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牙狼<GARO> 闇を照らす者 第8話 ネタバレストーリー 井村空美 池田純矢 [牙狼<GARO> 闇を照らす者]

牙狼<GARO> 闇を照らす者 第8話 乱 Scoop

道外流牙(どうがい りゅうが)はホラーを探しながらも
シティを散策し、街の人たちと触れ合うことを楽しみにしていた。

休みの日になると、
女神像の建つ公園に人が集まり、思い思いの休日を過ごす。
大道芸人(ピエロ)が公園で遊ぶ子供たちを集めてマジックを披露したり、
老夫婦がチェスを講じたり、
それは絵に描いたような“穏やかな休日”だった。

流牙(栗山航)はそんな街の人を見るのが大好きだった。


そんな流牙の様子を近くのビルから隠し撮りする人がいた。
そのカメラには持ち主に不釣り合いなピンク色のリボンがくくりつけられている。

流牙の日常に興味を持っている感じは全くないが、
熱心にシャッターを切っていた。

男は流牙に接触をしようと、
護身用として持ち歩いていた小型拳銃を腰に挿し込み、
流牙がひと気の少ないビルの谷間に行ったのを見計らうと
小走りで後を追いかけた。


あれ・・?いない???

いい距離感で追いかけたはずなのに、角を曲がるといない・・・?

背後からジャケットをめくりあげられ、小型拳銃を取り上げられる。
・・・?
振り向くと、自分の拳銃を取り上げてこちらに向かって構えている流牙がいた。

「もしかして俺のこと、狙ってる??」
あとをつけられていることには気づいていて、
わざとひと気のない所に誘い込んでいた。

「ち・・違う・・俺は仲間だ!敵じゃない!!」

銃を突き付けられたので、抵抗の意志がないことを示すために
慌てて両手を上げた。

「仲間?敵?」流牙はこの男の話を全く理解できないでいた。

「お、俺もバケモノを追っている。
俺は風見泰人。この写真は、SG1を追っているときに偶然撮影した。」

風見(古山憲太郎)は尻ポケットから数枚の写真を取りだして流牙に見せた。
「教えてくれ、君は一体何と戦っていた?」

差し出された写真の1枚目の段階で、正体を見せたホラーが写っていた。
これは流牙がシティに来てから倒した5体目、
スピーカーの中に逃げ込むのが得意だった陰我ホラーの最期の姿・・
中には流牙の戦う写真もあった。

風見は得体も知れないモノに対する未知なる恐怖で
護身用の銃を持ち歩いていただけで、人に使って使うつもりはなかった。
流牙は風見の話に一応の納得を示し、銃を風見に返した。


「バケモノなんていないよ。何かの勘違いだって。」
「ウソをつくな!本当のことを教えてくれ!!」
「ゴメン、あんたと遊んでいるヒマはないんだ。」

流牙は写真を取り上げて、その場から帰ろうと歩き出す。

「俺は、愛する者をバケモノに奪われた!
そいつは・・俺の目の前で彼女を・・・・食ったんだ・・・・」

自分の手の内を見せないと流牙が本当のことを話しをしてくれないと思い、
去ろうとする流牙の背中に語りだした。
流牙の足が止まる・・


結婚式まであと数日のある日、
風見は彼女とディナーを食べ、地下駐車場に置いてある車まで戻ってきていた。

記念に飲もうと思い、彼女の生まれ年のワインを内緒でセレクトしていたが、
自分は仕事が押して直接ここまで車で来てしまったので、飲むのを止めた。
せっかくなので彼女に飲んでもらおうと進めたが、
帰ってから2人で一緒に飲もうと提案してくれた。
そんな気遣いがとてもうれしかった。

もうすぐ結婚する2人だと気付いた店の人は
ワインのボトルネックにリボンをかけてくれた。
彼女はとても喜んで、小脇に抱えている。


職場からの電話に気づいた風見は
彼女に車のキーを渡して先に乗っておくよう促した。
せっかくの甘い時を、仕事の話で台無しにしてしまいそうだった。
さっきまでの仕事の残務・・電話に出ない訳にはいかない・・

