SSブログ

コドモ警視 4話 ネタバレ マリウス葉 宮野真守 [コドモ警視]

コドモ警視 4話 バレンタイン!!

体育の授業中、誰もいない教室に女の子が一人戻って来た。
可愛い箱にリボンをかける。

「うん!完璧だわ。必ず奪ってみせる、あなたのハート・・・」
にっこりとほほ笑みながら、つぶやいた。



「はい、おわり。
今日はバレンタインだけどな、浮かれ過ぎんなよ!」
担任の今野敏文(浜野謙太)が今日の授業の終了を告げる。
女子からのチョコを期待しているが、みんな先生をスルーして帰っていく。

今日こそは捜査会議に遅れずに行きたい間聖四郎(マリウス葉)
気合を入れてランドセルを背負った。
いつもここで何かが起こる・・


「間くん!」
後ろから北林ユミ(南乃彩希)に呼び止められた。

「これ、受け取って♪ 開けてみて・・・
どうしてもそれ、間くんに食べてもらいたくて・・・」
ユミは恥ずかしそうにチョコを渡し、今すぐに食べるようにお願いをした。


「あ・・あの・・・食べるって、何を?」
中身のない箱??意味が分からず率直にユミに聞き直した。

「あれ??チョコは??朝はちゃんとあったのに!!!」
カラの箱を眺めて、ユミは落胆していた。

「ごめん・・ちょっと急いでる。じゃ!」
「間くぅ~ん!!私のチョコ、盗まれちゃった・・せっかく作ったのに・・」

無情にも帰ろうとする間を追いかけ、ユミは泣きだした。
廊下にいた今野は、女の子の泣き声を聞いて教室を覗き込む。
間にすがるように泣くユミを見て、間が泣かせたのだと思った。

担任の登場・・これで今日も捜査会議に遅刻が決定か・・・
間は遠くを見ながら現実逃避する。


「私が泣かせたんじゃないですってば!」
今野に弁明し、いち早くこの場を逃げ出したい。

「チョコが盗まれたと言っているんだから、警察が何とかすべきだろ!!」

ユミに聞こえないように、少し離れて話をしていたが
今野がまた、警察のことを言い出した。
慌てて話を止めるが、ユミに聞かれたかもしれない・・


「犯人はきっと・・桐野さんよ。」
ユミは1組の桐野麗子(白本彩奈)を犯人だと名指しした。

自分がチョコを間に渡すのが気に入らないと思っているはず・・
多分、麗子も間のことが好きなのかもしれない。
だって、いつも廊下で今野先生と話をしている間くんを
目で追っている麗子をを見てしまったから・・


「私のチョコは捨てられちゃったんだわ・・きっと・・」

直接麗子に話を聞けばすぐに解決する。
証拠はないし、何か怖いし、お嬢様だし・・・
ユミが苦手なだけでなく、先生たちも桐野には手を焼いていた。

今野にも突っかかってきて、ウザいと言われる始末・・


今野は考えた。
先生の誰もが手を焼く桐野を手なずけることができれば
高村香先生(釈由美子)が自分を見直してくれるかもしれない・・

香とのいちゃいちゃシーンを思い浮かべてニヤニヤしてしまう。


「私は忙しいんで、こんなくだらない事件にかかわっているヒマはありません。」
帰ろうとする間。

「くだらない事件・・?」
「いや・・そのチョコ、
私がもらう予定だったから、無くなったとしても気持ちだけ頂くっていうことで・・
で、この件は・・・」

「そんな!!!間くんのために一生懸命作ったのにぃ!!!」

大人の間にとっては、取るに足らない出来事。
最初っから小学生の女子は眼中にない。
だが、間を気になる男の子として見ているユミにとって
チョコの紛失は、人生の中での重大事件だった。

そっけない間の言葉に傷ついたユミは泣きだした。


「わ・・わかりました。まったく仕方がない・・・
この事件、私がわざわざ解決してあげましょう!」

「今、わざわざとか言った!!」
いつものキメゼリフだが、余計なひと言が ユミを余計に泣かせた。


コドモ警察レジェンド・ドラマシリーズ

私の名は間聖四郎。本庁のエリート警視である。
犯罪組織レッドビーナスが使用した謎の毒ガスによって
子供の体になってしまった。
素性を隠して小学校に通っていたが、担任の今野に正体がばれてしまい
やむなく、学校内の事件を捜査させられることに・・・

次々に起こる校内の何事件を解決し、本庁の捜査会議に遅刻せずに行けるのか?
今日も私の背中に、警察官僚としての責務と重いランドセルがのしかかっている。


♯04 バレンタイン!!


