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RUN60 EPISODE2 第2章 第5話 あらすじ ネタバレ John-Hoon 寺田拓哉 [RUN60]

RUN60 EPISODE2 第2章 第5話 選択

「桑田さん!聞いているんですか!」

森沢雄介警視管理官(嶋田久作)から
“信用できるやつ”と桑田和仁(木村了)を紹介された中塚祥司(柄本佑)。
一緒事件を追いかけるために、
これまでの事件のあらましを話す中塚を、ほぼ無視してゲームをしていた。

「言葉の説明は、不正確なうえに感情に左右されやすい。故に効果が薄い。
要するに、君は行動心理学的に二人の移動から何かを推測してほしいってわけだ。」


高杉裕、水木レイ。二人の行動に一貫性が見られない。
一貫性が見られないと言うことは、
“時間と共に目的が変化している”と考えられる。

一つのステージをクリアすると、次に進む。

「ゲームみたいなもんだね。」


中塚のケータイに着信。彼女からだった。
ディスプレイ画面で確認し、そのまま切った。


川中陽子(田中美保)はさっき電話をしたときに「もう帰る」と言った
祥司の言葉を信じ、お鍋の準備をして待っていた。
もう一度電話をしたら出てくれない。
心に開いた小さな穴から風が吹き込んで、一人でいるには寒すぎた。



山下朋子(松岡璃奈子)は食事の後片付けをしていた。
男(John-Hoon)が声をかける。

今日は男の弟:パク・ホンギ(Shin Won Ho)が突然韓国からやってきて
楽しい夕食を食べた。ホンギは疲れてそのまま眠っている。

「あいつ日本語全然できないくせに、何も言わずに来やがって。」
弟と久しぶりの再会は嬉しかったが、無鉄砲な行動をとる弟にあきれていた。

「2人は似てる!私とあなたが会ったときもそうだった。いきなり口説いたし。」
朋子は男と最初に会ったときのことを思い浮かべながら笑顔で話した。

心の声に忠実に生きる。そんな兄弟のようだ。



楠野孝雄(Takuya、寺田拓哉)は、ちょっといい気分で家に帰った。
家は“スナック くすくす”
ママをしている母:楠野喜美(岡田奈々)と
常連客(サンガ)と坂東虎夫(島崎俊郎)が出迎えてくれた。

喜美からごつごつした郵便物を渡される。差出人は書かれていない。
「孝雄、山田先生 亡くなったって。さっきTVでやってたの。」


部屋に入り、慌ててPCを立ち上げてニュースを確認する。

東京・品川区で爆発火災、焼け跡から2遺体
東京・品川区の住宅地にある2階建て住宅で本日19時20分頃、
火災が発生した。品川区池上西の木造2階建て住宅は、午後8時15分ごろ、
述べ約280平方メートルを全焼し鎮火。焼け跡から2遺体が見つかった。
警視庁によると遺体は、この家に住む教師の 山田孝信 さん(57)と、
妻で、同じく教師の 山田泉 さん(51)の可能性が高いとみて身元の
特定を急いでいる。・・・・・・・


「マジかよ・・・・」
孝雄のケータイが鳴った。出てみるしかない。
通話を受信し、そーっと耳にあててみる。
「あなたがゲームに参加しないと、まだまだ死ぬよ。
あなたのせいで山田泉は死んだ。

セカンドステージ。次は“品川耕太郎”

3分以内にスタートしないと、ゲームオーバー。」


一方的に話を聞かされて、切れた。
山田先生のこともあり、変な胸騒ぎを感じたので
孝雄はバイト先の社長:品川耕太郎(つまみ枝豆)に連絡を入れる。

社長は電話に出てくれた。よかった・・・少し安堵した。

「プレゼント、気使わせてわるかったなぁ。
誕生日プレゼントを野郎からもらったってなぁ・・」
品川は、孝雄から誕生日プレゼントをもらい まんざらでもない。

「プ、プレゼントってなんですか?」
送った覚えのないプレゼント。


PCに写しっぱなしになっていた山田先生の爆破火災の記事。
真ん中が割れ、指がページをこじ開ける。
その隙間から片方の目がこちらを見ていた。

「届いてる?」メッセージが表示された。

孝雄はさっきの郵便物を乱暴に開けた。
中から出てきたのはテンキーのついたブレスレット。
これは確か・・・田山実(岡山天音)が街でもらったと言って喜んでいた物と同じ。

