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牙狼 GARO 〜MAKAISENKI〜 第13話 仙水 あらすじ ネタバレ [黄金騎士 牙狼 GARO]

牙狼<GARO>〜MAKAISENKI〜 第13話 「仙水」

冴島邸の庭で、魔戒法師布道レオ(中村織央)の投げる
魔導文字の書かれた札を斬る冴島鋼牙(小西遼生)
レオの投げた札は鋼牙に全部叩き斬られる。

投げた札を全部斬れるか?という賭けというか、鍛練をまたしていたが、
全部斬られたことで、レオは負けをあっさりと認める。
いろんな形の鍛練があってもかまわない。
勝ち負けというよりも、訓練になって鋼牙にとってはちょうどいいことだった。

台座に収まり、机の上で二人の様子を見ている魔導輪:ザルバ

「レオ、鋼牙を出し抜こうだなんて10年早いぜ。」
相変わらずの口調でレオに話しかけていた時、突然炎を発し苦しみだした。

炎の除去をレオが行うが、これは応急処置。
どうすればザルバが元に戻せるのか?レオは知らなかった。

「安心しろ。もう、策は打った。」冷静な口調で鋼牙は言う。
このようなことが起きることを予知していたようだ。


絵本の執筆に余念がない御月カオル(肘井美佳)。庭先で熱心に絵を描いていた。
「いい絵だね。」
後ろから女性の声が聞こえた。振り返ると邪美(さとうやすえ)


家に招き入れ、挨拶もそこそこに邪美にザルバを見てもらう。
レオは邪美に挨拶をする。
「へぇ あんたか・・鋼牙と組んでいる魔戒法師っていうのは・・」

レオはザルバの治し方が気になって仕方がない。
さっそく邪美に聞くと、
「ザルバの体内に流れている仙水、それがよどんでしまった。それだけだ。」

「仙水・・・巡命の滝!」聞いたと同時に答えを導き出す。
阿門法師の再来と呼ばれる男、さすがに察しがいい。

手を貸そうとするレオを邪美はあっさりと断った。
代わりに羅針盤を渡す。宝玉の森は旅人にやさしくはない。とても役立つ道具だ。
喜んで受け取る邪美。


腰に下げている魔導筆にザルバを通して準備完了。
玄関まで見送りに来た鋼牙。行こうとする邪美にバルチャスの駒を渡す。
この駒は魔導馬 轟天。

この駒を渡す意味は・・・
行くものの勇気に敬服し、待つ者の心を託す。
ずいぶん古い風習だが、命を賭けて旅立とうとする仲間のために何かしたかった。

レオはこの意味をカオルに分かりやすいように解説してくれる。
「旅立つ魔戒法師に魔戒騎士がバルチャスの駒を送る。
安全を願う気持ちの表れ。そして、信頼の証。」一種のお守りのようなもの。


「頼んだぞ!」「明日の朝には戻るよ。」軽く微笑みながら邪美は旅立つ。


険しい森をかき分けて先を急ぐ。
人が高熱に侵された時のように、ザルバはハァハァと息を切らしていた。
その様子に「お前でも苦しいなんてことあるんだねぇ。」

ソウルメタル製の指輪に封印されたホラーだが、体はソウルメタル。
苦しいの概念があると思っていなかった。

「あぁ・・お前次第ではもっと苦しくなるかもしれん・・・」

治療してくれる人を信じているのか、信じていないのか、相変わらずの口調で答える。

減らず口を利けるということは、まだ余裕があるということ。
邪美は少し安心した。


しばしの休憩。倒れた木に腰掛ける。

「ところで、どうしてレオを連れて来なかったんだ?
宝玉の森は魔戒法師しか入れなのは知っている。
鋼牙はともかくレオは問題がないはず。」
ザルバは邪美に問う。

「お前は阿門法師が錬金して鋼牙に託された魔導輪だ。
だから、あたしの手で治したかったんだ。」
阿門法師の弟子として自分の力で治したい。師に対する思いは特別なものがあった。

「どうやったら治るんだ?」
「ここから向かう宝玉の森の中には巡命の滝がある。
そこに流れる聖水に浸かれば体内の仙水が浄化するのさ。」


邪美は近道することにした。
木がうっそうと茂る行き止まりのような所に行きついた。

「今夜はここのはずだ。」
邪美は念をかけると、まっすぐな一本道が現れた。
レオから借りた羅針盤を使い、道を進んでいく。

普通の道で松明が立てられている。こんなに歩きやすい道だが、
「目に見えることだけが真実とは限らない。」
小枝を松明の近くに投げ込んでみる。その向こうには結界が張ってあった。


どんどん奥の方に歩いて行く。側にある木の枝が折れ、
松明が倒されている箇所があった。

「あたしたちの他にもお客がいるかもしれないね。」

まさか、そう簡単にここまで入り込める奴はいない。だが、用心に越したことはない。
羅針盤が指し示す方を歩いているのに崖に落ちそうになる。
レオが貸してくれた羅針盤はただの不良品?それとも・・・


邪美が歩く側の木に偵察用と思われる蝶のような札が貼り付けてあった。
その側を通り過ぎた途端に飛び立った。誰に何を知らせるのだろうか?


巡命の滝に難なく到着した。さっそく水を取り込む儀式を始める。
魔導筆に取り付けられているザルバ。筆の先端が水を呼び込む。
滝の水が水玉に変わって空中に舞いあがる。
その水玉の方に飛ぶザルバ。水玉は一つ二つと合体し、大きな水玉に変化した。
大きな水玉がザルバを覆う。汚されていた体内の水が浄化されていった。

「ふぅ・・助かったぜ邪美。」元に戻れて一息つけた。

不穏な気配にふと顔を上げる。
そこには剣道の面のようなものをつけた黒装束の男が立っていた。
誰なのか?正体はわからない。

「あんた、何者なんだい。」と言うか言わないかのうちに
邪美の懐に飛び込んできて、ザルバが奪い取られようとした。


魔戒騎士なみの力を持つ邪美だが苦戦を強いられる。
攻撃を入れたら水に反応して黒装束の男がショートしだした。
機械が襲ってきているとわかった邪美。手加減の必要なしと判断する。

とどめを繰り出そうとした時に、ポケモンカプセルのように黒装束の男を仕舞い込む。
この男こそ本当の敵。赤い仮面の男:魔戒騎士ジャアク

「そいつは置いていけ。」
ジャアクが赤い手をかざすと、強い力が働き、ザルバが挿してある魔導筆を取り上げた。

「命は助けてやろう。」ザルバを抜き取って魔導筆を邪美に返す。

「おとなしくここを去れ。」「ふざけるな!!!」
邪美は闘争心を失ってはいない。ジャアクは黒装束の男を4体繰り出した。
1対4の激しい戦いが続く。邪美の圧倒的な力で4体共に殲滅。

「そいつを返してもらおうか。」
「仙水で能力を高めた号竜と渡り合うとはな。」

「聖地にまで入り込んで何をしていたんだ!」「お前に理解できるはずもない。」
「ザルバをどうするつもりだ!」「邪美、お前が知る必要はない。」
「なぜ私の名前を?」「ザルバ・・黄金騎士の魔導輪。」

ジャアクはザルバを握りつぶそうとするが、慌てて邪美が止める。

「面白い。この俺に対抗するつもりか。いいだろう。
こいつは帰してもいい。ただし・・奪い取ってみせろ!」


ジャアクが赤い手を天空に差し出すと、光を放ち雲と激突。雷のような光が落ちる。
赤々と燃える景色、火の粉のようなものが降り注ぐ。
どこか違う場所に移動したようだ。
力と力の戦いというよりは、魔戒法師の技と技の戦い。
邪美が有利のように戦いは展開する。


「素質は十分感じる。ならば教えてやろう。
もうすぐ魔戒騎士など必要のない世界が誕生する。
かつての様に、我ら魔戒法師によって人間の自由と平和が統べられた世界がな。」
こいつはその礎に使わせてもらう。」

「あんたの言う世界が誕生すれば、人間がホラーに怯えることが無くなるってことか?」
「そうだ。」
「そいつは願ってもない。だけど、魔戒法師だけで人間を守れるのなら
魔戒騎士は誕生していないはずだ。」
「そのとおり。」「じゃぁ、あんたの言う世界と矛盾している。」
「今はな。」

「では聞こう。魔戒騎士がホラーを狩り始めてから、どれだけの歳月が流れたというのだ。
その間、何も変わりはしなかった。ただホラー討伐に明け暮れるのみ。
魔戒騎士ごときに任せていては、この世に平和など永遠に訪れはしないのだ。」

「どうやら魔戒騎士に恨みがあるんだね。
あんたの言い分は正しいかもしれない。
だけど、今私の力を必要としてくれている奴がいる。
そいつは守りし者として、人間の幸せのためにこれからも戦い続ける。
それは我ら魔戒法師も同様。重要なのは誰が守るかじゃない。
あんたの言う世界なんて、待ってられないんだよ!」

邪美は赤地の真ん中に「邪」の文字の入った大扇子を広げた。


ジャアクの赤い手から大きな力が繰り出される。燃える龍となり邪美に向かう。
邪美の大扇子から繰り出されるのは水。
水は鳳凰のように翼を羽ばたかせジャアクに迫る。


「たった一人で俺に立ち向かい、
こんな者のために死んでいくことは愚かとは思わないのか?」

「そいつは恩人の大切な友だ。そのために死ねるなんて本望さ!
あたしはあんたと違って、一人で戦っているんじゃない!」


炎の龍が水の鳳凰を撃破した。炎の力で飛ばされる邪美。
崖の淵に手をかけて、なんとか踏ん張っている。

そこに悠々と向かうジャアク。

「力の差は歴然だ。敗北を認めよ。殺してしまうには惜しい。我が理想のために尽くせ。」

「さあ」ジャアクは赤い手を邪美に差し出す。
邪美はその手を掴もうと懸命に腕を伸ばしていた。
手を掴む直前に取り出したもの。鋼牙からもらったバルチャスの駒。
駒から魔導馬 轟天 降臨。

