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怪盗ロワイヤル Mission9 第9話 最終回 パンドラの匣 [怪盗ロワイヤル]

怪盗ロワイヤル Mission9 第9話 最終回 「パンドラの匣」

「嘘だよね。私たち3人の中に裏切り者が居るって・・・」
思いつめた顔で神村零(松坂桃李)に聞く片桐夏蓮(大政絢)

「本当だ!1年前北場たちを売ったのは・・・・・俺だ。
お前たちもいつか思い出す。」静かに零は答える。

岸原大雅(福士誠治)も夏蓮も、ただの冗談だと思いたい。
必死に否定する夏蓮。頭が割れるように痛い・・・・


2010年10月12日五億円事件当日。
高架下で、話し合いをしていた3人。

零が気づいてしまった「かすみ」の文字。これは国外逃亡の合図。
国外逃亡まで考えているミッションなんて、相当ヤバい。
北場夫婦のことが心配で仕方がない。
3人でとりあえず行ってみようとしたとき、黒塗りの車に囲まれた。

「お前たちもキャスティングされた。一緒に来てもらおう。」江崎駿(田中要次)が言う


連れて来られたのは藤堂英臣(山下真司)の屋敷。
藤堂の書斎に通された3人。
大雅と夏蓮はクロロホルムをかがされて意識を失った。
残された零に 「怪盗夫婦の逃走先を教えろ。」と銃を突きつけた。


夏蓮は薄れゆく意識の中で見た一年前の光景を、今思い出した。

「まさかあの時・・・零が北場たちの居場所を?」
「そうだ。」


黒塗りの車横付けにされ、中から江崎が顔を出す。
「お迎えにあがりました。神村様。」

零は二人を残し車に乗りこむ。
追いかけようとする二人をジャック(チャンソン)が引き止める


「偉大な人間は3種類居る。生まれた時から偉大な人間、努力して偉大になる人間、
そして、偉大になることを強いられる人間だ。」

この言葉はシェークスピアの一文。で、藤堂は今さら零に何の用があるのだろうか?

藤堂は零に静かに、自身に満ち溢れた者の威厳で語りかける。
「武力、政治、経済、教育、文化、あらゆる脅威にこの国は蝕まれている。
国を守るために必要なもの・・・それは王。絶対的な指導者。
この世界はそういう一握りの指導者たちで成り立っている。」

「その指導者たちに必要なのは・・・パンドラの匣っていう訳か・・・・」
零は話を聞いて少し納得した。

パンドラの匣の事を零が口にしたとき、藤堂と江崎がチラリと目線を泳がした。
その動きを零は見逃していない。パンドラの匣のありかの目星がついた。

「義賊のまま死ぬか、権力を持って未来を手に入れるか?私の後継者になれ!」

「偉大な人間は・・・・」と藤堂が語りだした時、
「重大な選択を誤らない。」と零は返した。

後継者として相応しいかどうか、最終テスト。
それは・・・片桐夏蓮を殺してくること。


北場高志(西村和彦)が殺された埠頭に来た大雅と夏蓮に倉田圭助(相葉裕樹)
零が藤堂側に付いたことで、パンドラの匣を盗むことが出来ない・・・

「零が裏切らなきゃ、あんなことにはならなかった。
父さんの復讐が目的なら、零もその一人・・・・大雅は許せる・・・?」

夏蓮は大雅に問うが、大雅は自分の思いをうまく言葉に出来なかった。


零は銃を手渡される。「これもテストか?俺があんたを打つかどうかの。」
「あんたを撃つつもりはない。」打つ構えをしたものの、発砲しなかった。

この銃で藤堂を撃っていたら、暴発して左手がなくなっていた。
自分の後継者にしようとする人間なのに信じてもらえていない。


「信じるなど、愚かな人間がすることだよ。」藤堂はさらりと答えた。

玉が一発しか入っていない銃を渡される。動きは全て見張られている。

「たとえそれが夏蓮の命だとしても・・俺に盗めないものは無い。」


本拠地のペントハウスに戻ってきた大雅と圭介。北場はまだ目覚めない。
せっかく記憶を取り戻したのに全員バラバラでどうしたらいいのか分からない。

大雅は眠り続ける北場を揺すり起こしながら
「こんな時に寝てんじゃねぇよ。起きろよ!!
いつもみたいに偉そうに言ってくれよ。どうすりゃいいんだよ!!!」
枕元に置いてあった家族写真が目に入った。

「危ない!!信じて・・・仲間を信じて・・・」繰り返しうわごとを言う北場。

西崎(下条アトム)は大雅に
「零が仲間を裏切れるような奴か、お前たちが一番知っているはずだ。」
「だから参ってんだよ・・・・」


零は映画小道具レンタル会社の小杉(永瀬匡)に頼んでいた品を取りに来ていた。
分かりやすい数の見張りが零に付きまとう。

小杉が とある品を零に渡した時、
三上眞人(竹財輝ノ助)香月修平(菊田大輔)が零に職質をかける。
何も話すことはない。裏口の方に駈け出した。三上と香月は二手に分かれて追跡。

香月に電話が入る。「やはり三上はあきらめませんね。・・・わかりました。先生。」

零は三上を待っていた。走ってきた三上の後ろに見張りも付いてきていた。
落雁を一つ三上に投げる「疲れてんだろ。甘いもんでも摂っておけ。」
落雁を食べようと包みを広げた時、三上の動きが止まる。

「言っただろ。話すことは何もない。」零は念を押すように言う。
「仲間はどうしたんだ?」 「元々一人だ。」
「お前にも信じる人間がいるはずだ。」 「あんたは何を信じてる?」
「俺が信じているのは・・正義。それと、正義を信じる人間。」

三上はこれまで自分の正義において行動していた。
「人を信じる奴は愚か・・だってよ。」これは藤堂から聞いた言葉。


大雅と圭介も映画小道具レンタル会社に来ていた。
誰が見ても明らかに様子が変な大雅。
家族の証の指輪を眺めながらぼんやりとしていた。


香月は誰かからの電話を受けている。
薄々おかしいと感じていた三上は香月の後をつけていた。

「まさかとは思っていたが、そういうことか。俺の目は節穴だった。」
「正義は一つじゃない。いい言葉でしょう。
三上さんのような古臭い正義ではこの国は守れないんですよ。」

人から与えられた正義を自分の正義だと思い、それを信じて疑わない香月。
三上の怒りは頂点に達し、香月を本気で一発殴る。

なぐられた香月は慌てて銃を抜き、三上に銃口を向けた。
三上も香月に銃口を向け「お前を逮捕する」
この言葉で居直り、銃口に近づいた。

「撃てないでしょ?三上さんの正義っていうのでは。」
三上の眼前に銃口を向け「先生の正義は撃てる。」
狂気に満ちた表情で、今にも発砲しそうだ。

「そんな正義、認めない!!」三上は本気で香月を止めようとしていた。
うっすらと笑みをもらしながら構えていた銃を下した香月。

「そのうち三上さんにもわかりますよ。お世話になりました。」
三上は香月を止められなかった。この場を離れる香月の後ろ姿をただ眺める。


大雅はまだぼんやりと指輪を眺めていた。
そこに姿を現したのは三上。
三上の相手をする気にもなれない大雅は軽くあしらおうとする。
腑抜けた大雅に、落雁を投げた。さっき零が三上に投げたあの落雁。
食べるでもなく、落雁を包みから取り出す。これはいつも零が食べている落雁・・


夏蓮は零のことを考えながら一人で歩いていた。
高架下を通りがかったとき、零が姿を見せた。
夏蓮はバッグから銃を取出し 「あの時と同じね。」


育ての親を助けに行きたい夏蓮と、夏蓮を行かせたくない零。
二人が銃を構えて対峙した。
消されたはずの記憶の片隅から消えることのなかった光景・・

「あんたが裏切ってから、こうなる事は決まっていた。あの時の私とは違う。」

「動かないで!それ以上近づいたら撃つ。」
「撃てよ。それで父さんの復讐が果たせるのなら・・・・」
「父さんなんて呼ばないで!!!」

少しずつ、夏蓮の方に近づく零。構えた銃は交差し、夏蓮の顔近くまで銃は迫る。

「なんで・・・なんでこうなるの・・・
私たち、小さいときからずっと一緒だったじゃない。一緒にいるだけで楽しかった。
全部思い出したのに・・・・昔からずっと・・零を好きだったことを・・・」

夏蓮は零に向けていた銃を下す。好きな人、零を撃てるはずなどない。
「こんなのなら・・全部忘れたままのほうがよかった・・・」

泣きながら話す夏蓮を抱きしめる零。
だが銃口は夏蓮の腰のあたりに突きつけられていた。

「ごめんな・・・・」一筋の涙をこぼしながら零は引き金を引く。
崩れ落ちる夏蓮。
その様子をシスタースネイク(佐々木希)は傍らで見ていた。
家族の証の指輪を抜き取り、道端に捨てる。


夏蓮の遺体を抱きかかえ、江崎に引き渡し、藤堂の部屋に入る。
「ようこそ!王の世界へ。」「楽勝だ、藤堂先生。」


侵入者が現れたようで、藤堂は部屋から避難した。部屋に零が一人残る。
五億円事件当日、この部屋に連れて来られた時のことを思い出していた。


3人のうち、零一人が眠らされずに脅されていた。だが、どんな脅しにも屈しない。

「偉大な人間は、重大な選択を誤らない。」藤堂は零に言い含めるように話す。

銃を取出し、銃口を夏蓮の方に向けた。
「助けたいか?選択肢は二つ。北場たちの逃走先を言うか、この女が死ぬか。
10秒やろう。」

「10・9・・・」「俺は知らない!」「知らなくても、この女は死ぬ。」
「8・7・・・」「あんた、何がほしい。俺が必ず盗んでやる」「その選択肢はない。」
「6・5・・・」「誰かを殺したいなら、俺を殺せ!」「その選択肢もないなぁ。」

「4」「俺を撃て!!!藤堂!!」「俺を殺しておかないと、必ずお前を殺すぞ。」
「3」「頼む・・・止めてくれ。」
「2」「彼女だけは・・・・・」
「1」「頼む・・・・」
「0」「・・・・・かすみ埠頭だ・・・・・」

零は夏蓮が殺されるのをどうしても阻止したかった。
藤堂の脅しに負け、北場夫婦の居場所を話してしまった。

勝利に勝ち誇る藤堂。「重大な決断を下す、人間の顔を見るのが好きでね。」
「だが、タイムオーバーだ。」そういうと夏蓮に発砲。
「止めろ!!!!!」

夏蓮を見ると、夏蓮の顔の近くに銃弾の跡。
「人間の、絶望する顔もいいな。」「後悔することはない。君は正しい選択をした。」


北場夫婦の逃走先を言ってまで助けた夏蓮。
今回はいとも簡単に始末をしてみせた。
この行動の変化に驚いた江崎。夏蓮の遺体を側で見ていた。

足から顔に視線を移した時、夏蓮はひそか足を動かし江崎を床に倒した。
ふいをつかれた江崎は慌てて銃を取り出すが、夏蓮がガードし形勢逆転。
江崎の銃を取り上げて、強力眠り薬を顔面に噴霧した。

