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戦国男士 第23話 第23閃 恩讐 分明 あらすじ ネタバレ [戦国男士]

戦国男士 第23話 第23閃 恩讐★分明

「あんたらの暴力、俺たちがケンカでねじ伏せる!」

伊達正宗(滝口幸広)のこの言葉が口火になって、ケンカが始まった。
政宗の相手は石田三成(大口兼悟)
伊達成実(平野良)の相手は島左近(坂田 聡)
片倉小十郎(内田譲)の相手は真田幸村(橋本 淳)
大内定綱(片岡信和)の相手は直江兼續(山本匠馬)だった。


成実は島と取っ組み合いながら廊下を引き返していく。
大内は踊り場で学生たちに囲まれながら直江と戦う。
代わるがわるに攻撃をされ、休む暇もない。
そこには五家同盟の蘆名義弘(三上俊)と佐竹義重(山岸拓生)もいた。
政宗と石田が戦っているところには、
五家同盟の白河義親(新田健太)、岩城常隆(大森亮)、
石川昭光(草野イ二)が控えていた。


数では勝ち目がないので、大内は一人づつと戦えるように階段側に入り込んだ。
階段を飛ぶように逃げ、直江と学生たちを引き離す。

成実は戦いながら少しづつ従業員用の小さなエレベータのほうに近寄っていく。
ちょうど島と取っ組み合っているときに扉が開いた。
島を連れ込み、扉を閉める。


「僕にあなたがあちら側についている理由がわからないのです。」
屋上に来たのは小十郎と真田。
徳川家康(田中康寛)についていた真田が、石田側につくことが考えられずにいた。

「小田原の決着、ついてないじゃん。」
真田は旭日(佃井皆美)に言われた言葉を思い出したが、小十郎には語らなかった。


「わかりました。その前に、一ついいですか?
空と海の間には、何があると思います?」

小十郎は、何かをはかるためにいつもしている質問を真田に投げかけた。

「なにもないでしょ。」

この答え、正宗と同じ・・・
伊達一派に入るきっかけになった答えと同じだった。
小十郎は真田に向かって優しい笑みをもらす。

「そんな顔をするところを見ると、正宗くんにも聞いたんだ。答え似てた?」
「同じでした。」

「何を期待しているのか知らないけど、僕があいつと組むとかありえないから。」
「そうでしょうか?」


石田は自分の力をなるべく使わずに正宗を倒したいと考えていて、
学生たちを先に戦わせようとばかりする。
学生たちが正宗に切り込んで来るが、
「あんたらと戦う理由がない!」
政宗は学生たちには攻撃をせずにかわしていく。

石田は岩城と石川を急き立てるが、正宗に圧倒されて手が出せずにいた。
「卑怯者だとののしる気か?」
「そんなことはない。けど、こんなのケンカじゃない!!」


大内は空き室に投げ出された。佐竹と蘆名は容赦なく大内を殴り続ける。
戦わずに取り巻いている学生たちを無理やり戦わせようとし、
動かなかない、邪魔な場所にいる学生たちも容赦なく殴る直江。

「仲間もお構いなしかよ。」
「手駒の間違いだ。」

自分たちは駒扱いで、使い捨てなのだろうか・・・
佐竹と蘆名の気持ちが少しづつ揺れていた。


成実と島を乗せたエレベータは地下駐車場に着いた。
戦いは島が優勢。成実は殴られるばかりで返すこともできずにいた。
島が成実を投げ飛ばしたときに、成実のポケットに入っていた小銭が散らばる。
島は戦いを忘れて小銭を拾うのに夢中。



身軽な真田はフェンスにつかまりヒラリとかわす。
上に下にとトリッキーな動きをする真田に、小十郎は一撃を入れられずにいた。
右腕を取られ左で防御すると、戦いが少し止まった。

「これが真正顕現者のちから。」
「えっ?ぼく仮正だよ。」
「あなたも・・・?ならば、僕の知っている真正顕現者は正宗くんただ一人ということ。」


政宗は学生たちにやられながらも、
白河、岩城、石川に守られている石田の方に近づく。

背中を金属バットで殴られても、学生には目もくれない。
「あんたらと戦う気はない。」正宗は自分の言葉を体現していた。

石田の前にいた白河は、戦わずに正宗を前に進ませる。
その白河の行動を見て、岩城も石川も正宗を石田の元に進ませた。


暗い空き室の中では大内が直江と戦い続けていた。
力は直江の方が上で、大内は叩きのめされて動けなくなってしまった。

「次で終わらせてやる。顕現の力とお別れだな。」
「いらねえよ。こんな物騒な力。俺にはな、もっと大切なもんが・・あるんだよ。」

かなり体力を消耗して、言葉がすらすらと出てこない大内だが、
自分の言いたいことはきちんと話す。

大内にとっての大切な物・・・・


この状態でいながらも、大切な物のために力を振り絞っている大内の姿に
佐竹と蘆名は圧倒されていた。
大内にトドメを打とうとする直江を佐竹が羽交い絞めにする。

「何のマネだ。」
「直江さん。あんたには実験だか何だかで借りがあるんだ。俺は忘れてはいませんよ。」

佐竹は直江をぶん投げた。
力を振り絞り立ち上がった大内だが、
足元がふらつき倒れかけたところを蘆名が手助けしてくれる。

「まったく見てられない。もう少し、ましな戦いしてくれません?大内先輩。」
「俺、お前らのこと大嫌いだったけど、ちょっと好きになったわ。」

大内は蘆名に笑みを浮かべて話す。蘆名もまんざらではなかった。
「僕は、佐竹さん一筋です。」

「行くぞ、義弘。」「はい。」
佐竹と蘆名は自分の心のままに戦うことに決めた。


成実も限界まで戦っていた。島に向かって舌戦は出来ても攻撃が効かなかった。
柱に投げ飛ばされて立ち上がったところに体当たりをしてくる島。

「にん!」
成実は忍法で逃げ、島は柱に激突!

