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コドモ警視 第6話 ネタバレ ストーリー 佐藤二郎 マリウス葉 [コドモ警視]

コドモ警視 第6話 モンスターペアレント!?
ネタバレストーリーです。


放課後の教室の真ん中の席で、教科書を広げてにっこりと笑う少年。

「おもしれぇ!」教科書の開いたページを指さししてから指を鳴らした。
広げられた教科書の右上部の挿絵、ペリーには鼻毛が書き込まれていた。



「TV見過ぎて宿題忘れんなよ!!」
担任の今野敏文(浜野謙太)がチャイムと同時に生徒に告げた。
今日の授業は全部終わり。

「ねぇ、間くん!!」
急いでコートを着て、ランドセルを肩にかけようとしている間聖四郎(マリウス葉)を
隣の席に座っている北林ユミ(南乃彩希)が呼び止めた。

「なに?ユミちゃん・・」
急いでいるのに呼び止められたことで、間は少し不機嫌だった。

「片腹痛いわ!ズバーン!!ズバン!ズバン!ズバーーン!!」
ユミは武士のように、エア刀で間を斬った。

ここで正解のノリは多分「う!!斬られた!!!」とか言いながら
倒れ込むフリをすること・・
だが間はそんなフリやお約束は全く知らなかった。


「知らないの??腹筋崩壊バラエティ片腹。
あの番組さ、3組の佐藤くんのお父さんが作っているんだって。
プロデューサーっていうの?すごいよね!!」
「僕、そんなの興味ないんで。じゃ!」

間はさっさと教室から出て行ってしまった。
共通の話題を作りたいユミの作戦ミス・・・



「こら!廊下は走っちゃダメでしょ!!」
社会も学校も同じよ、ルールを守らなきゃ!」
最近赴任してきた6年3組の担任:有栖川ありさ(森カンナ)が
間の注意をする。

今さら社会のルールの話は聞きたくないが、自分の方に否があった。
「はい・・・・」
しょんぼりと返事をするしか残されていなかった。

ありさは、学校の難事件を次々と解決していく間に興味があった。
しょんぼりとする間に難事件の話を聞こうと話し始める。
全く見覚えのない先生に声をかけられているので、
少し距離を取ろうとしていた。


「有栖川先生!!!!」
東原圭一(松尾英太郎)がありさを探して大声で呼んでいた。
美人の先生が赴任してくれて、東原は満面の笑顔。

そんな東原をうっとうしく思っていたありさは、軽く無視して歩き出した、
「よろしくね、名探偵くん!」

意味ありげなありさに、間の胸はざわめいた。
それは探偵と言われたからだろうと思うことにした。



「間!!話がある、ちょっと来てくれ!!」また今野先生に呼ばれた・・
とりあえず話を聞かなければ今野の気が収まらないだろうと思い
今野の後ろをついて行く。


「ヤバいよ!!ヤバい!!!」
先日3組で教科書に落書きされる事件があった。
それは社会科の教科書に載っている、偉人の肖像に鼻毛の書き込み。
クラス全員の教科書に書かれていたが、一人だけ書かれていない人物がいた。
それは佐藤昌史(大嶋康太)くん。
さっきユミが話してくれた佐藤くんと同一人物・・・
何かがあるごとに父親の作った番組のギャグを披露して笑いを取っていた。


佐藤が犯人だと今野は思い、放課後に部屋に呼びつけて叱り飛ばした。
叱られたことを家で話しをしたらしく、
コドモが叱られたことの抗議に、父親が学校に来ることを予告された。

佐藤の父親は、何かがあるごとに学校に抗議に来る
モンスターペアレントだと噂される人物だった。
TV業界の人間なので、厄介なことが起こりそうで心細かった。


「それってホント!?」
ノック音も無く突然扉が開けられ、ユミが勢いよく入って来た。

面白い番組を作る佐藤くんのお父さんを尊敬していて
番組に出ているタレントも大好きだった。
佐藤君のお父さんが来たときに、
タレントさんのサインをもらえるように頼むつもりで心は弾んでいた。

怒って抗議に来る人にサインを頼む・・それも本人のではなくタレントさんの・・
そんなお願いが通らないことをユミに言って聞かせるが

ユミはいつも適当に犯人扱いする今野先生が悪いだけだと思っていた。

「いや、絶対あいつが犯人に違いない!俺の勘がそう言っている。」
「証拠はあるのですか?」
間の質問は今野先生に刺さった。

「何とか助けてくれ!証拠さえ見つかればモンスターを返り討ちに出来る!
そうすれば俺は・・・・」
今野はゲームに出てくる騎士となり、モンスター退治をして
姫の心を射止める姿を想像した。姫はもちろん高村先生・・