江崎が意識を失い、少し安心した時に扉が開く。
慌てて銃を構える夏蓮。扉の向こうには零。

「すまない・・・夏蓮を巻き込むつもりはなかった・・・」


映画小道具レンタル会社の小杉から受け取っていたのは、
撮影でよく使われる、銃弾があたったように見える装置。ガンエフェクト。

高架下で夏蓮を抱きしめた時、「俺を信じてくれ。ごめんな。」と耳元でささやく。
腰の近くに装置を装着し、発砲と同時に着弾。夏蓮を殺したように見せかけた。


本当は自分一人でどうにかしようと考えていた零。
二人を巻き込むつもりはなかったが、一人ではどうしようもなかった。

大雅から連絡が入る。
三上からもらった落雁の包みに書いてあった
「見張られている。今夜藤堂の悪事の証拠をつかむ」
このメッセージを読んで、先に藤堂の家のセキュリティを調べていたのだった。


零はすでにパンドラの匣のありかの目星を付けていた。
藤堂の部屋でパンドラの匣の話をしたとき、藤堂と江崎が目線を動かした先・・・
太陽のオブジェの裏にある、隠し扉の中。
家の展開図にはこの隠し部屋のことは書かれていないが、
微弱な電流が流れていることを大雅は掴んでいた。
きっと大事な物が隠されているはず。

大雅が隠し部屋に向かうが、電源を一度切らないといけない。

「な!俺が必要だろ!!やっぱり!」
置いてけぼりを食らった大雅は皮肉を込めて話す。

「あぁ、お前たちが必要だ。」零は改めて家族の、兄妹の絆を確かめた。


「俺たちで、父さんの敵を討とう。」零は外した絆の指輪をはめ直した。


地下室の配電盤に零と夏蓮が向かう。

圭介が藤堂の警備に紛れ込み、簡易アンテナを設置。これで無線を操れる。
大雅は自分の声を江崎の声に変換し、警備を全員隠し部屋から遠ざけた。

圭介は、警備の者が移動する姿を見ていた。「ガン!」後ろから殴られ気絶。
殴ったのは香月。香月の信じる正義は藤堂だった。


地下の配電盤に着いた二人。配電盤の側に行こうとしたとき
「カチャ・・・」銃を構える音が聞こえた。音の方に向き直る。シスタースネイク!


「奪われたものは全部取り戻した。お前の負けだ。」
夏蓮をかばうために前に進みながら零が言う。

「面白いこと言うわね。消してあげましょうか?
今度はあなたたちの存在ごと全部。」

零は夏蓮の顔を見る。夏蓮は何かの合図かのようにウインク。零は軽く舌を出した。
「お前に奪えるものは、何もない。」

引き金を引こうと動いた時に、
零はわざと動いて注意を引き、銃口をそらす。その隙に夏蓮が電源を落とした。
真っ暗な中、数発の銃声が響く。どの銃弾も命中しなかった。


藤堂の部屋まで楽に潜入できた大雅。隠し扉を開ける装置を探していた。
扉の側にある太陽のオブジェ・・・これが仕掛けなはずはない。
一応触れてみた。隠し扉の鍵が解除。単純すぎて逆に驚いてしまった。

電源が落ち、予備電源の作動と同時に大雅が用意していたソフトに移行した。
扉はソフトのおかげですんなりと開く。
厳重に保管されていた「パンドラの匣」確保!


部屋で気を失っていた江崎は部下に起こされる。
傍らに落ちていた銃を拾い上げ、夏蓮を追う。


パンドラの匣を持ち、隠し部屋から出てきた所に藤堂とジャックが待ち構えていた。
ジャックに殴りかかられたとき、零と夏蓮が部屋に入ってきた。

藤堂は大雅から取り上げたパンドラの匣の中身をチェックする。
中にあるのはハードディスク。黒地の真ん中にフェニックスのマークが施してあった。

「これが表に出たら、倒れる国家は片手では足りない。
君たちにその責任が負えるのか?」

「失望したよ。私も8歳までの記憶がないんだ。交通事故で頭を強く打ったのが原因で。
目を覚ますと両親も友達もみんな、他人だった。
その時思った。人の絆など、ただの妄想に過ぎないと。」

「国のためには、非情な選択も必要。
両親も裏切れる君なら、私の気持ちがわかると思った。」
今まで何も話そうとしなかった藤堂が、自分の思いを全部語った。

「お前とは違う。俺たちは記憶を失っても兄妹の絆は失っていない。」

この言葉にジャックが反応した。兄妹の絆・・・・
「兄妹の行方を捜すためにシーフとして働く」
そんな理由を持っているジャックには、兄妹の絆の重みが人一倍わかっていた。


部屋に江崎が入ってきた。「さっきの礼はさせてもらう。」
ジャックは零の胸ぐらをつかんで殴りかける

「お前の望みは何だ?初めて俺たちと会った日のことを覚えているか?」
落雁を一つ取り出してジャックに見せる。

その落雁にみんなが注目した時、おもむろに放り投げた。
投げられた落雁に注意を引いて、藤堂のデスクに無造作に置かれていた
パンドラの匣を零は取り返す。取ったパンドラの匣を夏蓮の方に投げる。

大雅は江崎の手下を殴り、銃を奪う。その足で藤堂に銃を構えた。
江崎は零に銃を構える。

ジャックはパンドラの匣を夏蓮から奪うように命じられるが、そのまま退室してしまった。


「それを返してもらおうか。」何にも動じない様子で藤堂は夏蓮に言う。
「渡すな!!一年前と同じだな。藤堂。」

藤堂は江崎が構えている銃を受け取り、自ら零に銃口を向けた。

「選択肢は二つだ。私を撃って仲間も殺す。か、ただ黙って見ているか。」


夏蓮に向かって
「君の選択肢も二つだ。神村零を見殺しにしてパンドラの匣を持ってにげる。か
それを渡して生きて逃げるか。10秒やろう。」
「10、9、8、7・・・・」

「待って!!!!」零は殺せない。だが零は「渡すな!」と叫ぶ。

「またこの女を助けるためか?
一年前、こいつが北場を売ったのは、君を助けるためだよ。
君はどうする? 6、5・・・」

「お願い!止めて!!」
「この男を助けられるのは、君だけだよ。 4・・・・」

「わかった。渡すから・・・」
「だめだ!!俺たちの手で父さんの敵を討つんだろ!」

「3、2・・・」
「私、どうすればいいの?」「俺を信じろ」
「1・・・・・」
大きく深いため息をした後、
「パンドラの匣は、渡さない。」きっぱりと夏蓮は言い切った。

「君には期待していたのだが・・・残念だよ・・・0・・・」

引き金を引いた藤堂。だが銃は手元で暴発。


江崎が目を覚ませば、必ず藤堂の側に来る。
だから江崎が仕掛けのある拳銃を持つように、
目が覚めたとき、すぐ手に取れる位置に零が置いたのだった。

「プライミング効果。一年前の記憶を辿らせれば、あの時の勝利を思い出して
必ず自らの手で引き金を引く。」

プライミング効果とは、人間は一つの思考を処理すると、それに近い記憶回路を辿ること。

「シェークスピアも言っただろう?
悪事によって得たものは、悪事によって報復を受ける。」
「その痛みは父さんの分だ。」

「零・・・・私・・・」自分のために裏切っていた事実を聞かされて混乱していた。
「信じてくれてありがとうな。」夏蓮を優しく抱きしめる。

動きかける江崎と部下に夏蓮の眠り薬を噴霧。

「なぜだ。なぜ君たちは記憶を消してもまた集まり、
裏切りを知っても、また互いを信じられる?」

「それが人の絆だ。」
「そんなものでこの国を守れない!」

PCに何かを打ち込む藤堂。写された画像には捕えられた圭介の姿があった。
側には時限爆弾。この屋敷全体を吹き飛ばせるほどの量。
時限装置を起動した。残り時間5分弱。

「選択肢は二つ。仲間を見捨てて私と逃げる。か、仲間のために全員ここで死ぬか?」

「答えは一つだ!」

パンドラの匣を手放さないまま、圭介のところに駆けつける。
大雅が圭介にかけられた鎖を外そうとしたとき、足に一発打ち込まれる。
大雅を撃ったのは香月。
「先生(藤堂)こそ正義なんだよ!!」もう一発撃とうとした背後にジャックの姿・・


ジャックは香月を打ちのめし、鍵を取ってきてくれた。
大雅は自分が足手まといになると思い、自分だけ残ると決めた。
零に夏蓮を連れ出すように言うが、零はジャックにパンドラの匣を渡した。

「仲間だろ。」落雁を一つ手渡す。
「また会おう。」そう言うとジャックは圭介を担ぎ、パンドラの匣を持って先に脱出した。


残された3人。大雅なら爆弾の解除も楽勝で出来るはず。
一緒に解除して逃げ出そう。基盤を取り出してトラップを取り除く。
だが、赤と黒の2本のうちのどちらかまではわからない。

零はおもむろに赤を切ろうとした。
「俺たちの家の庭には、いっつも赤いバラが咲いていた。」

零はいつも咲いたバラを切り、夏蓮にプレゼント。とても嬉しそうだった。
だから赤。俺たちの勝利の女神がほほ笑むのは赤。

「ちょっと待った!!夏蓮、最後にキスしてくれ。」
こんな時だから言った。大雅の気持ち。

それを感じた夏蓮は大雅の頬にキス。
そのまま振り返り、零の唇にキス。

二人に差がある事を大雅は怒るが、「最後だから・・・・」
なんだか笑えてきた。みんなで大声で笑う。

切ろうとした零の手がかすかに震える。それを見た二人は零の手に手を重ね合わせた。
3本の指輪が重なり合う。家族、絆、これだけで十分だった。

「大丈夫。俺たちずーっと一緒だろ。」



かすみ埠頭で誰かを待っている三上。姿を現したのは圭介だった。

「僕は人を信じる奴を愚かだとは思いません。」
3人が命がけで盗んだ「パンドラの匣」を渡した。

三上は中を確認。中はハードディスク。黒地だがマークがない。
圭介、三上共にその事実を知らない。

「藤堂が遺体で見つかった。自分で頭を打ちぬいたみたいだ。」
三上が藤堂の最後を教えてくれた。


北場が眠るペントハウスに戻ってきた3人。まだ目覚める気配がない。

「終わったよ。全部」

零のこの言葉で北場が目を覚ました。

「おかえりなさい・・・・」


埠頭近くに黒塗りの車が一台止まっている。運転手は香月。
後ろの席には藤堂が乗っていた。


警察が藤堂の家に乗り込んだときに、影武者の遺体置いておいた。
藤堂の自殺として警察は処理したよう。

藤堂に電話が入った。

「私が予見して作ったゲームどおりになりましたね。」

「それはどうかな?君が狙ったものは、まだ私の手の中にある。
王はそう簡単に倒れないんだよ。」

車のウインドウが下がると、藤堂に「パンドラの匣」が渡された。
渡したのはジャック。
ジャックは兄妹の居場所を聞くために偽物とすり替えていた。


「これで私たち解散?」零に聞く夏蓮。
「いや、怪盗ロワイヤルは終わらない・・・・」



とうとう最終回を迎えてしまいました。
まだ続きを作る余力は残っているように思います。
スペシャル2時間でもいいのでまた見たいなぁ・・

一時間弱番組かつ書きもらしのできない作品だったので
長文ばかりが続きましたが、楽しんでいただけたでしょうか?
物語の世界観を壊さないように、
分割をしなかったので読みにくかったかもしれません。

