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戦国鍋TV 再出陣 ヘアアーティスト 毛利♯4 寿里 平野良 [戦国鍋TV 2期 シーズン2]

戦国鍋TV ヘアアーティスト 毛利♯4

毛利元就 1497〜1571年
中国地方ほぼ全域を支配下に置いた
戦国最高の知将と評された戦国大名である。


尼子家の弱体化を狙う
毛利元就は
尼子晴久と険悪な関係にある
叔父の尼子国久に目をつけた。
国久が毛利に
内通したという噂を広げ
それを信じた晴久は
ついに 国久を
殺してしまったんだとか


「毛」

一本の毛は簡単に切れるが、三本切るのはかなりの決意がいる
それを可能にするのがヘアアーティストである。

彼の名は MOTONARI MOURI 毛利元就
まだ名もない新人美容師である。

そんな彼は無謀にも、その身を投じたヘアサロンこそ
HARUHISA AMAGO 尼子晴久(尼子派NO.1)
YOSHITAKA OHUCHI 大内義隆(大内派NO.1)という
中国地方屈指の有名美容師を2人も要する人気店「Aki style」であった。

尼子派と大内派がしのぎを削る、
このヘアサロンと言う名の戦場で、
毛利元就という男は生き残ることはできるのか?

これは一人の新人美容師、毛利元就という男が謀略の限りを尽くし、
ヘアサロン毛利を立ち上げ、
中国地方NO.1ヘアアーティストに成り上がるまでの物語である。


ヘアアーティスト 毛利 ♯4


「晴さん、もっと自信を持って下さい。」
尼子国久(平野良)は、自信をすっかり無くしている尼子晴久(寿里)に声をかけた。

「だが、あの毛利とかいう新人は、あの大内派を全滅させたんだ。」
新人にしては手際がよく、毛利に底しれぬ恐ろしさを感じていた。


大内と陶は、晴久が休んでいる間に調子に乗って自滅しただけ・・

「連中は、その程度だっただけ・・・」

テクニックで言えば晴久にかなう人はいないし、
指名客も晴久が帰ってきたとわかれば、必ず戻ってくる。

「晴さんは堂々と、そう堂々と、そして堂々と居てください。」

国久の言葉は魔法のように効き、晴久は自信を取り戻した。



客の減った店内で、雑誌を読んでくつろいでいた毛利元就(滝口幸広)

「毛利!晴さんが戻って来た!!!」
スタッフB(北代高士)が慌てて教えに来てくれた。
新人美容師がくつろいでいる姿を尼子派には見せられない。


イスから立ち上がるのと同時で晴久と国久が入店。
間一髪セーフ・・・

「よう!毛利じゃねぇか。
久しぶりに来てみれば、ペーペーだったお前がもう接客しているとはな!」
国久からの先制攻撃。

「僕なんてまだまだです。大内派の皆さんが辞めてしまって、
実際にカットを出来る人が僕しかいなくなってしまったんです。

尼子派の2人が帰ってきてくれたら、心強いです。」

攻撃をかわすように、“自分がカットをすることは仕方がない”ことをアピールするが、
ちょっと嫌味を残してみた。


「初めからあいつらを追い出すつもりだったんじゃないのか?
従順な下っ端のフリして・・」

自信を少し取り戻し晴久は元就にアップをかましてみる。
国久がこれ以上話すことを止めた。
こんな言い方は、元就のことを意識していると思われても仕方がない。
下っ端のことを意識しているようでは、店のトップではいられない。


「とにかく、今日から晴さんがこの店のトップだ!それを忘れんなよ。」
国久は念のためにクギをさした。






「こんな感じでどうかな?」
「うわぁ・・こんな感じにしたかったんです♪」

晴久はブランクを感じられないほどの手さばきで、常連さんの髪を切った。

「晴さんが居ない間、別の人に切ってもらったんですけど
やっぱり晴さんが一番です♪

パーマがうまい人とか入るんですけど、
カットとなるとなかなか見つかりませんよね・・」

「パーマが上手い人・・・それ、ウチの店の話???」
「ええ、そうですけど・・・」


自分より上手い人間がいた・・・
晴久はショックでガチガチになってしまう。
この様子はヤバいと感じた国久が。お客さんを会計の方へと案内する。

「今後は、晴さんも完全復帰の予定だから、よろしく!」
国久の囁きに、お客は笑顔で応じた。



スタッフBとスタッフC(小谷昌太郎)は閉店後に自主練をしていた。
Bは 晴久のカットテクニックが凄かったことを思い出していた。
Cは いつもの堂々としている晴久が、らしくなかったことを案じていた。

2人の後ろでカットの様子を見ていた元就は、
Cが“晴久らしくない”と感じた理由を尋ねた。

「客が、パーマが上手い奴がいるって言っていたのを聞いて
“そいつは誰だ!”“俺より上手いのか!”って言って詰め寄って・・・」

以前の晴久なら気にも留めていなかったことだが、
かなりブランクが開いてしまったので、
他のやつに客を取られると不安になったのかもしれない。

でも晴久のテクニックがあれば、すぐにでも客は戻ってくるはず。


この話を聞いて“いいこと”を考え付いた元就。
次の日、元就はいつもと変わらずお客様にカットの施術を行った。
仕上がりに満足したお客は、元就に笑顔で感謝を示すが

「もえちゃんはさ、パーマとかに興味ない?」
帰り間際の客に耳打ちをした。

「ウチのスタッフで、“パーマやらせたら右に出る者はない”っていう人がいるからさ。
俺もその人の下で勉強させてもらっているんだよ。」

「それって、誰ですか?」
元就の客、もえはパーマに興味を持った。

「しおんちゃんはさ、パーマとかに興味ない?」
「さえちゃん、パーマとか似合うと思うけどなぁ・・・」

元就は自分に付いたお客さまに「パーマの上手いヤツ」の話をして回った。
この撒き餌は驚くほどよく食いついた。

朝から予約電話がひっきりなしにかかってくる。
それも、全員がパーマ希望者。
晴久のテクニック目当てのカットの客はそこそこに、
パーマの立てこみはハンパなかった。

「はいもしもし、パーマのご予約ですね。担当のご指名はございますか?
国さんで?少々お待ちください。」

「国さん!14時からパーマの予約大丈夫ですか?」
その前後は、13:30~が一人、14:30~一人、予約が入っていた。

「国さんのパーマって、みなさんからの評判がいいんですね。」

こんなに立て込んで予約が入り、国久は嬉しくなった。


「お前だったのか・・・
俺よりパーマが上手い奴って言うのは、お前だったのか?
だから俺がその話を持ち出した時に、必死でごまかそうとしたんだな!」

晴久は冷静さを失ってしまった。怒りの矛先は国久に向いていた。

「クビだ!ウソつきはクビだ!!!!
そんなにパーマが上手いなら、余所で 町のパーマ専門店でも開きやがれ!
さあ、ここは俺の店だ!出て行け、出てけ!!!!」

国久は言い訳一つ言わずに店から出て行った・・・・


こうして、自信の地位を脅かす存在に怯える晴を利用して
国という、晴にとって欠かすことの出来ない存在を追い出すことに成功した。

全ては毛利元就の思惑通りだった。


To be continued



さよならの空気が見えてきて、テンポが落ちてきたように思います。

元就は敵次々と追いやります。
カットを学べていないような気がして仕方がないのですが
お客様は付くのでしょうかねぇ・・

元就の目指すのは何なのでしょうか??


仕事終わりにイメージチェンジ!
サッと撫でるように使うだけでも、髪にツヤが出ます。


最強メイクボックスです。





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