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信長のシェフ 第1話 ネタバレストーリー 玉森裕太 志田未来 ネタバレ [信長のシェフ]

信長のシェフ 第1話 「平成のシェフが戦国時代にタイムスリップ!?」
このお話しは分割して載せています。
こちらは第1話の2/2 後編です。


第1話 2/2 後編 「平成のシェフが戦国時代にタイムスリップ!?」


ケン(玉森裕太)は捕えられ、夏(志田未来)は解放された。
家に戻った夏。荒らされた部屋の中で、散らかされたケンの料理を見つめる・・・



城に運び入れられる食材の管理は織田家料理頭の井上恭之介(きたろう)
女忍者の楓(芦名星)が城門から荷車の近くに躍り出て、刀を抜いた。
荷物に突き立てようとしたとき

「待て!!!」荷車に隠れていた夏が姿を見せた。



地下牢に入れられたケン。
「おい!生きているのか??」
身分の高い人が着る着物を着た男が声をかけてきた。

「おぬし、記憶がないのだってな。
本当は首を取りに来たんじゃないのか?お館様の。」

「違う!俺はタイムスリップして!!!
ずっと先から時間を飛び越えて、400年以上先の平成って時代から来たんです!」

「おぬし面白いな。生き延びたら続きを聞かせてくれ。」
男はケンの目的を探りに来ただけで、助けるつもりはなかった・・



ケンは織田信長(及川光博)の所に引きずり出された。
(織田信長・・俺はこの男を知っている。
この先どんなことをして、どこで命を落とすのかを知っている。)
信長の顔をまじまじと見つめながら、心の中で呟いた。



信長が天下統一を目前にして、家臣の明智光秀の謀反により
本能寺の変で命を落とすのは14年後のことである。


(しかし、それは口にしてはならない・・・口にしたら、俺は殺される・・・)

「おぬしが何者なのか?どこから来たのか?そんなことはどうでもいい。
わしは前に進むのじゃ。今日は昨日より、明日は今日より・・
古いしきたりに縛られるなど、まっぴらごめんじゃ。」

信長はケンに話しをしながら気配を感じた。
森可成が今しがた側に来たのだと気付くいた。
信長はすぐに可成を呼びつける。
可成は荷物の中に紛れて城に入り込もうとした夏を、信長の前に出した。


城に忍び込むと言うことは、命を賭けた行動だった。
命を賭けて助けたいと思う夏の気持ちを、信長は不思議に思った。

「信長さま、ケンを殺さないでください!!
ケンが作った料理を、一度召し上がって下さい!」
土下座して頼む夏。

可成は夏が隠し持ってきていた包丁を信長に見せる。

「それをケンに使わせてやってください。」

「俺がお前用に特別に打ったものだ。」ケンにそっと囁いた。



「よかろう。おぬしの心をそこまで打った、こやつの力を試してみたい。」


「お前の刀だ。これで戦って生き抜いて見ろ ケン、いざ参らん!」
夏は可成に返してもらった包丁をケンに手渡し、励ました。



信長直々に調理場まで連れて来てもらう。
「井上、この男と料理勝負せよ!ただし真剣勝負じゃ。負けた方は殺す・・・」

料理で生き死にの話をされ、井上恭之介(きたろう)は動揺した。
得体のしれぬ若者との勝負に命を賭ける・・・・?


「武士は、戦場では常に生きるか死ぬかじゃ。
おぬしら料理人だけが城で安穏としていては指揮が下がる。

生き延びたいのなら、美味いものを作れ。」
信長より宣言されると、勝負するよりほかになかった。



「題目は今が旬の“鴨” 今からここは戦場じゃ!心してかかれ!!」
可成より開始の言葉が発せられた。

井上はさっそく鴨肉と長ネギ、ニンジンの用意を下働きの者たちに指示する。
ケンの助手は夏。

「いざ参らん、戦国のキュイジーヌ!!」

夏の打った包丁を手に取り調理を始めた。
(この刀と自分の腕、信じるものはそれで十分。)



出来上がった料理を披露する。
まず井上が「天下一鴨の汁」と名付けた汁椀を差し出した。
鴨肉をつみれにし、金箔を散らした汁だ。

次にケンが「真鴨のロースト 柿のピュレ 栗と野生のキノコ添え」を差し出す。
長方形の平皿に、描くように料理が並べられていた。
信長は箸を進めながら眉をひそめ、
箸が動くペースが速まり、瞬く間に平らげた。

