SSブログ

牙狼<GARO> 闇を照らす者 第2話 ネタバレストーリー 栗山航 大友康平 [牙狼<GARO> 闇を照らす者]

牙狼<GARO> 闇を照らす者 第2話 波 Gold wave

今は使われていない建物の周りを覆うフェンス
そこには“カジノホテル建設計画”についての工事計画の看板が掲げられていた。
事業主は株式会社 石崎不動産 代表取締役:石崎賢吾


「石崎社長!お願いします!!今日こそ契約書にサインを!!!
この土地を、金城不動産にお譲り下さい!」

金城建設:鷲頭正彦課長(春田純一)は
石崎(早瀬俊行)に土下座をして懇願する。

「やっぱり・・気が変わった。」
契約内容を読み直し、契約を断る石崎。

使われていないビルのフロアは、ホテルのロビーのように豪華なまま朽ち
動かないエスカレータの上で金髪の女性を2人はべらせている石崎と
エスカレータの下で土下座を続ける鷲頭の立場は明白・・

石崎はこのビルを豪華なカジノホテルに生まれ変わらせるために
今まで根回しに奔走していた。
土下座一つで簡単に譲る気持ちなど持ち合わせていない。


「だったら、いくら御用意すれば・・・」

石崎はこの言葉を待っていた。
女性のお尻を触っていた手を止め、石崎の方に駆け寄った。

「さすが鷲頭社長、話が早い!2倍だ、この数字の2倍だ!!」
契約書を鷲頭に見せながら石崎は笑顔で話す。

「2倍・・・ですか・・・・・
それは金城グループ相手に欲張りすぎだ・・」

石崎の持っていた契約書をひったくるように奪い、鷲頭が意見した。
使用不能なはずの蛍光灯が、鷲頭の足音に反応して割れていく。

「ごらぁ!お前なめてんのか!!」
石崎は鷲頭の背後から、後頭部に向かって物を投げつけた。

イラっときた鷲頭は石崎の方に向き直る。
手のひらでアゴの辺りを押さえると、人間には出せない鈍い光を放った。


契約書を縦にして、恐れおののく石崎を叩く。
魂と体が離れ、体だけが叩かれた衝撃で後ろに吹っ飛んだ。

石崎は慌てて自分の体に戻ろうとするが、合体しない・・・
それでも懸命に体に戻ろうとしていた。
鷲頭は空気を吸い込むような動作をすると、
石崎の魂は少しずつ吸い込まれ、消滅・・・


残された女性たちは悲鳴をあげながら逃げ出す。
石崎は女性の後姿に手招きをすると、魂と体が分かれ
魂だけが石崎の腕に抱かれていた。

名刺の角を魂に当てると、体と魂がバラバラのまま名刺に吸い取られて行った。
死んではいない、名刺の中では恐怖におののく息づかいが聞こえる。

女性を閉じ込めて赤く染まった名刺に軽くキスすると
名刺入れに大事そうにしまい込んだ。


「食べるつもりはなかったのに・・・」
鷲頭は残しておいた石崎の右手親指を使い、契約書の判を押した。

「土地は確保しました。」報告をケータイで上司に告げた。




ベッドまで待てない蛇崩猛竜(じゃくずれ たける)は
立ったまま女性とお楽しみ中・・
快感に崩れ落ちそうになる女性を素早くベッドに移し、高みにまで上り詰めた。

気を失ったように動かない女性の顔を見て、
満足げな笑みを浮かべた猛竜(池田純矢)は、
上着を羽織ながら窓から景色を眺めた。

見下ろすと、道外流牙(どうがい りゅうが)がベンチで寝ころんでいる姿が見えた。


のんびり昼寝を決め込んでいた流牙(栗山航)の所に黒塗りの車が横付けしてくる。

「いたぞ!!こっちだ!!!」

クルマからわらわらと戦闘員が降りてきて、流牙を囲み込んだ。

「SG1だ!動くな!! 今日は逃がさないぞ!」
「逃げると言ったら?」

流牙は枕替わりに使っていたザックを武器にし、
振り回しながら包囲網を突破した。

「またね♪」

軽快に走る流牙の背後に、新たな黒塗りの車が追いかけてきた。
クルマの中から放たれた光線は、流牙の行く先にシールドを張った。
避けることもできずに激突し、転がるように倒れ込んだ。

