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ドラマ RUN60 EPISODE1 第1章 第1話 疾走 桐山漣 あらすじ ネタバレ [RUN60]

RUN60 EPISODE1 第1章 第1話 疾走

「はい。予定どおり出発しました。」


映し出されたモニターに写っているのは、
大きなリュックを背負い、街を激走している水木レイ(小林涼子)の姿。

「いえ、こちらの便宜上 急遽変更することになりました。
いいえ、そちらの方は問題ありません。一時間以内にお届けします。」
キム・テミ(玄里)は淡々と話をしている。


会員制の闇のギャンブルゲーム「RUN」
集まった人たちは全員盛装し、マスカレイドのときに付ける仮面をつけていた。
「RUN」を仕切る男ゴースト(和田聰宏)は、
プレイヤーのレイが20歳だったことに驚く。ずいぶん幼く見えた。


別のモニターに写されたのは
「衆議院議員 武田康弘氏 自宅で殺害される」という一報。


「どうもこんにちは、山岡医師(小沢一敬)さん。
そちらの準備はいかがでしょうか?
それはよかった。安心してお届けできますよ。
ええ、生ものですから鮮度が大事ですよね。
では、これから大事なショーが始まりますので 邪魔しないでくださいね。」

話しが終わらないテミの電話をゴーストは取り上げ、話しを切り上げた。



「衆議院議員殺害事件 特別捜査室」
警察管内で捜査本部が設置された。
仕切るのは 森沢雄介警視管理官(嶋田久作)

「警視庁捜査一課一係 中塚祥司巡査部長 特別捜査本部へ合流します。」
中塚祥司(柄本佑)は森沢に着任の挨拶をした。


レイが走る様子を見ながら、しきりにケータイを触る。
仮面で集う者たちは賭け(ベット)をしているようだ。

「Welcome to the RUN.
今日も格別なエクスタシーを感じていただきながら、
最高に楽しんでいただきたいと思います。」

ゴーストが開幕の挨拶を行った。ここからが本当のスタート。

「余興を楽しんでいただいていている途中ではありますが、
今日は趣向を変えて、もう一人ランナーを加えたいと思います。
つまり、二つ目・・・いや、三つ目のランナーです。」

モニターに映し出されたのは
高杉裕(桐山漣) 27歳 A型 フリーター 逮捕歴なし


テミは電話を掛けると同時に、高杉の所在地をサーチする。
謎の組織「RUN」は街中の監視カメラやスマホまでをジャックし、
ゲームを楽しむ悪の組織。居所はすぐにつかめる。

トボトボと歩道橋を歩く祐の姿がモニターに映し出された。
ケータイに着信。会員登録をしていたアルバイト会社「RUN」からだった。
何もためらうことなく電話を取った。

「RUN会員の高杉さんですね?おめでとうございます。
高額のアルバイトが始まりました。
今から60分ほどお時間を頂きますが、どうでしょうか?」

裕はこの申し出を受けた。

「では、さっそくアルバイトの内容ですが“配達をお願いします”
これから指定する数か所に行っていただきます。
そして、その場所に辿り着いたらギャラをお支払いします。
まず 最初の場所に辿り着いたら、100万円。」

