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ドラゴン青年団 第10話 最終回 光の商店街 ネタバレ ストーリー 安田章大 [ドラゴン青年団]

ドラゴン青年団 FINAL STAGE 第10話 最終回 光の商店街

「先ほどドラゴンに動きがありました。」
TVの臨時ニュースが入る。


FINAL STAGE 光の商店街

「臨時ニュースです。
つい先ほど ドラゴンが突如、東京タワーから西の空へと飛び立っていきました。
今現在ドラゴンは、東海方面へと向かっているようです。」

“チロル”でつけっぱなしにしていたTVから、臨時ニュースが流れる。
“ドラゴン青年団”にドラゴンのことを任せたが、
こんなことを見せられたら、気になってしまう・・

今まで全く動く気配がなかったのに・・・
ドラゴンは闇のエネルギーを吸い尽くしたからか?
ドラゴンスレイヤーとクリスタルが揃ったからか?
突然のことに戸惑っていた。


「政府の発表によりますと、ドラゴンは今現在 多摩川上空を飛行中とのことです。
周辺の皆様、くれぐれもお気を付け下さい。」

これはもしかして・・・こっちに向かってる!?!?


カズキ(大東駿介)はドラゴンの動きを知って、地元に戻るために車を走らせていた。
ヨーコ(蓮佛美沙子)のケータイに連絡を入れる。

「おい!ニュース見てるか?やべぇよ、ついにドラゴンが動き出しちまったよ。
ドラゴンは多分クリスタルを狙っているんだと思う。
クリスタルの力を支配しようとしてんだよ!
クリスタルがドラゴンの手に渡ったら、大変なことになる。
世界が闇に包まれちまうんだ。

今すぐヨシオたちに伝えてくれ!俺も今そっちに向かっている!
ヨーコ、お前は俺が守る!!」

カズキは車のアクセルを限界まで踏み込んだ。
クリスタルとヨーコのために・・・

ヨーコにこんなセリフを言うと思っていなかった
ヨシオ(安田章大)、ケンジ(遠藤要)、タモツ(本多力)は
電話の内容を聞いてしまった。


「な、なんか・・ごめんな・・・・」
話しを聞いてしまったことをケンジは詫びる。

変に気まずい空気が流れた・・・・

「そんなことより、ドラゴンがクリスタルを狙ってるって。」
この空気を吹き飛ばすようにヨーコは話す。


“クリスタルを狙っている”ということは、団長たちの所に向かっているってこと??
この事実を団長たちに早く伝えないと!!
とりあえず、電話をかけてみることにする。

確信を話すのではなく、なるべくオブラートに包んでショックを与えないように・・
出来るだけ刺激を与えないように・・

「あ、あのぅ・・・団長、ニュース見て下さい。ケータイとかで・・・」

団長(ユースケ・サンタマリア)は、
自分たちがTVで取り上げられていると思い、有頂天になっていた。
ドラゴン青年団(永野宗典、石田剛太、松尾英太郎)は自分のケータイでTVを見る。


「ドラゴンだよ!ドラゴン動き出してんじゃん!!!」
団長は、今の状況を理解した。

「団長、落ち着いて聞いて下さい。
ドラゴンが、団長たちのクリスタルを狙っているんです。
ですから、ドラゴンを迎え討って下さい。
クリスタルとドラゴンスレイヤーがあれば、倒せるはずなんです。」

団長はヨシオの言葉を聞いて・・・
「お前たち、今すぐクリスタルを捨てろ!」

聞いていたヨシオたちはびっくり!!
「捨てないでください。世界が終わっちゃうんですから!!」

投げ捨てかけていた団員達を慌てて止めた。
でも、これからどうしたらいいのかを団長は考えられなかった。

「とにかく、いったんこっちに戻ってきてください。」
ヨシオの言葉に従い、マイクロバスはUターン。


「このまま逃げ続けてください。絶対にクリスタルを渡さないでください。」
「わかった。いいか、これだけ入っておくぞ。
俺は青年団としての自覚はあるけども、光の戦士としての自覚は無いからな!!」