「名前は奇天烈。皿の中に山の物を添えて一緒に食う・・美味い!
美味い、実に美味い!!」
信長はとても喜んでくれた。



刀を手に取ると、ケンの前に投げてよこす。
「井上を斬れ。何をしている?早く斬れ!!」
「出来ません・・・・」

ケンの行動にがっかりし、信長がケンの代わりに井上を切ろうと刀を抜いた。
井上の前にケンが立ちふさがる。

「お前も私の前に立ちふさがるか・・ならばお前も斬る!」
信長がケンに刀を振り降ろそうとした。ケンは逃げることなくその場に立つ。
切っ先はケンのノド近くで止まった。

「なぜ避けぬ?」
「俺には利用価値があるから。
あなたは利用価値のある人間を斬るような人じゃない。」

信長のことは歴史で知っている。
歴史が間違っていなければ、信長という人物のことは理解しているつもりだった。


信長は後回しにして残していた謁見、
南蛮からの客を城に招き入れることを決めた。

「利用価値とやらを見せてもらおうか。
その価値がなかったときには、その場で斬る。」






首が繋がった・・・
後ろ手に縛られたまま、夏と城を移動する。

少し余裕が出てきたケンは、夏が男の格好をしている理由を聞いた。
夏の家は、親の代からの刀鍛冶。
鍛冶は男の仕事で、火事場の女神は嫉妬深いので女人禁制だったのと、
戦乱の時代に女でいると何をされるのか分からなかったからだった。

「そっか・・夏さん可愛いもんね。」
「何言ってんだ!!俺は男だ!これからもずっと男だからな!!!」

男の人に突然可愛いと言われ、夏は焦った。
楽しそうに話す2人を見ていられない秀吉は、今置かれている状況を再確認させる。

「明日、南蛮から来る客っていうのはな、ルイス・フロイスだ。」


ルイス・フロイス
1563年に来日したポルトガル生まれの宣教師。



秀吉は、フロイスは布教に来たのではなく、この国の乗っ取りに来ていると睨んでいた。
そのことをケンに言い含め、
お館さまが南蛮人にバカにされるようなもてなしをした場合、命がないことを念押した。



牢に戻されたケンと夏。そこに、また男が現れた。
「おぬしの作り話の続きを聞かせろ!」

信じてもらえないのなら、話してもムダ・・これ以上話す気はなかった。

「次もまた生き延びたら、おぬしは不思議な力と運を持つ男っていう訳だ。
今度会ったら信じてやるよ!」
捨て台詞を残して男は出て行った。
男にこう言われ、この時代に来てから起こる不思議なことを考えた。
男の言葉が合っているなら、不思議な力で生きながらえるかもしれない・・
ケンは変な自信を感じた。



ルイス・フロイス(ダニエル・カール)は秀吉に連れられ、楽市を見物する。
フロイスは楽市よりも、道端に捨てられた仏像の方が気になった。
これは、信長が神も仏も信じていないことの表れとして命じたことだった。

「フロイス殿、間違っても信長さまに説教などせぬことじゃ。」
秀吉はくぎを刺した。



調理場で、ケンは何を作ればいいのかを考えていた。
献立が決まるまで、調理は始められない・・
井上は神に手を合わせ、ケンの失敗を願っている。

(信長は、この宴で一番得たいことは何だ?俺に何を望んでいるんだ??)


「美味い物だったら、何だっていいんじゃないのか?
親兄弟と別れてこんな異国の地に来ちまって、さみしい思いしてんだからさ。
せめて美味いもんでも食わせてやんないとな!」

夏が言う、この言葉で思い出した。
フロイスは確か・・若い時に故郷を離れてから一度も帰っていなかったはず・・


「作り上げて見せる!最高の料理を!!いざ参らん、戦国のキュイジーヌ!」
ケンが料理を、夏は火を管理して作り上げた。



信長はフロイスより献上された「金平糖」を口にする。
その返礼として、ケンの料理を差し出した。


「何もないが、ゆっくりと召し上がられよ。」
信長がケンの差し出した汁椀のふたを開ける。

「棒ダラと大根の葉とレンコンのポタージュです。」
ケンが料理名を告げ、信長は汁椀の中を見る。
あまりに質素な料理に信長の顔色が変わった。


フロイスは一口汁を飲み、「カルドベルレ・・・・」とつぶやいた。
(ポルトガル料理で“緑のスープ”という意味)
棒ダラを口にして「バカリャウ」とつぶやき、涙をこぼした。