「誰があんたなんかと手を組むもんか!」

「愚かな・・・」ジャアクは赤い手から青い光を繰り出す。
この光は地上を蛇のように這い、その後には岩が出現した。
轟天はその岩をもろともせずに前へ前へと進む。
そびえ立つ岩を飛び越え、着地と同時に地面が割れる。

ジャアクが油断した。
「ザルバ!」この声に反応し、口から緑の炎を出しジャアクの手から逃れた。

無事ザルバは邪美の手に戻ってきた。

巡命の滝に戻ってきた邪美とジャアク。
油断をしただけで、ジャアクの方がダメージが少ない。
それでもまだ戦おうとする邪美。

「言っただろ。あたしは一人で戦ってるんじゃないって。」
「いつか俺の考えが理解できたなら、お前を喜んで向かい入れよう。」
不敵な笑いを浮かべながらジャアクは消えた。

邪美は気が抜けて立っていられなくなり、しゃがみこんでしまった。
「ザルバ、大丈夫かい。」「ああ、おかげさまでな。」
「それより、鋼牙にこのこと言うんじゃないよ。」
「なぜだ?」「余計な心配はかけたくないしな。」
「わかった。命の恩人の頼みだ。」
「おや?仙水だけじゃなく、気持ちも入れ替わったかい?」


邪美とザルバの帰りを、玄関の前で鋼牙は待っていた。

カオルは一睡もせずに待ち続ける鋼牙の体を気遣う。
二人の帰りを待つ鋼牙の顔は不安げで、それが余計に心配だった。

「友が命を賭けてくれた。それを出迎えたいんだ。」


(さっきまで激しい戦いをしてきたとは思えないほど)
颯爽と歩く邪美の姿が見えた。

邪美のおかげでザルバは、また鋼牙の左手中指に収まった。
「ザルバ!」「よう!鋼牙!女のパートナーも悪くはなかったぜ!」

いつもの軽口でみんなを安心させた。

「邪美、礼をいうよ。」「これで恩を返せたと思ってないよ。」


「鋼牙、あたしが言うのもおかしな話なんだけど・・・
魔戒法師にはくれぐれも気をつけな。」
鋼牙も薄々気づいているのか?顔色一つ変わらない。

「これ、あいつに返しておいてくれ。とても役にたった。とね。」
警告を兼ねた言葉と羅針盤を渡す。

この時、何か決意を秘めた目つきでレオは魔道筆の手入れをしていた。



今回は完全に邪美の主役でした。
こうやって見てみると、
魔戒法師だけでなんとかしたいジャアクの気持ちがわからなくもないですね。
だって、轟天ですら召喚できるんですよ。(まあこれは鋼牙のおかげですが)
何でもできるとこんな邪な考えを抱いてしまうかもです。

邪美と鋼牙の間に流れる空気感が、
過去に何かがあったように思わせる感じで・・・

鋼牙本人はそんなそぶりがないところがなんだか・・・













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牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第12話 果実 ネタバレ [黄金騎士 牙狼 GARO]

牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第12話 「果実」

「絶狼、本当に斬れるの?」魔道具シルヴァが問う。

「安心しろよ。俺は魔戒騎士だ。」静かな口調で涼邑零(藤田玲)が答える。

零の目の前には、女子高生が怯えた様子でこちらを見ていた。


それは少し前の話・・・
女子高生 星川ミサオ(水沢奈子)はお母さん 星川敏子(いしのようこ)から逃げていた。
自分の事はもう放っておいて欲しい。
お母さんに追いつかれたので思わず突き飛ばし、とっさに道路に飛び出た。

仁王立ちになり車を待ち構える。自分で自分を抱きしめながら・・・
光るヘッドライトがミサオに迫る。
敏子は立ちすくむミサオを抱きしめ、路肩に突き飛ばす。

敏子のつけていたネックレスのチャームが、ルビー色にキラキラ輝いた。
ミサオは突き飛ばされながら、母に手を伸ばすが指にネックレスが引っかかっただけ・・
母は自分の代わりに車に轢かれた・・・


指令所を受け取って現場まで来た涼邑 零(藤田玲)
この現場は被害者も加害者もいなくなっている。

「間違いない。ゲートはここで開いた」シルヴァが断言した。
ホラーに食われたのは被害者の方か?加害者の方か?


零はいつものお気に入りのケーキ屋にバイクを走らせる。
臨時休業?今日は開いていなかった。とても珍しいことだ。

その足で女子高へ。突然現れたイケメンに生徒たちは色めき立ち、軽いパニック。

「あ!やっぱミサオちゃんだ!!」
零はミサオが大きくなったことを感慨深く思い、ミサオをぐるっと一周見て回る。

警備員が零に声をかけてきた。
「あ、いや妹です。な、妹だよな!」
ミサオの腕を強引に掴んで学校を飛び出す。


2人で街を歩きながら・・・
お店が閉まっていることをミサオに聞く。
さっきバイクを飛ばして行ったお店はミサオの母が経営するケーキ屋だった。
「お母さんは・・・・・・」言葉に詰まるミサオ

「あ!!」突然どこかに消えた零。探すミサオ。
零は両手にクレープを持ち、階段に座り込んでかじっていた。
そんな姿を見て、ちっとも変わっていない零の姿を喜ぶ。

「だって、ミサオちゃん家のストロベリータルトが食べられなかったからさ・・」

持っている一つをミサオに勧める。ためらうミサオ。
笑顔で一つ手渡すとミサオは受け取ってくれた。
一口パクリ・・・「おいしい・・」満面の笑顔でつぶやく。

公園のベンチで羽を伸ばしているミサオ。
眩しい太陽の光を受け、手で目を覆う。
半そでのシャツの奥の肩下に大きな傷が付いていた。

零は学校かばんとは別に大事そうに持っているサブバックを見て、
「そのバック、何が入っているの?」
バッグの中はパテシェの道具が入っていた。

「お母さんの後を継ぐんだ。」と問われ、ミサオは力なく「うん・・・」と答える。

「でも、本当は違うことがしたいんじゃないの?」
この質問は確信を突いていた。ミサオは言葉に詰まる。

「みんなが笑顔になれる・・そんな仕事がしたいの・・・」
「でも、それが何かわからないから、お母さんの言うとおりに・・・・」

「夢っていうのは、誰かのためにあるもんじゃない。」諭すように話す零。
「でも・・・お母さんが・・・・・」
「大切なのは、お母さんの願いじゃない!自分の気持ちだ!」
「みんなの笑顔の前に、自分の笑顔の事・・考えたっていいんだぜ。」

自分の事を理解してくれる相手と話せたことで、ミサオの気持ちは少し晴れた。
今日はここでバイバイ。「また会えるよね?」「あぁ、約束だ。」


「これで気が済んだ?じゃあ斬れるのね?」シルヴァが話しかける。
「うぅっ・・・」たまに襲う胸の痛み。破滅の刻印が疼く。
今回のホラーを切ることにためらいを感じていたが、
この痛みで自分が何者かを思い出させた。


ミサオが家に帰ると母が待っていた。
子供のときから過干渉な母親は、子供の全てをコントロールしてきていた。

「なぜどこに寄り道していたか言えないの?なぜ言うとおりに出来ないの?
なぜまっすぐ家に帰って来れないの!!!!」

敏子は切れてミサオを壁に押し付ける。ミサオからほのかに甘い香りがした。

「クレープ食べたでしょ!
余計な甘味は舌の感覚を鈍らせるから食べるなって、あれほど言っているでしょ!」
「あんた!パテシェになりたくないの!!!!」

そう言うと床に突き飛ばした。昔から母の言うことには逆らえない。

「もう、ここには居られなくなってしまったの・・・・
零さんとお別れを、永遠のお別れを言うのよ。あの場所で・・」

零は星川親子の家に来た。誰も人はいない・・どうやら感づかれたようだ。
慌ててバイクにまたがり道を走らせていると、道の真ん中にミサオが立っていた。


「ここ、覚えている?」
子供のときに零と出合った場所―――遊園地のゲート前。
親子連れが笑いながら、手を繋ぎながら笑顔で通る。

ひとりぼっちで立っていた。後ろから押されて、持っていた荷物を道にばら撒く。
パテシェの道具が道に散乱し、慌てて拾うミサオ。
ふと目を上げるとそこに犬がいた。思わず微笑む。

その犬がふいに走り出した。「あぶない!!!」犬の方に駆け出す
そこは道の真ん中で車がこちらに迫っていた。
轢かれそうになったミサオを零は軽々と抱えて助けた。


ミサオは零に母の営むケーキ屋まで送ってもらう。
そこではお礼にストロベリータルトを出してくれた。
甘いものが苦手で、食べられない。
「食べてくれないの・・・・」としょげるミサオを見て、決死の思いで口に運ぶ。

「う、うまい!!!」

フォークで取る一口から、手づかみの一口まで。零はケーキのとりこになった。



「ずっと入りたかった・・・この遊園地・・」
持っていたパテシェ道具を落とし、夜のゲートをくぐる。
昼間と違い 誰も人はいないが、ライトが灯ってメリーゴーランドがキラキラ。

零は遊園地に見とれているミサオに
「目当てはお母さんのケーキではない。君だ!」
「君は無事か?君は幸せか?それを確かめにきた。」

「俺は今日、君を地獄から解放する!」
ミサオに向かって剣を構える。切っ先にミサオの顔が映る。

「絶狼、本当に斬れるの?」「安心しろ、俺は魔戒騎士だ。」

ミサオの背後に敏子。ミサオは懸命に母をかばう。

あの時の事故は母のせいではない。自分が母から逃げ出した・・
なのに、母は目の前でホラーに食われた。ホラー:ヤシャウルに。
動けない自分にヤシャウルが迫る。だが、母の姿に変態し、
自分が引っ張り取ってしまったルビー色のネックレスを首にかけた。

ホラー:ヤシャウルを斬ろうとする零。それを止めるミサオ。
「あれはもう、お母さんじゃない!!!!」

「どんな人でも、お母さんはお母さん。たった一人のお母さんなの!
どうしてもって言うなら、私も一緒に殺して!!!!」

「わかった。」零はそう言うとミサオのみぞおちに一撃。気絶をさせる。


「私が死ねば、あの娘も死ぬ。お前は人間の絆を断ち切るというのだな?」
ヤシャウルは零の情に訴えるが、攻撃の手は止まらない。
ヤシャウルは元の姿に変態した。
投げ飛ばされた零。ふいに敏子とミサオの笑顔が浮かぶ。

零は鎧を召喚 銀河騎士 絶狼 見参!

