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コドモ警視 第9話 ♯09 赤か!?青か!? ネタバレストーリー マリウス葉 濱田龍臣 [コドモ警視]

コドモ警視 第9話 ♯09 赤か!?青か!? ネタバレストーリー

突然私に勝負を挑んできた謎の転校生:鳴海瞬
その正体は、各地の学園ミステリーを解決してきたという
自称:ランドセル探偵

卒業式を狙ったテロ予告事件に、私は彼の自作自演だと断定したが
どうやら誤認だったらしい・・

そしてまた、私の前に新たな謎が浮かび上がったのである。

「赤井愛美」この人物はいったい・・・・



PC画面だけが光る夜の図書室。
鳴海瞬(濱田龍臣)は間聖四郎(マリウス葉)に貸出図書リストを見せていた。

「赤井愛美・・・?」
自分と同じ図書を借りている人物だが、全く聞き覚えのない名前・・・
この赤井愛美が、間と同じ本を全て先に借りていた人物。
赤井愛美は最近「爆弾事件簿」という本を間よりも先に借りている・・

「この赤井愛美って、何年何組?」
「それが・・名前以外にデータがないんだ・・」

利用者登録の書類を調べてみても、名前以外は白紙で出されていた。
在校生の名簿を調べても、
「赤井愛美」という名前の女子はどこのクラスにも居ない・・

この図書室は地域にも広く開放されていて、
申請をすれば在校生や卒業生に限らず、
この市内に住む人ならだれでも借り出せた。

「コドモにはお手上げさ・・」鳴海は完全に行き詰っていた。
「私ならできる。赤井愛美、必ず見つけ出してやる!」

卒業生の名簿は職員室で保管されていた。
それを借りて、みんなを集めるように鳴海に指示を出した。


「了解!!」
「間くんって名探偵っていうよりは、ベテラン刑事だね!」
鳴海は間の指示を素直に受けて帰っていった。



次の日の放課後、多量の卒業生ファイルをみんなの前に差し出した。
この中から「赤井愛美」を探す・・
あまりにもファイルの量が多くて有栖川ありさ(森カンナ)は弱音を吐いた。
探すのはいいが、へたすると卒業式に間に合わない・・・

「ここにあるファイルは膨大です。しかし、それは同時に
今までこれだけの人たちが無事に卒業式を迎えられたということにもなります。
この人たちと同じように、私たちも無事に卒業を迎えることができるよう
協力してくれませんか?」

間の言葉に先生たちはハッとした。

「わかった、いいだろう。お前たちを無事に卒業させてやるために
ここはひとつ、俺たちがわざわざ解決してあげようじゃないか!」

今野敏文先生(浜野謙太)が、
うっすら間のセリフをパクってポーズをキメた。


コドモ警察レジェンド・ドラマシリーズ

私の名は間聖四郎。本庁のエリート警視である。
だが、犯罪組織レッドビーナスが使用した謎の毒ガスによって
子供の体になってしまった。
素性を隠して小学校に通っていたが、担任の今野に正体がばれてしまい
やむなく、学校内の事件を捜査させられることに・・・

次々に起こる校内の何事件を解決し、本庁の捜査会議に遅刻せずに行けるのか?
今日も私の背中に、警察官僚としての責務と重いランドセルがのしかかっている。






♯09

やはりすぐに「赤井愛美」は見つかりそうにない・・・
同一名の人物は何人かいたが、卒業後他府県に引っ越しをしていて
わざわざ学校の本を借りに来る理由がない人ばかり・・

高村香先生(釈由美子)はスマホで本庁の仲間と連絡を取り
警察ベースで調べたが、
98歳のおばあちゃんと生後7か月の赤ちゃんの二人だけ・・


「赤井愛美なんて人いないんじゃない?」北林ユミ(南乃彩希)がつぶやくと
「そうか!!でかしたぞ女子くん!!」鳴海にひらめきが降りてきた。


「謎は、ズバリと解けた!」
赤井愛美は実在の人物ではなく、名前自体が暗号になっていて
赤いは「赤い」「レッド」とかに変換されると考える・・


「そもそも赤井愛美は実在しないのでは?」
(名前が暗号だとすると、赤いは「レッド」愛美は「ラブとビューティ」
いや、愛と美の女神は「ビーナス」だとすると、「レッド・ビーナス」
まさか!?」

「謎はざっくりと解けた。」
間は犯人像を掴んだが、最悪の事態が起きている。
これはもう、小学校だけでの問題ではなく
凶悪な犯罪組織と繋がっている可能性が出てきた。


「少なくともこの事件は、この学校で起きたものとは比べ物にはならないでしょう。
あとは警察に任せた方がいい。」
ただならぬ気をまとった間を見て、話す言葉にウソがみえない。
最悪の事態を考えると体が硬直したようになってしまった。