「心に・・・沁みます・・・・」

「“バカリャウ”は南蛮でタラの塩漬けのことです。
この料理にはそれに似た棒ダラを使っています。」
フロイスの言葉を聞いて、ケンが料理の説明をした。


「申し訳ございません。すこし故郷を思い出してしまいました。」
「故郷か・・フロイス、いかなる理由で日本へ渡って来たのか?」

「日本に救いの道を教えるためでございます。
このところ、心が揺れておりました・・・・
この料理を頂いて、旅立つときの母の言葉を思い出したんです。
“どんな困難があっても、あきらめてはいけない。
どこにいようとも、そこがあなたの故郷です。
故郷の人たちのために働かせていただくのですよ“と。
私は、この教えを守ります。」

信長はフロイスと話し、気持ちにウソ偽りがないと認めた。

「お願いがあります。宴の最後に金平糖をつかってもう一品作らせてください。
お二人の有効の証として、金平糖を咲かせて見せます。」


ケンは金平糖を水に溶かし、水あめを作った。
茶筅の先に水あめを浸し、高く上げて振った。
飴が糸を引きながら固まり、キラキラと舞い落ちる。
この幻想的な様子に全員驚いた。

「金平糖 友好の花仕立てです。」
出来上がった綿あめの上に金箔を散らして差し出した。
口の中で一瞬にして溶けてなくなる金平糖に2人は驚いた。




「ケン、わしがなぜフロイスを喜ばせよと言ったかわかるか?」
宴は終わり、橋の真ん中で信長がケンに尋ねた。

「彼の本心が見たかったからじゃないですか?
喜怒哀楽には人間の本心が出ますから。」

ケンは知っていた。
信長がフロイスの目的が布教か乗っ取りかを謀っていたことに・・

「彼の本心を引き出すことが、自分の役目だと思いました。」
「喜怒哀楽の喜びではなく悲しみを導き出すとはのう・・」
「悲しみの方が喜びより本心が分かりやすく出るのかなぁって・・・」



信長はケンを気に入った。
「おぬしは今から料理頭じゃ。おぬしはわしの物じゃ。
わしから離れるときは死ぬとき。わしは毎日新しい美味い物を食したい。
己がすべきこと、わかるな?」

「自分が何者かもわかっていないし、この時代の人間でもない。」
ここに留まってもいられないので断ろうとした。

「わしとて同じ。わしもこんな時代で留まってはいられないのだ。
時代を変えるのじゃ!よいな、付いて参れ!」

「・・・・・・はい。」
信長が先の時代のことを語る。
その姿にカリスマを感じたケンは、「ノー」とは言えなくなっていた。


「褒美じゃ、夏という男にくれてやれ。おなごが喜びそうじゃのう。」
信長は褒美として金平糖をケンに下賜してくれた。



城に戻ると牢で話しかけてきた男がケンを待ち構えていた。
「信じてやろうじゃないか、おぬしの話。
ずっと先の時代から来たと言うことは、
今ここに生きる人間たちが、この先どうなるか知っていると言うことか?」

ケンは言葉に窮した。
その様子を見て「知っている!」と判断した男は、ケンを問い詰めた。

「織田信長は天下を取れているのか?」
何も話さないが顔を見て天下は取れていないと判断する。

「わしは先の時代に名前を残しているか?
・・・まあいいか。何が起きるかわからないから人生楽しい。」


「あなたは?」
「わしは、明智光秀(稲垣吾郎)」

「明智光秀・・・・織田信長を殺した男・・・・」



時は満ちた・・・
信長は戦の準備を秀吉に急がせる。この戦にはケンの名もあがっていた。


ケンは夏に金平糖を渡した。夏は喜んで食べている。

(俺は信長のシェフとなった。
自分が何者かも、なぜここにいるのかもわからない・・
でもやるしかない。今は料理人としてこの戦国時代を生き延びるしかないんだ・・・)





料理の腕のおかげで命を落とさずに済みました。
現代に生きる日本人なら、一度は合ってみたい人物ですね。
織田信長のそばで、何を学び、何を得るのでしょうか?
ケンのこれからが楽しみです。

玉森裕太さん、思った以上にハマっているのと
稲垣吾郎さんの曲者度合がいい感じですね。


ツンデレ玉森くんを見るならコレですね。

PCしていてキーを押す手が震えたことありませんか?
カンタン寒さ対策に手袋もいいですが、電気で暖かですよ。


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