「この波動を受けても平気なのか?」
戦闘員唯一の女性:燕邦(えんほう)は流牙に目を付けていた。
捕まえることを第一に考えている。


「そんなんじゃ、モテないよ。顔は可愛いのに。」
「貴様は何者だ!」
「やめようぜ、人間同士争うことはないって!」
「貴様、何を言っている?」


燕邦(佐藤寛子)と流牙の間をかき分けるようにバイクが走り込んできた。
その隙をついて、流牙が燕邦の銃を奪い取った。
流牙の動きの早さについて行けず、燕邦はなすすべもなかった。

「隊長!燕邦隊長!!!」
「そっか・・燕邦っていうんだ♪」
「斬るなら、斬れ!」
キスできそうなほど近くに流牙の顔があり、ドギマギしながら強がりを言った。

「だから、俺は 人間は斬らないって!」


「新人!乗れ!!」
猛竜は流牙をバイクの背に乗せて逃げて行った。

戦闘員たちは一斉にバイクに向かって銃を構える。
「撃つな!!」
こんな街中で銃を乱射すると民間人にも当たってしまう。
蓮邦は慌てて戦闘員たちの動きを止めた。

走り去る後姿を見ながら流牙が言った“人間を斬らない”の意味を考える・・・






ツタが覆い、今は使われていないように見えるビルの下にバイクを止めた。
猛竜はヘルメットを流牙に投げて渡すと、
小さく仕舞い込んでいたロングコートを広げて着る。

「あいつら何者?」
「SG1さ。セキュリティガーディアン1は、シティの治安維持部隊だ。
まあ、金城グループの軍隊みたいなもんだな。」


非常階段を使ってビルの屋上まで登ると、シティが見渡せた。
その景色を見て流牙は単純に喜んだ。
思えば、看板は金城グループの物ばかり・・
金城銀行、金城病院、金城食品、金城不動産、金城建設・・・・きりがない


このシティに暮らす人のほとんどが金城グループと関わって生きている。
“ボルシティ”火山灰に埋もれた古代遺跡が眠る街・・・
金城という王様一族が支配する街とも言える。
なので「金城シティ」とも呼ばれていた。
王族たちと街を守る名目で働いていたのがSG1

そう考えると、物街はずいぶん息苦しく思える。

税金も物価も安く、病院も学校も全部無料・・
この街は人々の憧れる理想の街だった。


歌声がどこかから響き渡る・・

この声は街のいたる所に設置されている女神像から出されている歌声。
歌声はやさしくシティに響き渡るが、ビルの高さほどの女神は威圧感がある。


「ここが符礼(ぶらい)法師の隠れ家さ。
そういえば、お前いったい何があったんだ?
なんでそこまで符札法師を嫌うんだ?」
「別に・・うるさい、臭い。うっとうしい!!!」

「はははははは!!」
嫌う理由が子供じみていて猛竜の笑いが止まらない。

猛竜は剣を鞘から少し抜き、音を立てると魔法陣が現れた。
中に飛び込む猛竜。流牙も後に続いた。



「いらっしゃいませ。ココが俺らのアジトだ。」

大きなワンフロアで、家具などを配置して上手く仕切られている。
程よくプライバシーが守られている空間の片隅・・
眼光鋭く流牙を見つめる符礼(大友康平)

「返すぜ。俺とは契約できないとさ。」
流牙は指に付けていた魔導輪:ザルバをザルバ用リングホルダーに戻し、
符礼と会話をすることなく、奥の部屋に消えた。


「うるさい・臭い・うっとうしいだってさ!!」
猛竜は符礼をバカにする材料を見つけたのが嬉しかった。
流牙の自分に対する評価を聞いて、符礼は少し考え込む・・


いまどき魔導輪が存在することに猛竜は驚き、
ザルバをしげしげと眺めた。
指輪が意志を持ち喋る・・猛竜にとって煩わしいことで、
おしゃべりするのは女の子だけで十分だった。


