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都市伝説の女 第3話 後編 あらすじ ネタバレ 釈由美子 長澤まさみ 溝端淳平 洋人 [都市伝説の女]

都市伝説の女 第3話 消えた花嫁…同じ顔の人に会うと死ぬ!?

第3話 後編
月子(長澤まさみ)はウエディングドレスを着て、姿見を見ながらポーズを決めていた。
「やっぱり。絶対似合うと思ってたんだ。
まさか本当にウエディングドレスを着てくれると思わなかった。
よかったぁ~ 実験しようと言ってみて。」

事件を解決するために提案したわけではなかった。
洋人(溝端淳平)はカメラで月子の姿を撮影し続ける。

まず初めに月子が注目したのは、ドレッサーの前に置かれたSomething Four

Something Four(サムシングフォー)とは、結婚式のおまじない。
結婚式の当日、花嫁が4つの物を身に着けると幸せになるという言い伝え。

一つ目はSomething Blue(サムシングブルー)青い物。
聖母マリアのシンボルカラーの青。純潔を表します。
二つ目はSomething Old(サムシングオールド)古い物。
祖先や伝統などを表します。
三つ目はSomething New(サムシングニュー)新しい物。
これから始まる新生活を表します。
そして、四つ目はSomething Borrowed(サムシングボロー)借りたもの。
友人や隣人との縁を表します。

この四つ目のサムシングボローだけがなかった。
洋人はこの前に鑑識で来たときも、一つ足りなかったと記憶していた。
記憶がいい洋人が言うことだから間違いはない。


月子は幸恵に電話をかけ、サムシングボローは何を用意していたのかを聞いた。
サムシングボローは幸恵の持ち物で、コンテストで優勝したときのハサミだった。
そのハサミはまだ幸恵の元に戻っていなかった。


美紀(釈由美子)はウエディングドレスを着て、
3つの小物と、消えて無くなったはさみと共に部屋にいた・・・
考えても、考えても何も思いつかなかった。

月子のケータイにメールが入る。
開くと、洋人と一緒にLOVEのオブジェの前で撮った写真だった。
よく見ると、もうひとりの月子が写っていた。
ドッペルゲンガ―が自分の身にも起こったと思い、月子は驚いたが

「すみません。それ、僕が作ったんです。」

洋人が写真を加工して作ったものだとわかりホッとした。
だが本物を見た美紀の怖さは、今の倍以上かもしれない・・


問題は誰が美紀さんに、結婚式前夜そんな写真を送ったのか?
幸恵のハサミはどこに消えたのか?

そういえば、この部屋に捜査に来た日、
洋人は電気スタンドの横に置いてあった天使の置物の事を気にしていた。
それはどうしてかを聞いてみた。

置物の天使は片膝をついて両手を合わせている。
今ある置物は右を向いていた。
本来ならば、左を向いている天使がもう一体あって、
二対揃って初めて置物として成立する品だった。
神社のこま犬が一つしかないみたいな違和感だった。

この話を聞いて月子は少し考え込んだ。
何かが聞こえたように思えてバルコニーに出てみる。音の方に歩き出した。
建物から少し離れて奥の方に進んでいくと、小さな湖が見えた。

「まさか・・だとしたら私たちが見た美紀さんは・・?」
新宿で美紀を見かけたことが引っかかり、考えがまとまらない。


「あのとき、美紀さんに感じた違和感の理由がわかったんです。」
洋人は違和感を月子の耳元で語った。
話しを聞きながら、頭の中にあったピースが綺麗にはまっていった。



花嫁失踪事件は“家出”だと警察は判断した。が、
月子は丹内と柴山、圭介と幸恵をチャペルに呼び出した。


「もう一人の美紀さんは、存在しました。
厳密にいうと、美紀さんと言ってもさしつかえのないほどよく似た他人。」

洋人はその人をここに連れて来ていた。
姿を見せると、幸恵は美紀だと思い驚く。

「彼女は牧原瞳(釈由美子)さん。美紀さんとは全くかかわりのない他人です。」
「もしかして、私が見たのは・・・?」

幸恵が思いついた通り、LOVEのオブジェの前で圭介と写真を撮ったのは瞳だった。
「このことが今回の不幸を生んだ。ですよね?圭介さん。」



圭介は美紀に一目ぼれをして付き合って、婚約までした後に
美紀と同じ顔をした瞳に出会ってしまった。
美紀は仕事が忙しいし、夜は遅い。土日も休めないので、なかなか会えなかった。
そんなとき、仕事帰りの窓越しに見える料理教室に居る美紀を見つけた。
圭介は思わず手を振るが、中にいる美紀はけげんそうな顔をしてこっちを見た。
美紀とは別人だとわかったが、美紀と違って瞳はおっとりとして家庭的・・
いつしかオブジェの前で写真を撮るほどの仲になっていた。


「美紀は最近ピリピリしていて、一緒に居ても安らげないし・・・」
「それなのに結婚式を挙げようとしていたのですか?」柴山が問うと、
「上司に仲人を頼んでしまっていたから・・・・」
これが結婚を進めた理由・・・


