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戦国鍋TV シーズン2 再出陣 RQ ~カリスマショップ 千利休~ 第8話 最終話 切腹 [戦国鍋TV 2期 シーズン2]

戦国鍋TV 2期 シーズン2 再出陣
RQ ~カリスマショップ 千利休~
第8話 最終話「利休の木像」


千利休とは
簡素な茶の湯、わび茶の完成者で茶聖とも称される。
新しい試みを次々と実践し、常に最先端をいく天下一の茶人。


利休は
 大徳寺の山門を再興した際
   楼上に自分の木像をかかげた
秀吉は
 山門の上に雪駄を吐いた
 利休の像を置く行為は
「まるで己の足の下を
      通れと言っているもんだ」
   という理由で
       利休に切腹を命じた・・・


裏原宿に、一切の無駄を感じさせず
ひっそりとたたずむアパレルショップ“Wabi Sabi”

この店のデザイナー兼店長のRQ(リキュー)くんは、
おしゃれヤングのカリスマ!
今日もRQくん(山本匠馬)からファッションの原点であるワビサビを学ぶため
おしゃれヤングが店を訪れる。







最終話 「利休の木像」

HIDEYOSHI(山崎樹範)は庭に咲いていた野菊を片手に店にやってきた。
バイトくん(植田圭輔)は、
オーナーが花を持ってきたことに驚きを隠せなかった。


「これ、来る途中にきれいな野菊が咲いていたから
俺なりのワビを表現してみようってかんじかなぁ・・・」


レジ近くに置いてあった茶碗に剣山を入れ、野菊を生けた。

「最近、店の売り上げのことばっかり考えていて
ワビの心を忘れてたんじゃないかなぁって思ったわけよ。

どう、この寂しげな野菊。ワビってると思わない?」


ここ最近、HIDEYOSHIとRQの仲は思わしくなかった。
こんなに譲歩しているHIDEYOSHIの姿を見て、
「ワビってない」とは言えなかった。
バイトくんはなんとなく返事を濁らせた。


「最近、RQくんとあまり話してないからさ・・
オーナーであるオレが、
もっと彼を理解して、歩み寄っていかなきゃなぁって思ったわけよ。」


(そうなんです。最近のオーナーとRQくんの険悪さはハンパないんす。
俺なりに推測すると、おそらくは「ワビってるか」「ワビってないか」
この概念が二人の間でズレ過ぎちゃっていることが原因だと思うんです。
この野菊を見て、RQくんが何というやら・・・)


野菊のフォルムを見て喜んでもらえることを確信しているHIDEYOSHIは
どのアングルを正面にするかを考えながら野菊を見ていた。

そんなHIDEYOSHIの姿を見て、一抹の不安を感じているバイトくん・・


RQが店に出勤してきた。店に入ったと同時に目についた野菊。
目は野菊にロックオンしたまま、吸い寄せられるように近づいた。

「何これ?気持ち悪!」

野菊を手に取ると、床にポイっと投げ捨てた。


「ち・・・ちょっとRQくん、何してんの??」

突然の行動であっけにとられるHIDEYOSHI
動揺しながらRQを呼ぶのが精いっぱい。


「今、野菊・・・捨てたよね?」
「あぁ・・ワビってない花が咲いていたので、捨てましたけど・・」



【野菊と秀吉】
ある日、秀吉がしたり顔で野菊を茶碗にさしていた時のこと。
後から茶室に入ってきた利休は、
それを無造作に抜き取って わきにポイと捨てたんだとか。


レジ付近で自然発生する花なんてない。
持ってきて飾ったのは自分だとHIDEYOSHIはRQに話すが、
「ワビってない」の一言で片づけられてショックを隠せない。

そんなHIDEYOSHIの気持ちに
気づいているのか?気づいていないのか?
わざとか?わざとじゃないのか?
気にする様子もなく、バイトくんに仕事の指示を与えるRQ。


「RQくんさ、最近オレがオーナーだっていうこと忘れてんじゃないかな。」
「はい?忘れてませんけど。」
「ワビってるとか、ワビってねぇとか、こだわるのはいいんだけど
最近店の売り上げ落ちてるよね?
売上ねぇのに、ワビってるとかのこだわり 二の次だと思うわけ。」

「すいません。」
「すいませんじゃなくて、具体的な打開策
新しいアイテムとか、売上が上がるような行動を見せて欲しいんだけど!」
「考えときます。」


RQは怒られて機嫌が悪いのか、バックヤードに入る。
そのとき、持っていた手帳から写真を落としていった。
HIDEYOSHIは拾って写真に写る人を見て、一目ぼれしてしまった。