「そうか!この事件を解決すれば、君を超えられるっていうことだな!!
ワクワクしてきた♪僕、もう一度体育館を調べます!!」

鳴海はランドセルを背負うと部屋から出て行った。
ユミは鳴海の後を追いかける。
2人の後を追って先生たちも部屋を出て行った。


「待て!!危険だって言ってるのに!!!」
誰一人止められなかった間は、慌てて電話をかけた。



間は川島寛太(秋元黎)通称:スマートに電話をかけた。
スマートが話してくれた学校内にある爆弾に、
レッド・ビーナスの関与があるかもしれないことを伝えた。

小学校の地図に灯るバツ印は、レッド・ビーナスが仕掛けた爆弾の場所・・

スマートはバツ印をずっとチェックしていた。
動きの止まっていたバツ印が、ここに来てまた動き出した。


「おそらくですが・・その爆弾には時限装置が付いています。」
動きだけを見つめていたが、PCモニターにカウントダウンタイマーが表示された。

15:12 15:11 15:10・・・

予告では卒業式がターゲットだったはずだが、今すぐ爆破!?

「おそらく、犯人がそばにいてリモートコントロールしているようだ。」
「犯人がそばに!!」

残り時間・・・あと15分
これでは爆弾処理班も間に合わない・・・・


「爆弾はゆっくりと階段を下りてから、スロープを通って体育館に向かっています。
間さん!今すぐそこから逃げてください!!」

「そうか・・・わかったぞ!!」
「間さん!何をする気ですか!!!間さん!!!!」



「爆弾が体育館に!?」
鳴海を追って出てきた先生たちは、
いつの間にか鳴海と共に体育館を目指して走っていた。

「まだ仕掛けられていなかっただけです!!
今も誰かが爆弾を隠し持っている可能性がある!
僕が必ず見つけ出してやる!!」

鳴海が勢いよく体育館の開き戸を開けると、そこにはすでに間の姿があった。



「間くん!?」
「遅かったじゃないか、鳴海くん。」

間はお道具箱を手に持ち、みんなが来るのを待っていた。

「鳴海くん、君はしょせん素人だ。実際の犯罪は、小説とは違うのさ。」
間は香の前に立った。

「高村先生が犯人だと?」
「君こそ素人だな。意外性はあるがその可能性は低い。」

「あぁ、小説の世界では悪人自身がわざわざテロを起こしてくれるから楽だ。
しかし、現実の世界はもっと残酷で卑劣だ。
本人が気づかないうちに爆弾を持たされている可能性だってあるっていうことさ。」


間は車いすに座っている香のひざ掛けを取る。
腰掛の座面の下に6:25 6:24 6:23・・・
カウントダウンタイマーが見えた。

「あった!みんな離れて!!」
一同はその場に立ちすくんでしまった。

「ばばばばば・・・爆弾だ!!!」今野先生は怖がり
「まさか・・そんなところに仕掛けられていたとは・・」
鳴海は冷静に分析をする。

「彼女を下さなきゃ!!」有栖川は香の所に近寄ろうとし
「ダメです!無理におろすと爆発するかも・・」東原は有栖川を止める。

「は・・間くん・・・・」香は間を弱々しげな声で呼んだ。
東原の言うことが本当なら・・と考えると、不安でじっとしていられない。

「大丈夫だ。」



間はいたって冷静におどうぐばこを開け、使えそうな物を取り出す。

ラジオペンチやハサミ・・
取りだすものを見て、自分で解体するのだと気付いた先生たちは
間の行為を止めようとする。


05:03 05:02 05:01・・・カウントは規則正しく刻まれていく。

「カウントダウンは始まっている。警察に頼むのは間に合わない!!
残り5分を切りました。みなさん逃げてください!!」


今野が外に動き出すと、それに同調するように東原も外に動き出した。
有栖川はユミと鳴海を連れて外に出た。



「ダメよ間さん・・私のことはいいから、早く逃げて!!」
「今ここで君と命を賭けられるのは私しかいない。
特殊捜査課の連中に、今解体方法を聞いている。

私は彼らを信じている。君も信じろ!」


スマートにケータイを繋ぐと、スピーカーに変えた。

「間さん、以前レッド・ビーナスが起こした
バス爆破未遂事件の時に仕掛けられていた爆弾を元に
解体方法を説明します。」

スマートは報告書に書かれた爆弾の処理を読み上げ始めた。

この爆弾は一般的なプラスチック爆弾で、時限装置とも連動している。
ケータイの着信機能を利用し、遠隔操作によって作動させることができる。

処理の手順は爆弾が入っているBOXを取り出し
その中から爆弾を取りだす。

取りだした爆弾とBOXを繋ぐ赤いコードと青いコードの2種
合計8本の内、構造上 青4本がダミーだった。


間はBOXの中から爆弾を取出し、赤と青のコードを確認した。

「昔、あなたが私の前に跪いてプロポーズしてくれるのをずっと夢見てたわ。」
「こんな時にそんな話か・・・」

「あなたと二人でゆっくり話ができるのも、
これで最後かもしれないでしょ・・」

02:09 02:08 02:07・・・


「必ず助けてやる。」
「でも残念ね・・こんな時に指輪でもあれば・・・」

「とりあえずでよければ・・あるぞ。」

間はおどうぐばこの中にあるナットを香に差し出した。
その様子は、香が夢見ていた“間が跪いてプロポーズ”の姿と同じだった。
感激に胸を震わせながら、香は間からナットをもらい指にはめた。

不思議と香の左手の薬指にぴったりと納まる。

「バカ・・・」喜びに浸りながら、涙を流して喜んだ。



「残り1分を切りました。間さん、急いで!!」
「コードが出た。」
「急いでそれを切ってください!!」

「赤と青、どっちを切ればいい?」
「おそらく・・・・」

ピピピピピピピピ・・・・
ケータイのバッテリーが切れ、スマートとの交信が途絶えた。
肝心なところで切れたので、赤と青のどちらを切ればいいかわからない。


「赤と青、どっちを切ればいいんだ?」
レッド・ビーナスだから「赤」それとも、その逆?