思いを断ち切り、背後に一撃。ホラーから敏子に姿を戻す。

「あんたの作ったストロベリータルト、うまかったぜ。」零は敏子に語りかける。

消え入るような声で「ミサオ・・・・」
その言葉を言うと、敏子は跡形もなく消え去ってしまった。


目が覚めたミサオ。形見の品、ルビー色のネックレスを渡す。
ネックレスを手に泣きじゃくるミサオ、零は優しく肩を掴む。
肩にある手を握り「ありがとう・・・・」と言うが、すぐさまその手を振りほどいた。

「私はあなたを一生許さない。」零の顔をじっと見つめる。

その場を立ち去ろうと2~3歩 歩く・・・
自分で自分を抱きしめながら しゃがみ込んでしまった。

肩についていた傷。それはもしかしたら自分で自分を抱きしめすぎたから・・
子供のときからこうすれば、自分で自分を慰められた。
自分を強く、強く抱きしめ涙する。


零にかける言葉は残っていなかった。その場を立ち去る。
「辛かったわね。」シルヴァが慰めてくれるが、
「そんなことないよ。あの子の笑顔を守れたからね。ミサオちゃんの未来の笑顔・・・」



今回で零が甘い物好きになった理由が語られました。
ファーストシーズンで登場の段階から、ケーキを山ほど食べてましたので、
星川親子と出合ったのは、それより以前のことだったのでしょうか。
その思い出に、今回のほろ苦い思い出まで出来てしまいましたね。

これまでに零の話すトーンとは違い、かなり押さえた感じで話をされていました。
このシーズンに入ってからかなぁ?前回は全然そんなこと考えもしなかったのに・・
時代の変化だということにしておきます(笑)

いしのようこがアクションをすると思っていなかったのと、
ワイヤーに吊られていたのはかなり驚きで、それもすごい上手でキレイでした。
この一本で、いろんないしのようこが見れます。凄い人だー。


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牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第11話 咆哮 あらすじ ネタバレ [黄金騎士 牙狼 GARO]

牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第11話「咆哮」

地下深くにある古代文字の書かれた石盤に、近づく赤い仮面の男。
文字が書かれてあるところに赤い手をかざした。
この石版には力があるようだ。かざした手の所に少し光(力)を感じる。
このいにしえの石版の文字を解き明かせば
深く眠りし太古の赤き魔獣 メシアのキバ:ギャノンを召還できるかもしれない。


清々しく晴れた日、冴島鋼牙(小西遼生)と御月カオル(肘井美佳)は
とある場所に出かける。
そこは森の木に囲まれ、芝生のような草が一面に敷き詰められていた。
先に倉橋ゴンザ(螢雪次郎)が来ていてお茶の支度を整えている。

カオルの好きなお茶とお菓子、よく晴れた天気。
こんな日は良い絵が描けそうだ。

良いアングルを探しに、カオルはカンバスを持って駆け出す。
カオルの後姿を眺めている鋼牙。
ゴンザはこの場所にカオルを連れてきた意味を問う。

「深い意味はない。ただ、お前たちと この場所に来たくなっただけだ。」


カオルは森の奥に見えた塔が素敵に思えて、そのことを鋼牙に話しに戻ってきた。
あの塔が鋼牙にとって大切な場所だった。

塔は鋼牙が牙狼の称号を継いだ場所・・・
鋼牙のお父さんもお爺さんも、この場所で牙狼の称号を受けた。
黄金騎士にとっての大切な場所であり、牙狼の称号を継いだ者が眠る場所・・・


塔の根元まで来た3人。硬く閉ざされた扉は鋼牙が近づくと簡単に開いた。
この中に入れるのは鋼牙ただ一人。
カオルは少し不安げな顔つきで鋼牙を見送る。
この表情を見たゴンザは、鋼牙が浄化に入ったことをカオルに教えた。


鋼牙が使用している牙狼剣に宿った邪気は番犬所で浄化ができるが、
ホラーとの戦いで、肉体にも邪気が宿る。それは番犬所では浄化が出来ない。
浄化が出来るのはこの塔だけ。

「我ら牙狼の称号を受け継ぐ者よ。光を浴びるがよい。
今お前の肉体に宿る邪気は、お前の因果と共に消え去るだろう。

しかし・・・その破滅の刻印は我らの力ではかなわぬ。
我らにはお前の未来は見えない。
お前がすべきことは、お前の命と、そして命をかけて守るべきものと体面すること・・」

塔はこう鋼牙に語りかけ、天井から降り注ぐ光を浴びせる。


塔の近くに落ちていた朽ちた仮面がこれに反応して邪悪な光を纏い始めた。
形が変化し、ホラーに変体する。時空ホラー:ザジ


お茶をしながら待っていたカオルの所に鋼牙が戻ってきた。
ゴンザを先に帰し、二人でこの森を散歩する。

鋼牙から一緒に歩こう言ってくれたのは珍しいこと。なんかちょっとうれしい。
鋼牙は、鋼牙が知らないカオルの話を聞かせて欲しかった。
でも、カオルの知らない鋼牙の話のほうがたくさんありそう・・

あれ?ここでいつもの鋼牙なら「そんなものなどない!」と言うはずなのに
今日の鋼牙はどこか違う雰囲気。


ズンズン奥まで進んでいくと、ホラーをかたどった像にたどり着いた。
きれいな顔のホラーだが、少し怖い。思わずカオルは後ずさり・・・
だが、これはただの像。心配することはない。
安心したカオルは像の近くに咲いていた花を摘んだ。

カオルの後姿に鋼牙は「カオル・・・・」
声をかけられて鋼牙の方に向き直る。
まっすぐにこちらを見つめるカオルの姿を見て、思わず顔を背けて
「俺は・・・・・・」
語りながら顔をカオルの方に顔を向けるとカオルの様子が変わっていた。


魔道具:ザルバに調べさせると時間の流れが止まっているよう。

「止まってはいない・・」

鋼牙の背後から声がする。ホラー:ザジが時間の流れを変えていた。
目的は黄金騎士と戦うため。
時空を変えたので時間の制限がない。鎧の召還するようにうながすが、
でも、戦おうとしない鋼牙に、理由を与えようと何かを投げる。

それは鋭い手投のようなもので、時空が緩やかなカオルの所に少しづつ近づく。
慌てて剣を抜き、弾き飛ばそうとするが動かない。
これはホラー:ザジの体の一部。倒さない限りカオルの命を狙い続ける。


2体に分裂し、その1体は鋼牙を白と黒の世界に連れ込む。
場所は鋼牙が破滅の刻印を植えつけられた所に酷似していた。
心の揺らぎが決めた場所のよう。だが、場所は関係ない。ホラーを滅するだけだ。

鋼牙は黄金鎧を召喚  黄金騎士牙狼 見参。

白と黒の世界は、黄金色をした牙狼の色を銀色に変える。
ザジの背後には無数の邪気がまとい牙狼を苦しめた。

剣を弾き飛ばされ、別の時空に置いていかれた。
一筋縄ではいかない相手と殴り合いをするが、牙狼が劣勢・・・
だが、形勢逆転し、ザジの上に覆いかぶさるとザジの手を時空にかざす。

剣の周りを取り囲む時空を元に戻し、落ちてくる剣を手にした牙狼は
その勢いでザジを切る。滅。
鎧が黄金色に戻り、カオルの側に戻ると手投の一本が消えた。


次は黄土色の世界。闘技場のようだ。
かつての魔戒騎士がこの闘技場でホラーを切り裂いていた。
その場所で今度は魔戒騎士を切る。これが本当の狙いだった。

鋼牙は再び黄金鎧を召喚  黄金騎士牙狼 見参。

元来闘技場。無数のホラーがこの勝負を見ていた。
その中には鋼牙が牙狼となり滅したホラーも入っている。

ホラーの雄たけびが無数に聞こえ、その声が剣に変化する。
ザジはこの剣を持ち、牙狼と打ち合う。

ザジの剣を受けたとき、横から黄金色の光がこちらに近づいた。


「牙狼の称号を継ぐものよ 我が名は牙狼。同じく黄金騎士だ。」
ここに来ている牙狼は先祖の姿だった。

「この魔獣はザジ。黄金騎士によって全滅させられたホラーの邪気が固まり、
実体化したものでホラーではない。ザジは時空を超えて存在する邪悪な思念だ。
封印するにはザジの源となるゲートを見つけて叩くこと。」


情報をくれた黄金騎士は消え、戦いは再開
本気で戦っても無駄なこと。早くゲートを探さねばいけない。
ザジの背後の時空が少し曲がり、
カオルと一緒に見たホラーを形どった像が見えた。
そのとき、カオルが摘んだ花の花弁が一枚 牙狼の前を横切る。

