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パーティは終わった Episode3 殺されたい 高岡蒼甫 あらすじ ネタバレ [パーティは終わった]

パーティは終わった Episode3「殺されたい」

新進気鋭の漫画家、朝倉十朱(仲里依紗)は、
原稿を書き上げ至福の朝を迎えていた。
眠っている十朱を無理やり起こすのは、友人で売れない漫画家の竹男(渡部豪太)


0am

パーティはまだ続いている。十朱はバルコニーからぼんやりと景色を眺めていた。

「どうぞ!」後ろから声をかけてきたのは、さっきのボーイ。
トレーの上にはチューハイが置かれていた。
「やるじゃない。」
自分のために用意してもらえるなんてちょっと不思議。でもうれしい。

バルコニーから下に目をやると、黒いコート、黒い帽子に黒いサングラス。
大きなトランクを引く、黒ずくめの男の人(高岡蒼甫)と目があった。


「殺されたい」

十朱はひと気も街灯もない道に立っていた。車のライトがこっちに向かってくる。
手を思いっきり振ったら、車は停車してくれた。

「本当に助かりました。」「あんなところで何をしてたの?」
「わかんないです。気が付いたら私、あそこに立ってました。」
「わかんない?危ない人だなぁ・・・」

沈黙が続く車中。ラジオが流れている。音楽番組のニュースの時間。

「昨日午後2時ごろ、神奈川県相模原市の金券ショップに3人組の強盗が入り、
店員2人が重傷を負った事件で、神奈川県警は強盗傷害で2人を逮捕しました。
なお、残る共犯の1人は今だ捕まってはおらず、
奪った現金などと共に逃走しているとみられます。

逃走している男は、身長180センチぐらいの痩せ型、
犯行時は黒い帽子をかぶっていたということです。
神奈川県警は厳戒態勢を敷き、現在も捜索を続けています。・・・・」

男はかけていたサングラスを外し、タバコに火をつけながらラジオを消した。


何の音もなく、沈黙が続くのが耐えられなくなったのと、
後ろに置かれていたトランクが気になったのとで、

「大きいトランクですね。何が入ってんですか?」思い切って話しかけてみた。
「どうして?」 聞いた質問に答えはなく、質問が返ってきた。
トランクの中身はやましいものだと想像してしまう。

「いや・・大きいトランクは珍しいから、何を入れているのかなぁ・・・って。」
「別に大したものじゃない。」「ねえ、腹減らない?」

話しははぐらかされたが、食事を誘ってくれた。
ロッジのような、ウエスタン風のウッディな感じのお店に入る。


二人はここでホットドッグをほおばる。
ホットドックの上に流れるほどかけたケチャップを、
手に垂らしたまま気にも留めずにもくもくとかじり続ける男。
さっきのニュースのこともあり、十朱は流れるケチャップが血を連想させた。

もしかして、彼は私の命を狙っているのではないだろうか?
考えが頭の中を駆け巡り、動作が止まっていた。

身動きせずに男を凝視していた十朱のことに気づき、
「なに?」この声を聞き我に返った十朱は、慌ててホットドッグを食べ始める。

ホットドッグをかじる十朱を、今度は男が凝視していた。
気にしないように食べ続ける十朱の方に、男は立ち上がって腕を伸ばしてくる。
十朱は思わずのけ反るように逃げた。
男の指は十朱の口からはみ出ていたケチャップを拭ってくれただけだった。


「あのさ、あなたを見込んで頼みがあるんだけど。ちょっと手伝ってくれない?」

車に乗せてもらった。食事もごちそうになった。こんなことを言われたら断れるはずはない。
車は山道へと引き返す。あたりは暗すぎて、どこだか全く分からない。


草木が生い茂る山に、後ろにあったトランクを2人で持ちどんどん山の奥へと進んでいく。
かなり奥まで入り込んだ。このトランクがすっぽりと入るぐらいの穴を掘り始める。
穴の中に入り込み、中から土を外に出す十朱。その土をどかせる男。
男は作業を続ける十朱をじっと見ていた。


