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都市伝説の女 第2話 後編 女資産家殺人! 400年呪われたダイヤ あらすじ ネタバレ [都市伝説の女]

都市伝説の女 第2話 後編 女資産家殺人! 400年呪われたダイヤ

後編です。

女資産家殺人! 400年呪われたダイヤ

成は食後膳を下げに来た使用人の呼びかけに、部屋の扉を開けた
と同時に月子が成の腕をつかみ、部屋の中に入れてもらった。


事件記者コルチャック(特撮ホラー作品)やムー
最強の都市伝説、小松左京全集完全版、オカルトハンター・・・・
こういうたぐいは大好物!月子の目は輝き、あちこち見まわしていた。

「特別なのがあるから見せてあげるよ!」
奥の方に大事に保管されていた“世界のパワースポットの石”

「わあ!凄い!!でも、肝心な物がない・・・・
人形、ここじゃなかったんですね。」


浮かれたようで、本当のところは調べていたのだった。
何も収穫がなく、成の部屋を出る。
お土産にもらった“マグロの目玉の瓶詰”


出てきた所に功がいた。
「兄が他人を部屋に入れるなんて、初めてです。」
かなり驚いていた。それもお土産まで持っている。
月子は“マグロの目玉の瓶詰”の効能について話し始めたが、
「何を探しているのですか?ここで。」

そんなことが気になるのは功ぐらい。
犯人が早く見つかってほしいと思っているが、家族が疑われるのは耐えられない。
功は外部の人間の犯行だと信じていた。



里美は台所で休憩をしていた。松江は里美のタバコをとがめる。
だが、何度言ってもタバコを止めない里美に

「ここはね、あんたが育った貧乏アパートとは違うのよ。この、ドブネズミ!」
「松江さんだって、奥様のこと嫌っていたくせに!」

育ちのことを否定された里美は松江に盾ついた。
松江の怒りは里美への平手打ちに変わる瞬間に、月子が入ってきた。


「またそんな、チャラチャラした格好をして。あなた、それでも刑事ですか?」

「男子と同じことをしても、通用しないんで。
刑事は男の仕事。女に捜査は無理と思う人、多いんですよ。
でも、男にミニスカートは履けないじゃないですか。
たまに捜査に役立つこともあるし・・・
正直、古臭いスーツ姿が嫌いってのもあるんですけどね。」

女子トークをして、2人を自分の味方に引き込んだ。

「変な娘ね。」松江はポロリと漏らした。
「あ、変ぐらいがいいんです。殺人自体まともじゃないことですし。」

ここはまくし立てるように話した月子の勝ち。
松江は早々に立ち去った。


「ありがとう・・・ケンカを仲裁してくれたんでしょ?」
女同士、ウマが合わないと難しい事が多いのは仕方がないこと・・・

里美は生まれも育ちも貧乏だったので、お屋敷には馴染めていなかった。
「うらやましい。あんたみたいに自分に自信のある人。」
「ないですよ、自信なんて。ある振りしているだけ。」

そう、女性はみんなそうやって頑張っている。


月子は帰りに庭の桜を眺めていた。
「あの、話したいことがあるんだけど・・・」
松江はさっきの月子の話で、心を開いてくれるようになってくれた。

「奥様を殺したのは・・・・・私かも・・・・」


遺体が見つかった人形だらけの部屋で、
松江はさっき話した根拠を説明する。

「憎らしかったんです。奥様、最近里美ちゃんのことばっかり目にかけていて・・
それでつい、教えてしまったの・・・」

合わせ鏡の伝説を教えてしまった。まさか翌日、亡くなるなんて・・・

「いよいよ来ましたか。都市伝説が立証される日が・・」
待ち望んでいたことだったので、つい顔がほころんでしまう。


婦警たちに合コンに誘われていた洋人。まんざらでもない。
「勝浦くん!!今夜また実験するから付き合って!」
月子がOKの返事をしかけた洋人を強引に連れて行く。


安藤は成のネット上の書き込みを見つけた。
削除されていた物を復元させて、内容を確認する。

“目玉大好き将軍”のハンドルネームで母親の悪口を書き連ねていた。
この書き込みで、丹内は成を引っ張ってくることに決めた。


月子は洋人を連れて黒岩家に戻ってきた。
福子が亡くなる前と、全て同じように部屋を元通りにし、
着ていた着物を借りて、何もかも同じ条件にする。
月子は着物に着替え、洋人は部屋にカメラを仕掛ける。
準備は万端。あとは同じ時刻がくるのを待つだけ・・・