100万円と聞き、元気のなかった声にも力が入る。
「荷物って何ですか?」
「それは行ってからのお楽しみです。降りますか100万円?」

「場所は?」
テミは裕のケータイに場所を転送した。

転送された地図に、青いマークが点滅する。
「まずは、あなたが依頼に足る腕前かどうかを試させていただきます。
その荷物の場所まで・・・」

ゴーストが見ているモニターには、
割り出された予定所要時間 07:40と表示されていた。

「・・・・・5分としましょう。そこから5分で行ってください。
時間内に受け取れば、まずは100万です。」



レイは少し立ち止まり、腕時計を確認する。05:03
残り時間はあとわずか、休んでいる暇はない。
追い立てられるようにまた走り始めた。


2人とも残り時間04:59
まだ内容が掴み切れていない裕は、まだその場で立ち止まっていた。
もうカウントは始まっている。

「あ、そうだ高杉さん。靴ひもはちゃんと締めてから出発して下さい。
怪我されると困るので。」

今の状況をモニターされていると知った。
キョロキョロとあたりを見回すが、何もわかるわけがなく
とりあえず靴ひもをきつく結び直した。


「それではみなさん。高杉さんが時間内にたどり着けるか否か
ベットをお願いします。」

仮面の客たちは一斉にケータイからベットを行う。


「今そちらに写真を送りましたので、よろしくお願いします。管理官。」
テミは二人の写真を転送した。


裕は普通に走るだけでは間に合わないと思い、
ショートカットしながら目的地を目指す。
ガードレールを飛び越え、金網をよじ登る。

レイはしんどさのあまり、足が止まった。
ピルケースから薬を取出し、水で流し込む。



森沢警視のところに情報が入った。
「被疑者に関する有力情報が手に入った。これより公開捜査に切り替える。」

警視庁全域に緊急配置。通達とマスコミに連絡を入れる。


残り時間1:32 どうにか到着したのはレイ。
だが、肝心な品物がどこに隠されているのかを探さないといけない。
辺りをキョロキョロと見回し、
ベンチの横に無造作に置かれたブリーフケースを見つけた。

中にはメモが一枚。7ケタの数字が書かれている。
腕時計のテンキーを使い入力。00:52 動きが止まる。
ほっと一息ついた。


裕はまだ目的地に着いていなかった。
家の壁の隙間を抜けて進むので、モニターサーチができなくなる。
慌てて居所のサーチが行われた。
モニターを動かすのはゴーストで、センサーは足と腕に取り付けられている。
しきりに動かて探す。


テミはレイに、次の伝達事項を送信した。
受け取ったレイはブリーフケースに入っていたお金と時計を取り出す。


10、9、8、・・カウントダウンが始まる。裕はまだ目的地に辿り着けていない。
サーチできないゴースト。
だが、モニターに裕の姿が映し出される。時間内に到着していた。
裕とレイは同じ場所に集められていた。

「荷物ってそれですか?」

レイに話しかける裕。
何も言わずにお金の入った封筒を裕に差し出す。
封筒の中身をチェックし、それをポケットにねじ込もうとしたとき
レイは隙をついて時計を裕の腕にはめる。

「なんっすか?これ??」

動いていない腕時計を見ながらレイに話しかける裕。
顔を上げると、レイは自分の方に向かって拳銃を構えていた。

「ゴーストの手先?病院はどこ?」

裕は配達を言われただけで、なんのことだかさっぱりわからない。
裕のケータイが鳴った。その一瞬の隙に裕は拳銃を取り上げる。
形勢逆転。レイに向かって拳銃を構えた。

鳴りやまないケータイに出てみると
「なかなか良い走りっぷりでしたね。高杉さん。
これで高杉さんにも安心して依頼ができそうですよ。」

「あの、どういう事っすか?これ?」
「最初にも申し上げた通り、配達の仕事ですよ。
荷物は、あなたのパートナーとなる彼女が、今背負っています。
リュックを2人で運んでいただきます。」

「だったら、彼女がタクシーとか使って届けたらいいじゃないですか。」
このおかしな状況から早く抜け出たいと思っていた。

「それはゲームの面白みがないでしょう。」
「配達がゲーム??俺には何が何だかさっぱり分かんないんだけど。」

裕がRUN会員になったのは、高収入の仕事を求めていたから。
ゴーストの指示の通りに動けばお金になる。


レイのケータイにも着信があった。
裕はあごでケータイを取るようにレイに指示する。

「ちょっと、どういうこと?話しちがうじゃん。
こいつ誰なのよ。私の邪魔しないでよ!」

「水木さん、あなたずいぶんバテてるじゃないですか。
荷物が遅れたらどうするんです?」
「ちゃんと届けられるわよ。じゃまさえ入らなければね。」


2人とも納得がいかないようで、このまま続けることを余儀なくされた。


次のチェックポイントは3つ。
指定されたポイントに、時間内に辿り着くごとにギャラが支払われる。
金額は前の支払いの倍。
さっきは100万円だったので、次はの場所にたどりついたら200万。
次が400万。最後は800万プラスボーナスで200万。で1000万。
計1700万円支払われる。