「ルールは簡単。そのブレスレットをつけて、僕の指示通りに走る。
時間内にゴールに行き、隠された暗証番号を探し
ブレスレットに入力すればステージクリア。
クリア出来なければ・・ステージ毎に1人、大切な人が爆死。
コンプリート出来れば、あなたも生き残れる。
ブレスレットは、無理に外そうとすると・・・爆発するよ!」

「社長!!!その時計捨ててください!」
社長は既に腕にはめていた。画面には05、04、03・・・

「バン!!」大きな爆発音と共に通話が切れた。


「ゲームに参加しますか?
賭けるのは、あなたが選んだ5人の命。
そして、あなた自身の命。」

また知らない番号から電話がかかってきた。
「警察に言うのはかまわないけど、全員死ぬよ。誰にも話しちゃだめ!」

ケータイにメールが入る。
RUN 60 3rd Stage MAP
3rd Stageのゴール、第3位 田山実、死ぬ。

「お前!誰なんだよ!!!」
「ピエロ」

ピエロが見ているモニターには、孝雄の姿と実の姿が映し出されていた。
ブレスレットを付けて、ゲームに参加をするか悩む孝雄。
何も知らない実は、ダンス大会に向けて路上で自主練をしている。


一階のスナックスペースでは喜美と常連と坂東が、孝雄の話をつまみに飲んでいた。

喜美にとって孝雄が生き甲斐。
有名とかお金とかはいいから、ただ元気でいて欲しい。そう思っていた。
昔、孝雄がケンカで怪我をしたときに、
“私は死んでもいいから、この子を助けて!”って病院で大騒ぎ。

「自分は死んでも、子供は生きていてほしい。親ってそういうものよ。」

みんなで話をしているのを、物陰から聞く・・
自分のことをこんなにも愛してくれる母親を見て、胸に迫るものがあった。

何の説明もできない。良い言い訳をしようと母に声をかけたとき、
坂東の腕に、送られて来たものと同じブレスレット型時計があった。

「喜美ちゃんに届いていたらしいんだけど、もらっちゃった。」


ブレスレット型時計をしてゲームに参加しないと、みんな死ぬ・・・


母には何も言わずに店を出た。覚悟を決めて腕に装着。15:00と表示された。
カウントダウンが始まる。走り出すより他になかった。



「高杉裕と水木レイ。なぜ二人は車に乗らなかったのでしょう?
逃亡するにしても、自分の足で走る理由がわからない。」

「特に、水木レイは心臓に爆弾を抱えていた。
・・・・・走り続けていた?何のために?」
中塚は二人の逃走経路を見ながら桑田に話しかける。

桑田はタブレットで“ナナシ ノ ゲエム”を見ていた。
画面はコンパクトにまとめられていて、
ゲームキャラが走り、タイマーはカウントダウンを続ける。
走っているルートマップに、
防犯カメラが映し出す孝雄が走る姿が、画像を少し細工して映し出されていた。


「何で俺がこんな目に・・・」
理不尽に走っているので、早さは感じない。残り時間5:17
到底間に合わない。先に進むしかなかった。

孝雄は抜け道を思い出し、細い路地に入った。
カメラが設置されていないポイントで、ピエロは孝雄の行先を見失う。
サーチをかけてようやく発見。孝雄はかなりショートカットできたようだ。


中塚が真剣に考えているのに、桑田はゲームを続ける。
画面を覗き込んだ。
「おもしろいんだよ、コレ。単純だけど。時間内に目的地まで走り抜けるゲーム。
まあ、一種のシミュレーションゲームだね。」


消防庁より入電!
管内・西新宿5丁目、爆発事故発生。現場は、西新宿5丁目品川酒店・・・・


爆発事故?中塚は気になって現場に向かう。

「あんたも走るんだ!」
桑田はそんな中塚の後姿を見ながら、吐き捨てるように言った。



残り時間3:25 ようやく指定されたポイントに着いた。
「おい!!来たぞ!!暗証番号、どこだ!!!」
大声を上げても誰も来ない。辺りを探して回る。

物音が聞こえた先に、ホームレスがジェラルミンケースを抱えて走る姿が見えた。
慌てて追いかけてケースを奪い取る。
開けると、中に番号が書かれた紙が入っていた。
急いでブレスレットのテンキーに打ち込む。
14、13、13、・・・“Cleared”カウントダウンは止まり、クリアした。