叩くべきゲートがわかった。
ザジに向かって攻撃をする素振りを見せながら、像を切る。
元は思念の塊。バラバラにほぐれながら

「お前が黄金騎士の道を歩み続ける限り、我が同胞はお前の前の出現するだろう。
お前に安らぎの時はない!!! 永遠にな!」

黄金騎士の兜が取れ、
「かまわん。俺が決めた道だ!俺はお前らを狩る。ただそれだけだ!」

そう言いながら剣を鞘に収めると、黄金色の光を放つ。
その光が分裂に拍車をかけて滅した。

カオルの前にあった手投は消え、時間が動き出す。
カオルな何があったのかさえ知る由もなかった。


戻ったカオルの姿に安堵した鋼牙。

「俺は・・・・?」

鋼牙が言葉を言いかけたところで時空が曲げられたことをカオルは知らない。
ただ、鋼牙が言いかけて止めた話を聞きたかった。


話そうとして用意していたであろう言葉を飲み込み

「俺は・・・GAROの称号を継ぐ者だ。それは変えようがない。」
「わかっているよ。今までも、これからも・・・」

でもこれが言いたかったことだったのだろうか?
カオルはまっすぐな目で鋼牙を見つめる。
目線をはずしながら「ああ、そうだ。」

聞きながらカオルは優しく自愛の満ちた笑顔を鋼牙に向ける。
はずした目線を戻し、その笑顔を見つめる。

話さなければ分かり合えない。
でも、話さなくても分かり合える何かが、二人の間に確実に芽生えているだけで十分。
それは、揺らぐことのない絆。


カオルは像が壊れていることに気づいた。見たときには壊れていなかった・・
切られた跡に古い魔戒文字が刻み込まれている。

「守り者が守るべき光を得たときに、そこに試練が訪れるだろう。」





今回は何もなさそうで、最終回が透けて見える回でした。
自分の想像が当たらないことを祈りながら、文字に残すのは止めにします。
(見たい方は、教えてください。補足で書くかも・・です。)

「破滅の刻印が鋼牙を苦しめているから」の演技のためか、
小西さん、痩せ方が少し怖いです。
演技としてもげっそりした感じが気になって仕方がありません。






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牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第10話 秘密 あらすじ ネタバレ [黄金騎士 牙狼 GARO]

黄金騎士 牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第10話 「秘密」
あらすじとネタバレです。

第10話 「秘密」
時空の雲の海を見ながら・・・
ホラー:ズフォーマーの出現待っている冴島鋼牙(小西遼生)
レオの作った新しい魔導具はすばしっこいズフォーマーを見つけるはず。


冴島邸で儀式用の剣を手に取る魔戒法師:布道レオ(中村織央)
倉橋ゴンザ(螢雪次郎)の説明によると、
今日は霊獣が獣道を通る日で、
その霊獣の姿を見るためには儀式用の剣が必要だった。

魔戒のことを詳しく話すゴンザを静止するレオ。
関係の無い人に多くを教えられない。
御月カオル(肘井美佳)はつまんない。鋼牙はホラー狩り、レオは霊獣狩り。

霊獣は勝手に狩ることは許されていないので、ただ見るだけ。
霊獣はめったに見られない生き物で、
レオもまだ霊獣の姿を見たことがなかった。

「霊獣を見たものには幸福が訪れるという言い伝えもある。それと・・・」

続きは秘密。語ることなく出かけようとするレオに、
「一緒に行ってもいい??」カオルのわがままが炸裂。
レオはカオルの性格をよく理解していた。ダメだといっても勝手に付いてくるはず・・
ならばいっそのこと、連れて行こうと思った。


霊獣の通る獣道へ向かう。
目的地までは、方位や気の流れに沿った道筋を使用しないといけない。
ただ普通にまっすぐ進み、目的地までたどり着いても、
自分たちが街の邪気をまとっていては霊獣を見ることができない。
かなり遠回りになっても、今日の気の流れに沿った道筋でたどり着くこと。

まず、小さな小瓶の液体を飲み干す。これは一日だけ五感が鋭くなる秘薬。
恐る恐る飲み干すカオル。
目の前に突然紙ふぶきが舞い散るようにキラキラと輝く気の塊が見える。
街と街。人と人。間を流れる気の塊はこんなに小さくキラキラしている。

最初の一歩。左足から踏み出す。
芝生の上を歩き出し、普通の道に進む。
高架下の向こうに行きたいが、邪気の大きな塊があって先に進めない。

高架下をおばあさんが歩いている。
「危ない!」カオルは慌ててそちらに行こうとするが、
邪気はおばあさんを襲おうとしても、おばあさんには見えていないから大丈夫。
見えていないということは、存在していないのと同じ。


歩きながらレオに質問。「レオ君は霊獣の姿をみたいだけなの?」
他に理由がありそうなのでつい聞いてしまった。
レオは懐から魔戒筆を取り出す。
言い伝えで、筆を霊獣にかざすと、不思議な力が宿ると言われていた。
この効力がなくなった筆をかざすと力が宿るのかを試してみたいと思っていた。

カオルは慌ててバッグから自分の絵筆を取り出す。
「この筆も霊獣にかざせば、不思議な力が宿るかな?」

これはただの筆。そんなことはありえない。
でも、いい絵が描けるかも?大切な人に霊獣の絵を送る習慣があるから。


鋼牙はまだ待っていた。魔導輪:ザルバはレオの作った追跡装置を褒める。
魔戒法師としての実力はかなりのもの。


邪気を刺激しないように、道から反れないように歩く
次の道は固体が一つしか通れない道・・・
どうすれば二人で通れるのか?

カオルはここまで来て置いていかれる戸思いと不安顔。
それは、手を繋げば済むことだった。
もったいついた言い回しで不安にさせられ、小さく切れるカオル。
手を繋いだ腕を引っ張ってもらい、少し楽をしながら歩く。

一本の細い道をクネクネと歩く。

「今日鋼牙が追っているホラーはやっかいなの?」
「とてもすばしっこいやつ。」
「でも鋼牙なら大丈夫。」
「カオルさんは心配じゃないんですか?」
「心配だよ・・・でも私が心配してもどうしようもない。それを伝えるつもりもないの。」
「鋼牙さんは素晴らしい人です。」
「素晴らしすぎて、かわいげがないと思わない?」
「魔戒騎士にかわいげは必要ありません。」
「まじめに答えないでよ!そうだよね、守りし者だよね・・」
「昔、鋼牙が言っていた。俺は人を守るのが使命だ。って
だから、その人の中に私は入っているの?って聞いたことがあるんだ。」
「黄金騎士にそんなことを聞くのはカオルさんだけですよ。」
「でも、そうだ。って言ってくれた。鋼牙は・・・・」


飛び石を渡るように歩いたり、普通に歩いたり、家と家の間を歩いたり・・・
いろんな所をいろんな風に歩き続け・・・・
階段でちょっと休憩。ではなく、祭りの行列のような行進が通り過ぎるのを待つ。
この霊獣が獣道を通る日にだけこの行列が、この道を通る。
これが何かはレオにもわからない事だった。
何でも知っていそうなレオにも、わからない事があることがなんだか不思議。

待っている間、筆を眺めるレオ。そんなレオの姿を見ながらカオルは
このキレイな筆をどうにかしたい理由がまだあるはず。だと思う。
不思議な力を宿すだけでない何か?が・・・
その筆のフォルムはレオが使う感じには見えないので
誰か、大切な人が使っていた筆だと推測する。

「カオルさん、まるで魔戒法師みたいですね。術で心を読まないでください。」


到着したのはビルの屋上。カオルは獣道だから森の奥かなにかだと思っていた。
レオは早速陣を張り、霊獣を迎える準備を整える。


急に空気が張り詰め、青い光が見えた。そこから現れたのは霊獣?
光は形を変え不死鳥のように優雅に舞いながらこちらに向かってくる。
眼前に姿をみせた霊獣の顔はまるで龍のよう。
自分たちのまわりを二度三度とクルクル回る。
レオは魔戒筆をかざす。カオルも慌てて自分の筆を取り出す。
筆は霊獣の羽をなでつけ、
そのときにレオには一人の女性の姿が浮かび、
カオルには鋼牙の姿と絵本の情景が浮かんだ。

夢のひとときは短く、霊獣はどこかへ行ってしまった。

帰り道、霊獣を守っているオリグスというホラーが目に入る。
霊獣とは違って凶暴性がある。目が合い、すぐさま襲ってきた。
レオは戦いたくなかったが、ここは仕方がない。
儀式用の剣で一太刀。その姿はまるで魔戒騎士のよう。

出来れば戦いたくなかった。戦っている姿をカオルには見せたくなかった。
このことは鋼牙にないしょにしてくれるように頼む。
カオルはレオの新たな一面が見れたことで興奮していた。

「私、霊獣の翼に筆をかざしていたら・・・・」

レオは言葉をさえぎる。
霊獣の姿を見ると、とても大切な人の姿や場所が見えると言われている。
でもそれは見た人だけの秘密。誰にも言ってはいけない。

この言葉を聞いたことで、レオにも大切な人の姿が見えたんだと分かった。


ずいぶん長い間待たされた。でもようやく。
雲海の上を青い塊がこちらに向かって飛んでくる。
まるで龍が雲の上を飛んでいるよう
これこそ鋼牙が待っていたホラー:ズフォーマー、滅。


黄金鎧を召喚し、黄金騎士牙狼となるたびに削られていく命・・・
滅するたびに感じる疲労度は増すばかり。
家に帰り、部屋で一人、痛みに耐える。

少し楽になり、椅子に腰掛けようとしたときに一枚の絵が目に入る。
この絵はカオルが描いた霊獣の絵。
言葉はいらない。これだけでカオルの気持ちは痛いほど分かる。
絵を眺めながら・・・・しばしの休息。



ほんわかした話に仕上がっていますが、
レオが以外なボロを出しました。
レオ、何者なのかしら??