ここまでのお付き合いありがとうございました。
書き込んでいる別の作品も楽しんでもらえるとうれしいです。



この作品、まだ表紙画が決まってませんが、DVDで発売されます。
松坂桃李の格好よさが一番出ている作品ですよ。
特典ディスク付きです。







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ドラマ 怪盗ロワイヤル  Mission.8 第8話 ジャック大活躍 あらすじ [怪盗ロワイヤル]

怪盗ロワイヤル Mission.8 

「陽子、誘拐するよ。」
このジャック(チャンソン・2PM)の言葉で誘拐された北場洋子(真野響子)

怪盗ロワイヤルを解散すると宣言していた北場。
だが、北場の秘書をしていた西崎(下条アトム)に呼び戻される。
神村零(松坂桃李)、岸原大雅(福士誠治)、片桐夏蓮(大政絢)は
北場が乗せられたであろう車の位置を追跡していた。

大雅が監視カメラとNシステムをハッキングしたことで、動きがすぐにわかった。
監視カメラの映像で、車の中にジャックと北場の姿が見えた。

ジャックが裏切ったことが信じられない大雅と夏蓮。
零は、ジャックが民事党元幹事長:藤堂秀臣の息がかかっていることを話す。
「もし、自分が藤堂側の人間だったとすれば、北場の側の人間を味方にするだろう。」

藤堂は5億円事件の黒幕。
だが、総理でもない代議士がなんでそんな力を持っているのだろうか・・
藤堂は、藤堂が望めばいつでも総理の椅子に手が届く立場にいた。
財界、政界に太いパイプを持ち、世界各国との親交も深い。
裏で全てを握り、この国を動かす「政界の首領」
だから5億円事件の捜査本部は異例の速さで解散させることができた。

藤堂が次に狙う人物・・・・神村零

北場と引き換えに零を手に入れるように江崎駿(田中要次)に命が出た。
江崎はなぜ零を手に入れたがるのか疑問を抱くが、質問は許されていない。
欲しいのは零だけ。あとの2人は始末・・・・

北場は3人の記憶を取り戻した後、ロワイヤルを解散させたのは
これほどの力を持つ人間と戦うにはリスクが大きすぎたからだと零は推測した。

西崎は会長を取り戻して欲しいと頼む。藤堂と渡り合えるのは3人だけ・・・
大雅は「藤堂のやろうのことを許せないと思っていた。」
夏蓮は「奪われた物は、奪い返す。」
零は「俺たちに盗めないものは無い。」

3人の思いは表現の仕方が違えども、目指す方向は同じ場所にあった。

大雅は検索をしながら、夏蓮はぼんやり家族の写真を見ながら指輪を触っていた。

「北場のやつ、マジ迷惑だよな。」
憎まれ口を叩くようにしか言えないが、必死に探している大雅。
記憶を取り戻したことで、北場のことを思い出していた夏蓮。
でも、一度は忘れた家族。いまさらどうしようというのか・・・

大雅は超前向き、かつチャラい雰囲気で、
「記憶が奪われたのは、神様がくれたチャンス!
元々血は繋がっていないし、兄妹であることを忘れて恋でもしなさい。てね。」

夏蓮を嘘とも本当とも言える言葉で口説いてみる。
夏蓮の心の中に零がいることを大雅も承知していた。


映画小道具レンタル会社の小杉(永瀬匡)に超小型の位置発信機を作ってもらう。
これがあればお互いの位置を確認しあうことができる。
見習い怪盗の倉田圭助(相葉裕樹)は自分が仲間はずれなことを怒っていた。
だが、今回だけは圭介を巻き込むことはできない。


大雅が検索をしていたことがヒット!北場が連れさらわれた場所がわかった。
そこは北品川の港南倉庫。零と夏蓮は慌てて本拠地を出るが、
刑事の三上眞人(竹財輝之助)と香月(菊田大輔)が張り込みをしていた。

気づいた二人はバラバラで行動をする。
零は香月をまいて、夏蓮は三上をまこうとするが・・そこは行き止まりだった。

追い詰められ・・・
「刑事さん、5億円事件を追っているんでしょう?
私はあの事件で家族を亡くし、家族がバラバラになってしまった・・・
もう一度会えたとしても、元の家族には戻れない・・・・」

本当のことを話してみたが、信用できないのは当然のこと。
ただ今の心境を言葉にしてみたかった。
三上をうまく誘導して、手錠をかけ、動きを奪う。その隙に逃げ出す夏蓮。
通信用に持っていたイヤフォンを落としたよう。
逃げ出すことに必死で、落としたことにも気づかなかった。
三上はそれを見つけた。


倉庫街に着いた零。大雅の誘導で、北場が乗せられた車を見つける。
凄腕のジャックに零一人では心もとない。
だが、北場のそばには時限爆弾が仕掛けられている!応援を待つ余裕は無い。
北場の元に駆けつける零。だがその北場は人形だった。

背後をジャックが襲ってくる。力もテクニックもジャックの方が上。
零は対峙しながらジャックに問う。
「どうして裏切ったんだ!」「金だ。俺はお前たちとは違う!」

ジャックの生まれ育った国は内乱が続き、1年前 目の前で両親を殺された。
シーフになった大事な目的・・・それは
シーフとして世界中を働きながら、行方不明になった弟と妹を探す。
その情報を集めるには資金が必要だった。

戦いながら理由を聞いた零。
「どんな理由があっても、仲間を裏切ったお前は最低だ!」

零がトドメを受けようとしたときに大雅が駆けつけた。
トドメは浴びずに済んだが、2人とも歯が立たない・・・
そこに圭介が駆けつけ、消火器を撒いてジャックの目をくらませた。
その隙に逃げ出すことができた。

「家族じゃないけど、僕だって仲間ですから!」圭介の言葉は頼もしく感じられた。


倉庫に駆けつけた夏蓮のところに江崎が現れた。
命令どうり殺す予定だったのに、夏蓮に逃げられてしまった。
ジャックが合流。零を取り逃がしたが、ケータイを拾っていた。
位置発信機が作動する画面が出たまま・・・
これで3人の動きは一目瞭然。闇雲探す必要がなくなった。

ケータイの画面を良く見ると、壁をすり抜ける3人。
壁をすり抜けた・・・?
そこに姿を表す4人。

大雅はエアガンを改造し、拳銃よりも威力がある品を作っていた。
これを2人に向ける。抵抗は出来ない。

江崎は倉庫の奥に行ったはずの3人が目の前にいることが不思議だった。
まさか・・猫に発信機を付けて・・・・?


それは「オペラント効果」
鼠が、ブザーが鳴ったときにレバーを押すと、えさを出すようにしておく。
するとそのうちブザーの音を聞いただけでレバーを押すことになる。

「あんたらは俺たちを追っかけすぎた。
だから発信機の光を見ただけで、それが俺たちだと思い込んで追いかけてしまった」
って言う訳。

北場がいる本当の場所を吐かせ、その場所には圭介が行った。
見習いだけでは心配な大雅は、ここを任せて圭介を追いかける。


「3人か・・よく平気でつるんでいられるな?」江崎は夏蓮にわかりやすく語る。

「思い出したんだろ?記憶を・・・・・?」
江崎はその先の何かを言いたげ雰囲気。零はそれを静止した。

「だったら・・あの時のことも思い出したはず。どうしてお前たちが生き残ったのかも。」

「それは記憶を消されたからではない。
3人の中の一人が売った。北場と、お前らの父親を。」

動きだす江崎とジャック。「撃ちたければ撃てばいい。」
零は手を出すことが出来ず、相手を取り逃がしてしまった。

シスター・スネーク(佐々木希)が少しづつ絶好の射撃位置まで歩みを進めている。


北場は無事に救出できた。
「怪盗ロワイヤルは解散と言ったはず!」
みんなの前に姿を見せた北場は第一声目で憎まれ口を叩く。

「解散したければかまわない。でも、それがあんたの望みか?」
零は北場の心の中を理解していた。

零は「俺たちには任せられない。って?」
夏蓮は「いまさら家族ごっこをするつもりはない。けど、借りは返す。私たちを育ててくれた」
大雅は「犬でも3日の恩は忘れないっていうしな?」

また、三者三様の言い方で、このミッションに立ち向かう決意を話した。

「巻き込むつもりはない・・ここから先は自分ひとりで・・・」北場はそのつもりだった。

「零、 大雅、夏蓮。期待以上のシーフに成長してくれました。

次のミッション、ターゲットは藤堂が持っている全世界の機密データ
通称、パンドラの匣。その中には世界の均衡を揺るがすデータも入っている。
失敗すれば、命が無いかもしれない危険なミッション・・
でも、それさえあれば藤堂を失脚させることができる。
あなた方に、盗めないものは・・・・」

話し終わる前にパトカーのサイレンの音が響いた。

ここは危ない。早く逃げ出さないと・・・
そう思い、逃走経路を確認するためにキョロキョロと辺りを見回す。
大雅が倉庫の2階で銃をかまえるシスタースネークの姿を見つけた。
狙いは夏蓮!慌てて夏蓮の前に飛び出す大雅。
北場もシスターの存在に気づき、かばう大雅の前に躍り出た。

「バーーーーン」

北場はその場で倒れこむ。先に銃を発砲したのは警官の香月。
手柄を取られたシスターはその場を後にする。

銃声を聞いて三上が倉庫の中に入ってきた。
先にいた香月に詳しい話を聞くが、自分も到着したばかりだとウソをついた。


西崎はシーフをしていた頃、銃弾の傷の手当を学んでいた。
それがこんなときに役に立つとは・・・

零は見ていた。倉庫にいたもう一人の人物の姿を・・・
藤堂は2重3重に罠を仕掛ける。江崎とシスターともう一人別人が見張っていた。
この人物は何者なのか?零はまだ特定できていないのか?

