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ドラゴン青年団 第6話 妖精のスナック街 ネタバレ 水のクリスタル [ドラゴン青年団]

ドラゴン青年団 STAGE.6 第6話 妖精のスナック街

小さい頃は世界の主人公だった。
そして今、僕は再び世界の主人公になった。


第6話 妖精のスナック街

「ドラゴンが東京の上空に現れて以来、
赤ちゃんの名前にある“変化”がみられているんです。」

東京タワーに巻きついたドラゴンの近くでTV中継を行っている。
レポーターの魚住りえは“新生児の名前ランキングベスト5”のフリップを出した。

男の子
1、龍之介 2、龍太 3、龍士 4、龍哉 5、飛龍

女の子
1、龍美(りゅうみ)2、龍花(りゅうか)3、龍音(りゅうね)
4、龍乃(たつの)5、龍穂(たつほ)

番外編
龍玖(リューク)、龍不威(ルフィ)、真香龍(マカロン)
龍巻(トルネード)、怒羅厳(ドラゴン)


よく見ると、どの名前にも“龍”の文字が使われている。


喫茶“チロル”に集まったヨシオ(安田章大)、ケンジ(遠藤要)、タモツ(本多力)。
このばかばかしい放送を見ていられなくて
ヨーコ(蓮佛美沙子)はTVを消した。


龍の ほのぼの話はどうでもよかった。今は緊急事態!
“水のクリスタル”が何者かによってすり替えられていた。
この事態を打開しなくてはいけない。

さんざん足をつって手に入れたクリスタルがニセモノで、
次の展開はどうすればいいのかわからなかった。


ヨーコが“水のクリスタル”担当のカズキ(大東駿介)に連絡するように言うが
連絡したメールの返信には

「すまん!今仕事中!クリスタルとか後にしてくれ!」

仕事と遊びをきっちり分けるタイプで、協力してくれそうにない。


誰かが自分たちより先にクリスタルを手に入れている・・・
光の戦士だけでなく、闇の勢力がクリスタルを狙っていたら・・・

元々の話は、光と闇の戦い。
光側だけがクリスタルを集めるのではなく、闇側も集めている可能性もある・・
考えれば考えるほど恐ろしい・・・






ヨシオのもしも話を聞いて、ケンジはひらめいた。
3丁目にある“ラーメン小堀”店主はとても人相が悪い。
その人相の悪さを考えると、「ゴブリン」のような気がしてきた。

小堀≠ゴブリン 偶然とは思えない。
とりあえず、ラーメン小堀に偵察に行ってみる。


店の中では いかつい店主がラーメンの仕込みをしていた。
入口から覗き見るが、よくわからない・・

「ここって豚骨スープが売りじゃん。本当に豚骨なのかなぁ?
だって、ゴブリンがおとなしく豚骨スープを作ると思うか?」

ケンジにこう言われると、思い当たるふしがあった。
このスープは、普通の豚骨スープよりもギトっとした感じがする。
厨房の寸胴の中に“水のクリスタル”があって、
その力を悪用して、恐ろしいスープを作っているのかもしれない・・・

偵察を兼ねて、ヨシオとケンジが客として見せに入る。
その後でタモツが店に入ってくる。

「表の自販機の小銭、詰まっちゃったんだけど・・」
自販機の方に店主を引き付けた。作戦成功!
その隙に厨房の中に入り、寸胴の中身のチェックを始めた。


いくらかき混ぜてもクリスタルは出てこない。
これは小堀のおっさんの努力でつくった最高の豚骨スープ・・


厨房の中でクリスタルの存在を確認しているときに
いたずらだとバレたタモツが、店主にヘッドロックされたまま店内に入ってきた。
厨房にいる2人を見て、キメララーメンの回し者だと思い
3人まとめて叩きのめされた。



傷だらけにされた3人は“チロル”に戻る・・・


闇の勢力ってところは間違ってないと思うが、方向性を間違えた・・
次はどうするか?を考える。

「あ!勘違いだったらごめんね。
うちらの学年に、闇元くんっていなかった?」

ヨーコの言葉で闇元の存在を思い出した。
ウソっぽいけど「闇」っていう字が入っているし、
いかにも「闇」っぽい陰気な感じだった。

「ひょっとしたら、魔界のプリンスかもしれねぇな。」
ケンジの言葉に調子に乗った3人は闇元の家に行くことにする。


家まで来てみたが、表札は「山本」??
闇元はいつの間に山本になったのか?