彼女に背を向けて電話で話をしていると

「ウッ・・・・」低いうめき声が聞こえた。


彼女の方に向き直ると、彼女の背後にバケモノが立っていて
明らかに彼女を襲っているのが見えた。

最初に腰の辺りを斬りつけられている・・
迫りくる恐怖に怯えながらもバケモノから少しでも離れようと
彼女は懸命に風見の方へ体を動かそうとする。

何事もなく、至極あたりまえのようにバケモノは彼女の魂を飲み干した。
嚥下されたと同時に彼女の身体が消えて無くなる・・・


慌てて彼女の所に駆け寄った風見、ここが駐車場だと言うことを忘れていた。
前方から車が入ってきて轢かれそうになった。
慌てて車を避け、彼女の方を見ると バケモノの姿はなくなっていた・・・

自分の車の側に残されていたのは
粉々になったワインボトル・・・・
ボトルネックにかけられてたリボンを見て、本当のことだと確信した。





流牙は符礼法師の隠れ家に戻り、写真を見せながら風見のことを話した。
莉杏(りあん)は流牙の話を元に風見の身元を調べる。


風見泰人 元VOLタイムスの新聞記者
1年前に恋人が失踪。それが元で辞職。

「失踪じゃない・・ホラーに食われた・・・」
「だからクビになったのよ。そんな話、普通の人は誰も信じないでしょ。」

写真を持ち、流牙はどこかに行こうとした。
符礼法師(大友康平)は魔導筆を使い流牙の持っていた写真を焼き捨てた。

「関わるな!
人知れずホラーを始末する。それが魔戒騎士の使命だ。」
「そんなのわかっている!」
「わかっていない・・・」

「目の前で恋人が食われたんだぞ!」
「だからなんだ!」

「仕方がないさ。事故みたいなもんだ。」
2人の会話に割って入った楠神哀空吏(くすがみ あぐり)

ホラーが人を襲うのに“理由”はない。
そこに“エサ”があったから・・・

哀空吏は簡単に感情に流される流牙のことを思い
ワザと解りやすく表現して見せた。

そんなことは分かっている・・・・
でも、心のなかはもやもやとくすぶっていた。
乱暴に扉が閉まる音が響いた。



ワンボックスカーを根城とし、バケモノ探しをしている風見。
やっと流牙を見つけて真相を聞き出そうとしたのに
取り合ってもらえなかったことにいら立ち、酒を煽っていた。

彼女との思い出で残されたのはリボンだけだった。
リボンを指で触りながら、バケモノへの復讐心を深めていった。



フラワーショップで働き始めた洲崎類(前田希美)
そんな様子を店の外で見つめる蛇崩猛竜(じゃくずれ たける)
そこに流牙もやってきた。

類の悲しい記憶は、符礼法師が封じ込めた。
家族は元からいなくて、生まれたときから一人・・・
それが類の上書きされた記憶・・

「声、かけないのか?」
「かけられるかよ!思い出したらどうするんだ?」

フラワーショップのオーナーに可愛がられ、
手ほどきを受ける類の姿を見ているだけで猛竜(池田純矢)は安心だった。

いつも店の前でちらちらと視界に入る男の人の存在に類は気づいていた。



流牙は風見に指定された場所に行くことにした。
行く理由はなかったが、素人が戦いを挑むのに ホラーでは相手が悪すぎた。
まともな戦いにもなりはしない・・

「やっぱり来てくれた・・ありがとう。」
「“俺に関わるな”それが言いたくて来ただけだ。」

「違う!俺たちは仲間だ!だから君はココに来た。
今日こそ本当のことを教えてくれ・・
あのバケモノの正体は?そして、君はいったい何者なんだ?」

「お前たちは何者なんだ?お前たちだよ!!」
流牙は背後に”ある”気配に感づいていた。

隠れて話を聞くだけのつもりにしていた
金城滔星(かねしろ とうせい)と燕邦(えんほう)が姿を見せた。

ステーキハウスで正体を見せたホラーの姿を2人は確かに見たはず・・
金城(津田寛治)はともかく、
燕邦(佐藤寛子)はこの前の戦いで自分に銃を撃ち放った。
流牙を信じると言ったが、もう信じていないのだと思っていた。
話しを聞くつもりなことが少し意外だった。

