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戦国鍋TV 2期 シーズン2 ヘアアーティスト 毛利 ♯5 最終回 滝口幸広 ネタバレ [戦国鍋TV 2期 シーズン2]

戦国鍋TV 2期 シーズン2 ヘアアーティスト 毛利 ♯5 最終回

毛利元就 1497〜1571年
中国地方ほぼ全域を支配下に置いた
戦国最高の知将と評された戦国大名である。


毛利に押され
滅亡寸前の尼子家は
富田城に立てこもって
頑強に抵抗した。
元就は兵糧が尽きた頃を見計らい
「逃げるものは追わない
降伏するものには
寛大な処置をする」
と発表し 結束の乱れを誘い
簡単に落城させたんだとか


「毛」

一本の毛は簡単に切れるが、三本切るのはかなりの決意がいる
それを可能にするのがヘアアーティストである。

彼の名は MOTONARI MOURI 毛利元就
まだ名もない新人美容師である。

そんな彼は無謀にも、その身を投じたヘアサロンこそ
HARUHISA AMAGO 尼子晴久(尼子派NO.1)
YOSHITAKA OHUCHI 大内義隆(大内派NO.1)という
中国地方屈指の有名美容師を2人も要する人気店「Aki style」であった。

尼子派と大内派がしのぎを削る、
このヘアサロンと言う名の戦場で、毛利元就という男は生き残ることはできるのか?

これは一人の新人美容師、毛利元就という男が謀略の限りを尽くし、
ヘアサロン毛利を立ち上げ、
中国地方NO.1ヘアアーティストに成り上がるまでの物語である。






ヘアアーティスト 毛利 ♯5 最終回


「国久は、一身上の都合により この店を去ることになった。」

尼子晴久(寿里)は、朝礼でみんなに話をする。
そこで、別の店で美容師として修行させていた
晴久の息子、義久が代わりを務めることになった。

YOSHIHISA AMAGO 尼子義久(1540-1610)通称ヨシ

「よろしく!ヨシって呼んで下さい。」

含みのある感じがするが、
爽やかな笑顔を振りまきながら深く頭を下げて挨拶をする。

現状、この店の店長は晴久だが、
晴久は長年の美容師生活で、ハサミを持つ指と指の間が痛くてしょうがない。
今後は店長を義久に任せる宣言を出した。

普通に考えたら、店長になるのは晴久の次にテクニックを持つ人のはず。
該当者は毛利元就(滝口幸広)しかいない。


店のスタッフ達は、元就でないことに反発していた。
ここは元就が怒る場面のはず・・
なのに、平然とした顔で立っている元就に
スタッフ達は、自己主張をするようにうながした。


「俺は、晴さんの思うようにした方がいいと思う。」

晴久の発言を容認するような発言で、スタッフ達は不思議に思った。
それは、元就は店に働き始めの日に
“日本一のヘアアーティストになる”と目を輝かせて言っていた。
この発言と矛盾している。

スタッフB(北代高士)は元就の輝きを見て、ついて行こうと決めたのだった。

「スタッフB、そんなんだから
あんたはいつまで経っても客に雑誌を運ぶことしかできないんだ。」


元就に辛辣な事を言われて傷ついた。
「いいの。いいの、いいの、いいの!!!
僕は、あんたに会って“天賦の才”ってやつを目の当たりにした。
そして決めたの!
僕は、あんたみたいに才能あふれる美容師が担当する客の席に、
死ぬまで雑誌を運び続けようって。
それもまた、美容師の生き方だって!」

「それじゃ 俺はお前が切った髪を、掃いて集めることに人生を捧げるよ。
それもまた、美容師の生き方だ!!」
スタッフC(小谷昌太郎)も、スタッフBと同じように
元就について行くと決めていた。


「とにかく、2人の気持ちは嬉しいけれど
俺はこの店の店長になるつもりはない。

さあ、そろそろ開店の時間です。
新店長と共に、今日もがんばりましょう!」

元就は2人の気持ちを踏みにじり、それでも晴久について行く発言をした。
晴久と義久は、このことを当然と受け止め
スタッフたちは、元就の真意を推し量っていた。


義久は快調にお客とトークする。
話題は“自分が店長に就任”したこと。
入店1日目にして自慢トークをする義久は、着々と地盤固めをしていた。
スタッフたちはイラつきながらも見ているしかなかった。