ベッドに横たわる北場の姿と子供の頃の家族写真を見て、零はこの場から離れる。

三上は夏蓮のヘッドフォンで内容を聞き、5億円事件の全てを知った。
本当の敵は藤堂秀臣。


江崎は零を連れてこられなかったことを藤堂に謝る。
「神村零という男、なかなか切れる男で・・・・」
「それでいい。お前ごときに負けるようでは張り合いがない。」

「先生。先生はやはり、神村零を・・・・」
「わたしの全てを託せる男。私はそういう人間をずーっと探していた。」


このままどこかに行ってしまいそうな零を追いかける夏蓮。

「零!零ちょっと待って!!零のことが気になっていた。初めて会ったときから・・・
記憶を無くす前からずっと・・私たちの間でウソはもう終わりにしたいから・・
だから、零も本当のことを言って!私たち3人の中に裏切り者がいるって・・
・・・・ウソだよね。」

「めんどうくせえ・・本当だ。1年前、北場たちを売ったのは俺だ。」



今回はさすがにラス前なこともあり、
超スピードで風呂敷をたたんでいる印象です。
そこからこぼれた情報が、最後の幕引きに必要なアイテムとなるのでしょうか?
頭の回転が良い零が情報を流したのには「訳」がありそうで、
一緒に暮らしてきたならば、その辺もわかっていると思いますが、
本当のところは、最終回のお楽しみですかね。


まだ表紙が解禁されていないので写真がないのですが、
このドラマ、DVD発売されます。
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怪盗ロワイヤル Mission.7 第7話 義賊の指輪  [怪盗ロワイヤル]

怪盗ロワイヤル Mission.7 「義賊の指輪」 5億円事件の真相

最後のミッション・・・元刑事「鳩村宗太郎の原稿」
これを手に入れた神村零(松坂桃李)岸原大雅(福士誠治)片桐夏蓮(大政絢)
最初に原稿を読んだのは零。
零は読み終わると同時に倒れこんでしまった。そのまま意識を失う。

あたふたしたときにジャック(チャンソン)が現れた。
いつもいいタイミングで現れるジャック。
助けに来てくれた!そう思ったと同時にパンチが飛ぶ。
仲間だと思っていたジャックは敵だった。
夏蓮と大雅は、薄れ行く意識の中で原稿を奪われるのを見ているしかなかった。


目が覚めた零。ここは・・・・?アジト。
見習いの倉田圭介(相葉裕樹)が、ぶっ倒れている3人を連れ帰っていた。

北場陽子(真野響子)は、危険を承知でアジトに姿を現す。
原稿は奪われ、内容は闇の中・・・そう思われていたが、
零の記憶の中にしっかりと刻み込まれていた。

零は思い出した。北場の正体や、記憶が戻るように うながした本当の理由を・・


「5億円事件の真実」
2010年10月12日午後4時頃、世にいう「5億円事件」発生。

走行中の現金輸送車。そこに一台の白バイが接近。車を停止させた。
「爆弾が仕掛けられている。」と告げ、乗っている全員を車から降ろした。
白バイ警官は車を確認。こっそりと発炎筒を車の下に入れ、煙を上げる。
そこに実行犯Aが現われ、輸送車ごと現金を強奪。
白バイは輸送車を追跡すると見せかけ、共に現場から逃走。

この警官は実行犯Aの共犯者 実行犯Bだった。
翌朝、霞海ふ頭で空の現金輸送車と白バイが見つかった。
現場の状況と目撃者の証言で、
金を巡って仲間割れをおこして海に落ちて死亡と判断。
事件は未解決のまま、捜査本部は9ヶ月という異例の速さで解散。
ここまでは世に出ている話。


だが原稿には実行犯についての詳しい記述があった。

実行犯A・Bは夫婦関係にあり、名前は北場。
二人の間には3人の養子がいた。
「それが・・・俺たちだ・・・・」

零、大雅、夏蓮はこの実行犯夫婦に育てられていた。
夫婦は義賊として活動していて、子供はいなかった。
自分たちの後継者として3人を集めた。

子供の頃からPCに長けていた大雅。
その入力画面を見ただけで、正しい公式を導き出す零。
子供の頃から愛くるしい夏蓮。
3人は揃った日から兄妹となった。


北場夫婦の元で、後継者=義賊となるために育てられた。
北場高志(西村和彦)は義賊について語る。

「義賊とは、世のため人のために悪をくじくために盗むという手段を選んだ人のこと。」

「悲しいことに、世界は金や力のある人間だけが得をするように出来ている。
やつらは弱く貧しい人々から奪い続ける。
その奪われた物を取り返してあげる。それが仕事。」

そのときに3人に見せたのは指輪。この指輪は義賊の証。そして家族の絆・・
指輪が指に合うときには立派な義賊になっているはず。


5億円事件は二人によって実行され、成功したかのように見えた。
しかし・・3人の存在が計画を狂わせる。


三上眞人(竹財輝之助)はまだ「5億円事件」を一人追っていた。
後輩の香月秀平(菊田大輔)はこれ以上追うのは止めたほうがいいと言うが、
三上は止めるつもりはない。

その後姿を見ながら「あんまりしつこいと身を滅ぼしますよ。鳩村みたいに・・・」
独り言のようにぽつりとつぶやいた。
香月は何を知っていて、何をしようとしているのか?


映画小道具レンタル会社でふてくされている圭介。
みんなの仲間と思ってもらっていないのが、ちょっと気に入らない。

そこに三上と香月がやってくる。
三上は、零、大雅、夏蓮がいろんな事件に関与していると睨んでいた。
まるで数珠繋ぎのよう。


記憶は断片的に思い出すと、数珠繋ぎのように蘇る。
経験やエピソードのような長期記憶は、脳の大脳新皮質によって蓄えられる。
シスター・スネイク(佐々木希)はそこを操作して記憶を無意識下に追いやった。
封印された記憶は、ひとつ思い出したらふたつ・・と繋がっていく。
だから、記憶を取り戻すにはミッションが必要だと北場は言ったのだった。


事件の少し前から二人の様子はおかしかった。
子供のときに一度見せた、義賊と家族の証の指輪を3人に手渡す。
子供のときはブカブカだったけど、今では指にぴったりはまる。

「お前たちはもう、立派な義賊。これから何があっても自分たちの正義を貫いて欲しい。」

父:高志が改まった物の言い方をするので3人は戸惑う。
母:陽子は「あなた方に盗めない物はない。」


二人の様子があまりにも緊迫していて、様子を伺いに零は二人の部屋に行った。
この日は事件前夜。二人は最終打ち合わせをしていた。

気がかりなのは「自分たちが利用されたこと」
でも、事実を知った以上、計画をやめるわけにはいかないと思っていた。
自分たちのやり方で正義を貫く。

零が扉を開けたとき、高志は赤ペンで走り書き「TRN」と記し
零の方に顔を向けながら、その書いた文字のところに紙を乗せて隠す。
言い知れぬ不安感が零を襲う。


そして運命の日・・・
二人が家を出てから3人で話す。「霞海埠頭で待ち伏せる。」
そこは国外逃亡しか選択肢がなくなったときに集まる集合地点。
昨日高志が書いた「TRN」キーボードで打てば「かすみ」


5億円は見事強奪に成功。だが、シナリオはそこでは終わらない。
二人は依頼者を裏切り、依頼者は二人を裏切った。
現金を移し変えようとしたときに、黒いスーツの男たちに囲まれる。
そこには江崎駿(田中要次)の姿もあった。
依頼人は二人が裏切ることも想定に入れていた。

二人はある人物から5億円強奪の依頼を受けた。
その現金が不正に使われることを知った二人は、金を奪って逃走しようとしていた。
依頼人の想定・・・・義賊ゆえに裏切ることを・・
義賊は正義のために動く。そこをつかれたのだった。

すべては最初から仕組まれていた。二人はハメられた。

でも、対策を取っていた。ジェラルミンケースに爆弾を仕掛けていた。
だが、相手はそれも計算に入れていた。

「北場夫婦にいる子供の命を奪う。」

子供たちの命には代えられない。起爆装置を江崎に渡す。

「どうか・・子供たちの命を助けて下さい。」陽子は頭を下げる。
「ああ、約束しよう。」


少し遠くから様子を覗っていた3人。
殺されそうになっている二人を助けに行きたかった。
夏蓮は駆けだすが、大雅に静止される。
大雅に銃をかまえる夏蓮。「このまま黙って見てろっていうの!!!」
零は夏蓮に銃をかまえる。夏蓮は向き直り、零に銃をかまえなおした。

この場面こそが、たまに見る記憶の断片。

二人は対峙し、今にもどちらかが発砲しそうに張り詰めた空気。
零はおもむろに銃を頭上に掲げ、発砲。
その音に驚いた黒いスーツの男たち。その隙に逃げ出す二人。

逃げる高志に数発の銃弾が飛び倒れこむ。それでも陽子だけは逃がしたい。
高志の握っていた血染めのスカーフが風に舞い飛ぶ。

絶望を感じた陽子は海に向かって走り、そのまま海に飛び込む。

高志の元に駆け出す3人。高志は「生きろ・・・・零」と告げ、息を引き取った。

江崎は約束を守り、子供たちには手を出さなかった。

その後、シスター・スネイクが記憶を奪う。


陽子の想像どうり、欲しいものは零の記憶の中にあった。
5億円強奪を依頼したのも、北場を裏切り利用したのも、家族の絆を奪ったのも、
全て・・・・民事党元幹事長:藤堂秀臣の仕組んだこと。

北場は影の黒幕が藤堂だとようやく知った。

「これであなた方のミッションは終わり。怪盗ロワイヤルは解散します。」


記憶を取り戻したが、これからどうすればいいのか・・
足取り重くアジトから出た大雅と夏蓮。
零が二人を止める。「まだ、俺たちには盗むべきものがある!」
「俺たちに盗めないものはない。」


昔撮った家族の写真を眺めながら、西崎(下条アトム)と話をしていた。
背後から忍び寄るジャック。西崎は一撃で倒され
「陽子、誘拐するよ。」
紳士的な振る舞いをみせるジャック。


真相を知った3人。また陽子のことを母と思える日は来るのだろうか?
盗むべきものとは?
まだまだ謎が続きます。


シスター・スネイクの持っている銃みたいなのを見つけました。
こんなに大型なのに、麻酔やら記憶を消す何かやらを扱う・・・
ただの銃でないようです。





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ドラマ 怪盗ロワイヤル 第6話 ミッション あらすじ ネタバレ 松坂桃李 [怪盗ロワイヤル]

怪盗ロワイヤル Mission.6 元刑事「鳩村宗太郎の原稿」

血染めのスカーフを見て神村零(松坂桃李)は倒れこむ。
片桐夏蓮(大政絢)、岸原大雅(福士誠治)、倉田圭介(相葉裕樹)は
うなだれていた。

そこに資料を乗せた手車を押しながら西崎(下条アトム)が部屋に入ってくる。
大雅は西崎に食って掛かるが、零はそれを静止。
いろいろな問いかけを全く無視し、
会長:北場陽子(真野響子)からのミッションを伝えようとする。
大雅はこの場を去ろうとするが、零の助言でミッションの内容は聞くことにする。

今回のミッションは元刑事「鳩村宗太郎の原稿」

鳩村は3年前に退職した元刑事で、1年前に起きたある事件を追っていた。
それをまとめた原稿・・遺稿があるという。
つい2日前に情報をつかんだばかりなので、どこにあるかもわからない。
それを探して盗み出す。

これがおそらく最後のミッション。
その原稿を読めば、全ての記憶を取り戻すことができる。

ここまで言われて断る理由などない。早速ミッションに取り掛かる。


鳩村宗太郎(渡洋史)は刑事を辞めてからルポライターをやっていた。
だが、ゴシップ関係ばかりのろくでもない記事ばかり。
「週刊リアルライフ」で「あぶない元刑事(デカ)」というコラムを担当していた。