「わりいな。俺ちょっと開眼してんだ。」


真田の方が有利に戦いは続き、小十郎はトドメの一撃を食らわされようとした。
そのとき、真田に向かって飛び蹴りしてきたのは白河と岩城。

「立て片倉!手加減してんじゃねぇよ。お前は俺たちを倒したなんだ!!」

白河は小十郎に手を差出し、立たせてくれる。
「あなた方にも響いたみたいですね。伊達正宗という人が。」

「あなたにも響いているはずですよ。真田さん。」
「その名前、口に出すなって言っただろ!!」



佐竹と蘆名は直江に打ちのめされてしまった。次は大内がやられる・・・
「よお!」成実が加勢に来てくれた。
島と戦っているはずの成実がここに来たということは・・・
直江は事態が呑み込めないでいた。だが、島は成実が忍法で倒したのだった。

直江は成実を先に倒そうと、2~3歩歩くが、崩れ落ちるように机に手をついてしまう。
「さすがに、疲れた・・・・」
周りを取り囲む学生たちに後を任せようとするが、学生たちは身動き一つしなかった。


政宗は石田と一騎打ちをしていた。
そこに直江が駆けつけたが、力尽きて倒れてしまった。
後ろを追いかけるように成実と、佐竹と蘆名に抱えられるようにして大内が駆けつける。

「まさか、兼続がお前らごときに・・・」
「俺らを誰だと思ってるんだ?ビビんなよ、伊達一派をよ。」

「これが俺たちのケンカだ。」
「遊びの時間が終わっただけだ。行っただろ、私には国家権力がついている。」

石田は外で待機していた機動隊の大谷善継に再突入の電話を入れる。
だが、小早川長官から“石田のために動く必要が無い”と指示されていた。
小早川秀秋が石田を切った。石田の味方は誰もいなくなっていた。


「貴様の仕業か!!!!」
戦いを終焉させ、悠然と現れた徳川家康。後ろには旭日がひかえていた。
旭日はノートPCを開き、ぶけしょ動画をみんなに見せる。


そこには、豊臣秀頼(橋爪遼)が記していた後見人を
石田が脅して書き直させる映像がUPされていた

家康はこの映像を使い、小早川長官を退けたのだった。
自分の夢は潰えた・・・石田は膝から崩れ落ちた。

「よくも秀頼にあんなひどい事を・・」
憎しみを拳に溜めて、石田の顔面を殴りつけた。
石田の抵抗もなく、ぶっ飛ばされた。


「これで、邪魔者はいなくなったね。」
よろよろと倒れるように来た真田は、旭日に向かって話す。

あのときロビーで旭日から聞かされた話は・・・
「黒鎧を操っているのは“徳川家康”です。あの人を止めてください」だった。

「上杉のおじさんの仇、討たせてもらうよ。」
真田は家康に向かって宣言した。

この言葉は正宗が欲しがっていた答え。それも、想像を超えた形で。

「家康さん。今の話・・・」
「なぜ幸村が知っているのかは謎だけど、
黒鎧に上杉景勝を殺すように指示したのは、たしかに僕さ。
彼に、いや、彼を操っていた光成に渡すわけにはいかなかったからね。君を。」

「じゃぁ、俺を必要としているって話は・・」
「本当だよ。天下布武のために。」
「どうして天下布武と俺が関係あるんだ!!!」

政宗は家康を信じていた。
なのに、自分が駒のように扱われ、そのために人が死んだ。
何をどう納得すればいいのか・・・


足音が響きわたりこちらに迫ってきていた。この足音は黒鎧。
黒鎧との対面に、正宗は拳に気を込める。
成実は正宗を制し、学生たちも揃って黒鎧にかかっていく。
黒鎧は足技を使って、全員を吹き飛ばす。

この技は幼い時に見たものと同じだった。

「まさか・・なぁ、これ覚えてんだろ。あんたがガキだった俺にくれたんだよ!」
お守代わりにつけていたネックレスを外して黒鎧に見せた。

「俺は、あんたみたいな強い男になりたくて、なりたくて!
どうしてそんな物、着てんだよ。天下布武ってなんなんだよ!!!
そのために、人を殺してるんだったら・・・」

政宗が話をしながら黒鎧に近づいていた。
黒鎧は刀を手にし、下から正宗の顔に向かって刀を振り上げた。
政宗が顕現したとき、ブルーに変わる右目を刀はかすめた。

「知りたきゃ、倒せってことか。」
政宗は右手にネックレスを持ったまま、右腕に気を溜める。


「ラストフェイズ。」家康はつぶやくように言った。
この流れは、家康にとって予定されていたことだったのだろうか。

自分が踊らされているとも知らずに、正宗は怒りをあらわにしていた。
黒鎧は正宗に向かって刀を振り下ろす。
避けきれない!と思ったところに、真田が六文銭を投げる。
太刀筋がそれて正宗は助かった。

怒りの全てを拳に込めて黒鎧のボディに打ち込む。
窓ガラスを突き抜け落下。地面に叩きつけられる。

黒鎧の面が外れた。黒鎧は立ち上がり正宗に顔をさらす。
黒鎧の中にいた人・・・服部半蔵

「半蔵さん。どうして・・・」
下まで降りてきた小十郎は半蔵に問いかける。

半蔵は目から血を流しながらその場に立っていた。


上巻が発売されて、下巻が楽しみで仕方がないですね。
発売は決定されてますが、どんな感じになるのかは内緒ってところですね。

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