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牙狼<GARO> 闇を照らす者 第7話 ネタバレストーリー 星野あかり 前田希美 [牙狼<GARO> 闇を照らす者]

牙狼<GARO> 闇を照らす者 第7話 住 Dining

「今度こそ、今度こそみんなで幸せになるわよ!」
「どうやったら幸せになれるわけ?」
「だから、みんなで頑張るのよ!」
「ここは医療費も学費もタダ。
何もかも安い、最高の街だっていうウワサなんだから。」

州崎幸子(筒井真理子)は
女手一つで、母:良恵(別府康子)と2人の子供の生活を支えてきたが
生活に行き詰まり、新天地に選んだ「ボルシティ」へと車を走らせていた。
弟の元気(椙杜翔馬)は家族旅行気分ではしゃいでいる。

洲崎類(前田希美)は、母:幸子の口癖「頑張る」という言葉に嫌気を差していた。

頑張っても変わらない現状・・・それはどこに行っても多分一緒・・・

“仕方がなく車に乗せられている”そんな気分だった。

「VOLCITY」
街の入り口で看板だけが自分たちを歓迎してくれた。



ひまわりのコサージュをスーツの胸元に留め、
バックミラーに映り込む新婚カップルを微笑ましく見つめる白波秀行(水橋研二)
運転しながらも笑顔が伝染してして、つい微笑んでしまう。

車は一戸建てが建ち並ぶ、新興住宅地の中の一軒に止まった。

このカップルは二人の新たな生活のためにボルシティにやってきた
街の新たな住人だった。


街に住むことが許可されると、住居と職が与えられる。
これが新たな街の定住者に与えられるボルシティの歓迎の証。


白波は家の中を案内してまわった。
この家は地上2階、地下1階の豪華な造りだった。
カップルは地下室まである大きな家に住むことができ、興奮していた。
白波の勧めに応じ、地下室へ降りていく。

白波は、地下室へ降りていく2人の後姿を見ながら
2人の住民登録カードを眺め、おもむろに顔写真部分を舐めた。
カラー写真からモノクロへと色が抜けた・・・


さっきまでと様子が変わり、地下は薄暗くて雑然と物が置かれていた。
足元には写真の色が抜けた無数の住民登録カードが散らばっている。
背後からゾンビのような人間態ホラーに襲われ、生気を吸い取られていく・・

ギャー・・・・

断末魔の叫び声が地下室に響き渡った
その様子を楽しそうに眺めていた・・・



第7話 住 Dining

「本当にこの街に移住出来るの?」
「類、ボルシティは弱い者の見方なのよ。必ず許可は出ます!」

幸子はこの移住に賭けていた。
不安な気持ちを押し殺し、家族に心配させまいと自分に言い聞かせていた。



蛇崩猛竜(じゃくずれ たける)は今日の女(星野あかり)とお楽しみ中。
女は猛竜(池田純矢)のテクで絶頂を向え、
ベッドでけだるそうに寝ころんでいた。

猛竜の心の中はいつまでも満たされることがなかった。
女を抱いて、ひと時だけ現実逃避がしたいだけ・・だから女を抱く・・・・

空しい思いを抱えたまま、女に背を向けベッドの隅に腰を下していた。

「最高に幸せ・・・」
「最高に幸せか・・・・」

余韻に浸りながら女がつぶやいた。
その言葉を聞きながら猛竜は“幸せ”と言う言葉に思いを馳せる・・

振り返って女を見ると、背中に魔界竜の稚魚の影が映り込んでいた。
部屋の中を動き回る魔界竜の稚魚を見つけると、
見つかったことに気づいた稚魚は窓の外から逃げ出した。

何かあったのか?これを扱うのかあいつしかいない・・
猛竜は服を着ながら外に出た。
その気配を感じた莉杏(りあん)は、
魔界竜の稚魚をショートジャケットの中にしまい込み、その場を離れた。



移住管理局で手続きを済ませ安堵した洲崎一家は
書類が出るまでの間、持ってきたお弁当を広げて昼食を取っていた。
ロビーの中は新しい生活に胸躍らせる人たちが集まり
和やかな雰囲気に包まれていた。

