SSブログ

戦国鍋TV 2期 シーズン2 RQ カリスマショップ 千利休 第4話 ストーリー 平方元基 [戦国鍋TV 2期 シーズン2]

戦国鍋TV 2期 シーズン2
RQ ~カリスマショップ 千利休~
第4話「秘伝の作法」

千利休とは
簡素な茶の湯、わび茶の完成者で茶聖とも称される。
新しい試みを次々と実践し、常に最先端をいく天下一の茶人。


茶の湯の権威を求めた秀吉は
 利休に
 無断で台子の茶法の伝授を禁じた。
その事に不満を持つ利休は
 茶の湯巧者・織田有楽斎に対して
「茶の湯の極意、
    それは形にとらわれない事である」
       と説いたんだとか。


裏原宿に、一切の無駄を感じさせず
ひっそりとたたずむアパレルショップ“Wabi Sabi”

この店のデザイナー兼店長のRQ(リキュー)くんは、
おしゃれヤングのカリスマ。
今日もRQくん(山本匠馬)からファッションの原点であるワビサビを学ぶため
おしゃれヤングが店を訪れる。


第4話「秘伝の作法」

バイトくん(植田圭輔)は、朝の掃除をせっせと行っていた。
店内なのに、なぜか落ち葉がけっこう落ちている。
今日は雑誌の取材が入ることがわかっていたので、
少しでも綺麗にと思い、掃除に余念がない。

RQくんが出勤してきた。

「こんな感じでどうですか?」
バイトくんは、RQに掃除の仕上がりを確認した。

「逆にどう思う?」
「自分的には結構綺麗になったと思いますけど・・・」
バイトくんは“逆に”で返されて、普通の返答をした。


「そこなんだよね~ 
綺麗にすることは凄くいいんだけど、
でもこれがこの店の本来あるべき姿なのかなって・・」

この店の本来あるべき姿とはどんなものだろうか??
RQはおもむろに、ちりとりの中に入っている落ち葉を取り出し
商品や、通路に撒き始めた。


「みなさん、調子はどうですか?」
オーナーのHIDEYOSHI(山崎樹範)が店にやってきた。
HIDEYOSHIは、狂ったように落ち葉を投げ続けるRQの姿を見て驚いた。

「RQくん?RQくん??
ちょっと何やってんの?今日取材が来るって言ってたじゃない。」

「RQくんはですね、僕が掃除しているのを見て
“これがこの店の本来あるべき姿なのか?”って・・・」
本来ある姿で、綺麗にすべきだとHIDEYOSHIは考える。


散らかり具合に満足しているRQ。
「これだけ散らかっていた方が、自然でいいと思わない?」
店の中に、自然とかそういう問題じゃない。


「ワビってる!!!!」


わびとは、飾りやおごりを捨てて静寂な趣。
千利休が目指した美意識。


「確かに、お客さんが来るからと言って 掃除するのは不自然極まりない。」

バイトくんがRQのワビに共感した。

お客さんに来てもらうために掃除をするのは自然なことだと
HIDEYOSHIは力説する。

「HIDEYOSHIくんって、そういうとこワビってないよね。」
一生懸命が、RQの言葉で一蹴された。


「もう、ワビってないとか サビってないとか 言われ過ぎて、
最近なんとも思わなくなっちゃった!」
HIDEYOSHIにはもう理解するつもりはないらしい。

「そう、その潔さはサビってんだよなぁ・・・」
RQはこんなHIDEYOSHIを尊敬していた。


さびとは
物静かで古びた趣。松尾芭蕉が目指した美意識。


ゴミ問題はこれでいいと決めた。
そんなことよりもHIDEYOSHIは、
取材で初お披露目をする新作の方が気になっていた。

バイトくんが奥から取り出してきたのはワビT。
黒地で首元はゆるめのU字仕立て。胸の所に・・・・「詫び」の文字。


「俺は前から、おしゃれってのは権利がなさすぎると思っているわけ。
これからはRQくんの“ワビ”っていう言葉自体を商標登録しちゃって
全面に押していこうと思っているわけ。