「符礼法師、元気そうだな。」
「ザルバ、なんとか生き残っているぜ。」
「それも善し悪しだな。周りは頼りにならない騎士だらけだ。」
「流牙は頼りにならないか?」
「まだまだボウヤだ。話す気にもなれないね。」
「そっか・・話す気にもならないか・・・」

シティの地図を見ながら符礼はつぶやく・・・



契約を結んできた鷲頭は、チームを連れて現場に来ていた。
ささやかなお祝いの会を開き、楽しく語らっていた。
鷲頭の側に居た部下が女性社員を手招きすると、
小さなホールケーキの上に手持ち花火を付けて持ってきた。

今日は鷲頭課長の誕生日だったことを知っていた部下が
誕生日ケーキを用意してサプライズの演出・・


女性社員はケーキの花火を吹き消そうとする
鷲頭の眼球を睨み付けるように見ていた。

花火の火に細工をし、ホラーかどうかの確認をするつもりだったが
作戦は失敗に終わってしまった。
正体がバレることを恐れた女性社員は、その場から逃げ出す。


「派遣で入ってきた新人です。まさか、課長に一目ぼれ?」
何もわかっていない職員は、鷲頭を焚きつけるように話を広げた。


楠神哀空吏(くすがみ あぐり)は
鷲頭たちの様子がよく見える、別の屋上で魔戒弓を手に待機している。


社員が話したことが引っかかっていた鷲頭は、女性社員を探した。
廃ビルの部屋の扉を一つずつ開けていく。
外の見通しがいい広い窓のある部屋に置かれたデスクに
うつ伏せになっている女性社員を見つけた。

近づくと、頭から血を流している。

「君・・大丈夫??」声をかけながら近づくが、返事がない。
流れ出している血が鷲頭を誘惑する。
人間の、とてもいい血の香り・・・
我慢していられなくなり、舌なめずりしながら正体を現した。

鷲頭をホラーと認識した女性社員は、イスの駒を使ってそばから逃げ出す。

「み~つけた♪」
女性社員は手に魔道筆を持ち、小さな陣を空中に描いた。
外から合図を待っていた哀空吏(青木玄徳)は、その陣目がけて弓を放つ。
鷲頭の脳天に刺さったが、鷲頭は刺さった矢を手でむしりとった。

鷲頭にトドメを刺すために本性を出したのは莉杏(りあん)
得意の変装で女性社員に変装し、潜入していた魔戒法師だった。
魔戒銃を使い、ホラーを封印しようとするが
全弾命中させても封印出来なかった。

自分で封印することをあきらめた莉杏は、地面に陣を書き
別の空間へ逃げ出した。



符礼の部屋に置かれていた
大きな鼎(3本足の鍋状の器 かなえ)に張られた水から
飛び出すように指令が送り出されてきた。

「流牙、指令だ!!」
昼寝を終えた流牙が帰ろうとしているのを符礼が止めた。
符礼に従うつもりのない流牙は帰る足を止めない。

「そいつにはホラーの気配がない。」
「俺はこの街を出る。ホラーの始末は2人に頼め。」
「それが、お前じゃないとダメなんだとさ。」

気配のないホラーは夜になると動き出すわけではないし、
いつもは人間のままの姿で生きている。
ホラーであることの確認は取れたが、退治する者は指名されていた。



自分が何者かに狙われて、初めて自分という存在に疑問を持った鷲頭。
気休めに今日のニュースを見ながら酒を煽っていた。
自分に問いかけているのか?誰か特定に人に問いかけているのか?
大きな独り言は部屋の中を響き渡った。

「何をぶつぶつ言ってるの?」ホラー退治に現れた流牙。

流牙の姿を見た鷲頭は、口から飛び道具を投げた。
そんなことを出来るのはホラーしかいない・・
改めてホラーかどうかを確かめる必要がなくなった。

「お前たちは誰だ?何者だ?俺はお前たちと争うつもりはない。」
穏やかに流牙をなだめるように話すが、しょせんホラーのたわごと。

「教えてやるよ、俺は魔戒騎士の道外流牙。
貴様らホラーを狩るのが俺の使命!!」


流牙が斬りかかりに行くと、鷲頭は顔の皮を剥ぎ 刀を作った。
力不足を感じた鷲頭は、
取り置いていた女性を閉じ込めて赤く染まった名刺を取りだす。
エナジーを吸い込むと、力が増した。

