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コドモ警視 第1話 ♯01 ネタバレ マリウス葉 釈由美子 間聖四郎 [コドモ警視]

コドモ警視 第1話 謎はざっくりと解けた!

「森のおかげだよ、サンキュ!!またテストがあったら頼むね♪」
6年2組の教室で放課後、
宮部サチ(香音)が クラスメイトの森(林凌雅)にお礼を言う。

森はモジモジとして話しが出来ない状況を知ってか知らずか
男子がサチを迎えに来た。
サチは森のことを気にも留めず、ランドセルを手に男子の所に走って行ってしまった。


「大丈夫、伝わるはずだ・・・」
森は1月の成績優秀者ベスト5の貼り紙に書かれた
1位 宮部サチの文字を見ながらつぶやいた。



次の日、授業が終わってすぐにランドセルを背負いながら
国光と連絡を取ろうとケータイを取りだした間聖四郎(マリウス葉)
隣の席の北林ユミ(南乃彩希)が声をかけてきた。

「実はさ、前から気になってたんだけど 本当は“好きな人いるでしょ”」

同級生・・・・??好きな人・・・??
体は子供に変わってしまったが、実年齢38歳の間には到底ありえなかった。
そんな趣味は持ち合わせていない。


「そんな人いない。」
「よかった。じゃあ一緒に帰ろ!!」
「申し訳ない。今度スケジュールが合えば是非。」

帰り支度をしているユミに付きまとわれないように告げると、
慌てて教室を抜け出した。

ユミはそんな間の後姿を見つめながら胸をときめかせていた。



間は足早に廊下を歩く。
前から養護教諭の高村香先生(釈由美子)が、
微笑みをたたえながらこちらに向かって歩いて来た。


そんな2人の間を遮るように
6年2組担任の今野敏文先生(浜野謙太)と
美術教師の東原圭一先生(松尾英太郎)が香先生を呼び止める。

2人は香に憧れていて、どちらがハートを射止めるか競い合っていた。
東原先生は、香への気持ちをオブジェにして渡そうとし
今野先生は、食事を誘う。

香はあっさりと二人の申し出を袖にした。


一部始終をみていた間。
大人なのにまるで子供のような先生たちにあきれてしまった。

小競り合いを続ける2人の先生を横目に見ながら
さっさと帰ろうとしたが、今野先生に呼び止められる。

今野先生は間の担任・・振り切って逃げ出すわけにはいかない。



「信じられるか?全部100点だぞ!」
生徒指導室で今野先生は間に話を切り出した。

宮部サチのこれまでの成績表を見せながら
カンニングが行われていたかもしれないことを説明する。

確かにおかしい。
これまで成績がずーーーっと悪く、グラフは低空飛行していた。
ここ数か月、突然100点ばかりが続いている。
こんなブレなく100点を取れることが信じられない。


これを放っておけばクラスの治安は乱れ、学級崩壊!!
「プロの刑事であるお前に、捜査をしてもらいたい。」

今野先生の本当のもくろみは
事件が解決できたら、香先生に良い所が見せられること。
香先生が自分になびいてくる妄想をして悦に入った。


クラスのためというよりは、今野先生のため??
子供じみた事件を解決しているヒマはない。
断りをいれて帰ろうとした間。

「あ、そ。じゃあいいんだな!
お前がそこそこいい大人なのに、正体隠して小学校に来ているってこと
バラしちゃうけど・・

もしかして、こんな小学生レベルの謎も解く自信がないということか??
なら、しょうがないけど・・・」
今野は挑発するように笑みを漏らしながら間に話す。


「私はこう見えても本庁の警視だ。バカにしないでいただきたい!」
間は今野に凄んだ。
迫力に押されてビビってしまった・・・本当なら、間は今野の8歳年上・・


「いいでしょう。この事件、私がわざわざ解決して差し上げましょう。」




コドモ警察レジェンド・ドラマシリーズ

私の名前は間聖四郎。本庁のエリート警視である。
だが、犯罪組織レッドビーナスが使用した謎の毒ガスによって
子供の体になってしまった。
素性を隠して小学校に通っていたが、担任の今野に正体がばれてしまい
やむなく、学校内の事件を捜査させられることに・・・

次々に起こる校内の何事件を解決し、本庁の捜査会議に遅刻せずに行けるのか?
今日も私の背中に、警察官僚としての責務と重いランドセルがのしかかる。






コドモ警視 1話 ♯01

今野と間は、現場(教室内の宮部の席)に急行。
今野先生はこれまでの状況を説明し、カンニングの証拠らしきものを提出した。
細長い紙に暗号のような文字が書かれているが、証拠とは断定できない。

手がかりはこの紙だけ・・・


(これは単純な暗号のトリックだ。
私の推理が正しければ、
この事件は宮部の単独犯ではなく、共犯者がいるはずだ。
探し出す方法は・・・・一つだけある!!)