「美味しい??」「うん!!」

お弁当箱に手を伸ばし、おにぎりを頬張る猛竜。
ロビーで待っている間に元気と仲良くなった猛竜は
洲崎家のお弁当をごちそうになっていた。

「すっげぇ美味い!最高!!」
猛竜はお婆ちゃん手作りのおにぎりと思い、良恵にお礼を言うと

「違うよ!おにぎりを作ったのはお姉ちゃん!」
元気はそう言って類を猛竜に紹介した。

「すげぇ・・ごちそうさま。」
高校の制服を着た類の姿を見て、一瞬言葉に詰まったが
何もなかったように話しかけた。

猛竜に褒められ、類は少しくすぐったい気分で恥ずかしくなった。
逃げ出すように、少し離れた所に腰かけた。


「洲崎さま、おめでとうございます。
御一家のシティへの移住が許可されました。」
許可書を見せながら話をする白波。

次の手続きは、希望の丘と呼ばれる無償で提供されるシティ住宅の手続き。
手続きが済めば、明日からでも入居が出来る。
呼び出されて書類を持ってきたのは、職員として入り込んだ莉杏(南里美希)

移住管理局の動向を探りに猛竜と莉杏は潜入捜査に来ていた。

移住の許可に住宅の無償提供。洲崎家みんなで喜び合っていた。
その間から腕を伸ばし、白波の眼前で魔導火を点けた猛竜。
白波の眼球にホラーの証が浮かばなかった。

「誰だ君は?出て行きなさい!!」
手続きに来た人ではないと見抜いた白波は警備員を呼ぼうとする。


「キャー!!みんな逃げて!!!!」
猛竜の状況を見た莉杏は非常ベルを鳴らし、猛を逃がそうとした。
事態について行けない猛竜はその場から動こうとしない。

一拍置いて気づいた猛竜は、慌ててその場から逃げ出そうとした。
正面に立っていた類にまともにぶつかってしまった。
慌てて倒れそうな類を抱きかかえた猛竜。
類の目の前には、猛竜がいつも着けている
オレンジ色のエクステの飾り羽が揺らめいた。

姫を助けるナイトのような出来事は、類の心に甘い傷を作った。


今日移住許可が下りた人たちは、
ID制作用の顔写真撮影に笑顔で挑んでいた。
これから始まる新しい生活に胸を弾ませる人ばかりで笑顔が絶えない。
シティに着くまで笑顔を忘れていた類でさえ、
今までにないほどの笑顔を見せていた。



「白波って男はホラーなんだろ?」
「間違いないわ。あの男の周りで100人以上の人間が消えてるの。
だけど、瞳に刻印がなかった・・・」

符礼(ぶらい)法師に報告を入れる莉杏。
話しを聞いていた道外流牙(どうがい りゅうが)は
刻印が出ないホラー=魔導ホラーに興味を持っていた。



符礼法師(大友康平)のアジトへ報告に戻らず
シティ移住希望者のための仮宿泊施設に足を伸ばした猛竜.
白波に目をつけられた洲崎家のみんなのことが気がかりだった。

どこにいるのかわからず、
入り口近くの駐車場で洲崎家の誰かが通るのを待っていた。
猛竜はコンビニ帰りの類を見つけた。

「すぐにこのシティを出ろ!」
「誰なの?」
「悪りぃ、そいつは言えない。この街は危険なんだよ。
ここは、人が幸せになれるような場所じゃねぇ!」

類の胸に一瞬甘い感情があったのは事実。
猛竜のエクステを見ると、思い出して胸がときめいた・・
でも猛竜がどんな人なのかは知らない・・

今までのことと猛竜の話を天秤にかけてみる。

このシティでは家があり、働く場所がある。
家族全員揃っていて、借金もない。
ココの暮らしが幸せでないなら、何を幸せというのだろうか?