斬り合いが始まったが、どちらも防戦一方でなかなか勝負がつかない。
一瞬の隙を見つけた流牙は、鷲頭の胴に切り込んだ。
切り口は金色の光を放つ・・

金色の光に押された流牙は、弾き飛ばされた。
弾け飛ばされながら、なぜか脳裏に懐かしい風景がちらつく。

(これは・・・??)

思い出そうとするが、
懐かしい風景が浮かぶのは一瞬過ぎて記憶を辿ることもできない。

鷲頭に斬りかかるたびに放たれる金色の光は
懐かしい風景の続きを映し出す。
見覚えのある家、森、小川、花・・・


「どうやらお前には俺が斬れないようだな。」ホラーは正体をさらした。
「斬り裂いてやるよ!」流牙は黄金騎士ガロに姿を変えた。

ホラーを斬るたびに放たれる金色の光が牙狼を苦しめる。
戦いが気になって様子を見に来ていた符礼・猛竜・哀空吏にも
金色の光の余波を受ける。


金色の光を浴び続けた牙狼は、
一瞬本来の牙狼の姿である金色に変わった。
だが攻撃をする前の一瞬で、元の色に戻ってしまった。
それでも動きを止めない牙狼は、ホラーの腹部を真っ二つに斬り裂いた。

さっきとは比べ物にならない多量の金色の光を浴びたことで、
幼い子供と女性が笑い合っている映像が映し出された。

(誰??誰なんだ??? か・・母さん・・??)


母親だと認識したときにはすでに、ホラーを退治し終えていた。
本来なら戦い終えるとすぐに脱げるはずの牙狼スーツが流牙から離れない。
訳のわからない痛みに襲われて、懸命に外そうとするが外せない・・

何とかマスクを剥ぎ取ると、全身がようやく外れた。


「何だよ・・これって一体何なんだ・・・分からない・・わからない・・・・」

「お前、泣いているのか?」
流牙の頬を伝う涙を見た哀空吏が思わず声をかける。

「誰が・・・泣く・・かよ・・・・これは涙なんかじゃ・・・」
流牙は気を失ってしまった。




「符礼法師、鷲頭正彦に憑依していたホラーは何者?」

流牙をアジトのソファに寝かせ、莉杏の言葉を口火に今回の検証を始めた。

鷲頭は仕事もできて、部下からも好かれていた。
決してホラーに憑依されるような弱い人間ではなかった。


「魔導ホラーだ。」符礼がつぶやくように答える。
「そいつは厄介だ。魔導火も効かない上に、俺も探知できない。」
話しを聞いていたザルバも話を始めた。

陰我やゲートじゃない、何かの意志から生まれたホラー・・


「何かの意志ってなんだよ。魔導ホラーってのは他にも居るのか?」
意識を取り戻した流牙が話に合流する。


「よろしく、流牙くん♪」莉杏が挨拶をした。
「あ・・ハンカチの・・・」このシティに来た日にハンカチを貸してくれた娘。

魔戒法師:莉杏は符礼のたった一人の弟子だと聞かされ
握手を拒んで帰ろうとしたが、ダメージは重く 倒れてしまう。

「で、逃げるの?逃げないの??」莉杏の問いに

「誰が逃げるかよ!魔戒ホラーは俺が斬る!」
流牙は覚悟を決めた。

「それでいい!魔戒ホラーはお前が斬れ!
黄金騎士:牙狼が一人残らず!!!」
流牙の覚悟を聞いた符礼が行先を明示した。

(なんで急に輝いたのか?死んだ母さんを感じたのはなぜか??
それが分かるまで、俺はこの街でホラーを斬る!)




ようやく仲間の一員になりました。
すっかり忘れてましたが、GAROはセクシーありでしたね。
ライトなシーンながらびっくりしてしまいました。

話題の一品!お試ししたくなる値段ですね。

今からの予約でないと手に入りません!!




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。