間は、ようやく冷静になったユミに
「最後にチョコを見た時間」を思い出せるように話した。

考えてみると、多分・・・2時間目終わりの休み時間。
友達に自慢して見せたのが、この休み時間の時だった・・・

犯行は3時間目の開始以降か・・
でも、教室で盗むために使った「手段」は????
教室がカラでないと、誰かが犯行を見ているはず・・


考え込んだ間は、4時間目に学年合同の体育があったことを思い出した。
全クラス合同でのバスケ・・総指揮は体育教師である今野。

その時なら学年全員いないので、絶好の機会だと思われた。
でも、授業中に誰かがいなくなれば先生が気づくはずだし
麗子は体育委員で、今野の指示で体育倉庫から備品を運んだはず。


確かに体育の時間中、桐野麗子は先生の指示で忙しそうだった。
教室に戻っている時間などなかったはず。
しかし、それを逆手にとれば・・もしかして・・・・・

解決の糸口が見えかかたとき、ユミの机まで続いて落ちている砂に気づいた。
それは廊下から教室まで続いていた。


今の状況を総合的に考えて・・・「謎は、ざっくりと解けた!」





謎がざっくりと解けた所で、間は保健室に呼び出された。

「実は、どうしても渡したいものがあって・・・」
呼び出した高村先生が取りだしたのは“チョコ”

「はい、どうぞ。バレンタインチョコですよ。」
「よせよ、子供じゃないんだぞ!」
「よく見てください。大人のチョコです。小学生では買えないわ。」

「これだけのために、わざわざ私をここに・・?
私は忙しいんだ!それは君も知っているはずだ!」

今本庁で追っている事件は「タレント殺人未遂事件」
この事件にまたしてもレッドビーナスが関与していた。
捜査会議に出席しないと捜査にも加われない・・


「なぜつまらない事件にこだわっているのですか?
自分が貰うはずだったチョコが貰えなくなったことが、
そんなに残念なんですか?

ユミちゃんって子が渡すはずだったチョコが、そんなに欲しかったんですか!」

香は小学生相手に嫉妬していた。

「つまらないことにこだわっているのは、君の方じゃないのか?」
この言葉で冷静さを取り戻した香・・

「あ、高村先生。一緒に来て下さい。」
まるで小学生の様にお願いをしてくる・・・

保健室を出て行く間の後姿を見ながら、
女心を理解しようとしない間の鈍感さを嘆いた。



麗子が帰る前に話を聞いておきたかった。
急いで1組に行くと、まだ麗子は帰らずに教室に残っていた。
今野先生、高村先生、東原圭一先生(松尾英太郎)が揃って
さっそく、単刀直入にチョコの一件を聞いてみる。

麗子には身に覚えのないことだった。


合同体育の時間に、今野は体育委員の桐野にボールを取りに行くように指示した。
その指示でボールを取りに行く前に
体育館から教室にもどり、北林のチョコを盗んでから戻った。

今野は犯行が行われた状況を推測して。桐野に聞かせた。


体育館から教室に戻るのに5分以上かかる・・
その間の犯行はありえない・・


「いいえ、そんなことはありません。近道を使えばね。」
先生たちが質問しているのを廊下で聞いていた間は
教室の扉を開けて麗子の言い逃れを防いだ。

体育館から教室まで、ショートカットする方法があった。
実験としてユミが体育館から教室まで走るタイムを今野は計っていた。
ユミの到着でストップウォッチを止めると、1分ジャスト!
体育館から非常口を使うと教室までは1分だった。

