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牙狼<GARO> 闇を照らす者 第5話 ネタバレストーリー [牙狼<GARO> 闇を照らす者]

牙狼<GARO> 闇を照らす者 第5話 夢 Nightmare

「居ました!ここです!!」

満月が闇夜を照らす夜、
陰我ホラー(人間態)とビルの屋上で戦う 道外流牙(どうがい りゅうが)
追ってきたSG1の吉富(福山一樹)は流牙(栗山航)を見つけると
隊長の燕邦(えんほう)を呼んだ。

ホラーが投げた配管の一部が燕邦(佐藤寛子)目がけて飛んできた。

「危ない!!!」

配管が当たる寸前の所で、流牙が燕邦の腕を引き寄せた。
とっさの出来事で、何が起きたのかが理解できず
いつのまにか地面にあおむけに寝かされていた。

「逃げて、遊びは終わり♪」

燕邦にキスするほど顔を寄せ、流牙は警告を出した。
この街のシンボルとして建てられた巨大な女神像から
歌声が聞こえてくる・・・



燕邦が女神像からの歌声を自分の部屋で聞いたとき
何者かに操られ、生贄としてベッドに置かれていた魂を飲み込んだ。
でもこれは、陰我ホラーが魂をすするところを偶然に見てしまったことで
夢の中に出てきたからだと思っていた。
でも、あまりにもリアルな夢だったので忘れられない・・・


夜中に流れる女神像からの歌声で目が覚めた。
また魂を飲み込むリアルな夢を見た・・・・
全身は寝汗で濡れている・・
汗を手で拭うとすると、力を入れてネックレスを握りしめていた。
これは誕生日の日に吉富がくれたネックレスだ・・・

なぜ握っていたのだろう・・・

「僕にとって、世界で一番大切なのはあなたです。」
今になって、カードに書かれていた吉富の言葉が心に引っかかる・・・



SG1に早めに出勤し、トレーニング室の腹筋台に寝ころんだ。
燕邦は思い出していた・・魂を嚥下するときの感触を・・・
唇が、舌が、のどが もう一度感触を求める。
腹筋をするどころか、
恋人との甘い一夜を思い出しているかのように、恍惚とした表情を見せていた。


コツ、コツ、コツ・・・・足音が近づき、影が視界を暗くする。
この影の正体を知り、慌ててトレーニングを開始した。

「顔が真っ青ですよ。お昼も何も食べて無かったでしょ。」

腹筋中の燕邦の顔に、吉富は顔を近づけながら話す。
キスされそうな距離に驚きながらも、冷静を装い腹筋を続けた。

「私にかまうな。」
「上官を気遣うのも、仕事のうちです。
家でゆっくり休んでください。」
「わかった・・・」

吉富の言うことに従い、燕邦はトレーニング室を出て行った。
その後ろ姿を、切ない眼差しで見つめることしかできなかった・・・



「あのホラー、音と同じようにスピーカーから出たり入ったりできるわけか・・・」

流牙の報告を反芻しながら蛇崩猛竜(じゃくずれ たける)は聞いていた。

スピーカーならどこでも出たり入ったりできるホラー・・
神出鬼没なうえに、戦う意思を持っていない・・
どうやってあのホラーを捕まえればいいのか・・・?
闇雲に戦うよりも、戦術が必要になっていた。


「莉杏(りあん)、アレは出来上がったのか?」

符礼(ぶらい)は莉杏(南里美希)に頼んだ品の出来を確認した。
出来上がってはいたが、魔道具の中でもとびっきりの高級品だったので
せっかくの品が残念なことになりそうなことを危惧して渡せずにいた。

「失敗なんかするかよ!」
スカイブルーの液体が入った入れ物を莉杏から受け取ると
手のひらに置いて見つめながら流牙はニヤついた。

この自信満々な発言をしながらニヤつく姿を見ていると、
渡したことを、つい後悔してしまう・・・

「大丈夫だ。次は俺も行く。」

楠神哀空吏(くすがみ あぐり)が、ため息をつく莉杏を安心させた。







「こんばんは、また会ったわね♪」

いつものBarに顔を出した莉杏は、燕邦を見つけた。
男たちに絡まれていた莉杏を助けた所から飲み友達になった2人。
2人共、旧年来の友人のような親しさを感じていた。