「ばかばかしい!私は行きます。」間はこの場から立ち去ろうとした。
「あ、そ。なら、お前の正体バラすから・・・」

そばにユミがいるのに「正体」なんて言うと、ユミが気にすることは明白。
詮索されてばれるのは避けないといけない・・

「しょうがないですね。わかりました・・
この事件、私がわざわざ解決してあげましょう・・・」
ユミにバレないように、小声で今野と約束を交わした。



コドモ警察レジェンド・ドラマシリーズ

私の名は間聖四郎。本庁のエリート警視である。
だが、犯罪組織レッドビーナスが使用した謎の毒ガスによって
子供の体になってしまった。
素性を隠して小学校に通っていたが、担任の今野に正体がばれてしまい
やむなく、学校内の事件を捜査させられることに・・・

次々に起こる校内の何事件を解決し、本庁の捜査会議に遅刻せずに行けるのか?
今日も私の背中に、警察官僚としての責務と重いランドセルがのしかかっている。


♯06 モンスターペアレント!?

6年3組の担任:有栖川ありさを巻き込んで、捜査を開始した。
3組で事件が起きたのは、社会の授業開始すぐのことだった。
その前の時間は理科で、理科室に移動していた。

理科の時間は教室が空っぽ・・・
犯人はこの時間を利用して書いたと思われた。
だが休み時間は10分しかないので、一人で犯行に及ぶには時間が足りない・・
仲間も巻き込んで鼻毛を書き込んだ??

佐藤がいつも つるんでいるのは、松本と五十嵐と佐竹。
でも、この3人の教科書にも落書きがされていた。

隠ぺい工作としてわざと自分たちの教科書にも書いたと思われるが
子供がそこまで考えているとは思えない。


「そういえば、今度みんなでゲームするって言ってました。
4人一緒にゲームソフトを買ったらしいです。」

ありさは佐藤たちの会話を聞いて覚えていた。
最近の小学生はお金を持っている方だが・・・・


(確かに単独犯では時間的に無理だろう・・
だからと言って、
自分の教科書にらくがきをしてまで協力してくれる仲間はいるのだろうか?
だとしたら、理由は一つ!)

間は独自の理論に基づいて、答えを導き出した。
佐藤くんの机の引き出しの中を覗くと、
くしゃくしゃになった領収書が見つかった。

あて名書きは「上様」金額は26520円 発行者はゲームパラダイス

「謎はざっくりと解けた!」
明日、佐藤と父親の二人が揃った時に実験をすることをみんなに誓った。
それには今野・有栖川・東原圭一(松尾英太郎)を含む4人必要だった。

この実験が成功すると、佐藤の自白が引き出せるかもしれない・・
そうすれば父親も引き下がるしかないはずだ・・



保健室に立ち寄った間。
高村香(釈由美子)の怪我の具合が気になって様子を見に来ていた。

香は自分の怪我のことよりも、レッドビーナスのことが気がかりだった。
この間まで世間を騒がせる事件ばかり起こしていたのに、
動きが全くなくなってしまった。

「とにかく、急に近づいてきた人物には気を付けて。」
香の忠告を聞いて一番に浮かんだのは有栖川先生だった。
教師を疑い始めるときりがない・・


「それより、これはどうした?」
香の足のギプスが落書きだらけにされていた。
早く良くなるおまじないとして、みんなが激励の言葉を書いてくれた。

「落書きに、そんな効果はない。」
「昔あなたがよく始末書の裏に書いていた、くだらない落書きに癒されたものよ。
ねえ、またああいうの書いて♪」
「よせよ、子供じゃないんだぞ。
ただでさえ落書きのことで頭を悩ませているんでね。」

間は香に目を合わせることなく、保険室から出て行った。






「わざわざご足労頂きまして、本当にすみません。」
次の日の放課後、今野は佐藤と父さんを学校に呼び出していた。

「ほんと、忙しいんだよ。タクシーで来たんだよ。これ領収書!」
呼びつけた側が払うべきものだと言いたげな風で、
昌史の父(佐藤二朗)は領収書を今野の前に差し出した。