理由を告げず、
押し付けられた猛竜の感情を類は受け止められるわけがなかった。

「許可が下りなかったからって、逆恨みしないで!」
「頼む!俺を信じろ!!」

さっき会ったばかりの人を信じる!?
猛竜の目にウソは微塵もなかった。でも、そんなに簡単に信じられない・・・
類はそそくさと部屋に戻っていった。


今まで下を向いて、ただひたすら歯を食いしばって生きてきた。
これから始まる新しい生活に安らぎがあると信じていた。
家族みんな、笑って生活できるそんな暮らしを・・・
幸子は希望に燃えていた。

そんな母や祖母の笑顔を見ながらも、
必死に訴えかかてきた猛竜の眼差しを類は思い出していた。





白波の運転する車で、これから住む家まで案内してもらう。
車がトンネルを抜けると、一戸建てが建ち並ぶ住宅地が広がった。
その中の一軒に車が停車した。
ここは白波が新婚カップルを案内した場所と同じ家・・
その事実を洲崎一家は知らない。


「おい!待て!!」
家の中に入ろうとした洲崎一家を猛竜が止める。
説得力が足りないと感じた猛竜は流牙(栗山航)を連れて来ていた。

「こ・・来ないで!邪魔しないで!!」
類は訴えるように猛竜に向かって話す。
流牙はそれでも止めようとしていた。その流牙を猛竜が止めた。
類の必死なまなざしを見て、止めるなんて出来なかった・・・

「迷惑です。どうぞお引き取り下さい。」
白波は勝利を確信したような顔をして2人を促す。
その顔を見て、洲崎家のみんなのことが心配になった猛竜は
慌てて玄関に向かって走り出した。


入口のポーチ部分に結界が張られていて先へと進めない・・
流牙と猛竜は結界を打ち破ろうと、剣で結界を斬りつけた。
だが、剣の力は結界を打ち破れそうにない・・



「決めた!お姉ちゃん、僕の部屋はあそこね!!」
新しい家に自分の部屋、元気は喜んで部屋中を走り回った。

玄関あたりで様子を見ていた白波が、こけそうになった元気を受け止め
地下室の扉を開けて見せた。

「うわぁ!ねぇねぇお婆ちゃん!地下室があるよ!!」
元気の声を聞き、みんなで地下室へと降りていく。


「流牙!猛竜!どいて!!」
莉杏はおふだを楠神哀空吏(くすがみ あぐり)の弓の先に取りつけ
哀空吏(青木玄徳)は結界の中心へ向かって弓を放った。
結界は消滅し、中へ入れるようになった。


白波は地下室の扉を閉めると州崎一家の住民登録カードを取りだした。
舌なめずりしながら写真を見つめると、
カラー写真からモノクロへと色が抜けた・・・

地下室に入ると、ゾンビのような人間態ホラーが一家を待ちわびていた。
カップルの時よりも幸せそうな顔をしている州崎家はとても美味しそうで、
後ろにひかえていたホラーがナイフとフォークを持って狙っていた。

「キャー!助けて!!」幸子がたまらず声を上げた。
「心配ありません。幸せになれますよ♪」
白波が口元だけに笑みを浮かべて話しかけてくる。

「うおぉぉぉぉ!」
地下室に入り込んだ流牙、猛竜、莉杏。

「ここはホラーの食堂ってか!」
猛竜は類をかばうように前に出た。
類は背中越しに見えるエクステを見つめて安堵し、思わず肩に手をかけた。

莉杏は一家を安全な場所に逃がそうと促すが、
猛竜の肩を掴んで安心した類は、そこから動こうとしない・・

莉杏が類を猛から引き剥がす。
体ごと引っ張られた類の手は、思わず猛竜のエクステを掴みとってしまった。
返すひまもなく外へと連れだされた。


「俺が片付ける!」ホラーに向かって走り出す猛竜。
「何が幸せにするだよ!」流牙は白波と対峙していた。

「見ろ、ここにいるすべての人たちを私が幸せにした。みんな笑顔だ!
私のおかげだ!!私が夢を魅せた。」

床に散らばる無数の住民登録カードを誇らしげに見せつけると、
のどの皮を剥ぎ取り、刀を出した。

剣を合わせて戦う。
白波に向かって振り降ろした剣を、白波は素手で受け止めた。
手のひらが黄金の光を放つ・・
これは以前と同じ現象・・

また母の顔が、懐かしい風景が脳裏によみがえる・・

(でも今は、戦いの最中!)