真夜中12時ぴったりに合わせ鏡を覗いてしまうと、自分の死に顔が見える。
悪魔が見えるという説もある。

事件当日、福子は松江からこの伝説を聞いて、

さっそく合わせ鏡をして12時を待った。

翌日の朝、
「お前のおかげで、とんでもないものを見てしまったよ。」
鬼の形相で松江につぶやくように言った。
そして、その日の夜に福子は殺された。

ダイヤの呪いに、真夜中の合わせ鏡。
この二つの伝説が事件を引き起こしたのか、を確かめるために同じ条件にした。

真夜中に何が見えるのかを想像して、鏡を覗き込む月子。
どんな変化も見落とさないように、
固定カメラとハンディカメラを準備していた洋人は
ハンディカメラを持ったまま鏡の後ろ側に回り込んだ。

鏡がまた毛せんからずれて斜めに置かれていた。
この歪みはとても気になる。
洋人は真っ直ぐに直そうとしたが、月子にとがめられた。


明かりをけし、ロウソクの明かりだけで12時が来るのを待つ。
合わせた鏡と鏡の間に座る。
部屋に風が吹き込み、ロウソクの明かりが揺れる。
なおも吹き込む風に掛け軸は揺れ、人形の髪の毛がはためいた。
突風にろうそくの炎が消えた。

合わせ鏡の奥をじっと見つめる。
12時まで、あと5秒、4秒・・・
柱時計が12時の時を告げる。
突然の大きな音にびっくりして腰を抜かしてしまった。

月子は懸命に鏡の中を覗きこむ。と、何かが見えた。
「都市伝説キタ!!」
と思ったが、条件を同じにするために所定の場所に座り直した。

「あ!!!!」月子は見てしまった・・・



朝、朝食を食べている大、成、功。松江が給仕をしていた。
里美が食事中の3人のところに丹内たちを通す。
丹内は成を同行させるために来たのだった。

「おはようございます!!」ひょっこりと顔を出した月子。

「呪いのダイヤと、真夜中の合わせ鏡。
二つの神秘が引き起こした事件の謎が解けました。ので、ご報告に。」


「殺された12時ピッタリに鏡に、あるものが見えました。」

ずれていた鏡は、誰かが見せたいものを見せるために故意に動かしたもの。
でないと、ズレを直したのに、またズレているはずがない。

「松江さん。あれを奥様に伝えるために、合わせ鏡の伝説を教えたんですね。
そのせいで福子さんは亡くなった。
だから今度は同じ合わせ鏡で、同じものを見せた。」

「すみません。申し訳ありません・・・功さん・・・」


合わせ鏡に写ったのは、死に顔でも悪魔の姿でもなく
”裏庭で人目を忍んで会う、恋人たちの姿“
それは、抱き合う二人。功に寄り添う里美の姿・・

里美が15歳年上。反対されることは目に見えていた。
だから誰にも内緒で、功の勉強が終わるころこっそりと合っていた。
でも、松江は二人の関係に気づいてしまった。
里美のことをよく思っていない松江は、腹が立って仕方がない。


20年間ずっとこの屋敷で働いてきた松江は、
子育てをあまりしない福子に変わって功を、息子同前に愛情を注いできた。
こんな交際はどう考えてもいいわけがない。と考えて
合わせ鏡の話をしたのだった。