この土壇場で光の戦士でいることを投げた団長。
こんなことを聞かされて、一気に力が抜けてしまった。

ヤバい・・世界が終わってしまう・・・・


「ドラゴンの動きとか止まんないかな?
警察とかに連絡して、パトカーとかを集めて、ドラゴンを食い止めるとか・・」

ヨーコは必死にアイデアを出してくれたが
ドラゴンは空から飛んでくるので、パトカーが出てきても関係ないし、
防衛庁的なところから、兵器的な物で迎え撃つのを頼むにも
自分たちには、そんなお偉方とのパイプは無かった。


つけっぱなしのTVから、ドラゴン最新情報が流れる。
「今入りました情報です。
ドラゴンが送電線に触れて、少し怯んだとのことです。

送電線に触れたドラゴンは、確かに動きは鈍くなり、その場で留まったようです。」


ドラゴンが怯んだ?それは感電したってことか??
ならば、ドラゴンは電気に弱いということだ。

「あ!”ピッカリエ“だよ!!
ピッカリエの電飾を使って、ドラゴンをしびれさせるんだよ!!」

ヨシオは思いついたアイデアを言うが、みんなの顔が半信半疑・・
納得してもらうために。説明をする。

団長から渡されていたピッカリエの人員配置図広げ、
ペーパーナプキンで、鶴のような形を作る(これはドラゴンのつもり・・)
布おしぼりを袋から取出し、その中に爪楊枝を仕込む。
(団長たちのマイクロバスと、ドラゴンスレイヤーのつもり・・)

ペーパーホルダーは紙を取ると凱旋門のような形に見えた。
それをメインゲートに見立てて準備完了。


ドラゴンは東京からこっちの方に飛んできていて、マイクロバスを追いかけている。
団長たちのマイクロバスは、ドラゴンから追いかけられながら逃げていた。
このまま逃げてきてもらい、メインゲートを抜ける。
ドラゴンは追いかけて、メインゲートをくぐる。
この、メインゲートを抜ける瞬間、ドラゴンが感電して動けなくなる。
そこを見計らって、光の戦士団がドラゴンにトドメを刺す。

身近な物を使って計画を実演して見せたヨシオ。
ヨシオの話は、全てがうまくいかないと出来ない話・・・無理があった。
ピッカリエで使用する電気ぐらいではドラゴンにとっては微々たるもの・・

ケンジは話しを聞かずに配置図を見ながら考え込んでいた。


「いけるかもしれない・・・」
商店街から、町から、電力を集められるだけ集められれば不可能ではない。
ピッカリエの電飾は、ケンジの電気屋が取り仕切っているので
メインゲートに繋ぐのはわけない。
後は、町からの電力を集められれば実現可能だと思われた。

「電気屋!!!」「ただの電気屋じゃねぇよ。空飛ぶ電気屋だ!」

配線とケーブルのことはケンジに任せる。


ヨーコは商店街の街並みを思い出した。
メインゲートに入るまでは道が入り組んでいて、障害物が多すぎる。
マイクロバスでは小回りが利かない道だった。

「俺が行く!俺が町の入口にバイクで待ってる。
クリスタルを受け取ったら、ドラゴンを引き付けながらメインゲートを抜ける。

逃げ足の速さなら、任せてくれ!」
タモツが志願した。逃げ足の速さは誰にも負けない!


男たちはこの計画で実行すると決めたが、ヨーコは反対だった。

「誰かがやらなきゃ、世界は終わっちゃうんだよ。」
「この町が壊されるのは、絶対にイヤだ!
ヨシオは勝手だよ。いつも自分の思いつきに人を巻き込んで・・
あんた光の戦士じゃないんだよ!ただの人なんだよ!」

