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コドモ警視 第8話 ♯08 ランドセル探偵 ネタバレストーリー マリウス葉 [コドモ警視]

コドモ警視 第8話 ♯08 ランドセル探偵 ネタバレストーリー

これまで間が解き明かしてきた学校の事件のおさらい。

♯01 カンニング事案
初めて学校の事件を捜査する。

♯02 給食費盗難未遂事案

♯03 学校の怪談事案
学校の事件に手間取り、本庁の捜査会議に間に合わず
上官から「遅刻が続けば出世に響く」と警告を受ける

♯04 バレンタイン事案  

♯05 瞬間移動事案
養護教諭として学校に入り、間のサポートをしてくれている
間の部下:高村香が何者かに階段から突き飛ばされる。
小学校にレッド・ビーナスが潜り込み、2人を狙っている可能性が出てきた。

♯06 モンスターペアレント事案
新任教師:有栖川ありさが着任。

♯07 ウサギはどこへ消えた?事案
ランドセル探偵と名乗る鳴 瞬(濱田龍臣)が転入。



「え~・・・もうすぐ卒業なわけだけども、
先生のことを・・先生のことを忘れんじゃないぞ!!!」

感極まって今にも泣き出しそうな担任の今野敏文(浜野謙太)
生徒が感動するセリフを語ろうとしたとき、終業のチャイムが鳴った。
チャイムと同時に生徒は一斉に帰り支度を始める。

感極まっているのは今野ただ一人・・・


昨日会った鳴 瞬(濱田龍臣)のことが頭から離れなくて、
終業のベルを聞いていなかった。
間聖四郎(マリウス葉)は、北林ユミ(南乃彩希)に呼ばれて我に返った。

「間くんどうしたの??いっつもすぐに帰ろうとするのに・・・」
「あぁ・・少し気になることがあって・・・」

間素早くランドセルを肩にかけ、帰ろうとした。

「待って!わたし気になることがあるの・・・」

またユミに呼び止められた。

ユミが気になっているのは、3組に転向してきた鳴海くん。
「あの子ってさ・・・ちょっとカッコいいよね!!」
ユミは満面の笑顔で、目をキラキラさせながら話しをした。


「あれ?もしかして間くん、鳴海君がモテているのを妬いちゃってる??」
「まさか・・・失礼。」


間は教室から出て行った。
後姿を見ながら、ユミは手ごたえを感じる。
間から鳴海に乗り換えたとわかれば、間はきっとおい抱えてくれるはず!

間の様子を見て、結果は上々だと思い
このまま鳴海に気のある振りをして、もっと間を夢中にさせようと考える。



廊下に出ると、今野先生と東原圭一先生(松尾英太郎)が
高村香先生(釈由美子)の車いすを押すために、
その座を小競り合いしていた。

足が痛くて動かせないために車いすに乗っている高村先生にとって
背後での小競り合いは、ただ面倒でしかなかった。

「あの!!私 独りでもできますので大丈夫です。」
一応断りを入れ、香はその場から慌てて離れた。


東原が、今野を掲示板に向かって投げ飛ばし
その隙に高村先生の所に駆け寄っていった。

今野は掲示板に投げられた衝撃で床に倒れ込む。

「は・・間、ちょっと来てくれ・・・」

一部始終を見ていた間を、今野が呼び止めた。






間を別室に呼んだのは、
職員室の机に置かれた手紙の内容に関しての相談だった。
前回は、差出人が最後まで謎で終わった脅迫状。
今回は、意味の解らない手紙・・・

中に書かれていたのは、
「とらかなきんらなとにのにみに
 みちみにのちきちらのらすな」

何かの暗号だとわかるが、「何か」までは分からない。
もしかして、何かの犯行予告???


「好都合だ!!」
今野にとって、これが最後の機会。
恰好よく事件を解決して惚れ直してもらい、高村先生に告白する。
このためだけに学校の事件を今まで解決してきた。

高村先生は、この春で学校を出ることが決まっていたので
これが最後の機会になることだけは決まっていた。
告白をするためにも、間には事件を解決してもらわないといけない。


ウサギ事件の脅迫状は、事件後に何も起こらない。
今回の暗号文も、ただのいたずらだと考えられた。

間は話しだけ聞くと、ランドセルを背負って帰ろうとした。


「謎から逃げるとは、らしくないな!」
部屋の外で聞いていた鳴海が間を引き止めた。

「お前は確か・・・3組の?」
今野が、見慣れない顔の生徒が入って来たことで記憶を辿る。

「鳴海瞬!またの名を“ランドセル探偵”」
ランドセルを親指で指しながらキメ顔を作る。


ホームルーム中にいなくなった鳴海を探しに
3組担任の有栖川ありさ(森カンナ)が部屋に入ってきた。

有栖川の顔を見て、今野は鳴海のことを思い出した。
卒業式間近で転校してきた変わり種で、
1か月前まではロンドンに住んでいた。
その前にはパリに2か月、ニューヨークに3か月
そして、石川と福井に5か月・・

