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都市伝説の女 第1話 前編 転落死…将門首塚の祟り!? ネタバレ リュック [都市伝説の女]

都市伝説の女 第1話 転落死…将門首塚の祟り!?

一時間番組は文字にすると長すぎるので、前編後編に分けます。
ご了承ください。

一話 転落死…将門首塚の祟り!? 前編

男性が、もがきながら落下していく。これは夢?現実??

「都旧跡 将門塚」奥には“首塚の碑”が祀られている。
その“首塚の碑”の前で、血を流して あおむけで、額から血を流している男性。
“首塚の碑”のほうを凝視している。
先ほど落下していた男性と顔が同じ。これはリアルな出来事なのだろうか・・・
男性の腕時計は午後10時45分を指したまま動かなくなっていた。



地下鉄のホームをニヤニヤしながら歩く音無月子(長澤まさみ)
改札で駅員に切符の持ち帰りを交渉。無効印を押してもらい切符をもらった。

二分丈ほどの超ショートパンツ。すらりと伸びた生足は、足の長さを強調している。
颯爽と歩く月子は、警視庁を正面入り口から当たり前のように中に入っていく。
すれ違う誰もが、足に見とれてしまうほど場違いな恰好だ。

郷原祐一(宅間孝行)が、エレベータホール前で
部下の渡辺正康(菅原卓磨)に檄を飛ばしていた。
そこを通りがかった月子。郷原は月子に思わずエレベータを譲った。


月子が向かっていたのは、警視庁刑事部捜査第一課 第七係 丹内班

丹内班には、主任の丹内市生係長(竹中直人)、柴山俊也(平山浩行)、
岩田洋子(安藤玉恵)、安藤満(良知真次)の4人がチームだった。

上着を脱いで腕にかけ、ピンクのセーターがやけに目立つ月子は
普通に扉を開けて入り込む。

「ども。音無月子です。本日着任しました。」
警察手帳を見せながら着任の挨拶をする。

「何かの間違いだろう。行った行った。」
丹内に出て行くようにうながされるが、空いているデスクを自分の場所に決める。

「なんだその恰好は?刑事の格好か?」
「地味・・ですかね?」

話しを理解しているのか?究極のボケ体質なのか?
気にすることなく椅子に腰を掛け、駅でもらった切符を眺めてニヤニヤしている。

「何その切符?」岩田は月子の行動が気になって声をかけた。

「ご存知でしょうか?切符には4ケタの数字があって、
両端の数字が同じなら“両想い”
真ん中の数字二つは恋の成功確率を表すと言われています。」

月子は1941の数字を岩田に見せながら、
恋の成功確率が94パーセントなことを喜んだ。

「運命的な相手に、間もなく出会う。というお告げなわけです。」

有名は切符に関する都市伝説の話。
丹内たちはこんなことで喜ぶ月子のことを、まだ疑っていた。
本当に刑事かどうか・・

月子は書類を柴山に手渡す。「辞令」警視庁巡査 音無月子
・・・・本物だ。


月子はケータイに充電をし、ふと目に入ったデスクの電話を直視した。
みんなは突然動きの止まった月子を不思議に思った。

月子が直視をしていた電話が鳴った。1ベルで受話器を取る。
「大手町で、男性の遺体が発見されました。」

月子、着任早々の事件だった。



大手町の現場に直行する。
仰向けで倒れている遺体は、「ハギノ電工」で働く、藤沢 昌史(斉藤陽一郎)
死亡推定時刻は、昨夜11時前後。
屋上にはそろえて置かれた靴があり、飛び降り自殺だと考えられた。

遺体の側で、鑑識作業をする上司の行動を見ている勝浦洋人(溝端淳平)
上司の片方の襟が曲がっていて、それが気になって仕方がない。
後ろからそーっと襟を直そうと手を伸ばしたとき、上司は不思議な物を見つけた。
ケースに入れ、振り向いて勝浦に渡す。
襟を直しそびれたので、肩を掴んで強引に襟を戻す。