吉富に言われた通り、仕事を休んで家に帰ってきたが
酒を飲む以外にすることが思いつかずに飲みに来ていた燕邦。
首には吉富がくれたネックレスが輝く。
仕事が恋人・・他意はなかった。


「あら?つまんない・・もっと女を楽しまなきゃ。」
「女を楽しむ・・か・・・・・」
「私が探してるのは、最高にゴージャスで最強の男。
男も酒も、安っぽいのは御免だわ・・自分が安くなるもの。」

女として生きることを理解している発言だと思うが、歪んでいる気もする・・
だが莉杏の言葉がハズレだとは思わない。
そういう生き方もあるというだけ・・・

燕邦は子供の頃からずっと、ただひたすら“強い人間”になりたいと思っていた。
正しくありたい・・そのためには強い力が必要だった・・・

同じ女性でも考え方が全く違っていた。
でも、だからこそ気が合うのかもしれない・・



今回は男3人でホラー退治にやってきた。
ホラーの潜むビルの地下駐車場へ向かう途中、
無造作に捨てられているヘッドフォンを見つけた。
こんな小さなスピーカーからも出入りできるのか・・・と思った矢先

「うわぁ!!!」
人が襲われる声が聞こえる。
流牙は素早く人間態のホラーの顔を確認した。

「あいつだ!」

流牙の声を聞いたや否や、哀空吏(青木玄徳)がホラーに弓を放った。
ホラーは弓を素早く避け、走って逃げ出す。

全速力で走っていたホラーの動きが止まり、顔がきょろきょろと何かを探している。
ホラーのそばを、音楽を鳴らしながらビッグスクーターが走ってきた。
ホラーは人間態から姿を変え
ビッグスクーターに取り付けられたスピーカーの中に入り込もうとした。

「逃がすか!!!」

流牙はさっき莉杏からもらった魔道具を、ホラーに向かって投げつけた。
逃げることに必死になっていて、避け切れなかったホラーに命中した。
変態したホラーはスカイブルーの光を放つ。
これでどこに逃げてもホラーを特定するのに手間取らないことだけは確定した。


スカイブルーの光を追っていたとき、SG1の巡回と遭遇してしまった。

「どうする流牙!」いらだちながら猛竜(池田純矢)が問う。
「いや、大丈夫だ。」流牙は前回 燕邦と話しをつけたので害はないと思っていた。

「そうだ、あそこの隊長さんとお友達になったんだもんな。」
猛竜はこっそりと流牙の背中を蹴り飛ばした。

「あ!あいつだ!!!」
派手に転んで音を立てた流牙に向かって走ってくる。
猛竜の読み通り、流牙おとり作戦成功!
その隙に2人でホラー探しに向かった。



閉店後も居座って酒を飲んでいる2人。
マスターはカウンター席で舟を漕いでいた。

立ち飲み形式のゾーンにいたが、すっかり出来上がった2人は
床に酒を並べて座り込んで飲んでいた。

「ひょっとするとお前の言う通りなのかもしれない・・
私も。もっと素直に女を楽しむべき・・か・・・」
真面目な表情になった燕邦が、莉杏に話し出す。


「探しましたよ!ダメじゃないですか、具合が悪いのにお酒なんて!!」
燕邦の背後に吉富が立っていた。

「また会おう。」燕邦は莉杏に告げると吉富を引き連れて帰っていった。



ようやくホラーのいるビッグスクーターを見つけた2人。
追いつけたと思った時、ホラーは駐車場のスピーカーの方に飛んで逃げた。
そんなに気にしていなかったが、スピーカーが至る所にありすぎる・・



吉富を自分のマンションに招き、女としての性を味わう。
寝顔を見つめ、眠っている吉富の頬を優しく撫でた。
これは愛情からというよりは、ホラーが魂を抜く時の動作に似ていた。

ベッドの中にいても、思い出すのは魂を飲み干す快感・・・

頬の感触に、吉富は目を覚ます。
目を覚ますと思っていなかった燕邦は、目が合った瞬間に驚き のけぞる。
そんな燕邦の後頭部を大きな掌が包み込み、優しく胸元へ引き寄せ
驚きを忘れさせるように、熱い濃厚なキスを交わした。
部屋の中は衣擦れの音と燕邦の甘い声だけが聞こえる・・・・