親の都合もあるが、ミステリーを求めて転校をしていた。


「どんな苦難があろうとも、そこに謎がある限り、僕は解き続ける!
ランドセル探偵の名に賭けて!!」
キメゼリフにポーズまで付けて、恰好はいっぱしの探偵気分。

「カッコいい!!成実君!」
鳴海が決めポーズを取ったとき、
明らかに間を意識しながらユミが入ってきた。

「どうかな間くん、今回はこの僕と名探偵勝負をしようじゃないか!」
「僕は探偵じゃない!それに、ミステリーが好きで解決してきたわけじゃない。
君みたいな素人を見ているとイライラする。」

「つまり、勝負を受けてくれると言うことかな?」
「わかりました・・・いいでしょう。」

「この事件私がわざわざ、僕が鮮やかに、解決してあげましょう!!」



コドモ警察レジェンド・ドラマシリーズ

私の名は間聖四郎。本庁のエリート警視である。
だが、犯罪組織レッドビーナスが使用した謎の毒ガスによって
子供の体になってしまった。
素性を隠して小学校に通っていたが、担任の今野に正体がばれてしまい
やむなく、学校内の事件を捜査させられることに・・・

次々に起こる校内の何事件を解決し、本庁の捜査会議に遅刻せずに行けるのか?
今日も私の背中に、警察官僚としての責務と重いランドセルがのしかかっている。



♯08

今野は謎の暗号文を黒板に書き出した。
ひらがなが羅列されていて、余計に分かりにくくなったように思えた。

東原も交えて、みんなで暗号の解き方を考える。
通りがかった有栖川も合流して考えたが、いい答えが浮かばない。


「ん!?わかった!
犯人の名前が書いてないと言うことは「名無し」だ!」
今野はこう言うと、黒板の文字の「な」だけを消してみた。
でも文章にはならなかったので、考えは間違いなのだと気付いた。


「成実君、ムリでも連れて帰るわよ。」
飽きれ気味に有栖川が鳴海を呼んだ。

「わかりました。では間くん、また明日会おう!
この暗号、どちらが早く解けるか勝負だ!!」

宣戦布告をするだけして帰っていった。
自信ありげに間に言った鳴海を見て、今野は間の心配をする。


(黒板に書かれた文字を見てもわかりにくい・・
この暗号は印字されているところがポイントだ。
つまり、犯人はおそらくパソコンで描いた。
だとすると、答えは一つ・・・・)

「謎はざっくりと解けた。明日、体育館で彼を待ちます。」
「体育館??何で?」
「行けばわかりますよ。その意味もね。」

間が暗号を解いたのだと気付いた。
今野は告白のチャンスが迫って来たことに興奮する。



帰る途中に保健室に寄った間。香の怪我の具合を確かめる。
というのは口実で、香と話しがしたかった。

間は厄介な転校生が学校に来たことを嘆くが、
香は探偵が出現してくれたことを喜んでいた。
事件は探偵くんに全部任せてしまえば、
間が事件を解き明かす必要がなくなるから・・


「彼に変な競争心を起こさないでよ!」
長官が、間をレッド・ビーナスの案件から外そうとしていた。
会議に遅刻せずに行けたことはないし、
カゾキスタンの大統領が来日することが決まり、ピリピリしていた。

「私もそろそろ限界よ。
私が誰かさんにプロポーズされちゃう件は気にならないの?」

そんな話には付き合っていられない・・間は保健室を後にした。



次の日の放課後、間は今野、東原、有栖川、高村先生を体育館に呼び出した。

「間くん!やはり君のココに来たか!
と言うことは、あの暗号が解けたと言うことかな?」
少し遅れて鳴海がやってきた。

「僕が説明します。助手のユミちゃん!」
鳴海がユミを呼んだ。ユミはパソコンを手持って入って来る。


パソコンを高村先生に渡すと、文章を打ち込ませようとする。
文章を打つが、画面には意味のないひらがなが羅列されていた。

「あれ?これローマ字表記になってないわ。」
「あの手紙に書かれた文字を見て、何かひらめきませんか?」


手紙に書かれていた文章は、ローマ字表記ではなく
ひらがな入力で書かれていた文だった。

ローマ字表記に直して打ち込んでみると
「卒業式に何かが起こる」という一文が出てきた。

卒業式には体育館に全員が揃う、だから体育館にみんなを集めた。

「シンプルなようで難しい暗号でした。
まあ、ワープロ世代の中年なら簡単かもしれませんが・・・」

間は鳴海から中年と言われたことに反応してしまった。


「卑劣な犯人だ。卒業式を爆弾でむちゃくちゃにするとは・・・
でも、ランドセル探偵の僕には爆弾の場所もお見通しです!」

体育館の中で最も見つかりやすそうで、見つかりにくい場所・・

「それはきっと、ピアノです!!」
鳴海は、ユミにピアノの辺りを調べに行かせた。

「この推理対決は、私の教え子の方が優勢のようですね。」
「おい間、負けていないでお前も何か言え!!」

2人の担任たちの間に、火花が飛び散った。

「僕は勝っています。圧倒的にね・・・
僕には爆弾の場所だけではなく、犯人もわかりましたから。

この事件の犯人は、ズバリ鳴海くんです!!」



鳴海は間との勝負に勝ちたいあまり、ミスをした?