父親は、無実の罪を着せられた子供のことで怒っていた。
先生からの謝罪の言葉を聞くためだけに来ていた。

「今日お呼びしたのは・・・」
父親の迫力に押された今野は、声を震わせながら説明をしようとするが
上手く言葉が出なくなっていた。


「落書き犯に、事情聴収するためです。」
外で待っていた間がたまりかねて説明を始めた。

「佐藤くん、ズバリ言おう!
みんなの教科書に落書きをした犯人は・・・君だ!」

「ふざけんなよ!じゃあいったいどうやったっていうんだよ!
証拠でもあるのかよ!!」


間は昨日見つけた領収書を出して見せた。
「君はお父さんの影響で、あいまいな但し書きでの領収書を
何でも一応取っておくのが癖になっていた。
この領収書はお店でウラも取れてる。」

事件の発覚を恐れて持って帰ることができず、教室の机の中に押し込んだ。
犯人は佐藤だけではなく、友達と共謀してやったと思われた。
友達を巻き込むための根回しとして、ゲームソフトを渡して買収。
1本6300円もゲームソフトを4本分、
事件の前日の日付が入った領収書がそれを語っている。


「別に買収とかじゃなく、普通にゲーム買ってやっただけだっていうの。
みんな同じソフト持っていないと遊べないんだ。」

「仮に言ってることがあっているとして、
たった4人でその落書きは出来るものなの?」

「実験をやってみようと思います。」
間の言葉が合図となり、東原と有栖川が部屋に入ってきた。


23人分の教科書を用意した。
1冊につき鼻毛が書かれている偉人は16人
1人あたり書かれていた鼻毛の数は4.5鼻毛
この数字をかけると、1656鼻毛
全部で1656鼻毛を4人で書くと、414鼻毛
1本の鼻毛を書くのに1秒かかったとして、
全部で7分ほどあれば書き終えられると答えが出ていた。
理科室からの移動を考慮しても、休み時間の間で犯行は可能だと思われた。


「もしこの実験が成功したら、君の友達にもウラを取ってみるが?」
「ああ、いいよ!
俺は友達をゲームで買収なんてしない。
それに、絶対にこんなことを友達に手伝わせたりしない
だから、実験でも何でもやってみろよ!!」

父親はぼろが出そうな息子をかばおうとするが、
親の思いと裏腹に、実験をするようにタンカを切った。

「俺が時間を測ってやる!早くスタンバイ!!」
佐藤に促されるように、今野がセッティングを始めた。

やけに協力的な佐藤を見て、何か裏があるような気がして仕方がない。


「はい5秒前、4,3,2・・キュー!」
佐藤の号令で10分間の鼻毛書きが始まった。

「終了!!!!」
理論的には出来るとされたが、全部書けなかった・・・

今野は鼻毛を書くたびに“面白顔に変わる偉人”の顔を見て
笑いが止まらずペンが進まなかった。
東原もお腹が限界になるほど笑いがこみあげて書けなかった。
有栖川は無言で書き続けたがノルマを達成できなかった。


「そんなバカな・・たかだが鼻毛書きをなめてた・・」
間はくやしげにつぶやいた。

「はい、冤罪決定!!謝罪会見を開いて、全員クビだ!!」
父親の怒りは“クビ”にまで発展しようとしていた。

これだけ言うと満足したのか、父親は教室を出て行こうとした。


「父さん!来てくれてありがとう!一緒に帰ろう!!」
昌史は出て行く父を止めた。

「いや、父さんこれから局に行かないといけないから。
一人で帰れるだろ!母さんに、遅くなると言っといて。」
昌史を置き去りにして帰っていった。

こんな時ぐらいは一緒に帰ってくれると思っていたので
昌史はショックでうなだれていた。
そんな様子を見て、間は少し違和感を覚えた。



本庁に来たものの、鼻毛書き事件が頭から離れない・・
腰を下し、窓からの景色を見ながら考え込んでいた。

一人では到底間に合う訳がないし、
助けなしで、どうやって犯行に及ぶのか・・・???
頭の中で巡らせても、やっぱり答えが見つからなかった。


「捜査会議をさぼって、何かお悩み?」
特殊捜査課の林舞子(本田望結)通称:マイコが間に声をかけてきた。

マイコから声をかけてくることなんてめったにないので、とても驚いた。

「犯人にしてやられたって顔ね。男ってホント単純・・
そのくせ、言葉で伝えるのは苦手なんだから。困るわ・・」

「途中までは上手くいってたんです。そこから行き詰って・・・」
「もっとシンプルに考えてみれば?直接伝えればいいのに・・
自身のない男ほどどこかにメッセージを隠して伝えるものなのよ。
プレゼントとか、本のしおりとかにね・・」