眠る吉富の隣で、喜びに顔を緩ませる燕邦。
甘ったるい空気を打ち消すように、SG1から支給されたケータイが鳴り響いた。
これは緊急招集の知らせ・・・

「召集だ。仕度をしろ!!」

吉富に声をかける燕邦は、SG1の隊長の顔に戻っていた。



ホラーはスピーカーを転々とめぐり、外まで出てきていた。
それを追って流牙も外に出るが、
SG1に追われたままホラーを追跡するのは骨が折れた。

さっき放った魔道具のおかげでホラーの位置を見つけ出すのは容易だが
SG1が近くに来て、戦うことができない。


「二手に分かれ、B班はビルの周囲を見て回る。」
燕邦と吉富が部隊に合流し、的確な指示を出した。



ようやくホラーを追いつめた流牙。
スピーカーからスピーカーへと飛び移るホラーの動きを読み
飛び移ったと同時にスピーカーを叩いた。
次に移動しきれていないホラーは、叩かれた衝撃で地面に落ちる。

やっと実態を見せたホラーに斬りかかっていた。


「居ました!ここです。」
戦いの途中で吉富と燕邦に居場所を特定されてしまった。

ホラーが流牙に向かって投げた配管の一部が、燕邦目がけて飛んでくる。

「危ない!!!」

配管が当たる寸前の所で、流牙が燕邦の腕を引き寄せた。
とっさの出来事で、何が起きたのかが理解できずにいたが
いつのまにか地面に仰向けに寝かされていた。

「逃げて、遊びは終わり♪」

燕邦にキスするほど顔を寄せ、流牙は警告して走り去った。
その時、この街のシンボルとして建てられた巨大な女神像から
歌声が聞こえてくる・・・



ホラーを追ってビルからビルへと渡り飛ぶ。
ホラーは身軽ですばしっこく、なかなか追いつけないでいた。
そのあいだにも、配管を蹴り飛ばしてくる。

流牙が配管をよけると、後ろから追いかけていた燕邦と吉富の所に飛んだ。
燕邦はうまくかわしたが、吉富の頭に当たってしまう。

「吉富!!しっかりしろ!」
「す・・すいません・・・」

額から血を流しながら燕邦に謝る。
優しく傷口を押さえる燕邦は、ホラーが魂を取る姿と重なることを思い出していた。

燕邦は肩を貸し、2人で出口に向かって歩く。

「食ってしまえ・・・食え、その男を・・・食ってしまえ・・・・」
吉富の口が、吉富と違う声を出し燕邦に命令する。

「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
この聞き覚えのある声に燕邦は悲鳴をあげた。
そう、自分が魂を飲み干したときに聞いた声と同じだ・・


「隊長??」吉富の体が吉富の意識を取り戻した。
燕邦を安心させるように顔を向け・・・・・

燕邦の姿を見てへたりこみ、腰が引けたまま後ずさりを始める。

「いや・・来るな!!!!」

吉富の目に映る燕邦の姿は、もう燕邦ではなかった。
ホラーに姿を変えた燕邦は、ゆっくりと吉富を追いつめる。
吉富は持ってきていた銃を取出し、ホラー(燕邦)に向かって連射した。

「どうしたんだ?吉富・・何を言っている?」

優しく微笑みながら声をかけてくれるホラー(燕邦)
吉富が撃った弾は燕邦の心臓を貫いたが、そこからホラーの妖気が吹き出していた。
燕邦は自分がホラーに変わったとは思っていない。