「もう無理よ!逃げて!!」

00:10 00:09 00:08・・・

「くそう!! 一か八か・・行くぞ!!」
間はハサミで赤のコードを切った。

00:04 00:03 00:02・・ カウントが止まらない!!
間は香に駆け寄り、かばうように抱きしめた。

00:00 止まった・・・?


止まったことで安心した間は
イスの下に取り付けられているBOXを引っ張り出した。

構造を確認していく。

「この爆弾は・・ニセモノだ・・・・」



「間!!無事か??」今野が駆けつけてきた。
今野の後に、みんなも付いてきていた。

「なるほど、赤を切ったんだな。」鳴海はやはり冷静だ。
「赤を切ったんだが、カウントは止まらなかった・・」

「ええっ!!」間が止めたと思っていた一同は驚く。


「爆発したらどうするつもりだったの!!」有栖川は激怒する。
「そこは迷ってはいませんでした。覚悟は出来ていましたから・・
例え最悪の結末が待っていたとしても、
私は自分の選択に後悔はしなかったでしょう・・」



爆発しなかったことはよかったが、一つ疑問が生まれた。
「犯人の目的はいったいなんだったのか・・・?」

「間くん、今回の対決は引き分けってことにしておこう。
だが気を付けろ、ミステリー小説でもよくあるんだ
“主人公が謎を解いたつもりでも、
実は罠にはまっていたりする”なんてことがね。」

一見するとよかったことだけがクローズアップされるが、物事には表と裏がある。


話し終えると鳴海はさっさと家路についた。
鳴海を追いかけてユミも帰っていく。

東原に呼び止められそうな気配を感じた有栖川は
先手を打って体育館から出て行った。
有栖川の後姿を見て、東原は後を追いかけていく・・


残ったのは今野と間と香・・

今野は香を送って帰ろうとするが、自力で車いすを動かして帰っていく。
その後ろを今野が追いかける。



間は、子細をスマートに報告する。
爆弾の件は解決したが、レッド・ビーナスが関与していたのかは
捜査が必要だった。

「間さん・・大変言いにくいことなんですが
先ほどの捜査会議で上官から・・・」

間は耳に当てていたスマホを落としそうになってしまう。



電話を切ると、自分の教室に入った。中には香が待機していた。
香は間のただならぬ顔を見て驚いた。

「どうしたの・・・」
「僕は・・・捜査会議から外されてしまった・・」

「私が上層部にかけあってみるわ!」
「無駄だ・・挽回するには相当な手柄を立てなくては・・・」

間はいつも全力でいろんな事件を解決してきた、はず・・
でも学校の事件を解決しても、評価のプラスにはならない。
逆にその分、遅刻をしたのでマイナスと考える方が正解だ。

「物事には、裏と表があるのね・・・」

何気ない香りの言葉で、鳴海が言っていたことを思い出した。
「主人公が謎を解いたつもりでも、実は罠にはまっていたりする。
一見よかったように見えても、物語には裏と表がある。」


良く考えると、
爆弾のカウントダウンは捜査会議の始まるカウントダウンと同じだった。
もし今までの遅刻が偶然で無かったら・・・・

足を怪我したときに香が言った
「レッド・ビーナスが捜査の邪魔をしている。」


これを踏まえ、
間が捜査会議に遅刻するのを「毎回誰かが意図的に仕組んでいる」と考える。
でも、間を遅刻させることがミッションだとすると
あまりにもくだらなすぎ・・・

でも今日、間は捜査会議を外されることが決まった。
これは相手にとって“大成功”と言えるかもしれない。

そう考えると、これまでずっと2人の近くにいる人物が怪しい・・・
直接的に、間接的に、毎回その目的を果たせた人物は・・・?


怪しい人物は・・・・
間は今までの記憶を辿って行く。

「なんてことだ・・全員が容疑者だ!!」
今野 敏文 (30)・北林 ユミ (11)・東原 圭一 (30)・
有栖川ありさ(23)・鳴海 瞬(11)

「いったい誰が赤井愛美・・いや、レッド・ビーナスなんだ?」




レッド・ビーナスの一員が中にいる!?
思わせぶりに続きます。
間が捜査会議に間に合わな買った時の議題が
やっぱり間に降りかかる・・・
レッド・ビーナスに愛されているのでしょうか(笑)

写真がないのが残念ですが、
こちらが「赤か青か」と切るコードを選ぶ元祖です。

バスローブ姿を堪能できます(笑)


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