せっかくなので呼び出してみた。
顔を出したのは山本慎太郎(眼鏡太郎)黒ずくめの服を着て、やっぱり陰気な感じ。

「おう!闇元!!」
「だから俺は山本だよ。闇元はお前らが勝手につけたあだ名だろ。
俺が暗いからって、変なあだ名つけやがって。」

「闇元、バックレてんじゃねぇぞ!!」
タモツは怒って闇元をシバこうとした。
奥から闇元の兄貴(黒石高大)が出てきて、タモツがヤラれる・・



ということで、手がかりが無くなった・・

「これさ、逆に本物ってことはないかな?」
さっきからケンジがいろんな可能性を話すが、これだけは考えられない。

「水のクリスタルだけはファンシーになってるとか・・」

せっかくなので、タモツはゴムボールに向かって命じる。

「出でよ、ウォーター!」

力を入れて本気で命じているときに、
ユカ(新木優子)がまた東京に出かけようとする。
おっさんがバカなことをやっているとしか思っていないユカは
タモツの持つゴムボールを手に取り、タモツの顔面に当てて出て行った。



「え~それでは、今日までお疲れ様でした。
世界の終りに、乾杯!!!」

タモツの挨拶で光の戦士解散会が始まった。
世界を救うつもりでいたが、世界は救えそうにないことが決定!
クリスタルの手がかりが全くなくなったので仕方がない。

手持ちのクリスタル3つでチャレンジしてみてもいいが
ゲームで言うところの、最初のボス辺りで死ぬパターン。
そんな無謀なことは出来ないし、したくなかった。


「俺たちがヒーローになろうって、虫のいい話だよな。」
ヨシオは自分の心を隠して、笑い話に持っていこうとしたら、

「お前さ、これで夢破れるの2度目だよな!」
このケンジの言葉は、お酒の席とはいえヨシオの心をえぐった。

「1度目は東京に行って歌うたってたら、すっげぇ野次られて帰ってきた。」

タモツもケンジに負けず、ヨシオの痛いところを突いてくる。


「別にさ、ヨシオの歌そんなに悪くないけどね。」
ヨーコがフォローしてくれた。


したたかに飲んで、千鳥足で家路につく。
3人で固まってふらふらと歩いていたら、スナック街が見えてきた。
一度も行ったことがないが、昔から興味があった場所・・・
酒を飲んで気が大きくなっていたこともあり、飲みに行ってみることにした。


“スナック フェアリー”に突撃!!

扉を開けると、そこには美人ママさん(入山法子)が出迎えてくれて
テンションは一気に上がる。
ママは久しぶりに若い客が来たことをとても喜んでくれた。


「ここはね、何を置いても水割りだよ。」

カウンターの隅に陣取った常連の客(久保酎吉)が、水割りを進めてくれた。
水割りを作ってもらうまでの間、ヨシオは店内を見回す。
店内の装飾品の中に、不釣り合いなギターを発見し、ほくそ笑んだ。


「世界の終りみたいな顔をしてるけど、何かあったの?」

初めてのお店で、初めて会ったママは3人の心を見透かしていた。
自分たちには何もない。
夢も希望もないんだと、作り笑いをしながら簡単に話した。
本当のことだが、未練たっぷりだ。


そんな男の吹き溜まり。人生の終着駅みたいな所・・


ママが美人過ぎてケンジがちょっかいを出そうとするが、
百戦錬磨のママにはかなわない。

「妖精みたいなママだろ?」常連客の言葉に
「水の妖精で~~す。」ママはおどけて見せた。


「滅びゆく世界に、悲しみの未来に、闇に包まれた明日に、乾杯!!」
水割りはとても美味しく、いくらでも飲めた。
美味しい水割りの秘密を教えて欲しいが、教えてはくれない。


ヨシオはカウンターの上に置かれた水のポットを見ていたら
中にクリスタルらしきものを発見する。
よく見ると、今までのクリスタルと同じ大きさで、水色の光を放っている・・
間違いない!!


