SSブログ

牙狼 GARO MAKAISENKI 第21話 牙城 あらすじ ネタバレ 小西遼生 [牙狼 GARO MAKAISENKI]

牙狼 GARO MAKAISENKI 第21話 牙城

魔導列車は墜落し、
形として残っているのは船首像(フィギュアヘッド)の部分と
太古のホラー・ギャノンの骸。

冴島鋼牙(小西遼生)は列車から投げ出され、うつ伏せのまま気を失っていた。

「どうやら俺たちは助かったようだな。」
魔導輪:ザルバの声でようやく気が付いた鋼牙。
力を振り絞り立ち上がると、目の前にはギャノンの骸。


鋼牙は胸を押さえ、破滅の刻印の確認をする。
「安心しろ!貴様の破滅の刻印は消滅した。」

ハッと驚き、声の方を見ると、赤い仮面の男・布道シグマ(中村織央)が
ギャノンの骸の裏側から鋼牙に姿を現した。


「冴島鋼牙。お前には賛辞を贈ろう。
貴様の力は、この俺の想像をはるかに超えていた。」

シグマは鋼牙との戦いで斬りとられた左腕をギャノンの骸に突っ込む。
赤い左腕が再生した。

赤い腕の秘密を見た鋼牙は驚きを隠せない。



元老院に集っていた魔戒騎士たちの破滅の刻印も消滅していた。
騎士の1人、多賀城信義(田中要次)は鋼牙の活躍に感謝をする。
そばで聞いていた涼邑零(藤田玲)は、なんだか誇らしい気分になる。

よろよろと重い足取りで零の所に来た布道レオ(中村織央)
ここまでたどり着くのにかなり体力を消耗したらしく、そのまま気絶してしまった。



「あきらめろ!お前にもう、イデアを作ることはできない!」
鋼牙はイデア建造の阻止が出来たと思っていた。

「ふふふ・・策はまだある。天が貴様を残していてくれた。」

再生した赤い左腕は従来の力を発揮でき、鋼牙に向かって気を飛ばした。
鋼牙は魔導列車の残骸に激突。

剣を手に取り攻撃をするが、
赤い左腕は切っ先から根元まで刀の刃を握ったまま滑らせ
鋼牙の指に収まっているザルバに目を付けた。

「その魔導輪、いただこう。」

船首像(フィギュアヘッド)から黒い触手が出現。
鋼牙が気を取られているうちに、ザルバが指から外されてしまった。

「鋼牙!お前だけでも逃げろ!!」ザルバは鋼牙の身を案じる。
「だめだ!お前は俺のザルバだ!」

ザルバを持つシグマの右手を強く握りしめる。
なんとかザルバを奪取できたが、黒い触手に体の自由を奪われてしまった。



薬を飲ませてもらい、意識を取り戻したレオ。

「列車が作った結界から出現したホラーが、街を襲っています。」
神官・グレス(ひし美ゆり子)が現在の状況を告げる。


「みんなは元老院の守りと、街に出たホラーを殲滅させてくれ。
鋼牙は、俺が必ず連れて帰る。」

零はみんなに素早く指示を出す。
みんなは街の方が片付いたら合流することを誓う。

「レオ、お前は俺と来い!まだ戦えるよな。」
戦いはまだ終わってはいない。零とレオは鋼牙の元に向かう。


シグマは法力で、
十字架に磔にされたキリストのように鋼牙を天空に吊るしていた。
鋼牙は意識を取り戻したが、身動きが出来ない。

「目覚めたか?冴島鋼牙、貴様を神にしてやる。」


シグマが力を放出させると、船首像(フィギュアヘッド)の眼が開き、
空に向かって伸びていたアンテナのようなものが、結界を作った。
鋼牙は囚われたまま、ギャノンの骸に吸い寄せられる。



昨日の満月に浮かんだ鋼牙が戦っているシーンが気になって仕方がなかった。
御月カオル(肘井美佳)は、
霊獣の鱗になでつけた絵筆を持って鋼牙の家に行くことにした。
(筆を霊獣にかざすと、不思議な力が宿るという言い伝えで、
以前レオと霊獣を見に行ったときに、自分の絵筆を霊獣の鱗に撫でつけていた。
魔導筆ではないので、力は宿っていないと思われる。)



