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ドラゴン青年団 STAGE.5 第5話 水の市民プール ネタバレ 大東駿介 [ドラゴン青年団]

ドラゴン青年団 STAGE.5 第5話 水の市民プール

小さい頃は世界の主人公だった。
そして今、僕は再び世界の主人公になった。


喫茶“チロル”に集まったヨシオ(安田章大)、ケンジ(遠藤要)、
光の戦士として、TVでドラゴンの現在の状況を確認する。


「ドラゴンに依然動きがないまま 早5週間。
政府は未だ対応を決めあぐねております中、
ドラゴンが東京の新名所になりつつあるんです。」

先週までは緊迫したレポート中継を行っていたTVは
今週になり、かなり様子が変わってきていた。


ドラゴンを見るために、地方からの見物人が増えています。
デートコースの一つになっているようで、カップルの姿がかなり多いです。
それに伴いグッズ展開が始まり、ひとつの観光名所誕生な雰囲気。
それは一時人気者で騒がれた“タマちゃん”のような感じ・・・?


ドラゴンが沈黙を保っているのはありがたいことだが、
戦う時までに一度暴れてみて欲しいとケンジは思っていた。
それは、しっぽを振り回すだけでも、軽く吠えるだけでもかまわない。
悪者でもないドラゴンを退治するのだけは避けたい。

倒しに行くつもりにしている自分たちが悪者にされるのは嫌だった。


東京の人たちの順応性には驚くが、
これ以上楽しいドラゴンの話しを見ていられなくてTVを切った。

ヨーコ(蓮佛美沙子)は、ドラゴンが暴れないならそのままでも構わないと思い、
ヨシオは、自分たちがヒーローになるためにドラゴン退治をしたかった。

ケンジはドラゴンが暴れてくれると信じていた。
今は闇のエネルギーを蓄えているだけで、
いつかは悪者になってくれはず・・
自分たちに倒させてくれるために待っていると思っていた。


ドラゴンの存在が自分たちにとって敵か味方か?
おかしなことになっていた。


「ちょっと・・・見てくれ・・・」
“チロル”に遅れてやってきたタモツ(本多力)。
大地のクリスタルをポケットに入れたままにしていたら
服や髪の毛にまでキノコが生えてきていた。
一晩寝ただけで、部屋がジャングルのように変貌・・・

襟にはエリンギ・・・

大地のクリスタルはダジャレのセンスもある??


「俺さ、大地担当嫌だわ。」

ヨーコとケンジに交換を頼むが、誰も取り合ってくれない・・・



今日向かうポイントは、最後のクリスタル “水のクリスタル”
この場所はもう目星がついていた。
水のクリスタルのありかが書かれたあたりは、現在の市民プール。
子供の頃からこの一角に古いプール
“泳げじのプール”と呼ばれるプールがあった。

泳ぐことができるから“プール”のはずなのに、
“泳げじ”と名前がつくこと自体おかしい。

この場所に“水のクリスタル”が隠されている可能性が高そうだった。


「“水のクリスタル”ゲットしま・・・・しょう!!!!!!」

気合を入れてプールに向かった。


プールにやってきた3人。
存在は知っていたが、確かに今までココで泳いだことがなかった。
使われていないプールのはずなのに、保存状態はかなりいい。

3人が来ることを知っていたかのように
固く閉ざされていたはずの扉が、簡単に開いた。

さっそくプールのそばまで行くと、
光の戦士の紋章が飛び込み台に書かれていた。
間違いない、”水のクリスタル“はこの場所に!!


よく見てみると、プールの真ん中に浮かぶものがある。
水蒸気に守られたクリスタルが・・・・ある!!!!!


ものすごく簡単に取れそうな雰囲気でたたずむクリスタルを見て
タモツはさっそく服を脱ぎ捨てた。
下にはすでに海パンを仕込んでいて、取りに行く気満々!!


