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戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY- 7th blood moon 第7話 ネタバレ 林遣都 [戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY]

戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY- 7th blood moon 第7話

本能寺では、織田信長(GACKT)が玉座に座り、
酒を飲みながら報告を受けていた。

「仰せのとおり、畿内に潜り込んだ伊達武田の軍勢は排除しました。
敵は現在、近江西岸まで後退しております。
残った兵力はごくわずか・・一両日中にも殲滅できるでしょう。」

自分の成果を褒めてもらうべく、
自信満々の口調で明智光秀(樋口夢祈)は語った。


「光秀、独眼竜の首は何処ぞ?」
「は?」
「無論取って来たであろう。余に見せてみよ!」

「ここにはございません。」
「なにぃ!」
「申し上げた通り、敵は袋のネズミ。
このままじわじわ なぶり殺しにして、
信長様に逆らったものの末路がどうなったか
思い知らせてやるにも一興かと・・・」

「この大うつけがぁ!!!!」

信長は持っていた髑髏でつくった酒椀を、光秀向かって投げつける。
命じられた以上にやれていると自負していた光秀・・
この屈辱に、今は耐えるしかなかった。


「貴様に兵を与えたのは誰ぞ?」「の・・信長さまで・・」
「伊達武田軍を討つ秘策を与えたのは誰ぞ?」「信長様であります。」
「貴様の主の名を言って見よ。」「第六天魔王 織田信長様!」
「次はない!命に代えても独眼竜の首、討ちとってみせい!!」

「かしこまりました。」

地面にひれ伏し、信長の怒りをやり過ごした。
銀色の長い髪で光秀の表情までは信長に見えていない。
忠実なる部下として命を受けたが、ニヤリと笑いながら舌なめずりをしていた。



真っ赤に燃えた赤い月が闇夜を照らす。


「何と気味の悪い月の色よ・・・」
武田信玄(岩永洋昭)は、幽閉された場所から覗く月を見てつぶやいた。

「戦場に流れる武田の血が、月を赤く染めているのですよ。」
背後から現れた光秀がいらぬ解説をする。

「漢とは、その夢を成し遂げるためならば 傷つくことを恐れぬもの。
その気高き志、貴様にはわかるまい。」
「死んでしまっては、元も子もありませんよ。信玄公。」

2人のいっていることは間違ってはいない。
義を重んじるか、生を重んじるかは、当人の志の中にある。


「貴様、何を企んでおる?」
「あなたの気高き心とやらを、試させてもらいますよ。」






夜通し走り続けて疲労がかなり溜まっていた。
川で顔を洗って気合を入れ直す。
まず最初に、川の水をすくって顔にかけたのは真田幸村(武田航平)
それに負けじと伊達政宗(林遣都)が強引に水をすくった。

鎖で繋がれているのが解けたわけではない。
一方が両手を使うと、一方は両手を使えない。

「それがしが終わるまで、少し待っていて欲しいでござる!!」
幸村は強引に腕を引き寄せ、顔を洗う。

「何しやがる!!何で俺が後回しにされなきゃならねぇんだ!!」
一番でないことに政宗は腹を立てていた。

顔を洗うぐらいでいがみ合っている場合ではなかった。
片倉小十郎(徳山秀典)と、猿飛佐助(井澤勇貴)が敵を引きつけている間に
敵陣深く潜り込み、魔王の首を取りに行かなければいけない。