「もう一度話を聞こう。それしだいだ。」
燕邦は流牙を信じるつもりはないらしい・・・


流牙は魔導火を入れたライターを点け、3人の眼球に炎をかざした。
3人の瞳からはホラーの証は浮かばなかった。

「あ!俺は金城滔星。」
「金城・・・?金城って、あの金城!?」

「あの金城憲水に勘当された、愚かな息子だよ・・
だからSG1にもマークされてた。」

「君の名前は?」
「道外流牙。ただし、一切のデータはなかった。不法侵入者だ。」
燕邦が流牙の代わりに答えた。

「歓迎するよ。ボルシティにようこそ。」
金城は歓迎のしるしとして右手を差し出した。
流牙は金城の手をぎゅっと握りしめ、握手を交わす。


「ちょっと思うところがあって・・・
バケモノには金城憲水が関わっているかもしれない・・・」

滔星は渋い顔つきで父のことを話し始めた。


金城一族の長、金城憲水は
ボルシティのあらゆる場所に自分に服従する人間たちを置いてシティを支配し、
中央から分立した、完全なる独立地方国を作った。
それは“完璧な理想郷”とも言えた。
医療費・教育費はタダ。税金も物価も安い。物騒な事件もない。

その反面、多くの人々が抹殺された。
犯罪者とその予備軍。社会の不適合者。金城一族に逆らう者。
この3年間に行方不明者は1000人を超えていた。
これはわかる範囲の人数で、おそらくはそれ以上だと考えられた。

科学的な方法か、オカルト的な手段か、
金城憲水が何かの形で手を下しても不思議はなかった。


「どう思う?金城憲水はSG1のボスなんだろ?」
流牙は燕邦の見解が聞きたかった。だが燕邦は何も答えない・・


流牙は“滔星の推論”だと言い、これ以上関わらない方が身のためだと諭す。

風見は彼女が自分の身代わりになって死んだと思っていた。
そのときにしていた仕事は「金城家のスキャンダルを見つける」ことだった。
それは金城一族に逆らっているのと同じこと・・

「俺は、仇を討ちたいんだ・・・」
「人間が操れるような連中じゃないよ。やつらはあんたが倒せるような相手じゃない。」

そんなにも恐ろしい相手・・・滔星の身震いが止まらない

「ならば、なぜ君は戦う?
ひょっとして・・・それが君の仕事なのか・・・?」

流牙は黙して何も語らない・・


滔星は流牙のことを知り、あきらめるように風見を諭す。
流牙は自分たちとは違う世界で生きている人物・・・

「道外流牙!お前なら必ず倒せるのか?」
今まで何も語らなかった燕邦が、去ろうとする流牙に問う。

「・・必ず、倒す!」流牙は新たな決意を言葉で表した。

「なら・・頼む!必ずこのシティの人々を守ってくれ!!」
風見は流牙の言葉を信じ、自分の恨みも全て流牙に託した。



さっきまでそこにいたはずの燕邦の姿が消えた・・・


「うまくいったようですね。」
建物の外で燕邦を待っていた尊士(倉田保昭)

