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牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第八話 妖刀 ネタバレ [黄金騎士 牙狼 GARO]

黄金騎士 牙狼 GARO ~MAKAISENKI~ 第八話「妖刀」

今回は「東北新社創立五十周年記念作品」となります。

牙狼 魔戒閃騎  第八話 「妖刀」

着物姿に二本差しの男。浪人?マゲは結っていないが、時代は随分前のよう。
山間の参道で、一人の浪人に四人の剣士がぐるりと囲む。
浪人の名は猪狩重蔵(大友康平)
四人の男たちはどこかの門下生。師の敵討ちで戦いを挑んでいた。
猪狩は病を抱えているような重い咳をする。
この咳で間合いが崩れ、四人の男たちは一斉にかかってきた。
猪狩は3人を瞬時に切り、残りの一人は手合わせもせずに刀を鞘に納めた。
帰ろうと背中を向けたときに、残りの一人は思い余って切りかかる。
背を向けたまま抜刀、刀をはらい一突き。

それを見ていた尼(肘井美佳)は無益な争いをする理由を尋ねる。
こんな戦いを続けていれば「死」が待っているだけだと諭すが
強い男を捜しているだけで、長く生きるつもりもなかった。
猪狩は自分の命があと少しだと悟っているよう。


村人が恐ろしく強い男と呼ばれる者の居場所を猪狩に教える。
その者の名は右京。もう何十年と人を切り続けている人物。
右京が居るという朽ちかけた寺に赴く。
中に入ると自分がここに来ることを知っていたかのように待ち構えていた。


「俺の刀がお前の生き血を欲しがっている・・・」
右京はそう言うと目にも留まらぬ速さで猪狩の背後を襲う。
右京が目を開けるとホラーの証が。猪狩はそんなことはどうでもいいことだった。
激しく打ちあう。力は互角でなかなか勝負がつかない。
二人の刀が手から離れ、打撃に変わるが、刀を手に出来たものが勝負を決める。
落ちた刀の所に素早く動き、二人ともほぼ同時に刀を手にする。
重ねた刃を猪狩は右にはらい、右京は一瞬右を向く。
その隙に胴に一突き。猪狩はホラーを滅した。
右京は倒れたと同時に煙のように実態がなくなり、刀だけが残された。
苦しそうに咳き込む猪狩に刀が語りかける。

「お前はじきに死ぬ。お前の命をこの俺様が救ってやってもいいぞ。
お前はまだ強い男を捜している。強い剣と戦うことを望んでいる。」

猪狩は息も絶え絶えに「お前の望みは・・・・・」
「剣に生き血を与える。ただ、それだけだ。
お前は人間を切り続ければいい。それでお前も俺様も生きていける。」

刀を手にし、掲げたと同時に眩しい光が猪狩を包む。


道に倒れている猪狩。目を開けるといつもの林。今は夜。
眼前を謎の物体が飛び、光る白い箱が動き回る。どうやらここは現代か?
飛んでいるのは飛行機で、動いているのは車。

ようやく目を開けた猪狩に刀は語りかける。
「お前を治療するのに何百年とかかっただけだ。」


街をさまよい歩く猪狩。刀は生き血を欲しがっている。
町人は切れない。強い男を捜していた。
ヤクザとすれ違うが、猪狩の眼力だけでビビッてしまい、勝負にもならない。
自分と互角に戦える強い男がいない・・・・


そのときに剣が交わる音が聞こえた。その場所に慌てて駆けつける。
そこでは涼邑 零(藤田玲)がホラー・レベッカと戦っていた。
ホラー・レベッカは正体を現し、零は銀牙騎士ゼロとなり、その陰我を断ち斬る。

その様子を影で見ていた猪狩。ゼロを見たときに子供のときの記憶がよみがえる。


ゼロは鎧を解除し、ほっと一息ついたところに猪狩が姿を現した。
魔道具シルヴァはホラーでないことを確認。でも、妙な気配を感じる。
影で剣さばきを見ていた猪狩はゼロに勝負を申し込む。

「お前の二刀流と俺の剣、どちらが強いか確かめてみよう。」
そんなことに興味がないゼロはその場を後にしようとするが、
猪狩は刀を抜こうとする。が、抜けない。刀には人の生き血が必要だった。