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牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第9話 化粧 あらすじ ネタバレ [黄金騎士 牙狼 GARO]

黄金騎士 牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第9話「化粧」

中世をモチーフにした舞台が始まる。主役はJURAN (久保田悠来)
登場と同時に観客に投げキッス。
黄色い声が飛び、まるでコンサート会場のよう。

JURANは大根芝居すぎて、舞台から完全に浮いてしまっていた。
観客はほぼJURANのファンなので、本人は一向に構わない。


冴島鋼牙(小西遼生)は御月カオル(肘井美佳)とデート?
一緒にこのお芝居を見ていた。

鋼牙はおもむろに席を立つ。「俺は時間を無駄にしたくないんだ。」
「破滅の刻印」のことは告げていない鋼牙。
この言葉の真意をカオルは理解できたのだろうか?
真剣なまなざしの奥に、一抹の寂しさが現れている。


舞台袖から、このどうしようもない主役に悪態をついている掃除係がいた。
この掃除係りは高峯龍之介(川﨑麻世)
彼は昔、天才役者と呼ばれ、華やかなスポットを浴びていた。
今も舞台から離れられずにいた。


終演後、舞台の成功を喜ぶJURAN。舞台監督は彼の言いなり。
彼あっての舞台。致し方ない。

その様子を見ていた高峯は憤りを感じていた。
薄暗い道具室に入り、剣を握るとJURANの役のせりふを言う。
さすが天才役者、腹のすわったいい声で演じる。
大鏡に自分が映った。そこにはただのおじいさん・・・

「違う!これは私ではない!!本当の私は舞台の上にいるんだ!!!」

華やかなりし時を忘れられずに自分を否定していた。
怪しい笑い声が道具室に響く。声を探すと奥にある化粧箱だった。
フタを開けると使い古されているが、きれいに整理されていた。

中から光が放たれ、
「取り戻したいのか?かつての輝きを・・・・・」
化粧箱がそう言うと白い腕が何本も飛び、
手のひらで高峯の顔をひと撫で、ふた撫で・・・
黒い物体が高峯を取り巻く。ホラー、体内に侵入完了。


帰ろうとするJURANの前に現れた高峯は、舞台の敵役の衣装。
JURANにむけて差し出した腕から赤い煙が出て、舞台の世界に入り込む。
剣を交わしJURANを柱まで追い詰めた。
高峯は腕を出し、吸い込むような動作をすると
JURANの生命も肉体も、餌として吸い込まれ消滅してしまった。


JURANのいない次の日。客入れの時間が迫るが、舞台中止が濃厚。
そこにJURANの衣装を着けた男が現れる。そう、高峯。
剣を振る動作は中世の剣ではなく日本刀のような振る舞い。
彼を代役として舞台の幕は上がった。
圧倒的な演技力で観客は息を呑み、涙を流す。


鋼牙は元老院で神官グレス(ひし美ゆり子)より指令を受ける。
化粧に宿りしホラー、魔法のごとく人間の顔を変え、その魂を奪う。
ホラー:アグトゥルス


冴島邸のリビングでは倉橋ゴンザ(螢雪次郎)とカオルが
高峯の再来と呼ばれる男の話をしていた。
魔戒法師:布道レオ(中村織央)は奥で魔道具の点検。

ゴンザは昔、大ファンだったのでチケットを買っていた。
高峯竜之介こそ、真に人の胸を打つ天才役者。だが、再来ということは別人。
もしかしたら化粧で若作りをしている本人かもしれないとカオルは言うと、

「化粧は人間が唯一出来る魔法みたいなもの。」

レオの言葉にカオルは憤慨。「私、そんなに化粧してない!!」


高峯は楽屋でメイクをしていた。そこに役者志望の女の子が訪ねてくる。
「大ファンです。でも本当は役者志望。演技のレッスンをして欲しい」

まずは恐怖の演技。女の子は軽い悲鳴を上げる演技をするがそれではない。
「そんな恐怖は偽物だ。」そう言うと高峯は手のひらを顔に近づける。
仮面を取るようなしぐさ。でも本当に女の子のメイクが取れた。
驚いて悲鳴を上げる。「そうだ!その顔だ!!!」
頭を押さえ込み吸い込むように食べ、消滅。


舞台裏にいるスタッフたちをレオは全員眠らせ、幕が上がる。
観客は・・・魔界騎士ただ一人。
そう、鋼牙がチケットをすべて買い占めていた。

「お前は今夜のVIP客。見ごたえたっぷりの芝居をみせてやろう!」
「その芝居、俺が幕を下ろしてやろう。」

鋼牙は舞台に立ち、剣を合わせる。「立ち居地が違う!俺にかぶるな!!!」
戦いでありながら、芝居を演じているように無尽に変化しながら応戦する高峯。
女形やマイトガイ、京劇役者・・次々と変わるので、戦いにくい。
「私はこの舞台の主役。たとえ魔界騎士といえども、
主役の私を切れるはずがない!」

京劇の衣装で宙づりになり、飛ぶように戦う高峯だが、ワイヤーを鋼牙が切った。
ぶざまに落下する高峯をおいて、主役のスポットは鋼牙にあたる。

「どれだけ主役を気取っても、所詮貴様は偽の王だ!」
そう言って剣を構えると鋼牙に銀色の紙ふぶきが舞う。

自分のせりふと舞台を奪われた高峯は、ホラー:アグトゥルスの姿を現す。

鋼牙は黄金鎧を召喚  黄金騎士牙狼 見参。

戦いの場所は中世の広場前に変わる。
アグトゥルスは顔を何枚も湧き上がらせて分身を作った。
4体の分身は牙狼に襲い掛かるが、しょせん分身。倒すのに造作もない。
分身を切った弾みでアグトゥルスの胴に一太刀。

元にいた舞台に戻り、ホラーから戻った高峯は剣を頭上に掲げ崩れ落ちる。
身体は消えてなくなった。ホラー:アグトゥルス滅。
静かに舞台の幕が下りる。


カオルはリビングで泣いていた。
帰ってきた鋼牙は少し心配し、訳を聞こうとするが、

「もういいの。私のことはほっといて。どうせ私といる時間は無駄な時間・・」

カオルの肩に手を置き、語りかけようとする鋼牙。
カオルをなぐさめようと肩に手を置こうとするが、
魔道具:ザルバがカオルの側にいくかたちとなり、カオルの演技はバレた。

「お芝居のことを鋼牙にもっと好きになって欲しくて・・・」

その様子を見ながら、でもも何も言わずに魔道具の手入れをするレオ。


二人の関係がかなりくだけて見えて、そこの場面だけはほんわかします。
舞台がメインの回でしたが、中途半端な芝居はどうかと・・・
いまどきなら、あの下手さでは舞台に上がれませんね。
わざとだとわかっていても気になるーーー。
川﨑麻世ってこんなだったかなぁ・・・
女形のときは凄いと思いましたけど・・・・






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牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第八話 妖刀 ネタバレ [黄金騎士 牙狼 GARO]

黄金騎士 牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第八話「妖刀」

今回は「東北新社創立五十周年記念作品」となります。

牙狼 魔戒閃騎  第八話 「妖刀」

着物姿に二本差しの男。浪人?マゲは結っていないが、時代は随分前のよう。
山間の参道で、一人の浪人に四人の剣士がぐるりと囲む。
浪人の名は猪狩重蔵(大友康平)
四人の男たちはどこかの門下生。師の敵討ちで戦いを挑んでいた。
猪狩は病を抱えているような重い咳をする。
この咳で間合いが崩れ、四人の男たちは一斉にかかってきた。
猪狩は3人を瞬時に切り、残りの一人は手合わせもせずに刀を鞘に納めた。
帰ろうと背中を向けたときに、残りの一人は思い余って切りかかる。
背を向けたまま抜刀、刀をはらい一突き。

それを見ていた尼(肘井美佳)は無益な争いをする理由を尋ねる。
こんな戦いを続けていれば「死」が待っているだけだと諭すが
強い男を捜しているだけで、長く生きるつもりもなかった。
猪狩は自分の命があと少しだと悟っているよう。


村人が恐ろしく強い男と呼ばれる者の居場所を猪狩に教える。
その者の名は右京。もう何十年と人を切り続けている人物。
右京が居るという朽ちかけた寺に赴く。
中に入ると自分がここに来ることを知っていたかのように待ち構えていた。


「俺の刀がお前の生き血を欲しがっている・・・」
右京はそう言うと目にも留まらぬ速さで猪狩の背後を襲う。
右京が目を開けるとホラーの証が。猪狩はそんなことはどうでもいいことだった。
激しく打ちあう。力は互角でなかなか勝負がつかない。
二人の刀が手から離れ、打撃に変わるが、刀を手に出来たものが勝負を決める。
落ちた刀の所に素早く動き、二人ともほぼ同時に刀を手にする。
重ねた刃を猪狩は右にはらい、右京は一瞬右を向く。
その隙に胴に一突き。猪狩はホラーを滅した。
右京は倒れたと同時に煙のように実態がなくなり、刀だけが残された。
苦しそうに咳き込む猪狩に刀が語りかける。

「お前はじきに死ぬ。お前の命をこの俺様が救ってやってもいいぞ。
お前はまだ強い男を捜している。強い剣と戦うことを望んでいる。」

猪狩は息も絶え絶えに「お前の望みは・・・・・」
「剣に生き血を与える。ただ、それだけだ。
お前は人間を切り続ければいい。それでお前も俺様も生きていける。」

刀を手にし、掲げたと同時に眩しい光が猪狩を包む。


道に倒れている猪狩。目を開けるといつもの林。今は夜。
眼前を謎の物体が飛び、光る白い箱が動き回る。どうやらここは現代か?
飛んでいるのは飛行機で、動いているのは車。

ようやく目を開けた猪狩に刀は語りかける。
「お前を治療するのに何百年とかかっただけだ。」


街をさまよい歩く猪狩。刀は生き血を欲しがっている。
町人は切れない。強い男を捜していた。
ヤクザとすれ違うが、猪狩の眼力だけでビビッてしまい、勝負にもならない。
自分と互角に戦える強い男がいない・・・・


そのときに剣が交わる音が聞こえた。その場所に慌てて駆けつける。
そこでは涼邑 零(藤田玲)がホラー・レベッカと戦っていた。
ホラー・レベッカは正体を現し、零は銀牙騎士ゼロとなり、その陰我を断ち斬る。