妻は15年前に病死、一人娘のカエデ(能年玲奈)がいるが、
ライターを始めた3年前より、一人 安アパートを転々として、
ここ二ヶ月は口座の金も動いていない。

零は圭介に鳩村の交友関係を探るように言う。

零は京談社の山岸と名乗り、鳩村の娘・カエデに接近。
夏蓮はTVレポーターとして週間リアルライフの鳩村の担当者に接近。
大雅は鳩村のアパートを探りに行く。


零は鳩村の家に入れてもらい、カエデからこれまでの話を教えてもらう。
鳩村は3年前に家を出て、戻ってきていない。
ライターになると同時に家を出たので、未発表の原稿の事などわからず、
カエデはここ最近、誰かに付回されているように感じていた。

山岸(零)は「お父さん(鳩村)の書いた原稿が表に出ると困る人間の仕業」
「山岸(零)もその原稿が表に出ると困る人間の一人なのか?」と問い返される。

零は慌てたような素振りで否定する・・・が、そんな人間を家に上げたりしない
「昔から人を見る目だけはあるんです。」キッパリと言い切るカエデ。


山岸(零)は鳩村の部屋を見せてもらう。
キレイに整頓されていて、何かがある感じではない。
壁に目をやると、日焼けの跡が残っていた。

「有るか無いかも分からない原稿を探すのは大変ですね。」というカエデ。

それは「悪魔の証明」

「悪魔の証明」とは、
「アイルランドに蛇がいる」という証明をするためには、
アイルランドにいる蛇を一匹捕まえればいい。
「アイルランドに蛇はいない」を証明するためには、
アイルランド全土を隈なく探査しなくてはならない。

「存在しない」ということを証明することは、「ほとんど不可能」に近い。


「原稿が存在しないということは、誰にも証明できない。
ただ、原稿は存在していて欲しい。
そこには必ずずっと探していた真実が書かれているはず!」
「だから、存在していると信じて探すんです。」

零はカエデにそう話すが、カエデは原稿のことはデマだと思っていた。
元刑事だからそんな噂が立っただけ。


鳩村が書いていた「あぶない元刑事(デカ)」は手書きの原稿で、
担当者がPCで打ち直していた。
夏蓮は元原稿を見せてもらうが、一番新しい原稿がない。
見せてもらおうとするが、原稿は上がっていないし、資料は全部燃やした。
最後の連絡が来たときに指示されていたのを実行していたのだった。
編集部での収穫はゼロ。

大雅も収穫ゼロ。先に誰かが資料をごっそりと持ち出していた形跡だけあった。

零は圭介からライターになってからの鳩村の交友関係を聞く。
編集担当者と三上眞人(竹財輝之助)この2名だけだった。


甘味どころで三上は部下と甘いものを食べていた。
部下が席をはずしたときに声が聞こえる。
ふいに顔を上げるとそこには零がいた。
鳩村の原稿の行方・・これまでのあらましを三上に聞かせるが
三上にもわからない。

「子供の頃、ごみはごみばこに。って習わなかったろう。」
そう言うと三上は警察手帳から落雁の包み紙を出した。
三上と零の最初の接点となった品。
「昔のことは覚えてないな。」


この甘味どころは上司だった鳩村に連れてきてもらった店・・
「どうしてあいつがホシだとわかったのですか?」
「いい奴、悪い奴、人を見る目だけは自信があるんだ!」
鳩村が三上にそう話してくれたことを思い出していた。

圭介は未だ鳩村の娘 カエデの後をつけていた。
カエデに姿を見られそうになり、
慌てて隠れた目線の先にはシスター・スネイク(佐々木希)
こちらの動きを予測して待っている感じ。


零に一本の電話。その主はカエデ。
「話したいことがある。」零は慌ててカエデのところに向かった。

家に上がると部屋中が散乱していて、何者かが侵入していた。
零は警察に連絡を薦めるが、警察は信用できない。

父(鳩村)が退職したのは警察内部の汚職を告発しようとしたから。
退職する1年ぐらい前から父には不可解なことが起こっていた。
突然階段から落ちて怪我をしたり、車のブレーキが故障したり・・・・

そんな危険な思いまでして書いた原稿なら私も見てみたい。
命を懸けて書いた父の原稿・・・・

「命を懸けてまで書いた原稿なら、この世で最も信頼できる人間に頼るはず・・
つまり、娘のあなたに・・・」

鳩村の部屋の壁の焼け跡にあったのは子供のときに描いた絵で、
カエデが、タイムカプセルを父と一緒に埋めたときに描いた絵だった。

どこかの木の根元に父と娘。手にはスコップ。
その当時、カエデはこのタイムカプセルをいつ開けるのかを聞いた。
それは自分がお嫁に行くときで、一緒に開けると約束した。
その場所は、住んでいる団地の木の根元。零はシャベルで掘り進めていく。

掘っている零にカエデが質問。
「何も言っていないのに、タイムカプセルの事がわかったの?」

壁の日焼け跡は長年何かが飾られていた証拠。
カエデが子供のときに飾られたものは、カエデが描いた絵と推測できる。
そしてその絵には、スコップを持った二人。
砂場で遊ぶにはお父さんの持っているスコップは大きすぎる。
つまり、何かを埋めたと予想が出来た。

スコップの先が何かに当たる。手で払うように土をどけると缶が出てきた。
どうやら最近掘りなおされた形跡がある。
その缶をカエデが開ける。中には真新しい封筒。
中は原稿で、「五億円事件 消えた犯人 2011年8月30日」と書いてある。
零はすぐさま読みたい気持ちを抑えてカエデに原稿を渡す。

「お父様は何年後かに、あなたがそれを開けるのを信じていた。
何年かかっても、暴かれるべき真実がそこには書かれている。
3年前、お父様が家を出たのはあなたに危険が及ぶのを恐れたからでしょう。
あなたのお父様は、自分の正義を信じて真実を追い求めた。
勇敢なルポライターでした。」

中にはカエデ名義の預金通帳、コサージュや人形などが入っていた。
たびたびこのタイムカプセルは開けられていたようで、
預金通帳には離れてからも入金がされていて、コサージュは母の形見。
これはカエデがお嫁に行くときに渡すように言われていた品。


原稿以外はもう一度この場所に埋めなおすことにする。
父との約束。お嫁に行くときに一緒に開ける。
「悪魔の証明」父が帰ってこないということは、だれにも証明できない。
だから父が帰ってくるのを待つ。

原稿は零に渡された。「父の想いを無駄にしないようにしてください」
「信じて頂けるのですか?」
「私、人を見る目だけは自身があるんです。刑事の、お父さんの娘ですから・・・」


影から零の行動を見ていた大雅と夏蓮。
「楽勝!でもないか・・・
盗めない。俺たちも、彼女の希望だけは盗むことができない。」


原稿を一番に読ませてもらう零。
無防備にページをめくるところをシスターが銃で狙っていた。
照準を合わせて・・・やめる。そこにはジャック(チャンソン)の姿。

読み進めていくほど零の頭は割れるように痛い。痛みで気を失ってしまった。
零の元に駆け寄る大雅と夏蓮。原稿のことはそっちのけになっていた。
そのにジャックが現れ、原稿を手にする。
助けに来てくれたものと思い、ジャックのところに行く夏蓮。
夏蓮はおもむろにのどを掴まれ、ボディに蹴りと顔面にパンチ。
助けにきた大雅もボディと顔面を殴られた。気絶した二人。

ジャックは原稿を謎の男(田中要次)に手渡す。


零は事の真相を全部知ってしまいました。
知ることが幸せなのか、さらに不幸を招くのか?
次の展開が楽しみです。
ジャックは味方だと思ってましたので、
裏切りとも取れる今回の行動は不可解で、
意図が隠されている感じです。



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ドラマ 怪盗ロワイヤル Mission 5 第5話 ゴルジア家の十字架 ネタバレ [怪盗ロワイヤル]

ドラマ「怪盗ロワイヤル」 Mission 5 第5話 「ゴルジア家の十字架」 ネタバレ

Mission 5 「ゴルジア家の十字架」

赤川一彦(鈴木一真)は闇のファイルの中を見られてしまう。
神村零(松坂桃李)、片桐夏蓮(大政絢)、岸原大雅(福士誠治)
3人は記憶は同じ日に消されていると知った。

「あいつらを狙っているならあきらめたほうがいい。
命があるだけまし。北場のように殺される前に。北場は殺されたんだ。」

北場は殺された!?
詳しく聞こうとするときに倉田圭介(相葉裕樹)が飛び込んでくる。
血相を変えて、シスターがこっちに来ることを知らせると、
慌てて赤川は部屋から逃げ出した。
廊下を走っていると、そこにはシスター・スネイク(佐々木希)が!
待ち構えて赤川に発砲。それは記憶を消去する液体入りの注射器。


会長:北場陽子(真野響子)に今回のミッションの詳細を話し、
自分たちの消された記憶と5億円事件のかかわり、本当の北場はどこ?
いったい何があったのか?教えて欲しいと回答を求めるが、
次のミッションの説明を始めてしまう。


「ゴルジア家の十字架」
ゴルジア家=実業家として16世紀のイタリアのフィレンチェを実質支配した一族。
代々伝わる十字架は盗み出され、
富と権力の象徴として世界各国の黒幕たちの間で奪われ、
時には血が流れることもあったという代物・・・


話の途中で火災報知機が作動する。
その騒動のときに零はわざと落雁をポケットから出し、落とした
拾い上げながら何かを確認した様子。
報知器が誤作動しただけだった。

西崎(下条アトム)はレプリカのゴルジアの十字架を取り出す。
このニセモノと本物をすり替える。それがミッション。


零は大雅と夏蓮に手を組まないかと誘う。
誰だかわからない者のミッションは受けないと拒む大雅に
「俺たちのミッションは北場だ!」

このミッションに乗った振りをして、
北場の部屋に入り込み、北場の正体にかかわる秘密を探り、
5億円事件の日に消された記憶に繋がるものを探す。

北場の部屋を探すとしても彼女は部屋から出ない。誰かから隠れている。
身の回りのものを西崎に買いに行かせている。それは口紅まで。
口紅は塗って見ないとわからないもの。
それを買いに行かせるのはよほどの理由がある。
そんな人物が部屋を出る理由とは・・・・

シスター・スネイクは北場の潜伏している場所を特定させた。

今「ゴルジア家の十字架」を所有しているのは蛭田賢斗(池内万作)
天才ハッカーで、現在はコンピュータセキュリティ会社「ヒルダーズ」の社長。
十字架は厳重保管され、特殊形状の鍵に指紋認証が一致しないと開かない。
周囲には赤外線、監視カメラで警備されていた。

大雅は警視庁のデータベースにハッキングし、ヒルダースの会社内部も把握。


謎の男(田中要次)が「先生」と呼ぶ男に
シスター・スネイクが3人の場所を突き止めたことと、
三上眞人(竹財輝之助)がまだ「5億円事件」をかぎまわっていることを報告。