もしかしたら功が犯人かもしれないと思い、警察に話すつもりになれなかった。


「ようやく全部わかりました。」ブローチを手に、洋人が部屋に入ってきた。


なぜブローチを握りしめて亡くなっていたのか?
そこに事件のカギが隠されている。

「ですよね?里美さん。あれも・・あなたが?」

最初の日、割れた花瓶を片付けに来たときに、月子に謝った。
花瓶を落としたのは・・里美だった。
あの日の功と月子は、かなり親密な感じで盛り上がっていた。
嫉妬するのも仕方がない。

「それぐらい功が好きだった。なのに、2人の関係を知った福子は別れを迫った。」

このブローチのダイアは、最近つくられた人工ダイヤだとわかった。
最近では、本物と同じように見えるぐらいに精巧に出来ている。
ダイヤが青いのは“ホウ素”が原因で、赤く光ったのは不純物のせいだった。

普段使いには偽物を使用していたのだと推測された。
事件の後なくなっていた人形が里美の部屋から見つかった。

里美は事件当日のことを話し始めた・・・
あの夜、奥様に呼び出された。

「15も年下の功をだまして、そんなに金が欲しいのかい?
お前が前の亭主のせいで、とんでもない借金背負っていることはわかってるんだ!」

そう言って、手切れ金にとブローチを里美に差し出す。

「これは、奥様の幸運のダイヤモンド・・・」
「ニセモノよ。本物は別のところに隠してあるの。
お前みたいなのに盗まれたらかなわないからね。」

ニセモノでも、売ればそこそこの金にはなる。

「せっかく目をかけてやったのに、
お前は気持ちのひねくれた、性根の腐った最低の人間だ。
ニセのダイヤがお似合いだよ。
二度と功みたいないい子に近づかないでおくれ!」


言われ放題に言われた里美は、怒りを鎮めることができなかった。
側に置かれていた花瓶を手に取り、福子の後頭部目がけて振り下ろす。

強引に渡す途中のことだった・・・
だから、ブローチを握りしめて亡くなっていたのだった。

事件の翌日、里美は本当のダイヤのありかに気づいた。
黒い布で顔を覆われた人形。その眼の中にダイヤがはめ込んであった。

「なぜこれを売って、逃げなかったのですか?」
「なかなか買い手が見つからなくて・・・」

「だましたのか?俺を。おふくろまで殺して!!!」
愛する人が愛する母を殺した。怒りは里美にぶつけられようとした。
柴山がそれを止める。


「臼井里美さん。署までご同行願えますか?」
丹内の言葉にしたがって歩き出す。

「逃げようと思えば逃げられた。でも、出来なかった。
一日でも長く、功の側に居たかったから・・・
だってあなた、桜の下で花びらを空中でキャッチしていた。
あれは“桜の花びらが地面に落ちる前に3枚掴むと恋が叶う”というおまじない。
それで、必死につかもうとしたんでしょう?」

「でも、いつも・・・2枚までしかつかめなかったの・・・・」
さみしそうな顔をして、つぶやくように話した。



里美を同行して車で署に戻る途中。丹内に電話が入る。
「例のあのダイヤ、元は盗品らしい。」

増沢は盗品だと知ってダイヤを買った。
そのときに事故で片目を失って、ダイヤを手放した。
そのダイヤの元の持ち主は、全員一家心中している。

「まさか・・・本当にホープダイヤ!?」

調子に乗ってしまうから、月子にはこの話は内緒にする。

「それに、ダイヤの呪いに惑わされて殺人を犯したなんて、
裁判では通用しないからな。」


「これ持ってると、ゾクっとするんですよね~」
洋人は本物のダイヤが入った人形を気味悪がった。
「優しい人ほど惑わされちゃうからね。」


月子は桜の木の下で、花びらをキャッチ!手のひらに3枚!!!
その手を握りしめたまま、もう片方の手で花びらをつかもうとする。

「あの、拾いすぎじゃ・・・」
「人並みじゃ足りないの。」




オカルト好きの成の部屋にあったのは、全部本物のようです。
さすがに”世界のパワースポットの石”を通販で買うなんて・・
本物ではないはず。


事件記者コルチャック!



長澤まさみを見習って、ミニスカ履きますか!


今の季節なら、着ても違和感ないかも。


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