SSブログ

好好!キョンシーガール 第11話 最終回 ネタバレストーリー キングキョンシー [好好!キョンシーガール〜東京電視台戦記〜]

好好!キョンシーガール 第11話 最終回 青き衣の者、金色の野に降り立つ

「ババさま、あの道士が倒したキョンシーは
キングキョンシーではなかったっていうこと??」
「そうじゃ。その道士が倒したのは全くの別物。
この頃 本物のキングキョンシーは、正に覚醒しようとしていたんじゃ。」
「せっかく、最愛の人の犠牲を払ってまで倒したのに・・かわいそう・・・」
「そもそもキョンシーとの対決には、古くからの言い伝えがあって
“決戦の夜、その者 青き衣をまといて、金色の野に降り立つべし”」
「第10話までは、全く出てこなかったお話だね?」

たき火の炎がゆらめく洞窟で、
少女はおばあさんからキョンシーガールの話を聞いていた。



第11話 最終回 青き衣の者、金色の野に降り立つ

死闘を繰り広げ、大好きな一哉くんを犠牲にしてまで倒したキョンシーは
キングキョンシーではなかった・・・・
この事実を受け止めきれない川島海荷(本人役)は
何をするのもおっくうになり、ベッドで寝ころんだまま
手当たりしだいに食べ物を口に運んでいた。

こんな姿の海荷を見ていられないし、キングキョンシー覚醒の時が迫っていた。
バンバン(鏑木海智)は眠っている海荷を起こすが
不機嫌そうに食べ物を口に運ぶばかり・・・・

「キングキョンシーは別にいるんだって!
そいつを今夜までに見つけて倒さないと、人類存亡の危機なんだぞ!!」

そう言われても、人類なんてどうでもよかった。
一哉を手にかけた感触ばかり思い出される・・・・

「お前がこんなんじゃ、犠牲者がもっと増えるんだぞ!!」

バンバンの言葉は今の海荷には響かない・・・・



「お前!ライブの集合時間とっくに過ぎてるじゃないか!!!」
マネージャーの権田紅葉(山田真歩)が海荷を迎えに来た。
何もしたくない海荷は動こうともしないので、
権田が無理やり引っ張って連れて行った。


ライブハウスに到着。会場は少しずつお客が入り始めていた。
海荷はパジャマを着たままで、一心不乱にバナナを食べている。
9nineのメンバーは、様子のおかしい海荷に話しかけることができず
遠巻きに様子を見ているしかなかった。


「海ちゃん、どうしたの?? 何か、悩み事でもあるの??」
村田寛奈(ヒロロ)が海荷に話しかけた。

「ヒロちゃん・・・ ううん・・なんでもない・・・・・・・」
道士としてキョンシー退治をしていることは内緒にしていた。
今さら話すこともできないし、一哉の話もしたくなかった。


本番前の最終振付確認をするが、海荷は振付をすることなく立ちすくんでいた。

「もうすぐ開始だぞ!アイドル戦国時代、ライブは戦場!!死ぬ気で戦え!!」
権田は奮起させようと、ハッパをかけてきた。


「ちょっと海ちゃんいい加減にしてよ!!」
西脇彩華(ちゃあぽん)が海荷に対して怒りだした。

ちゃあぽんは最近の海荷が、9nineに力を入れていないのに気づいていた。
一哉のことを考えて身が入っていないのだとなじる。
「やる気がないなら9nineを続けなくてもいい!!」
仲間でいることも否定された・・・・


「海荷!大変だ!!!ヤバい、来るぞ!!!!キョンシーだ!」

バンバンは、似顔絵を片手にキングキョンシーを探していて
キョンシーがライブ会場に入り込んだことを知って、来てくれた。

「ヤバいぞ・・逃げた方がいい!!」
権田は頭に傷を受けながら、危険を知らせに楽屋に来てくれた。


舞台袖で客席の様子を見ると、キョンシーがスタッフに噛みついている!!
それを見た観客は、ライブ前座のパフォーマンスだと思い盛り上がり始める。

「何これ・・・・」メンバーは始めて見たキョンシーに驚いた。
「キョンシーだ。海荷を狙ってやってきた。」

バンバンは、海荷がキョンシーを退治するために選ばれた道士「キョンシーガール」で、
キョンシー化した一哉を海荷の手で殺してしまったことをみんなに話してしまった。


客席を見て怖気づいた・・今すぐにでも逃げ出したい!
吉井香奈恵(かんちゃん)と佐武宇綺(うっきー)とちゃあぽんは逃げ出そうとするが

「私たちに、出来ることはないんですか?」ヒロロがバンバンに問う。

逃げ出すのは簡単だが、このままだとファンのみんなが死んでしまう・・
海荷は今まで一人で頑張って戦ってきた。
少しでもファンのみんなや海荷の役に立ちたい!!
このヒロロの言葉を聞いて、みんな賛同する。