「だけど俺は、この町の青年団員だよ。」

まず最初に商店街のみんなを説得しなければいけない。
3人で行こうとするが、ヨシオは怒っているヨーコを誘った。

「次は、私の物語にも付き合ってよね!」

あれだけ反対して怒っていたいたヨーコだが、ヨシオについて行くことにした。






「えぇ~みなさん、落ち着いて聞いて下さい。
この商店街に、もうじきドラゴンがやってきます。
そのドラゴンを倒すために、ピッカリエにワナを張りたいと思ってます。

ご協力、お願いします。絶対に危険はありませんから!」

ヨシオの話にすぐさまO.K.を出す人は誰もいなかった。
見かねたユカが壇上に登る。

「みなさ~ん!ピッカリエのキャンペーンガールのユカちゃんで~す!
みなさんご存知の通り、この町は光の都だったわけですが
みなさんも、肩に紋章ないですか?」

言われて袖をめくり上げると、かなりの数の人の腕に紋章はあった。

「それが、光の戦士の証なんです。紋章、ある人!!!」

ユカが挙手を願うと、かなりの数の人が手を挙げた。

「じゃぁ、世界、救ってみたい人!!」
さっき手を挙げた人は、感覚的に手を上げてくれた。



ケンジとタモツは、戸建て住宅の方にお願いに回っていた。
町のみんなは協力的に電力供給に応じてくれる。

「ありがとうございま~~~~す、電力、ご馳走さまです!!」

ケンジは手際よく配線を済ませる。



手製の一括管理装置を作り、ケンジは電力の集まり具合を確認をしていた。
いい感じに電力は集まってきていたが、もう少し欲しい所・・・
ギリギリ満たないためにドラゴンが止められないのは避けたい。

そこにトラックがやってきた。中から出てきたのはカズキ。

「ドラゴン、追い抜いちまった。これ、プラズマボールの電源車だ。
良かったら使ってくれ!」

電力が少し足りないことを心配していたが、この車があれば足りそうだ。



「目撃者による最新情報によりますと、
ドラゴンは現在、山中湖の上空を飛行中です。
近隣の皆様、どうかご注意ください。」

“チロル”に戻ったヨシオとヨーコ。
TVでドラゴンの最新情報を見ると、こちらに順調に向かっているとわかった。
ここは司令室のようになっていて、報告が逐一入ってくる。


団長からの報告では、マイクロバスは順調で、
もうすぐ光山町に辿り着けるところまで戻ってきていた。

タモツは町外れの陸橋でスタンバイをしていた。
メインゲートは準備万端で、ドラゴンが来るのを待つだけ・・
ドラゴンが到着するまで 後20分ほど時間が残っていた。


「意外と余ったな。ギリギリで出来ると思ったけど余ることってあるんだね。」
大量のおにぎりを握るヨーコにヨシオは話しかける。

「あ、ヨーコさ、さっきのあれ?“私の物語”って?」
ずっと気になっていて、聞いてみたかった。
聞けるのは今のこの状況しかないと思って勇気を出した。


ヨーコが言っていた“私の物語”は
「ずっとこの町でみんなと暮らす」ことだった。

子供の時からずっと親から言われていたこともあって、
町から出て行くことなんて考えられなかった。
親は、“末裔の血を守るため”にこんなことを言っていたのだと今は思うが、
なぜか自分もこの言葉に従いたかった。

「カズキの所に行かなかったのも、そういうことがあったから?」
「別に、それはそういうことじゃないけど・・・」


「ヨ、ヨーコさあ!!!俺今まで言えなかったんだけど・・・
俺、ヨーコのこと・・・」
「あのさ!雑なんだけど・・
こういうのやめてくれない?どさくさに紛れて言いたいこというみたいな・・」

