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戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY- 6th lunar eclipse 第6話 月食 ネタバレ [戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY]

戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY- 6th lunar eclipse 第6話 月食

武田漢祭りを見事やり遂げた真田幸村と伊達正宗は
本能寺で待ち受ける織田信長を討つための軍議を重ねていた。



近江の国の地図を広げ、意識のすり合わせをしていた。
鉄壁の守りを固めている明智光秀の軍勢を突破しないと、
本能寺にまでたどり着けない・・

こちら側に残されたのは
武田と伊達を合わせても、相手の半分にも満たない数だった。
この劣勢を乗り切り、本能寺に辿り着くためにはどうすればいいのか・・・・


「お困りのようですね。」
音もなく入ってきたのは上杉謙信(有末麻祐子)と供のかすが(落合恭子)
相変わらず武田の守りはゆるい・・・


「独眼竜と甲斐の若人が、
いよいよ魔王征伐の のろしを上げたとの知らせを聞き
こうして参上した次第です。」

守りもゆるければ、情報も漏れている・・・
危機感のないこの状況に伊達正宗(林遣都)はいら立った。


「佐助!以前よりこの御仁と親しき仲とは聞いていたが、まさかお前・・・」

真田幸村(武田航平)は、
猿飛佐助(井澤勇貴)が かすがに話したのだと思い、責める。

「ち・・違いますよ!真田の旦那!
確かに俺と かすがはただならぬ深い関係ですけど・・・
やましいことはありません。ちゃんと祝言の日だってちゃんと決めてんですから!」


幸村に勘違いされ、否定するはずの佐助は幸村の言い分に乗っかる・・
かすがは、謙信が自分のことを誤解するのだけは許せず、
ちゃんと佐助の口から誤解だと話してもらわないと気が済まない。
誤解を解くように佐助に迫る。


「quiet! 用件を聞こうじゃないか。」

政宗にとってどうでもいい話。聞いていられない。


「単刀直入に申しあげましょう。
此度の戦、わたくしにも協力させていただきたいのです。

我々が、魔王の本体を引き付けます。
その間にあなた方 武田伊達連合軍が近江を抜け、本能寺を落としてください。」


これは謙信にとってあまりにも危険な役目・・・
加賀の前田軍の挟み撃ちも考えられる。

「ご心配には及びません。わたくしにも毘沙門天の加護があります。
それに・・私も見てみたいのです。
甲斐の虎が信じた、新たな時代の行先を・・」

信玄の思いに応えるために、政宗は信玄の言葉を信じることにした。






6th lunar eclipse

武田の屋敷は出撃準備に追われ、夜を通して忙しくしていた。
出立の時刻はすぐそこに迫っている。

道場では信玄の武器・石動配((いするぎはい)軍配を模した巨大な斧)
に向かって、幸村は自分の思いを吐露していた


「お館様・・幾度となく刃を交えた敵ながら、
上杉殿も親方様のことを心の底から信頼しておられるのですね。
その熱き心意気に応えるためにも、
この幸村、此度の戦を全力で挑む覚悟でございまする!!!!」

この誓いの言葉を政宗も聞いていた。
かける思いは違えども、同じ方向に向いている。


「出陣だ!準備はいいか!!」政宗は幸村にハッパをかけた。
「真田幸村!
あの男は、俺たちにとって通過点にしか過ぎない。
それを肝に銘じておけ!」

「もちろんでござる。
第六天魔王 織田信長を討ち果たしたとき、改めて決着つけましょうぞ。」


生きて帰ると言うことは、2人の戦いを意味していたと同時に
死なずに戻る誓いでもあった。



本能寺では、織田信長(GACKT)と濃姫(長澤奈央)の前で
明智光秀(樋口夢祈)が占いをしていた。

「紅き星が月と連れ立ち、東の空から登りくる。
月は独眼竜、紅き星は武田の若き虎を表しているのだとすると・・不吉ですね。」

「光秀、上総介さまは占いなど好かぬ。」
戦いの前に不吉なことを言う光秀をたしなめる濃姫。


占いというよりも、天地を読んでいた。
これは兵法の一つ。天地の理を知る物だけが、戦を勝利へと導く。


「大変だ!大変だ!!越後の上杉が、能登に攻め込んだよ!
その数3万の代軍勢。七尾城をぐるりと包囲したよ!」

森蘭丸(椎名鯛造)の報告に、濃姫は危機感を募らせる。
能登が攻め落とされたら、越後からの凋落の道が開かれてしまう・・・


「フフフフフフ・・・・」

信長はこの報告を鼻で笑った。

「ありえんな。この乱世にあって越後の軍神が国を空にして攻め込むなど・・」

確かに3万の兵力だと、上杉はほぼ全軍を率いてきたことになる。
これは留守中に自国を責められる心配がないという証拠・・

「能登攻めは、おとり。
上杉と結託した連中が、こちらの守りが手薄になるのを待っておるに違いないわ。」

武田と伊達の残党が組む。
信長にとって、かなりおもしろい展開だった。
誘いに乗ってみるのも一興だと考える。

「近江の兵を、今すぐ能登へ差し向けぃ!
我が覇道に立ち向かう者は、全て灰にしてくれるわ。」



かくして決戦の火蓋は切って落とされた。
上杉軍を迎え撃つべく、能登へと向かう織田の陣営。
その間隙を突くように、伊達と武田の連合軍は、
織田信長を待ち受ける、本能寺を目指して進撃を開始した。