仮に、チョコを盗るために3分かかったとしても
5分あれば往復できる。


非常口は普段は使わない場所なので、砂埃が溜まっていた。
その砂埃が教室の床に残っていたことが決め手・・

話しを全部聞いた上で、麗子の反撃が始まった。


麗子はケータイでブログをしていた。
そこには2月13日にチョコを作る様子がUPされていた。
盗まなくても自分で作ったチョコを渡すに決まっている。

「で、完成品はこれよ。」
箱のリボンをほどいてチョコを見せた。

「それ、私の作ったチョコよ!!!」
中身を見たユミが興奮してチョコを取り上げようと箱を引っ張る。


「放しなさいよ!偶然私が同じ形のチョコを作ったのかもしれないじゃない!!」
ユミに負けじと、チョコの箱を引っ張り合う。


同じ手作りチョコを作るのは無理なことだし、
休み時間に友達に見せたので、ユミには証人がいる。

「桐野、ここは正直に・・」「待って!!」
今野の話をユミが遮った。

「ごめん・・これ違うかも・・・・」
ユミはチョコの匂いを嗅ぎ、自分の物じゃないと感じた。
形も模様も似ているが、臭いが違う・・・


間はチョコの箱を取り上げ、匂いを嗅いでみる。
匂ったと同時にめまいがして、倒れ込みそうになった。

「なんだかすごく・・・大人の匂いが・・・」
机に手をついて体重を支えるが、匂いに体が負けている。

「やっぱり私の作ったチョコじゃない・・こんな材料使ってないもの・・」
ユミも匂いを嗅ぐとめまいがした。


「ほらごらんなさい。
私が中身を作らずに空箱だけ持ってくるなんておかしいでしょ。」
麗子は勝ち誇ったように話す。

これ以上は何も言えなかった・・・



本庁に来たものの、学校の事件が解決していないことで
頭の中は学校の事件で一杯・・・

窓辺に腰を下し、コーヒーを飲みながら事件の整理をしていた。


麗子が空箱だけを持ってくるのはおかしいし、
チョコの匂いを嗅いでから、頭がくらくらするのが止まらない・・


「あれ??本庁さんじゃないですか??何一人で頭を抱えてるんですか?」
両手いっぱいに小さな髪袋を持った
野上浩二郎(相澤侑我)通称:エナメルが、間を見つけて話しかけてきた。


「あ、あれでしょ?学校でチョコをもらえなくてさみしかったんでしょ?
よかったら俺のチョコ、分けてあげましょうか?」

差し出したチョコは洋酒入りっぽい高級チョコ。
エナメルは高級チョコよりも、手作りが一番だと思っていた。
形は不格好で美味しくなくても、その方が嬉しい・・

「普段作っていないのに、俺のために一生懸命に作ってくれたって証拠。
けど、プライドの高い女の子は見栄張っちゃうんですよね。

恋ってちょっとしたミステリーですからね。」

一つ紙袋を開けて、間に中身を見せた。
手作りクッキーで、かわいくデコレーションされている。

「これ絶対本命じゃん!!
っか、あの子俺のこと興味がない感じだったのに、
どんでん返し的な、逆もあるんですよね。
絶対この子、俺のこと好きだって思ったら全然違った的な・・」

「そうか!!!」
エナメルの言葉を聞いて、一つの考えが浮かんだ。




桐野麗子は確かに自分のチョコを作っていたようだ。
しかし、あのチョコがそうだったとは思えない。
一体どこにあるのか・・・探す方法があれば・・・・

自室マンションに戻り、シャワーを浴びて頭をスッキリとさせた。
麗子のブログをもう一度確認しながら、チョコの行方を考える・・・
今日、香からもらったチョコを口に入れた。

「・・・・・ん!!!なんじゃこりゃ??」
慌てて吐き出す。
教室で麗子のチョコを嗅いだ時と同じにおいなのに気付いた。

「これは!!」
ひらめいた間は麗子のブログをもう一度チェックする。
「解き明かせたぞ!桐野さんの恋のミステリーが!!!」



翌日の放課後、間とユミは 今野先生と東原先生と共に
桐野が教室から出て着るのを待ち伏せ。

「まだ私を疑っているの?」怒りながらもこちらに来てくれた。
何も言わずに麗子がこの場に来るのを待っていた間に

「間くんもういいよ。私諦める・・・」
ユミはこれ以上話をしても仕方がないので帰ろうとした。


「いや、まだ早い!新たな証拠があるんだ。」
間は胸ポケットから紙に包まれたチョコを取り出す。
そのチョコを見た麗子の顔色が変わる。

「桐野さん。これに見覚えが?」
「し・・知らない・・・見たこともないわ。」

「隕石か?化石か??」東原はチョコだと思っていない。
「いいえ、チョコよ。」ユミがチョコだと気付いた。

「これは桐野さんの手作りチョコなんです。」
間の言動に、この場にいた全員が驚いた。

「何言ってんの!そんなわけないじゃん!!!
そんな不格好なチョコをこの私が・・・」
懸命に否定する麗子。


麗子はこの不恰好だが、チョコを一生懸命に作った。
ユミがチョコを友達に見せているのところ、たまたま遊びに来た教室で見てしまった。
ちらっと見たユミのチョコと自分のチョコを比べ
自分のチョコが見劣りすると感じてしまった。

そこで、体育の時間に近道を使ってユミのチョコを盗み
持ってきていた自分のチョコは、神に包んで机の中に隠した。

箱にはチョコと同じにおいが付いていた。

麗子のチョコの箱に、ユミのチョコを入れたことで
ユミのチョコには、麗子のチョコの匂いが移ってしまった。

「教えて?あの匂いは何だったの?」ユミは間に問う。
「ウイスキーよ。」調べものを終えて駆けつけた高村先生が答える。

「桐野さんが作ったチョコの匂いの成分を調べさせていただきました。
きっとお父さんの物ね。」
「君のブログをよく見ると、写真の端っこに写ってたよ。」
香と間のコンボを受け、麗子は何も言えなくなった。