ケンジが酔いつぶれ 客もほとんど帰ったのをみはからって、
ヨシオはママにゴムボールを見せた。
ママは“泳げじのプール”にゴムボールがまだ置かれていたことに懐かしさを覚える。
ということは、すり替えたのはママ。

ママはスナックを始めるときに、プールから持ち出していた。
ママの家は貸しボート屋をしていて、
代々 水のクリスタルを守るように言われていた。
それが嫌になって家を出て、スナックを始めようとしたが
お店が繁盛するためには、クリスタルの力を使うのが一番だった。


「あの、譲ってくれませんか?
それがないと、ドラゴンを倒せないんです。世界が救えないんです。」

「あのさ、世界って救えると思う?
こんなにだだっ広くて、どうしようもない世界を 、あんたらの手だけで救えるって思う?」

眠ってしまったケンジを除いて、2人は何も言えなかった。


「即答できないんなら、お話しになりません。」

譲ってはもらえなかった・・・



次の日、“チロル”でヨーコに説明をする。

ママの年齢は自分たちと同じぐらいだと想像できるが、
その店を始めたときと計算が合わないような気がしていた。


「グーテンモルゲン!素晴らしい朝だね!!」

今日は朝から団長(ユースケ・サンタマリア)が店に来る。
二日酔いで頭が割れそうに痛いのに、いつにも増して大声でハイテンションだ。

今日はケンジへの相談。
ピッカリエのライトアップを業者に任せたら、びっくりするような価格だったので
ケンジの電気屋でどうにかしてほしい。

団長の言うことには逆らえない。
たぶんケンジのところですることになるだろう・・


「本日の地域参加は、こちらです!!”老人会主催の懇親会”」

こういう集まりは、ほぼ全て3人に回ってくる。
今回こそは断ろうと思っていたが、懇親会の場所は、スナックフェアリー!
これは行くしかない!!



今日は青年団の団員として飲みに来た。
というよりも、どうにかしてクリスタルを持って帰りたいと作戦を練ってきた。
ママの注意が反れた隙に、ゴムボールとクリスタルを入れ替える・・

作戦を実行に移す前に、またしてもケンジは酔いつぶれ
ママの注意を引くこと役目は果たせなかった。


ママが提案したカラオケタイムで盛り上がるはずが、酔ったケンジがグラスを倒した。
こぼしたことで、みんな一斉に“こぼした”コールが始まる。

このコールは、ヨシオが東京で歌を歌っていたときの感じに似ていた。
色んなことが頭の中を巡る・・・今までの自分の姿が・・・・


ヨシオは意を決して歌うことにした。

「ママ、俺あの時ちゃんと答えられなかったけど
世界は救えると思っている。
俺たちの手で、未来を切り開くんだって、そう思っている。

昔作った歌です。聞いて下さい。「世界」 」


店に置いてあったギターを手に取り歌いだした。


「世界」
ギターを持つ俺に夕日が差す
世界世界照れるなよ世界
お前どうやら俺に惚れてるんだろ
だったら俺好みの世界になれよ

お前いつも俺に連れない振りをするけど
本当はお前もなかなかかわいいとこあるじゃないか
俺がお前を愛してやるから
世界一の世界になれよ


ヨシオの熱唱に、みんな心を打たれた。
みんな世界を救おうと若い時には頑張っていた。
結局は救えなかったが、それはその時代には必要なかったから・・
今は世界を救う者が必要な時、

「なあママ、若い人たちにクリスタルを託してみるっていうのは?」
「魔法の水割り、飲めなくなってもいいの?」
「我慢、するさ・・」

「水の妖精の、秘密のクリスタルよ。
新しい未来、見せてもらおうじゃないの!」

ママはクリスタルをヨシオに渡した。


こうして僕たちは、水のクリスタルを手に入れた。
かつての戦士たちがそうしたように。
僕たちは僕たちで、世界を救うのだ。
水の妖精に見送られながら、そんな風に決意した。


店の前で手を振り見送ってくれるママ。
クリスタルが手に入ったのが嬉しくて、
ママの顔をきちんと見ていなかったが
老人会のみんなと変わらないほどの姿になっていた・・・・


To Be Continued・・・



今回は何だか泣けました。
クリスタルを守りし子孫が受け継いでいたことや、
ヨシオの歌がグッときたこと。

ニセクリスタルのおかげで寄り道できてよかったですね。


水割りを飲むなら、今流行りの炭酸はいかが??


面倒な時の簡単お掃除!


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