船首像(フィギュアヘッド)は鋼牙を吊り下げたまま
ギャノンの骸の上空で、停止していた。

シグマは魔戒蝶から連絡を受け、騎士が新たに動き出したことを知る。
「またか。目障りな騎士どもめ!」

「そうだ!魔戒騎士は、守りしものは俺一人じゃない!」
鋼牙は、もがいても抜け出すことが出来ないが、話すことは出来た。


「よかろう。貴様を真の守りしものにしてやろう。」

鋼牙はもがきながら魔戒竜を放った。
ギャノンの骸から白い触手が割り出てきて、鋼牙を取り込んでいく。

「貴様はイデアの一部となり、永遠に人間を守り続けるのだ。」



カオルは冴島邸に来たものの、誰もいなくて、しゃがんで待つしかなかった。
「鋼牙、どこにいるの・・・」



森の中を激走する零とレオ。ギャノンの骸が落下した地点に到着した。
ギャノンの骸の中に取り込まれている鋼牙を見つける。
「鋼牙!」零は鋼牙に声をかける。

「無駄だ。冴島鋼牙はギャノンに吸収される。体も、そして心もだ。」

「シグマ!!!」
レオは怒りに任せてシグマを攻撃するが、シグマの赤い手が攻撃を遮る。


シグマは術を使って零とレオを別空間に飛ばした。
そこには黒く長い龍の姿をしたホラーが襲ってくる。

2人は鎧を召喚。攻撃の構えを取ったところで
ホラーは、コウモリの羽のような刃をもった無数の球体を放ち、
あらゆる所から攻撃をしてくる。斬っても、斬ってもその数は減らない。

球体の攻撃をかわしているときに、
狼怒がホラーの口に噛みつかれてダメージを受ける。
絶狼がとどめの一撃とばかりに斬りこんでホラーの首を落とすが、
球体が切れた首を修復してしまった。
そのときにレオが、この球体の中に一つだけ札を付けた特別な球体を見つける。


絶狼は二刀流で使っていた銀狼剣を繋ぎ、
ホラーの口からしっぽまでを真っ二つに斬った。
形がほどけてバラバラになった球体から、急いでお札の貼ってある球体を探す。

狼怒が見つけ、お札の貼ってある球体を破壊。
無数に飛んでいた球体は自爆した。


「鋼牙!!」
零は元の場所に帰り、ギャノンに取り込まれそうな鋼牙に語りかける。
ギャノンの意識の中にいる鋼牙は、とても穏やかな顔をして零を見つめた。
鋼牙の意識は内へと向いていて、零の言葉は聞こうともしない。
零はギャノンの意識から排除され、外へと弾き出された。


シグマはイデアを完成させるために、
術を使ってギャノンの骸と共に空中を飛び、移動した。

移動するシグマの後姿を別の場所から見ていたのは烈花(松山メアリ)
烈花は術を使い、金色に輝く球体を足元に出す。
球体は烈花を乗せ、上空の移動を始めた。



どこに行けばいいのかもわからずに、
心配した面持ちのまましゃがみこんでいたカオル。
魔戒竜がカオルの所に飛んできた。と思ったら、どこかに消えてしまった。



倉橋ゴンザ(螢雪次朗)も鋼牙の危機を感じ、森の中を激走していた。
零とレオは、シグマの後を走って追いかけていた。
レオはさっきの戦いでホラーにかまれた左肩に劇痛が走り、足が止まる。
自分たちを飛びぬけていく金色の球体が見えた。


烈花はシグマに追い付き、ギャノンの骸に飛び移った。
烈花が手をかざすと、ギャノンの意識の中の鋼牙の姿があった。


「鋼牙!」
烈花が声をかけても、鋼牙は背を向けたまま内へ内へと歩き進める。
「鋼牙!!」
あとを追いかけようと走り出した烈花は、シールドのようなものに弾かれる。
それでも鋼牙のあとを追いかける烈花に、

「来るな!!!」
鋼牙は烈花に攻撃をしてきた。


ギャノンの意識から弾き飛ばされた烈花は、その勢いでギャノンの骸からも弾かれる。
「鋼牙!必ず助けてやる。」
烈花は改めて誓いを立てた。



零とレオがまた走り出す。零は木のたもとで休んでいたゴンザを見つけた。
鋼牙がシグマに囚われたと聞かされ、落胆していたところに
球体に乗って飛んでいた烈花が近くに降りてきた。


「2人揃って、なんてザマだ。」
痛い所を突かれた二人は苦虫をかみつぶしたような顔をする。

「今の鋼牙は、俺やお前たちでは救えない。」
烈花は魔導筆から魔戒竜を出し、どこかに飛ばした。
飛ばした先は、カオルの所。
カオルは魔戒竜に導かれるように、後を追いかけた。