その様子を影で見ていた猪狩。ゼロを見たときに子供のときの記憶がよみがえる。


ゼロは鎧を解除し、ほっと一息ついたところに猪狩が姿を現した。
魔道具シルヴァはホラーでないことを確認。でも、妙な気配を感じる。
影で剣さばきを見ていた猪狩はゼロに勝負を申し込む。

「お前の二刀流と俺の剣、どちらが強いか確かめてみよう。」
そんなことに興味がないゼロはその場を後にしようとするが、
猪狩は刀を抜こうとする。が、抜けない。刀には人の生き血が必要だった。

「俺は強いものと剣を交えるために生きている!」

ゼロの後を追い、木刀を二本渡す。これで勝負。
本気で戦う気のないゼロは防戦一方。
猪狩は「甲冑を着たお前と戦いたい。」というが、
ホラーでもないのに、鎧を召還などできない。
だがゼロは刀を交えるのが楽しくなってきた。

剣筋を見て若さを指摘された。
本来ならば今の動きと逆にするほうが理に適っている。
余計なお世話だとうそぶくゼロに、容赦ない木刀が飛ぶ。
上段の構えを取った猪狩は突然の咳に襲われ、その隙にゼロが木刀を打ち込む。
木刀がのど元寸前のところで止まる。もう十分。これで終わり。

「決着がまだついていない。もう一度真剣で勝負だ!」
「断る。俺は忙しい。」


刀は猪狩に語りかける。
「今のままではお前の身体は朽ちる。剣に生き血を与えよ」

剣よりゼロが魔戒騎士だと聞かされる。
「あの男を切りたければ、剣に生き血を!!!」
猪狩は少し考え、剣を自らの腹に打ち込む。さながら切腹のよう。

「他意なき人を切るぐらいなら、朽ちて死んだほうがましだ・・・
生き血を欲しいのなら俺の命をやる。存分に血を吸うがいい」

そう言うと、さらに奥に剣を突き立てる。
剣から浮かび上がるホラーの姿が少しづつ薄れ、赤い光と共に消滅。


ホラーが潜んでいるところにホラーを探しに来たゼロ。
そこに姿を現したのは猪狩重蔵。
魔道具シルヴァは猪狩をホラーだという。
憑依されたというよりは、魂はこの男のままで、自我がホラーを凌駕している。

「子供の頃、お前と同じ鋼の甲冑の男を見た。
あれほどに見事な剣を俺は見たことがない。
そのとき俺は決めた!この男より強い男になると。やっと見つけた。」


言い終わるやいなやゼロに剣を出す。慌ててよけるゼロ。
そのまま打ち合いになるが、決着がつかない。
打たれた剣をかわすのに、ゼロは前回指摘された動きを実践した。
学んだことをすぐに実践できることに猪狩は満足していた。
交えた剣を離すために猪狩はゼロのボディに蹴りを入れる。
後ろに飛ばされたゼロは魔戒剣を一本落とす。
猪狩はそれを持ち上げ二刀流でかかってくる。
この剣はソウルメタルで出来ている。持ち上げられる人がいたとは・・・


ソウルメタルとは・・・
一般人にとっては超重量の特殊金属でできていて、
持ち主の心の在りようによって重量を変える物質。


「ばかだよあんた・・どうして俺とあんたが切り合う!!
あんたなら魔戒騎士にもなれたはず!」

「そんなものに興味はない! 俺はホラーになれたからあんたと戦えた!」

ゼロは魔戒剣を持つ腕を攻撃し、奪還。


「さあ、そろそろ決着をつけよう!」

その言葉を聞いたゼロは鎧を召喚 銀河騎士 絶狼 見参!

猪狩は着物の前をはだけた。そのままホラーカゲミツへと変体する。

カゲミツの打ち込んだ剣が絶狼の顔をかすめ、絶狼の剣はカゲミツの胴を刺す。


カゲミツから元の姿に・・・
「悔いはない。俺は誰よりも強い男と戦った。お前より強い男など居るまい。」
「居る。それは金の甲冑を着た男だ。そいつが一番強い。」

猪狩は持っていた剣をゼロに渡す。身体は跡形もなく煙のように消えた。


ゼロは今回のことで昔のことを思い出す。忘れていた感情。
冴島鋼牙(小西遼生)とどちらが強いか決着をつけてみたくなった。

ふいに「破滅の刻印」がうずく。
「鋼牙、どうする。時間がなくなってきたぞ・・・・」




今回はゼロしか出ない珍しい回でした。
刀を交えることでしか己の確認が出来ない男。
今にはいない究極の武士みたいなのがとても格好よかったです。
人がホラーを利用する。すごい展開ですね。


これは前回の牙狼の魔道具シルヴァです。
今は手首の辺りにいますが、ネックレスの方が存在感抜群!





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黄金騎士 牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第七話 閃光  あらすじ ネタバレ [黄金騎士 牙狼 GARO]

黄金騎士 牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第七話 「閃光」

「閃光」
冴島鋼牙(小西遼生)に「破滅の刻印」を刻んだ赤の腕、赤の仮面の男は、

「深く眠りし太古の赤き魔獣 メシアのキバ:ギャノン
我にその偉大な力を奉げよう!」
太古の魔獣の召還準備を行っている。


冴島邸のダイニングルームで御月カオル(肘井美佳)が
魔界竜の稚魚「カオル」のスケッチ中。
じっとしてられないカオルはあちこちと動き回り、スケッチにならない。

倉橋ゴンザ(螢雪次郎)は稚魚:カオルの変わりに絵のモデルに志願するが、
今回の絵本は妖精しか出てこないので却下・・・
妖精のアイディアが出てこなくてイライラしながら鉛筆を走らせる。
その様子を魔道輪ザルバがからかい、思わず怒る。
本を読みながらカオルの付き合いをしていた鋼牙は
その様子をあきれたようにカオルをたしなめる。

「ごめんなさい・・・・」
鋼牙に言われるとつい素直に謝ってしまう。

稚魚:カオルを見ながら・・
どうしてカオルと名づけたの?からかい半分で聞いてみる。
そんなことはどうでもいい事・・・答えようとしない鋼牙。

「“アカネ”がいいと言ったが、鋼牙がどうしてもカオルって名前を付けたいって・・」
とザルバが名付けたときのことを話してしまった。
デタラメを言ったとザルバをしかるが、心の中を見られたような気分。
ゴンザとカオルはその慌てる鋼牙の姿を見てニヤニヤ。

絵を描くことに集中しすぎて眠ってしまったカオル。ゴンザが毛布をかけてくれる。
心地よさそうに眠るカオルの寝顔を見ながら鋼牙とゴンザは
ひとときの幸せな空気感に包まれる。そのとき元老院からの緊急指令。


カオルは稚魚:カオルのスケッチを編集者に見せる。
ダメ出しをされ、落ち込んだ気分でブラブラと歩道を歩いていた。
前から足早に歩く人・・・魔戒法師布道レオ(中村織央)だ!

カオルは、出かけたはずの鋼牙と一緒にいないことを不思議に思った。

「苦手な仕事だから逃げてきちゃいました。」

嫌味な大先輩を鋼牙に押し付けて来たことを今は反省している・・・
話題を変えようと、カオルは霊獣の毛皮について聞く。何に使うものなのか?
魔界法師が使う、大切な道具の材料。
カオルはすぐにピンときた。「それは、魔道筆でしょ!」

レオは魔道筆をカオルに見せた。絵を描くものとして、筆はとても気になるもの。
手にとって触らせてもらう。

「元々ホラーと戦っていたのは魔界法師で、
魔道筆で術を放ち、人々を守ってきていた。」

レオは魔界法師の源流をさらりと話すが、その話を聞くと振ってみたくなり
おもわず術をかけるように「えい!」と魔道筆を振ってみる。
カオルでは術はかかるはずはない。
ふいにレオの方に振り向く・・それはとある女性を思い出させた。
はっとするレオ。

「私が持ってもただの筆。でも、素敵な絵が描けそう。」


元老院に行くと元老院付きの魔戒法師ラテス(木下ほうか)がいた。
満月の今日、霊獣の毛皮を下界にいる魔界法師たちに
受け渡す儀式のための護衛として
神官グレス(ひし美ゆり子)が鋼牙を呼んだのだった。

ホラーに付け込まれる因果など持っていない
ラテスは護衛を必要としていなかった。
ラテスから見ると鋼牙はまだまだ子供。子供にお守りをされても・・・


ラテス法師と共に下界へのエレベーターで移動中。
「若い娘の法師が騎士にもまして暴れている、それに同調している騎士がいる。」
「法師の力に男も女もありません。」そう述べる鋼牙だが
ラテスは、それこそが秩序の崩壊を招く要因となる事を危惧していた。
ホラーを倒すのに、個々の優れた力は必要が無い。これがラテスの見解だった。


下界に到着し、そこからとあるビルの屋上に移動。
受け渡しの儀式を行おうと「霊獣の毛皮」の封印を解いた。
呪文を唱え、霊獣の毛皮を満月の光にかざすと大きく光を放つ。
なぜか鋼牙は怪訝顔。
手渡す瞬間、相手の腕を叩く。「こいつらは死人だ!」

だが、霊獣の毛皮は相手の元に渡ってしまった。
本来の姿に戻り、攻撃を仕掛けてくる。赤い腕と仮面の男!
逃げる男を追う。どこだ!!!