「俺があれ取ったらさ、大地のクリスタル担当と交換していい??」

タモツは勇んで飛び込み、クロールで泳ぎながらクリスタルに近づく。


必死に泳ぐタモツの姿を見ながら、ケンジは次のことを考えていた。
クリスタル4つで剣が1本・・人が足りない・・・
まだどこかに、光の戦士の紋章を体に刻む人がいるのかもしれない・・


タモツがクリスタル近くまで泳ぎ進めた。
突然音楽というか、歌声のようなものがプール中に響き渡る。
その音を聞いたとたん、タモツがプールで溺れ始めた。

ヨシオとケンジはタモツの冗談だと思い、助けることなく放置・・・
必死で もがくタモツ・・
ケンジが音の方を見てみると、
プールのそばに設置されている貯水タンクに、
人魚の絵が描きこまれているのを見つける。






“チロル”に戻って作戦の練り直し。

「ていうかさ、何でお前ら助けないの?
親友が溺れてて、何で飛び込まないの??」

突然足がつって泳げなくなったので助けを求めたのに、
スルーした2人ことを、タモツは怒っていた。


“チロル”でもタモツのことをスルーして、
貯水タンクに描かれた人魚のことを、ヨーコも交えて考えていた。

「それって、人魚の呪いみたいなの?」

ファンタジーの話ではお馴染みの、
ローレライ伝説のような、マーメイドの歌声を聞くと船が沈没する感じ・・

偶然ではないと思うが、タモツの足がつったのと、
人魚の絵の描かれた貯水タンクのスピーカーから音が流れたのと
ちょうど同じときだった。

対策として試してみたのは放送室に入り込む。
人魚の歌声が止まるだけで十分だった。
いざ放送室に入ってみると、人はいなくて音だけが流されている・・・

どう考えても素人の仕業とは考えられない。


人魚の呪いに対抗するにはどうするか・・・・?

「とりあえずシンプルに考えて「耳栓」をしてみる??」

ケンジが何気なく言った一言が、タモツの神経を逆なでした。

「怖いぞ!呪いの歌に足引っ張られるんだぞ!!
普通の耳栓では太刀打ちできないって!!」


そんなタモツの言葉で、ヨーコは子供の時のことを思い出した。

「確かカズキ(大東駿介)くんが、いつも休み時間に勉強するために耳栓してた!」

3人にも覚えがあった。
でもそれは、自分たちのことをシャットアウトするためだったはず・・
いくら話しかけても、全く気付く様子がなかったことを覚えている。
普通の耳栓だったら、ちょっとは話しかけていることが聞こえているはず・・


人魚の耳栓とか、ポセイドンの耳栓とかの名前がついていて、
カズキの耳栓が、全く聞こえなくなる効果のあるアイテムだったとしたら・・・

それはカズキに連絡を取れば、すぐにわかること・・
でも3人はカズキに連絡したくなかった。
カズキならきっとバカにして取り合ってくれないはず・・
子供の時からの遺恨がありすぎて、連絡を出来そうにもない・・


勢いよく“チロル”の扉が開いた。

「よう!!!」
肩で風を切ってカズキが入ってきた。
ウワサをすれば何とやら・・・
あまりにも絶好のタイミングでカズキが現れたことに驚きをかくせない。
カズキはこの前にオープンしたショッピングモールの視察のために
出張として戻ってきていた。

「ゴメンな、ビックダ電気入っちゃって・・」

カズキがケンジに謝るが、これがかえってイラつかせることになった。
空気が全く読めない男カズキは、
勝手にケンジの手を取って、謝罪の握手をする。

するつもりのない握手を無理やりさせられたケンジは怒っていた。


「ヨーコ、ハニーミルクラテ一つ。」

こんな田舎の喫茶店に、ハニーミルクラテ!?
さすがのヨーコも、これにはイラついた。


ユカ(新木優子)が東京から帰ってきた。
カズキからオーディションのことを教えてもらって東京に行ったが、
ドラゴンのことで忙しく、オーディションどころではなかったので
家に帰ってきていた。


カズキの紹介してくれるオーディションはいつも空振りで終わり、
ユカは落胆していた。
タモツはユカが地元に戻ると思い喜んだが、
ユカはまだ夢を捨ててなく、また紹介してもらった。


「ていうかさ、お前何しに戻って来たの?」
いらつかされるカズキにしびれを切らして聞いてみた。

「お前こそ何してんだよ?
聞いたぞ、地元の路上で歌って 話題にもなっていないのに東京に行って
さらに話題にもならず帰ってきたって。」
「それ、誰に聞いたの?」「ヨーコだよ。」