義久はカット終わりにお客にアイスを手渡す。



「ヨシさん。さっきのあれ、何ですか?」
義久に話しをしようとスタッフBとCが義久に話しかける。

義久が何かに巻き込まれたと思い、晴久が話しの間に割って入った。

「おいおいおい、どうした?」
「ヨシさんが、お客様に勝手にアイスあげてたんです。」
「あのな、家の店はおしゃれなヘアサロンなんだよ。
近所の子供を相手にしている理容室じゃねぇんだぞ!」

スタッフBは、何でもすぐにチクる小学生みたいな感じで話し、
スタッフCは、カツアゲするヤンキーのように息巻いてヨシに迫った。

当の本人ヨシは、
コミュニケーションの一環だと笑顔で話す。


スタッフCはたまらず
「晴さん、俺はやっぱり店長は毛利の方が・・」と進言しかけるが
「勝手なことを言うのは止めてもらえますか。」
元就はスタッフCが話し終える前に言葉をさえぎった。


元就は本当にこのままでいいと考えているのか・・?

「仕方がないじゃないですか。
僕は今日でこの店を辞めるんですから・・」

初めて聞かされた晴久は驚いた。
元就は義久が店長になるのを認めると言ったはず・・

「僕の店じゃないんで、誰が店長であろうと特に興味はありません。」
涼しい顔で当たり前のように元就は淡々と語った。

「毛利、あんたこの店を辞めてどうするつもりなの?
あたしは?あたしはいったいどうなっちゃうの??
ねぇ、あたしは?
あたしはいったい誰が担当する客に、雑誌をはこべばいいのよ~~」

スタッフBは元就にすがりつきながら問い続けた。

「じゃあ、俺は?誰が切った髪を取ればいいんだ??」
スタッフCは放心した状態で、誰かに話すでもなく話す。


「それは、自分たちで考えてください。
僕はこの店の隣のビルのテナントを手に入れたんで、
自分の店を開きます。

あ、ちなみに店の名前は“ヘアサロン 毛利”です。」


元就は「Aki style」にケンカを売った。
晴久は流出を恐れ、スタッフたちに脅しをかける。

元就について行けば、業界で生きていけないようにする。

この言葉は呪いの呪文のようにスタッフたちを苦しめた。

怒っている晴久のことを完全に無視して

「いろいろとお世話になりました。」元就は晴久に頭を下げて挨拶をする。
店の扉近くまで出て行きかけるが

「あ、ちなみに僕は ついて来ようが来るまいが、責めたりは致しません。
自分たちの意思で決めてください。
仮に今、残ることを選択したとして、
後々 僕の店に来たいと言えば、それはそれで歓迎いたします。」


「では、お互い頑張りましょう。」
元就は晴久に握手を求める。
晴久はこの握手を受けることは無い。わかっていてワザとしたこと・・

元就は「Aki style」を辞めた。


「おのれ毛利め、何がヘアサロン毛利だ!!
中国地方NO.1を誇る我々は、絶対に・・・」

元就への怒りは晴久の血を逆流させた。
恨みの言葉を吐いていた時に、心臓を押さえて崩れ落ちた。


尼子晴久・・・死去

来たばかりの義久は後ろ盾になってくれていた父を亡くした。
不慣れな土地で、頼れる者はいなくなった・・・

「オヤジ!!オヤジがいなきゃ
ウチの店で、カットとかカラーとかパーマとか・・
出来る美容師が一人もいなくなっちゃうよ!!!

オヤジ!!!!」

店の中に義久の叫び声だけが響き渡る・・・


こうして尼子、大内の力で長期に渡り
中国地方NO.1の美容室の座を不動のものにしていた「Aki style」の歴史は
幕を閉じることになった。




One year later

「Hair salon Mouri」では、元就がスタッフを集める。

「いいか、一本の毛は簡単に切ることができるが
三本となると、切るのにかなりの決意がいる。
それを可能にするのが、ヘアアーティストというものだ。解るな?」

スタッフと思しき人は、高校生・中学生・小学生の男の子たち。

一人ずつ、ハサミを渡す。

後に、毛利の思いを継いだ3人の息子たちが
立派なヘアアーティストに成長した。とか、しなかったとか・・・

The END



戦国鍋TVの2期、終了・・・
最後は「ヘアアーティスト 毛利」

一年後になると、子供が3人居たのは
最後の最後にびっくりさせられましたが、
さすがというか、すごいです。

また続編ができるのか?
楽しみに待つとしますか。


再出陣の六巻は12月発売です。

最高に気持ちいいですよ。
疲れ目の時におすすめです。





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