「ばかな・・この僕がミスだと!?ありえない・・・」
「では聞こう。君はなぜ犯人が爆弾を仕掛けていたことを知っていたんだ?」

手紙には爆弾のことは書かれていない。
鳴海は犯人しか知り得ない事実を知っていた。

総合して考えると「鳴海の自作自演」へと導かれる。


自分の方が“推理力がある”と誇示したがったがために
自ら全てを仕組んで間に挑んだが、先走ってミスをした。
そう考えるとすべての出来事に納得がいく。


「違う!!僕は犯人じゃない! ただ・・・・」
鳴海は言葉を詰まらせてうなだれた。


「あ、あのう・・・ピアノを調べてみたけど、爆弾がないんだけど・・」
入りにくい雰囲気の中、ユミがおずおずと声をかけた。
爆弾の代わりに、ピアノに貼られていた紙を渡す。

「爆弾はここにはないよ」


今野は鳴海が別の場所に隠したと思い、成実に詰め寄った。
教師対生徒で子競り合いが始まる。

「待って下さい!おそらく鳴海くんは犯人ではありません!」

自分の手柄を誇示したいなら、
大きく宣言しておきながら推理を外す行為は意味が分からない。
犯人が別にいる・・・

「じゃ・・いったい誰が・・・???」


体育館に間を残して全員逃げ出した。
茫然と立っていた間のケータイが鳴る。
出てみると特殊捜査課の川島寛太(秋元黎)通称:スマート。

「間さん、川島です。実はちょっと気になることが・・・」

今朝本庁のパソコンに不審なメールが送られてきた。
添付されていたファイルを開くと、間が通う小学校の地図が現れた。
小学校に赤いバツ印が現れたが、何を示すものかはわからない。
ただのいたずらで済めばいいが、何かがあってからでは遅い・・
間の方で確認をしてもらうようにスマートは頼んだ。


「わかりました。学校のどこにその印があるか教えてもらえますか?」
「それが・・動いてるんです・・・」

爆弾が動くなんてありえない。


「間くん、僕がどうやって犯人にしか知りえない事実を知っていたのか
教えてやろうか?」

体育館から逃げ出したはずの鳴海は、間の所に戻って来た。


夜も更け、おおっぴらに電気を点けると学校に残っていることがバレてしまう時間
鳴海と間はこっそりと図書室に入り込み、図書室のデータベースにアクセスする。

鳴海はこの学校の図書の貸し出しデータ画面を出した。
これで誰が何を借りたのかが全部わかる。


間が借り出した本のデータを出すと
暗号の解読法・でんぷん糊の作り方・発行する生き物・上級者のチョコレシピ
私鉄の時刻表・テレビ業界のお仕事・ウサギの生態

これで、事件が発生するたび間が本を借りていたことが分かる。


鳴海が見せたかったデータは
暗号の解読法・でんぷん糊の作り方・発行する生き物・上級者のチョコレシピ
私鉄の時刻表・テレビ業界のお仕事・ウサギの生態・爆弾事件簿(上)

間が借りていたのと全く同じものを、同じ順番で借りている。
この2つを比べて違うところは、「間が借りる前に借りている」ということだけ。


借りている本が被ることはよくあることだが、
貸出図書を羅列すると、借主の好みや傾向が分かる。
だが間が借りたのはカテゴリーもジャンルもバラバラで、
好みや傾向の幅が広すぎる・・
なのに同じ順番に借りているのは不自然すぎた。


鳴海はこのデータを見て仮説を立てた。

先に本を借りた人物が、その本を元に事件を作り
後に借りた人物がその謎を解き明かす。


(ばかな・・これまで解決してきた謎は全て
あるひとりの人物が仕掛けたと言うことか・・?)

「だから、この人物が借りて行った本を先に調べれば
僕はこの学校で起きる事件を先読みできると思った。
爆弾のことも、これで分かったのさ。」

先に借りて言った人物は「赤井愛美」
(赤井愛美・・この人物はいったい何者なんだ・・・・)



一話完結の話ばかりでしたが、ここに来て続き!?
気になる・・鳴海くんは悪者かしら??


算数の苦手を克服!

薄着になる前に、少し絞ってみます?




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