仲間だと思っていたヨーコが・・飛んだ裏切り行為。
能面のような顔で、黙りこくってしまったヨシオ・・

電話連絡の入ったカズキは仕事に戻っていった。



店に来てから癇に障ることしかしていないカズキ。
普通、子供の頃に泣かせた方は記憶に残らず忘れていて、
泣かされた方が覚えているもの・・
なのに、カズキは泣かされたことはすべて忘れて
上から目線で3人を見下すような話し方をしながら
馴れ馴れしく話しをしてくる。
どこまでも空気の読めない男だ・・

「私も確かに“ハニーミルクラテ”はイラっとした。」

カズキは、ガンガンメールでヨーコにアプローチしているのに、
そのヨーコにまで上から目線・・


カズキはきっと、ドラゴン側の人間で、闇側の人間だと思うことにした。


「俺たちだけの力で、クリスタルをゲットしようぜ!」

新たな誓いを立てて“水のクリスタル”に挑むことにした。



今度は3人海パンになり、クリスタルを見つめる。
足がつったのでクリスタルに近づけなかったので、
今回はビニールボートを使って、クリスタルに近づく。

どうしても水のクリスタルを取りたいタモツ。
単身クリスタルの方に向けてボートを漕ぎだす。
前に足がつった場所まできたら、やっぱり人魚の歌声が流れ出した。
それと同時にボートの底に穴が開き、水が入り込んでくる・・
急いでかき出すが、その弾みでバランスを崩し プールに投げ出された。
見ずに入った途端、足はつり 先に動けない・・


今度は古式泳法のように、静かにクリスタルの方に泳いで行く。
音が聞こえないように耳に手をあて前に進むが
両手がふさがっていると、クリスタルを取ることができない。
なんて考えていると、さっきと同じ地点・・・

期待を裏切らない人魚の歌声が響き渡り、
タモツの足はやっぱりつった・・・


今度はラジコンヘリを飛ばしてクリスタルに近づく作戦。
その次はラジコン船でクリスタルに近づく作戦を実行するが
どちらもタモツと同じ地点でプールに沈められた・・・


一見すると、大の大人がプールで遊んでいるだけにしか見えない。
ちょうど仕事途中に通りがかったカズキは、
みんなが遊んでいるのをほほえましく見ていた。
よく見ると、タモツとケンジの左肩に紋章が!!



手ぶらで“チロル”に戻って来た3人。
カズキはみんなが戻ってくるのを待っていた。

「お前マジ何なの?俺らのことを笑いに来たわけ??」

クリスタル確保に失敗し、イラついていた3人にとって
カズキの姿を見ただけでいら立ちが限界にきていた。

「カズキくんも、うちらと同じだったの!」

ヨーコの言葉がなければキレていたかもしれない・・
カズキはすかさずカッターシャツの袖をめくりあげ、紋章を見せた。


「さっきお前らをプールで見かけてさ、そしたらみんな紋章あったから。
びっくりしたよ!」


紋章のことを知って以来、カズキなりにドラゴンのことを調べていた。
そのためもあって、今回帰ってきていたようだ。

「どうやら俺も、光の戦士の末裔らしいからな。
これでようやく、5人揃ったってわけだ。」


カズキは挨拶の握手をしてくる。やっぱりなんかムカつく!

「じゃあさ、お前小学校の時つけていた耳栓って?」
「英会話かぁ・・俺んち英才教育だったから、みんなにバレないようにやってたんだ。
みつかったらお前らいじめんだろ?」

カズキの耳栓は全く関係のない物だった・・
手がかりがなくなり気落ちしていた・・


「俺なりにドラゴンのことを調べたんだ!」

カズキは資料を取りだす。
今ネット上でかなり話題になっていて、それを集めたもの。
光の戦士も例外ではなく、ヨシオたちの町のことまで噂に登っていないが
それも時間の問題となっていた。


今回カズキが調べたのが“水のクリスタル”についてで、
このクリスタルを取るには、「船乗りの浮き輪」というアイテムが必要らしい・・
でも、どこに隠されているかまでは掴めていなかった。


「あ!!!!
俺ら昔ボート乗り場で遊んでて、その時にコレを見つけて拝借して・・・」

ケンジとタモツも思い出した!
確か勝手に借りて、坂道に転がして遊んだ!・・・?
勢いよく転がしたせいで、どこかの家に突っ込んだ!!
取りに行くと怒られそうなので、そのまま逃げたように記憶している。