ひとまず洞窟でゴンザより傷の手当を受けるレオ。
洞窟を抜け出し、みんなより先にカオルに会う烈花。
でも、烈花はカオルの顔を見つめたまま、何も語らない。


レオは法師の力を使い、シグマの居場所を探し当てた。
居場所は珀岩の谷。ここはギャノンの骸が埋まっていた場所・・
ここから真魔界に行き、イデアを作るつもりだと予想する。


「今から行けば、鋼牙さんを救えるはずです!」
まだ取り込まれてはいない。レオはそう思っていた。

「言っただろ!俺たちだけでは無理だ。」
外に出ていた烈花が洞窟に戻ってきた。

パンプスの靴音が洞窟に響く。烈花の後ろから来たのはカオルだった。


珀岩の谷に戻ってきたシグマは、
ギャノンの骸を含めた大きな球体の結界を張り、次の工程に取り掛かっていた。


「人間界の不浄な思念は洗い流す。次に我が目覚めたとき、そこは真魔界の地。」


手のひらの間にソフトボール大の赤黒い球体が浮かんでいる。
その球体は、シグマの顔の近くまで浮かびあがりながら大きさを増していき、
形を変えてシグマの顔に貼りつき、赤い仮面に変わる。

シグマの周りを無数のお札が取り囲み、シグマに貼りついていく。
再生のための蛹の段階なのだろうか。



零は烈花がカオルを巻き込んだことを怒っていた。
「お前もわかっているはずだ。今の鋼牙を救えるのは俺たちじゃない。」
「お前は何もわかっていない。」

「ギャノンに吸収された鋼牙を感じたか?やつは・・鋼牙は安らかな顔をしていた。」
零は自分が見た鋼牙の姿を話した。

「そんなはずありません!鋼牙さんは苦しんでいるはずです!」
レオは零に食って掛かる。

「あいつは戦い続けることに疲れた。
だから・・イデアと一体となることを受け入れてもおかしくないんだ。」
これは零の見解。

「だったら、お前は鋼牙を見殺しにすると言うのか!」
「そうは言ってねぇ。俺だって、鋼牙を救いたいさ。しかし・・・」


みんなの争う声を聞いていたカオルが口を開いた。

「“殺されてもいい命なんて一つもない。”鋼牙はそう言っていたわ。」

「僕も聞いた。
“わずかな可能性があれば、必ず助ける。それが魔戒騎士の使命だ”。と。」
レオは先の戦いの時のことを思い出した。


「一つの命の先に、多くの人間の未来がある。」
烈花も鋼牙の言葉を思い出した。

「そうだったな。
“俺たちは、魔戒騎士じゃないのか!” やつは俺にそう叫んだことがある。
ごめんな、カオルちゃん。
鋼牙がホラーと一つになって、人を守る。そんなこと望んでいるはずがないよな。」

零は自分に言い聞かせるようにカオルに話す。
みんなの思いがようやく一つになる。

「行くぞ!鋼牙を助けに行くぜ。」

「なりません!!!!」
行こうとするカオルを全力で止めるゴンザ。
「カオルさまはみなさまとは違うんです。
カオルさまが危険な目に遭うことなど、鋼牙さまが許すはずがございません。」

「私の命で鋼牙さまが助かるのなら、この命、いつでも投げ出す覚悟でございます。
しかし、カオルさまは、鋼牙さまにとってかけがえのない存在なのです。」

「それは、ゴンザさんも同じだよ。」
人の命に違いなどない。誰の命もかけがえのないもの・・


「私だって、鋼牙を助けるだけの力があるなんて思ってない。
私はただ・・・鋼牙に会いたいの。会いに行きたいの。
私がもし鋼牙なら、きっとそう思うから。」

「心配するな。最強の魔戒騎士と、最強の魔戒法師がついてる。」
烈花がゴンザの心配を取り除くように大見得を切った。


「魔戒法師が1人じゃぁ、こころ細いね。私も行くよ。」
邪美(さとうやすえ)が来てくれた。心強い仲間が1人増えた。

烈花は邪美の近くに行き、挨拶をする。
「烈花、どれだけ強くなったのか見せてみろ。」

昔話をするほど時間は残されていない。みんなで珀岩の谷へと急いだ。





話しの展開が気になって、食い入るように見ているので
何かがあるたびに「おーーー」っとなっています。
これがいざ、文字にし始めると、
仲間の厚い信頼や絆に泣かされる、泣かされる・・・

いい仲間がいっぱいいますね。鋼牙さん。







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。