孝雄は急いで実に連絡を入れる。
実は無事だった。ブレスレットはさっき勝手に外れたようだ。

一応、一安心した。

孝雄のケータイに連絡が入る。
「次はファイナルステージ。
ファイナルステージは、AとBの二つのゴールがある。
どちらを選ぶかは、ランナーの自由。

Aのゴールを選んでゴールすれば、楠野喜美が助かる。
Bのゴールを選んでゴールすれば、根岸美緒(森田涼花)が助かる。

あなたのブレスレットと、2人のブレスレット。
両方に暗証番号を入力しないと、クリアにはならない。

どっちを選ぶ?

ちなみにAのゴールはお前の家。簡単な方。
Bは、難関コース。」


「どっちかを捨てろって言っているのか!
どっちかを殺せって言ってるのか!答えろよ!!!

母ちゃんと、美緒と・・・出来る訳ねぇだろ・・・」


喜美はグラスの片付けをしながら、手が滑って割ってしまった。
何かわからない胸騒ぎが収まらないでいた。



「選ばなければ、両方死ぬ。あと1分でスタート。」
「ふざけんな!ふざけんな!!ふざけんな!!!!」

孝雄は思い出した。
美緒に「美緒は俺が守ってやるってわけよ。」と言ったこと、
さっき母が「自分が死んでも、子供は生きていて欲しい。」と言っていたことを・・

「美緒だ。」

天秤にかけて、美緒を選択した。
メールが届く。
RUN60 Final Stage MAP [NO MAP]
Final Stage 2つのブレスレットに暗証番号を入力すれば、ステージクリア。
制限時間は30分

「これ、どこにいるのかわかんねぇのかよ・・」

とりあえず美緒に電話をしてみたが、電源が入っていない。
ブレスレット型腕時計の画面に、残り時間30:00が表示された。


桑田はPCでプログラムの確認をしながら
“ナナシ ノ ゲエム”の画面も開いて見ていた。


いつの間にか眠ってしまっていたホンギ。
ふと目が覚めて、少し扉の厭いていた兄の部屋を覗いた。


カウントダウンが始まっていると言うのに、孝雄は一向にその場から動かない。

「何やってんだ?死ぬまで走るんだよ!」
ピエロは、画面の孝雄に向かってつぶやいた。

「兄さん!何してるの?」
背後から、画面を覗き込んで見てしまった。
一目瞭然で分かってしまった。兄(ピエロ)がこれからしようとしていることに・・・



中塚は、森沢と桑田に自分の考えを説明する。

この一日で、2件の爆破事件が起こった。
原因は調査中。だが、この2件が無関係ではないと考えていた。
その根拠は?
1件目は山田泉 高校教師。2件目は品川耕太郎 酒屋店主。
この2件の間に共通項はない。
だがここに、楠野孝雄という人物を入れれば全員が繋がる。

品川酒店でアルバイトをしていて、
高校時代に傷害事件を起こして補導歴がある楠野の、担任教諭が山田。

高杉裕と水木レイも、豊洲の電話ボックス爆破事件を最後に足取りが消えた。
この1か月の間に3件も爆破事件が起こるのは不自然なこと。


警視庁管内で、昨年1年で爆破事故が起きた件数はゼロ件。
ここ数年でも1件有るか無いか。確率的に考えても異常なこと。
この事件と高杉の事件には、なんらかのつながりがあるかもしれない。

森沢は、捜査を続行するように中塚に言った。
この言葉を待っていた中塚は、急いで部屋を出て行った。


「誰もかれも走ってばっか・・・走れよ!メロス!」
その場から3分経っても動かない孝雄に、
桑田は森沢が側に居ると知りながら、画面に向かって檄を飛ばす。


この場に立っていても、らちが明かない。
孝雄はとりあえず走り出した。




前回とは違い、今回はゲームに巻き込まれた形。
ランナーのモチベーションが違うとは思いますが、
孝雄があまりにもやる気がなくて・・・
自分が大事に思う人が、自分が記入したことで死ぬ。
そんな悲壮感が全くないんです。
残念・・・
次回は本気出すかしら??


John-Hoonのニューアルバム「VOICE」から
ORION(中島美嘉) の歌のカバー曲が挿入歌として流れます。
男声で聞くと、また違った味わいです。



やっぱりコレでハマりました?






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