写真を落としたことに気づいたRQが慌てて取り返しに出てくる。
写っていたのはRQの娘“吟(ぎん)”
HIDEYOSHIは紹介してもらえるものだと思っているが、
RQは紹介する気は全くなかった。


「この店で働いてもらおうよ!!
かわいい娘がいたほうが、売り上げ少しでも上がるんじゃない?」
「いやですって。」
「ケチ!!」
「ケチで結構ですよ。
ワビサビもわからないような人の店に、娘を働かせるわけにはいかないので。」


【お吟と秀吉】
鷹狩の際、利休の娘である お吟に出会い、その美しさに一目ぼれした秀吉。
なんとか お吟を自分の側室にしようとするが
利休が断ったんだとか。



「何その言い方!わかりますワビサビぐらい!!」
「そうは見えませんけどね。」

「じゃあ言わせてもらいますけど、
自分の像とか作って勝手に店の前に飾るって、それってどうなのかねぇ??
自分の像だぜ!!!超ナルシだぜ!!

しかもさ、店の門の上だよ!
そんなのさ、オーナーの俺でさえ来るたびに
“うわ~何か見下されてんのかな?”と思って気分悪いんだけど!
偉くなったもんですな!!」


RQはそんなつもりは毛頭なかった。
だが、怒りに火のついたHIDEYOSHIを誰も止めることは出来なかった。


「じゃあ・・どうすればいいですか?
HIDEYOSHIくん、何でも言ってください。
オーナーの言うことなら何でも。」

屈辱を感じながらもRQはHIDEYOSHIの指示を仰いだ。

「じゃぁ・・娘さん・・」
「嫌です!」
「切腹じゃ!!!!」


娘さんを紹介してもらえないだけで切腹の申し渡しはおかしすぎる。
バイトくんは二人の間に割って入るが、もう止まらない。


「わかりました・・・・腹を、切ればいいんですね・・・・・・」

RQは観念して切腹を実行に移す。
言いたいことは全部腹の中に溜めこんで・・・・




RQのいなくなったショップ・・
どんな理由があったとしても、洋服屋が切腹させられることはおかしい。
喪服に身を包んだバイトくんは力なくレジ前で立ちすくんでいた。

自動扉が開く。
入ってきたのはカトキヨマスクことKIYOMASA(内田朝陽)
RQの遺影を見つめながら悲しみをむき出しにしていた。

バックヤードから出てきたHIDEYOSHI。
喪服ではなく、いつもの金ぴかジャケットを着ていた。


「どうして彼が死ななければならなかったのですか!!」
HIDEYOSHIに食ってかかる。


「けじめだ・・・・売上が下がってたんだ!」
「そんなことで・・・」

「オーナー!それ、本当ですか?
本当はRQくんが娘さんを紹介してくれなかったから・・」


自動扉が開き、お客様来店。

「あの、こちらのオーナーの方ですか?
父がココで働いていると聞いたもので・・・」

声をかけてきたのは、以前写真で見たRQくんの娘さん!
ずっと離れて暮らしていた娘が尋ねて来た時に、RQはもういない・・

自分が命じた。でもその事実が重くのしかかり、平静でいられなかった。
店を走って飛び出した。



それから一週間後・・・

「RQくん、みんないなくなっちまった・・・
この店も、もう潮時かなぁ・・・・」

抜け殻になったHIDEYOSHIが一人で店に立っていた。
お客が来店しても、ワビサビが理解できていないHIDEYOSHIは
どの商品を、どのようにコーディネイトさせたらいいかわからずにまごついてしまう。


「ワビってるかどうかもわからないのに、
服屋なんてやめちまえよ!」

客の強烈な一言にHIDEYOSHIは打ちのめされた。


「RQくん笑うだろ。お前が居なくなって不便なことだ・・・」



バイトくんは悲しみをこらえるように街を走った。
今になってRQくんが言っていたことを思い出す・・

「岩や木のように心を持たなければ、都も安住の地なんだよなぁ・・
でも僕には、理想や信念 意思があるから
それを捨て去ることは出来ないんだ・・」


RQくん、俺も理想や信念を捨てることは出来ないっす。
いつの日か、RQくんみたいなワビメンになる、その日まで・・・


おわり。



切腹が命じられてしまいました。
いつまでもワビサビで問答をしてほしかったところですが
仕方がありませんね。

カトキヨマスクが義理堅い!

いいヤツですね。


再出陣、好発進ですね。

茶碗でなく、一輪挿しならワビってた?
花があると和みますね。
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