「なんでチョコを作るのにウイスキーなんて??」
小学生が作るのに適さないことで東原が疑問を持った。



「桐野さんがバレンタインで作ろうとしたのは、
タダのチョコではなく、愛を込めた“ウイスキーボンボン”だったんです!」
間の言葉に納得するが、
なぜあえてボンボンを作る気になったのか?疑問が残る・・・

「それは・・・」なぜなのか?間に答えられなかった。
「それは、恋をしているからよ。」香が断言した。

普段は作らない分、普通のチョコではなく
一つレベルを上げたチョコを作りたかった。
それが麗子にとっての“チョコレートボンボン”

「その通りよ!だってお菓子を作るのは初めてだったし・・
上手くできないとはわかっていたけど・・・
だから、人とは違う個性を出そうと思ってボンボンを・・・
結果、不格好なのが出来て・・・
こんなの渡したら嫌われちゃうと思って・・・
ユミちゃんのを見たらすごく可愛くて・・
これならきっと、好きな人に伝わるかなって・・・・」

途切れ途切れに麗子は事情を話した。

「伝わるわけないだろ!
他人から盗んだものでごまかされて、相手は嬉しいと思うか?
恰好は悪くても、ありのままの姿で思いを伝えた方がいいに決まってる!
そうだろ!恋にはどんでん返しもあるさ。最後まであきらめるな。」
間は麗子の作ったチョコを返した。

「わかった・・頑張って渡してみる。」
「あ・・あの・・間くんはまだ子供だし、お酒の入ったチョコは・・・」
麗子が自分のチョコを間から受け取ると、
ユミがうろたえて、告白をブロックしようとする。


だが麗子は間をスルーした。ユミは拍子抜け・・
「ユミちゃん、桐野さんが渡したかった相手は僕じゃないんだ。」

麗子はいつも廊下で間くんのことを見ていた。
・・・・????良く考えると、間くんとと話をしているのは今野先生!!
「ウソでしょ!?まさか今野先生だったなんて・・」


「遅くなったけど、今野先生受け取ってください!」
麗子が勇気を出して今野にチョコを差し出した。

今野先生は首を横に振る。
「悪いが桐野・・受け取れない。
俺には、本気と書いてマジで惚れている人がいるから。
受け取っちまうとその人に悪い・・」

過剰にモテオーラを発散させ、
今野先生は、生徒の淡い恋心をぶった切ってしまった!!

「信じられないわ。小学生に告られて本気で調子に乗れる大人がいるなんて・・」
このありえない状況に香は驚いた。

「そんな・・ひどい!」麗子は泣きながら帰っていった。


「高村先生、俺の気持ちは・・・」
今野は、改めてマジ惚れしている香にアタックしようとするが
「今野先生。最低です・・」


香に最低だと言われ、
「桐野!!やっぱチョコ要る!!!!」今野は慌てて麗子を追った。
この今野の様子を見た東原。
今野がまた麗子にやらかしそうなことになると大変なので、麗子を追った。



「間くん、改めて私のチョコ食べてくれる?」
ユミが間にチョコを差し出す。
自分の物だと確定されたし、せっかく作ったから食べてほしい。

「いいとも。おいひいよ・・・・」
口の中に入れ、食べながら感想を話す。
「これを機会に、もっと仲良くなろうね♪」

間はチョコを口に入れたものの、呑み込まずに口の中でどう処理しようか考えていた。
ユミが教室から出て行くのを確認して、慌てて吐き出す。

「これ、多分砂糖と塩を間違えてるんじゃないかな。」
部下である香に状況を話す。

「無理せず出したらよかったのに・・」
「いや・・私は大人の男だ。責任を取らねば。
そして、捜査会議に遅れずに行かねば!」

ランドセルを素早く背負い、教室を出ようとした。
振り向くと
「チョコ、美味かったよ。ありがとう。」香にチョコのお礼を述べる。
「そう?よかった。」
嬉しくて仕方がないが、照れ隠しでそっけなく答えた。


洋酒が苦手で口に入れただけだが、そんなことは関係ない。
自分のために用意してくれたことだけで、十分チョコは美味しかった。
これは大人の男の責任だけで言ってない。はず・・

笑顔で話してくれた間の顔を見て、
手作りだったことを打ち明けなかったのを、ちょっと後悔してしまった。




今では学校にチョコを持って行って怒られないの??
意を決して作ったチョコを取り上げられた記憶のある私には
ユミの展開が羨ましかったです。

チョコで告白しても通用する年齢は過ぎてしまったなぁ・・
コドモが少しうらやましく思えます。

バッグにキーホルダーのように着け、
気が向いたときにシャッターを切って見てはいかが?

カーテンで花粉をブロックしませんか?














nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。