「Are you ready guys?」「Yeah!」
「派手に楽しめ!」

「恐怖と絶望を持って天下を支配せんとする魔王・織田信長に、
虎の鉄槌をくらわせましょうぞ!!」

政宗と幸村は互いのやり方でハッパをかける。


謙信の陣にかすがが連絡に戻った。

「近江に布陣していた信長の軍勢が、動き出した模様です。」
「こちらの誘いに乗ったようですね。」


今日は折しも満月の日。琵琶湖の湖畔に月が照り映えていた。
武田伊達連合軍の総指揮を執る片倉小十郎(徳山秀典)の元に
佐助が現状の報告を入れる。

「この先の森で、斥候が織田の兵と遭遇したようです。」
「予定通りだ。後は畿内に残った織田の駐兵をこちらに引き付けることができれば・・」

敵方の陣に大将の姿が見えない・・

明智光秀は能登に向かったはずだが、
昨日出陣した織田本隊の中に光秀の姿はなかった。

まさか・・・こちらの動きが悟られたか・・?
それは正宗と幸村の窮地を意味する。


その頃 伊達正宗と真田幸村の2人は、
本体とは別に、一路 本能寺を目指していた。
共の者はなく、2人だけで乗り込むつもりで山道をひた走る。
今の自分たちは一時の猶予もムダにできない。


幽閉されている武田信玄(岩永洋昭)は妙な胸騒ぎを感じ、思いにふけっていた。

「時は満ちた。今宵の望月のごとく・・
若き竜と虎は、今や輝きに満ちておる。」


髑髏の杯を手に持ち、信長は濃姫に差し出す。
何も言葉をかけず、杯に赤ワインを注ぎ始めた。

(愛とはもっと気高く、尊く、麗しきものだ。そう、咲き誇るバラのように・・)
信長の留守中に忍び込んできた かすがと交わした言葉。
自分と上総介の間にある愛について物思いにふけっていたことで、
ワインを杯から溢れさせてしまった。


「貴様、何を物思いにふけっておった?」

上総介に注目せず、別のことを考えていたことを気付かれていた。
思ったままを口にすることは出来ず、

「天下を召された暁には、是非私たちの世子をと・・・」
恥ずかしそうにもじもじしながら答えたが

「笑止。」
この一言は濃姫を絶望の中に落とした。
死ぬまで愛してはもらえないのだろうか・・

「天下布武に終わりなどない。我が開くは地獄の蓋ぞ。
我こそは、第六天魔王 織田信長。血で血を洗う修羅の道へと降り立つ者ぞ。」


上総介の、夢の妨げとなることを言ってしまったことを反省する帰蝶。

「上総介様、濃にも見せてください。
終末を、あなた様が望むこの世の燃え尽きるさまを・・・」



ひたすら走る政宗と幸村の足元に、突如無数の矢が放たれた。

「みぃつけた!蘭丸と遊ぼうぜ!!」姿を現したのは森蘭丸。
「悪いが、ガキの相手をしているヒマはねぇ。」

政宗は蘭丸のことを無視して先を急ごうとする。


「本隊が時間稼ぎしている間に、織田信長を討ち
信玄公を奪還しなければなりませんからね。

あなた方の考えなど、すべてお見通しですよ。
可愛そうに、今頃あなたのお友達が・・・」

後ろからは明智光秀が姿を見せた。話しをしながら天を見上げる。
そのしぐさにつられて、幸村も天を見上げた。


月はみるみる欠けていく・・・今日は月食の日・・
月が消えていくと同時に敵襲。武田伊達連合軍に向けて鉄砲の弾が飛んできた。
敵がいないと踏んでいた、琵琶湖の湖面から・・・
光秀は連合軍が来ると踏んで、織田水軍を近江の入江あたりに潜ませていた。


「あなた方の仲間もきっと、袋のネズミですよ。」

「地の利を生かし、天の理を制する者だけが生き延びる。
あなたたちは死ぬのです。この深い闇の底で・・・」


前方に蘭丸、後方に光秀・・相手にするのは厄介だった。
そんなことを考えている途中に、矢の雨が飛んでくる。
蘭丸の先制攻撃。
逃げる場所を知っているかのように、正確に打ち込まれる。
飛んでくる数が多すぎて、防戦するので精一杯。