その第一弾が、この“ワビT”なわけ!」


このワビTシャツはHIDEYOSHIの発案商品だった。
広げて文字を確認すると“詫び”の文字・・・

「これ、字 間違ってない?
これさ、お詫びするとかの“詫び”だよね?」
HIDEYOSHIはおそるおそるRQに確認をする。

これはRQの提案で、漢字がワザと変えられていた。
RQの指示だったことで、HIDEYOSHIは安堵する。
誤字か何かだと思っていたから・・・


「え!!!!どうして???」
「これだけ全面に“ワビ”を押しておいて、漢字を間違えている。
これは実はワビってたりするんですよ」。

「あれでしょ?“字 間違えてごめんなさい”ていう所も
かかっていたりするんでしょ?」
RQは苦笑いをしてごまかそうとする。

「かかってないかぁ・・・・・・」
「えぇ、かかってないですねぇ・・」

これを第一弾にして、
ワビサビシリーズとしてガンガンに売って行きたいと
HIDEYOSHIは目論んでいた。


薄い金色のTシャツに、濃い金色のジャケットを羽織っていたHIDEYOSHI。
さっそくワビTに着替えかけている。

自動ドアが開いた。
「どうも。メンズワビの者ですが・・・」

雑誌の取材の人ODA URAKUSAIが到着した。
袖を通した状態で、ポケットから金色の名刺入れを取りだし
金色の名刺をODA URAKUSAI(織田有楽斎:平方元基)に渡す。


「RQさん。最近お薦めのワビカジコーディネイトとかありますか?」

ODA URAKUSAIに聞かれ、店内に出していたアウターを紹介し始めた。
HIDEYOSHIは慌ててRQを止める。
お薦めをするのはワビTのはず!口に出して言うのは野暮だと思ったので

「もっとあったでしょ?ワビっているやつ!!」

HIDEYOSHIに言われて思い出した。
バイトくんに裏から持ってきてもらう。

「この秋注目のニット・・・」

HIDEYOSHIは、RQの言葉をさえぎる。

「もっとあるじゃん!!すげえワビっているやつ!!!」
自分の着ているワビTをアピールするが、RQは完全にスルー。

「全然何言ってるかわかんない。」

ワザと放置プレー中。

「このTシャツなんです。
これが、RQくんがプロデュースした“ワビT”っていう商品なんです。」
HIDEYOSHIはあきらめて、自分の口からワビTについて話し始めた。

「別に僕がプロデュースしてませんけどね・・・」
RQは完全否定。


「ちょっといいですか?
この“詫び”って言う字、合ってますか?」
URAKUSAIが確認をしてくる。

「実はですね、これだけ全面に押しているのに
漢字が間違っているって、これ超ワビってないですか?逆に。」
得意げにワビT制作秘話を披露するHIDEYOSHI。

笑ってなんとかその場を成立させようとするURAKUSAI。
とりあえずワビTを着ているHIDEYOSHIを何枚か撮る。


「おめでとうございます。記者さんもこれで立派なサビメンですぅ。」
HIDEYOSHIはURAKUSAIに握手をして祝福する。
でも、これは勝手に言っている事・・
能面のような顔で、とりあえずその場にいるRQ.

「あの・・RQさん。
このワビTを、さらにワビった感じに着こなすポイントを教えてもらえますか?」

「う~~~~~~ん そうですね・・・
“着ない”ことですかね・・・逆に・・」




秀吉がこんなにいじられキャラだったら・・・
自分の力でのし上がってきた秀吉は、
自分の頭で理解できない事は人任せだったかもしれません。
侘びでも寂びでもどんと来い!
受け止めちゃう懐の深さをもっていたんでしょうかね。

利休はロボットのように感情を出さない人だと勝手に思っていたので、
人間らしいところが見えて、ちょっといい感じです。




再出陣壱です。
呼び方がちょっと複雑ですね。



利休の求める作法なんかは置いといて、
最高においしいんですよ♪




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。