「襟とかよりも、コッチを気にして。」

今は遺体の方が重要なことだった。

郷原は丹内に、この件の処理を任せる。
班の仕事のことは横に置いて、ストレッチ運動をしていた月子。

「この辺は昔からN城を中心として結界が作られた、
最強のパワースポットなんです。
ストレッチをすると、いつもより柔らかくなるという噂が・・・」

洋人はストレッチをする月子に一目ぼれで、目が離せないでいた。
郷原は丹内の部下だったことを初めて知った。

月子は洋人が首から下げていたカメラをのデータを確認する。
洋人は月子が自分に急接近してきたので、ドギマギした。

遺体の顔の向きを確認し、思い出したように現場の道向こうを確認する。
将門塚が目に入った。

「キター!丹内さん。都市伝説が絡んだ事件かも。
この事件、都市伝説が絡んでいるかもしれません。」


丹内と柴山と月子は、「ハギノ電工」に聞き込み。
事務室の窓はカーテンが引かれ、祀られていた。
対応に当たってくれたのは課長の吉田和義(大河内浩)

丹内と柴山はオフィスの異様な光景を気味悪がるが、
月子はためらうことなくカーテンから下を覗くと、
窓のちょうど真下に、平将門の首塚があることを知った。

むかし、この塚を壊して大蔵省が仮庁舎を建てたところ、大蔵大臣が急死。
その後も、大蔵省から死傷者が相次いだので塚が建て直された。
戦後、塚を撤去しようとしたブルドーザーが転倒。
そのときもけが人が出ている。

偶然にしては出来過ぎな事件が相次いだ。


「東京が江戸と呼ばれていた時から、人々に恐れられ続けた・・
これぞ、由緒ある都市伝説の場所なんです。」


ハギノ電工では、むかし 窓からゴミを投げ捨てた社員が大けがをした。とか、
窓からタバコのポイ捨てをした社員の家が火事になった。とか、
いろんなことが起こったので、会長が将門を恐れて
“将門を見下ろして失礼があってはいかん”と窓をふさぐのが慣例になっていた。


「そういえば、遺体も首塚の方を見ていましたよね?」
一緒に付いてきていた洋人が口をはさんだ。

そんなこともあり、藤沢の死も“将門のたたり”が関係していると月子は思っていた。

「そんなことはありません。屋上に靴が置いてありました。」
月子が持論を展開している間に割って入って、丹内が否定をする。

「自殺ですか?彼には本社勤務は荷が重かったかなぁ・・・」
萩野亮一(柏原収史)が入ってきた。
営業部長で、会長の孫。ハギノ電工は同族企業だった。

藤沢と吉田は折り合いが悪かった。
吉田は上司として、藤沢は融通の利かない人と評価をしていた。


この一連の話をデスクで聞きながら、
ケータイストラップのカエルを触りながら見つめている人を月子は見つけた。
関口千穂(内山理名)は、月子と目が合うと、この場から退席。
給湯室で思いにふけっていた。

「藤沢さんのこと聞きました?みんな言ってます。これ、たたりですよね?」
女子社員の間でも噂に登るたたりの話。お盆を下げに来た社員が千穂に声をかけた。

「やはり、みなさんもそう思われますか?」
話しの輪に入りに来た月子。

たたりだと思う理由・・・藤沢は、よく屋上に行っていた。
何日か前には、凄い怖い顔をして降りてきたときに会って、声をかけると
「なんか、声を聞いちゃってね。」と藤沢は話してくれた。
その声はたぶん、将門の声。何度も首塚を見下ろしたので将門に呼ばれた。と
興奮しながら話す女子社員。


月子は“来た!来た!”と興奮気味。
関口はそんな月子の姿を見て、月子の頬にビンタを食らわす。

「何なのあんた。藤沢さんの死を面白がってるの?そうとしか見えない。」



その足で藤沢のマンションに向かった。
洋人は部屋の状況を動画で撮影している。が、つい月子を撮影してしまう。
部屋は、びっくりするほどの綺麗好き。どこも綺麗に整頓されている。
洋人は部屋の小物や本棚などの撮影にかかっていた。
どこも綺麗に整えられているのに、
海外ドラマのDVDだけが乱雑に片づけられていた。