こんな勝手な言い分は瞳も納得できなかった。だから美紀に嫌がらせをした。
もう一人の自分からだと言って、変な写真を送り続けて美紀を追いつめた。

「同じ顔の女と、一人の男を奪い合う気持ち、あなたにわかる?」

何度か会いに行ったこともあるし、自分の存在を見せつけたかった。
式の直前にはオブジェの前で撮った写真を送りつけた。


「式を挙げたら、圭介さんは美紀さんのものになってしまう・・・
その前に自分を知って欲しかった。3人で会って話がしたかった。」

だから式の直前に美紀に会った。そして、3人で口論になってしまう。
冷静さを無くした美紀は、置いてあった幸恵のハサミを瞳に向かって振り回した。
もみあいになったときに、瞳が誤って美紀をハサミで刺してしまった。

瞳は圭介から美紀の服を渡されて、
着替えて美紀になりすまし荷物を持って出て行った。

これが真相だった。


「残念ながら、これは単なる失踪ではありませんでした。」
控室に戻り、月子は説明を続けた。

「美紀さんはおそらく、もうこの世には・・・・」
「違う!生きている!メール見たでしょ?
美紀は瞳の存在に気づき、愛想をつかして自分から逃げたんだ!!」
圭介は懸命に否定した。

「美紀さんのケータイはあなたたちが持ち去った。
生きていると見せかけるためにメールを送った。」


これ以上言い返せない圭介は、
殺されたことが事実だとすると遺体をどうやって運んだのかを聞いて来た。

遺体はドレスを覆う袋に入れて運び出した。
式場スタッフに確認すると、
対(つい)で置かれた天使の置物は、当日にひとつ無くなっていた。

「あなたたちが遺体と一緒に入れたんですよね?
外にある池に沈める重しとして。」


洋人は先回りして池に潜り、遺体を探していた。だが、出てこなかった。
自分の考えは間違っていないと、月子も懸命に池をさらう。


「いい加減にしろ!今お前がすべきなのは、この二人に謝ることだ!」
丹内に言われ納得がいかないが、月子は丁寧に二人に謝った。


丹内のケータイに郷原から連絡が入る。
「例の失踪した花嫁、遺体が出ました。」

遺体は池ではなく、少し遠くにある湖で発見されたのだった。
「郷原、教えてくれ。凶器はハサミか?
それと、天使の置物みたいなのが重りになっていないか?」

「なんでご存知なんですか!?」
遺体は月子が話していた通りの姿で発見された。


月子が言っていた池と湖は同じ水系で、地下でつながっていた。
流れに乗って湖の方に行ったようだ。
柴山は元山岳部だったので、湖についても詳しく説明してくれた。
洋人が池の底をさらって探したおかげで、遺体が湖の方に移動した。

「今、容疑者と一緒に居る。」


圭介と瞳は署に連行されようとしていた。
「瞳さん!美紀さんとはどんな話を?」
月子は残された疑問を解消しようと瞳に問いかけた。

「何も、彼女はひどく興奮していて・・黒いドレスの女が見えたって。」


3人で話しをしようと、式の直前に圭介と瞳は花嫁控室に入っていった。
中にいた美紀は瞳の顔を見てひどく興奮し始めた。
瞳は、黒いドレスの女と間違われて

「私は1人で十分なのよ!!」と言われ、ハサミを振り回してきた。
瞳はそれを避けていた弾みで、美紀の持っていたハサミが美紀を刺した。

黒いドレスを着て美紀と会ったことは一度もなかった・・・


式の直前ではなく、もっと早くに圭介が瞳の存在を話していたら・・

「僕はどうしていいかわからなかったんだ。
同じ顔の人に2度も出会ってしまうなんて・・」

「同じ顔?違うでしょ。」一度見ただけで見抜いた洋人。

新宿で見かけた美紀には、口元に大きなホクロがあった。
美紀にはホクロはなかった。
圭介はホクロの存在に最初から気づいていなかった。

「2人が美紀を追いつめた。黒いドレスの女は、2人が生み出した怪物です。」


月子と洋人は美紀が発見された湖に来た。湖に向かって二人で手を合わせる。
遊園地の時の写真に写っていた2人の美紀。どちらもホクロがなかった。
もしかしたら本当のドッペルゲンガ―だったのかもしれない・・・
美紀は亡くなった。これは伝説達成だと言える。
でも、こんな形で達成されてもうれしくない・・

「会いたかったです。美紀さん、あなたが生きている間に・・・」


前編はこちら
http://pecodiary1.blog.so-net.ne.jp/2012-05-09




もしも、自分とうり二つのもう一人の自分が目の前に表れたら!
子供の頃はこんなことよく考えました。

最近遠くに引っ越しをした友人から
自分そっくりの人が、その引っ越し先にいた!?なんて聞いたりして、
「もしかしたらよく似た自分がいるのかもしれない。」
こんなことを思っていた矢先にこの話。

自分的にとてもタイムリーでした。

でも、あんなにバリバリ働く女性が選ぶ相手には思えませんでしたね。


対ではありませんが、こんな天使ちゃんです。



プロ用ではありませんが、切れ味いいですよ。




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