覚悟を聞いたバンバンは、戦えるようにすることに決めた。
ただし、“かなり痛い”ものだと脅す。
一度決めたら痛みなんてへっちゃらで、どんなことにでも耐えると誓った。


海荷を除くメンバーは、私服のまま舞台に上がった。
観客が盛り上がっていく中、バンバンが「霊魂変身の術」をかける。
(中華の衣装を着た人型の紙を燃やす)
メンバーは人型の紙と同じ格好に変化した。
服はあきらめるとしても、顔は白塗りでほっぺは赤い丸が書きこまれ
こっぱずかしい姿だ・・・・

霊魂変身の術とは
特殊な戦闘力を人型の紙を燃やすことで与えられる術で
3分間しか持たない。

「痛いの意味はコッチ・・・・・」
ファンの前で恥ずかしくてたまらないが、戦うために仕方がない。
さっそく会場にいるキョンシー退治を始める。


舞台袖で見ていた海荷。でも動き出す様子はない。
バンバンはキングキョンシー退治を海荷に頼むが、
やっぱり戦いたくなかった・・

海荷の前に道士服を置き、バンバンは自分の力で倒すと決めた。





会場の地下にあるボイラー管理などをする場所にキングキョンシーがいた。

「居たな、キングキョンシー!!」
バンバンが声をかけるキョンシーは・・・・ちびキョンシー(間中斗環)!!
まだ変化をしていない・・倒すなら今!!

「キングキョンシーを封じ込め!!!」
バンバンが無数のお札をちびキョンシー目がけて投げる。
だが お札はちびキョンシーには届かず、全て空中で止められた。



「ババさま、キングキョンシーがちびキョンシーだったの???」
少女はババさまにお話しの続きを聞いた。

「そうじゃ、灯台下暗しとはまさにこのことじゃ。」
「道士様がその感じでは、絶体絶命じゃないですか!!」
「愚かな人間どものおごり。神がバツを与えたのかもしれんな。」
「それよりババさま、言い伝えの“青き衣の者”は??」



霊魂変身の術で3分間道士になったメンバーは、
会場にいるキョンシーをほぼ封印していた。
その様子を見ていた海荷。足元に置いてあった法衣と八卦鏡が目に留まった。
八卦鏡に映し出されているのはバンバンが戦っている姿・・・


バンバンとキングキョンシーは能力対能力の戦いを繰り広げる。
覚醒前のちびキョンシーだが、バンバンの能力をはるかに上回っていた。
必死で抵抗をしたが、耐えきれずに倒されてしまった。

倒されても、力を振り絞って起き上がるバンバンの姿を見て
自分のハンパさを思い知らされた。


最後の一体を残してメンバーの術が解けた。危機が迫る!!!
そこに海荷がやってきて、素早くお札を貼りつけた。

海荷は何か思いつめたように、会場のマイクを手に取り
ファンのみんなの前に立った。


「あ・・あの・・・私みんなに言わなきゃいけないことがあります。
私、キョンシーガールなんです・・・

みんなには内緒でずっとキョンシーと戦っていました。
9nineメンバーにも迷惑をかけたし、
私がちゃんとしないから、たくさんの人に迷惑をかけてしまいました。
でも・・私は逃げません!!!」

ファンのみんなにこれまでのことを報告して、胸に残るしこりを取り除いた。
9nineのメンバーに隠していたことを謝り、バンバンの元に駆けつける。



「お・・遅いよ・・・お前・・・・・・」
傷だらけのバンバンは、ちびキョンシーを指さした。
建物の窓から差し込む月明かりを浴びて、
ちびキョンシーはキングキョンシーに覚醒し始めた。

雄たけびを上げながら、スター・ウォーズのダース・モールのような感じに変化する。
見るからに強そうな出で立ち・・

「行くアルよ!!!」
海荷は勢いよく駆け出し、キングキョンシーに先制攻撃を食らわせる。
パンチにキック、全く効いていないし、
そのたびに投げ飛ばされる海荷の方がダメージが大きかった。