三上は呼び出され、「5億円事件」をこれ以上追わないように釘を刺される。
上層部に協力者でもいるよう。


北場は部屋で一枚の写真を見ている。
そこに写っているのは指輪を持って微笑む男の子2人と女の子。
西崎からの報告で、このペントハウスにシスター・スネイクが入り込んだと知る。
目的は?ただおびき出すための罠か?
シスターはわざと防犯カメラに写りこみ、スネイクであると解らせた。
今すぐに逃げ出さないと危険!西崎は会長に言い聞かせる。


零は世界から集めた美術品を販売する営業マンになり、蛭田と接触。
ゴルジア家の十字架を見せる。近頃はニセモノも出回っていて、警察も動くほど。
一日預けるので、ゆっくり考えてから購入を検討して欲しい。と十字架を預ける。

防犯ケースに入った十字架と、手に持っている十字架。どちらが本物か?
ケースの中の十字架は本物。外に出したのは偽物。ニセモノはほおったらかし。


大雅がセキュリティを切ってくれたので楽勝で圭介は十字架までたどり着く。
十字架の側のセキュリティが解除されているかを確認しようと腕を差し出したら
警報装置が鳴り出した。手に持っていた十字架を落とし、その場を離れる。
逃げ出すが警備員に囲まれピンチ!
そのときジャック(チャンソン)が助けに来てくれた。


警備員に扮した大雅は蛭田と共に十字架のケースに駆けつける。
何も取られてない。偽物も取られていなかった。

そこに零が電話をかける。「売主が出来たから引き取らせて欲しい。」
蛭田に預けていたゴルジア家の十字架を持って帰る。


大雅と落ち合い、持って帰った十字架のチェック。「本物。楽勝!」
すり替えたのは蛭田。偽物を本物だと思い込んだ。
蛭田は盗まれそうになった十字架は偽物だと思い込んでいた。
疑心暗鬼が生じた所で預かった十字架を返却するように連絡が入る。
本物か偽物。すぐにどちらかを選ばなければいけなくなった。

大雅が警視庁のデータベースを書き換えた。「ゴルジア家の十字架」のページ。
天才ハッカーの蛭田は“偽の十字架の件で警察が動いている”と聞き、
すぐさま警視庁のデータにハッキング。描かれていた偽の特徴を元に確認。
蛭田は本物と偽物を交換してしまったのだった。

蛭田のハッキングデータは警視庁に送っておいた。


夏蓮はシスターの衣装で北場の部屋に入り込んだ。
偽のシスターを本物と思わせる作戦。
なぜか?自分たちが失われた記憶に迫ったときには必ずシスターが現れる。
北場が身を潜める理由はシスターが関わっている可能性が高い。

引き出しは空、PCのハードディスクは抜かれていて手がかりはゼロ。
「隠し場所は暖炉の奥。」零に言われて探すとジェラルミンケースが出てきた。

どうしてこんな所に・・・
零はミッションを受けているときにわざと火災報知機を鳴らした。
あの時、北場が気にして目をやったのが暖炉のほう。
わざと落雁を落として確認したら、暖炉の奥のほうに新しい傷が入っていた。
多分、ジェラルミンケースを入れるときについてしまったもの。

「それにしても、あの会長がよく部屋から出て行った。案外怖がりですね。」
不意に話す圭介の言葉を聞いて、
それほどシスターは訳ありの相手ってこと・・・?確かに少し怖がりすぎ・・・
北場は本物のシスターの存在に気がついていたようだ!!


ケースはカギがかかっていて開かない。カギと奮闘しているときに

「夏蓮!そこからすぐに出ろ!!!」
零からそう言われるが、鍵はまだ開いていない。
そのとき扉が開いた。

「教えて!あなたたちの裏には誰がいるの??」
本物のシスター・スネイクがそこにいた。

「あなたこそ、誰の命令で動いているの!」
「質問するのはあなたじゃないから!」

夏蓮は以前も同じことがあったような気がした。
そのときもシスターが銃を自分に向けていた。
頭が混乱する

「片桐夏蓮ちゃん。また記憶がなくなっちゃうよ!」

零は夏蓮に指示。「今言うことをそのまま伝える。」
「私たちの後ろにいるのは、1年前の5億円事件の日にお前たちが殺した女。」

「北場陽子! ありがとう、神村零ちゃん」

シスターは夏蓮の言葉ではなく、零の言葉だと見抜いていた。
銃声が一発。夏蓮の悲鳴・・・

無線では何があったかわからない。零、大雅、圭介は夏蓮の元に駆けて行く。


蛭田のところには三上が来ていた。垂れ込みの情報が入ったらしい。
蛭田は容疑を否認するが、警視庁のハッキングのデータだけは証拠がある。
5億円事件のことは知っているはず。
この事件のときも警察のデータが犯人側に全部漏れていた可能性がある。
三上の質問に知らないととぼける蛭田だが、
三上はすぐにあきらめることはない。


倒れている夏蓮を見つけるが、怪我をしている感じはない。
シスターが撃ったのは、ジェラルミンケースのカギだけ・・・
中には血染めのスカーフが一枚。
それを目にした零。いつも見る記憶の断片。
男が黒服の男たちに撃たれているところ・・・
そう、その男の手にはスカーフが握り締められていた・・
握った手から離れて、揺らめくスカーフ・・・


ゴルジア家の十字架に似た感じのはありませんでしたが、
十字に交わるところには石があるクロスでした。
色石も使って、金製品みたいな感じでした。

クロスのイメージはやっぱりプラチナですよね。
デザインも凝っていてとても仕上がりがシンプルでいいです。
目の満足にどうぞ。



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ドラマ 怪盗ロワイヤル 第四話 Mission 4 闇のファイル ミッション [怪盗ロワイヤル]

ドラマ 怪盗ロワイヤル 第四話 Mission 4 「闇のファイル」
あらすじやネタバレです。

次のミッション 「闇のファイル」を手に入れる。


「オーロラの雫」を持つ占い師:マダム律子(伊藤かずえ)は
殺害されたはずなのに、報道では自殺と断定されていた。
殺人をもみ消すのは相当な力が必要。
背後に大きな組織が関与していると睨んでいた。


 マダム律子の死体検案書を書いたのは?
司法解剖を担当した赤川一彦(鈴木一真)法医学教授。
赤川は過去にも疑わしい検死をして、それらを記録した極秘ファイルが存在し、
それは通称「闇のファイル」と呼ばれていた。

赤川は来週北京への出張が決まっていて、
ファイルが狙われているとわかれば国外へ持ち出すかもしれない・・・
急いで潜入開始!


赤川が検死を始めようとしたとき、遺体の首元に一枚のメモが落ちていた。
「闇のファイルをいただく」
読んだ瞬間、瞳孔が開き、少し慌てた風に助手の顔を見る。

助手は3人だったはず・・なぜ4人?
全員マスクをはずすよう指示する。一人だけマスクをはずさない・・
「はずせ!!!!!」
赤川が大声を上げたときに、なぜか閉めたはずの扉が開いた。
驚き、思わずメモを握りつぶしてしまう。


神村零(松坂桃李)と倉田圭介(相葉裕樹)はパチンコ屋で待ち合わせ。
圭介がドアを開けるタイミングの良さを褒めて欲しがるが、
零にとっては2秒遅かった。
それは、メモを見たときの赤川の反応を見るために仕掛けたことだった。
様子を見て、ファイルが確実に存在すると確信を持った。

2人が話しをしているその奥で、赤川はパチンコ中・・・
どうやら大当たり!横にいた女性が当たりのコツを聞いている。

「1時間やって出なかったら、倍の2時間。それでも負けたら、倍の4時間。
つまり、勝つまでやり続けること。
これ、マーチンゲール法っていう究極の必勝法」
赤川はパチンコ玉を交換し、残りで一つライターをもらった。


片桐夏蓮(大政絢)はナースの扮装をし、赤川を追いかける。
廊下に落ちていたメモを拾うと、赤川の名前と病院名が書かれてあった。
三上眞人(竹財輝之介)が、落としたメモをもらいに近寄る。
やばい!ばれる!!
顔を合わせないように、持っていたカルテをわざと落とす。
とっさに拾ってくれる三上。その隙にさっきのメモを挟んだ警察手帳を抜き取った。


岸原大雅(福士誠治)はけが人に扮装し、病院内に潜り込む。
お見舞い役の圭介と零、大雅は中庭に集い情報の整理。

ファイルは確実に病院内にある。
その根拠は、マダム律子の司法解剖が行われたのは2日前、
それから赤川は、パチンコ以外で病院を出ていない。

圭介がずっと見張っていたが、大雅は赤川に発信機をつけて動きを監視していた。
だが零は圭介に赤川の監視を続けるように言う。
あんまり露骨に見張っているとまずい?でも、「それでいいんだ。」


三上と香月修平(菊田大輔)は赤川にマダム律子の解剖のときの話を医局で聞いていた。
解剖のときに疑問に思ったことは? 「ありません。」
講義に司法解剖、そんなに忙しいと休みを取る時間もありませんね?
「病院が我が家みたいなもの。休暇はしばらく取っていない。」

去年休暇を取ったと聞きました・・・・「5億円事件」のあった日です。

赤川は何も語らない。
部下の香月修平(菊田大輔)がマダム律子は自殺だと三上に話す
そんなことより三上は警察手帳を失くした。落し物であるかも?とのんきなもの。

圭介は大雅からケータイを借りて赤川の居所を探すために走り出す。

大雅は医局の赤川のデスクで調べもの。零から連絡が入り、細工をする。

赤川の教授室に零と夏蓮忍びこんだ。
零は一冊のファイルを上下さかさまに仕込み、
夏蓮は刑事から盗んだ警察手帳を零に渡す。
中にあるメモには五億円事件の事ばかり書かれていた。

五億円事件概要 2010年10月12日 午後4時発生・・・・・
別のメモには氏神吾郎の名前と略歴、
裏にはマダム律子の名前と略歴が書かれていた。

ミッションとかかわりのある人たちばかりなので、
自分たちのミッションは5億円事件となにか関係があるのか疑問。


その途中、慌てて部屋に入ってきた赤川。二人はとっさに机の下にもぐる。
競馬実況を慌てて聞き、少し余裕が出てコーヒーを口にしながら
ふと目に入った一冊のファイルが上下逆なのに気づいた。
怪しいので調べようとしたとき呼び出しを受け、部屋を出た。


赤川が医局の自分のデスクにいくと、誰かが荒らした痕跡が残されていた。
夏蓮はナースの扮装のままコーヒーを持って赤川に近づき、
油断したところで警察手帳を机の下にセット。
気づいた赤川が警察手帳を開くと中にメモが貼ってあり、
「闇のファイルはいただいた」


大雅は零と夏蓮を中庭に呼び出した。
圭介が赤川を尾行している様子をPCでモニターする。

「本当にファイルを持っているのか?赤川は一切警戒をしてる様子はない。
そんなファイルは本当に有るのだろうか?
会長:北場陽子(真野響子)に利用されているだけでは?」

「北場が何かを隠しているのは間違いじゃない。」

三人の脳裏に浮かぶのは、一人の男が銃で撃たれている所・・・・
記憶を取り戻すには、ミッションをこなすしかない。他の方法はない。


赤川は尾行していた圭介を薬で眠らせ、大雅が付けたGPS装置をはずして消えた。
圭介の応答がなくなり、慌てて大雅が状況確認に走る。

赤川は病院から出ていなかった。防犯カメラで居場所がわかった。
どうやら手にファイルを持っている。慌てて追いかける零。
見つけたときにはエレベータに乗り込むところ。扉は閉まる・・
階段を使って追跡を続けた。
屋上まで追い詰め、赤川にファイルを渡すように言うが、

「お前ら、これが何か知ってるのか?」
「知ってるよ!マダム律子が殺された証拠だろ!!」

大雅がそう言うのを聞いた後、赤川はファイルに火を着けた。
消そうとするが肝心なところは焼けてしまった。

「ファイルがなければ俺たちの負けだ・・なんでマダム律子は殺された?
お前の背後には誰がいる?教えてくれ・・・・」

零は赤川に頭を下げたが教えてはもらえなかった。
赤川に掴みかかろうとする大雅を静止し、その場を後にする。

「こんな終わり方ってありかよ!!!!」
大雅の叫び声は零には届かない。夏蓮は零を追いかけた。

病院を後にする姿を確認しながらほくそ笑む赤川。


三人が歩道を歩いていると黒服の男たちに追いかけられる。
慌てて逃げるがかなりの手勢で袋のねずみ。
ジャック(チャンソン)が現れ、黒服の男たちを始末してくれた。

この黒服は赤川の回し者ではなく、シスターの方。面倒くさい事態だ。


西崎(下条アトム)が会長:北場陽子(真野響子)に零たちに尾行がついたと報告。
パレスに来るときは十分注意をするように言ったが、
新しい場所の準備が必要なときかも?