意識を戦いへと向け直し、白波を追いつめていた。


今日の怒りのパワーはハンパなかった。
猛竜は同時に4体のホラーと戦うが、全然負けていない。
これはヤバいと察知した2体のホラーが地下室から逃げ出した。
哀空吏の弓は、そんなホラーを同時に串刺しに仕留めた。

「流牙、先に片づけてやるぜ!楽にしてやるよ。」
猛竜は鎧を召喚する。
炎刃騎士ゼンとなり、雑魚ホラーも含めてメッタ斬り。
あっけなくホラーを倒した。


流牙は白波を追いつめていた。
「私には仕事がある。戻らなければならない。」
「残念・・俺はお前を斬るのが仕事だ!」

ホラー態へと姿を変えた白波。流牙は鎧を召喚した。
黄金騎士ガロとなり、ホラー態と対峙していた。
まわりのホラーを片付け、猛竜は流牙に加勢する。

「流牙、やれ!!」猛竜はトドメを流牙に任せた。
流牙の一撃でホラーは跡形もなく消え去った・・

黄金の光を浴びたとき、戦いを終えると劇痛が襲う。
前回経験したので対処できるが、体の力を奪うほどの痛みが襲う。



州崎一家は乗ってきた車のなかで眠らされていた。
莉杏はホラーの出来事を記憶の中から消し去った。

「これで悪い夢も全て忘れる・・・
いつかきっと、幸せになれるから・・・・」

幸子の指にホラーに狙われないようになる指輪をはめた。
これでこの一家は普通の暮らしを送れるはず・・
“移住不許可”と思わせるために、書類を書き換えてわざと車の中に残した。



州崎一家は新しい土地を目指して車を走らせた。
“弱い者の味方”だったはずのボルシティが不許可・・・
でも、そんなに絶望していなかった。
“次の街なら受け入れてもらえる”そう信じていた。


道の真ん中に立つ、スーツ姿の男の人・・
男は車に向かって指を指すと、莉杏が幸子に着けた指輪が消滅した。
幸子はおもむろに車を止めた。


「おはようございます。書類を拝見できますか?」
親しげに話しかける男:尊士(倉田保昭)

指を動かし「許可」へと瞬時に書き換えた。

「おめでとうございます。ボルシティはあなた方を歓迎します。」


狐につままれたような気分だが、許可が下りていた。
車をUターンさせ、シティへ向かって走り出す。

類は車の中に無造作に置かれた飾りを見つけた。
これは・・・・?

「ここは、人が幸せになれるような場所じゃねぇ!」

猛竜のエクステを見て、消された記憶がよみがえった。

「母さんダメ!!車を止めて!!!」
類は必死になって母に話すが、3人共尊士に心を奪われていた。

車がトンネルを抜ける前に、車から飛び出した。



車と荷物が残され、一家は消えた・・・
助けたはずの命が奪われたことに悲しみを隠せない。

猛竜は自分の力の足りなさを悔やみ、泣きさけぶ・・
少し冷静になると、色の抜けた住民登録カードを確認した。
あの娘がいない・・・


符礼法師が類を探して連れて来てくれた。
血だらけで意識を失っているが、死んでいない・・・
その指には猛竜のエクステが絡みついていた。


このシティの誰かが、ホラーを支配している。



今回ようやく「炎刃騎士ゼン」の姿が見れました。
ちょっとあっけなかったので、もっとじっくり見たいなぁ・・
なにがびっくりって、倉田保昭でしょ!!
香港映画でよくやくざ者を演じられていましたが
渋い大人の雰囲気がとってもいいですね!
展開が楽しみです。

ゼンは10月までお預けです・・

簡単に栄養が取れますよ。
毎日の習慣にしてみませんか?







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