洋人は順番に並んでいない、
逆さまになって並んでいるのが気になって仕方がない。
だれも自分に注目していないことを確認すると、元に戻し始めた。
こういった不揃いが気になって仕方がない、几帳面な性格だった。

並べ直しているときに、月子にバレた。
「順番がバラバラとか、曲がった襟とか、許せなくて・・・」

現場保存が原則なのに荒らしてしまった。慌てて元の状態に戻す。
一瞬見ただけでも覚えていられるほどの記憶力のようだ。

机上に置かれた遺書らしきものを発見。
紙に“さようなら”とだけプリントされていた。


丹内は遺書が発見されたことで、自殺と断定する。
「これは、自殺でも他殺でもありません。たたりです。将門の怨念です。」
月子が反論する。

丹内は激高し、捜査の打ち切りを宣言。
月子に自殺の線で報告書の提出を求める。
もし明日の朝までに報告書がなければ、前にいた場所に差し戻し。

「二度と刑事ができないようにしてやるからな!」
丹内の怒りは本物だった。


洋人は、一人報告書を書いている月子を食事に誘った。
月子の報告書は、やはりたたりの線で進められている。
将門のことを絵に描いてわかりやすくしていた。

「たたりを証明するには、“自殺と他殺”の両面を否定しないと。
社内の女子の方が、よっぽど解っている。
藤沢さんは転勤してきたばかりで、将門公のたたりのことを知らなかった。
そして、首塚を見下ろして怒りを買ってしまった。」

都市伝説なんて、面白がって言われているものもたくさんある。
中には真実もある。それがいろんな事件に絡んでいる。
でなければ、捜査技術の発達した現代で起こる
未解決事件が相当数あるはずがない。

「だから私、刑事になったの。
表には出ていない、この世の不可思議を明らかにするために。」

「僕も好きですけどね。その辺の話・・・」
月子をご飯に誘いたいがために、話を合わせてみたがエセだとすぐばれる。
「今日の事件で気になることが。
上司が遺体から、わずかに付着した“泥”を見つけて・・・」

泥・・・?
月子は少し考えてから、洋人の手を握りしめた。
「何かわかったら、すぐに教えてくれる?誰よりも先に。」

両手を握りしめられて、見上げるような目つきでお願いをされると
断ることなどできない。二つ返事でOKを言う。

「じゃあ、行きますか?」


月子が一緒にご飯に行ってくれると思い喜んでついてきた洋人。
なぜ?なぜ?ハギノ電工の亮一のオフィス!?

月子は亮一にアリバイの確認をする。
その日は、営業部の全員に殺害時間のアリバイがあった。
亮一の家でホームパーティが行われていたからだ。
藤沢以外は全員出席していて、全員夜中過ぎまで家にいた。


「同僚以外に会社の屋上から突き落とす人はいないはず。
これで他殺の線は薄くなってきた。」
亮一に話を聞いたことで、将門公のたたりに一歩近づいた。

話しを聞き終わり、満足げな顔をする月子。
廊下を月子と洋人が歩いているところを、吉田は覗き見ていた。


「ご心配なく。課長も夜中まで一緒に居たと言っておきましたから。」
覗き見ていた吉田の背後から、亮一が声をかける。
吉田はホームパーティの途中で、一人先に帰っていた。
そんなことを言うと、警察に“犯人かもしれません”と言っているようなもの。
それだけは回避させたかったようだ。