「謎は、ざっくりと解けた!」
頭の中で状況を加味し、答えをざっくりと引き出した。

今野先生に指示を出す。
「宮部の筆記用具を調べる。」「宮部と同じペンを持っている人物を探す。」
(もしいれば、それが共犯者ということになる。)
宮部と共犯者を取り調べれば、謎は解けるはず。



「どこか痛いのですか?」
「はい、頭がちょっと・・・クラスの事件のことで・・」
「またですか?間さん。」

保健室、カーテンで仕切られたベッドでぼそぼそと声が聞こえる。

「頼む、協力してくれ。」

高村香先生は、間直属の部下だった。
クラスの事件に本庁の刑事を使うことに抵抗はあったが、
先生という肩書を持つものの協力が必要だった。

「あなたは早く本庁の事件に戻っていただかないと。
レッドビーナスから電車の爆破予告があったと報告が・・・」
今は特殊捜査課が追っているヤマだが、間の力も必要だった。

クラスの事件とレッドビーナスの事件・・
天秤にかけるまでもなく大事な方は分かっていた。


「君が、あのバカ担任のことを受け入れてくれれば
私はこんなことをしなくても済んだのに・・・・」
つい、口から出てしまった。

「それだけは・・・絶対にイヤよ!!!」香は断固拒否をする。

「この事件を解決しない限り、本庁には戻れない。」
ランドセルを肩にかけ、保健室を出ようとしたとき・・

「待って!もし私が本当にそうしても、あなたは平気なの・・・」
「よせよ、子供じゃないんだから・・・」

香の心を知ってか知らずか、捜査のためには非情になれるのか・・
間はクールな感じを崩さない。



次の日の放課後、サチは一人だけで抜き打ちテストを受けた。
「こないだのテストで全教科満点のお前なら簡単だったはずだ。
カンニングしたんでなければな!」

「はあ?私がズルをしたって言うの?」
「その通り。共犯者はズバリ、森くんだ。」
教室の引き戸を勢いよく開け、間がサチに引導を渡した。

森は別室ですでに取り調べを受けている。
香先生と東原先生は、森に自白を促した。

香は事件を早く終わらせて、間を本庁に行かせたいと思い、
東原は香を困らせたくないと思う。
すれ違っているが、利害は一致?

なかなか口を割らない森と宮部・・


香は、宮部と森が持っていた同じペンを取出し
証拠品だった細長い紙を巻きつけた。
間は今野と宮部の目の前で、長細い紙を
宮部と森が持っていた同じペンを取出して巻きつけた。

巻きつけると、こないだの数学のテストの答えが読み取れた。


この方法は“スキュタレー”といい、古代ギリシャ人が考え出した方法。
棒に巻いた紙に横書きをすれば、文章が暗号化される。
ただし、この方法を使うには“同じ太さと長さの棒を持っていないといけない”
同じ種類のペンを持つのと同じ。


今野先生は宮部のテストを採点しに職員室に戻った。

「私が今回のテスト、満点取ったらどうする?」
森がこの場にいない限り、満点を取るのは不可能・・・
間は自信を持って「ありえない」と返した。


「間ってさ、なんでこんな警察みたいな真似してんの?
あんたってさては・・・・ヒマでしょ??」


話しをしているところに、今野先生が血相を変えて戻って来た。
テストの結果は・・満点!?そんなことはありえない!!!