「バケモノ!来るな!!!」
「どうして??」

月夜に照らされ燕邦の影が映し出された。
その姿はもはや人間の物ではなかった・・・

そのことを自覚した燕邦は、見よう見まねで吉富の頭を掴み
魂と体を分離させた。

体はビルの上から自殺をしたように落とされ、
残ったのは燕邦が握る魂だけ・・・

燕邦は吉富にキスするように小首をかしげて魂を飲み下した。

魂がなくなり、もぬけの殻となった吉富の体は魂の消滅と共に消えた。


「う・・・美味い・・・・・」

自分から進んで行為を行ったことで、本物のホラーに変わってしまった。
燕邦の目は真っ赤に光り、瞳孔はホラーの物と同じになった。

のどから口へ何かが移動する。
吐き出すと、吉富が撃ちこんだ銃弾が出てきた。
魂を得たことで、新たな力が備わったのだろうか・・・・



気配を消し、身を潜めてホラーに近づき、横蹴りを食らわせる。

「逃げても無駄だよ。」

追いつめたとき、スピーカーから少女の歌声が聞こえてきた。
女神像から出されている歌声は、
中にいる少女(白本彩奈)が歌っていたのだった。


「さあ?どうかな。」

ホラーは歌声のおかげでスピーカーの場所を特定し、入り込もうとする。
またスピーカーの中に入られると探すのが大変なので
流牙は懸命に足止めした。

「逃げるな!堂々と戦えよ!!」
「なぜおまえと戦う必要がある?俺は人間を食う。ただそれだけだ。」


ホラーはスピーカー目指して走り出した。
その様子を素早く察知した流牙は、
刀を投げてホラーをけん制し、鎧を召喚する。


流牙に向かって飛んでくる鎧に、ホラーの体勢が崩れた。
装着を終えたと同時にホラーの胴体に刀を刺した。

これが致命傷となり、滅。

「俺は、ホラーを斬る。それだけだ・・・」



アジトに掲げられたシティの地図に点灯していたホラーの気配が一つ消えた。
符礼(大友康平)は、流牙たちが仕事を終えたことを知った。

「何だ?あの光は??」
魔導輪ザルバ(影山ヒロノブ)は、
消えた光のそばに燃えるように沸き立つ光を見つけた。

ホラーが消えたすぐそばに別のホラーが現れた。
ゲートから現れるのがホラーだとばかり思っていたが、
ゲートもなく誕生したホラー。
これが魔導ホラーなのだろうか・・・



燕邦たちがホラーに攻撃をされたところを見ていた流牙。
様子を見に戻ってきていた。
そこには何の気配もなく、ねっとりとした液に包まれた銃弾だけが残されていた。
なにげなく銃弾をひろった。


「なんだ・・探したんだぜ!」
走ってくる足音が聞こえ、それが燕邦の出す音だと思った流牙。
振り向きながら燕邦に話しかけた。

だが、SG1の部隊が流牙を取り囲む。

「え???」
話が付いていると思っていたので驚きながらも油断した。
燕邦が警告として構えているだけだと思っていた銃が火を吹き、流牙に当たった。

「お前は我々の仲間を殺した・・」
「何を言ってるんだよ?俺を信じるんじゃなかったのかよ・・」

流牙の言葉は燕邦に届かず、2発3発と連続して弾は発射された。
今は逃げるしかない・・
飛びながら逃げ、ビルを下りた。

「逃げても無駄だ。
流牙、この私がいつか私がお前の息の根を止めてやる。絶対に!」

走り去る流牙の背中を見ながら、ひとりごとのようにつぶやいた。



自室戻った燕邦。ホラーと会話を交わす。
ホラーは燕邦の体の中にいて、燕邦の体を使って意志を示す。

「お前は力を得た。」
「力を?」
「これからはあの男を監視せよ。それがお前の役割だ。
あの方に尽くせ・・・」


燕邦が耳を撫でると、耳たぶにピアスが付き、
唇を撫でると、蠱惑的な口紅が唇についた。

「力を・・得た・・・・」

漠然とした喜びを感じながら月夜を眺める。
人間の体で燕邦としてそこにいるが、影はホラー態を隠せずに映し出していた。



次の日、女神像のある公園に足が向いた流牙。
昨日の燕邦の態度と、以前の燕邦の態度が頭から離れずにいる。
どうして急に人が変わったようになってしまったのか・・??

「いつかお前の息の根を止めて見せる・・・絶対に・・」
この言葉は流牙の耳に届いていた。
なぜこんな挑戦的な言葉を言ったのだろうか・・・・



体のラインがはっきりと映るタイトな服に身を包みBarにきた燕邦。
マイクロミニから見える足に、男たちは見とれてる。

「ずいぶんと女を楽しんでいるじゃない♪」
燕邦の気配に気づき、莉杏が声をかけた。

「そのネックレスステキよね♪あの人からでしょ?」
「あぁ、そうだ。」

燕邦は莉杏の正面に立つと、髪を触りピアスを見せながら答えた。




とうとうホラーに変わってしまいました。
身近に感じる人がホラーになったら、気が付かないのかなぁ・・
何人の男を手玉に取るのでしょう(笑)


タバコを吸わなくても欲しい!!

みんなと違ったケースを持ちませんか?
完全受注生産です。

梅雨の時までに手に入れておくと安心ですね。



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