「そのときが来たら・・もう少しよ・・・」
会長はため息交じりに、何かを決意したように話す。


そろそろ時間。零たちは病院に戻った。
赤川が解剖室に入り、引き出しからファイルを取り出したときに姿を表す。

「ご苦労さん。なかなかおもしろかったよ。お前の戦い方は・・・」
「警戒心を一切見せずやり過ごし、そして突然の逃走・・
人間の心理をついたやりかただったけど、穴だらけ・・だったかな?」

「赤川!お前はタバコを吸わないのにパチンコ屋でライターをもらい、
大事な物なのに、カバンにも入れないむき出しのファイルを持ち歩く。
俺たちを誘い出してニセモノを燃やす事ぐらい誰だって読める。
そして、俺たちにダメ押しで確認をさせ、あれが本物だと信じ込ませようとした!」

予告状を見たお前を見て、闇のファイルがあることを確信した。
来週から北京に行くお前の危機感を煽り、動くように仕向ける。
(ファイルのひとつを逆に入れたり、机を触った形跡を残したり)
マーチンゲール法だ。
1回でダメならら2回。それでダメなら4回。
お前がファイルを手にするまでやり続ける。

マーチンゲール法とは
負けたら掛け金を2倍にし、勝つまで勝負し続けること。

パチンコ屋で隣になった女性に赤川が話していたのと同じ方法。

後は簡単。安全な場所へ移すタイミングを与えるだけ。
完全なる勝利。それさえ与えれば、
お前自身が本物のファイルのありかへ案内してくれる。
(零は屋上で敗北を宣言・・・)
この解剖室にあることはわかっていた。一度だけ警戒心を見せた場所。

そう言うと零はファイルを取ろうと手を伸ばす
「誰に頼まれたのか知らないが、これを開けばお前らの人生も飛ぶぞ。」

そんなこと聞いても何も変わらない。中身を確認。
中に書かれているのは全員殺された人物。
さらにめくると「5億円事件」の新聞の切り抜き。
その裏面には
「2010年10月12日 神村零、片桐夏蓮、岸原大雅 記憶消去完了」

全員同じ日に記憶を消去されていた。

「記憶を消したのはお前だったのか・・・・」
零の言葉を聞いて
「お前らがシスタースネークに記憶を消された3人だったって訳か!」

「シスタースネークは残忍な女。あいつらを狙っているならあきらめろ。
命があるだけまだましだ!あきらめろ!!
北場のように殺されたくなければ・・・・」

「今なんと・・・・言った・・・」
「そうか、お前らにはその記憶もないのか。北場は殺されたんだよ。」


自分たちに指令を出す、あの女は誰?

呆然と立ちすくむ3人。ふいに扉が開いた。


何を信じたらいいのかわからなくなってしまった3人。
記憶が無い状態を維持するのは苦痛になってきているので
どんな相手でも手を組んで自分たちの記憶を取り戻そうとするでしょう。
北場をどこまで信用するのか?
少しづつ、少しづつ、謎がほどけ謎が深まって行きますね。


この服を着て機関銃を持つと佐々木希の扮するシスターにも
荒川アンダーザブリッジのシスターにもなれます。
余興にいかがでしょうか?









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怪盗ロワイヤル 第三話 Mission 3 オーロラの雫 ネタバレ あらすじ [怪盗ロワイヤル]

怪盗ロワイヤル 第三話 Mission 3 「オーロラの雫」
あらすじやネタバレです。

Mission 3 「オーロラの雫」

ロシア王朝に代々伝わる天然水晶「オーロラの雫」を盗みだす。

「オーロラの雫」を持つ占い師:マダム律子(伊藤かずえ)の占いの館へ。
建物全体を見渡せる高台で神村零(松坂桃李)岸原大雅(福士誠治)
倉田圭介(相葉裕樹)は周囲の監視をしていた。

建物のセキュリティはホームセキュリティシステムで、盗むのは簡単そうだ。
内部を把握し、大雅はイヤフォン型の通信機を渡され、客となって潜入。


大雅は予約名「北野」と名乗り扉を開けてもらう。
扉が開いたとき、受付嬢として出てきたのは片桐夏蓮(大政絢)
相変わらずの速さで潜入していた。


霊感商法詐欺の可能性、三上眞人(竹財輝之介)にとって興味のないヤマ。
でもその先にある未解決の案件「5億円事件」にかかわりがあると思い、
部下の香月修平(菊田大輔)と共にマダム律子の館を監視していた。
大雅が入っていく姿を見て・・・・??
前回すれ違ったときに零といた仲間だと思い出す。

監視があると気づいた零はジャック(チャンソン)に落雁をひとつ投げる。


マダム律子に対面。目の前には「オーロラの雫」
大きな球体の水晶「オーロラの雫」は占いの道具として使っていた。
名前を聞き、占いを始める。

「それは・・・本名じゃないわね。岸原大雅」
大雅の昨日の行動―――本屋で恋占いの本を買う
会計のとき「ちゃっちゃと包んでくれよ!」と言っている。
マダムはそう言い当てた。

この話を聞いて零は大雅に占い師へ質問させる
「おとといの事は見えるか?」

おとといは・・・あなたが話しているのが見える。
話しているのは・・・電話? 覚えはありますか?
その人はわりと身近な人、年も近い。

おととい大雅と圭介は電話で会話をしていたのだった。


「不思議ね、一年前よりも過去の記憶が見えてこない・・
でも安心して、過去の記憶はあなたの中に眠っている」
この一言は決定的。大雅は完全に律子を信じてしまった。

その過去の記憶が知りたい!
そのために仕事関係で自分を支えている大きな力を答えないといけない。
大雅はロワイヤルの話を・・・・

大雅が口を開こうとした瞬間、零と圭介は大雅のところに慌てて向かい、
謎のシスターは機関銃を持って走り出す。

マダム律子の館に黒い服の女が駆け上がる。
妙だから香月を職質に行かせ・・
そのときジャックは三上に落雁を投げ、注意をこちらに引く。
その隙に零と圭介は館に潜り込んだ。


背後のことを話さなければ記憶は永遠に消えてしまうかもしれない。
そう思い、話そうと口を開き・・・・夏蓮が口実を作って部屋に入り込み遮断。

「ちょうど良いわ。あなたもいらっしゃい。一年前の記憶を知りたいでしょ」
夏蓮も記憶が無いことを言い当てられた。
「他のお友達も、もうすぐ着くのかしら・・・・?」

マダムの誘いに乗って、圭介が先に、零が後に部屋に入る。
圭介に向かって「あなたも記憶をなくしているようね。凄い偶然!」
記憶をなくしたからこそ集められたのかしら。」

「過去をいんちき占い師に教えてもらうつもりはない。」

これはマダムにとって聞き捨てならない言葉。

マダムの顔色が変わったのを見て零は

「賭けをしよう。占いの能力がニセモノだと証明できたら、水晶はもらう。
できなければ、背後にいる人間を教える」

その証明の方法「昨日の神村零の行動を言い当てる」

こんなのは簡単。「新宿で和菓子屋にいる姿が見える・・・」

それを聞いた零 「負けだ・・・・あんたのね」


負けた理由。昨日追い掛け回していたのは圭介で、全部圭介の行動。
先にひとつ仕掛けておいた。予約表に零の名前で圭介の写真を貼る。

「その住所と顔写真を見て探りを入れていただろう。
大雅の本屋でのせりふを言い当てた。水晶は音も聞こえるのか?」

おとといの大雅と圭介の電話はコールドリーディング。簡単なことだ。

コールドリーディングとは
何気ない会話や反応で相手の事を言い当てる話術
どうとでも取れる言葉で相手の反応を見て答えを導く手法。

賭けは俺たちの勝ち。だが、欲しいのはこれだけではない。


「なぜ、俺たちの名前や記憶がないことを知っているのか?
もし、記憶に関してのことを教えてくれたら返してやらないこともない」

マダムが「埠頭で崩れ落ちる男・・男が射殺される光景・・・
これはあなたたちの記憶が奪われる前の最後の記憶」

それはいつも頭に浮かぶ光景。
記憶が奪われた!?初めて聞いた事実だった。

「この情報を教えたのは誰だ!」
マダムは詰問され、答えようとしたときに部屋の電気が切れる。

部屋の中をマシンガンが数発、
マダムが撃たれ、黒い女が部屋を擦りぬけるのが見えた。
慌てて後を追いかける零。

階段を駆け上がり、目に入ったのはシスター姿の女性。
不敵な笑みを浮かべる。


水晶を囲み、話を整理していく。
全員一年前から先の記憶がない。記憶を奪われた可能性がある。
会長:北場陽子(真野響子)は真実を知っている。だから集められた。
だがこれ以上はわからない・・・

ジャックが現れ
「気をつけろ!お前たちに安全な場所など無い。忘れるな」


シスター姿の女性は陰陽マークの指輪をつけた男に報告の電話
「情報を漏らす前にマダムを始末しました」


シスターがマダムを殺したと聞く会長。報道ではマダムの自殺。
自分たちを狙っている人物はかなりの大物だろうか・・・・


全員同じ境遇で集められたことを知りました。
零は夏蓮をかばったりしますが、本当のところ信じてないかもしれません。
全容はわからず指令の品を盗むことだけが近づく一歩。
ジャックは彼らの何を知ってるのでしょうかね?
気になります。


マダム律子が占いをするのに使っていた「オーロラの雫」
ちょうどこんな感じの大きさです。
こんなにキレイな球はびっくりするほどの値段!!!!ですね。
自分的には見るだけで満足。
写真だけでもどうぞ。