森は容疑を否認し、テストは満点。
明らかに黒に近いグレーだが、これ以上追及出来なかった。

森が掲示されている「森」と書かれた習字をガン見していることに気づいた。




子供の姿になってからも、お忍びでバーに行く。
内密な話し合いや情報収集をするのに丁度いいからだ。
バーのマスターも心得ていて、子供の姿だが受け入れてくれていた。


間はシャンパングラスに炭酸系のジュースを入れて飲んでいた。
お酒を受け入れられない体だが、雰囲気を味わっていた。

気になるのは学校の事件の方・・・
トリックを解いたのに、事件は解決しそうにない・・・


「相当難しいヤマらしいな。」
間の窮地を小耳にはさんだ大沼茂ことデカ長(鈴木福)が
バーに顔を出してくれた。

本庁の中ではちょっとした評判になっている。
間は本庁の重大事件より、クラスの事件が気になっている。と・・


「大人として、警視として悔しいんです。」自分の気持ちを吐露した。
「まあ、同じところを見ていたら事件は解決できんぞ。」
デカ長は間の気持ちを丸ごと受け止める。

「犯罪というのには必ず背景があるものだ。
よくいうだろ?“木を見るな、森を見ろ”ってな。」
デカ長のアドバイスを聞き、森君ならよく見ていたことを話した。


「“森を見ろ”っていうのは、森っていう名前の人を見ろって言うことじゃない。
“物事を引いて見ろ”っていうことだ。」

間は、森君が掲示されていた習字をガン見していたことを思い出した。
掲示されていた習字・・・・!!!!


「そうか!
ありがとうございますデカ長!!あなたはさすがだ!」
間は慌ててバーを飛び出す。

「まったく、真っ直ぐな野郎だぜ。バカが付くほどな。」
ブランデーグラスに入れられたウーロン茶をなめるように飲みながら
デカ長はつぶやいた。



夜景の綺麗な高層マンションの一室。
真っ赤なバスローブに身を包んだ間は、事件を解決に導くために作業をしていた。
ソファに置かれたランドセルだけがミスマッチ・・

(事件には必ず背景がある。か・・・
この数式の答えが、その謎を解いてくれるかもしれん・・・)


捜査会議を欠席したので心配した国光信(勝地涼)が連絡をくれた。
だがこのタイミング、なぜかいつも邪魔でしかたがない・・

思考を中断した間はいら立ってペンをノートに投げた。
数式の答えの部分に止まり・・・・!!!!

「わかったぞ!森君が彼女に本当に伝えたかったことが。」




「何度抜き打ちをしても同じだよ。どうせまた満点だって。」
サチは余裕で何度目かの抜き打ちテストを受けた。

「お前のテストの採点が終わったぞ!」
今野先生は宮部に答案を見せた。100点満点中、10点。

サチは慌てて掲示されている習字を見に行く。
だが、掲示物はすでに間がでたらめに貼り直していた。


抜き打ちテストは四択問題。
出席番号の下一桁で答えが分かるように森が細工をしていた。
普段のテストと、抜き打ちテストでは方法を変えて・・

でも、森君はなぜそこまでして答えを教えようとしたのだろうか・・


森が教室に入ってきた。宮部は使えない森のことを怒る。

「あんたのせいよ!嫌だったら初めから断ればいいじゃん!」
宮部は共通で持っていたペンを森に投げつけた。


サチは森の送っていた暗号を解けていなかった・・・

長細い紙を巻きつけて答えを見るとき、ひとつだけ謎の数式があった。
128√e980
この数式を解くにはペンが必要で、
ペンで数式の上半分を隠すと「I LOVE YOU」の文字に変わった。

これはカンニングペーパーではなく、森君からのひねりすぎたラブレターだった。



「“木を見るな、森を見よ”
目先のテストの答えより、森君の気持ちをわかろうとしなかった。
それが君の最大の間違いだ。」

愛の告白を受けていたと知ったサチ・・・
「森君・・ごめんね。気づいてあげられなくて・・
森君、これからも一定の距離感を置いて友達でいようね♪」

「これからはちゃんと勉強します!」
大急ぎで帰り支度を済ませたサチは、さっさと帰ってしまった。


大人たちの甘酸っぱい期待と、森君の心を打ち砕き 事件は解決した・・・


・・・・ん??まだ疑問が残っている。
「森君はどうしてテストの答えを知っていたのか?」

それは・・
「今野先生が翌日のテストの答えを教卓の中に置いて帰っていたから。」

これは明らかに今野先生のミス・・

香先生にいいところを見せようと思っていたのに
逆に恥じをかいてしまった・・・



解決させてみると、時間の無駄だと思わせる事件だった。
「今日の捜査会議には間に合いませんよ。」
「いや、まだ急げば何とかなるさ。」
「負けず嫌いなんだから。まるでコドモね♪」
「ああ、見ての通りだ。」


急いで国光に連絡を入れ、本庁へと急ぐ。
慌てて歩く間の姿を見つけたユミは、いつ見ても大人っぽい間に見惚れていた。

「あんなに急いでいつもどこへ・・?」



コドモなのにカチッとした服装なだけでも萌気分なのに、
バスローブを着せる!!?
犯罪的な姿を見られるだけでも、この作品をお勧めします(笑)


現実的には、肌触りのいいものを選んでしまうものですよね。

今話題のジューサーで、お酒の代わりにジュースはいかが?




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