キングキョンシーは口からビームを放つ。
建物を壊す勢いでビームを出し続けるのを見て、戦況はかなりヤバかった。

「よく聞け、海荷。一か八か伝説の法術を試す。
道士ノートの最後のページに乗っていたやつだ。」

バンバンは自分たちに残された最後の攻撃を試そうとしていた。
でもこの法術は、使う人の命と引き換えにするもの・・

「この術は、俺の命を賭けた最終手段だ!
出来れば使いたくなかったけど、全員死ぬよりはましだろ。」



バンバンは、海荷が道士となるきっかけになったペンダントを借りる。
海荷はペンダントを手のひらに乗せて差し出した。
バンバンは、海荷の手のひらに自分の手のひらを重ねて握りしめた。
高く掲げ・・・・
「パルック!!!!!」

バンバンが呪文を唱えると、頭が電球に変化した。
電球に変化した頭に、海荷が気を送り込む。
頭はそのエネルギーを増幅して電磁波にする。
その力をキングキョンシーにぶつける法術だった。

迷っている時間はない。キングキョンシーは次のエネルギーを蓄え始めている。
海荷の送り込んだ気を使い、電磁波を出した。
キングキョンシーを倒すには力不足で、手前で弾き飛ばされた。


「もっと強く念じろ!救いたい人たちを思い浮かべるんだ!!
その海荷の思いが強ければ強いほど、パルックは力を増す!!!」

父や母、9nineメンバーのことを思い浮かべながら、気を送り込んだ。
さっきと比べ物にならない力が集まり、キングキョンシーを攻撃する。
だが、この力も弾き返されてしまった。


キングキョンシーとなった今、力は何も通じないのか・・・・


気を送っていないのに、パルックが光り輝き出した。

「海ちゃん、聞こえる??
海ちゃん一人じゃないからね。みんなが海ちゃんのことを応援しているから!」
ヒロロがみんなを代表して、館内放送に乗せて海荷に語りかける。

「うみに~!うみに~!うみに~!」
会場に残っているファンのみんなが海荷に声援を送ってくれる。
この声は海荷に届いていた。

9nineが歌を歌って海荷たちを応援する。

「みんなのパワーを・・・食らえ!!!!」
長く、力強い光でキングキョンシーを攻撃!!!
キングキョンシーは倒れ込んだものの、倒すまでのダメージではなかった。


これほどの力をかけても倒せないし、次の攻撃をする余裕はない・・・
キングキョンシーは次の攻撃のために口に力を集め・・・・

ポン!!!!

キングキョンシーはちびキョンシーに戻った。
・・・??????
見上げると、月が攻撃を受けて欠けている。


「ふわわわわ・・・おはよう!!!!」
ちびキョンシーは新たな眠りから覚めた??

助かった・・??
展開が良く読めなかったが、バンバンのことが気がかりで
倒れ込んでいるバンバンを慌てて起こした。


「海荷・・ありがと・・・・短い間だったけど楽しかったよ・・
君は立派なキョンシーガール・・・・・・・・」
バンバンの顔が光を放ち、体全体が透明になって消えた・・・・

来ていた服だけが残され、本当にバンバンがいなくなったのだと思い知らされる。

「バンバン!!バンバン・・・・・」


服を握りしめて泣いていた海荷。突然服が膨らみ始める。
なに?なに??? シュボッ!!!!

現れたのは大人バンバン(名高達郎)
「これからは、大人一筋だ!」
子供バンバンは死んでしまったが、大人バンバンは生きていた!!

でも、子供の方が良かったのにぃ!!

「おまたせ!」舞台衣装に着替えた海荷がライブに戻って来た。


「ババさま、もしかして金色の野に舞い降り下りる、青き衣の者って?」
「うん。9nineのことだったんじゃ。」
「超ハッピーエンドですね!!!」
「その時はな・・・・」
「続きがあるんですか?」
「焦るでない。DVDの売り上げしだいじゃ。」






最後まで読んでいただきありがとうございました。
また気に入った物があれば読んでください。


なんか、当たり前なんですけど
ファンがいるからアイドルが成り立つというか、
アイドルが存在するにはファンが必要というか・・・
この関係が見ていてとっても良かったです。

ナウシカと天空の城ラピュタですね。
大掃除をさっそくしてパルックは付け替えましたよ♪

とても楽しいお話でした。


以前よく聞いていたラジオにちゃーぽんが出ていたので
なんとなく知っていましたが、メンバーみんなを始めて見ました。

ババさまの予言を実行するためにも、「購入」が大事です(笑)





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。