燕邦の正体を流牙が見抜けなかったことを喜んだ。

「私は、あの男と戦うのか?」「はい。いずれ・・・」



類は使わない道具を頭上にある棚に戻そうとしていた。
重い道具を持ち上げるのは苦手だったが、
頭の上に段ボール箱を乗せ、脚立を上る。

一歩ずつ慎重に足をかけて登るが、最後の一段でバランスを崩した。

「キャ!!」

落ちそうになり悲鳴をあげたとき、ふわりと暖かなものが体を包む・・・
外で見ていた猛竜が類を抱きかかえていた。

「大丈夫??けがはなかった?」
「は・・はい。」
「よかった・・・・ 手伝うよ!!」

流牙が落とした段ボールを持とうとして、類の手とぶつかる。
嫌悪感を露わに、手を引っ込める類を見てしまった・・

「ゴメン・・・怖い・・よね?」
「・・・多分・・良い人かなって・・・・」
「良い人!?俺が??」

拒絶されたと思っていたのに、良い人だと言われて嬉しくなった。
2人の顔に笑みがこぼれる。

「私、洲崎類です。」
「可愛い名前だね。俺は猛竜・・・です。」

「た、猛竜さん、コレ!」
猛竜がいつも着けているエクステを類は触る。
一瞬ギクリとしながらも、猛竜は触られるままにしていた。

「ステキです!」

記憶がよみがえったのかと思ったが、猛竜の取り越し苦労のようだった。
類がひっくり返した段ボール箱を代わりに棚に置こうとした。

「あ!ちょっと待ってて!!」猛竜は慌てて店を出た。

そこで待っていたのは哀空吏。

「君はそれでも魔戒騎士か?」
「おめぇにはわかんねぇよ!」
「情を持ったら苦しむだけだぞ!」

「情があるから・・人間なんだよ・・」

哀空吏は猛竜をこれ以上止められなかった。



符礼法師は新しい道具を作るために意識を集中させていた。
“魔導ホラー探知機”
これが出来ればホラー探しが楽になる。
だが、肝心なところが上手くいかない・・・

「・・ん?ホラーの気配がする。今夜は強いぞ!」
符礼の机に置かれていた魔導輪ザルバ(影山ヒロノブ)が気配を察知した。



流牙から詳しく話を聞けず、ため息交じりで街を歩いていた風見。
不意にすれ違った男から肩を掴まれる。
慌てて銃に手をかけるが、男に阻止されてしまった。
驚いて向き直ると、金城憲水の秘書:尊士・・

「風見さん、どうぞ私と御一緒に。
あなたが望んでいる物をお見せしますよ。」

尊士の得体も知れぬ威圧感と好奇心に勝てず、ついて行くことにした。


「陰我ホラーさんよ、戦いついでに聞くけどさ
金城憲水って知ってるか?」
「何の話だ?」
流牙とホラー、お互いに打撃のみの戦いが続く。

その様子を見て、夢中でシャッターを切る風見。
ふと見上げた方向に風見の姿を見つけた流牙。

「魔戒騎士か?締まった肉も悪くない。」
ホラーは流牙の身体を食べようと、口を大きく広げる。
チェーンのようなもので出来た触手を流牙に繰り出し
からめ取ろうとしていた。

ここでガロを召喚しようとして思い出す。
風見によってガロが写真に残される・・・・

思いとどまり、生身のまま戦いを続けた。
ホラーが正体を少しずつ見せてくることで、力の差が生まれていた。
流牙は建物から振り飛ばされた。
そこはちょうど風見から見て死角だと気付いた流牙は、ガロを召喚。

金色の光の眩しさに、風見は目をそらした。
その一瞬にホラーのトドメを刺す。
風見から見て、流牙がホラーを倒したように見えた。


金色の光がなくなると、そこにいたはずの流牙のいなくなっていた。
目を凝らして流牙を探す。
流牙はすでに風見の所にまで来てた。

「もう関わるな!」
「待ってくれ!俺の気持ちだってわかるだろ?
俺は、愛する女をバケモノに殺されたんだ・・」

流牙は有無も言わさずカメラを真っ二つに叩き斬った。

「ホラーだ!
いにしえの時代から俺たちはやつらのことをそう呼んでいる。
あとは忘れろ。」

「ふざけるな!俺はジャーナリストだ!
シティの人々に真実を伝えるのが俺の仕事なんだよ。
お前だけが戦っているわけじゃないんだ!」

「どうやって説明する?
建物を破壊し、平然と人間を食う怪物の存在を?」
流牙に問われ、答えることができなかった・・
風見はジャーナリストとしての力の無さを痛感する。


「流牙!あいつの記憶を消しておこうか?」
あまりにも多くのことを知りすぎた風見を警戒する莉杏。

「やめろ! あいつも俺も、思いは同じ 仲間だ・・・」


夜上空でいつも映し出されるニュースタイム
アナウンサーのRIVERA(井村空美)が、
いつもと変わらず穏やかな一日の終わりを語る・・・・



次の朝、風見は意を決して「VOLCITY TV」へと歩き出す。
看板番組はアナウンサー:リベラのNEWS TIME


-☆-
恋人だけを食べて風見は残されました。
人間をエサと思っているはずのホラーが”お残し”したのは不思議です。
まだ話しが発展しそうですね。

類と猛竜がもう一度意識し合います。
今回のGAROは猛竜が女性とのからみ担当なのでしょうか(笑)
切ない再会でしたが幸せがくるといいですね。

欲しいと思ったら、すぐに手に入れないと無くなります・・

PCのし過ぎで肩こりしてませんか?
これ、とても気持ちが良いんですよ♪




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