「ま、待てよ!そうなのか!?ありがとうございます!!」

マイコの言葉で重大なヒントを得た間は、急いで家に帰った。



シャワーを浴びて頭をスッキリとさせてから、頭の中を整理する。

(確かに男はシンプルな生き物なのかもしれない。
だからこそ、領収書を見たときに佐藤君のリアクションが気になった。
それこそ、今回の事件を完璧に解くカギになるはずだ。)

「証拠はおそらく・・・よし、ここは男らしく賭けてみるか!」

机の中から見つけた領収書を見つめながら決心した。



次の日の放課後、また佐藤君の父親を呼び出してもらった。

「すみません・・もう少々お待ちを。
もうすぐですべてがはっきりしますよ。
今、もう一度時間を測る実験をしていまして・・・」

来る早々怒っている父親をなだめるように、淡々と間が説明をする。
手に持っているストップウォッチは動いていた。


「間!!終わったぞ!!」部屋に駆け込んできた今野。
机に教科書を置いたと同時にストップウォッチを止めた。3分13秒

「これで教室のみんなの教科書は、全部鼻毛が書かれているはずです。」

前回失敗したはずなのに、今野一人だけで3分程では書けるはずがない。

佐藤君は、みんなの机の中にある教科書を取りだして
あらかじめ落書きしておいた教科書と入れ替えた。
全員分の教科書の入れ替え・・・


「そんなの憶測だ!!!」必死で否定する昌史。
「いいえ、証拠ならある。それを君はお父さんに渡したはずだ!
お父さん、あなたの財布に税込5037円分の領収書があるはずです。」

サイフの中に入れている領収書をチェックした。
中から5037円 高島書店の領収書が出てきた。


この間のゲームの領収書は佐藤君のワナで、
これは教科書23人分の領収書。

昌史は、父親の作る番組をみんなが見て、話題にしてくれるのが嬉しかったが、
授業参観にも運動会にも来てくれなくてさみしく思っていた。

「これは、領収書の形をした父へのメッセージだったんです。」
「ああ、そうさ。俺は学校にみんなにも、父さんのことを自慢したかった。
でも父さんは忙しくて学校に来てくれない・・
だから、騒ぎを起こせば学校に来てくれるかなぁって・・・」

「息子よ・・すまん・・・」父は息子を抱きしめて謝った。


「君はどうして息子が領収書を財布に入れたとわかったんだい?」
「わかってはいませんでした。
ですが、佐藤君のあなたへのリスペクトに賭けてみたんです。
そしてそれは、正解だった・・

佐藤君、思っていることを相手に素直に伝えないのは
結局相手のことを考えているようで、お互いのためにならないんじゃないかな?」

そう、言いたいことは口にしないと伝わらない。
父親は何でも言うように息子に言って聞かせるが、
父親として言いたいこと「ダメ出し」が始まった。

「鼻毛はベタだ!人によってはサングラスとかにした方がいい・・
もうすぐお父さんはドラマ部に配属が決まって、ドラマを作ることになりました。
それでも父さんのドラマを見てくれるか?」


父と子は新たな絆を作り、一緒に家に帰った。


「どうだ、新任先生。勉強になっただろ?」
「はい、でも今野先生何もされてませんよね。」

今野に皮肉を言って有栖川は部屋を出た。
有栖川を追って東原も出て行った。
間は遅くなったので次の予定のために部屋を出た。
残されたのは今野・・・
誰にも褒めてもらえなかったので、すねてしまった。



帰る途中、保健室に立ち寄った間。
きつめの薬を服用している香は、机にうつ伏せになり眠っていた。
保健室の扉が閉まる音が聞こえて目が覚めた。

ぼんやりとした頭を起こし、ふと足のギプスに目をやると
足の甲部分に絵が描かれていた。
これはいつも間が書いていた落書きと同じ・・・

そんな間の優しさに、胸の中が温かくなった。


「私だ、今すぐ本庁に向かう!」廊下で電話連絡を入れた。



佐藤二郎さんのお父さん役、
多分演出だと思いますが軽くてペラい。
良い話にしないように頑張ったとしか思えなかったです。

間は本庁のエリートなのに、
いつも特殊捜査課のみんなに助けられてます(笑)


今から楽しくダイエット!
最初、意外に滑りにくいのでびっくりしないでね。
慣れると笑いが止まりません。

またじわじわとブームが来てます。






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