。
「マイコさん、どうしたんですか?
大人に戻ったら、俺と付き合ってくれる気になりました?」

マイコはちょっとだけ本気で考えていた。
「ただ、世話になった刑事を殺そうとする男とは ちょっと無理かな・・」


デカ長を予約していた焼肉屋に誘って、思った通りの席に座らせた。
国光は年下の五味が上座に座ったのが、少し引っかかったのを覚えていた。
窓の外に作った自動発射装置は、イヌがエサを食べたら発射する仕組み。
デカ長の元から離れなかった国光の変わりに、外に飛び出したように見せかけて
仕掛けを回収し、何食わぬ顔で戻った。
これが真相だった。


「どうしてデカ長を恨んだの?
あなたは罪を犯して牢屋に入って当然のことをした。」

自分のことを信じてくれるマイコだけは違うと思っていた。
だが、マイコも結局刑事だったんだと 五味は改めて思った。


「お前が出てきたと聞いて、嬉しかったんだがな。」
デカ長も五味の逮捕に来ていた。


ホームレスを何発か殴っただけ。
それも、あっちからムカつくことを言ってきたから。
悪いのはホームレスの方。
なのに自分が何年も牢屋に入らなければいけないのか・・
人生で一番大事な時に、ろくに就職もできない・・
「お先真っ暗なんだよ!!!」

出所をしても、恨みは消えていなかった。
デカ長は五味ならば真っ当に生きていけると確信していた。
その根拠は、
取り調べの時に、五味の母親が息子に宛てた手紙を読んでやったとき
五味が流した涙は本物だと直感したからだった。


「今回もレッド・ビーナスにそそのかされたんだろ?
どうやって誘われた?」
「教えたら、俺と付き合ってくれる?マイコさん。
実を言えば、あんたたちが大人に戻れる薬のこと、知ってるけど。」

バン!!

五味の話の途中で始末されてしまった。



五味のおかげで、大人に戻れる薬が存在することがわかった。
レッド・ビーナスの逮捕も大事だが、薬を手に入れることが先決。
デカ長はブラインドの隙間から外を見ながら、そう考えた。


「よしここで、新人のニックネームだが・・・・
“看護師さん”てのはどうだ?」

入院しているときに、世話をしてくれたのがとても上手かったから。
刑事なのに、別の職業で呼ばれるのはおかしい!
国光は撤回を求める。

「じゃぁ・・ナース。」大マジに答えるデカ長。
職業が変わっていないし、ほぼ一緒。
一生懸命に抗議するが、

「頑張れよ!ナース!!!」




マイコがクローズアップされた回でした。
あらためて役者さんってすごいなぁと感じたのは、
五味役の落合モトキさん。本気で口説いているように見えました。
コドモ相手ではなく、一人の女性にです。

やっぱりマイコと釣り合う男になるために
お金をもらえるとそそのかされたんでしょうね。
デカ長さえ殺せば、金も薬も手に入ったのかもしれないです。


デカ長の「プリン食べたい!!」
このセリフは、この作品での初めての子供らしいところでした。
あぁ、かわいい。



プッチンプリンがアイスになるよ!



夢のプリン!!




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