「胸の痛みはどうだ?冴島鋼牙。死の恐怖を、絶望を感じているか?」
「貴様たちはいつになったらホラーを滅ぼす?
ホラーに怯える人間をその恐怖から救う?
だが、人間に邪気がある限りそれは無理か。
かつてホラーを倒していたのは我ら魔界法師。

俺は全ての魔界騎士を淘汰し、その歴史を取り戻す。
コイツはこのために必要なものだ。」


魔界法師なのに見事な剣捌きで鋼牙を追い込め、
被っていたマントを剥ぎ取り、本来の姿をさらす。
戦いやすくなったとばかりに、剣を繰り出してくる。
鋼牙は霊獣の毛皮を握っている腕を重点的に攻め、手から離れた・・
先まわりし鋼牙の手に渡る。が、またすぐに奪われてしまった。

「鎧を召還しろ!騎士として死なせてやろう。」


鋼牙は黄金鎧を召喚  黄金騎士牙狼 見参。
「貴様の因果、俺が断ち切る!」


ホラーの血を操り、鎧を召還。魔戒騎士 牙狼邪悪 見参。

黄金騎士牙狼と同じ姿だが漆黒の鎧をまとっている。
激しい剣の打ち合わせが続き、黄金騎士は少し劣勢。
相手のフィールド内なので仕掛けがわかりにくい。

「貴様の墓場はここだ!!!」

あの鎧はGAROの大我 ならば!!!!

黄金騎士は鎧を解除し、その鎧のパーツが攻撃を受け止める。
鋼牙は鎧のない状態でも戦おうと対峙するが、
鋼牙の思惑どおり、邪悪の鎧も解除されていた。
赤い魔界法師はその場を退却。
偵察に稚魚:カオルを放つ。

鋼牙の手元に残る約半量の霊獣の毛皮。
残りは相手に渡ってしまったのだろうか・・・
ふいに鋼牙の胸に刻まれた破滅の刻印がうずく。


赤い魔界法師は退却できたもののかなりのダメージを受けていた。
偵察に来ている稚魚:カオルを握りつぶし、場所の特定だけはさせない。
赤い仮面を剥ぎ取り、肩で激しく息をする。


今回は激しくストーリーが前進しました。
漆黒の牙狼邪悪、黄金色よりは格好がいいですが、
内面で抱えている重みが牙狼よりも重くて深い・・・
うかうかすると周りから何かを仕掛けられそうで・・・
変な不安感が残ります。
カオルに重ねた女性がキーとなってくるのでしょうかね。










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黄金騎士 牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第六話 手紙  あらすじ ネタバレ [黄金騎士 牙狼 GARO]

黄金騎士 牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第六話 「手紙」
あらすじやネタバレです。

第六話 「手紙」
街はずれの田舎の一軒家。満月の輝く夜。
そこに住む庄内治(小松政夫)妻:直恵(松金よね子)息子:眞人(高野八誠)
夕飯を食べながら眞人は母にビールを勧める。がすぐに酔うからと断る。
変わりに父にお酌をしながら最近の腰の調子を聞く。
無理はだめだと言ってくれる息子に「わかっているよ」と言いながら
そんなことを言ってくれるようになった息子がうれしい。
肉じゃがをねだる眞人に差し出した肉じゃがは、いつもの通りおいしくない。
「やっぱまずいな。こんなまずい肉じゃがないよ」


庭に植えてある裸木の枝の先端が丸くなり、
木の上に籠を取り付けたようになっている。
籠が満月を閉じ込めているような丸い形をしていた。
そこから差し込む月の光が眞人を怪しくゆらゆらと照らす。
父と母は眞人が帰ってきたことで笑顔が絶えないが、
眞人の顔は能面のように表情が無い。


思いつめ、何かを決意したような面持ちで冴島邸に現れた涼邑 零(藤田玲)
冴島鋼牙(小西遼生)とさっそく剣を交える。
ただならぬ雰囲気だが、剣を交えることで少しは楽になれるだろうか。

「安心したよ。なにも鈍ってないな」「お前もな」

零は鋼牙によからぬ変化が起きたかとためしていたのだった。

「破滅の刻印は鎧を召還する度に命を削る。
刻印のことをあいつは知っているのか?」

その質問には答えられない。
鋼牙は御月カオル(肘井美佳)にこのことを話していなかった。
ゼロは言えない鋼牙の性格もわかっていた。

ひと勝負を終えて部屋に戻ると魔戒法師布道レオ(中村織央)が来ていた。
鋼牙はカオルに改めてレオを紹介する。
レオはゼロの顔を見てすぐコルトの様子を教えてもらおうとする。
大丈夫。向こうの管轄の魔戒法師たちがうまくやってくれている。

倉橋ゴンザ(螢雪次郎)はみんなに紅茶を振る舞い、
冴島邸に久しぶりのにぎやかな夕食のために腕に張り切っていた。

「このにぎやかなディナーは俺のガラじゃない・・」
ゼロは夕食を辞退し、冴島邸を後にする。


ゼロは街はずれの田舎の一軒家、
裸木の先端が籠のようになっている庄内家の前を通る。
魔道具シルヴァはこの家にホラーの気配を感じる。


珍しい木があるおかげでいろんな人が庄内家を訪ねてくる。
あるときはカメラマン。あるときは保険の外交員。あるときはギャル。
いつも家の中に案内し、ご飯をご馳走する。

「木は家の中から見ると先が球体のように見え、眺めがとてもいい。」

食事を食べ終え、お茶を飲む・・・
その差し出されたお茶を飲むと口から泡をふいて生き絶える。
それを老夫婦は当たり前のように遺体を運び、木の根元に埋める。
木に埋め続けると満月の夜、眞人が帰ってくる。現に帰ってきていた。

帰ってきた眞人の動きはいつも同じ。
母に酒を勧め、父に酒を勧めながら腰の具合を聞く。
肉じゃがを食べてまずがる。

でも今回は少し違っていた。
差し出された肉じゃがを食べるはずが、そこにある適当なものを食べ、
「やっぱまずいな。こんなまずい肉じゃがないよ
やっぱまずい、やっぱまずい、やっぱまずい・・・・・・」
バグったように同じせりふを言い続ける眞人。


眞人は親に内緒で戦場カメラマンとして戦地に赴いていた。
そこで流れ弾が当たり、命を落とした。
両親は迎えに行き、遺体と対面したが死を受け入れられなかった。
遺品の中に一粒のたねを見つける
その種を眞人のように大事に大事に育てた。


ゼロはこの木に切りかかろうとしたとき、声をかけられ家に上がる。
今日は満月。
夕飯をご馳走になり、お茶を飲む。だが零には毒は効かない。
老夫婦にはわかっていた。このひとは何かが違うと。

「これが仕事なんだ・・・俺の・・・・」
切りかかろうと動き出すゼロにうごめきだす枝や根は、容赦なく襲い掛かる。
月の光が差し込み、眞人が家に戻ってきた。
いつもと同じ、いつもの動作。何があっても何もなくても同じ動き。

「それは息子じゃない!目を覚ませ!!」
いくら言っても息子の姿が見られるのがうれしい。受け入れられない。

「そいつはホラーが作り出した幻。息子はもう・・死んだんだ!!!」

裸木はホラーの姿を現す。

ゼロは鎧を召喚 銀河騎士 絶狼 見参!

銀狼剣でホラーを切りつけるたびに眞人が崩れていく。
木を縦に真っ二つ。老夫婦の願いもむなしくホラーを滅した。

眞人はいつもの行動をしながらすこしづづ消え、最後は大きく光って消えた。
幻の眞人もいないこの世に未練がなくなった二人
ゼロに自分たちを殺してくれるように頼み込む。

「ごめん・・・俺が切るのはホラーだけだ・・・」
哀願する老夫婦を置いて立ち去る。


ぐちゃぐちゃになった家の中を片付けしながらみつけた眞人の最後の手紙。
最後まで書けていない手紙の続きは何だったのだろうか・・・
遺品の種を植え、木が育つと眞人の亡霊が帰ってきた。それが寄り所だった
木がなくなり、二人を支えるものがなくなった。

二人はいつも客に振舞う方のお茶を飲む。


ゼロが主体の回でした。
でも目を引いたのは、鋼牙とカオルの距離。
寄り添うように側にいるのが当たり前なほどの近さでした。
その距離を見てからのゼロの行動がやけに悲しく感じます。
わかっていながら召還する鎧。
本当に必要か見極めているのでしょうか?
なんとかなるなら素でどうにかして欲しい!!!!








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黄金騎士 牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第五話 奈落 [黄金騎士 牙狼 GARO]

黄金騎士 牙狼 GARO 第五話 「奈落」
あらすじとネタバレです。

第五話「奈落」

黄島鋳造の黄島宏二(なだぎたけし)は一枚のマンホールを納品に来ていた。
自分の最高作品。良さは分かる・・触ってもらえれば・・・
依頼者は芸術なんてどうでもよかった。契約した数を納期に間に合えば・・
残りを大至急で製作しなければいけない。

散々コケにされた帰り道、通行人に踏まれるマンホールをジッと眺め
「違う・・・私のは違う・・・・」
マンホール製作にただならぬ情熱をかけていたようだ。

足りないマンホールを製作する。
出来上がった一枚のオモテを愛でるように撫で摩る。
怪しげな色香を放つ成人女性の天使たちが自分を優しく撫でてくれるような感覚・・・
恍惚のひとときを味わっていた。
そのマンホールから突如「目」が現れ、驚き現実に戻ってしまった。


先に納品された一枚が道に設置された。
誰も表の絵など見たりしない。踏みつけるだけ。
夜、一人の女性が千鳥足で帰宅中そのマンホールの上に両足を乗せた
そのとき、突然フタがなくなり落下。暗闇の中から突如ホラーが現れ憑依。


御月カオル(肘井美佳)は青木先生のお手伝いで絵画展の受付をしていた。
先生の作品を一日中タダで見られるなんてラッキー!