丹内に報告書を出すには、まだ証拠固めしきれていない。
捜査が済むまで報告書を出したくない月子は、
腹痛を装って病欠することにした。

丹内にとっての腹痛は、病気の中にはいらない。
着任2日目の欠勤を怒るが、聞いていられない月子は
病院にいることにして適当に電話を切った。



将門公の首塚にお参りをする。作法どおり、2礼2拍手1礼。
熱心にお願いをする人に見えたのか、小栗龍太郎(宇津井健)が話しかけてきた。

「若いのに熱心だね。でも、見かけない顔だ。」
いつもお参りにきているようで、よく来る人の顔は覚えているよう。

「将門公は、我々のヒーローですから。
この辺りでは、ずっと前から庶民のヒーローだったんです。」
首塚に深々と頭を下げながら小栗が語ってくれる。

苦しんでいた関東の人々を解放するために、
将門公は横暴な朝廷の支配に立ち向かって、関東に新しい国を作ろうとした人。


「そこの社員の人は気の毒でしたね。自殺だなんて・・
せっかく、将門公に願いを叶えていただいたのに・・」

将門公が討たれたときに、その首は京の都に晒された。が、
自ら空を飛んで、この場所に帰ってこられたと言われている。
京都から東京まで首が飛んで戻るとは考えにくいが、
故郷に帰りたいという執念がそうさせたのかもしれない・・・


その逸話にちなんで、カエルの置物が置かれるようになり、
いつしか、左遷されたサラリーマンが本社に帰れるようにと願うようになった。
藤沢もそんな一人だった。

藤沢が上司に盾ついて左遷され、最近本社に戻ったことを知った。
ということは、知らずに塚を見下ろして、祟られた訳ではない。
なら、どうして何度も屋上に行っていたのか・・・?

歩きながら考えていた月子は、突然思い出したようにケータイをカバンから取り出した。
じーっと眺めると、メールの着信が入る。


送信者は春樹。
文面は、“北斗七星と鉄の結界に気を付けて”


春樹からのメールを笑顔で読む月子の顔は満面の笑顔。
だが文面が引っかかる。北斗七星と結界?

北斗七星とは、
鎧神社・水稲荷神社・築土神社・神田明神・将門塚・鳥越神社・兜神社
この神社の場所を線で結ぶと、北斗七星の形になる。


将門の怨念を恐れた明治政府は、
その結界を鉄で断ち切るために、山手線を作った。という都市伝説があった。

北斗七星はわかったが、気を付けるの意味がわからない。
山手線の結界が薄れている?
東京の結界が崩れたら恐ろしい事が起こるかもしれない・・

月子は文章のことが気になって仕方がないが、
洋人は、メールの送り主・春樹のことが気になるのと
メールが届く前にメールが来ることがわかっていた月子のことが気になった。

「わかるでしょ?メールとか、電話とか。普通は・・・」
洋人は、普通はわからないものだと思った。
反論しようと月子に話しかけようとしたが、スルーされてしまった。

月子は、春樹のメールを参考にして、将門のたたりを証明することにした。

駆け足でその場を離れる月子。その様子を小栗は物陰から見ていた。



ハギノ電工の吉田が業務中に胸を押さえて苦しみ始めた。
ふらつきながら机にあるファイルをなぎ倒し、机に突っ伏してそのまま動かなくなった。

月子は千穂に話を聞きたくて、ハギノ電工に来ていた。
吉田が倒れたことを聞き“これもたたりかも・・・”と、ふと思った。

席にいない千穂がどこに行ったのかを男性職員に聞くが、
“外部に情報を漏らさないよう”お達しが出ているので話さない。
月子はこの職員の腕を軽く触れ、胸の近くに引き寄せる。


教えてもらった会議室の扉を開けようとしたときに、
ガラスの扉の向こうでは、千穂と亮一がキスをしていた。
この場に入るのはマズイと感じた月子は物陰に隠れる。
キスで満足したのか、亮一が会議室から出て行った。


後編に続く・・・


溝端さんのスカされ方がなんだかいいですね。
都市伝説を知ると、その場所に行ってみたくなります。
都内に近い人がうらやましい・・・

かわいいリュックを背負ってました。



最近の作品でかわいさ爆発なのはこちら!



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