「あ!久しぶりだな、カズキ!!」
団長(ユースケ・サンタマリア)が“チロル”の扉を開けるなり叫んだ。
カズキは団長の迫力に押され、丁寧に挨拶をする。

団長はカズキよりも空気が読めない男・・・
ショッピングセンターに対抗するために
“ピッカリエ”を行うことにしたはずなのに、寄付金のお願いをする。

「寄付してくれないと、日照権 主張しちゃうよ。」 殺し文句が出た!!
カズキに“断る”という選択肢はなくなった・・・


団長がここに来た理由は、また面倒くさいことのお願いで
光山小学校PTA主催 リサイクルバザーの物品集め。
今回はクリスタルの件で行き詰っているから、どうにか断りたい・・

「やります!!」
カズキが物品集めに名乗りを上げた。



物品集めをするハメになり、炎天下に荷車を押しながら町内を練り歩く。
押すのはもちろん言いだしっぺのカズキ。

でも、思った以上に品物は集まらない・・・
しんどいだけで成果が上がらないのに、カズキはイキイキとしていた。
アプローチを続けているヨーコに会えたからなのだろうか?

カズキが押す荷車の後ろで、話しながら歩いていた3人。
話し声はカズキにも聞こえていた。

「そうじゃねぇよ。ずっと子供の時から忙しかったからさ、
こういうくだらないことを、真剣にやってみたかったんだ!」


木陰のベンチで一休み。
物品は集まってきたが、船乗りの浮き輪は出てこなかった。
聖なるアイテムだから、そう簡単になくならないと思うが、
バザーの品として出品してもらえるかはわからない・・


カズキはSNSの光山町のコミュニティを見つけて、
バザーのお知らせに“特にビーチ用品募集”と書き込んでいた。

3人はSNSの存在を知らなかった。
でも、カズキに知らないと言うのは、なんだかプライドが許さなくて
知ったかを決め込んだ。
タモツの中でのSNS、Sは聖徳太子らしい・・・


「すみません、これ引き取ってもらえますか?」

ビーチ用品を抱えて、主婦の皆さんが駆けつけてくれた。
その中の一人が浮き輪を持っている!!

カズキが浮き輪を手に取り確認すると、
浮き輪には紋章のマークが描かれていた。


「おおおおおおぉぉぉぉ・・・・やったあ!!!!」

さっそくプールまで急いだ。

「俺、ここで帰るわ。東京で会議があるんだ。
ドラゴン倒しに来るとき、連絡しろよ。俺、“水のクリスタル”担当だから・・」

プールまではもう少しなのに、カズキは別の道を歩き出した。
展開の速さに、見送るような形で3人はカズキを見ていた。


「ヨーコのこと、ちゃんと考えてやれよ。」

振り向くなりヨシオに向かって言うと、帰っていった。


なぜ自分に向かって言われたのかが分からないヨシオ・・
2人は、薄々気づいていたことを カズキがはっきりさせてくれたんだと思った。



今回こそは失敗はしない!固い決意でプールに立ったヨシオ。
やけくそで、浮き輪を着けたままプールに飛び込む
例のポイントまで来ると、人魚の歌声が聞こえて足がつる。
浮き輪を装着していても、足がつるのは例外ではなかった・・

足の痛みで戻ろうとするが、浮き輪のおかげで沈まない。
痛みをこらえてクリスタルにむかって泳ぎを進めた。

あと少し・・もう少し・・・
クリスタルの方に仕掛けはなく、簡単に取りだすことに成功した。


「水のクリスタル・・・ゲット!!!!!」

ヨシオはケンジとタモツに向かってクリスタルを見せた。


こうして僕たちは”水のクリスタル“をゲットした。
カズキと僕たちの友情の証のように見えた そのクリスタルは・・・

「ニセモノ!?」

クリスタルを持つ手に力を込めた。
固いはずのクリスタルは、力を入れるとへこんだ・・・
ゴムボール・・・・?


To Be continued・・・



クリスタルにハズレが仕込んでありました。
簡単に取れるのではなく、ちょっと遠まわりですね。

カズキは水のクリスタルの主ではなく、ニセモノかな??


クリスタルと同型のゴムボールでは体を鍛えることすらできません。
せっかくなら、ポールを使って体幹を鍛える方がいいですね。

体を動かして疲れたら、足マッサージはいかが?







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