ヨーコは勢いで告白しようとしたヨシオの言葉をさえぎった。


「エンドロールの後も、物語は続いて行くんだから・・・」

ヨシオはヨーコの言葉に納得をして、これ以上いうのを止めた。


「ヨシオ!!今団長からクリスタルを受け取った。
団長たちは先にピッカリエに向かうって。」

無線でヨシオに連絡を入れたタモツは、
半ヘルを被り、前かごにスーパーのビニールに入れたクリスタルを乗せて
原付で走り出した。


そして今、僕は・・いや、僕だけじゃない
タモツもケンジもヨーコもカズキもユカも団長も
みんながみんな、世界の主人公になった。


ケンジは電力出力レバーを握り、その時を待った。
一足先に着いた団長たちは、物陰に隠れてドラゴンを待つ。


タモツの原付がメインゲートに着いた。
クリスタルをタモツ、ケンジ、カズキが手に持ち
団長の持つドラゴンスレイヤーに力を集めた・・・・・・・・・・




Welcome to HIKARI no MIYAKO
胸元にデフォルメされたドラゴンがプリントされているTシャツが販売されていた。
仕掛け人はカズキ。
カズキはクリスタルの力で一儲けを企んでいたが、
ドラゴンまで商売にとり込んでいた。
自社が企画をした大型ショッピングモール“プラズマモール光山”の一角で
Tシャツを売り込むために呼び込みをしていた。


団長は、商店街の一角に設置した
クリスタルとドラゴンスレイヤーのオブジェの前で演説をしていた。

「こちらが光の商店街と申しまして、ドラゴンを見事退治した
いわば、戦いの聖地でございます。
ちなみに、ドラゴンスレイヤーで最後のトドメを刺したのは
わたくしなんであります!!!」
観光客に観光案内と称して(自慢)話しをしていた。


青年団と観光協会の合同主催で、ゆかりの地を巡るスタンプラリーを実施していた。
“チロル”も該当場所で、ヨーコは忙しく“火炎チャーハンを作っていた。

クリスタル水とチャーハンのおかげで今までにないほどお客さんが来ていた。
いつもの位置に座っているが、人が多くて落ち付かないケンジとタモツ。

ケンジはドラゴンに恩恵を受けられずにすねていた。
ドラゴンを倒しても電気屋が繁盛しないのは仕方がない・・・

なんか、世界の救い損・・・?


ユカは新たなチャレンジのために東京に旅立った。
自分から離れないと思っていたタモツは驚いてユカを追いかける・・・

ヨシオは部屋を片付けて、物語を書いていた。
これは今まで起こった冒険の記録。
原稿は、「ファンタジーノベル新人賞」に応募する。
ヨシオが「この町に残ってやれること」としてコレを選んだ。


「番組の途中ですが、臨時ニュースです!」
流れっぱなしのTVから臨時ニュースが飛び込んだ。

「つい先ほど東京タワーの上空に、謎の飛行物体が飛来しました。
地球上にある乗り物には似ていないですが、一体何なんでしょうか?
現在の所、全く情報はありません。」

円盤らしきものが四角に光を放出すると、スクリーンのようになり
軍服を着た、青い顔とシルバーの髪をした男(亀梨和也)が映し出される。

「地球人の諸君、ごきげんよう。我々は、銀河帝国軍だ。
君たちの代表者と話しがしたい。」

銀河帝国が対話をすべく地球の東京にやってきた。


「うい~っす!」
TVの情報などしらないヨシオは、のんきにお茶を飲みに”チロル”に来た。
みんなをいつもの席に集めて、小脇に抱えていた物を見せる。

「リサイクルショップで見つけたんだけどさ・・」

読んだこともない文字が書かれた平たい石のカケラを見せる。
石は光り、ヨーコそっくりの小人がホログラフのように映し出された。

「キルルル、クルルル、キリリリ・・・」
言葉は理解できそうにない。

「あの人たちは悪者です。銀河の運命はあなたたちにかかっています。」
ヨーコは言葉を理解できた。


To Be Continued・・・?


今まで「ドラゴン青年団」にお付き合いいただきましてありがとうございます。
また、気になる作品がありましたら 読みに来て下さい。


舞台作品を視覚的に豪華に、小出しに見せてもらった感じの仕上がりでした。
楽しさをスカす感じで、思いっ切り笑うというよりは
ニヤリとする感じがウケなかったんでしょうか?
残念な視聴率を獲得してしまいましたね。

掛け合いとかはさすがの出来ですので、いろんな人にも見て欲しいなぁ・・

亀梨くん、どのシーンで出てくるのかが楽しみでしたが
これ・・・誰だかわからん・・
なんだか使い方!!残念でした。

発売です!

関西圏で土曜の13時からラジオを聞く方、
話しをしていたのはこの商品です。
何にでも効果を発揮しますが、ヤケドは傷口がとてもきれいに治ります。





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