冴島鋼牙(小西遼生)は神官グレス(ひし美ゆり子)より新たな指令を受ける。
(ランタン型の通信機でのやりとり。ランタンの中にグレスが小さく写っている。)

ホラーが消えた。その正体は「デスホール」
ある種のゲートを落とし穴にして次々と魔界のホラーに人間を食わせている。
邪気が全く感じられず、どこのオブジェを使って出現したのかは不明・・・
まず、何をゲートにしているのか?それを突き止める。


黄島はアトリエに自分の作品「マンホール」を持ち込んでいた。
アートしか扱っていないから。と断られ、出口まで見送られる。
そこはカオルが手伝いをしていたビルで
受付で青木先生と立ち話をしていたときに黄島の姿が目に入る。
大学時代の同窓生?青木は慌てて黄島を追いかける。

それは20年ぶりの再会。
青木は絵画展を開催できる腕になったが根無し草。
黄島は家業の鋳造所を継いで地に足がついた生活。
同じ絵描きのたどってきた道は年月と共にずいぶん変わってしまった。
会話をしているあいだずっと青木が踏んでいたのはマンホール
黄島はそれがとても許せなかった。この恨みをマンホールに込める。


「素晴らしいわ。ここまで完璧な作品見たことない・・これこそ本当の芸術」
「まるで異世界に続く扉のよう・・・」
話かけているのは、そう!あの時マンホールに落ちホラーに憑依された女性
自分の作品を真の理解者が現れたことで創作に拍車がかかる。


倉橋ゴンザ(螢雪次郎)にとって見知らぬ魔戒法師が家を訪ねてきた。
鋼牙が表に出ると布道レオ(中村織央)
霊獣の肝を黒イチゴの実で煮込んだ万病に聞くという煎じ薬を持ってきていた。
破滅の刻印は病ではない。効くかどうかわからなくても鋼牙のために何かしたい・・

「ホラー狩りは他の魔界騎士に任せて、破滅の刻印の解明を急いでください。
鋼牙さんにはあまり時間がない・・・いつ命が絶たれるか・・・」

指令を遂行することが優先。レオと共にゲートを探りに出かけた。


警備員が巡回中、あのマンホールを踏む。
中から白い手が幾重にも現れて襲い掛かる所・・鋼牙が駆けつけ一太刀。
ゲートの正体はマンホールのふた。となると、かなりの数のゲートある。
レオゲートのマンホールを探し出し、片っ端からゲートを無効化させる。

ゲートを無効化させていた。カオルがその場に出くわす。
ちょうどカオルのいたビルのそばのマンホール
初めて見る魔界法師だが、普通に頭を下げ・・・????

「このマンホール 昼間と模様が違ってる」
確か青木先生が同窓生の人と話ししていたときに踏んでいたのと違う
ゲートになるマンホールの特徴が分かった。


マンホールを片手で楽に持ち上げる女性が道を歩いている。
鋼牙がそばの近づいたとき魔界騎士だと当てられた
そんなことがわかるのはホラーしかいない。
この女がホラー「デスホール」 真の姿を現したデスホールに

鋼牙は黄金鎧を召喚  黄金騎士牙狼 見参。

魔界剣に魔道火をかざし、炎の魔界剣にし、
その炎を建物を登るデスホールに放つ。
炎は身体を真っ二つに切り裂き、滅した。

あとはフタをホラーに提供していた人を探さないといけない。


黄島は自分の作ったフタが呼んでいるように感じ、思わず振り向く。
フタのあった場所は穴に変化し、黒い妖気を発する。
そこから浮かぶのは妻との過去。
妻になじられたことでマンホールに落とし、助けることなくフタをした記憶。
消そうとしても消せない。妻の亡骸が目を見開いてこっちを見ている。
黒い妖気は妻の形となり黄島を飲みこむ。


鋼牙は製作者を突き止めるが、すでに息絶えていた。
ホラーの仕業ではない。だがよほど恐ろしいものを見たような形相だ。
なぜこの男が作ったフタがゲートになったのか?
鋼牙には興味はなかった。知る必要も無い
最後の一枚を封印――――― 任務完了。



今回は人間の業みたいなものを感じる回でした。
何をしてもうまくいかないときに、自分の気持ちを変えてくれる「何か」
これを見つけたら自分をコントロールできなくなる気がします。
同窓会は幸せな人しか行かない。
これの典型的なパターンで、同窓生に会って、
自分の生活を省みてしまう恐怖。
黄島は余計に追い詰められたかもしれません。
人間の理解者が欲しかったですね。









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牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第四話 「切札」 ネタバレ 黄金騎士 [黄金騎士 牙狼 GARO]

黄金騎士 牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第四話「切札」
ネタバレで書いてます。


とあるカジノ場。個室の中で繰り広げられているのはポーカー
ディーラーは軽妙な手さばきでカードを配る。
Mr.ブラックジャガーと呼ばれる男。冴島鋼牙(小西遼生)は手札をオープン
先に4枚。スペードの2,3.4.5
残りのカードは・・・・スペードの1 「ストレートフラッシュ」

ザルバはその間に、プレーヤーの中に潜むホラーが誰かを探っていた。
だが、邪気が消されていて特定できずにいる。
この部屋の仕掛け・・・それは何か?


少し時間は戻る。

とある昼下がり、倉橋ゴンザ(螢雪次郎)と御月カオル(肘井美佳)は
二人でトランプのババ抜きをして遊んでいたが、二人だと盛り上がらない。
通りかかった鋼牙を誘うが取り合おうともしない。

「鋼牙がトランプなんてするはずがないじゃない」
カオルはゴンザともう一戦するためにカードを混ぜながらつぶやく。
その言葉に反応した鋼牙が参加しようとしたときに指令が届く。


西の果ての小島に、人々に死のカードゲームを挑むホラーがいる。
参加者たちが次々と行方不明になっているよう。

神官グレス(ひし美ゆり子)より
闇カジノに潜入し、ホラーの正体を暴き、殲滅する命を受ける。
勝負の内容は「ポーカー」参加のためにホラーからの招待状が必要で、
「ブラックジャガー」宛の招待状で参加する。

「ひとつ問題がある。俺はそのポーカーとやらを知らない」
グレスと魔戒法師布道レオ(中村織央)は思わず固まってしまう。
ゲームはザルバが教えてくれることになった。


会場ではすべての武器持込は禁止。
魔界剣はコートの中に仕込むことが出来るが、クロークに預けることになる。
敵の罠の中、誰がホラーかを見抜き、武器なしで挑むのは容易ではない。


「ブタだ。また俺の勝ちだな!」
自信満々に答える鋼牙。ザルバは「ブタが負け」なことを慌てて伝え・・・

「さすがね。ギャグをかます余裕があるなんて素敵!」と
リリカ(山本彩乃)が話してくれたおかげで素人だと疑われずに済んだよう。

「つまんないギャグだねぇ あんた、そんなんじゃ女にもてないよ」と
ビッグママ(佐藤直子)が話しを繋げる。

ビッグママの腕と技の伝説の話しを聞かせてくれるのはキッド(村上幸平)
そのときに鋼牙の背後にあるろうそくの炎は揺らめいた。
ろうそくは一人ひとりの寿命を表していている。
すでに寿命を使ってチップを買っていて、勝てば儲かり、負ければ死ぬ。
そう話すディーラー(久米田彩)の顔をじっと見る。こいつか?

ビッグママがオールイン。それを受けるリリカ。
ビッグママはフルハウス。
リリカはブタを出すが、タバコの煙を吹きかけたらストレートフラッシュ
リリカの勝ちだ。

ビッグママのろうそくは瞬時に消え、壁にあったトランプが襲ってくる。
トランプの竜巻に巻き込まれて消えた。
慌てて駆け寄る鋼牙。間に合わなかった。
ザルバの分析ではホラーの仕業ではなくトランプはゲート。

手持ちのチップを失うこと・・・それは死を意味すること
それを聞きイチロー(坂本真)は逃げ出すが、結界で戻ってしまう。
途中棄権は許されない。

ゲートならビッグママはまだ食われていない。
いずれにせよホラーは残った3人の中・・・・

勝負は進み、リリカのチップが足りなくなった。
ディーラーはリリカにチップの貸し出しを提案。
だが、リリカの一番大切なモノを担保として取られる。
大事なものは入院している恋人。
「私は負けない。だからお願いするわ。」
病院の壁からトランプが出てきて彼を取り巻く。

いつものように手札を出し、タバコの煙を吹きかける・・・

「待て!」「このタバコには幻覚剤が含まれている」
鋼牙がそう言うと、カードがたちまち元通り。
負けが決まった瞬間に彼を取り巻くトランプが彼を飲み込み、
リリカも飲み込まれてしまった。

残るは2人。どちらがホラーなのか?


イチローが手札を確認せずに提案。
このままカードを見ず、カードチェンジもしない。
オールインするので乗って欲しい。
提案を受けて勝負!
キッドはツーペア、鋼牙はスリーカード、イチローは・・・ストレートフラッシュ
鋼牙にトランプが襲ってくる。
カードの中に閉じ込められたが、結界の在りかが分かった。
カードの世界にビッグママやリリカもいた。

勝負に勝ったはずのイチローもキッドもカードに飲まれる。

キッドはカードから抜け出る。こいつがホラー。

「ちょっと待て!勝負はまだ終わっていない。まだ一枚残っている。」
ザルバはそう告げると口から一枚のチップを吐き出した。

「俺はまだ負けていない。ギャンブラーならギャンブルでとどめを刺したらどうだ」
この言葉に乗り、勝負再開。
ザルバは提案。「ジョーカーをカードに入れる」「面白い手が出来るぜ。」

カードが手元に配られ、ジョーカーはキッドの手に渡る。

「金を貸してくれ」
「あなたの一番大切なものを担保としていただきます」

鋼牙の頭に浮かんだ大切な人・・・「カオル」
担保としてトランプがカオルを取り巻く。

勝負!・・キッドは手札を広げたとき、鋼牙はトランプを投げる。
キッドが怯んだ時にジョーカーにペンを突き立てる。
結界が解け3人が戻ってきた。

戦いながらコートを手にし、魔界剣で雑魚を滅する。
残るはキッド一人。ホラーの姿に変わる。

鋼牙は黄金鎧を召喚  黄金騎士牙狼 見参。

空中戦を繰り広げるが、あっさりと一太刀浴びせ滅する。


今回はゆったりバージョンでしょうか。
カードを待っている時とか、「哭きの竜」!?
凄いポーズが出来てます。



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