でも、2人の息は揃わず 行動はちぐはぐだらけ・・・・



その頃 伊達武田連合軍は、織田軍の包囲網を強行突破し
山城の山中へと移動していた。
なんとか追撃は振り切ったようだが、まともに戦える兵は半数も残っていない。


本来の予定では、2人は本能寺に乗り込んでいてもいい頃だった。
でも、連合軍と対峙している敵陣に動きは見えない。
まだ辿り着けていないのだろうか・・・・

不測の事態に巻き込まれたとしても、
2人は魔王の首を持って帰るまで帰っては来ない・・

帰ってくることを信じて織田の軍勢を連合軍で引き付けるほかない。


「圧して出るぞ! 行くぞテメェら!!奥州の魂、今こそ見せつけてやる!!」

小十郎は残った兵たちを鼓舞するように力強く号令をかけた。



「そうですか・・・さすがの独眼竜も、魔王相手に苦戦しているようですね。」
上杉謙信(有末麻祐子)は かすが(落合恭子)から戦況報告を受けた。

「波のように寄せては返しを繰り返してはおりますが、
その勢いも、持って後2日かと・・・」

謙信は かすがに、助っ人として織田武田連合軍の元に行くよう命じた。
今の彼らには、かすがの力が必要なはず・・



息が合わないまま本能寺までの道のりを走っていた。
途中の木に幸村がぶつかる。それは政宗が避けてくれないから・・


「俺の動きを見ていれば、どうやって避けるは想像がつくはずだ!」
「よそ見をしていては、かえって危のうござる。」
「だったら気配で感じとれ!武田漢祭りを思い出せ!
あれを思うとこれぐらい出来るはずだ!」

「なるほど・・・これも修行のひとつ!」

政宗の話に納得をしたはずの幸村。でもすぐに木にぶつかってしまった。
こんなことでは、また日が暮れてしまう・・

「こうなったら奥の手を使うでござるよ。」

幸村は2人の足をひもでくくりつけた。二人三脚・・・?
さらに動きにくくなったが、相手との呼吸を合わせるにはちょうどいい。
一心同体となり野山を駆け巡るのが、造作もなくできるはず・・

「では、右足から参りますぞ!せーの!!!」

「いっち に・・」
「ワン ツー・・」

掛け声一つ、同じでなかった。
一歩目でつまずいて転んでしまう。
幸村は聞いたことがない掛け声をかけられて戸惑ってしまった。


「ふふふふふふふ・・・・私の贈り物は気に入ってもらえたようですね。
すでにご存知かと思いますが、信玄公の命は この私が預かっております。
無事に帰してほしければ、この山道の先にある神社までいらしてください。」


光秀は姿を現すことなく用件だけを話した。
幸村の目の前に、信玄の兜の飾り毛が落とされる。
信玄を捕らえているのが間違いでないと思い、
幸村は声のする方に走り出したが、政宗に引っ張られて先に進めない・・


「あんた、どこに行くつもりだ。本能寺はあっちだぜ!」
「しかし・・・親方様が!」

「俺たちの目的は何だ?魔王のおっさんを倒すことだろ。
今頃小十郎たちは、畿内に残った織田の本陣を引き付けるために
必死で戦っているはずだ。それもいつまでも持つものでもねぇ。

俺たちに、寄り道してる時間なんてねぇんだよ!」

「正宗殿は、お館様を見捨てると申すのか!」
「頭を冷やせ!真田幸村!!これはワナだ!
明智光秀は俺たちをハメようとしている。」
「たとえワナだとわかったとしても、行かかねばならぬ!
お館様のためならば、この命 決して惜しくない!!」