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怪盗ロワイヤル 第二話 Mission 2 ネメシスの女神の首 らくがん [怪盗ロワイヤル]

怪盗ロワイヤル 第二話 Mission 2 「ネメシスの女神の首」の
あらすじとネタバレを書いてます。
今回のMission ヒントは「らくがん」です。
松坂桃李くんがストーリー中にちょいちょい食べているアレです。


Mission 2 「ネメシスの女神の首」

今回のミッションが西崎(下条アトム)より発表される。
「ネメシスの女神の首」を奪う。


「ネメシスの女神の首」とは・・・
19世紀にヘレーネ王国で首と胴体が分かれた状態で発掘された女神像。
その後、大戦の争乱に紛れて首が行方不明となっていた。
胴と首が接合されれば歴史的発見。
財政危機のヘレーネ王国は観光資源としてこの状況を打破したい。


その首が日本のベンチャー企業「名倉カンパニー」が秘密裏に保有しているらしい。

名倉カンパニー社長:名倉(小木茂光)は
歴史的発見のこの首をパーティーでお披露目し、力を誇示、世界を視野に入れていた。

シーフ達は名倉カンパニー主催のハロウィンパーティーに潜入。

神村零(松坂桃李)はオペラ座の怪人に扮し、
倉田圭介(相葉裕樹)より会場内部の情報を教えてもらうが、そんなものは必要ない。
圭介の扮装が白いお化けの格好で、余計に怪しまれてしかたがない。

このパーティーには外務副大臣も出席。後ろの魔女は秘書?
その魔女は片桐夏蓮(大政絢) ちゃっかり外務福大臣に接近していた。

このパーティーにある裏を探るために零は警備員を装う。
入り口の警備員と交代したときに、名倉と副大臣がネメシスの首を見に来る。
何事もなかったように扉を開け、中に入る。すかさずチェック!
ネメシスの首は台座から首を持ち上げた瞬間に警備会社に通報がいくシステム。
このシステムは15分ごとに解読コードが変わる。

岸原大雅(福士誠治)は解読できるものは「いない」と零に話すが、
「数学会最終の難問、エルマーの定理に挑むもの。でも、ワイルズは解いた
解けない謎はないってこと。」

大雅は黒服に扮し乾杯のシャンパンを運ぶ。夏蓮に呼び止められ
怪しく言い寄られその気にさせた隙にシャンパンの瓶に何かを仕込む。

まもなく乾杯。会場の片隅に名倉とシスターの格好の女性。
何を聞いたのか?名倉の顔色が変わる。
ちらりと横目に零の姿を確認し、名倉自ら零にシャンパングラスを差し出す。

「若い株主がなぜこの会社を選んだのですか?」
「リスクを恐れず常に最先端のモノを取り入れる。そこに魅力感じました。」

「ハイリスクハイリターンだからこそ、先物取引は面白い。」
「今夜お見せするのは、その究極の形。お披露目出来るまでずっと隠してきたが、
なぜか嗅ぎつけた連中がいたらしい・・・」


名倉のスピーチでパーティーがスタート。
「乾杯!」
この声と同時に大雅は夏蓮にわざとぶつかる。
シャンパンが衣装にかかり、着替えをするように促す。
魔女の扮装からチャイナドレスに着替え、副大臣のいる小部屋に姿を現す
何も知らないそぶりで、ネメシスの首のことを話す。

「もし私がこの取引の内容を当てたら、ご褒美に先生の時間を私に下さい」

ネメシスの首を公開すれば観光客が増える。つまり収益も増える。
ヘレーネ王国に返還し、収益の8割をもらう。首が存在する限り、収益が手に入る。
なぜ、名倉カンパニーが扱っているのか??

ヘレーネ王国→名倉カンパニー→民自党→副大臣 俗にいう迂回献金。

不正の証拠として話はしっかりと録音。
夏蓮がさっきのシャンパンに仕込んでいた10ミニッツという睡眠薬の効果が現れ、
副大臣を含め、会場中の人が眠りに落ちていた。

大雅はコントロールルームに入り込み、セキュリティ解除のパスワードを解析。
パスワードが分かり、監視カメラを切断し、準備はOK!


夏蓮はネメシスの首の保管室に忍び込み、ネメシスにキス・・・
その瞬間、後ろからお姫様抱っこされる。
「なにするの!」顔を見ると零。「あんたに少しでも近づきたくて・・・」

「私・・ずっと前からあなたのことを知っているような気がするの・・」

大雅が保管庫に入り込み、「セキュリティはあと2分!」
首をつかみ走り出す。零も夏蓮も後を追う。

行く手に名倉が待っていた。シャンパン嫌いで飲んでいなかったよう。
懇意にしている先生が黙ってはいないと脅してくるが、

「世の中には何でも手に入れることが出来る人間がいる。他人の心や記憶さえもな」

かなり含んだ言い回しが気になるところだが、
セキュリティが戻り、防犯ベルがけたたましく鳴る。
零は首をおとなしく返すそぶりをみせ、首を叩き落した。

「パーティーは終わりだ!」


三上眞人(竹財輝之介)は零の写真を持って
映画の小道具製作の会社に聞き込み。「煙の出る葉巻を持っていたから。」
垂れ込みの電話を受けその足で現場に急行。


零たちが帰るところと三上の車がすれ違う。二人の目が合った・・・

壊れた首を呆然と見つめる名倉。そこに三上が現れる。
垂れ込みにあった録音機を見つけ即逮捕。
割れたネメシスの首の破片をかじる。「甘い!」
首は落雁でできていた。それは前回落ちていた包み紙と同じ。


本物のネメシスの首はジャック(チャンソン)が持っていた。
お化けの扮装でセキュリティが切れたとき、落雁で作られた首と摩り替える。
本物そっくりのニセモノを壊し、首は無くなったと思わせ、本物は返還する。
それが今回の作戦だった。


「ずっと前から俺を知っているって言ったよな?俺もだ。」

零は夏蓮に話しながら、頭の中に二人が銃をかまえて対峙する光景が浮かぶ。


会長:北場陽子(真野響子)が今回のミッションでチームワークを褒める。
みんなが気になるのは報酬。

「あなたがたは、ひとつ近づきました。」

この言葉で零は名倉が話していたことを思い出した。
「答えは、あなたがたが見つけるしかない。ミッションをこなす必要がある。」



劇中で食べている落雁は、
落雁の老舗として160年の歴史を誇る「諸江屋」の品です。
同じものはTBSショップで出てますが、
これから年末帰省の品としておもたせでいかがでしょうか?
年配の方受けは最高だと思います。
昔ながらの製法で、上品な甘みです。


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ドラマ 怪盗ロワイヤル MISSION.1 一話 「アレキサンダーの涙」 [怪盗ロワイヤル]

ドラマ「怪盗ロワイヤル」 MISSION.1 第一話 「アレキサンダーの涙」


ナゾの女に集められた4人のシーフ。
一年前に失ったものを取り戻すため今宵も街を駆け巡る。
彼らは・・・怪盗ロワイヤル


宝石商・氏神吾朗(峰竜竜太)が主催する社交パーティ。
神村零(松坂桃李)はボーイとして潜入していた。

狙うのは宝石の中で世界一の宝石と言われる通称「アレキサンダーの涙」
130年前、インドネシアで子供が偶然発見したが、
その子供は宝石とともに命を奪われた。
宝石は持ち主たちを次々と血に染めて輝きを増し続けている。
という呪われた宝石だった。


零はIQ180.記憶力は確かだ。一目見ただけで完全に頭に入る。
西崎(下条アトム)から氏神の持つ
「アレキサンダーの涙」を盗み出すことを依頼されるが
盗むものは自分で決める主義。

「一年前に君がなくしてしまったものを取り戻せる。と言ったら?」
零には思い当たることがあった。


この宝石を狙うのは、零、片桐夏蓮(大政絢)、岸原大雅(福士誠治)の三人。

最初に手に入れたのは零。
零の口車に乗せられ、大雅は「カリギュラ効果」をしてしまう。

カリギュラ効果とは、
禁止されるとかえってやりたくなる心理のこと。
人間 絶対するな!といわれるほどやりたくなってしまう。

大雅より夏蓮のほうが上手。
女の武器を最大限に生かし、夏蓮の元に宝石が移動・・・

零は氏神に電話。挑発するように
「アレキサンダーの涙には二つの顔があるんだなぁ・・」
この言葉を聞いて氏神は取引に応じる。

夏蓮から宝石を取り戻す零。
夏蓮の顔を見て頭の中に浮かぶ・・自分たちが対峙して銃をかまえている??
この感覚?「ダメだ・・・・」その場を零は慌てて逃げ出す。

零は氏神を屋上に呼び出し、夏蓮も大雅も屋上に駆けつける。


「お前が持っているのはニセモノだ。返してもらおうか」
ニセモノを返してほしいという氏神には返してやれない。

必死で取り戻そうとする理由・・
今日の取引相手だけ宝石に縁もゆかりもない人物。
顧客データの全部は零の頭に記憶されている。間違いはない。
興味がないのにナゼ宝石を欲しがるのか?
大雅に石をはずさせると、
そこには1g100万円の新型の麻薬が仕込んであった。

表の顔は宝石商、裏の顔は麻薬の売人。それが氏神の二つの顔。

「近づいたら本物を投げ捨てるぞ!」
「分かった。絶対に投げるな!それを投げるな!分かったから投げるな!」

そう、カリギュラ効果を使って投げさせようとしていた。
頭の中で計算が出来た。取れる!
「俺に盗めないものはない・・・・」
そう言って本物の宝石をキャッチ!零の手元に戻った。


警察が駆けつける。三上眞人(竹財輝之介)が見つけたのは
零が食べた落雁の包み紙。犯人の遺留品にも入らない。
三上は氏神に「5億事件について聞きたいことが・・・」とささやく


依頼人の呼び出し。
零、 夏蓮、大雅。
それに西崎の後について入ってきたのは倉田圭介(相葉裕樹)

会長:北場陽子(真野響子)がようやく姿を現した。
「私が求めているのはシーフ。世のため人のために悪をくじくために
盗むという手段を選んだ人たち。つまりあなたがたのような存在。」

零、 夏蓮、大雅に今回の報酬として指輪を渡す。
零は約束が違うので帰ろうとするが
「一年前、あなたはすべての記憶をなくしました。
記憶を取り戻さない限り、あなたは死んだも同然です。」

この言葉を聞いたとき頭の中に浮かぶ・・・
自分が蜂の巣のように撃たれている???

「誰だ・・お前・・」そう言いながら指輪を受け取る。
さっき浮かんだ記憶、夏蓮と対峙しているとき、この指輪を指に付けていた。
それに気づいた零は指輪を指にはめた。

「神村零・片桐夏蓮・岸原大雅 怪盗ロワイヤルへようこそ」


このシーズンになってからの松坂桃李のプッシュがハンパないですね。
ドラマ「名探偵コナン」西の高校生探偵:服部平次で始めて見ました。
すごいシュッとした男前さんがいるのねーぐらいの認識だったのに
深夜帯で主役だぁ!
落雁を口に入れてすぐせりふ。
口の中でモゴモゴしてるのがなんかツボでした。


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