「そんなところに隠れてもムダだよ。蘭丸の矢はどんな暗闇でも百発百中さ!」

人を殺すことをゲームのように楽しんでいる蘭丸。
蘭丸は夜目が効いて、
どんな暗闇でもフクロウのように確実に獲物をしとめる腕前。



その合間にも光秀が政宗に攻撃を仕掛ける。

「物陰に隠れていても私の鎌が、離れていても蘭丸の矢があなたを襲う。」

光秀は嬉々として政宗に攻撃をしかける。

「悔しいでしょうね。
あなた方を本能寺に辿り着かせるため命を張って戦ったお仲間たちも、
完全に無駄死にです。
そう・・哀れなイヌのようにね・・・」

政宗の怒りを誘うようなことを言い続ける光秀。


「いただき!!!」
蘭丸の矢が政宗を狙った。かわしきれずに矢を受けてしまう。
光秀が怒りを誘うように話しをしてきたのは、政宗を引き付けるためだった・・・


政宗は渾身の力を込めて矢を抜き取る。月は顔を隠してしまった・・・

「月もこの俺を見離しやがったか・・・」

月明かりに照らされた暗闇は、漆黒の闇へと姿を変えた。


気合を入れて立ち上がろうとしたとき、無数の矢が政宗目がけて飛んできた。
さすがにかわせない・・・

「やあ!!!!」
政宗の前に立ちはだかり、矢の雨を弾き飛ばす幸村。

「ここは、それがしに任されよ!!!」



幸村はお館様との修練の日を思い出していた。
「よいか幸村、たとえ暗闇に閉ざされようと
五感を研ぎ澄ませば、おのずと敵は見える。
無念無想、心の目を開くのだ 幸村!」

幸村は目隠しをしたまま戦う修練を積んだ。
闇に閉ざされようと、お館様から受け継いだ熱き心は決して消えたりしない。


無念無想の幸村に、弓を引き絞る音が聞こえた。

「そこだ!!!!」

池を挟んだ向こう側から音が聞こえ、槍:修羅を投げた。
修羅は正確に蘭丸の弓を捕らえ、手から弓を奪った。

「うそ・・だろ?なんで・・・」

攻撃をされたことのない蘭丸は、何が起こったのかを理解できずにいた。
政宗は修羅の飛んだ方向に向かって走り、それは湖面をも駆け抜けた。
走るスピードが乗ったまま、蘭丸を切りつける。

「やだ・・死にたくない・・・死にたくないよ・・・」
「どうだ、少しは狩られる物の気持ちがわかったか!」

「な・・なんでだよ・・人のことを脅かして・・バカにしてるのか!!」

腹を切られてもがいていた蘭丸。
だがよく見てみると、一滴の血も流れていない・・


「戦は遊びじゃねぇ。命という名のシノギを削る、真剣勝負の場所なんだよ。
てめえの命を賭ける度胸もないくせに、
他人の命を弄ぶだけのガキは、斬る価値もねぇ!!」

政宗の背後から月は戻って来た。
月を背負ったまま凝視する政宗を見て、蘭丸は恐怖に震えあがる。

「てめえはここで寝てな。」

蘭丸が斬られたかどうかまでは暗闇でよくわからない。
だが、その場で倒れ込んでいる。
本当のことを知るのは政宗だけ・・


「残るはあんただ。」
「明智光秀、覚悟!」
2人掛かりで光秀を倒そうとしていた。

「ご褒美に、あなた方にはコレをあげましょう。」

光秀が投げた物が、政宗の左手と幸村の右手にはまった。
2人は鎖で繋がれた・・・


「それは信玄公を捕らえているものと同じ金剛の鎖。
あなた方に外せる代物ではありません。
それでは、ごきげんよう。」

光秀は走り去った。
追いかけようとするが、2人がバラバラの方向を走るので木に引っ掛かってしまう。



「独眼竜の、あのギラギラした瞳・・信長さまとは違う、深い味わい。
私としたことが、本気で欲しくなってしまうじゃないですか・・・」

光秀は名残惜しそうに政宗を見つめた。


鎖は切れないし、切りに戻る余裕もない。
このまま進むしかない。

「イザとなったらどちらかの腕を切り落としてでも、魔王の首を取るまで。」
政宗が言うと、洒落にもならない・・
でも、前に進むしか道はなかった。



ようやく魔王との戦いに向けて出発しました。
行動を読まれ、会いたくない敵に遭遇・・
政宗と幸村だけでなんとかなるのでしょうか?

金剛の鎖で繋がれてしまいましたが、
二人でいる時点で切ることが出来なければ、助けられないように思いますが
うまくいくのでしょうか?

信長が本能寺に駐留しているのも気になりますね。


宇宙の麹をつかったお酒です。
秋の夜長、月を愛でながら一杯いかがでしょうか。


たまに爪を休ませてますか?
ラクラクケアできますよ。





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