「俺は強いものと剣を交えるために生きている!」

ゼロの後を追い、木刀を二本渡す。これで勝負。
本気で戦う気のないゼロは防戦一方。
猪狩は「甲冑を着たお前と戦いたい。」というが、
ホラーでもないのに、鎧を召還などできない。
だがゼロは刀を交えるのが楽しくなってきた。

剣筋を見て若さを指摘された。
本来ならば今の動きと逆にするほうが理に適っている。
余計なお世話だとうそぶくゼロに、容赦ない木刀が飛ぶ。
上段の構えを取った猪狩は突然の咳に襲われ、その隙にゼロが木刀を打ち込む。
木刀がのど元寸前のところで止まる。もう十分。これで終わり。

「決着がまだついていない。もう一度真剣で勝負だ!」
「断る。俺は忙しい。」


刀は猪狩に語りかける。
「今のままではお前の身体は朽ちる。剣に生き血を与えよ」

剣よりゼロが魔戒騎士だと聞かされる。
「あの男を切りたければ、剣に生き血を!!!」
猪狩は少し考え、剣を自らの腹に打ち込む。さながら切腹のよう。

「他意なき人を切るぐらいなら、朽ちて死んだほうがましだ・・・
生き血を欲しいのなら俺の命をやる。存分に血を吸うがいい」

そう言うと、さらに奥に剣を突き立てる。
剣から浮かび上がるホラーの姿が少しづつ薄れ、赤い光と共に消滅。


ホラーが潜んでいるところにホラーを探しに来たゼロ。
そこに姿を現したのは猪狩重蔵。
魔道具シルヴァは猪狩をホラーだという。
憑依されたというよりは、魂はこの男のままで、自我がホラーを凌駕している。

「子供の頃、お前と同じ鋼の甲冑の男を見た。
あれほどに見事な剣を俺は見たことがない。
そのとき俺は決めた!この男より強い男になると。やっと見つけた。」


言い終わるやいなやゼロに剣を出す。慌ててよけるゼロ。
そのまま打ち合いになるが、決着がつかない。
打たれた剣をかわすのに、ゼロは前回指摘された動きを実践した。
学んだことをすぐに実践できることに猪狩は満足していた。
交えた剣を離すために猪狩はゼロのボディに蹴りを入れる。
後ろに飛ばされたゼロは魔戒剣を一本落とす。
猪狩はそれを持ち上げ二刀流でかかってくる。
この剣はソウルメタルで出来ている。持ち上げられる人がいたとは・・・


ソウルメタルとは・・・
一般人にとっては超重量の特殊金属でできていて、
持ち主の心の在りようによって重量を変える物質。


「ばかだよあんた・・どうして俺とあんたが切り合う!!
あんたなら魔戒騎士にもなれたはず!」

「そんなものに興味はない! 俺はホラーになれたからあんたと戦えた!」

ゼロは魔戒剣を持つ腕を攻撃し、奪還。


「さあ、そろそろ決着をつけよう!」

その言葉を聞いたゼロは鎧を召喚 銀河騎士 絶狼 見参!

猪狩は着物の前をはだけた。そのままホラーカゲミツへと変体する。

カゲミツの打ち込んだ剣が絶狼の顔をかすめ、絶狼の剣はカゲミツの胴を刺す。


カゲミツから元の姿に・・・
「悔いはない。俺は誰よりも強い男と戦った。お前より強い男など居るまい。」
「居る。それは金の甲冑を着た男だ。そいつが一番強い。」

猪狩は持っていた剣をゼロに渡す。身体は跡形もなく煙のように消えた。


ゼロは今回のことで昔のことを思い出す。忘れていた感情。
冴島鋼牙(小西遼生)とどちらが強いか決着をつけてみたくなった。

ふいに「破滅の刻印」がうずく。
「鋼牙、どうする。時間がなくなってきたぞ・・・・」




今回はゼロしか出ない珍しい回でした。
刀を交えることでしか己の確認が出来ない男。
今にはいない究極の武士みたいなのがとても格好よかったです。
人がホラーを利用する。すごい展開ですね。


これは前回の牙狼の魔道具シルヴァです。
今は手首の辺りにいますが、ネックレスの方が存在感抜群!





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