「高杉さん。あなたにとって都合のいい数字ですよね?」
「え?どうしてそれを・・・」


「各ポイントには、自分たちの足で行ってください。車やバイクは禁止です。
ポイントごとにパスワードが置いてありますので、それを入力してステージクリア。
時間内に辿り着けなかったり、無理に腕時計を外そうとしたら
大変なことになります。
まあ、片腕が吹き飛ぶ程度ですけどね♪」

大事になりそうだと感じた裕は、
このゲームに参加するという意思表示をしていないことをゴーストに告げる。

「今さら断るのですか?まあいいでしょう。
彼女を見殺しにすることになりますが・・
高杉さん。何のとりえもないクズのようなあなたが、
“簡単に大金を手に入れられる。”
なんて、まさか思ってないですよねぇ?」

次のチェックポイントが送信された。時間は15:00

「急ぎましよう。賞味期限の切れる前に。」

レイに付けられた腕時計が稼働し始めた。これは残り時間を示すタイマー。
裕のことは気にせずに、次のチェックポイントに向かおうとしたレイ。
荷物を持とうと裕は呼び止めた。渡す気配はみじんもない。


「あ、ひとつ言い忘れてました
お二人とも、あまりにぎやかな場所は避けた方がいいですよ。
今からあなたたち二人は、
大物政治家の殺人犯として指名手配中となりましたので♪」

近くにあった巨大ビジョンに映し出されたのは
速報として自分たちの顔写真が公開されていた。全国指名手配・・・
不特定多数の誰もが自分たちの顔を認識したようなもの。

「嘘だろ!おい!!嘘だろこれ!!!」
「そう、嘘です。それでもあなた方を足止めするにはちょうどいいでしょう。
先ほど我々のスタッフが、
あなた方の居場所を警察に知らせておきましたので・・・
がんばって生きあがいて下さい。
でも、ヤケになって醜いザマを見せないでください♪」

「さあそれでは2人が無事にたどり着けるか、じっくり観察しましょう。
みなさん、ベットをお願いします。」


2人は走り始めた。大通りを駆け抜ける。
途中でぶつかりそうになった女性(青山テルマ)のことに目もくれず。
もう警察の捜査の手が伸びていた。警官を見つけ、急いで物陰に隠れる。

裕はレイの背負っているリュックに手を掛けた。
レイは渡すつもりなどない。

「あんたのその意地のためにな、命落とすなどごめんだぜ。死にたくねえだろ?」

この言葉で観念した。レイはリュックを裕に渡す。
裕はレイの顔を見ながら ふとある女性のことを思い出した。
だが、考えている余裕はない。リュックを背負い走り始めた。


「そうです。晴海方面を走る姿を見ました。」
警察に連絡を入れるテミ。


また警官を見つけた。陰に隠れて様子をうかがう。
「名前、何て言うんだ?名前だよ。俺は高杉裕。」
「水木、水木レイ。」

「ゴーストって誰だよ。」
「あんたの方が詳しいんじゃないの?会員何だし。」
「俺は、たまたま見つけたバイトのサイトに登録をしただけ。
連絡がきたのは今日が初めてだよ。」

ゴーストと呼ばれていることしか知らない。
知っているのは、人の命をゲームの駒のようにもて遊ぶ、最低な人間ってことだけ。

「恨みか?」「まあね。」

警官の隙をついて走り出す。
様子に気づいた警官が後を走ってくる。
それでも走って逃げるしかなかった。残り時間09:30

汐留で発見されたと森沢に連絡が入る。
捜査本部があわただしく動き始めた。



始まりましたRUN60。
走ることが主体の話なので、自分もその中にいるかのように思えます。
死のゲームが始まりました。気が急き立てられますね。


走るときに付けるなら、こっちのほうがいいですね。


主演作品です。



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