「頼む・・正宗殿・・それがしと共にお館様を救い出してくれ!」

政宗の話す事に寸分も間違いはない。優先すべきは魔王の首を取ること。
でも、どうしてもお館様を見捨てられない幸村は
政宗に土下座をして頼んだ。

「あんた、命は惜しくないと言った。その言葉に二言は無いな。」
「ござらん。」

こんなところで迷っているヒマさえない。
政宗は、武田信玄を速攻で助けることに決めた。



指定された神社に着いた2人。
信玄は縛られて身動きが取れず、光秀は鎌の刃を信玄の首元近くに当てていた。

「それ以上近づいたら、信玄公の命はありませんよ。
せっかくここまでご足労頂いたので、信玄公はお返ししましょう。

ただし、独眼竜の首をはねなさい。」

どっちをとっても犠牲者が出る二択。幸村はどちらも選べない・・


「幸村、わしはどうなってもかまわぬ。この男を斬れ!」
信玄は幸村に光秀を討つように告げる。

自分を息子のように育ててくれた人・・
お館様の背中は温かく、とてつもなく大きかった・・
そんな父親同然の人を見捨てることなどできない・・・


「それがしは、どうすればよいのでしょうか?お館様!!!」
幸村の問いかけに、不思議そうな顔をする信玄。

「親方さま!!!」
二度目の問いかけも、不思議そうな顔をした信玄・・

「お・や・か・た・さま!!!!!!」
全力で名前を呼んだ幸村。
三度目の問いかけにも、問われた理由がわかっていない顔をした。


「その人質を殺すって?止めねぇぜ、やって見ろ!!
どうした、殺らねぇなら俺が介錯してやるぜ!!」

政宗は気づいていた。この信玄はニセモノだと・・
刀を抜き、幸村ごと飛びかかっていった。


「嫌じゃぁ~死にたくない!!」

信玄とあろう人から発せられる言葉ではなかった。
幸村は政宗より先に走り、逃げる信玄に後ろ蹴りを食らわせる。
ゴロゴロと転がって、マスクが外れた・・

やはり信玄ではなかった。

幸村の知るお館様は、命乞いなど絶対にしないし、
呼びかけには、腹の底から全力で答えてくれる。
こんなすっとんきょうな訳がない。


「み・・・光秀さま・・・」
信玄もどきの男は、後ろ手に縛られたまま命乞いをする。

「絶望と悲しみに塗られた顔を拝めると思っていたのに、残念です・・」

命乞いも空しく鎌で一斬り・・
仲間の命を簡単に奪う。卑劣な男・・


「使えぬ部下の命をどう使おうと、私の自由でしょう。」
「この、外道がぁ!!!」

政宗が光秀に掴みかかろうとしたとき、さらに鎖に縛られていたことに気づいた。
政宗と幸村が繋がれているだけでなく、神社の舞台の梁にも繋がれていた。

「私にも奥の手という物があるのです。」
黒い小箱が二段重ねで三つ置かれていた。
これは・・火薬・・
これぐらいの量でも、小さい神社なら軽く吹き飛ばせてしまう量だった。

目の前で導火線に火を着けられた・・


「鎖のカギは、私を倒す事が出来れば差し上げましょう。
もっとも、残された時間はあまりありませんがねぇ・・」

繋がれた状態でも体は動かせた。刀や槍を駆使し、光秀に挑む。
だが、圧倒的に不利だった。
鎖を引っ張られただけでも仰向けに転がされてしまう・・

倒せなくても、鍵が奪えたら・・・
2人は戦うことを止めない・・


光秀は鎌に鎖をひっかけ、幸村を台から放り投げる。
繋がっている正宗は落ちないように、腕に力を入れた。
幸村の重みに腕を持っていかれているのに、光秀からの攻撃は容赦なく続く・・


鎖が腕に装着されていることを知ったときに言った正宗の言葉
「イザとなったらどちらかの腕を切り落としてでも、魔王の首を取るまで。」

今が、政宗がいうイザの時かもしれない・・・
そんなことを考えていた幸村は、政宗の力技で舞台へと乗せられる。


「さあ、楽しましょうか。」
おちょくったような物言いにいら立ち、政宗は先に光秀に挑んでいった。
敵が明確になれば、おのずと呼吸が合ってくる。
2人は連携プレーで光秀の鎌の動きを止め、奪い取った。


「残念ですね。そろそろ時間切れのようです。
あなたの愛する信玄公は、後ほど冥府に送り届けて差し上げます。
子弟共々、仲良く暮らしてください。
それでは、ごきげんよう。」

導火線はほぼ燃えていた。
光秀はこの場から立ち去り、縛られたままの二人が残される・・
何をどうしても鎖を断ち切ることができない。


「正宗殿すまぬ・・
それがしが“お館様を救いたい”と申したばかりに・・・」
「謝るヒマがあったら、生き延びる方法を考えろ!!」


信玄の救出を政宗に願った時にかけられた言葉を幸村は思い出した。

「あんた、命は惜しくないと言った。その言葉に二言は無いな。」
そう、この誓いを今こそ果たすとき!


幸村は火薬箱の前に立ちふさがり、政宗をかばった。


「正宗殿、お館様を頼み申す!!!」

火薬箱に火が入った。大爆発が起こり、鎖は切れた。
投げ出された政宗・・・・
政宗の側に幸村の槍・修羅が飛んできた。まさか・・・・


「ぬぅおぉぉぉぉぉぉ・・・・」

政宗の悲痛な叫び声が響き渡る・・




かなりの大爆発でしたが、幸村は無事なのでしょうか・・・
一本気な男でしたが、命まで投げ出せるとは・・
そこまで思われる信玄は凄い人を育てました。
でも、こんなことをしても喜びませんよね、きっと・・


今年のハロウィンは、これで決まり!



秋冬の準備出来てますか?
拡散しそうな予感のバッグです。







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