自分は引き上げてもらえないのだろうか?
自分で自分が入る穴を掘っていたのだろうか?
一瞬恐怖を覚えるが、想像とは違い、男は手を差し出して十朱を外に出してくれた。
穴にトランクを詰め、土をかぶせていく。

「この森に埋めたと、秘密にできる?」
遠くを見ながら、顔を十朱の方に向けるでもなく話をしてくる。
それから鋭く刺すような視線をこちらに向けてきた。
言葉に詰まり、十朱は小刻みに震えるようにうなずいた。


車はゆっくり走り出した。ほとんど車も走らない夜道に光るライトの群れ。
どうやら警察の検問が敷かれているようだ。
車はゆっくりと近づいて行くが、検問ポイントの手前でカーブを切る。
やはりヤバいことをしてきた人なんだと十朱は確信した。


「私、共犯者なの?どこまでも連れてって!」

この十朱の言葉で、男は急ブレーキをかけた。じっと何かを考えているよう。
流れていたラジオにさっきの事件の続報が入る。
「先ほどの共犯者が逮捕されました。」

え?逮捕??自分の横にいる人がそうじゃないの??
十朱は自分の思い込みで頭が混乱していた。

男のケータイが鳴る。「わかった。」
ケータイを切るなり「共犯って?」「いえ・・・・・」

そのまま何も語ることなく車を走らせ、空が白みかけてきた。
無人のガソリンスタンドに停車する。

十朱は男にお金を渡され、ガソリンを入れようと車の外に出た
給油口の所に行くと、
「何してんの?給油はいい。今夜のことは忘れた方がいい、君のためにも。」

男は十朱をガソリンスタンドに置いて走り去った。


ガソリンスタンドの前の道に腰を下ろし、
車が来るのをピンクレディのウォンテッドを口ずさみながら待っていた。
軽トラが十朱の方に向かってくる。立ち上がり、大きく手を振って合図した。


シャベルを引きずりながら森の中を歩く。
十朱はトランクの中身を確認したかった。それで心のもやもやが晴れそうだから。
場所を特定し、シャベルで掘り返す。トランクのふたまで到達した。
手で払うように残りの土を落とし、シャベルの先を使って鍵を壊す。
ふたを開けて中身を確認!!(ええっ!!!)

中身に気を取られて、背後のことは考えてなかった。
肩を掴まれて、思わず悲鳴をあげてしまう・・・・



黒ずくめの男にインスピレーションを受け、
十朱はバルコニーで一気にここまで描きあげた。
背後から肩を掴まれる。

おそるおそる振り返ると、バルコニーの下で見かけた男だった。
目の前で手品をしてくれる。1枚の布から花束を取出し
「退屈そうな、あなたに・・・・」十朱は花束を手渡された。


男は手を差し出し、十朱と共にバルコニーから部屋の中に入る。
1階の会場には、さっき見た大きいトランクが置かれていた。
手を引かれるがままにトランクの中に入る。

ふたが閉められ、男は剣を一本ずつ突き刺していった。
トランクの上に乗り、真ん中から下に貫いてポーズを決める。
観客からの拍手を聞いてから一本ずつ引き抜いて行く。
全部抜いてからふたを開け、布をかぶせてから中身を見せる。
誰もいない。また布をかぶせ「1,2,3!」
指を鳴らすと、中の布が盛り上がり、十朱が出てきた。




どのエピソードも不思議な感覚が残りますが、
これが一番不思議です。
謎は謎のままがいいのでしょうが、
トランクの中身と十朱の肩を掴んだ人物が明かされませんでした。
字を書きながら見ているので、かなり細かい所まで注目しているつもりですが、
わかりませんでした。
モヤモヤした気分です。


カッコいい姿が見れるのは、ルーキーズでしょうか。







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